JPH11355909A - 電力変換装置 - Google Patents
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- JPH11355909A JPH11355909A JP10158128A JP15812898A JPH11355909A JP H11355909 A JPH11355909 A JP H11355909A JP 10158128 A JP10158128 A JP 10158128A JP 15812898 A JP15812898 A JP 15812898A JP H11355909 A JPH11355909 A JP H11355909A
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Abstract
バータから成る電力変換装置において、電圧形PWMコ
ンバータから電源へと流れる電流に重畳する高調波の影
響を低減する。 【解決手段】 電圧形PWMコンバータ2と電圧形PW
Mインバータ3のコンデンサ5,6をインピーダンス要
素7により分離する。通常、電圧形PWMインバータ3
の高調波が電圧形PWMインバータ2側の直流コンデン
サ5へ流入することにより、電圧形PWMインバータ3
側の直流電圧が脈動し、電圧形PWMコンバータ2と電
圧形PWMインバータ3側の直流電圧の電圧差分の電流
が電圧形PWMインバータから電圧形PWMコンバータ
へ流れるが、インピーダンス要素7により電流の大きさ
を減衰させ、電圧形PWMインバータ高調波の影響によ
って電圧形PWMコンバータ側の直流電圧が脈動するの
を抑制する。この結果、電圧形PWMコンバータ2の直
流電圧が安定化され、電圧形PWMコンバータの交流電
源1側に流れる電流に含まれる高調波を低減する。
Description
バータと電圧形PWMインバータを有する電力変換装置
に関する。
ような、交流き電区間を走行する交流電気車の主回路ブ
ロックに採用されている電力変換装置が知られている。
交流電気車では、架線26に流れる単相交流をパンタグ
ラフ27により集電し、主変圧器28の1次側入力とす
る。主変圧器28の2次側は、単相の電圧形PWMコン
バータ25に接続されている。図31における電圧形P
WMコンバータ25は単相交流を入力とし、2つの直流
側電位点VP、VNを有している。電圧形PWMコンバ
ータ25からの出力である2つの直流側電位点VP、V
Nは、電圧形PWMインバータ3へ入力される。この図
31における電圧形PWMインバータ3は、2つの直流
側電位点VP、VNを有し、3相の交流を出力する。電
圧形PWMインバータ3により得られる3相交流によ
り、負荷である電動機32を駆動する。(なお、図34
に示すように、電圧形PWMコンバータ25として、3
つの直流側電位点を有する3レベルコンバータも存在す
る。また電圧形PWMインバータとしても、3つの直流
側電位点を入力とする3レベルインバータが存在す
る。)
Mコンバータ25と電圧形PWMインバータ3とが直流
コンデンサ34を共有する構成である。
いる電力変換装置を例に挙げたが、同様に電圧形PWM
コンバータ・電圧形PWMインバータが組み合わされる
電力変換装置は多数存在する。電源が単相交流である場
合のほかに、3相交流であるシステムも、例えぱ、鉄鋼
圧延ドライブシステムやエレベータ駆動システムのよう
に様々な例がある。
変換装置では低次高調波が少なく、高次高調波が多くな
るという特徴を有している。電圧形PWMコンバータと
電圧形PWMインバータによるシステムの場合、電圧形
PWMコンバータの高調波の影響とともに、電圧形PW
Mインバータの高調波の影響により、直流コンデンサが
脈動する。これが原因となり、電圧形PWMコンバータ
から電源に流れる電流に、本来電圧形PWMコンバータ
では発生し得ない高調波が重畳する。
換装置でのシミュレーションにおける1次電流の高調波
FFT(Fast Fourier Transform)の結果を示してあ
る。図32は、電圧形PWMインバータの影響を考慮し
ない場合であり、図33は、電圧形PWMインバータの
影響を考慮した場合である。図33のシミュレーション
に用いた電圧形PWMインバータは1パルスモードで動
作中であり、電圧形PWMインバータ周波数は121.
9Hzである。この場合、直流側への脈動は、電圧形P
WMインバータ周波数の6倍すなわち731.4Hzの
周波数となる。直流が同周波数で脈動する場合、1次電
流への影響は同周波数±電源周波数(50Hz:関東圏
の場合)、すなわち681.4Hzと781.4Hzの
高調波が重畳する。
の一部として使用されている。高次高調波電流が電圧形
PWMコンバータからレールに流れることで、同回路に
妨害を与える可能性もある([1]高調波対策技術 平
成9年電気学会産業応用部門全国大会S.4−4)。そ
の他の産業ドライブシステムにおいても、高調波抑制の
ガイドラインが設けられており、高調波の低減が望まし
い([2]高調波規制の概要 平成7年電気学会全国大
会)。
みてなされたもので、電圧形PWMコンバータ・電圧形
PWMインバータから成る電力変換装置において、電圧
形PWMコンバータから電源へと流れる電流に重畳する
高調波の影響を低減する電力変換装置を提供することを
目的とする。
らの交流出力により負荷に電流ビートやトルクリプルと
いった現象が発生するのを抑制する電力変換装置を提供
することを目的とする。
換装置は、出力側に第1のコンデンサが接続される電圧
形PWMコンバータと、入力側に第2のコンデンサが接
続される電圧形PWMインバータとを備え、前記第1の
コンデンサと前記第2のコンデンサの間に直列にインピ
ーダンス要素を接続したものである。
力を入力として直流電力に変換する電圧形PWMコンバ
ータと、この電圧形PWMコンバータ出力端子間に接続
された第1のコンデンサと、この第1のコンデンサ端子
間に接続されるLCフィルタと、このLCフィルタのコ
ンデンサ端子間に接続される電圧形PWMインバータと
を備えたものである。
は、電圧形PWMコンバータの直流側と電圧形PWMイ
ンバータの直流側とをインピーダンス要素又はLCフィ
ルタにより分離している。通常、電圧形PWMインバー
タの高調波が電圧形PWMインバータ側の直流コンデン
サへ流入することにより、電圧形PWMインバータ側の
直流電圧が脈動し、電圧形PWMコンバータと電圧形P
WMインバータ側の直流電圧の電圧差分の電流が電圧形
PWMインバータから電圧形PWMコンバータへ流れる
が、インピーダンス要素又はLCフィルタにより電流の
大きさを減衰させることができ、電圧形PWMインバー
タ高調波の影響によって電圧形PWMコンバータ側の直
流電圧が脈動するのを抑制することができる。この結
果、電圧形PWMコンバータの直流電圧が安定化され、
電圧形PWMコンバータの交流側に流れる電流に含まれ
る高調波を低減することができる。
因して、電圧形PWMコンバータの直流側には電圧脈動
が生じ、これにより、電圧形PWMインバータの相電流
にビート現象が発生したり、電動機負荷を駆動する場合
