JP3831427B2 - 吸収冷凍機の入熱制御方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、吸収冷凍機に関するものであり、特に詳しくは再生器に設置した燃焼装置の加熱量を制御する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば実公昭62−6449号公報には蒸発器の冷水出口温度による再生器の加熱量を、吸収器に供給する冷却水の入口温度により補償し、冷却水の温度が32℃から20℃まで低くなるに従って冷水出口温度の設定値を引き上げることにより、燃料制御弁の開度を調整する吸収冷凍機の制御装置が開示されている。
【0003】
しかし、上記従来の技術においては冷却水入口温度が高くなった場合、冷水負荷が増大すると再生器における加熱量が大きくなって、冷媒の再生温度および再生圧力が高くなり、吸収冷凍機が安全停止する恐れがあった。
【0004】
また、外気温度が低下して冷却水入口温度が大幅に低くなった場合には、吸収器で散布されて冷却水と熱交換して温度低下した濃液の温度が結晶温度に近付き、結晶が発生する恐れがあると云った問題点があった。
【0005】
このため、冷却水温度によって最大加熱量を制限する制御方法の提案もなされている。しかし、冷却水の入口温度によって加熱量を減らす方法は、目的とする再生器での温度や圧力または濃液濃度が低下し、これにより上記不都合は解消するが、同時に冷却水への放熱量も減少し、冷却水温度の低下を招く。したがって、加熱量制御域からまた外れて元の加熱量に戻り、また、冷却水温度が上昇する方向で運転が行われるので、加熱状態が短い周期で変化する状態が繰り返し行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このため、
▲1▼ 加熱量の急な変化により再生器内の溶液面が上下変動が激しく、吸収液ポンプの起動/停止が頻繁に行われる、
▲2▼ 前記▲1▼の現象に伴って、熱交換器などでハンマー音が発生する、
▲3▼ 吸収液の流動によっては結晶化することがある、
▲4▼ 加熱装置や吸収液ポンプが短い周期で起動と停止を繰り返すので、耐久性の面で不利になる、
などと云った問題点があり、これら問題点の解決が課題となっていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記従来技術の課題を解決するため、吸収器・凝縮器・蒸発器などと配管接続して冷凍サイクルを構成する再生器に設置した加熱装置の加熱量を、蒸発器から取り出す冷水の温度に基づいて制御すると共に、吸収器・凝縮器に供給する冷却水の流入温度が第1の高温設定値より高くなったとき、または第1の低温設定値より低くなったときに、加熱装置の最大加熱量を、当該最大加熱量より低い所定加熱量に制限し、前記第1の高温設定値より低く前記第1の低温設定値より高い前記第2の高温設定値より低くなったとき、または前記第1の低温設定値より高く前記第2の高温設定値より低い第2の低温設定値より高い復帰条件になったときに、前記最大加熱量に戻す吸収冷凍機の入熱制御方法であって、冷却水の前記流入温度が前記第1の高温設定値より高くなるか、或いは前記第1の低温設定値より低くなって前記加熱装置の最大加熱量を制限したときには、前記復帰条件を満足しても、少なくとも所定時間が経過するまで、前記最大加熱量の制限運転を継続する第1の攻勢の吸収冷凍機の入熱制御方法と、
【0008】
前記第1の構成の吸収冷凍機の入熱制御方法において、最大加熱量の復帰条件を満足すると共に所定時間が経過すると、前記最大加熱量を元に戻すようにした第2の構成の吸収冷凍機の入熱制御方法と、
を提供するものである。
【0009】
また、吸収器・凝縮器・蒸発器などと配管接続して冷凍サイクルを構成する再生器に設置した加熱装置の加熱量を、蒸発器から取り出す冷水の温度に基づいて制御すると共に、吸収器・凝縮器に供給する冷却水の流入温度が高温設定値より高いとき、または低温設定値より低いときに、この冷却水流入温度に基づいて加熱装置の最大加熱量を、当該最大加熱量より低い所定加熱量に制限する吸収冷凍機の入熱制御方法であって、冷却水の前記流入温度が前記高温設定値より高くなるか、或いは前記低温設定値より低くなって前記加熱装置の最大加熱量を制限したときには、少なくとも所定時間が経過するまで前記最大加熱量の制限運転を継続する第3の構成の吸収冷凍機の入熱制御方法と、
