JPH11355664A - 固体撮像装置およびその駆動方法 - Google Patents

固体撮像装置およびその駆動方法

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JPH11355664A
JPH11355664A JP10156982A JP15698298A JPH11355664A JP H11355664 A JPH11355664 A JP H11355664A JP 10156982 A JP10156982 A JP 10156982A JP 15698298 A JP15698298 A JP 15698298A JP H11355664 A JPH11355664 A JP H11355664A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成でブルーミングを抑制する。 【解決手段】 各画素は、光電変換によって生成した電
荷を蓄積するフォトダイオード3と、制御信号に応じて
情報蓄積部3と電源(VDD)との間に存在する電気的障
壁の高さを変化させる転送ゲート4およびリセット素子
7とを有する。行選択回路は、バイアスされた出力TR
i、RSiを制御信号として転送ゲート4およびリセッ
ト素子7に供給する。制御信号がバイアスされているた
め、転送ゲート4およびリセット素子7は完全なOFF
状態にならず、過剰電荷を電源に放出させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体撮像装置およ
びその駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】撮像部内に複数の光電変換素子(フォト
ダイオードなど)をマトリクス状に配列した固体撮像装
置にはCCD型とは別にMOS型がある。MOS型撮像
装置の場合でも、CCD型撮像装置の場合と同様に、ブ
ルーミング現象が生じうる。
【0003】次に、図18(a)および(b)を参照し
ながら、ブルーミング現象をより詳細に説明する。図1
8(a)は、あるひとつの画素内のフォトダイオードや
トランジスタが形成されている半導体表面近傍の断面を
模式的に示している。図18(b)は、図18(a)に
示されている領域の半導体表面の電位分布を示してい
る。
【0004】図18(a)に示されるように、画素内に
は、光電変換素子3、転送ゲート4のゲート電極および
リセットトランジスタ7のゲート電極が形成されてい
る。図示されている画素内の光電変換素子3と、不図示
の隣接画素内の光電変換素子部および検出部を含むトラ
ンジスタ部とは、例えば基板不純物濃度よりも高い不純
物濃度を持つ拡散層(チャネルストップ領域)やLOC
OSによって分離されている。このような画素構成にお
いて、入射光量に応じて光電変換素子3で形成された信
号電荷は、転送ゲート4を通って検出部5に転送され、
次にリセットトランジスタ7を介して電源(VDD)に
排出される。
【0005】しかしながら、転送ゲート4およびリセッ
トトランジスタ7が非導通状態にあるべき期間において
も、図18(b)に示されるように、光電変換素子3に
強い光が入射し、光電変換素子3で蓄積できる最大電荷
量以上の電荷が形成されると、電荷は光電変換素子3か
らあふれだす。その結果、あふれ出た電荷は、転送ゲー
ト4およびチャネルストップ領域を通って、検出部や隣
接画素内の光電変換素子部等へ流出してしまう。この現
象は、CCDイメージセンサの分野において「ブルーミ
ング」と呼ばれる現象と同様の現象である。増幅型固体
撮像装置においても、ブルーミングが生じると、撮像画
像に白い帯状または白い円状パターンが観察され、画質
が劣化する。ブルーミングを抑制するため、種々のオー
バフロードレイン構造を半導体基板内の撮像部に設けた
固体撮像装置が開発されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、半導体
基板内の撮像部に特別にオーバフロードレイン構造を設
けることは製造工程を複雑化するという問題や、各光電
変換素子の小型化が困難になるという問題がある。ま
た、オーバーフロードレイン動作のための特別な制御信
号を形成し、印加する必要が生じる。
【0007】本発明は斯かる諸点に鑑みてなされたもの
であり、その主な目的は、簡単な構造でブルーミングを
抑制できる固体撮像装置およびその駆動方法を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による固体撮像装
置は、行列状に配列された複数の画素を有する撮像部
と、前記複数の画素から少なくともひとつの画素を選択
する周辺回路とを備えた固体撮像装置であって、前記画
素は、光電変換によって電荷を生成し、蓄積する光電変
換部と、前記光電変換部から読み出された電荷を蓄積す
る検出部と、前記光電変換部と前記検出部との間にあっ
て前記光電変換部から前記検出部へ前記電荷を読み出す
転送電極と、前記検出部の電位変化を検知する増幅素子
と、前記検出部に蓄積された電荷を電源供給部に排出し
前記検出部の電位をリセットするリセット電極とを具備
し、前記周辺回路は、前記転送電極に印加することによ
って前記転送電極下の第1の電気的障壁の高さを制御す
る第1の制御信号と、前記リセット電極に印加するこに
よって前記リセット電極下の第2の電気的障壁の高さを
制御する第2の制御信号とを生成する選択回路を有して
おり、前記選択回路は、第1の電源電位および前記第1
の電源電位よりも低い第2の電源電位を受け取ることに
よって動作する複数段のインバータを含み、前記複数段
のインバータのうちの最終段のインバータがバイアスさ
れた出力信号を発生し、前記出力信号を前記第1の制御
信号および前記第2の制御信号とする。
【0009】本発明による他の固体撮像装置は、行列状
に配列された複数の画素を有する撮像部と、前記複数の
画素から少なくともひとつの画素を選択する周辺回路と
を備えた固体撮像装置であって、前記画素は、光電変換
によって電荷を生成し、蓄積する光電変換部と、前記光
電変換部の電位変化を検知する増幅素子と、前記光電変
換部に蓄積された電荷を電源供給部に排出し前記光電変
換部の電位をリセットするリセット電極とを具備し、前
記周辺回路は、前記リセット電極に印加するこによって
前記リセット電極下の電気的障壁の高さを制御する制御
信号を生成する選択回路を有しており、前記選択回路
は、第1の電源電位および前記第1の電源電位よりも低
い第2の電源電位を受け取ることによって動作する複数
段のインバータを含み、前記複数段のインバータのうち
の最終段のインバータがバイアスされた出力信号を発生
し、前記出力信号を前記制御信号とする固体撮像装置。
【0010】本発明による更に他の固体撮像装置は、光