にトルク脈動が発生する。そこで、電圧形PWMコンバ
ータの直流側と電圧形PWMインバータの直流側とをイ
ンピーダンス要素又はLCフィルタにより分離すること
により、電圧形PWMコンバータの整流に起因する影響
が電圧形PWMインバータ側直流電圧に与える影響を抑
制することができて、電圧形PWMインバータの交流出
力の電流ビートやトルクリプルといった現象を抑制する
ことができる。
置において、前記インピーダンス要素の接続されていな
い側の直流側電位点間を接地したものである。
置において、前記インピーダンスが前記最も高い直流電
位点間と最も低い直流電位点間との双方に接続されてい
る場合、これらのいずれか一方の直流電位点間を別のイ
ンピーダンス要素を介して接地したものである。
は、いわゆるノーマルモードの交流成分電流はインピー
ダンス要素によって減衰させ、かつ主回路全体の電位を
接地に対して安定させ、いわゆるコモンモードのノイズ
成分も減少させることができる。
又は3相交流を3つの電位点を有する直流に変換する電
圧形3レベルPWMコンバータと、3つの電位点を有す
る直流を入力とし、単相交流又は3相交流に変換して負
荷に電力を供給する電圧形3レベルPWMインバータよ
り成る電力変換装置において、前記電圧形PWMコンバ
ータと電圧形PWMインバータとのそれぞれの直流側中
間電位点の間にインピーダンス要素を直列に接続したも
のである。
形3レベルPWMコンバータと電圧形3レベルPWMイ
ンバータの直流側中間電位点の間にインピーダンス要素
を接続することにより、電圧形3レベルPWMインバー
タの中間電位点から電圧形3レベルPWMコンバータの
中間電位点へと流れる電流を減衰させ、電圧形3レベル
PWMインバータの正側電圧と負側電圧のアンバランス
の影響が電圧形3レベルPWMコンバータ側の正側電圧
と負側電圧のバランス度に与える影響を低減することが
できる。電圧形3レベルPWMコンバータ側の正側電圧
と負側電圧とのアンバランスは、電圧形3レベルPWM
コンバータの電圧高調波となり、電源へ流れる電流の高
調波の要因となるが、電圧形3レベルPWMコンバータ
の中間電位点と電圧形3レベルPWMインバータの中間
電位点の間に挿入されたインピーダンス要素によって、
電圧形3レベルPWMコンバータ側の正側電圧と負側電
圧のバランス度を安定化し、電圧形3レベルPWMコン
バータの交流側に流れる電流に含まれる高調波を低減す
ることができる。
に中間電位を有する第1のコンデンサが接続される電圧
形3レベルPWMコンバータと、入力側に中間電圧を有
する第2のコンデンサが接続される電圧形3レベルPW
Mインバータとを備え、前記第1のコンデンサと前記第
2のコンデンサの各両端端子間のみを接続したものであ
る。
形3レベルPWMコンバータ側の第1のコンデンサと電
圧形3レベルPWMインバータ側の第2のコンデンサと
の各両端端子間のみを接続することによって、それらの
中間電位点間を切り離すことができ、電圧形3レベルP
WMインバータの正側電圧と負側電圧のアンバランスの
影響が電圧形3レベルPWMコンバータ側の正側電圧と
負側電圧のバランス度に与える影響を除去することがで
きる。電圧形3レベルPWMコンバータ側の正側電圧と
負側電圧とのアンバランスは電圧形3レベルPWMコン
バータの電圧高調波となり、電源へ流れる電流の高調波
の要因となるが、電圧形3レベルPWMコンバータの中
間電位点と電圧形3レベルPWMインバータの中間電位
点との間を切り離すことによって、電圧形PWMコンバ
ータ側の正側電圧と負側電圧のバランス度を安定化し、
電圧形PWMコンバータの交流側に流れる電流に含まれ
る高調波を低減することができる。
置において、前記第1のコンデンサと前記第2のコンデ
ンサの各両端端子間の少なくともいずれか一方にインピ
ーダンス要素を直列に接続したものである。
形3レベルPWMコンバータの直流側と電圧形3レベル
PWMインバータの直流側とをインピーダンス要素によ
り分離することにより、インピーダンス要素によって電
圧形3レベルPWMインバータから電圧形3レベルPW
Mコンバータ側に流れる交流電流成分を減衰させること
ができ、電圧形3レベルPWMインバータ高調波の影響
によって電圧形3レベルPWMコンバータ側の直流電圧
が脈動するのを抑制することができる。この結果、電圧
形3レベルPWMコンバータの直流電圧が安定化され、
電圧形3レベルPWMコンバータの交流側に流れる電流
に含まれる高調波を低減することができる。また、電圧
形3レベルPWMコンバータの整流に起因して、電圧形
3レベルPWMコンバータの直流側には電圧脈動が生
じ、これにより、電圧形3レベルPWMインバータの相
電流にビート現象が発生したり、電動機負荷を駆動する
場合にトルク脈動が発生するが、電圧形3レベルPWM
コンバータと電圧形3レベルPWMインバータとの間を
インピーダンス要素により分離することにより、電圧形
3レベルPWMコンバータの整流に起因する影響が電圧
形3レベルPWMインバータ側直流電圧に与える影響を
抑制することができて、電圧形3レベルPWMインバー
タの交流出力の電流ビートやトルクリプルといった現象
を抑制することができる。
又は3相交流を3つの電位点を有する直流に変換する電
圧形3レベルPWMコンバータと、3つの電位点を有す
る直流を入力とし、単相交流又は3相交流に変換して負
荷に電力を供給する電圧形3レベルPWMインバータよ
り成る電力変換装置において、前記電圧形PWMコンバ
ータと電圧形PWMインバータとのそれぞれの最も高い
直流電位点間と最も低い直流電位点間との双方にインピ
ーダンス要素を直列に接続し、前記電圧形PWMコンバ
ータと電圧形PWMインバータとのそれぞれの直流側中
間電位点の間を直接接続すると共に、当該直流側中間電
位点を別のインピーダンス要素を介して接地したもので
あり、いわゆるノーマルモードの交流成分電流はインピ
ーダンス要素によって減衰させ、かつ主回路全体の電位
を接地に対して安定させ、いわゆるコモンモードのノイ
ズ成分も減少させることができる。
又は3相交流と、該電源に接続された変圧器と、該変圧
器に接続された電圧形PWMコンバータと、該電圧形P
WMコンバータにより変換された直流を入力とし、単相
交流又は3相交流に変換して負荷に電力を供給する電圧
形PWMインバータより成る電力変換装置において、前
記変圧器と前記電圧形PWMコンバータの間にコンデン
サを直列に接続したものである。
装置において、前記変圧器の漏れインダクタンスと、前
記変圧器と前記電圧形PWMコンバータの間に直列に接
続されたコンデンサとの共振周波数を前記電源の周波数
付近と設定したものである。
は、変圧器とコンデンサ及び電圧形PWMコンバータか
ら成る各相は、等価的にLC直列回路と考えることがで
き、LC回路のゲインは共振周波数付近で大きく、共振
周波数から離れるに従い小さくなるため、共振周波数を
電源の周波数付近に設定することにより、電圧形PWM
コンバータから電源へ流れる電流高調波を減衰させるこ
とができる。また、変圧器の漏れインダクタンスによる
電圧降下分をコンデンサによって補償することができ、