【0010】
前記第3の構成の吸収冷凍機の入熱制御方法において、冷却水流入温度が高温設定値と低温設定値との間に復帰すると共に所定時間が経過すると、加熱装置の最大加熱量を元に戻すようにした第4の構成の吸収冷凍機の入熱制御方法と、
を提供するものである。
【0011】
【作用】
吸収器・凝縮器に供給する冷却水の温度が、設計範囲を越えて上昇したり、低下して再生器に設置した加熱装置の最大加熱量が一旦制限されると、この最大加熱量の制限運転は所定時間が経過するまで継続されるので、急激な状態変化の繰り返しが防止される。このため、機内の状態が一旦安定してから次の変化が起こるので、予測の困難な不具合の発生が未然に防止できる。
【0012】
特に、再生器内の溶液面においては、再生温度が一旦低下することでボイド率の変化に伴う液面変動が減少し、吸収液ポンプの頻繁な起動/停止の繰り返しがなくなる。このため、加熱装置と共に吸収液ポンプの耐久性が向上する。
【0013】
また、吸収液ポンプの頻繁な起動/停止がなくなるので、熱交換器におけるハンマー音の発生が防止される。
【0014】
また、加熱装置の最大加熱量を制限して再生器における加熱量が制限されるため、高温再生器から流れ出る吸収液の濃度が低下して結晶化が防止される。
【0015】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいてさらに詳細に説明する。
図1に例示したものは二重効用吸収冷凍機であり、冷媒に水(H2 O)、吸収剤(吸収液)に臭化リチウム(LiBr)水溶液を使用したものである。
【0016】
図1において、1はガスバーナ1Bを備えた高温再生器、2は低温再生器、3は凝縮器、4は蒸発器、5は吸収器、6は低温熱交換器、7は高温熱交換器、8〜12は吸収液配管、15は吸収液ポンプ、16〜18は冷媒配管、19は冷媒ポンプ、20はガスバーナ1Bに接続したガス配管、21は燃料として供給するガス流量を調節して加熱量を制御する装置として設けた燃料制御弁、22は冷水配管(負荷配管)であり、それぞれは図1に示したように配管接続してある。
【0017】
また、25は冷却水配管であり、この冷却水配管25の途中には吸収器熱交換器26および凝縮器熱交換器27を設けてある。また、28は冷却塔、30は冷却水ポンプであり、冷却塔28および冷却水ポンプ30を冷却水配管25に配管接続することにより、冷却回路を構成してある。
【0018】
さらに、31は、冷水配管22の蒸発器4出口側に設けられて冷水の出口温度T1を検出する温度検出手段(以下、第1温度センサと云う)、32は冷却水配管25の吸収器5入口側に設けられて冷却水の入口温度T2を検出する温度検出手段(以下、第2温度センサと云う)である。
【0019】
また、34は、マイコンなどを内蔵して構成された制御装置であり、この制御装置34は第1・第2温度センサ31・32から温度信号を入力して動作し、燃料制御弁21へ所要の開度信号を出力するように構成してある。
【0020】
上記二重効用吸収冷凍機の運転時に、高温再生器1で蒸発した冷媒は低温再生器2を経て凝縮器3に入り、凝縮器熱交換器27内を流れる水と熱交換して凝縮液化した後、冷媒配管17を介して蒸発器4へ流れる。そして、冷媒液が冷水配管22内の水と熱交換して蒸発し、気化熱によって冷水配管22内の水が冷却される。また、蒸発器4で蒸発した冷媒は吸収器5で吸収液に吸収される。
【0021】
そして、冷媒を吸収して濃度の薄くなった吸収液が吸収液ポンプ15の運転により、低温熱交換器6・高温熱交換器7を経て高温再生器1へ送られる。高温再生器1に入った吸収液はガスバーナ1Bによって加熱され、冷媒が蒸発し、中濃度の吸収液が高温熱交換器7を経て低温再生器2に入る。
【0022】
低温再生器2に入った吸収液は、高温再生器1から冷媒配管16を流れて来た冷媒蒸気により加熱され、さらに冷媒が蒸発分離されて濃度が高くなる。高濃度になった吸収液(以下濃液と云う)は、低温熱交換器6で熱交換して温度を下げた後、吸収器5へ流れて散布される。
【0023】