電変換によって生成した電荷を蓄積する情報蓄積部と、
制御信号に応じて前記情報蓄積部と電源供給部との間に
存在する電気的障壁の高さを変化させ、それによって前
記情報蓄積部に蓄積された前記電荷を前記電源供給部に
放出させることができるリセット素子と、を有する複数
の画素、および前記複数の画素から少なくともひとつの
画素を選択する周辺回路を備えた固体撮像装置であっ
て、前記周辺回路は、前記制御信号を生成する選択回路
を有し、前記選択回路は、第1の電源電位および前記第
1の電源電位よりも低い第2の電源電位を受け取ること
によって動作する複数段のインバータを含み、前記複数
段のインバータのうちの最終段インバータがバイアスさ
れた出力を発生し、前記バイアスされた出力を前記制御
信号として前記リセット素子に供給する。
【0011】好ましい実施形態では、前記情報蓄積部が
光電変換素子を含んでいる。
【0012】ある好ましい実施形態では、前記選択回路
の前記最終段インバータは、エンハンスメント型Nチャ
ネルMOSトランジスタとデプレッション型Pチャネル
MOSトランジスタとを含むCMOSインバータであ
る。
【0013】他の好ましい実施形態では、前記最終段イ
ンバータが受け取る第1の電源電位は、前記最終段以外
のインバータが受け取る第1の電源電位よりも高い。
【0014】他の好ましい実施形態では、前記最終段イ
ンバータが受け取る第2の電源電位は、前記最終段以外
のインバータが受け取る第2の電源電位よりも高い。
【0015】他の好ましい実施形態では、前記最終段イ
ンバータが受け取る第1の電源電位は、選択された期間
だけ、前記最終段以外のインバータが受け取る第3の電
源電位よりも高い。
【0016】前記選択された期間は、水平ブランキング
期間に含まれることが好ましい。
【0017】前記最終段インバータは、NチャネルMO
SトランジスタとPチャネルMOSトランジスタとを含
むことが好ましい。
【0018】前記複数の画素の各々は、前記光電変換素
子と前記リセット素子との間に配置された転送ゲートを
有し、前記転送ゲートは、他の制御信号に応じて前記転
送ゲートの下に存在する電気的障壁の高さを変化させ、
それによって前記光電変換素子に蓄積された電荷を前記
電源供給部に放出させることができてもよい。
【0019】前記選択回路は、前記第1の電源電位およ
び前記第2の電源電位を受け取ることによって動作する
他の複数段のインバータを含み、前記他の複数段のイン
バータのうちの最終段インバータがバイアスされた出力
を発生し、前記バイアスされた出力を前記他の制御信号
として前記転送ゲートに供給することが好ましい。
【0020】ある好ましい実施形態では、前記選択回路
の前記他の最終段インバータは、エンハンスメント型N
チャネルMOSトランジスタとデプレッション型Pチャ
ネルMOSトランジスタとを含むCMOSインバータで
ある。
【0021】他の好ましい実施形態では、前記他の最終
段インバータが受け取る第1の電源電位は、前記最終段
以外のインバータが受け取る第1の電源電位よりも高
い。
【0022】他の好ましい実施形態では、前記他の最終
段インバータが受け取る第2の電源電位は、前記最終段
以外のインバータが受け取る第2の電源電位よりも高
い。
【0023】他の好ましい実施形態では、前記他の最終
段インバータが受け取る第1の電源電位は、選択された
期間だけ、前記最終段以外のインバータが受け取る第3
の電源電位よりも高い。
【0024】前記選択された期間は、水平ブランキング
期間に含まれることが好ましい。
【0025】本発明による固体撮像装置の駆動方法は、
前記固体撮像装置の駆動方法であって、光電変換によっ
て電荷を生成し、前記情報蓄積部に蓄積させる工程と、
前記選択回路で発生させた制御信号のレベルをパルス的
に増大させることによって、前記情報蓄積部内の電荷を
前記リセット素子を介してリセットする工程とを包含す
る。
【0026】本発明による他の固体撮像装置の駆動方法
は、前記固体撮像装置の駆動方法であって、光電変換に
よって電荷を生成し、前記光電変換素子に蓄積させる工
程と、前記選択回路で発生させた制御信号のレベルをパ
ルス的に増大させることによって、前記転送ゲートと前
記リセット素子との間に存在する電荷を前記リセット素
子を介してリセットする工程と、前記選択回路で発生さ
せた他の制御信号のレベルをパルス的に増大させること
によって、前記光電変換素子内の電荷を前記転送ゲート
を介して前記転送ゲートと前記リセット素子との間に移
動させる工程を包含する。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は、本発明による固体撮像装置
の実施形態のブロック図を示している。
【0028】この装置は、複数の画素1が行および列状
に配列された撮像部10と、撮像部10の外側に設けら
れた周辺回路部とを備えている。撮像部10や周辺回路
部は、半導体集積回路製造技術と同様の技術を用いて単
結晶シリコン等の半導体領域に形成される。図1では、
簡単のため3行3列の画素1が示されているが、現実に
は、各行または各列には、数十から数千の画素が配置さ
れる。
【0029】各画素1は、図2に示すように、光を電荷
に変換するとともに、その電荷を蓄積することのできる
光電変換素子3と、光電変換素子3から電荷を受け取る
ことのできる検出部5と、光電変換素子3と検出部5と
の間に挿入され、所定の制御信号に応答して開閉する転
送ゲート4とを有している。光電変換素子3は、例えば
フォトダイオードから構成される。光電変換素子3は、
そこに入射した光の量に応じた量の電荷を発生させる。
転送ゲート4が電気的に導通すると、光電変換素子3内
に発生・保持されていた電荷が転送ゲート4を介して検
出部5に移動し、その電荷の量に応じて検出部5の電位
状態は第1の電位レベル(初期の電位レベル)から第2
の電位レベルに遷移することになる。検出部5は寄生容
量を持つか、または、寄生容量よりも大きな容量を持つ
容量素子が特別に検出部5に付加されるため、図2には
容量が図示されている。この容量が存在するため、転送
ゲート4が電気的に非導通状態に戻った後も、検出部5
は必要な期間、受け取った電荷を保持することができ
る。
【0030】各画素は、更に、検出部5の電位変化を検
知するための増幅素子としてゲート電極が検出部5に接
続されたMOS型トランジスタ6aを有している。この
MOS型トランジスタ6aのドレインは、第1の電源
(Vdd)に接続されており、そのソースは画素内のス
イッチングトランジスタ6bを介して垂直信号出力線8
に電気的に接続される。MOS型トランジスタ6aの電
流駆動力は、そのゲート電極の電位、すなちわ、検出部
5の電位に依存する。スイッチングトランジスタ6bの
ゲート電極は制御信号(SLi)を受け取り、スイッチ
