JPH1137543A - 給湯器 - Google Patents

給湯器

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JPH1137543A
JPH1137543A JP9205311A JP20531197A JPH1137543A JP H1137543 A JPH1137543 A JP H1137543A JP 9205311 A JP9205311 A JP 9205311A JP 20531197 A JP20531197 A JP 20531197A JP H1137543 A JPH1137543 A JP H1137543A
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JP
Japan
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hot water
water supply
flow rate
interrupted
interrupting
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JP9205311A
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Kensaku Inoue
健策 井上
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Harman Co Ltd
Original Assignee
Harman Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 元水量の少ない時でも、割込み給湯機能を十
分に発揮できるようにする。 【解決手段】 割込み流量センサ17による割込み給湯
流量が湯張り給湯を中断させる一定量に達しない場合
も、一時的に湯張り給湯を制限又は中断し、前記一定量
に達すれば湯張り給湯を中断させて割込み給湯を行うこ
とにより、割込み流量センサ17の測定値が低くとも、
割込み給湯可能か否かチェックし、割込み給湯を行うこ
とができるだけの流量があれば、湯張り給湯を中断させ
て割込み給湯を行う。また、一時的に湯張り給湯を制限
・中断してみても、割込み給湯流量が湯張り給湯を中断
させる一定量に達しない場合には、湯張り給湯流量の制
限を解除し、湯張り給湯を続ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給湯器に関し、詳
しくは、浴槽への湯張り給湯に加えて、湯張り給湯中に
シャワー用の給湯(シャワー給湯)などの割込み給湯を
行うことが可能な給湯器に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来の
給湯器には、風呂の浴槽に熱交換器からの湯を供給する
湯張り給湯中に、シャワー給湯や台所などへの一般給湯
などの割込み給湯を行うことができるようにしたものが
ある。このような給湯器の場合、湯張り給湯中に、例え
ばシャワー給湯の割り込みがあると、流量センサにより
割込み給湯流量が測定され、それが所定量(例えば2.
5リットル/分)以上である場合には、湯張り給湯経路
に設けられている開閉バルブを閉じることにより湯張り
給湯を止めて十分なシャワー給湯を行うことができるよ
うに構成されている。したがって、湯張り給湯の途中で
も、シャワー給湯や一般給湯を随時割り込ませることが
できるので、非常に便利である。
【0003】しかしながら、水圧が低く、十分な水量を
確保しにくい場所に給湯器が設置されているような場
合、流量センサで測定する割込み給湯流量が所定量(例
えば2.5リットル/分)に達しないことがしばしば生
じる。その場合、シャワー給湯の割り込みがあっても、
湯張り給湯路に設けられている開閉バルブは閉じられ
ず、湯張り給湯が中断することなく継続され、熱交換器
からの出湯は殆ど湯張り給湯の方には流れるため、十分
なシャワー給湯が行えないという問題点がある。このよ
