JPH1135433A - 毛髪化粧料 - Google Patents

毛髪化粧料

Info

Publication number
JPH1135433A
JPH1135433A JP19978397A JP19978397A JPH1135433A JP H1135433 A JPH1135433 A JP H1135433A JP 19978397 A JP19978397 A JP 19978397A JP 19978397 A JP19978397 A JP 19978397A JP H1135433 A JPH1135433 A JP H1135433A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
copolymer
hair
silicone
hair cosmetic
hairstyle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19978397A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Hirano
祐司 平野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP19978397A priority Critical patent/JPH1135433A/ja
Publication of JPH1135433A publication Critical patent/JPH1135433A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 (a)皮膜形成性シリコーン類及び
(b)非シリコーン系高分子化合物と油剤を含む粘着性
成分を含有し、その配合比(重量比)が(a):(b)
=2:1〜1:15である毛髪化粧料。 【効果】 この毛髪化粧料を用いれば、髪を固めずに自
然なスタイリングを長時間保持させることができ、かつ
仕上がった髪にさらっと感、なめらか感を付与すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はヘアスタイリング用
毛髪化粧料に関し、更に詳細には頭髪を固めずに自然な
状態でまとまりを付与し、かつ、仕上がった髪がさらっ
となめらかな感触の毛髪化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ヘアスタイルを保持する手段とし
てはヘアスプレーのように高弾性率のポリマーを多量に
噴霧し髪を固着するのが一般的である。しかし、この方
法によると、ポリマーによって毛髪同士が束状に固着
し、仕上がったヘアスタイルの風合いにおいて自然な仕
上がり感が得られないばかりか、その感触においてもご
わつきや硬さなどの点で不都合が生じる。一方、ヘアク
リームやワックスなどのスタイリング剤を用いれば、髪
を油剤の粘着力により保持することから毛髪1本1本は
固まることはなく自然な仕上がりが得られるが、油剤に
よる粘着力は前者のポリマーの固着力に比べ極めて弱
く、仕上がったヘアスタイルが簡単に崩れて、更に髪の
感触も油っぽさやべたつき等の点で不都合が生じる。こ
のように、従来の技術によっては、髪を固めないでヘア
スタイルに十分なまとまりを付与し、更に、さらっと
感、なめらか感に優れた感触を付与することは不可能で
あった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的
は、頭髪を固めずに自然な状態でまとまりを付与し、か
つ仕上がった髪がさらっとなめらかな感触となる毛髪化
粧料を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる実
状に鑑み鋭意検討した結果、皮膜形成性シリコーン類に
粘着成分を特定の比率で混合することにより、平滑性と
粘着性を合わせ持つ皮膜を形成し、更にこの皮膜を毛髪
へ適用することで髪を固めずに自然なまとまりを付与
し、かつ仕上がった髪がさらっと感、なめらか感に優れ
た感触の毛髪化粧料が得られることを見出し本発明を完
成した。
【0005】すなわち、本発明は(a)皮膜形成性シリ
コーン類及び(b)非シリコーン系高分子化合物と油剤
を含む粘着性成分を含有し、その配合比(重量比)が
(a):(b)=2:1〜1:15であることを特徴と
する毛髪化粧料を提供するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に用いられる(a)皮膜形
成性シリコーン類とは、皮膜形成し得るシリコーン化合
物を意味し、この条件を満たしているものであれば、シ
ロキサン骨格を主鎖とするポリマーを非シリコーン化合
物により変性したものや、又は非シロキサン骨格を主鎖
とするポリマーをシリコーン化合物で変性したもののい