ングトランジスタ6bは、その制御信号SLiに応答し
て開閉する。スイッチングトランジスタ6bが電気的に
導通しているとき、第1の電源からMOS型トランジス
タ6a、スイッチングトランジスタ6bおよび垂直信号
出力線8を介して、不図示の負荷素子(例えば、ロード
トランジスタ)に電流が流れる。本実施形態では、MO
S型トランジスタ6aおよび負荷素子によってソースフ
ォロワー回路が形成されるため、検出部5の電位に応じ
た大きさの信号電位が垂直信号出力線8上に現れること
になる。この信号電位が選択列駆動部22の働きによっ
て画素信号として出力される。
【0031】各画素は、更に、第1の電源(VDD)と
検出部5との間に挿入され、そのゲート電極に受けたリ
セット信号に応答して検出部5の電位を第1の電源の電
位レベルまたはそれに近い電位レベルに強制的に復帰さ
せるリセットトランジスタ7を有している。リセットト
ランジスタ7が電気的に導通すると、それまで検出部5
に保持されていた電荷はリセットトランジスタ7を介し
て第1の電源に流出する。その結果、検出部5の電位状
態は初期のレベルに復帰させられる。
【0032】再び、図1を参照する。撮像部10の周辺
に設けられた周辺回路部には、行選択エンコーダ41お
よびバッファ回路42と列選択エンコーダ21および選
択列駆動部22とが含まれている。行選択エンコーダ4
1は、複数の行から任意の行を選択するために動作す
る。通常の行選択エンコーダ41または行選択シフトレ
ジスタなどの行選択回路は、複数段のインバータ素子を
内部に含んでいる。一般に、最終段におけるインバータ
素子は大きな電流駆動力を発揮するトランジスタから形
成される。本実施形態では、この最終段におけるインバ
ータ素子が特徴的な機能を発揮するため、特別に、最手
段のインバータ素子からなる群をバッファ回路42とし
て抽出して図示している。なお、列選択エンコーダ21
は、複数の列から任意の列を選択するために動作する。
選択列駆動部22は、特定の垂直信号出力線8を共通の
水平信号出力線に電気的に接続するためのスイッチング
素子を含む回路である。本実施形態では、列選択のため
の回路には公知の回路構成を用いることができる。
【0033】次に、図3から図7を参照しながら、選択
された画素に含まれる各トランジスタの動作と電荷の流
れを説明する。図3から図7は、画素内のフォトダイオ
ードやトランジスタが形成されている半導体表面近傍で
の電荷および電位を模式的に示している。これらの図
で、参照符号「7’」にて示されている部材は、リセッ
トトランジスタ7のゲート電極(リセットゲート)であ
る。ここでは、リセットトランジスタ7のソースが検出
部5として機能している。なお、リセットトランジスタ
7のドレインは電源VDDに接続されている。
【0034】まず、光電変換素子3に信号電荷が蓄積さ
れつつある信号蓄積モードを説明する。このモードで
は、図3に示すように、転送ゲート4およびリセットト
ランジスタ7がいずれも非導通(OFF)状態にある。
このため、光電変換素子3の電荷は検出部5から独立し
た状態にある。
【0035】次に、検出部5の電位状態がリセットされ
るリセットモード状態を説明する。図4に示すように、
転送ゲート4は非導通(OFF)状態にあるが、リセッ
トトランジスタ7は導通(ON)状態にある。このた
め、光電変換素子3の電荷は保持されたまま、検出部5
の電荷は第1の電源(Vdd)に流出する。その結果、
検出部5の電位状態は第1の電源によって決定される
「第1の電位状態」に強制的に復帰する。
【0036】次に、信号読み出しモードを説明する。図
5に示すように、転送ゲート4は導通状態になるが、リ
セットトランジスタ7は非導通(OFF)状態に戻る。
このため、光電変換素子3で発生した信号電荷の全部ま
たは一部は検出部5に移動する。光電変換素子3から検
出部5に移動する電荷の量は、信号読み出しの直前に光
電変換素子3に蓄積されていた電荷の量と導通(ON)
状態にある転送ゲート4のチャネル電位とに依存する。
検出部5に移動した電荷は、駆動トランジスタのゲート
電極の電位を変動させる。
【0037】次に、前述のブルーミング状態を詳細に説
明する。図6に示すように、転送ゲート4およびリセッ
トトランジスタ7はいずれも非導通状態にある。光電変
換素子3で生成される電荷の量が多くなりすぎると、そ
の電荷の一部が非導通の転送ゲート4を介して検出部5
に流出し、また、画素分離領域を越えて隣接画素の光電
変換素子な検出部内にも流出してしまう。こうして、隣
接画素内にあふれ出た電荷は、ブルーミングの原因とな
る。
【0038】これに対して、本発明の固体撮像装置で
は、図7に示すように、転送ゲート4およびリセットト
ランジスタ7の各電極に印加する制御信号にバイアスを
与え、それによって、転送ゲート4およびリセットトラ
ンジスタ7が「非導通状態」となるべき時においても、
転送ゲート4およびリセットトランジスタ7のチャネル
電位(表面ポテンシャル)を画素分離領域の電位より低
下させる。その結果、光電変換素子3内に生じた過剰な
電荷が隣接画素にあふれ出すことを防止・抑制できる。
【0039】(第1実施形態)図8(a)および(b)
を参照しながら、本発明による固体撮像装置の第1の実
施形態を説明する。図8(a)は、行選択回路のi行の
選択に関する主要部の構成を示している。ここで、iは
1以上N以下の任意の整数であり、Nは2以上の整数と
する。図8(a)では、便宜上、行選択回路と撮像部1
0との配置関係が図1に示す配置関係の反対(左右反
対)になっている。なお、本願明細書では、行選択回路
に含まれる複数段のインバータのうち、最終段(第x+
2段)のインバータを「バッファ」と称し、その前段
(第1段から第x+1段まで:xは0以上の整数)に位
置するインバータとは区別する。
【0040】ひとつのバッファは、P型MOSトランジ
スタとN型MOSトランジスタとを有しており、P型M
OSトランジスタのゲート電極とN型MOSトランジス
タのゲート電極とは共通に接続され、バッファの入力部
として機能する。一方、P型MOSトランジスタのドレ
インとN型MOSトランジスタのドレインとは共通に接
続され、バッファの出力部として機能する。バッファの
出力部は、撮像部10内の対応する行に含まれる画素に
対して必要な制御信号を供給する。
【0041】第x+1段インバータは、P型MOSトラ
ンジスタとN型MOSトランジスタとを有しており、P
型MOSトランジスタのゲート電極とN型MOSトラン
ジスタのゲート電極とは共通に接続され、第x+1段イ
ンバータの入力部として機能する。一方、P型MOSト
ランジスタのソースとN型MOSトランジスタのドレイ
ンとは共通に接続され、第x+1段インバータの出力部
として機能する。第x+1段インバータの出力部は、同
一行に属するバッファの入力部に接続されている。これ
