JPH1136825A - 内燃機関のバルブタイミング可変装置 - Google Patents

内燃機関のバルブタイミング可変装置

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JPH1136825A
JPH1136825A JP19550897A JP19550897A JPH1136825A JP H1136825 A JPH1136825 A JP H1136825A JP 19550897 A JP19550897 A JP 19550897A JP 19550897 A JP19550897 A JP 19550897A JP H1136825 A JPH1136825 A JP H1136825A
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JP
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housing
camshaft
valve timing
vane
gear
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JP19550897A
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English (en)
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Tomoya Sakakibara
智哉 榊原
Kenji Hayama
健二 羽山
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ギヤの噛み合い振動に起因する異音の発生を抑
制することのできる内燃機関のバルブタイミング可変装
置を提供する。 【解決手段】ドライブギヤ109及びドリブンギヤ11
0によって駆動連結される排気バルブ用カムシャフト1
03及び吸気バルブ用カムシャフト102間でそれら相
対回転位相を可変とすべくバルブタイミング可変装置1
が設けられる。ここでは、ドリブンギヤ110とバルブ
タイミング可変装置1のベーンハウジング12との間に
高分子材料を挟み込んでなる制振鋼板31を設けること
で、ドライブギヤ109とドリブンギヤ110との噛み
合いによって生じる振動を抑制し、ひいては同振動に起
因するバルブタイミング可変装置1からの異音の発生を
抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内燃機関の吸気バル
ブ,排気バルブの開閉のタイミングを変更するバルブタ
イミング可変装置に係り、詳しくは吸気カムシャフト及
び排気カムシャフトがギヤによって駆動連結される内燃
機関に採用して好適な同装置構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、内燃機関の吸気バルブ,排気バル
ブの開閉のタイミング(以下、バルブタイミングとい
う)を制御する様々なバルブタイミング可変装置が提案
されている(例えば、特開平8−121122号公報参
照)。図7に、こうしたバルブタイミング可変装置10
1が適用される内燃機関の動弁構造についてその一例を
示す。
【0003】図7に示されるように、内燃機関のシリン
ダヘッド(図示略)上部には、吸気バルブ用カムシャフ
ト102及び排気バルブ用カムシャフト103が平行に
設けられている。吸気バルブ用カムシャフト102には
吸気バルブ用カム104が、また排気バルブ用カムシャ
フト103には排気バルブ用カム105がそれぞれ設け
られている。なお、両カムシャフト102,103は、
各ジャーナル軸受け106によってそれぞれ回転可能に
支持されている。各カム104,105が両カムシャフ
ト102,103の回転に伴って回転することにより、
各シリンダヘッドに設けられている吸気バルブ(図示
略)及び排気バルブ(図示略)がそれぞれ開閉駆動され
る。
【0004】排気バルブ用カムシャフト103の基端側
(図中右側)にはカムプーリ107が設けられており、
カムプーリ107にはタイミングベルト108が掛装さ
れている。タイミングベルト108は、内燃機関の出力
軸であるクランクシャフト(図示略)に取り付けられた
クランクプーリ(図示略)に掛装されている。排気バル
ブ用カムシャフト103は、これらクランクプーリ,タ