電圧形PWMコンバータの電圧利用率を向上させること
ができる。
とに直列に接続したコンデンサによって直流電流が変圧
器に流れることを防止することができ、直流電流が変圧
器に流れると変圧器が偏磁し、高調波を増加させるもの
であるのが、このコンデンサによりそのような変圧器の
偏磁を抑制し、高調波の増加を抑制することができる。
に流れる電力をパンタグラフにより集電し、直流き電区
間にあっては切換装置並びにリアクトルを介して電圧形
PWMインバータに直流電力を供給し、交流き電区間に
あっては変圧器を介して交流電力を電圧形PWMコンバ
ータの出力側に接続されるコンデンサの出力端から前記
切換装置並びに前記リアクトルを介して前記電圧形PW
Mインバータに直流電力を供給するものである。
流き電区間と交流き電区間において、電圧形PWMイン
バータに起因する高調波の影響をリアクトルによって低
減することができる。また直流き電区間と交流き電区間
とで同じリアクトルを併用することにより、コスト・ス
ペース・重量などの負担を低減することができる。
基づいて詳説する。図1は、本発明の第1の実施の形態
のブロック図である。3相交流電源1は、電圧形PWM
コンバータ2へ接続されている。電圧形PWMコンバー
タ2は、3相交流を入力とし、出力として2つの直流電
位点VPC、VNCを有している。電圧形であるため、
直流出力側にはコンデンサ5が接続され、電圧の平滑化
が図られている。
電位点VPI、VNIを入力とし、3相交流を出力す
る。電圧形であるため、直流入力側にコンデンサ6が接
続され、電圧の平滑化が図られている。電圧形PWMイ
ンバータ3から出力される3相交流により、交流電動機
のような3相負荷4に電力が供給される。
VNCと電圧形PWMインバータ3の負極側電位点VN
Iとが直接接続されている。そして電圧形PWMコンバ
ータ2の正極側電位点VPCと電圧形PWMインバータ
3の正極側電位点VPIとの間には、インピーダンス要
素7が接続されている。
PWMインバータ3の具体的な回路構成を図2、図3及
び図4を示す。図2に示す回路は、直流側電位点を2つ
有する2レベル変換器であり、広く知られた電圧形PW
Mコンバータ/インバータである。図3及び図4に示す
回路は、直流側電位点を3つ有する3レベル変換器であ
る。特に図3の回路は、中性点クランプ方式(NPC)
変換器として広く知られた電圧形PWMコンバータ/イ
ンバータである。図4に示す変換器は電圧形PWMコン
バータ2として用いられるものであり、図2に示した2
レベル変換器の直流側を直列に接続し、交流側をそれぞ
れ変圧器20の2次側に接続する構成をとるものであ
る。
は、電圧形PWMコンバータ2と電圧形PWMインバー
タ3との間にインピーダンス要素7を直列に接続した構
成であり、電圧形PWMコンバータ2と電圧形PWMイ
ンバータ3それぞれのコンデンサ5,6をインピーダン
ス要素7により分離したことにより、次のような効果を
奏する。
形PWMインバータ3側の直流コンデンサ6へ流入する
ことによって電圧形PWMインバータ3側の直流電圧が
脈動し、電圧形PWMコンバータ2側の直流電圧と電圧
形PWMインバータ3側の直流電圧との電圧差分の電流
が電圧形PWMコンバータ2から電圧形PWMインバー
タ3へあるいは電圧形PWMインバータ3から電圧形P
WMコンバータ2へ流れようとする。しかしながらイン
ピーダンス要素7により、その電流の大きさを減衰させ
ることができ、電圧形PWMインバータ3の高調波の影
響によって電圧形PWMコンバータ2側の直流電圧が脈
動するのを抑制することができる。この結果、電圧形P
WMコンバータ2の直流電圧が安定化され、電圧形PW
Mコンバータ2の交流側に流れる電流に含まれる高調波
を低減することが可能となる。
整流に起因して、電圧形PWMコンバータ2の直流側に
は、電源が3相の場合、電源周波数の6倍の周波数が重
畳し、直流電圧が同周波数によって脈動する。これによ
り、電圧形PWMインバータ3の相電流にビート現象が
発生したり、負荷4として電動機を駆動する場合にはト
ルク脈動が発生する。しかしながら本実施の形態のよう
に、電圧形PWMコンバータ2と電圧形PWMインバー
タ3それぞれの直流コンデンサ5,6間をインピーダン
ス要素7によって分離することにより、電圧形PWMコ
ンバータ2の整流に起因する影響が電圧形PWMインバ
ータ3側の直流電圧に与える影響を抑制することがで
き、電流ビートやトルクリプルといった現象を抑制する
ことが可能となる。
要素7としてリアクトル8を接続することができる(第
2の実施の形態)。この場合、電圧形PWMコンバータ
2と電圧形PWMインバータ3それぞれのコンデンサ
5,6をリアクトル8で分離することになり、リアクト
ルは低周波でインピーダンスが低く、高周波でインピー
ダンスが高いため、電圧形PWMインバータから発生す
る高調波の影響を効果的に抑制することができ、電圧形
PWMインバータから電圧形PWMコンバータに流れる
高調波電流を減衰させ、電圧形PWMコンバータ2の直
流電圧を安定化する。これにより、電圧形PWMコンバ
ータ2の交流側に流れる電流に含まれる高調波を低減す
ることが可能となる。また逆に、第1の実施の形態と同
様に、電圧形PWMコンバータ2の整流に起因する高調
波が電圧形PWMインバータ3の直流側に及ぼす影響を
効果的に低減することができて、電流ビートやトルクリ
プルといった現象を抑制することが可能となる。
す第1の実施の形態のように正極電位点VPC−VPI
間に挿入する他に、図6に示すように電圧形PWMコン
バータ2と電圧形PWMインバータ3との負極電位点V
NC−VNI間に挿入することができ(第3の実施の形
態)、また図7に示すように同正極電位点PC−VPI
間、同負極電位点VNC−VNI間に共に挿入すること
もできる(第4の実施の形態)。このような構成によっ
ても、第1の実施の形態と同様の作用効果を得ることが
できる。さらに、これらの実施の形態においても、第2
の実施の形態と同様に図5に示したリアクトル8をイン
ピーダンス要素7として用いることができ、これによ
り、第2の実施の形態と同様の作用効果を得ることがで
きる。
づいて説明する。3相交流電源1は、電圧形PWMコン
バータ2へ接続されている。電圧形PWMコンバータ2
は3相交流を入力とし、出力として3つの直流電位点V
PC、V0C、VNCを有している。電圧形であるた
め、直流側はコンデンサ10,11により分圧されてい
る。電圧形PWMインバータ3は3つの直流電位点VP
I、V0I、VNIに接続され、3相交流を出力する。
電圧形であるため、直流側はコンデンサ12,13によ
り分圧されている。この電圧形PWMインバータ3から
出力される3相交流により、交流電動機のような3相負
荷4に電力が供給される。
VPCと電圧形PWMインバータ3の正極側電位点VP
Iとが直接接続されている。電圧形PWMコンバータ2
の負極側電位点VNCと電圧形PWMインバータ3の負
極側電位点VNIとも直接接続されている。そして電圧
形PWMコンバータ2の中間電位点V0Cと電圧形PW
Mインバータ3の中間電位点V0Iとの間には、インピ