らの基本構成は、後述する他の実施形態においても同様
である。本願明細書では、バッファの入力部に印加され
る入力信号をDO1と表記し、バッファの出力部から出
力される出力信号をDO2と表記する。また、バッファ
のP型MOSトランジスタのソースに与えられる電位を
VDD1と表記し、バッファのN型MOSトランジスタ
のソースに与えられる電位をVSS1と表記する。更
に、前段インバータのP型MOSトランジスタに与えら
れる電位をVDDと表記し、前段インバータのN型MO
Sトランジスタに与えられる電位をVSSと表記する。
【0042】本実施形態では、バッファのP型MOSト
ランジスタがデプレッション型(例えば、しきい値電圧
Vtp=1〜0ボルト)であり、N型MOSトランジス
タは他のMOSトランジスタと同様にエンハンスメント
型である。また、VDD1=VDD=3.3ボルトおよ
びVSS1=VSS=GND(接地レベル)とする。
【0043】バッファ内のP型MOSトランジスタがデ
プレッション型であるため、本来、P型MOSトランジ
スタを非導通(OFF)状態にするようなレベルの入力
信号がバッファの入力部に印加されていても、P型MO
Sトランジスタを介して或る程度の大きさの電流(例え
ば数百マイクロアンペアから数十ミリアンペア)が流れ
つづける。その結果、図8(b)に示すような入力信号
DO1が第x+1段インバータの出力部からバッファの
入力部に与えられると、GNDよりも高い電位レベルと
VDDとの間を振幅する出力信号DO2がバッファの出
力部に現れることになる。本実施形態では、このような
出力信号DO2を、制御信号のひとつとして、バッファ
から対応する画素内の転送ゲート4およびリセットトラ
ンジスタ7のゲート電極に伝達する。その結果、電荷蓄
積モードにおいても図7に示すような電位ポテンシャル
が半導体基板表面に形成され、それによってブルーミン
グが抑制される。
【0044】バッファ内のP型MOSトランジスタだけ
をデプレッション型にするためには、例えば、このP型
MOSトランジスタとして埋め込み型構造を有するトラ
ンジスタを作成しても良し、また、このP型MOSトラ
ンジスタのチャネル領域に対して適当な不純物を選択的
にドープしても良い。
【0045】(第2実施形態)図9(a)および(b)
を参照しながら、本発明による固体撮像装置の第2の実
施形態を説明する。図9(a)は、行選択回路のi行の
選択に関する主要部の構成を示している。ここでも、i
は1以上N以下の任意の整数であり、Nは2以上の整数
とする。
【0046】本実施形態のバッファも、P型MOSトラ
ンジスタとN型MOSトランジスタとを有しており、P
型MOSトランジスタのゲート電極とN型MOSトラン
ジスタのゲート電極とは共通に接続され、バッファの入
力部として機能する。一方、P型MOSトランジスタの
ドレインとN型MOSトランジスタのドレインとは共通
に接続され、バッファの出力部として機能する。バッフ
ァの出力部は、撮像部10内の対応する行に含まれる画
素に対して必要な制御信号を供給する。また、第x+1
段インバータは、前述の実施形態と同様の構成を有して
いる。
【0047】本実施形態では、バッファのP型MOSト
ランジスタは他のMOSトランジスタと同様にエンハン
スメント型である。本実施形態に特徴的な点は、VDD
1>VDDおよびVSS1=VSS=GNDとしている
点にある。VDD1はVDDに対して、バッファ部のP
型MOSトランジスタのしきい値の絶対値以上の大きさ
を持つものとする。例えば、VDD=3.3ボルト、P
型MOSトランジスタのしきい値=−0.6ボルトの場
合、VDD1>3.9ボルトと設定する。こうしてバッ
ファのP型MOSトランジスタに与えられる電源の電位
VDD1が前段インバータに与えられる電源の電位VD
Dよりも大きいため、本来、P型MOSトランジスタを
非導通状態にするレベルにある入力信号がバッファの入
力部に印加されていても、バッファ部のP型MOSトラ
ンジスタがON状態になり、或る程度の大きさの電流が
流れつづける。その結果、図9(b)に示すような入力
信号DO1が第x+1段インバータの出力部からバッフ
ァの入力部に与えられると、GNDよりも高いレベルと
VDD1(>VDD)との間を大きく振幅する出力信号
DO2がバッファの出力部に現れることになる。このよ
うな出力信号DO2をバッファから対応する画素内の転
送ゲート4およびリセットトランジスタ7のゲート電極
に伝達すれば、電荷蓄積モードにおいても図7に示すよ
うな電位ポテンシャルが半導体基板表面に形成され、そ
の結果、電荷蓄積モードでのブルーミングが抑制され
る。また、信号読み出しモードにおいて、リセットトラ
ンジスタ7および転送ゲート4を導通状態にするために
それらのゲート電極に与えられる制御信号レベルが高く
なるという利点ももたらさせる。
【0048】図12は、出力信号DO2がVDD1のレ
ベルに依存してどのように変化するかを示している。
「VH」は出力信号DO2の高い方のレベルを示し、
「VL」は出力信号DO2の低い方のレベルを示してい
る。バッファの出力信号DO2のうち高い方のレベル
「VH」を示す信号は、制御信号RSiおよびTRiと
して、それぞれ、所定のタイミングでリセットトランジ
スタのゲート電極および転送ゲートのゲート電極に与え
られる。それ以外のタイミング期間中は、出力信号DO
2の低い方のレベル「VL」を持つ信号がリセットトラ
ンジスタのゲート電極および転送ゲートのゲート電極に
印加され、リセットトランジスタおよび転送ゲートを僅
かながら電流が流れ続けることになる。
【0049】(第3実施形態)図10(a)および
(b)を参照しながら、本発明による固体撮像装置の第
3の実施形態を説明する。図10(a)は、行選択回路
のi行の選択に関する主要部の構成を示している。ここ
でも、iは1以上N以下の任意の整数であり、Nは2以
上の整数とする。
【0050】本実施形態のバッファおよび第x+1段イ
ンバータは、前述の第2の実施形態と同様の構成を有し
ている。本実施形態に特徴的な点は、VDD1=VD
D、VSS1>VSS=GNDとしている点にある。そ
の結果、図10(b)に示すような入力信号DO1が第
x+1段インバータの出力部からバッファの入力部に与
えられると、GNDよりも高いレベルとVDDとの間を
振幅する出力信号DO2がバッファの出力部に現れるこ
とになる。このような出力信号DO2をバッファから対
応する画素内の転送ゲート4およびリセットトランジス
タ7のゲート電極に伝達すれば、電荷蓄積モードにおい
ても図7に示すような電位ポテンシャルが半導体基板表
面に形成され、その結果、電荷蓄積モードでのブルーミ
ングが抑制される。
【0051】(第4実施形態)図9(a)および図11
を参照しながら、本発明による固体撮像装置の第4の実