制御装置34は、第1温度センサ31が検出する冷水出口温度T1が、例えば8℃以上のときには燃料制御弁21の開度を100%開き、7℃以上、8℃未満のときには燃料制御弁21の開度を50%とし、7℃未満のときには燃料制御弁21の開度を0%とする、いわゆる三位置制御機能を備えている。
【0024】
また、制御装置34は、第2温度センサ32が検出する冷却水入口温度T2が第1の高温設定値、例えば33℃より高くなったとき、または第1の低温設定値、例えば22℃より低くなったときには、燃料制御弁21の最大開度を例えば100%から50%に制限して高温再生器1における加熱量を制限し、前記第1の高温設定値の33℃より僅かに低く前記第1の低温設定値の22℃より遥かに高い第2の高温設定値、例えば32℃より低下したり、前記第1の低温設定値の22℃より僅かに高く前記第2の高温設定値の32℃より遥かに低い第2の低温設定値、例えば23℃より高くなっても、所定時間、例えば20分間が経過するまでは燃料制御弁21の最大開度を50%に制限し続け、前記所定時間が経過するのを待って燃料制御弁21の最大開度を元の100%に戻す機能、を備えている。
【0025】
すなわち、燃料制御弁21の最大開度は、第2温度センサ32が検出する冷却水入口温度T2に基づいて、例えば図2のように制御される。
【0026】
なお、図2の制御フローは、第1温度センサ31が検出する冷水出口温度T1を所定の温度(例えば、7℃)に維持すべく燃料制御弁21の開度を増減する、前記三位置制御のサブルーチン制御として構成してある。
【0027】
すなわち、所定時間(例えば、0.5秒)毎にステップS1を開始して第2温度センサ32が検出する冷却水入口温度T2を検出し、ステップS2においてはこの冷却水入口温度T2が第1の高温設定値である33℃と第1の低温設定値である22℃との間に位置するか否かを判定する。
【0028】
そして、ステップS2において、イエスと判定されたときにはメイン制御に戻って所定時間後に前記ステップS1を開始し、ノー、すなわち冷却水入口温度T2が第1の高温設定値の33℃より高いか、第1の低温設定値である22℃より低いと判定されたときには、ステップS3に移行して燃料制御弁21の最大開度を100%から50%に制限し、高温再生器1における加熱量を制限する。
【0029】
ステップS4においては、燃料制御弁21の最大開度を50%に制限し、高温再生器1における加熱量を制限してからの経過時間を計時し、ステップS5ではこの経過時間が所定の時間、例えば20分間が経過したか否か判定する。
【0030】
ステップS5において所定の時間の20分間が経過したと判定されたときにはステップS6に移行し、第2温度センサ32による冷却水入口温度T2の検出操作を再度実行する。
【0031】
そして、ステップS7ではステップS6で検出した冷却水入口温度T2が、第2の低温設定値の23℃と第2の高温設定値の32℃の間に位置するか否かを判定し、ノーと判定されたときにはステップS6に戻って第2温度センサ32による冷却水入口温度T2の検出とステップS7における前記判定を繰り返し、イエスと判定されたときにはステップS8に移行して燃料制御弁21の最大開度を50%から100%に引き上げ、高温再生器1における加熱量の制限を撤廃して、メイン制御に戻る。
【0032】
このように、燃料制御弁21の最大開度を50%に制限して行う高温再生器1における加熱量の制限運転は、少なくとも20分間は連続して維持されるので、これまでの吸収冷凍機に有り勝ちであった、加熱状態が短い周期で変化し、▲1▼吸収液ポンプ15の起動/停止が頻繁に行われる、▲2▼低温熱交換器6・高温熱交換器7などでハンマー音が発生する、▲3▼吸収液の流動によっては結晶化することがある、▲4▼加熱装置であるガスバーナ1Bや吸収液ポンプ15が短い周期で起動と停止を繰り返して、耐久性の面で不利になる、などと云った従来技術における問題点が全て解消する。
【0033】
また、制御装置34としては、前記三位置制御に代えて、第1温度センサ31が検出する冷水出口温度T1が所定の温度、例えば7℃より高いときには燃料制御弁21の開度を増加し、7℃より低いときには燃料制御弁21の開度を絞る、いわゆる容量制御機能を備えるように構成すると共に、