ーダンス要素7が接続されている。
の構成によって電圧形PWMコンバータ2の中間電位点
V0Cと電圧形PWMインバータ3の中間電位点V0I
の間をインピーダンス要素7で分離することにより、次
のような作用効果を奏する。電圧形PWMインバータ3
の中間電位点V0Iへ電流が流入することにより、電圧
形PWMインバータ3側の正側電圧(=VPI−V0
I)と負側電圧(=V0I−VNI)とがアンバランス
となる。その脈動の周波数は電圧形PWMインバータ3
の電圧形PWM動作に依存する。三角波比較非同期方式
のPWM制御においては、主に電圧形PWMインバータ
周波数の3倍の周波数が支配的である。そこで、電圧形
PWMコンバータ2と電圧形PWMインバータ3との中
間電位点V0C,V0I間にインピーダンス要素7を接
続することにより、電圧形PWMインバータ3の中間電
位点V0Iから電圧形PWMコンバータ2の中間電位点
V0Cへと流れる電流を減衰させ、電圧形PWMインバ
ータ3の正側電圧と負側電圧のアンバランスの影響が電
圧形PWMコンバータ2側の正側電圧と負側電圧のバラ
ンス度に与える影響を低減することができる。通常、電
圧形PWMコンバータ2側の正側電圧と負側電圧とのア
ンバランスは電圧形PWMコンバータ2の電圧高調波と
なり、電源1へ流れる電流の高調波の要因となる。しか
しながら電圧形PWMコンバータ2の中間電位点V0C
と電圧形PWMインバータ3の中間電位点V0Iの間に
挿入されたインピーダンス要素7によって、電圧形PW
Mコンバータ2側の正側電圧と負側電圧のバランス度が
安定化し、電圧形PWMコンバータ2の交流側に流れる
電流に含まれる高調波を低減することが可能となる。
ピーダンス要素7にも、図5に示したリアクトル8を用
いることができる(第6の実施の形態)。これにより、
電圧形PWMコンバータ2の中間電位点V0Cと電圧形
PWMインバータ3の中間電位点V0Iとの間をリアク
トル8で分離することができる。リアクトルは低周波で
インピーダンスが低く、高周波でインピーダンスが高い
ため、電圧形PWMインバータ3から発生する高調波の
影響を効果的に抑制することができ、電圧形PWMイン
バータ3の中間電位点V0Iから電圧形PWMコンバー
タ2の中間電位点V0Cに流れる高調波電流が減衰する
ため、電圧形PWMコンバータの直流電圧が安定化さ
れ、電圧形PWMコンバータ2の交流側に流れる電流に
含まれる高調波を低減することが可能となる。
基づいて説明する。3相交流電源1は、電圧形PWMコ
ンバータ2へ接続されている。電圧形PWMコンバータ
2は、3相交流を入力とし、出力として3つの直流電位
点VPC、V0C、VNCを有している。電圧形である
ため、直流側はコンデンサ10,11により分圧されて
いる。電圧形PWMインバータ3は3つの直流電位点V
PI,V0I,VNIに接続され、3相交流を出力す
る。電圧形であるため、直流側はコンデンサ12,13
により分圧されている。出力される3相交流により、3
相負荷4に電力が供給される。
VPCと電圧形PWMインバータ3の正極側電位点VP
Iとが直接接続され、また電圧形PWMコンバータ2の
負極側電位点VNCと電圧形PWMインバータ3の負極
側電位点VNIとが直接接続されている。そして電圧形
PWMコンバータ2の中間電位点V0Cと電圧形PWM
インバータの中間電位点V0Iとの間は切り離されてい
る。
タ2の中間電位点V0Cと電圧形PWMインバータ3の
中間電位点V0Iの間を分離することができる。電圧形
PWMインバータ3の中間電位点へ電流が流入すること
により、電圧形PWMインバータ3側の正側電圧(=V
PI−V0I)と負側電圧(=V0I−VNI)とがア
ンバランスとなる。その脈動の周波数は、電圧形PWM
インバータの電圧形PWM動作に依存する。一般に三角
波比較非同期方式のPWM制御においては、主に電圧形
PWMインバータ周波数の3倍の周波数が支配的であ
る。そこで、電圧形PWMコンバータ2と電圧形PWM
インバータ3との中間電位点V0C,V0I間を切り離
すことで、電圧形PWMインバータ3の正側電圧と負側
電圧のアンバランスの影響が電圧形PWMコンバータ側
の正側電圧(=VPC−V0C)と負側電圧(=V0C
−VNC)のバランス度に与える影響を除去することが
できる。電圧形PWMコンバータ2側の正側電圧と負側
電圧とのアンバランスは、電圧形PWMコンバータ2の
電圧高調波となり、電源1へ流れる電流の高調波の要因
となるが、電圧形PWMコンバータ2と電圧形PWMイ
ンバータ3との中間電位点V0C,V0I間を切り離す
ことにより、電圧形PWMコンバータ2側の正側電圧と
負側電圧のバランス度を安定化し、電圧形PWMコンバ
ータ3の交流側に流れる電流に含まれる高調波を低減す
ることが可能となる。
に基づいて説明する。3相交流電源1は変圧器17へと
入力される。変圧器17の出力側に、各相それぞれにコ
ンデンサ18の一方の端子が直列に接続されている。各
コンデンサ18のもう一方の端子は電圧形PWMコンバ
ータ2へと接続されている。電圧形PWMコンバータ2
は、出力として2つの直流電位点VP、VNを有してい
る。電圧形であるため、直流出力側にはコンデンサ19
が接続され、電圧の平滑化が図られている。電圧形PW
Mインバータ3は、2つの直流電位点VP、VNを入力
とし、3相交流を出力する。電圧形PWMインバータ3
から出力された3相交流により、3相負荷4に電力を供
給する。
な作用効果を得る。図11には、図10における3相変
圧器17、コンデンサ18及び電圧形PWMコンバータ
2の1相分を模擬する等価回路が示してある。変圧器1
7は、電圧源21と漏れインダクタンス22とで表して
いる。電圧形PWMコンバータ2は、電圧源23で表し
ている。この等価回路上のインピーダンスは、LC直列
回路の共振周波数付近で大きく、共振周波数から離れる
に従い小さくなる。共振周波数を電源の周波数付近に設
定することにより、高調波成分でのゲインが小さくなる
ため、電圧形PWMコンバータ2から電源へ流れる電流
高調波を減衰させることができる。
よる電圧降下分をコンデンサ18により補償すること
で、電圧降下量を低減することができる。このため、電
圧形PWMコンバータ2の電圧利用率を向上させること
が可能となる。
ータ2との間に直列に接続したコンデンサ18により、
直流電流が変圧器17へ流れることを防止することがで
きる。直流電流が変圧器17に流れると変圧器17が偏
磁し、高調波を増加させるが、コンデンサ18により変
圧器17の偏磁を抑制し、高調波の増加を抑制すること
が可能となる。
びコンデンサ18は次のように設定するのが好ましい。
図11の1相分の等価回路において、LC直列回路の共
振周波数Fは、変圧器17の漏れインダクタンスをL、
変圧器17と電圧形PWMコンバータ2の間に直列に接
続するコンデンサ18のキャパシタンスをCとすると、
するように、変圧器17の漏れインダクタンスLとコン
デンサ18のキャパシタンスCとを設定する(第9の実
施の形態)。
実施の形態では第8の実施の形態の作用効果に加えて、
以下の作用効果を得る。共振回路の特徴として、共振周