施形態を説明する。本実施形態のバッファおよび第x+
1段インバータは、第2の実施形態と同様の構成を有し
ている。
【0052】本実施形態では、図11に示すように、所
定の期間、VDD1=VDDおよびVSS1=VSS=
GNDとし、それ以外の期間、VDD1>VDDおよび
VSS1=VSS=GNDとなるように、VDD1の電
位レベルをパルス状に変化させる。こうすることによっ
て、P型MOSトランジスタを非導通状態にするレベル
にある入力信号がバッファの入力部に印加されている間
の比較的短い一定期間(例えば、水平ブランキング期
間)だけ、P型MOSトランジスタを或る程度の大きさ
の電流(例えば、数百マイクロアンペア〜数十ミリアン
ペア)が流れる。その結果、図11に示すような入力信
号DO1が第x+1段インバータの出力部からバッファ
の入力部に与えられると、GNDよりも高いレベルとV
DD1(>VDD)との間を振幅する出力信号DO2が
バッファの出力部に現れることになる。このような出力
信号DO2をバッファから対応する画素内の転送ゲート
4およびリセットトランジスタ7のゲート電極に伝達す
れば、電荷蓄積モードにおいても図7に示すような電位
ポテンシャルが半導体基板表面に形成され、その結果、
電荷蓄積モードでのブルーミングが抑制される。また、
信号読み出しモードにおいて、リセットトランジスタ7
および転送ゲート4を導通状態にするためにそれらのゲ
ート電極に与えられる制御信号レベルが高くなるという
利点ももたらさせる。更に、本実施形態では、第1およ
び第3の実施形態に比較して、消費電力が低減される。
VDD1>VDDの関係が成立する期間が限定されてい
るためである。
【0053】図13は、行選択エンコーダ41とバッフ
ァ回路42の構成例を示す。
【0054】バッファ回路42は一行につき3個の最終
段インバータ15a、15bおよび15cを含んでお
り、3個の最終段インバータ15a〜15cから、それ
ぞれ、3種類の制御信号(選択信号SLi、リセット信
号RSiおよび転送信号TRi)が出力される。行選択
エンコーダ41は、複数のインバータから構成された2
入力NAND14a、14bおよび14cを有してい
る。2入力NAND14a〜14cは、ひとつの行に3
個配列されており、対応する最終段インバータ15a〜
15cに接続されている。
【0055】行選択エンコーダ41にはシフトレジスタ
11が含まれており、シフトレジスタ11はクロックC
LKおよびスタートパルスSINを受け取る。シフトレ
ジスタ11の動作はクロックCLKに同期する。シフト
レジスタ11のi行部分から論理「High」の信号が
出力されるときi行が選択される。シフトレジスタ11
のi行部分から出力された信号は、i行に属する3つの
2入力NAND14a〜14cの各々の一入力端子に送
られる。3つの2入力NAND14a〜14cの各々の
他の入力端子は、それぞれ、選択同期信号CSL、リセ
ット同期信号CRSおよび転送同期信号CTRを受け取
る。
【0056】シフトレジスタ11のi行部分から論理
「High」の信号が出力されている間に、選択同期信
号CSLが論理「High」となると、2入力NAND
14aの出力が最終段インバータ15aを介して、選択
信号SLiとして出力される。また、シフトレジスタの
i行部分から論理「High」の信号が出力されている
間に、リセット同期信号CRSが論理「High」とな
ると、2入力NAND14bの出力がインバータ15b
を介して、リセット信号RSiとして出力される。更
に、シフトレジスタのi行部分から論理「High」の
信号が出力されている間に、転送同期信号CTRが論理
「High」となると、2入力NAND14cの出力が
インバータ15cを介して、転送信号TRiとして出力
される。
【0057】図14を参照しながら、上記各信号の動作
タイミングを説明する。
【0058】まず、時刻t1において、クロックCL
K、選択同期信号CSL、リセット同期信号CRSおよ
び転送同期信号CTRは、何れも、論理「Low」状態
にある。このとき、選択信号SLi、リセット信号RS
iおよび転送信号TRiも、論理「Low」状態にあ
る。このため、スイッチングトランジスタ6b、リセッ
トトランジスタ7および転送ゲート4は非導通(OF
F)状態であり、図3に示される信号蓄積モードにあ
る。ただし、本発明の第1の実施形態から第3の実施形
態によれば、バッファからの出力は、論理「Low」状
態にあっても、その電位レベルVLが正方向にバイアス
されている(図8(b)、図9(b)、および図10
(b))。
【0059】時刻t2において、クロックCLK、選択
同期信号CSLおよびリセット同期信号CRSは、何れ
も、論理「High」状態に変化しているが、転送同期
信号CTRは論理「Low」状態のままである。このと
き、選択信号SLiおよびリセット信号RSiは論理
「High」状態に変化しているが、転送信号TRiは
論理「Low」状態のままである。このため、スイッチ
ングトランジスタ6bおよびリセットトランジスタ7は
導通(ON)状態にあるが、転送ゲート4は非導通(O
FF)状態のままである。図4に示される検出部リセッ
トモードに相当する。
【0060】時刻t3において、クロックCLK、選択
同期信号CSLおよび同期信号CTRは、何れも、論理
「High」状態であるが、リセット同期信号CRS転
送は論理「Low」状態に変化している。このとき、選
択信号SLiおよび転送信号TRiは論理「High」
状態にあるが、リセット信号RSiは論理「Low」状
態にある。このため、スイッチングトランジスタ6bお
よび転送ゲート4は導通(ON)状態にあるが、リセッ
トトランジスタ7は非導通(OFF)状態のままであ
る。図5に示される信号読み出しモードに相当する。
【0061】時刻t4において、クロックCLK、選択
同期信号CSL、リセット同期信号CRSおよび転送同
期信号CTRは、何れも、論理「Low」状態にある。
このとき、選択信号SLi、リセット信号RSiおよび
転送信号TRiも、論理「Low」状態にある。このた
め、スイッチングトランジスタ6b、リセットトランジ
スタ7および転送ゲート4は非導通(OFF)状態であ
る。しかし、リセット信号RSiおよび転送信号TRi
が正側にバイアスされているため、図7に示されるよう
に、リセットトランジスタ7および転送ゲート4のチャ
ネルのポテンシャルが低下し、光電変換素子3で過剰に
生成された電荷は隣接する他の画素にオーバーフローす
ることなく、転送ゲート4およびリセットトランジスタ
7を介して、第1の電源側に流れる。このため、ブルー
ミングの発生が防止される。
【0062】上記信号のタイミングは第1から第3の実
施形態について当てはまる。次に、図15を参照しなが
ら、第4の実施形態について、信号動作のタイミングを
説明する。