ずれを用いることも、また、それらを混合して用いるこ
とも可能である。前者の例としては、共有結合以外の結
合による分子内及び分子間架橋を生じ、温度20℃相対
湿度65%における伸長率が0〜15%の範囲で破断又
は塑性変形を生じないオルガノポリシロキサン(特開平
7−133352号公報)等が挙げられる。また、後者
の例としてはシリコーン変性プルラン(TSPL)、シ
リコーンマクログラフト変性されたコポリマー等が挙げ
られる。
【0007】より好ましい(a)皮膜形成性シリコーン
類の具体例としては、次の(a−1)〜(a−6)のシ
リコーン類が挙げられる。
【0008】(a−1)オルガノポリシロキサンセグメ
ントの末端又は側鎖のケイ素原子の少なくとも1個に、
ヘテロ原子を含むアルキレン基を介して、下記以上
(1);
【0009】
【化1】
【0010】(式中、R1 は水素原子、炭素数1〜22
のアルキル基、シクロアルキル基、アラルキル基又はア
リール基を示し、nは2又は3の数を示す)で表わされ
る繰り返し単位からなるポリ(N−アシルアルキレンイ
ミン)が結合してなるオルガノポリシロキサン。
【0011】(a−2)オルガノポリシロキサンセグメ
ントの末端又は側鎖のケイ素原子の少なくとも1個に、
下記一般式(2);
【0012】
【化2】
【0013】(式中、mは1〜8の整数を示す)で示さ
れる基が結合してなるオルガノポリシロキサン。
【0014】(a−3)オルガノポリシロキサンセグメ
ントの末端又は側鎖のケイ素原子の少なくとも1個に、
糖由来残基が結合してなるオルガノポリシロキサン。
【0015】(a−4)オルガノポリシロキサンセグメ
ントの末端又は側鎖のケイ素原子の少なくとも1個に、
ヘテロ原子を含むアルキレン基を介して、下記一般式
(3);
【0016】
【化3】
【0017】(式中、R2 は水素原子、炭素数1〜22
のアルキル基、シクロアルキル基、アラルキル基、アリ
ール基又はアルコキシカルボニルアルキル基を示し、r
は1〜5の数を示す)で表わされる繰り返し単位からな
るポリ(N−プロピレンカルボベタイン)が結合してな
るオルガノポリシロキサン。
【0018】(a−5)シリコーン変性プルラン。より
具体的には下記構造を有するシリコーン変性プルラン
で、例えば信越化学から市販されているものが挙げられ
る。
【0019】
【化4】
【0020】(式中、R3 は水素原子又は−A−S
x(Aは2価の結合基、Sxはシロキサンセグメント)を
示す)
【0021】(a−6)シリコーンマクログラフト変性
されたコポリマー。例えば、WO9621417記載の
ビニルポリマー主鎖とその主鎖にグラフト化された重量
平均分子量約1,000〜約50,000のシリコーン
含有マクロマーを有するシリコーン含有ポリカルボン酸
コポリマーが挙げられる。より具体的には、アクリル酸
/メタクリル酸n−ブチル/ポリジメチルシロキサン
(PDMS)マクロマー・20,000Mw(10/70
/20)、アクリル酸/メタクリル酸イソブチル/PD
MSマクロマー・20,000Mw(20/60/2
0)、アクリル酸/メタクリル酸イソブチル/PDMS
マクロマー・20,000Mw(10/70/20)、ア
クリル酸/メタクリル酸メチル/PDMSマクロマー・
20,000Mw(40/40/20)、アクリル酸/メ
タクリル酸イソプロピル/PDMSマクロマー・20,
000Mw(35/65/16)、アクリル酸/メタクリ
ル酸メトキシエチル/PDMSマクロマー・20,00
0Mw(60/25/16)、アクリル酸/PDMSマク
ロマー・20,000Mw(80/20)等が挙げられる。
【0022】本発明において皮膜形成性シリコーン類に
代えて非皮膜形成性のシリコーンを用いた場合、ヘアス
タイルのまとまり性やその持続性が低下するので好まし
くない。これは、(b)粘着性成分に対してより表層
(気−固界面)にシリコーン類が相分離し易くなり、表
層に露出する粘着面の減少にともない粘着力が低下する
ためと考えられる。
【0023】本発明に用いられる(b)粘着性成分は、
非シリコーン系高分子化合物と油剤を含有する混合物で
あり、ここで非シリコーン系高分子化合物としては、4
級化ポリ(ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメ
タクリレート)(例えば、ISP社製:ガフカットN7
55)、ビニルピロリドン/塩化メタクリルアミドプロ
ピルトリメチルアンモニウム共重合体(例えば、ISP
社製:ガフカットHS−100)、ビニルメチルエーテ
ル/マレイン酸エチル共重合体(例えば、ISP社製:
ガントレッツES−225)、アクリル酸/エチルアク
リレート/N−t−ブチルアクリルアミド共重合体(例
えば、BASF社製:Ultrahold8)、アクリ
ル樹脂アルカノールアミン液(例えば、互応化学製:プ