うに、水圧が低く、十分な水量を確保しにくい場所に給
湯器が設置されている場合、給湯器が割込み給湯機能を
発揮することができない場合がしばしば生じているのが
実情である。
【0004】本発明は、上記問題点を解決するものであ
り、水圧が低く、十分な水量を確保しにくい場所に給湯
器が設置されている場合にも、割込み給湯機能を確実に
発揮することが可能な給湯器を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の給湯器は、燃料を燃焼させるバーナと、流
入する水とバーナからの燃焼ガスとを熱交換させること
により水を加熱する熱交換器と、熱交換器からの出湯を
浴槽へ供給する湯張り給湯手段と、熱交換器からの出湯
を割込み給湯する割込み給湯手段と、割込み給湯の給湯
流量を測定する割込み流量測定手段と、割込み流量測定
手段により測定される割込み給湯流量が一定量以上であ
れば湯張り給湯を中断させる湯張り給湯中断手段と、前
記割込み流量測定手段により前記一定量に達しない割込
み給湯流量が測定された場合には一時的に湯張り給湯の
制限又は中断を行い、割込み給湯流量がなお前記一定量
に達しない場合には湯張り給湯流量の制限を解除する湯
張り給湯一時制限手段とを具備することを特徴としてい
る。
【0006】また、前記湯張り給湯手段が、流量調整用
の制御バルブを備えているとともに、前記湯張り給湯一
時制限手段が、前記一定量に達しない割込み給湯流量が
測定された場合に前記制御バルブの開度を絞ることによ
り湯張り給湯の制限又は中断を行うように構成されてい
ることを特徴としている。
【0007】また、前記湯張り給湯手段が、流路開閉用
の開閉バルブを備えているとともに、前記湯張り給湯一
時制限手段が、前記一定量に達しない割込み給湯流量が
測定された場合に前記開閉バルブを閉じて湯張り給湯の
中断を行うように構成されていることを特徴としてい
る。
【0008】また、前記湯張り給湯中断手段が、前記割
込み流量測定手段により測定される割込み給湯流量が前
記一定量よりもさらに所定量多い流量に達した場合に、
湯張り給湯の中断を解除するように構成されていること
を特徴としている。
【0009】また、前記割込み給湯が、シャワー用の給
湯であることを特徴としている。
【0010】
【作用】本発明の給湯器においては、熱交換器で水と燃
焼ガスとを熱交換させることにより加熱された湯が、湯
張り給湯手段によって浴槽へ供給されることにより湯張
り給湯が行われる。そして、この湯張り給湯中に割込み
給湯手段による割込み給湯があった場合において、割込
み流量測定手段により測定された割込み給湯流量が一定
量以上であると、湯張り給湯中断手段により湯張り給湯
を中断して、熱交換器からの出湯を全て割込み給湯へ向
けることにより、割込み給湯において、十分な湯量を確
保することが可能になる。
【0011】一方、割込み給湯が始まったときの割込み
給湯流量が一定量に達していなければ、先ず湯張り給湯
を一時的に制限又は中断し、割込み給湯流量が一定量に
達すれば、湯張り給湯を直ちに中断させて熱交換器から
の出湯を全て割込み給湯へ振り向ける。すなわち、従来
の給湯器においては、割込み流量測定手段により検出さ
れた割込み給湯流量が、湯張り給湯を中断させるだけの
一定量に達しておらず、湯張り給湯が中断されずに割込
み給湯が行われないような場合でも、本発明の給湯器に
おいては、湯張り給湯の給湯量を一時的に制限又は中断
し、割込み給湯を行うことができるだけの流量があるか
どうかをチェックして、割込み給湯を行うことができる
だけの流量があれば、湯張り給湯を中断させて割込み給
湯を行う。ただし、湯張り給湯の一時的な中断又は制限
の期間内に、割込み給湯流量が一定量に達しなければ、
割込み給湯に必要なだけの湯量が元々なくて割込み給湯
を行うことができないと判断し、湯張り給湯一時制限手
段による湯張り給湯の制限又は中断を解除する。
【0012】また、湯張り給湯手段が流量調整用の制御
バルブを備えた構成の場合、制御バルブの開度に応じて
湯張り給湯流量が変化する。湯張り給湯中、割込み給湯