【0063】まず、時刻t1においては、クロックCL
K、選択同期信号CSL、リセット同期信号CRSおよ
び転送同期信号CTRは、何れも、論理「Low」状態
にある。このとき、選択信号SLi、リセット信号RS
iおよび転送信号TRiも、論理「Low」状態にあ
る。このため、スイッチングトランジスタ6b、リセッ
トトランジスタ7および転送ゲート4は非導通(OF
F)状態であり、図3に示される信号蓄積モードにあ
る。ただし、本発明の第1の実施形態から第3の実施形
態によれば、バッファからの出力は、論理「Low」状
態にあっても、その電位レベルVLが正方向にバイアス
されている(図8(b)、図9(b)、および図10
(b))。
【0064】時刻t2において、クロックCLK、選択
同期信号CSLおよびリセット同期信号CRSは、何れ
も、論理「High」状態に変化しているが、転送同期
信号CTRは論理「Low」状態のままである。このと
き、選択信号SLiおよびリセット信号RSiは論理
「High」状態に変化しているが、転送信号TRiは
論理「Low」状態のままである。選択同期信号CSL
と同じタイミングで、VDD1の電位がVDDよりも大
きくなっている。スイッチングトランジスタ6bおよび
リセットトランジスタ7は導通(ON)状態にある。リ
セットトランジスタ7のゲート電極にはVDDよりも大
きなVDD1の電位が与えられている。転送ゲート4は
非導通(OFF)状態のままであるが、制御ゲート4の
ゲート電極に与えられる信号はバイアスされている。
【0065】時刻t3において、クロックCLK、選択
同期信号CSLおよび同期信号CTRは、何れも、論理
「High」状態であるが、リセット同期信号CRS転
送は論理「Low」状態に変化している。このとき、選
択信号SLiおよび転送信号TRiは論理「High」
状態にあるが、リセット信号RSiは論理「Low」状
態にある。このため、スイッチングトランジスタ6bお
よび転送ゲート4は導通(ON)状態にあるが、リセッ
トトランジスタ7は非導通(OFF)状態のままであ
る。リセットトランジスタ7は非導通(OFF)状態の
ままであるが、リセットトランジスタ7のゲート電極に
与えられる信号はバイアスされている。時刻t4におい
て、クロックCLK、選択同期信号CSL、リセット同
期信号CRSおよび転送同期信号CTRは、何れも、論
理「Low」状態にある。このとき、選択信号SLi、
リセット信号RSiおよび転送信号TRiも、論理「L
ow」状態にある。このため、スイッチングトランジス
タ6b、リセットトランジスタ7および転送ゲート4は
非導通(OFF)状態である。しかも、リセット信号R
Siおよび転送信号TRiが正側にバイアスされていな
いため、インバータを電流が流れず、消費電力の増大が
抑制される。
【0066】第4の実施形態によれば、一定期間(例え
ば、一水平ブランキング期間)、リセット信号RSiお
よび転送信号TRiが正側にバイアスされているため、
その期間は、図7に示されるように、リセットトランジ
スタ7および転送ゲート4のチャネルのポテンシャルが
低下し、光電変換素子3で過剰に生成された電荷は隣接
する他の画素にオーバーフローすることなく、転送ゲー
ト4およびリセットトランジスタ7を介して、第1の電
源側に流れる。このため、ブルーミングの発生が抑制さ
れる。
【0067】上記各実施形態では、各画素1が転送ゲー
ト4を有している。以下、各画素が転送ゲートを有して
いない実施形態を説明する。
【0068】図16は、各画素の構成を示している。図
16に示されるように、光を電荷に変換するとともに、
その電荷を蓄積することのできる光電変換素子3を有し
ている。光電変換素子3は、例えばフォトダイオードか
ら構成される。各画素は、更に、光電変換素子3の電位
変化を検知するための増幅素子としてゲート電極が光電
変換素子3に接続されたMOS型トランジスタ6aを有
している。このMOS型トランジスタ6aのドレイン
は、第1の電源(Vdd)に接続されており、そのソー
スは画素内のスイッチングトランジスタ6bを介して垂
直信号出力線8に電気的に接続される。MOS型トラン
ジスタ6aの電流駆動力は、そのゲート電極の電位、す
なちわ、光電変換素子3の電位に依存する。スイッチン
グトランジスタ6bのゲート電極は制御信号(SLi)
を受け取り、スイッチングトランジスタ6bは、その制
御信号SLiに応答して開閉する。スイッチングトラン
ジスタ6bが電気的に導通しているとき、第1の電源か
らMOS型トランジスタ6a、スイッチングトランジス
タ6bおよび垂直信号出力線8を介して、不図示の負荷
素子(例えば、ロードトランジスタ)に電流が流れる。
本実施形態では、MOS型トランジスタ6aおよび負荷
素子によってソースフォロワー回路(SFC)が形成さ
れるため、光電変換素子3の電位に応じた大きさの信号
電位が垂直信号出力線8上に現れることになる。この信
号電位が選択列駆動部22の働きによって画素信号とし
て出力される。
【0069】各画素は、更に、第1の電源と光電変換素
子3との間に挿入され、そのゲート電極に受けたリセッ
ト信号に応答して検出部5の電位を第1の電源の電位レ
ベルまたはそれに近い電位レベルに強制的に復帰させる
リセットトランジスタ7を有している。リセットトラン
ジスタ7が電気的に導通すると、それまで光電変換素子
3に保持されていた電荷はリセットトランジスタ7を介
して第1の電源に流出する。その結果、光電変換素子3
の電位状態は初期のレベルに復帰させられる。
【0070】図17は、図16の画素を備えた装置のた
めの行選択回路の主要部を示している。
【0071】バッファ回路42は一行につき2個の最終
段インバータ15aおよび15bを含んでおり、2個の
最終段インバータ15aおよび15bから、それぞれ、
2種類の制御信号(選択信号SLiおよびリセット信号
RSi)が出力される。行選択エンコーダ41は、複数
のインバータから構成された2入力NAND14aおよ
び14bを有している。2入力NAND14aおよび1
4bは、ひとつの行に2個配列されており、それぞれ、
対応する最終段インバータ15aおよび15bに接続さ
れている。
【0072】行選択エンコーダ41にはシフトレジスタ
11が含まれており、シフトレジスタ11はクロックC
LKおよびスタートパルスSINを受け取る。シフトレ
ジスタ11の動作はクロックCLKに同期する。シフト
レジスタ11のi行部分から論理「High」の信号が
出力されるときi行が選択される。シフトレジスタ11
のi行部分から出力された信号は、i行に属する2つの
2入力NAND14aおよび14bの各々の一入力端子
に送られる。2つの2入力NAND14aおよび14b
の各々の他の入力端子は、それぞれ、選択同期信号CS
Lおよびリセット同期信号CRSを受け取る。
【0073】シフトレジスタ11のi行部分から論理