ラスサイズL9540B)、オクチルアクリルアミド・
アクリル樹脂(例えば、カネボウ−NSC製:アンフォ
マーV−42)、酢酸ビニル・クロトン酸・ネオデカン
酸ビニル共重合体(例えば、カネボウ−NSC製:RE
SYN28−2930)、t−ブチルアクリルアミド/
ジメチルアクリルアミド/ジメチルアミノプロピルアク
リルアミド/メトキシポリエチレングリコールメタクリ
レート共重合体(特開平8−291206号公報)、ポ
リビニルピロリドン/ビニルアセテート共重合体(例え
ば、ISP製:PVP/VAE735)、N−メタクリ
ロイルオキシエチル−N,N−ジメチルアンモニウム−
α−N−メチルカルボキシベタイン/メタクリル酸アル
キルエステル共重合体(例えば、三菱化学製:ユカフォ
ーマー)、水分散性ポリエステル(例えば、イーストマ
ンコダック社製:AQ55S)、アクリレート/メタク
リレート/アクリル酸/メタクリル酸共重合体(例え
ば、ユニオンカーバイト社製:アマホールドDR2
5)、ポリビニルアルコール(例えば、日本合成化学
製:ゴーセノールEG5)及びその誘導体、ヒドロキシ
エチルセルロースジメチルジアリルアンモニウムクロリ
ド(例えばカネボウ−NSC製:セルコートL−20
0)から選ばれる高分子化合物が好ましい。
【0024】一方、油剤は、本発明に用いる非シリコー
ン系高分子化合物に対して可塑効果を有するものであれ
ばいずれのものでも使用できるがその融点が50℃以下
であることが好ましい。融点が50℃より高い油剤を用
いた場合、それ以下の油剤に比べ高分子化合物との混合
の結果得られる粘着性成分の粘着力が相対的に低下する
傾向にあり、ヘアスタイルのまとまり性が低下する点で
好ましくない。融点が50℃以下の油剤としては、例え
ばミリスチルアルコール、セチルアルコール、オレイル
アルコール、ラウリルアルコール、2−オクチルドデカ
ノール等の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル
基を有する高級アルコール類;流動パラフィン、スクア
レン、ワセリン、高級脂肪酸エステル類(ミリスチン酸
イソプロピル、ラウリン酸イソプロピル、パルミチン酸
イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、オレイン酸デシ
ル、オレイン酸オレイル、2−エチルヘキサン酸ヘキサ
デシル、ミリスチン酸オクチルドデシル、オレイン酸モ
ノグリセリド、パルミチン酸モノグリセリド等の脂肪酸
モノグリセリド)、ラノリン酸ジエタノールアミド、オ
レイン酸ジエタノールアミド、イソステアリン酸ジエタ
ノールアミド、ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド、ヤ
シ油脂肪酸イソプロパノールアミド等のアルカノールア
ミド類、高級脂肪酸類(オレイン酸、ヤシ油脂肪酸)ア
ルキル基又はアルケニル基を有する長鎖アミドアミン等
の油脂類;ミンクオイル、オリーブ油、ヒマシ油、カカ
オ油、アボガド油、ヤシ油、大豆リン脂質、卵黄油等の
動植物性油脂類;グリセリン等が挙げられる。
【0025】本発明の毛髪化粧料においては、(a)皮
膜形成性シリコーン類と(b)粘着性成分との配合比
(重量比)が、(a):(b)=2:1〜1:15の範
囲である点に特徴がある。すなわち、その配合比が2:
1よりも大きくなる、すなわち皮膜形成性シリコーン成
分がより多くなると、粘着力は低下しヘアスタイルに十
分なまとまりを付与できなくなる。また、1:15より
小さくなる、すなわち、皮膜形成性シリコーン成分が相
対的により少なくなると髪の感触においてべたつき感や
油っぽさなどが強くなる。
【0026】また、本発明においては、(b)粘着性成
分における非シリコーン系高分子化合物及び油剤の混合
比(重量比)が3:1〜1:3(非シリコーン系高分子
化合物:油剤)の範囲になるよう混和配合したものが好
ましい。この混合比が2:1を超えて更に非シリコーン
系高分子化合物の量が増えた場合、通常のポリマー皮膜
のように硬く脆い皮膜を形成し粘着性を失い、ひいては
十分なヘアスタイルのまとまり性が得られないことから
好ましくなく、1:3より更に、非シリコーン系高分子
化合物の量が減る場合、急激に粘着力が減少し通常の液
体油と同様の弱い粘着力しか得られないことから好まし
くない。
【0027】また、本発明の毛髪化粧料には、各成分の
可溶化や分散、乳化の目的で、溶剤やアニオン性、カチ
オン性、両性、非イオン性の界面活性剤や低級アルコー
ル等を含有させることができる。更に、増粘剤、キレー
ト剤、パール化剤、香料、色素、紫外線吸収剤、起泡
剤、噴射剤等の化粧品に通常用いられる成分を適宜配合
することができる。
【0028】本発明の毛髪化粧料の製法は特に制限はな
く、常法に従い各成分を混合することにより得ることが