を行うことができるだけの流量があるかどうかをチェッ
クする場合、制御バルブの開度を一時的に小さくするか
ゼロにすることにより、湯張り給湯の一時的な中断又は
制限が実行される。
【0013】また、流路開閉用の開閉バルブを備えた構
成の場合、バルブの開閉動作に応じて湯張り給湯の開始
・停止がなされる。したがって、湯張り給湯中、割込み
給湯を行うことができるだけの流量があるかどうかをチ
ェックする場合、開閉バルブを一時的に閉じることによ
り、湯張り給湯の一時的な中断が実行される。
【0014】また、割込み流量測定手段により検出され
た割込み給湯流量が、前記一定量よりもさらに所定量多
い流量に達したときに、湯張り給湯の中断を解除するよ
うにした構成の場合、熱交換器から十分な量の給湯が行
われるときには、湯張り給湯の中断を解除して、割込み
給湯と湯張り給湯の両方が同時に実行されることにな
り、湯張り給湯中も湯の使用が可能になる。
【0015】割込み給湯がシャワー用の給湯である場
合、湯張り給湯中も割込み給湯により随時シャワーを浴
びることが可能になる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。 [実施形態1]図1は本発明の実施形態にかかる給湯器
の概略構成を示す図である。この給湯器1は、図1に示
すように、燃料ガスを燃焼させるメインバーナ3と、メ
インバーナ3に燃焼用の空気を送るファン4を備えてい
る。メインバーナ3への燃料ガスの供給は、ガス元電磁
弁5、ガスメイン弁6及びガス比例弁7を介して行われ
る。給湯器1への給水は、単位時間当たりの給湯器1へ
の給水量を測定する給水流量センサ8を通して行われ
る。水は通常は給水流量センサ8を通り、給水温度セン
サ30で水温の検出がなされるとともに、熱交換器2の
手前に取り付けられた水温補正バルブ32を経て熱交換
器2に送られる。この実施形態において用いられている
水温補正バルブ32は、出湯温度制御を可能にするため
に、熱交換器2からの出湯温度が約75℃になるように
水量を制御するとともに、水圧が変化したときにも水量
を一定に保つことができるように構成されている。
【0017】また、熱交換器2から流出する湯は、流量
調整用の制御バルブ10からホッパー11を通り、風呂
釜12を経て浴槽13へ送られる。したがって、この実
施形態の給湯器においては、熱交換器2から風呂釜12
へ至る経路及びそれを構成する設備が本発明の湯張り給
湯手段を構成している。なお、上記の制御バルブ10の
開度調整により湯張り流量のコントロールが行われる。
また、熱交換器2から流出する湯は、制御バルブ10の
手前で分岐されて割込み流量センサ17を通り、カラン
18を経て浴室内のシャワー19に送られる。したがっ
て、この実施形態の給湯器においては、割込み流量セン
サ17からシャワー19までの経路及びそれを構成する
設備が本発明の割込み給湯手段を構成している。なお、
割込み流量センサ17は、測定流量に比例した周波数の
パルス信号を出力する。流量が多くなるほど周波数が高
くなる。また、熱交換器2から流出する湯は、必要に応
じてバイパス31を介して分岐供給される未加熱の水と
ミキシングバルブ29で混合された後、制御バルブ10
又は割込み流量センサ17に送り出される。また、ミキ
シングバルブ29の下流側には、ミキシング後の湯温を
検出するためのミキシングサーミスタ9が配設されてい
る。なお、この実施形態では、上記のミキシングバルブ
29として、給湯器などにおいて広く用いられているワ
ックスペレット式のミキシングバルブが用いられてい
る。
【0018】風呂釜12は、ガスバーナ20、釜用熱交
換器21、ガスバーナ20に燃焼用の空気を送るファン
22、浴槽13と風呂釜12の間で湯を循環させる循環
ポンプ23、浴槽13内の湯温を検出する風呂サーミス
タ24、浴槽13内の水位を検出する水位センサ25な
どを備えている。ガスバーナ20への燃料ガスの供給
は、ガス元電磁弁5とガスメイン弁6の間からガス風呂
弁26を介して行われる。なお、風呂釜12の排ガスは