イミングベルト108及びカムプーリ107によってク
ランクシャフトに駆動連結されている。
【0005】一方、排気バルブ用カムシャフト103の
先端側にはドライブギヤ109が、また吸気バルブ用カ
ムシャフト102の先端側にはドリブンギヤ110及び
シザースギヤ111がそれぞれ設けられており、吸気バ
ルブ用カムシャフト102と排気バルブ用カムシャフト
103とは、これらドライブギヤ109とドリブンギヤ
110及びシザースギヤ111との噛み合いを通じて駆
動連結されている。ドリブンギヤ110及びシザースギ
ヤ111は外径及び歯数が等しく形成されている。そし
て、シザースギヤ111は、トーションスプリング(図
示略)によってドリブンギヤ110の回転方向へ付勢さ
れるようにドリブンギヤ110の一面と隣接して取り付
けられる。ドリブンギヤ110の他面には、上記公報に
見られるようなバルブタイミング可変装置101が隣接
して一体に設けられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記構成の
動弁機構では、排気バルブ用カムシャフト103の回転
力がドライブギヤ109とドリブンギヤ110及びシザ
ースギヤ111との噛み合いを通じて吸気バルブ用カム
シャフト102に伝達されるようになっているため、そ
れら両カムシャフト102,103の回転時には上記各
ギヤの噛み合いに起因する振動が発生する。そして、そ
の振動はドリブンギヤ110から吸気バルブ用カムシャ
フト102の先端部に設けられたバルブタイミング可変
装置101へ伝達されるとともに、同バルブタイミング
可変装置101内部で共鳴を引き起こし、異音を発生す
ることがあった。
【0007】本発明はこうした実情に鑑みてなされたも
のであって、その目的は、ギヤの噛み合い振動に起因す
る異音の発生を抑制することのできる内燃機関のバルブ
タイミング可変装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、第1のカムシャフトと相対回転可能に設けられると
ともに内部に凹部を有するハウジングと、前記第1のカ
ムシャフトに連結されて該ハウジング内に回動自在に収
容されるとともに、同ハウジングの前記凹部を区画する
受圧部を有してその少なくとも一側に液室を形成するベ
ーンと、前記ハウジングに連結されて第2のカムシャフ
トに設けられた第2のギヤと噛み合い連結される第1の
ギヤとを備え、前記形成される液室への液圧制御に基づ
く前記ハウジング及び前記ベーンの相対回転位相の変更
に応じて前記第1及び第2のカムシャフトにより開閉駆
動されるバルブの少なくとも一方のバルブタイミングを
変更する内燃機関のバルブタイミング可変装置におい
て、前記ハウジングと前記第1のギヤとの間に制振材を
介装したことをその要旨とする。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のバルブタイミング可変装置において、前記制振材は制
振鋼板であることをその要旨とする。これらの構成によ
れば、各ギヤの噛み合いで発生する振動を制振材にて減
衰させることによって共鳴を抑え、バルブタイミング可
変装置内部での放射音を低減することができる。
【0010】請求項3に記載の発明は、第1のカムシャ
フトと相対回転可能に設けられるとともに内部に凹部を
有するハウジングと、前記第1のカムシャフトに連結さ
れて該ハウジング内に回動自在に収容されるとともに、
同ハウジングの前記凹部を区画する受圧部を有してその
少なくとも一側に液室を形成するベーンと、前記ハウジ
ングに連結されて第2のカムシャフトに設けられた第2
のギヤと噛み合い連結される第1のギヤとを備え、前記
形成される液室への液圧制御に基づく前記ハウジング及
び前記ベーンの相対回転位相の変更に応じて前記第1及
び第2のカムシャフトにより開閉駆動されるバルブの少
なくとも一方のバルブタイミングを変更する内燃機関の
バルブタイミング可変装置において、前記ベーンは前記
ハウジングの凹部との周側摺接面にその回動方向に沿っ
た溝を有してなり、前記ハウジングは前記ベーンとの同
摺接面に前記溝に入って延びるリブが形成されてなるこ
とをその要旨とする。
【0011】同構成によれば、各ギヤの噛み合い音が放
射されるのをリブにより遮断することで放射音を低減で
きる。また、同リブによりハウジング自体の剛性が高ま