波数付近の入出力ゲインは大きいが、共振周波数から離
れた成分の入出力ゲインは小さいことがあげられる。そ
こで、LC回路の共振周波数を電源周波数に一致させる
ことで、電源周波数以外の高調波成分に対するインピー
ダンスを増加させ、電流高調波を低減することが可能と
なる。また、LC回路の共振周波数を電源周波数に一致
させることで、同周波数成分のインピーダンスを零とす
ることができる。このため、漏れインダクタンスLによ
る電圧降下を補償し、電圧形PWMコンバータ2の電圧
利用率を向上させることが可能となる。
ータ2に直列に接続したコンデンサ18により、変圧器
17に直流電流が流れることを防止することができる。
直流電流が変圧器17に流れると、変圧器17が偏磁
し、高調波を増加させる。コンデンサ18により変圧器
17の偏磁を抑制し、高調波の増加を抑制することが可
能となる。
に基づいて説明する。図12は、図1に示す第1の実施
の形態において、電圧形PWMインバータ3が可変電圧
可変周波数(VVVF)出力の電圧形PWMインバータ
としたものである。他の構成は、図1に示した第1の実
施の形態と同様である。
は、電圧形PWMコンバータ2と電圧形PWMインバー
タ3のコンデンサ6とをインピーダンス要素7により分
離している。電圧形PWMインバータ3の高調波が電圧
形PWMインバータ側の直流コンデンサ6へ流入するこ
とで、電圧形PWMインバータ側の直流電圧が脈動す
る。電圧形PWMコンバータ2側の直流電圧(=VPC
−VNC)と電圧形PWMインバータ3側の直流電圧
(=VPI―VNI)の電圧差により電流が電圧形PW
Mコンバータ2から電圧形PWMインバータ3へあるい
は電圧形PWMインバータ3から電圧形PWMコンバー
タ2へ流れるが、インピーダンス要素7により、高調波
電流の大きさを減衰させることができる。特に、電圧形
PWMインバータ3が可変電圧可変出力(VVVF)の
インバータである場合、変調率や周波数といった電圧形
PWMインバータ3の動作状態に応じて高調波成分が変
化する。図13及び図14は、VVVF方式の電圧形P
WMインバータ3から直流コンデンサ6側へ流れる電流
のシミュレーションにおけるFFT結果を示す。同シミ
ュレーション時の電圧形PWMインバータの動作は、1
パルスモードである。1パルスモードにおける直流高調
波は、電圧形PWMインバータ周波数Fiの6倍の整数
倍nに現れる。
バータ周波数Fi=100Hzであるため、600H
z,1200Hz,1800Hz,…の高調波が発生し
ている。図14では、電圧形PWMインバータ周波数F
i=140Hzであるため、840Hz,1680H
z,2520Hz,…の高調波が発生している。図13
及び図14より、高調波周波数が電圧形PWMインバー
タ周波数とともに変化している様子が分かる。また、同
シミュレーション結果は、1パルスモードでの結果を示
すものであり、他のパルスモードの場合にはこの1パル
スモードとは異なった高調波を発生する。このように高
調波成分は、主回路方式やPWM制御方式、出力周波数
に応じて変化する。VVVFインバータの場合には、動
作中に高調波成分が時々刻々と変化していくため、例え
ぱ、ノッチフィルタのようなある特定の周波数成分を抑
制する方式では、あらゆる動作状態におけるインバータ
の影響を抑制することは困難である。本実施の形態にお
いては、VVVFインバータにより高調波成分が変化す
るようなシステムにおいても、高調波を減衰させる効果
が期待できる。
インバータ3の高調波の影響により電圧形PWMコンバ
ータ2側の直流電圧が脈動するのを抑制することがで
き、電圧形PWMコンバータ2の直流電圧が安定化され
るために、電圧形PWMコンバータ2の交流側に流れる
電流に含まれる高調波を低減することが可能となる。
5に示した第2の実施の形態のようにインピーダンス要
素7にリアクトル8を用いること、図6に示した第3の
実施の形態のようにインピーダンス要素7を直流側負極
電位点VNC,VNI間に接続し、あるいは図7に示し
た第4の実施の形態のように直流側正極電位点VPC,
VPI間と負極側電位点VNC,VNI間との両方に接
続することも可能であり、これによって、上記の第10
の実施の形態の作用効果に加えて、各実施の形態と同様
の作用効果を得ることができる。
5に基づいて説明する。図15に示す第11の実施の形
態の電力変換装置は、図1に示した第1の実施の形態に
おける3相交流電源1に代えて、単相電源16を用いた
ことを特徴としている。電源16が単相であるため、電
圧形PWMコンバータも3相の電圧形PWMコンバータ
でなく、単相の電圧形PWMコンバータ25を用いてい
る。他の構成は図1に示した第1の実施の形態と同様で
ある。
16、図17又は図18に示す回路構成のものを用いる
ことができる。図16のコンバータ回路は直流側電位点
を2つ有する2レベル変換器であり、広く知られた電圧
形PWMコンバータである。図17、図18のコンバー
タ回路は、直流側電位点を3つ有する3レベル変換器で
ある。特に図17は中性点クランプ方式(NPC)変換
器として広く知られた電圧形PWMコンバータである。
図18に示す回路構成の変換器は、図2に示す2レベル
電圧形PWMコンバータの直流側を直列に接続し、交流
側をそれぞれ変圧器24の2次側に接続するものであ
る。
電力変換装置は、単相の電圧形PWMコンバータ25と
電圧形PWMインバータ3との間にインピーダンス要素
7を直列に接続した構成となり、電圧形PWMコンバー
タ25と電圧形PWMインバータ3のコンデンサをイン
ピーダンス要素7により分離している。これにより、次
のような作用効果を得ることができる。
形PWMインバータ側の直流コンデンサ6へ流入するこ
とで、電圧形PWMインバータ側の直流電圧が脈動す
る。電圧形PWMコンバータ25側と電圧形PWMイン
バータ3側の直流電圧の電圧差分の電流が電圧形PWM
コンバータ25から電圧形PWMインバータ3へあるい
は電圧形PWMインバータ3から電圧形PWMコンバー
タ25へ流れるが、インピーダンス要素7により、電流
の大きさを減衰させることができる。よって、電圧形P
WMインバータ3の高調波の影響により、電圧形PWM
コンバータ25側の直流電圧が脈動することを抑制する
ことができ、電圧形PWMコンバータ25の直流電圧が
安定化され、電圧形PWMコンバータ25の交流側に流
れる電流に含まれる高調波を低減することが可能とな
る。例えぱ、図19には、従来技術例において示した図
35のシミュレーションと同様の条件で、本実施の形態
の構成でシミュレーションした場合の電圧形PWMコン
バータ25から電源16へと流れる電流のFFT結果を
示している。従来例の図35と比較して、電圧形PWM
インバータ3の影響である高調波が抑制低減されている
ことが確認できる。
整流に起因して、電圧形PWMコンバータ25の直流側
には、電源16が単相の場合、電源周波数の2倍の周波
数が重畳し、電圧が同周波数により脈動することによ
り、電圧形PWMインバータ3の相電流にビート現象が
発生したり、電動機のような負荷4を駆動する場合には