【0034】
第2温度センサ32が検出する冷却水入口温度T2が、低温設定値、例えば28℃と、高温設定値、例えば32℃の間に位置するときには、燃料制御弁21の最大開度を100%とするが、前記低温設定値の28℃より低いときと、前記高温設定値の32℃より高いときには、冷却水入口温度T2に依存して最大開度を制限するように構成することもできる。
【0035】
例えば、図3に示したように、第2温度センサ32が検出する冷却水入口温度T2が32℃の高温設定値より高いときには、冷却水入口温度T2に基づいて、燃料制御弁21の最大開度を例えば10%/℃、すなわち1℃の上昇につき10%の割合で比例的に制限し、28℃の低温設定値より低いときには、冷却水入口温度T2に基づいて、燃料制御弁21の最大開度を例えば1%/℃、すなわち1℃の低下につき1%の割合で比例的に制限して、高温再生器1における加熱量を制限する。
【0036】
そして、第2温度センサ32が検出する冷却水入口温度T2が、高温設定値の32℃より高くなったときと、低温設定値の28℃より低くなったときには、所定時間、例えば20分間は冷却水入口温度T2に基づいて燃料制御弁21の最大開度を減少し、この所定時間内では32℃より高い温度域で冷却水入口温度T2が低下傾向を示したり、28℃より低い温度域で冷却水入口温度T2が上昇傾向を示しても、燃料制御弁21の最大開度を引き上げないようにすると共に、所定時間の20分間が経過したときの冷却水入口温度T2が高温設定値の32℃と低温設定値の28℃の間にあれば、燃料制御弁21の最大開度を100%に戻すように制御装置34を構成する。
【0037】
また、制御装置34は、燃料制御弁21の最大開度を所定時間(この場合は20分間)制限した後も、冷却水入口温度T2が高温設定値の32℃より高いか、低温設定値の28℃より低い場合には、前記最大開度の制限運転をさらに前記所定時間継続するように構成してある。
【0038】
制御装置34をこのように構成しても、高温再生器1における最大加熱量の制限運転は、少なくとも20分間は維持されるので、これまでの吸収冷凍機に有り勝ちであった、加熱状態が短い周期で変化し、▲1▼吸収液ポンプ15の起動/停止が頻繁に行われる、▲2▼低温熱交換器6・高温熱交換器7などでハンマー音が発生する、▲3▼吸収液の流動によっては結晶化することがある、▲4▼加熱装置であるガスバーナ1Bや吸収液ポンプ15が短い周期で起動と停止を繰り返して、耐久性の面で不利になる、などと云った従来技術における問題点が全て解消される。
【0039】
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではないので、特許請求の範囲に記載の趣旨から逸脱しない範囲で各種の変形実施が可能である。
【0040】
例えば、第1温度センサ31が検出する冷水出口温度T1が所定の温度より高いときには燃料制御弁21の開度を増加し、所定温度より低いときには燃料制御弁21の開度を絞る容量制御機能と、第2温度センサ32が検出する冷却水入口温度T2に基づく燃料制御弁21の図2に示した最大開度制限制御とを組み合わせて燃料制御弁21の実際の開度を制御し、高温再生器1における加熱量を制限するように制御装置34を構成することもできる。
【0041】
また、第1温度センサ31が検出する冷水出口温度T1が、例えば8℃以上のときには燃料制御弁21の開度を100%開き、7℃以上、8℃未満のときには燃料制御弁21の開度を50%とし、7℃未満のときには燃料制御弁21の開度を0%とする三位置制御機能と、第2温度センサ32が検出する冷却水入口温度T2に基づく燃料制御弁21の図3に示した最大開度制限制御とを組み合わせて燃料制御弁21の実際の開度を制御し、高温再生器1における加熱量を制限するように制御装置34を構成することもできる。
【0042】
また、第1温度センサ31が検出する冷水出口温度T1に基づいて燃料制御弁21を単に開閉する制御の、最大加熱制限に適用することも可能である。
【0043】
また、燃料制御弁21の最大開度を所定時間制限した後、第2温度センサ32が検出する冷却水入口温度T2が高温設定値より高いか、低温設定値より低い場合には、前記最大開度を制限する運転を継続するが、冷却水入口温度T2が高温設定値と低温設定値の間に復帰すると直ぐに燃料制御弁21の開度を100%に戻すように、制御装置34を構成することも可能である。