できる。また、本発明の毛髪化粧料の形態としては、ヘ
アフォーム、ヘアスプレー、ヘアセットミスト、ヘアセ
ットジェル、カーラーローション、ヘアセットローショ
ン、ブローローション等が挙げられる。
【0029】
【実施例】次に、実施例を挙げて本発明を更に説明する
が、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0030】実施例1〜2 表1に示した各組成を混合し、実施例1〜2及び比較例
1〜5のヘアスタイル保持用ポンプスプレー組成物を調
製した。事前にヘアスタイルを整えた専門パネラー(n
=10)にこれらのポンプスプレーを使用してもらい以
下の方法でスプレー直後の髪のさらっと感、ヘアスタイ
ルの仕上がりの自然さ、及びヘアスタイルのまとまり感
の持続性について評価した。
【0031】(1)スプレー直後の髪のさらっと感、及
びヘアスタイルの仕上がりの自然さの評価について 専門パネラー自身が所定のヘアスタイルを整えた後に評
価用ポンプスプレー噴霧しデンマンブラシにて軽くヘア
スタイルを整えスタイリングを終了した。その後、噴霧
した剤の乾燥後に髪のさらっと感と仕上がりの自然さを
以下の基準にしたがい自己評価した。
【0032】〔さらっと感の評価基準〕 ◎:髪がさらっとした手触りになった。 ○:髪が少しさらっとした手触りになった。 △:髪に少しべたつき感やごわつき感を感じる。 ×:髪にべたつき感やごわつき感を感じる。
【0033】〔ヘアスタイルの仕上がりの自然さの評価
基準〕 ◎:髪が束状に固まらず自然なヘアスタイルに仕上がっ
た。 ○:僅かに毛束できるが自然なヘアスタイルに仕上がっ
た。 △:毛束が目立ち不自然なヘアスタイルになった。 ×:髪全体が固まった感じになり不自然なヘアスタイル
になった。
【0034】(2)ヘアスタイルのまとまり感の持続性
の評価について 専門パネラー自身が所定のヘアスタイルを整えた後に評
価用ポンプスプレー噴霧しデンマンブラシにて軽くヘア
スタイルを整えスタイリングを終了した。半日後にヘア
スタイルのまとまりの持続性について以下の基準にした
がい自己評価した。
【0035】〔ヘアスタイルのまとまり感の持続性の評
価基準〕 ◎:ヘアスタイルのまとまりが保持されていた。 ○:ヘアスタイルのまとまりがほぼ保持されていた。 △:ヘアスタイルのまとまりがあまり保持されていなか
った。 ×:ヘアスタイルが乱れて崩れてしまった。
【0036】結果を表1に示す。表1から明らかなよう
に、(a)皮膜形成性シリコーン類及び(b)粘着性成
分の両者を含有し、かつその配合比(重量比)が
(a):(b)=2:1〜1:15の場合に、上記評価
項目すべてを満足するものであった。
【0037】
【表1】
【0038】実施例3(エアゾールヘアスプレー組成
物) 以下の処方に従いエアゾールヘアスプレー原液を調製
し、次いで原液/噴射剤=50/50の比率にてエアゾ
ール用容器に充填しエアゾールヘアスプレーを調製し
た。前述の基準に従い評価を行った結果、スプレー直後
の髪のさらっと感:◎、スプレー直後のヘアスタイルの
仕上がりの自然さ:◎、ヘアスタイルのまとまり感の持
続性:◎と良好な結果を得た。
【0039】
【表2】 (1)エアゾールヘアスプレー原液組成 ウルトラホールド8*2 3.0 2−アミノ−2−メチルプロパノール 0.35 グリセリン 1.5 オルガノポリシロキサン*1(表1と同じ) 0.8 香料 適量 エチルアルコール バランス 計 100.0重量% (2)噴射剤(LPG2.5kg/cm2 ) *2)アクリル酸/エチルアクリレート/N−t−ブチルアクリルアミド(BA SF社製)を使用
【0040】実施例4(エアゾールヘアフォーム組成
物) 以下の処方に従いエアゾールヘアフォーム原液を調製
し、次いで原液/噴射剤=70/30の比率にてエアゾ
ール用容器に充填しエアゾールヘアフォームを調製し
た。前述の基準に従い評価を行った結果、塗布直後の髪
のさらっと感:◎、塗布直後のヘアスタイルの仕上がり
の自然さ:◎、ヘアスタイルのまとまり感の持続性:◎
と良好な結果を得た。
【0041】
【表3】 (1)エアゾールヘアスプレー原液組成 ガフカットN755*3 1.0 α−モノイソステアリルグリセリルエーテル*4 0.3 オルガノポリシロキサン*5 0.4 ソフタノール90*6 0.5 エチルアルコール 25.0 香料 適量 精製水 バランス 計 100.0重量% (2)噴射剤(DME5.0kg/cm2 ) *3) 4級化ポリ(ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタクリレート) (ISP社製)を使用 *4)GE−IS(花王製) *5) 特開平7−133352号公報合成例2で得たオルガノポリシロキサンで シリコーン含率が92%を使用 *6) ポリオキシエチレン−sec−テトラデシルエーテル(9E.O.)(日 本触媒製)