トルク脈動が発生する。しかしながら、本実施の形態の
ように、電圧形PWMコンバータ25と電圧形PWMイ
ンバータ3のコンデンサ5,6間をインピーダンス要素
7により分離することにより、電圧形PWMコンバータ
25の整流に起因する影響が電圧形PWMインバータ3
側の直流電圧に与える影響を抑制することができ、電流
ビートやトルクリプルといった現象を抑制することが可
能となる。
に示した第2の実施の形態のようにインピーダンス要素
7にリアクトル8を用いること、図6に示した第3の実
施の形態のようにインピーダンス要素7を直流側負極電
位点VNC,VNI間に接続し、あるいは図7に示した
第4の実施の形態のように直流側正極電位点VPC,V
PI間と負極側電位点VNC,VNI間との両方に接続
することが可能である。
0に基づいて説明する。図20に示す第12の実施の形
態の電力変換装置は、交直流電気車用の電力変換装置で
ある。交直流電気車では、交流き電区間を走行する場
合、架線26に流れる単相の交流をパンタグラフ27に
より集電し、変圧器28の1次側端子の一方へ入力す
る。変圧器28の一次側のもう一方の端子は、車輪29
を介してレール30へ接続される。変圧器28の2次側
は、単相電圧形PWMコンバータ25に接続されてい
る。第11の実施の形態と同様に、電圧形PWMコンバ
ータ25は単相交流を入力とし、2つの直流側電位点V
PC,VNCを有している。電圧形PWMコンバータ2
5の負極側電位点VNCは、電圧形PWMインバータ3
の負極側電位点VNIに接続されている。
ータ3は2つの直流電位点VPI,VNIを入力とし、
3相の交流を出力するものである。電圧形PWMインバ
ータ3の正極側電位点VPIは、リアクトル30を介し
てスイッチ31の出力端子Cに接続されている。電圧形
PWMコンバータ25の正極側電位点VPCはスイッチ
31の入力端子の一方Bへ接続されている。
電圧形PWMコンバータ25の正極側電位点VPCとリ
アクトル30が短絡するように、すなわち端子BCが接
するように開閉動作し、電圧形PWMインバータ3によ
り得られる3相交流により、負荷である電動機32を駆
動する。
合、スイッチ31は入力端子Aとリアクトル30に接続
された出力端子Cとが短絡するように開閉動作し、架線
26に流れる直流をパンタグラフ27により集電し、電
圧形PWMインバータ3によって3相交流に変換し、電
動機負荷32を駆動する。
電区間において、電圧形PWMインバータ3に起因する
高調波の影響をリアクトル30により、低減することが
できる。直流き電区間を走行する電気車においては、一
般に直流電圧の安定化のために、リアクトル30が従来
より接続されている。同リアクトル30を交流き電区間
で、電圧形PWMコンバータと電圧形PWMインバータ
間に直列に接続することにより、交流き電区間におい
て、電圧形PWMインバータ3の高調波の影響により電
圧形PWMコンバータ25から電源へと流れる高調波を
低減することができる。このようにして、スイッチ31
の切替動作によってリアクトル30を交流き電区間と直
流き電区間とで併用することにより、交流き電区間毎に
別個のリアクトルを要するのに比べ、コスト・スぺース
・重量等の負担を低減することが可能となる。
1に基づいて説明する。図20に示した第12の実施の
形態のほかに、電圧形PWMコンバータ25と電圧形P
WMインバータ3とがどちらも、3つの直流側電位点V
PC,V0C,VNP;VPI,V0I,VNIを有す
る構成も存在する。この場合、図21に示す回路構成に
する。電圧形PWMコンバータ25と電圧形PWMイン
バータ3が3つの直流側電位点を有する場合、電圧形P
WMコンバータ25と電圧形PWMインバータ3の中間
電位点V0C,V0I間を切り離すことが回路の対称性
より必要となる。この中間電位点間V0C,V0Iを切
り離すことで、電圧形PWMインバータ3の正側電圧と
負側電圧のアンバランスが電圧形PWMコンバータの正
側電圧と負側電圧のバランス度に与える影響を除去する
ことができるようになる。その他、作用効果に関して
は、図20に示した第12の実施の形態に同じである。
2に基づいて説明する。この実施の形態の電力変換装置
は、図15に示した第11の実施の形態と同様の回路構
成における電圧形PWMインバータ3に代えて、図12
に示した第10の実施の形態と同様のVVVF方式の電
圧形PWMインバータ15を採用し、また負荷として交
流電動機32に電力を供給する構成である。そして、電
圧形PWMコンバータ25、VVVF方式の電圧形PW
Mインバータ15それぞれの直流回路のコンデンサ5,
6間において、直流側正極電位点VPC,VPI間、直
流側負極電位点VNP,VNI間の両方をインピーダン
ス要素7によって接続している。なお、インピーダンス
要素7は図5に示したようにリアクトル8を採用するこ
とができる。
PWMコンバータ25、電圧形PWMインバータ15各
々にコンデンサ5,6を設けることでコンバータ、イン
バータ共に電圧形変換器としてより安定に動作できると
ともに、電圧形PWMコンバータ25側のコンデンサ5
が交流成分に対して低インピーダンスとなり、交流成分
をバイパスさせることにより、より電源16側に流出す
る成分を減少させることができる。
うに正負両極に挿入しても、正側または負側の一方だけ
に挿入してもよい。そして一方だけに挿入する場合、イ
ンピーダンス要素7としてリアクトル8を用いる場合、
正負両極に設ける2つのリアクトルのインダクタンス値
の和に等しいインダクタンスのリアクトルを挿入するこ
とにより、同じ効果が得られる。
3に基づいて説明する。第15の実施の形態の電力変換
装置は、図22に示した第14の実施の形態と同様、電
圧形PWMコンバータ25、VVVF方式電圧形PWM
インバータ15それぞれの直流側にコンデンサ5,6を
設け、電圧形PWMコンバータ25と電圧形PWMイン
バータ15の直流側正極電位点VPC,VPI間のみに
インピーダンス要素7を挿入し、直流側負極電位点側は
接地したことを特徴とする。インピーダンス要素7には
他の実施の形態と同様にリアクトル8を用いることがで
きる。
に流れる交流成分のうち、いわゆるノーマルモードの交
流成分電流はインピーダンス要素7によって減衰し、電
源16側への流出が抑制される。同時に主回路の一端を
接地することによって、主回路全体の電位が接地に対し
安定するため、いわゆるコモンモードのノイズ成分も減
少させることができる。
電位点側を接地したが、図24に示したように、直流側
正極電位点VPC,VPI側を接地し、直流側負極電位
点VNC,VNI間にインピーダンス要素7を挿入する
構成とすることもできる(第16の実施の形態)。これ
によって、直流回路の正極(正極側電位点)側で電位が
固定され、第15の実施の形態と同様にコモンモードノ
イズを減少させる効果が得られる。
5に基づいて説明する。第17の実施の形態の電力変換
装置は、図22に示した第14の実施の形態に対して、
さらにVVVF方式の電圧形PWMインバータ15の直
流側負極電位点VNIを接地抵抗41を介して接地させ
たことを特徴とする。これによって、第14の実施の形