排気筒27から外部に排出される。
【0019】さらに、給湯器1は、コントローラボック
ス14、台所に設置される台所リモコン15及び浴室に
設置される浴室リモコン16などを備えている。そし
て、コントローラボックス14、台所リモコン15及び
浴室リモコン16には、給湯器1を動作させる上で必要
な後述の各種の手段、具体的には、図2に示すように、
燃焼制御部41、湯張り給湯中断部42、湯張り給湯一
時制限部43などが集中配置又は分散配置されている。
燃焼制御部41は、給水流量センサ8、ミキシングサー
ミスタ9及び給水温度センサ30の測定結果に基づき、
ガス比例弁7、ファン4及びミキシングバルブ29など
をコントロールして給湯される湯の温度を調節する働き
をするとともに、風呂サーミスタ24の測定結果に基づ
き、ガスバーナ20へのガス供給を行うガス風呂弁26
を制御する働きをする。
【0020】湯張り給湯中断部42は、割込み流量セン
サ17で測定される割込み給湯流量が一定量(この実施
形態の場合は2.5リットル/分)以上であれば、制御
バルブ10を閉じて湯張り給湯を中断させる働きをす
る。湯張り給湯一時制限部43は、割込み流量センサ1
7で一定量(2.5リットル/分)に達しない割込み給
湯流量が測定された場合に、一時的に制御バルブ10の
開度を絞るか又は全閉にして湯張り給湯の制限又は中断
を行い、割込み給湯流量がなお一定量(2.5リットル
/分)に達しなければ、制御バルブ10の開度を元に戻
して湯張り給湯流量の制限を解除するという働きをす
る。そして、湯張り給湯の一時的制限又は中断で割込み
給湯流量が一定量(2.5リットル/分)以上になれ
ば、湯張り給湯中断部42が作動して制御バルブ10の
開度を全閉にして湯張り給湯を中断させる。さらに、湯
張り給湯中断部42は、割込み給湯流量が8リットル/
分(一定量よりさらに所定量多い流量)以上の流量にな
れば、湯張り給湯の中断を解除し、割込み給湯と湯張り
給湯を同時平行で実行させる働きをする。
【0021】次に、この実施形態の給湯器1の給湯動作
を説明する。まず、湯張り給湯の単独動作を説明する。
シャワー給湯は行わないからカラン18は閉じられてお
り、割込み流量センサ17の測定流量はゼロである。台
所リモコン15及び浴室リモコン16のいずれかのスイ
ッチを押すと、給水栓(図示省略)が開き、水が給水流
量センサ8を経て、熱交換器2とミキシングバルブ29
とに別れて供給される。給水流量センサ8が水の流れを
検知すると、燃焼制御部41などの働きで、ファン4が
回転を始める一方、ガス供給用の各弁(ガス元電磁弁
5、ガスメイン弁6及びガス比例弁7)を経てガスがメ
インバーナ3に供給されるとともに、点火機構(図示省
略)が作動してメインバーナ3が点火する。点火当初
は、給水流量センサ8で測定された流量と給水温度セン
サ30で測定された水温及び設定温度に基づき、ガス比
例弁7及びファン4の回転が制御され、その後はミキシ
ングサーミスタ9による測定温度に基づき、ミキシング
バルブ29による混合制御が行われ、給湯器1による湯
張り給湯が続けられる。
【0022】熱交換器2からの出湯は制御バルブ10か
らホッパー11を経由し、最終的に浴槽13へ送られ
る。台所リモコン15及び浴室リモコン16でセットさ
れた設定水位に達したことが水位センサ25で検出され
れば、湯張り給湯中断部42が制御バルブ10を全閉し
て湯張り給湯を停止する。この給湯停止に伴って給水流
量センサ8の測定流量がゼロとなり、燃焼制御部41が
ガス供給をストップさせてメインバーナ3を消火させ
る。なお、給水栓が手動で閉じられた場合も、当然、給
水流量センサ8の測定流量がゼロとなり、燃焼制御部4
1がガス供給をストップさせてメインバーナ3を消火さ
せる。給湯器1による湯張り給湯停止後は、循環ポンプ
23が浴槽13の湯を浴槽13と風呂釜12との間で循
環させるとともに、風呂サーミスタ24による測定湯温
が設定湯温に達していなければ、燃焼制御部41がガス
風呂弁26を開いてガスバーナ20にガスを供給する。