ることともなり、放射音の更なる低減が可能になる。
【0012】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)以下、本発明を具体化した一実施形態
を図面に従って説明する。
【0013】図1は、本実施形態におけるバルブタイミ
ング可変装置1の断面図、図2は図1におけるA−A線
断面図である。なお、図1は図2のB−B線断面図に相
当する。また、このバルブタイミング可変装置1が適用
される動弁構造は、先の図7に例示した構造と同じであ
るとする。
【0014】本実施形態におけるバルブタイミング可変
装置1は、その正面方向から見た断面図として図2に示
されるように、大きくは内部ロータ11,ベーンハウジ
ング12を有して構成されている。
【0015】内部ロータ11には、中心孔13と複数個
(この例では3個)のベーン14が形成されている。中
心孔13は内部ロータ11の中心に形成されており、ベ
ーン14は中心孔13を中心に放射状に形成されてい
る。なお、図1に示されるように、内部ロータ11はボ
ルト15によって吸気バルブ用カムシャフト102と一
体に固定されている。
【0016】また、ハウジング本体部17は、これも図
1に示されるように、ベーンハウジング12,フランジ
16を有して構成されている。フランジ16は円盤形状
を成している。フランジ16の中心にはボルト孔19
が、またその周囲には複数個の固定用ボルト孔20が形
成されている。
【0017】ベーンハウジング12は略円筒形を成して
おり、図2に示されるように、内部ロータ11に設けら
れたベーン14の数と同じ数の放射状に形成された油圧
室21を内部に有している。各油圧室21は、ベーンハ
ウジング12に内部ロータ11が収容される際、ベーン
14によって進角室22と遅角室23とに区切られる。
各進角室22及び遅角室23には、吸気バルブ用カムシ
ャフト102内部に設けられた油通路24が連通されて
いる。油通路24は図1に模式的に示すように、切替バ
ルブ25及びポンプ26を介してオイルパン27に接続
されている。
【0018】一方、図1に示されるように、本実施形態
にかかるバルブタイミング可変装置1において、上記ベ
ーンハウジング12と前述のドリブンギヤ110との間
には制振鋼板31が配されている。制振鋼板31は、例
えば、2枚の鋼板の間に高分子材料を配した三層構造の
円盤として構成されている。制振鋼板31の中心には貫
通孔32が、またその周囲には複数個の固定用ボルト孔
33が形成されている。制振鋼板31は固定ボルト28
によって、ドリブンギヤ110及び内部に内部ロータ1
1を収めたベーンハウジング12、フランジ16ととも
に一体に固定されている。
【0019】次に、上記のように構成されたバルブタイ
ミング可変装置1の動作について説明する。ベーンハウ
ジング12の内部の各進角室22及び遅角室23には、
切替バルブ25が制御されることによって選択的にポン
プ26を通じてオイルパン27から油が供給される。各
ベーン14は、その両側に形成された進角室22及び遅
角室23が油によって満たされた状態で油通路24が閉
じられることにより、両室22,23の油圧によって狭
持される。このとき、吸気バルブ用カムシャフト102
とベーンハウジング12とは一体に保持される。
【0020】一方、先の図7に示したように、クランク
シャフトからの回転駆動力はタイミングベルト108及
びカムプーリ107を介して排気バルブ用カムシャフト
103へ伝達される。その回転駆動力は、排気バルブ用
カムシャフト103に設けられたドライブギヤ109を
介してこれと噛合されているドリブンギヤ110及びシ
ザースギヤ111に伝達される。ドライブギヤ109の
歯は、ドリブンギヤ110とシザースギヤ111とによ
り挟み込まれることによってより確実に両ギヤ110及
び111に噛合されており、クランクシャフトからの回
転力は排気バルブ用カムシャフト103から吸気バルブ
用カムシャフト102へバックラッシュを生じること無
く伝達される。そして、吸気バルブ用カムシャフト10
2はドリブンギヤ110及びバルブタイミング可変装置
1と一体に回転する。これら排気バルブ用カムシャフト
103及び吸気バルブ用カムシャフト102の回転に伴
って、排気バルブ及び吸気バルブがそれぞれ開閉駆動さ
れる。
【0021】続いて、バルブタイミングの変更方法につ
いて説明する。排気バルブのバルブタイミングに対する