態の作用効果に加えて、主回路電位の安定化が図れる。
バータ25側負極あるいは正極側を選んでも電位安定の
効果は得られる。
6に基づいて説明する。第18の実施の形態の電力変換
装置は、電圧形PWMコンバータ25、VVVFインバ
ータ15それぞれに図17又は図18に示したような3
レベルコンバータを採用し、この電圧形3レベルPWM
コンバータ25と3レベルVVVF方式の電圧形PWM
インバータ15との間の直流リンクの正極側電位点VP
C,VPI間、負極側電位点VNC,VNI間それぞれ
に等しいインピーダンス要素7を挿入し、コンデンサ1
0,11の分圧点、いわゆる中性点V0C,V0Iを抵
抗41を介して接地した例である。なお、これらのイン
ピーダンス要素7にはインダクタンスの等しいリアクト
ル8を用いることができる。
動作、主回路電位変動とも中性点を中心に対称動作とな
り、ノイズ低減効果が得られる。
7に基づいて説明する。第19の実施の形態の電力変換
装置は、図9に示した第7の実施の形態における3相交
流用の電圧形PWMコンバータ2に代えて単相交流用の
電圧形PWMコンバータ25を用い、また電圧形PWM
インバータ3に代えてVVVF方式の電圧形PWMイン
バータ15を用い、負荷に交流電動機32を採用したこ
とを特徴とする。
レベルPWMコンバータ25、3レベルVVVFインバ
ータ15それぞれのコンデンサの分圧点間、つまり直流
中間電位点V0C,V0I間を非接続とすることによ
り、第7の実施の形態と同様にVVVFインバータ15
の中性点(中間電位点V0I)に発生するインバータ周
波数の3倍の周波数の電位変動に伴う交流成分が電圧形
PWMコンバータ25側に流れるのを防止することがで
きる。
8に基づいて説明する。第20の実施の形態の電力変換
装置は、図27に示した第19の実施の形態に対して、
さらに電圧形PWMコンバータ25とVVVF方式電圧
形PWMインバータ15との直流側正極電位点VPV,
VPI間をインピーダンス要素7によって直列に接続し
たことを特徴とする。このインピーダンス要素7には、
他の実施の形態と同様にリアクトル8を用いることがで
きる。
直流側中間電位点V0Iの電位変動による交流成分及び
VVVFインバータ15の直流側正極電位点VPI、負
極側電位点VNIそれぞれに現れる電位変動による交流
成分のいずれも電圧形PWMコンバータ25側に流出す
るのを防止することができる。
うに電圧形PWMコンバータ25とVVVFインバータ
15との中間電位点V0C,V0I間を非接続にし、直
流側負極電位点VNC,VNI間にインピーダンス要素
7を挿入した構成(第21の実施の形態)、また図30
に示すように電圧形PWMコンバータ25とVVVFイ
ンバータ15との中間電位点V0C,V0I間を非接続
にし、直流側正極電位点VPC,VPI間と負極側電位
点VNC,VNI間との両方に共にインピーダンス要素
7を挿入した構成(第22の実施の形態)にしても得る
ことができる。
れば、電圧形PWMコンバータの直流側と電圧形PWM
インバータの直流側とをインピーダンス要素又はLCフ
ィルタにより分離することによって、電圧形PWMイン
バータ高調波の影響によって電圧形PWMコンバータ側
の直流電圧が脈動するのを抑制して電圧形PWMコンバ
ータの直流電圧を安定化させ、電圧形PWMコンバータ
の交流側に流れる電流に含まれる高調波を低減すること
ができ、また電圧形PWMコンバータの整流に起因する
影響が電圧形PWMインバータ側直流電圧に与える影響
を抑制することができて、電流ビートやトルクリプルと
いった現象を抑制することができる。
ノーマルモードの交流成分電流はインピーダンス要素に
よって減衰させ、かつ主回路全体の電位を接地に対して
安定させ、いわゆるコモンモードのノイズ成分も減少さ
せることができる。
PWMコンバータと電圧形3レベルPWMインバータの
直流側中間電位点の間にインピーダンス要素を接続する
ことにより、電圧形3レベルPWMインバータの中間電
位点から電圧形3レベルPWMコンバータの中間電位点
へと流れる電流を減衰させ、電圧形3レベルPWMイン
バータの正側電圧と負側電圧のアンバランスの影響が電
圧形3レベルPWMコンバータ側の正側電圧と負側電圧
のバランス度に与える影響を低減することができ、電圧
形3レベルPWMコンバータの交流側に流れる電流に含
まれる高調波を低減することができる。
PWMコンバータの直流側中間電位点と電圧形3レベル
PWMインバータの直流側中間電位点の間を切り離すこ
とにより、電圧形3レベルPWMインバータの正側電圧
と負側電圧のアンバランスの影響が電圧形3レベルPW
Mコンバータ側の正側電圧と負側電圧のバランス度に与
える影響を除去することができ、電圧形3レベルPWM
コンバータの交流側に流れる電流に含まれる高調波を低
減することができる。
PWMコンバータの直流側と電圧形3レベルPWMイン
バータの直流側とをインピーダンス要素により分離する
ことにより、インピーダンス要素によって電圧形3レベ
ルPWMインバータから電圧形3レベルPWMコンバー
タ側に流れる交流電流成分を減衰させることができ、電
圧形3レベルPWMインバータ高調波の影響によって電
圧形3レベルPWMコンバータ側の直流電圧が脈動する
のを抑制することができ、この結果として、電圧形3レ
ベルPWMコンバータの直流電圧が安定化され、電圧形
3レベルPWMコンバータの交流側に流れる電流に含ま
れる高調波を低減することができ、また電圧形3レベル
PWMコンバータの整流に起因する影響が電圧形3レベ
ルPWMインバータ側直流電圧に与える影響を抑制する
ことができて、電流ビートやトルクリプルといった現象
を抑制することもできる。
PWMコンバータと電圧形3レベルPWMインバータよ
り成る電力変換装置において、電圧形3レベルPWMコ
ンバータと電圧形3レベルPWMインバータとのそれぞ
れの最も高い直流電位点間と最も低い直流電位点間との
双方にインピーダンス要素を直列に接続し、電圧形3レ
ベルPWMコンバータと電圧形3レベルPWMインバー
タとのそれぞれの直流側中間電位点の間を直接接続する
と共に、当該直流側中間電位点を別のインピーダンス要
素を介して接地することにより、いわゆるノーマルモー
ドの交流成分電流はインピーダンス要素によって減衰さ
せ、かつ主回路全体の電位を接地に対して安定させ、い
わゆるコモンモードのノイズ成分も減少させることがで
きる。
とコンデンサ及び電圧形PWMコンバータから成る各相
は、等価的にLC直列回路と考えることができ、LC回
路のゲインは共振周波数付近で大きく、共振周波数から
離れるに従い小さくなるため、共振周波数を電源の周波
数付近に設定することにより、電圧形PWMコンバータ
から電源へ流れる電流高調波を減衰させることができ
る。また、変圧器の漏れインダクタンスによる電圧降下
分をコンデンサによって補償することができ、電圧形P
WMコンバータの電圧利用率を向上させることができ
る。さらに、変圧器と電圧形PWMコンバータとに直列
に接続したコンデンサによって直流電流が変圧器に流れ
ることを防止することができ、直流電流が変圧器に流れ