点火機構(図示省略)が作動してガスバーナ20が点火
すると、釜用熱交換器21による熱交換で湯を再加熱す
る追焚燃焼が始まる。風呂サーミスタ24による測定湯
温が設定湯温に達すると、燃焼制御部41がガス風呂弁
26を閉じてガス供給をストップさせ、ガスバーナ20
を消火させる。これにより追焚燃焼が終了する。
【0023】次に、割込み給湯であるシャワー給湯動作
について説明する。上述の湯張り給湯中、カラン18が
開かれると、熱交換器2からの出湯の一部が、割込み流
量センサ17からカラン18を経てシャワー19より放
出される。割込み流量センサ17の割込み給湯流量が一
定量(2.5リットル/分)以上であれば、湯張り給湯
中断部42が直ちに制御バルブ10を全閉して湯張り給
湯を中断する。これにより、熱交換器2からの出湯は全
てシャワー19に流れ、入浴者は十分にシャワーを浴び
ることができる。
【0024】また、割込み流量センサ17で、図4の区
域Aに示すように、一定量(2.5リットル/分)に達
しない量(例えば、2.0リットル/分)の割込み給湯
流量が測定されると、湯張り給湯一時制限部43により
直ちに制御バルブ10が全開(開度100%)から半開
(開度50%)へと絞られる。これにより、割込み流量
センサ17に流れる湯量が増え、図4の区域Bに示すよ
うに、割込み給湯流量のパルス周波数が増加し、例え
ば、3.0リットル/分の割込み給湯流量となる。そし
て、割込み給湯流量が一定量(2.5リットル/分)以
上であり、湯張り給湯中断部42により直ちに制御バル
ブ10が全閉(開度0%)される結果、図4の区域Cに
示すように、割込み流量センサ17に流れる湯量はさら
に増え、割込み給湯流量のパルス周波数もさらに増加し
て、例えば、5.0リットル/分の割込み給湯流量とな
る。
【0025】しかし、湯張り給湯一時制限部43は、割
込み給湯流量が一定量(2.5リットル/分)に達しな
ければ、制御バルブ10を半開(開度50%)から全閉
(開度0%)にさらに絞る。制御バルブ10を一時的に
全閉(開度0%)にした後、所定時間が経過してもなお
割込み給湯流量が一定量(2.5リットル/分)に達し
ない場合には、熱交換器2からの出湯が元々シャワー給
湯を行うには不足していると判断し、シャワー給湯を割
り込ませずに制御バルブ10を再び全開(開度100
%)にして湯張り給湯を行う。一方、制御バルブ10が
閉じられてシャワー給湯が行われている間、割込み給湯
流量が8リットル/分以上になると、熱交換器2からの
出湯が十分にあると判断し、湯張り給湯中断部42によ
り制御バルブ10を全開に戻して、シャワー給湯と湯張
り給湯の両方が同時に行われるようにする。なお、図3
はこの実施形態の給湯器におけるシャワー給湯動作の流
れを示すフローチャートである。
【0026】[実施形態2]次に、本発明の給湯器の他
の実施形態について説明する。この実施形態の給湯器
は、上記実施形態1給湯器(図1)において用いられて
いる制御バルブ10の代わりに、流路開閉用の開閉バル
ブ(図1に符号51で示す)を使用して、湯張り給湯の
際にオン・オフ制御を行うようにしている以外は、上記
実施形態1の給湯器と構成が同じであり、かつ、給湯動
作も同様であるため、別途図示せずに、図1を援用する
とともに、動作についても、重複を避けるため、湯張り
給湯動作などの実質的に同一である部分については説明
を省略し、割込み給湯などの差異のある部分についての
み説明を行う。なお、この実施形態の給湯器において
は、湯張り給湯の際はオン・オフ制御だけで、制御バル
ブを用いる実施形態1の場合のような細かな流量調整は
できないが、装置構成が簡略になり、コストの低減を図
ることが可能になる。
【0027】以下、この実施形態2の給湯器において、
割込み給湯であるシャワー給湯を行う場合の動作を説明
する。湯張り給湯中、カラン18が開かれると、熱交換
器2からの出湯の一部が、割込み流量センサ17からカ
ラン18を経てシャワー19より放出される。割込み流
量センサ17の割込み給湯流量が一定量(2.5リット
ル/分)以上であれば、湯張り給湯中断部42は、直ち