吸気バルブのバルブタイミングを早める場合には、吸気
バルブ用カムシャフト102をベーンハウジング12に
対して同吸気バルブ用カムシャフト102の回転方向へ
相対的に回転させる。これにはまず、切替バルブ25を
操作することにより、進角室22内へ選択的に油を供給
する。これにより、進角室22内の油の体積が増えて、
図2に矢印Aにて示す方向にベーン14が押圧され、内
部ロータ11は吸気バルブ用カムシャフト102と共に
その回転方向(同矢印Aにて示す方向であるとする)に
相対的に回転される(以下、この方向を「進角方向」と
いう)。押圧されたベーン14により遅角室23は狭め
られ、遅角室23内の油は油通路24及び切替バルブ2
5を通じてオイルパン27へ流れ出る。この状態で切替
バルブ25を操作して油通路24を閉じることにより、
ベーン14は各室22,23の油圧によって狭持され、
その後はベーンハウジング12と一体に保持される。こ
のような相対回転により、各吸気バルブのバルブタイミ
ングが早められる。
【0022】これに対して、吸気のバルブタイミングを
遅らせる場合には、前述とは逆に遅角室23内へ選択的
に油を供給する。これにより、内部ロータ11は吸気バ
ルブ用カムシャフト102の回転方向とは逆方向(図2
に矢印Bにて示す方向であるとする)に相対回転される
(以下、この方向を「遅角方向」という)。この状態
で、上記同様、油通路24を閉じることにより、ベーン
14は各室22,23の油圧によって狭持され、その後
はベーンハウジング12と一体に保持される。このよう
な相対回転により、各吸気バルブのバルブタイミングが
遅らせられる。
【0023】次に、ベーンハウジング12とドリブンギ
ヤ110との間に介装した制振鋼板31の作用について
説明する。このような、いわゆるギヤ駆動式の動弁機構
にあっては前述のように、ドライブギヤ109とドリブ
ンギヤ110及びシザースギヤ111との噛み合いに起
因する振動が発生し、この発生した振動がバルブタイミ
ング可変装置内で共鳴して異音が生じることがある。し
かし、本実施形態にかかるバルブタイミング可変装置1
にあっては、上記制振鋼板31をドリブンギヤ110と
同バルブタイミング可変装置1のベーンハウジング12
との間に介装したことにより、このギヤの噛み合いに起
因して発生する振動が同制振鋼板31によって抑制され
るようになる。このため、ベーンハウジング12内には
上記振動も伝わり難くなり、ひいては同ベーンハウジン
グ12内での共鳴、異音の発生も好適に抑制されるよう
になる。
【0024】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、以下の効果が得られるようになる。 ・ベーンハウジング12とドリブンギヤ110との間に
設けた制振鋼板31によってギヤ109,110,11
1で生じた振動が抑制され、もって、同振動に起因する
異音の発生も好適に抑制される。
【0025】なお、上記本実施形態は以下のように変更
してもよく、その場合でも同様の作用および効果を得る
ことができる。 ・上記実施形態においては、制振材として制振鋼板31
を採用したが、制振材としては上記に限らず樹脂または
ゲル等を採用してもよい。
【0026】(第2実施形態)次に、本発明を具体化し
た第2実施形態を図面に従って説明する。なお、本実施
形態において、第1実施形態と同じ構成部材については
符号を等しくしてその詳細な説明を省略する。
【0027】図3は、本実施形態におけるバルブタイミ
ング可変装置2の断面図、図4は図3におけるC−C線
断面図である。なお、図3は図4のD−D線断面図に相
当する。また、このバルブタイミング可変装置2が適用
される動弁構造も、先の図7に例示した構造と同じであ
るとする。
【0028】図3に示されるように、本実施形態にかか
るバルブタイミング可変装置2にあっては、そのベーン
ハウジング44の内周面回動方向に沿ってリブ40を設
けている。そして、前記各油圧室21は、このリブ40
によってフランジ16側の油圧室21aとドリブンギヤ
110側の油圧室21bとに区切られる。ただし、図4
に示されるように、各リブ40の両端部には半円形状の
貫通孔42が形成されており、各油圧室21a及び21
bは同貫通孔42によって連通されている。
【0029】一方、同図4に示されるように、上記各油
圧室21a,21bは、ベーンハウジング44に後述す