【0044】
【発明の効果】
本発明は以上のように構成された吸収冷凍機の入熱制御方法であり、吸収器・凝縮器に供給する冷却水の温度が、設計範囲を越えて上昇したり、低下して再生器に設置した加熱装置の最大加熱量が一旦制限されると、この最大加熱量の制限運転は所定時間が経過するまで継続されるので、急激な状態変化の繰り返しが防止される。このため、機内の状態が一旦安定してから次の変化が起こるので、予測の困難な不具合の発生が未然に防止できる。
【0045】
特に、再生器内の溶液面においては、再生温度が一旦低下することでボイド率の変化に伴う液面変動が減少し、吸収液ポンプの頻繁な起動/停止の繰り返しがなくなる。このため、加熱装置と共に吸収液ポンプの耐久性が向上する。
【0046】
また、吸収液ポンプの頻繁な起動/停止がなくなるので、熱交換器におけるハンマー音の発生が防止される。
【0047】
さらに、加熱装置の最大加熱量を制限して再生器における加熱量が制限されるため、高温再生器から流れ出る吸収液の濃度が低下して結晶化が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例を示す吸収冷凍機の構成図である。
【図2】一制御例を示す説明図である。
【図3】他の制御例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 高温再生器
1B ガスバーナ
2 低温再生器
3 凝縮器
4 蒸発器
5 吸収器
6 低温熱交換器
7 高温熱交換器
8〜12 吸収液配管
15 吸収液ポンプ
16〜18 冷媒配管
19 冷媒ポンプ
20 ガス配管
21 燃料制御弁
22 冷水配管
25 冷却水配管
26 吸収器熱交換器
27 凝縮器熱交換器
28 冷却塔
30 冷却水ポンプ
31 第1温度センサ
32 第2温度センサ
34 制御装置

Claims (4)

  1. 吸収器・凝縮器・蒸発器などと配管接続して冷凍サイクルを構成する再生器に設置した加熱装置の加熱量を、蒸発器から取り出す冷水の温度に基づいて制御すると共に、吸収器・凝縮器に供給する冷却水の流入温度が第1の高温設定値より高くなったとき、または第1の低温設定値より低くなったときに、加熱装置の最大加熱量を、当該最大加熱量より低い所定加熱量に制限し、前記第1の高温設定値より低く前記第1の低温設定値より高い前記第2の高温設定値より低くなったとき、または前記第1の低温設定値より高く前記第2の高温設定値より低い第2の低温設定値より高い復帰条件になったときに、前記最大加熱量に戻す吸収冷凍機の入熱制御方法であって、冷却水の前記流入温度が前記第1の高温設定値より高くなるか、或いは前記第1の低温設定値より低くなって前記加熱装置の最大加熱量を制限したときには、前記復帰条件を満足しても、少なくとも所定時間が経過するまで、前記最大加熱量の制限運転を継続することを特徴とする吸収冷凍機の入熱制御方法。
  2. 最大加熱量の復帰条件を満足すると共に所定時間が経過すると、前記最大加熱量を元に戻す請求項1記載の吸収冷凍機の入熱制御方法。
  3. 吸収器・凝縮器・蒸発器などと配管接続して冷凍サイクルを構成する再生器に設置した加熱装置の加熱量を、蒸発器から取り出す冷水の温度に基づいて制御すると共に、吸収器・凝縮器に供給する冷却水の流入温度が高温設定値より高いとき、または低温設定値より低いときに、この冷却水流入温度に基づいて加熱装置の最大加熱量を、当該最大加熱量より低い所定加熱量に制限する吸収冷凍機の入熱制御方法であって、冷却水の前記流入温度が前記高温設定値より高くなるか、或いは前記低温設定値より低くなって前記加熱装置の最大加熱量を制限したときには、少なくとも所定時間が経過するまで前記最大加熱量の制限運転を継続することを特徴とする吸収冷凍機の入熱制御方法。
  4. 冷却水流入温度が高温設定値と低温設定値との間に復帰すると共に所定時間が経過すると、加熱装置の最大加熱量を元に戻す請求項3記載の吸収冷凍機の入熱制御方法。
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