「High」の信号が出力されている間に、選択同期信
号CSLが論理「High」となると、2入力NAND
14aの出力がインバータ15aを介して、選択信号S
Liとして出力される。また、シフトレジスタ11のi
行部分から論理「High」の信号が出力されている間
に、リセット同期信号CRSが論理「High」となる
と、2入力NAND14bの出力がインバータ15bを
介して、リセット信号RSiとして出力される。
【0074】このような構成を持つ装置についても、第
1から第4の実施形態について説明してきた動作と類似
の動作によって、類似の効果が発揮される。この実施形
態では、転送ゲートが存在しないため、光電変換素子3
で生成された過剰な電荷はリセットトランジスタ7を介
して第1の電源VDDに流れ出す。そのため、隣接する
他の画素に電荷がオーバーフローすることが防止または
抑制され、ブルーミングの発生が抑制される。
【0075】
【発明の効果】本発明によれば、光電変換素子で生成さ
れた過剰な電荷をリセットトランジスタ等を介して第1
の電源VDD側に流れ出させることができる。そのた
め、ある画素の電荷が隣接する他の画素にオーバーフロ
ーすることを防止または抑制し、ブルーミングの発生を
抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による固体撮像装置の概略構成図であ
る。
【図2】本発明による固体撮像装置の実施形態における
画素の内部構成を示す回路図である。
【図3】信号蓄積モードにおける画素内特定領域の表面
ポテンシャルおよび蓄積電荷を模式的に示す図である。
【図4】検出部分リセットモードにおける画素内特定領
域の表面ポテンシャルおよび蓄積電荷を模式的に示す図
である。
【図5】信号読み出しモードにおける画素内特定領域の
表面ポテンシャルおよび蓄積電荷を模式的に示す図であ
る。
【図6】ブルーミング状態における画素内特定領域の表
面ポテンシャルおよび蓄積電荷を模式的に示す図であ
る。
【図7】ブルーミングが抑制されている状態における画
素内特定領域の表面ポテンシャルおよび蓄積電荷を模式
的に示す図である。
【図8】(a)は本発明による固体撮像装置の第1の実
施形態における行選択回路のi行の選択に関する主要部
の構成を示す回路図であり、(b)はその行選択回路の
第x+1段インバータからバッファの入力部に与えられ
る入力信号DO1と、バッファの出力部から出力される
出力信号DO2とを示す波形図である。
【図9】(a)は本発明による固体撮像装置の第2の実
施形態における行選択回路のi行の選択に関する主要部
の構成を示す回路図であり、(b)はその行選択回路の
第x+1段インバータからバッファの入力部に与えられ
る入力信号DO1と、バッファの出力部から出力される
出力信号DO2とを示す波形図である。
【図10】(a)は本発明による固体撮像装置の第3の
実施形態における行選択回路のi行の選択に関する主要
部の構成を示す回路図であり、(b)はその行選択回路
の第x+1段インバータからバッファの入力部に与えら
れる入力信号DO1と、バッファの出力部から出力され
る出力信号DO2とを示す波形図である。
【図11】本発明による固体撮像装置の第4の実施形態
における行選択回路の第x+1段インバータからバッフ
ァの入力部に与えられる入力信号DO1と、バッファの
出力部から出力される出力信号DO2とを示す波形図で
ある。
【図12】本発明による固体撮像装置の第2の実施形態
における行選択回路から出力される出力信号(RSiお
よびTRi)が入力信号DO1に依存してどのように変
化するかを示すグラフである。
【図13】本発明による固体撮像装置に好適に使用され
得る行選択回路のi行の選択に関する主要部の内部構成
例を示す回路図である。
【図14】図13の行選択回路に入力されるクロックC
LK、選択同期信号CSL、リセット同期信号CRSお
よび転送同期信号CTRの各波形と、その行選択回路か
ら出力される選択信号SLi、リセット信号RSiおよ
び転送信号TRiの各波形を示すタイミングチャートで
ある。
【図15】本発明による固体撮像装置の第4の実施形態
において、図13の行選択回路に入力されるクロックC
LK、選択同期信号CSL、リセット同期信号CRSお
よび転送同期信号CTRの各波形と、その行選択回路か
ら出力される選択信号SLi、リセット信号RSiおよ
び転送信号TRiの各波形を示すタイミングチャートで
ある。
【図16】各画素が転送ゲートを有していない実施形態
における画素の構成を示す回路図である。
【図17】図16の画素を備えた固体撮像装置のための
行選択回路の主要部を示す回路図である。
【図18】(a)は、画素内のフォトダイオードやトラ
ンジスタが形成されている半導体表面近傍を模式的に示
す断面図、(b)は、その電位分布を示す模式図であ
る。
【符号の説明】
1 画素 3 光電変換素子 4 転送ゲート 5 検出部、 6a MOS型トランジスタ 6b スイッチングトランジスタ 7 リセットトランジスタ 8 垂直信号出力線 10 撮像部 21 列選択エンコーダ 22 選択列駆動部 41 行選択エンコーダ 42 バッファ

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 行列状に配列された複数の画素を有する
    撮像部と、前記複数の画素から少なくともひとつの画素
    を選択する周辺回路とを備えた固体撮像装置であって、
    前記画素は、 光電変換によって電荷を生成し、蓄積する光電変換部
    と、 前記光電変換部から読み出された電荷を蓄積する検出部
    と、 前記光電変換部と前記検出部との間にあって前記光電変
    換部から前記検出部へ前記電荷を読み出す転送電極と、 前記検出部の電位変化を検知する増幅素子と、 前記検出部に蓄積された電荷を電源供給部に排出し前記
    検出部の電位をリセットするリセット電極とを具備し、 前記周辺回路は、前記転送電極に印加することによって
    前記転送電極下の第1の電気的障壁の高さを制御する第
    1の制御信号と、前記リセット電極に印加するこによっ
    て前記リセット電極下の第2の電気的障壁の高さを制御
    する第2の制御信号とを生成する選択回路を有してお
    り、 前記選択回路は、第1の電源電位および前記第1の電源
    電位よりも低い第2の電源電位を受け取ることによって
    動作する複数段のインバータを含み、前記複数段のイン
    バータのうちの最終段のインバータがバイアスされた出
    力信号を発生し、前記出力信号を前記第1の制御信号お
    よび前記第2の制御信号とする固体撮像装置。
  2. 【請求項2】 行列状に配列された複数の画素を有する
    撮像部と、前記複数の画素から少なくともひとつの画素