る内部ロータ43が収容される際、同内部ロータ43に
設けられたベーン41によって進角室22a,22bと
遅角室23a,23bとに区切られる。各進角室22a
及び遅角室23aには、吸気バルブ用カムシャフト10
2内部に設けられた油通路24が連通されている。
【0030】また、図3に示されるように、内部ロータ
43はその厚さ方向のほぼ中央で二分された内部ロータ
43a,43bより成っている。各内部ロータ43a,
43bには、それぞれ中心孔13a,13b及び複数個
(この例では各3個)のベーン41a,41bが形成さ
れている。中心孔13a,13bは各内部ロータ43
a,43bの中心に形成されており、各ベーン41a,
41bは中心孔13a,13bを中心に放射状に形成さ
れている。また、各ベーン41a,41bにはそれぞれ
組み付け面側に切り欠き45a,45bが形成されてい
る。そして、各内部ロータ43a,43bをベーンハウ
ジング44の前後から組み付けることにより内部ロータ
43が形成される。この際、各ベーン41の切り欠き4
5が溝となり、この溝内にベーンハウジング44に設け
られた上記リブ40が摺動可能に収容されるかたちとな
る。
【0031】なお、各内部ロータ43a,43bがボル
ト15によって吸気バルブ用カムシャフト102と一体
に固定されることは第1実施形態の場合と同様である。
また、本実施形態では、ベーンハウジング44は固定ボ
ルト28によってドリブンギヤ110に直接隣接して取
り付けられている。
【0032】次に、上記の様に構成された本実施形態の
バルブタイミング可変装置2の動作について説明する。
ベーンハウジング44の内部でリブ40によって区切ら
れた各進角室22a及び遅角室23aには、切替バルブ
25が制御されることによって選択的にポンプ26を通
じてオイルパン27から油が供給される。各進角室22
a及び遅角室23aに供給された油は、各リブ40に設
けられた貫通孔42を通じて各進角室22b及び遅角室
23bへも供給される。各ベーン41a,41bは、そ
の両側に形成された進角室22a,22b及び遅角室2
3a,23bが油によって満たされた状態で油通路24
が閉じられることにより、両室22,23の油圧によっ
て狭持される。このとき、吸気バルブ用カムシャフト1
02とベーンハウジング44とは一体に保持される。こ
の状態で、クランクシャフトの回転力が排気バルブ用カ
ムシャフト103に伝達され、且つ前記ドライブギヤ1
09とドリブンギヤ110及びシザースギヤ111との
噛み合いを通じて同回転力が吸気バルブ用カムシャフト
102に伝達されると、排気バルブ及び吸気バルブがそ
れぞれ開閉駆動される。
【0033】続いて、バルブタイミングの変更方法につ
いて説明する。排気バルブのバルブタイミングに対する
吸気バルブのバルブタイミングを早める場合には、吸気
バルブ用カムシャフト102をベーンハウジング44に
対して進角方向、すなわち図4に矢印Aにて示す方向へ
相対的に回転させる。これにはまず、切替バルブ25を
操作することにより、各進角室22a,22b内へ選択
的に油を供給する。これにより、各進角室22a,22
b内の油の体積が増えて、図4に矢印Aにて示す方向に
各ベーン41a,41bが押圧され、内部ロータ43は
吸気バルブ用カムシャフト102と共に進角方向に相対
的に回転される。押圧された各ベーン41により各遅角
室23a,23bは狭められ、各遅角室23a,23b
内の油は油通路24及び切替バルブ25を通じてオイル
パン27へ流れ出る。この状態で、切替バルブ25を操
作して油通路24を閉じることにより、各ベーン41は
各室22a,22b,23a,23bの油圧によって狭
持され、その後はベーンハウジング44と一体に保持さ
れる。このような相対回転により、各吸気バルブのバル
ブタイミングが早められる。
【0034】これに対して、吸気のバルブタイミングを
遅らせる場合には、前述とは逆に各遅角室23a,23
b内へ選択的に油を供給する。これにより、内部ロータ
43は吸気バルブ用カムシャフト102と共に遅角方
向、すなわち図4に矢印Bにて示す方向へ相対的に回転
される。この状態で、上記同様、油通路24を閉じるこ
とにより、ベーン41は各室22a,22b,23a,
23bの油圧によって狭持され、その後はベーンハウジ
ング44と一体に保持される。このような相対回転によ
り、各吸気バルブのバルブタイミングが遅らせられる。