【0042】実施例5(ブローローション組成物) 以下の処方に従いブローローション組成物を調製し、ポ
ンプスプレー用容器に充填した。前述の基準に従い評価
を行った結果、塗布直後の髪のさらっと感:◎、塗布直
後のヘアスタイルの仕上がりの自然さ:◎、ヘアスタイ
ルのまとまり感の持続性:◎と良好な結果を得た。
【0043】
【表4】 ブローローション組成物 t−ブチルアクリルアミド/ジメチルアクリルアミド/ ジメチルアミノプロピルアクリルアミド/メトキシポ リエチレングリコールメタクリレート共重合体*7 0.4 グリセリン 0.4 オルガノポリシロキサン*1(実施例3と同じ) 0.16 香料 適量 エチルアルコール バランス 計 100.0重量% *7)特開平8−291206号公報記載のt−ブチルアクリルアミド/ジメチ ルアクリルアミド/ジメチルアミノプロピルアクリルアミド/メトキシポ リエチレングリコールメタクリレート共重合体
【0044】実施例6(カーラーローション組成物) 以下の処方に従いカーラーローション組成物を調製し、
ポンプスプレー用容器に充填した。前述の基準に従い評
価を行った結果、塗布直後の髪のさらっと感:◎、塗布
直後のヘアスタイルの仕上がりの自然さ:◎、ヘアスタ
イルのまとまり感の持続性:◎と良好な結果を得た。
【0045】 カーラーローション組成物 ゴーセノールEG5*9 0.5 オクチルドデカノール*10 0.5 オルガノポリシロキサン*5(実施例4と同じ) 0.5 エチルアルコール 30.0 香料 適量 精製水 バランス 計 100.0重量% *9)ポリビニルアルコール(日本合成化学製) *10)カルコール200GD(花王製)
【0046】
【発明の効果】本発明の毛髪化粧料を用いれば、髪を固
めずに自然なスタイリングを長時間保持させることがで
き、かつ仕上がった髪にさらっと感、なめらか感を付与
することができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)皮膜形成性シリコーン類及び
    (b)非シリコーン系高分子化合物と油剤を含む粘着性
    成分を含有し、その配合比(重量比)が(a):(b)
    =2:1〜1:15であることを特徴とする毛髪化粧
    料。
  2. 【請求項2】 (b)粘着性成分における非シリコーン
    系高分子化合物と油剤の混合比が、重量比で3:1〜
    1:3である請求項1記載の毛髪化粧料。
  3. 【請求項3】 非シリコーン系高分子化合物が、4級化
    ポリ(ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタク
    リレート)、ビニルピロリドン/塩化メタクリルアミド
    プロピルトリメチルアンモニウム共重合体、ビニルメチ
    ルエーテル/マレイン酸エチル共重合体、アクリル酸/
    エチルアクリレート/N−t−ブチルアクリルアミド共
    重合体、アクリル樹脂アルカノールアミン液、オクチル
    アクリルアミド・アクリル樹脂、酢酸ビニル/クロトン
    酸/ネオデカン酸ビニル共重合体、t−ブチルアクリル
    アミド/ジメチルアクリルアミド/ジメチルアミノプロ
    ピルアクリルアミド/メトキシポリエチレングリコール
    メタクリレート共重合体、ポリビニルピロリドン/ビニ
    ルアテセート共重合体、N−メタクリロイルオキシエチ
    ル−N,N−ジメチルアンモニウム−α−N−メチルカ
    ルボキシベタイン/メタクリル酸アルキルエステル共重
    合体、水分散性ポリエステル、アクリレート/メタクリ
    レート/アクリル酸/メタクリル酸共重合体、ポリビニ
    ルアルコール又はその誘導体、及びヒドロキシエチルセ
    ルロースジメチルジアリルアンモニウムクロリドから選
    ばれるものである請求項1又は2記載の毛髪化粧料。
JP19978397A 1997-07-25 1997-07-25 毛髪化粧料 Pending JPH1135433A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19978397A JPH1135433A (ja) 1997-07-25 1997-07-25 毛髪化粧料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19978397A JPH1135433A (ja) 1997-07-25 1997-07-25 毛髪化粧料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1135433A true JPH1135433A (ja) 1999-02-09