に開閉バルブ51を閉じて湯張り給湯を中断する。熱交
換器2からの出湯は全てシャワー19に流れる。
【0028】また、割込み流量センサ17で、一定量
(2.5リットル/分)に達しない、例えば2.0リッ
トル/分の割込み給湯流量が測定されると、湯張り給湯
一時制限部43により直ちに開閉バルブ51が閉じられ
る。その結果、割込み流量センサ17に流れる給湯流量
が増え、一定量(2.5リットル/分)以上の、例えば
5.0リットル/分の割込み給湯流量が測定されると、
湯張り給湯中断部42により開閉バルブ51の閉止状態
が維持され、十分なシャワー給湯が行われることにな
る。
【0029】しかし、湯張り給湯一時制限部43が開閉
バルブ51を所定時間閉止しても割込み給湯流量が一定
量(2.5リットル/分)に達しなければ、湯張り給湯
一時制限部43は開閉バルブ51を再び開く。すなわ
ち、熱交換器2からの出湯が元々シャワー給湯を行うに
は不足である場合は、シャワー給湯を割り込ませること
なく、湯張り給湯に戻して、浴槽への湯張り給湯を継続
する。なお、図5はこの実施形態の給湯器におけるシャ
ワー給湯動作の流れを示すフローチャートである。な
お、この実施形態2の給湯器においても、8リットル/
分以上の割込み給湯流量があった場合に、開閉バルブ5
1を開放して湯張り給湯も同時に行われるように構成す
ることも可能である。
【0030】なお、上記実施形態1及び2では、割込み
給湯としてシャワー給湯が行われる場合を例にとって説
明したが、割込み給湯が台所などへの一般給湯であって
もよいことはいうまでもない。さらに、本発明における
湯張り給湯の制限又は中断を実行する際の割込み給湯流
量の値(一定量の値)も2.5リットル/分に限らない
ことはいうまでもない。また、湯張り給湯の制限を行う
際の制御バルブの絞り方の態様などの具体的構成におい
ても、発明の要旨の範囲内において、種々の応用、変形
を加えることが可能である。
【0031】
【発明の効果】上述したように、本発明の給湯器によれ
ば、割込み給湯流量が、湯張り給湯を中断させるだけの
一定量に達しておらず、湯張り給湯が中断されずに割込
み給湯が行われないような場合でも、湯張り給湯一時制
限手段により、湯張り給湯の給湯量を一時的に制限又は
中断し、割込み給湯を行うことができるだけの流量があ
るかどうかをチェックし、割込み給湯を行うことができ
るだけの流量があれば、湯張り給湯を中断させて割込み
給湯を行うようにしているので、元水量の少ない場合に
も、割込み給湯機能を発揮することができる。
【0032】また、湯張り給湯手段が流量調整用の制御
バルブを備えた構成の場合、制御バルブの開度に応じて
湯張り給湯流量を変化させることができるとともに、湯
張り給湯中に、割込み給湯を行うことができるだけの流
量があるかどうかをチェックする際に、始めから湯張り
給湯を中断させなくてもよいため、本発明をより実効あ
らしめることができる。
【0033】また、流路開閉用の開閉バルブを備えた構
成の場合、開閉バルブという構成が簡単な機器を用い
て、湯張り給湯の開始・停止、及び湯張り給湯中に割込
み給湯を行うことができるだけの流量があるかどうかの
チェックを行うことが可能になり、コストの低減を図る
ことができる。
【0034】割込み流量測定手段により検出された割込
み給湯流量が一定量よりもさらに所定量多い流量に達し
た場合に湯張り給湯の中断が解除される構成の場合、熱
交換器から十分な出湯があるときには、割込み給湯と湯
張り給湯の両方を同時に実行することが可能になり、本
発明をさらに実効あらしめることができる。
【0035】割込み給湯がシャワー用の給湯である構成
の場合、湯張り給湯中も、割込み給湯により随時シャワ
ーを浴びることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる給湯器の概略構成を
示す図である。
【図2】本発明の実施形態にかかる給湯器の制御系まわ
りの構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施形態にかかる給湯器のシャワー給