【0035】一方、本実施形態にあっては、ベーンハウ
ジング44の内部に上述の態様でリブ40を設けている
ため、前記ドライブギヤ109とドリブンギヤ110及
びシザースギヤ111との噛み合いに起因して振動が発
生しても、その同ベーンハウジング44内での共鳴は好
適に抑制されるようになる。すなわち、図3及び図4に
示される構造を有する本バルブタイミング可変装置2に
あっては、上記噛み合いに起因する振動がベーンハウジ
ング44の基端側側面に伝達されたとしても、同振動は
上記リブ40によって一旦遮られ、そこで大きく減衰さ
れて他方の先端側側面(フランジ16)に達するように
なる。このため、同ハウジング44内部での共鳴作用そ
のものが生じ難くなり、ひいては該共鳴に起因する異音
等の発生も抑制されるようになる。また、上記リブ40
が設けられることで同ベーンハウジング44自体の剛性
も大きく高められ、上記共鳴自体が生じ難い構造ともな
っている。
【0036】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、以下の効果が得られるようになる。 ・ドリブンギヤ110に生じた振動は油圧室21を通過
する際、リブ40によって遮られてフランジ16へ伝わ
る。したがって、フランジ16が振動されることにより
発生する異音を低減することができる。
【0037】・リブ40によってベーンハウジング44
の剛性が向上され、共鳴自体が生じ難くなる。なお、上
記実施形態は以下のように変更してもよく、その場合で
も同様の作用および効果を得ることができる。
【0038】・上記実施形態では、油圧室21aのみに
油通路24を連通させ、貫通孔42を通じて両油圧室2
1a,21bに油を供給したが、両油圧室21a,21
bにそれぞれ油通路24を連通させてもよい。このよう
にすれば、貫通孔42を省略することができる。
【0039】その他、上記各実施形態に共通して、以下
のような変更も可能である。 ・上記各実施形態では、制振鋼板31又はリブ40のい
ずれか一方を設けることとしたが、図5に別途示すバル
ブタイミング可変装置3のように、それら制振鋼板31
及びリブ40の両方を設けてもよい。この場合、異音の
発生を更に低減することができる。
【0040】・上記各実施形態では、内部ロータ11,
43の回転方向において、各ベーン14,41の両側に
油圧室21をそれぞれ設けたが、片側にのみ油圧室を設
ける構造としてもよい。例えば、遅角室23を省略する
場合には、内部ロータ11,43が遅角方向へ回転する
ようにコイルスプリング、板バネ等の付勢部材を設け、
進角方向への回転は、この付勢部材の付勢力に抗する進
角室22への油の供給によって行う。また、遅角方向へ
の回転は進角室22の油を抜き、付勢部材の付勢力を開
放することによって行う。
【0041】・上記各実施形態において、カムプーリ1
07をタイミングスプロケットに変更し、タイミングベ
ルト108をタイミングチェーンに変更した構成を採用
するようにしてもよい。
【0042】・上記各実施形態では、内部ロータ11,
43に3つのベーン14,41が形成される構成を採用
したが、ベーン14,41を2つ以下、あるいは4つ以
上有した構成とすることもできる。ベーン14,41の
数を上記各実施形態より少なくした場合には、各油通路
24の構成を簡略化することができ、上記各実施形態よ
り多くした場合には、内部ロータ11,43に対してよ
り大きな回転トルクを付与することができる。
【0043】・上記各実施形態では、バルブタイミング
可変装置1,2を吸気バルブ用カムシャフト102の先
端部に設けたが、図6に示すように同バルブタイミング
可変装置1,2を排気バルブ用カムシャフト103の先
端部に設けてもよい。また、同バルブタイミング可変装
置1,2は両カムシャフト102,103の両方に設け
てもよい。
【0044】・上記各実施形態では、上記両カムシャフ
ト102,103のギヤによる駆動連結がシザースギヤ
111を含むかたちで行われることとしたが、該シザー
スギヤ111の有無は任意である。すなわち、ドライブ
ギヤ109とドリブンギヤ110とのみでそれら両カム
シャフト102,103が駆動連結される動弁機構につ
いても本発明は同様に適用される。
【0045】以上、各実施形態について説明したが、そ
れら実施形態から把握できる請求項以外の技術的思想に
ついて、以下にその効果と共に記載する。 ・請求項1に記載のバルブタイミング可変装置におい