Family

ID=16413544

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19978397A Pending JPH1135433A (ja) 1997-07-25 1997-07-25 毛髪化粧料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1135433A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11349450A (ja) * 1998-06-01 1999-12-21 Shiseido Co Ltd 毛髪化粧料
JP2010001287A (ja) * 2008-05-21 2010-01-07 Kao Corp 整髪方法
US8574560B2 (en) 2008-05-21 2013-11-05 Kao Corporation Hair styling method
JP2015024977A (ja) * 2013-07-26 2015-02-05 花王株式会社 ポリマー組成物

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11349450A (ja) * 1998-06-01 1999-12-21 Shiseido Co Ltd 毛髪化粧料
JP2010001287A (ja) * 2008-05-21 2010-01-07 Kao Corp 整髪方法
US8574560B2 (en) 2008-05-21 2013-11-05 Kao Corporation Hair styling method
JP2015024977A (ja) * 2013-07-26 2015-02-05 花王株式会社 ポリマー組成物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TW200399B (ja)
RU2212226C2 (ru) Косметические композиции, содержащие сополимер винилдиметикона и диметикона и кондиционирующий агент, а также применение этих композиций
WO2002102335A1 (en) Hair styling compositions
JP2007514645A (ja) 窒素原子を有するエラストマー系シランおよびシロキサンを含有するエマルジョンのパーソナルケア用途
JPH04503799A (ja) 加熱カール整髪処理のための組成物および方法
JP2009520708A (ja) 感圧接着剤を含むヘアトリートメント組成物
JP4747088B2 (ja) ヘアトリートメント組成物
JPH09151119A (ja) 毛髪化粧料
JP2005314365A (ja) スプレー式ヘアワックス
JP3723674B2 (ja) 毛髪化粧料
JP4037577B2 (ja) 少なくとも1種のカチオン界面活性剤、液体脂肪アルコールおよびセラミド型の化合物を含む化粧品用組成物およびこれを用いた方法
JPH1135433A (ja) 毛髪化粧料
JP2001114656A (ja) 少なくとも1つのシリコーン/アクリル酸コポリマーと少なくとも1つのコンディショニング剤を含む化粧品組成物
US20050002871A1 (en) Cosmetic compositions
JPH11171740A (ja) 毛髪化粧料
JP2001335436A (ja) ゲル状毛髪化粧料
JP2002370941A (ja) 毛髪化粧料
JP2017119685A (ja) 毛髪化粧料
JP2002193766A (ja) 毛髪セット剤組成物
JPH0570330A (ja) 毛髪化粧料
JPH0977642A (ja) 毛髪化粧料
JP2003212739A (ja) 整髪料組成物
JPH107534A (ja) ヘアコンディショニング組成物
JP3324099B2 (ja) 毛髪処理剤組成物
JP2014152230A (ja) アミノフェニル共変性シリコーン及びそれを含有する化粧料

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20040413

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20040413

A977 Report on retrieval

Effective date: 20041125

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041130

A521 Written amendment

Effective date: 20050131

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Effective date: 20050412

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02