湯動作の流れを示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施形態にかかる給湯器の割込み給湯
流量及び制御バルブの開度の経時的変化を示すグラフで
ある。
【図5】本発明の他の実施形態にかかる給湯器のシャワ
ー給湯動作の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 給湯器 2 熱交換器 3 メインバーナ 4 ファン 5 ガス元電磁弁 6 ガスメイン弁 7 ガス比例弁 8 給水流量センサ 9 ミキシングサーミスタ 10 制御バルブ 11 ホッパー 12 風呂釜 13 浴槽 14 コントローラボックス 15 台所リモコン 16 浴室リモコン 17 割込み流量センサ 18 カラン 19 シャワー 20 ガスバーナ 21 釜用熱交換器 22 ファン 23 循環ポンプ 24 風呂サーミスタ 25 水位センサ 26 ガス風呂弁 27 排気筒 29 ミキシングバルブ 30 給水温度センサ 31 バイパス 32 水温補正バルブ 41 燃焼制御部 42 湯張り給湯中断部 43 湯張り給湯一時制限部 51 開閉バルブ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃料を燃焼させるバーナと、 流入する水とバーナからの燃焼ガスとを熱交換させるこ
    とにより水を加熱する熱交換器と、 熱交換器からの出湯を浴槽へ供給する湯張り給湯手段
    と、 熱交換器からの出湯を割込み給湯する割込み給湯手段
    と、 割込み給湯の給湯流量を測定する割込み流量測定手段
    と、 割込み流量測定手段により測定される割込み給湯流量が
    一定量以上であれば湯張り給湯を中断させる湯張り給湯
    中断手段と、 前記割込み流量測定手段により前記一定量に達しない割
    込み給湯流量が測定された場合には一時的に湯張り給湯
    の制限又は中断を行い、割込み給湯流量がなお前記一定
    量に達しない場合には湯張り給湯流量の制限を解除する
    湯張り給湯一時制限手段とを具備することを特徴とする
    給湯器。
  2. 【請求項2】前記湯張り給湯手段が、流量調整用の制御
    バルブを備えているとともに、前記湯張り給湯一時制限
    手段が、前記一定量に達しない割込み給湯流量が測定さ
    れた場合に前記制御バルブの開度を絞ることにより湯張
    り給湯の制限又は中断を行うように構成されていること
    を特徴とする請求項1記載の給湯器。
  3. 【請求項3】前記湯張り給湯手段が、流路開閉用の開閉
    バルブを備えているとともに、前記湯張り給湯一時制限
    手段が、前記一定量に達しない割込み給湯流量が測定さ
    れた場合に前記開閉バルブを閉じて湯張り給湯の中断を
    行うように構成されていることを特徴とする請求項1記
    載の給湯器。
  4. 【請求項4】前記湯張り給湯中断手段が、前記割込み流
    量測定手段により測定される割込み給湯流量が前記一定
    量よりもさらに所定量多い流量に達した場合に、湯張り
    給湯の中断を解除するように構成されていることを特徴
    とする請求項1〜3のいずれかに記載の給湯器。
  5. 【請求項5】前記割込み給湯が、シャワー用の給湯であ
    ることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の給
    湯器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011169472A (ja) * 2010-02-16 2011-09-01 Corona Corp 貯湯式給湯装置
JP2014077632A (ja) * 2013-12-20 2014-05-01 Gastar Corp 追焚機能付き給湯装置

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