ると変圧器が偏磁し、高調波を増加させるものであるの
が、このコンデンサによりそのような変圧器の偏磁を抑
制し、高調波の増加を抑制することができる。
と交流き電区間において、電圧形PWMインバータに起
因する高調波の影響をリアクトルによって低減すること
ができ、また直流き電区間と交流き電区間とで同じリア
クトルを併用することにより、コスト・スペース・重量
などの負担を低減することができる。
路ブロック図。
ータ、電圧形PWMインバータとして採用することがで
きる変換器の回路図。
ータ、電圧形PWMインバータとして採用することがで
きる3レベル変換器の回路図。
ータとして採用することができる3レベル変換器の回路
図。
として採用するリアクトルの回路図。
路ブロック図。
路ブロック図。
路ブロック図。
路ブロック図。
回路ブロック図。
圧形PWMコンバータの各相等価回路図。
の回路ブロック図。
方式電圧形PWMインバータ(電圧形PWMインバータ
周波数100Hz)から電圧形PWMインバータの直流
側へ流れる電流のFFT結果を示すグラフ。
方式電圧形PWMインバータ(電圧形PWMインバータ
周波数140Hz)から電圧形PWMインバータの直流
側へ流れる電流のFFT結果を示すグラフ。
の回路ブロック図。
WMコンバータに採用される変換器の回路図。
WMコンバータに採用される単相交流を入力とする3レ
ベル変換器の回路図。
WMコンバータとして採用することができる3レベル変
換器の他の例の回路図。
WMコンバータから電源へ流れる電流のFFT結果のグ
ラフ。
の回路ブロック図。
の回路ブロック図。
の回路ブロック図。
の回路ブロック図。
の回路ブロック図。
の回路ブロック図。
の回路ブロック図。
の回路ブロック図。
の回路ブロック図。
の回路ブロック図。
の回路ブロック図。
交流電車システムでの1次電流のFFT結果のグラフ。
流電車システムでの1次電流のFFT結果のグラフ。
インバータを採用した電気車用電力変換装置の従来例の
回路ブロック図。
電圧形PWMインバータ 16 単相電源 17 変圧器 18 コンデンサ 19 コンデンサ 20 変圧器 21 (変圧器を模擬する)電圧源 22 漏れインダクタンス 23 (電圧形PWMコンバータを模擬する)電圧源 24 変圧器 25 (単相)電圧形PWMコンバータ 26 架線 27 パンタグラフ 28 変圧器 29 車輪 30 リアクトル 31 スイッチ 32 電動機 33 レール 40 コンデンサ 41 抵抗
Claims (11)
- 【請求項1】 出力側に第1のコンデンサが接続される
電圧形PWMコンバータと、入力側に第2のコンデンサ
が接続される電圧形PWMインバータとを備え、前記第
1のコンデンサと前記第2のコンデンサの間に直列にイ
ンピーダンス要素を接続したことを特徴とする電力変換
装置。 - 【請求項2】 交流電力を入力として直流電力に変換す
る電圧形PWMコンバータと、この電圧形PWMコンバ
ータ出力端子間に接続された第1のコンデンサと、この
第1のコンデンサ端子間に接続されるLCフィルタと、
このLCフィルタのコンデンサ端子間に接続される電圧
形PWMインバータとを備えて成る電力変換装置。 - 【請求項3】 前記インピーダンス要素の接続されてい
ない側の直流側電位点間を接地したことを特徴とする請
求項1又は2に記載の電力変換装置。 - 【請求項4】 前記インピーダンス要素が前記最も高い
直流電位点間と最も低い直流電位点間との双方に接続さ
れている場合、これらのいずれか一方の直流電位点間を
別のインピーダンス要素を介して接地したことを特徴と
する請求項3に記載の電力変換装置。 - 【請求項5】 電源としての単相交流又は3相交流を3
つの電位点を有する直流に変換する電圧形3レベルPW
Mコンバータと、3つの電位点を有する直流を入力と
し、単相交流又は3相交流に変換して負荷に電力を供給
する電圧形3レベルPWMインバータより成る電力変換
装置において、前記電圧形3レベルPWMコンバータと
前記電圧形3レベルPWMインバータとのそれぞれの直
流側中間電位点の間にインピーダンス要素を直列に接続
したことを特徴とする電力変換装置。 - 【請求項6】 出力側に中間電位を有する第1のコンデ
ンサが接続される電圧形3レベルPWMコンバータと、
入力側に中間電圧を有する第2のコンデンサが接続され
る電圧形3レベルPWMインバータとを備え、前記第1
のコンデンサと前記第2のコンデンサの各両端端子間の
みを接続したことを特徴とする電力変換装置。 - 【請求項7】 前記第1のコンデンサと前記第2のコン
デンサの各両端端子間の少なくともいずれか一方にイン
ピーダンス要素を直列に接続したことを特徴とする請求
項6に記載の電力変換装置。 - 【請求項8】 電源としての単相交流又は3相交流を3
つの電位点を有する直流に変換する電圧形3レベルPW
Mコンバータと、3つの電位点を有する直流を入力と
し、単相交流又は3相交流に変換して負荷に電力を供給
する電圧形3レベルPWMインバータより成る電力変換
装置において、 前記電圧形3レベルPWMコンバータと前記電圧形3レ
ベルPWMインバータとのそれぞれの最も高い直流電位
点間と最も低い直流電位点間との双方にインピーダンス
要素を直列に接続し、前記電圧形3レベルPWMコンバ
ータと前記電圧形3レベルPWMインバータとのそれぞ
れの直流側中間電位点の間を直接接続すると共に、当該
直流側中間電位点を別のインピーダンス要素を介して接
地したことを特徴とする電力変換装置。 - 【請求項9】 電源としての単相交流又は3相交流と、
該電源に接続された変圧器と、該変圧器に接続された電
圧形3レベルPWMコンバータと、該電圧形3レベルP
WMコンバータにより変換された直流を入力とし、単相
交流又は3相交流に変換して負荷に電力を供給する電圧
形3レベルPWMインバータより成る電力変換装置にお
いて、 前記変圧器と前記電圧形3レベルPWMコンバータの間
にコンデンサを直列に接続したことを特徴とする電力変
換装置。 - 【請求項10】 前記変圧器の漏れインダクタンスと、
前記変圧器と前記電圧形3レベルPWMコンバータの間
に直列に接続されたコンデンサとの共振周波数を前記電
源の周波数付近に設定したことを特徴とする請求項9に
記載の電力変換装置。 - 【請求項11】 架線に流れる電力をパンタグラフによ
り集電し、直流き電区間にあっては切換装置並びにリア
クトルを介して電圧形PWMインバータに直流電力を供
給し、交流き電区間にあっては変圧器を介して交流電力
を電圧形PWMコンバータの出力側に接続されるコンデ
ンサの出力端から前記切換装置並びに前記リアクトルを
介して前記電圧形PWMインバータに直流電力を供給す
ることを特徴とする電力変換装置。
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---|---|---|---|
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ID=15664908
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