    を選択する周辺回路とを備えた固体撮像装置であって、
    前記画素は、 光電変換によって電荷を生成し、蓄積する光電変換部
    と、 前記光電変換部の電位変化を検知する増幅素子と、 前記光電変換部に蓄積された電荷を電源供給部に排出し
    前記光電変換部の電位をリセットするリセット電極とを
    具備し、 前記周辺回路は、前記リセット電極に印加するこによっ
    て前記リセット電極下の電気的障壁の高さを制御する制
    御信号を生成する選択回路を有しており、 前記選択回路は、第1の電源電位および前記第1の電源
    電位よりも低い第2の電源電位を受け取ることによって
    動作する複数段のインバータを含み、前記複数段のイン
    バータのうちの最終段のインバータがバイアスされた出
    力信号を発生し、前記出力信号を前記制御信号とする固
    体撮像装置。
  3. 【請求項3】 光電変換によって生成した電荷を蓄積す
    る情報蓄積部と、 制御信号に応じて前記情報蓄積部と電源供給部との間に
    存在する電気的障壁の高さを変化させ、それによって前
    記情報蓄積部に蓄積された前記電荷を前記電源供給部に
    放出させることができるリセット素子と、を有する複数
    の画素、および前記複数の画素から少なくともひとつの
    画素を選択する周辺回路、を備えた固体撮像装置であっ
    て、 前記周辺回路は、前記制御信号を生成する選択回路を有
    し、 前記選択回路は、第1の電源電位および前記第1の電源
    電位よりも低い第2の電源電位を受け取ることによって
    動作する複数段のインバータを含み、前記複数段のイン
    バータのうちの最終段インバータがバイアスされた出力
    を発生し、前記バイアスされた出力を前記制御信号とし
    て前記リセット素子に供給する固体撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記情報蓄積部は、光電変換素子を含ん
    でいる請求項3に記載の固体撮像装置。
  5. 【請求項5】 前記選択回路の前記最終段インバータ
    は、エンハンスメント型NチャネルMOSトランジスタ
    とデプレッション型PチャネルMOSトランジスタとを
    含むCMOSインバータである請求項3または4に記載
    の固体撮像装置。
  6. 【請求項6】 前記最終段インバータが受け取る第1の
    電源電位は、前記最終段以外のインバータが受け取る第
    1の電源電位よりも高い請求項3または4に記載の固体
    撮像装置。
  7. 【請求項7】 前記最終段インバータが受け取る第2の
    電源電位は、前記最終段以外のインバータが受け取る第
    2の電源電位よりも高い請求項3または4に記載の固体
    撮像装置。
  8. 【請求項8】 前記最終段インバータが受け取る第1の
    電源電位は、選択された期間だけ、前記最終段以外のイ
    ンバータが受け取る第3の電源電位よりも高い請求項3
    または4に記載の固体撮像装置。
  9. 【請求項9】 前記選択された期間は、水平ブランキン
    グ期間に含まれる請求項8に記載の固体撮像装置。
  10. 【請求項10】 前記最終段インバータは、Nチャネル
    MOSトランジスタとPチャネルMOSトランジスタと
    を含むCMOSインバータである請求項6から9の何れ
    かに記載の固体撮像装置。
  11. 【請求項11】 前記複数の画素の各々は、前記光電変
    換素子と前記リセット素子との間に配置された転送電極
    を有し、 前記転送電極は、他の制御信号に応じて前記転送電極の
    下に存在する電気的障壁の高さを変化させ、それによっ
    て前記光電変換素子に蓄積された電荷を前記電源供給部
    に放出させることができる請求項4に記載の固体撮像装
    置。
  12. 【請求項12】 前記選択回路は、前記第1の電源電位
    および前記第2の電源電位を受け取ることによって動作
    する他の複数段のインバータを含み、前記他の複数段の
    インバータのうちの最終段インバータがバイアスされた
    出力を発生し、前記バイアスされた出力を前記他の制御
    信号として前記転送ゲートに供給する請求項11に記載
    の固体撮像装置。
  13. 【請求項13】 前記選択回路の前記他の最終段インバ
    ータは、エンハンスメント型NチャネルMOSトランジ
    スタとデプレッション型PチャネルMOSトランジスタ
    とを含むCMOSインバータである請求項12に記載の
    固体撮像装置。
  14. 【請求項14】 前記他の最終段インバータが受け取る
    第1の電源電位は、前記最終段以外のインバータが受け
    取る第1の電源電位よりも高い請求項3または4に記載
    の固体撮像装置。
  15. 【請求項15】 前記他の最終段インバータが受け取る
    第2の電源電位は、前記最終段以外のインバータが受け
    取る第2の電源電位よりも高い請求項12に記載の固体
    撮像装置。
  16. 【請求項16】 前記他の最終段インバータが受け取る
    第1の電源電位は、選択された期間だけ、前記最終段以
    外のインバータが受け取る第3の電源電位よりも高い請
    求項12に記載の固体撮像装置。
  17. 【請求項17】 前記選択された期間は、水平ブランキ
    ング期間に含まれる請求項16に記載の固体撮像装置。
  18. 【請求項18】 請求項3から9の何れかに記載の固体
    撮像装置の駆動方法であって、 光電変換によって電荷を生成し、前記情報蓄積部に蓄積
    させる工程と、 前記選択回路で発生させた制御信号のレベルをパルス的
    に増大させることによって、前記情報蓄積部内の電荷を
    前記リセット素子を介してリセットする工程と、を包含
    する駆動方法。
  19. 【請求項19】 請求項12から17の何れかに記載の
    固体撮像装置の駆動方法であって、 光電変換によって電荷を生成し、前記光電変換素子に蓄
    積させる工程と、 前記選択回路で発生させた制御信号のレベルをパルス的
    に増大させることによって、前記転送電極と前記リセッ
    ト素子との間に存在する電荷を前記リセット素子を介し
    てリセットする工程と、 前記選択回路で発生させた他の制御信号のレベルをパル
    ス的に増大させることによって、前記光電変換素子内の
    電荷を前記転送ゲートを介して前記転送電極と前記リセ
    ット素子との間に移動させる工程と、を包含する駆動方
    法。
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