て、前記制振材は樹脂板であることを特徴とする内燃機
関のバルブタイミング可変装置。
【0046】・請求項1に記載のバルブタイミング可変
装置において、前記制振材はゲルであることを特徴とす
る内燃機関のバルブタイミング可変装置。これらの構成
によっても、ギヤの噛み合い振動に起因する異音の発生
を抑制することができる。
【0047】
【発明の効果】請求項1または2に記載の発明によれ
ば、各ギヤの噛み合いで発生する振動を制振材にて減衰
させることによって共鳴を抑え、バルブタイミング可変
装置内部での放射音を低減することができる。
【0048】請求項3に記載の発明によれば、各ギヤの
噛み合い音が放射されるのをリブにより遮断することで
放射音を低減できる。また、同リブによりハウジング自
体の剛性が高まることともなり、放射音の更なる低減が
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態におけるバルブタイミング可変装
置の略断面図。
【図2】図1におけるA−A線断面図。
【図3】第2実施形態におけるバルブタイミング可変装
置の略断面図。
【図4】図3におけるC−C線断面図。
【図5】他の実施形態にかかるバルブタイミング可変装
置の略断面図。
【図6】内燃機関動弁機構の他の構成例を示す平面図。
【図7】内燃機関動弁機構の構成例を示す平面図。
【符号の説明】
1,2…バルブタイミング可変装置、12,44…ベー
ンハウジング、14,41…ベーン、31…制振鋼板、
40…リブ、102…吸気バルブ用カムシャフト、10
3…排気バルブ用カムシャフト、109…ドライブギ
ヤ、110…ドリブンギヤ、111…シザースギヤ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のカムシャフトと相対回転可能に設
    けられるとともに内部に凹部を有するハウジングと、前
    記第1のカムシャフトに連結されて該ハウジング内に回
    動自在に収容されるとともに、同ハウジングの前記凹部
    を区画する受圧部を有してその少なくとも一側に液室を
    形成するベーンと、前記ハウジングに連結されて第2の
    カムシャフトに設けられた第2のギヤと噛み合い連結さ
    れる第1のギヤとを備え、前記形成される液室への液圧
    制御に基づく前記ハウジング及び前記ベーンの相対回転
    位相の変更に応じて前記第1及び第2のカムシャフトに
    より開閉駆動されるバルブの少なくとも一方のバルブタ
    イミングを変更する内燃機関のバルブタイミング可変装
    置において、 前記ハウジングと前記第1のギヤとの間に制振材を介装
    したことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング可変
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の内燃機関のバルブタイ
    ミング可変装置において、 前記制振材は制振鋼板であることを特徴とする内燃機関
    のバルブタイミング可変装置。
  3. 【請求項3】 第1のカムシャフトと相対回転可能に設
    けられるとともに内部に凹部を有するハウジングと、前
    記第1のカムシャフトに連結されて該ハウジング内に回
    動自在に収容されるとともに、同ハウジングの前記凹部
    を区画する受圧部を有してその少なくとも一側に液室を
    形成するベーンと、前記ハウジングに連結されて第2の
    カムシャフトに設けられた第2のギヤと噛み合い連結さ
    れる第1のギヤとを備え、前記形成される液室への液圧
    制御に基づく前記ハウジング及び前記ベーンの相対回転
    位相の変更に応じて前記第1及び第2のカムシャフトに
    より開閉駆動されるバルブの少なくとも一方のバルブタ
    イミングを変更する内燃機関のバルブタイミング可変装
    置において、 前記ベーンは前記ハウジングの凹部との周側摺接面にそ
    の回動方向に沿った溝を有してなり、前記ハウジングは
    前記ベーンとの同摺接面に前記溝に入って延びるリブが
    形成されてなることを特徴とする内燃機関のバルブタイ
    ミング可変装置。
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