JPH11353852A - ディスクカートリッジ及びその使用方法 - Google Patents

ディスクカートリッジ及びその使用方法

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JPH11353852A
JPH11353852A JP16448198A JP16448198A JPH11353852A JP H11353852 A JPH11353852 A JP H11353852A JP 16448198 A JP16448198 A JP 16448198A JP 16448198 A JP16448198 A JP 16448198A JP H11353852 A JPH11353852 A JP H11353852A
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JP
Japan
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detection hole
erroneous recording
cartridge
elastic arm
prevention member
Prior art date
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Pending
Application number
JP16448198A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Kubozuka
雅章 久保塚
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カートリッジ本体に移動自在に組み込まれる
誤記録防止部材を、より軽く移動操作部により操作でき
るようにして、誤記録防止部材の操作性を向上すること
ができるディスクカートリッジ及びその使用方法を提供
する。 【解決手段】 検出孔蓋部32dが誤記録検出孔33を
閉塞する第2の位置から、誤記録検出孔33を開放する
第1に位置に向かって移動を開始した後、弾性アーム部
32aがその基端位置Pで折れ曲がって回動するようそ
の弾性変形を開始することができるようにしたため、弾
性アーム部32aが回動するときの先端部の係止突条部
321から回動支点Pまでの長さをほぼ最大限に伸ばす
ことができるので、係止突条部321に加わる力が小さ
な力でも大きな回動トルクを得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば光磁気ディ
スク等のディスク状の情報記録媒体を回転自在に収納し
たディスクカートリッジに関し、特にその情報記録媒体
に記録された情報信号の誤消去すなわち誤記録を防止す
る誤記録防止機構を備えたディスクカートリッジ及びそ
の使用方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の磁気ディスクや光磁気ディスク等
の情報記録媒体の中には、一度記録した情報信号を消去
してその上から新たな情報信号を再記録することを可能
とした情報記録ディスクが用いられている。この種の情
報記録ディスクを収納したディスクカートリッジには、
一度記録した情報信号がその上からの誤記録によって誤
って消去されないようにするため、誤記録防止機構が設
けられている。
【0003】上記誤記録防止機構は、ディスクカートリ
ッジに収納した情報記録ディスクに対して情報信号を消
去してその上から新たに記録することができる状態と、
一度記録した情報信号の誤消去、誤記録を防止する誤記
録禁止状態とのいずれかを選択し得るように構成されて
いる。このような、消去かつ再記録可能な状態と誤記録
禁止状態を選択し得るように構成されたディスクカート
リッジの誤記録防止機構としては、従来は、例えば図9
ないし図13に示すように構成されたものが知られてい
る。
【0004】その従来の誤記録防止機構は、図9に示す
ように、カートリッジ本体を構成する下ハーフ1に穿設
した誤記録検出孔2を開閉する誤記録防止部材3を、上
記下ハーフ1に移動可能に取り付けたものである。
【0005】上記カートリッジ本体内に配設される上記
誤記録防止部材3は、合成樹脂をモールド成形等して形
成されたものであって、図10に示すように、基端側
(図中下端側)に少なくとも上記誤記録検出孔2を閉塞
するのに足る大きさの、ほぼ方形状の凹部とその底板を
有する検出孔蓋部4を備えている。そして誤記録防止部
材3の先端側(図中上端側)には、検出孔蓋部4から伸
びる弾性変形可能な相対向する一対の弾性アーム部5,
6が図中上下方向に延在している。
【0006】そして、上記一対の弾性アーム部5,6は
互いに長さを異にし、一方の弾性アーム部5に対し他方
の弾性アーム部6の方が長く形成されている。また、上
記一対の弾性アーム部5,6の各先端部には、相対向す
る方向に突出するように係止突条部7,8が形成されて
いる。
【0007】上述のように、長さを異にする一対の弾性
アーム部5,6の各先端部に係止突条部7,8を形成す
ることにより、これらの係止突条部7,8は、後述する
摺動位置規制片10に摺接してその凹部に係合するよう
になっている。また誤記録防止部材3の基端側には、下
ハーフ1の外方に向かって突出するように移動操作部9
が一体的に形成されている。
【0008】一方、上記誤記録防止部材3が取り付けら
れるカートリッジ本体を構成する下ハーフ1の内面に
は、誤記録防止部材3に設けられた一対の弾性アーム部
5,6の移動方向をガイドして摺接すると共に、上記一
対の弾性アーム部5,6によって挾持される摺動位置規
制片10が立設されている。
【0009】そして、上記摺動位置規制片10には、一
方の弾性アーム部5の先端部の係止突条部7が係合する
第1及び第2係合凹部11,12が形成されている。こ
れらの第1及び第2係合凹部11,12は、摺動位置規
制片10の一部が半円状に凹むようにして形成されてお
り、誤記録防止部材3が誤記録検出孔2を閉塞した位置
に移動されたとき、及び上記誤記録検出孔2を開放した
位置に移動されたときに、それぞれ上記係止突条部7が
係合し得る位置に形成されている。
【0010】また、下ハーフ1の周縁に沿って一体に形
成された立上り周壁13には、誤記録防止部材3に突出
形成された移動操作部9をカートリッジ本体の外方に露
出させる開口部14が切欠き形成されている。この開口
部14は、誤記録防止部材3を、誤記録検出孔2を閉塞
した位置と開放した位置の間に亘って移動させるに足る
長さに形成されている。
【0011】一方、図11に示すように、カートリッジ
本体の上ハーフ18の周縁に沿って一体に形成された立
上り周壁19には、上記下ハーフ1の開口部14に対向
して上側開口部49が切欠き形成されている。そしてこ
の上側開口部49は、上記下ハーフ1の開口部14と突
き合わされて操作ガイド穴を形成し、誤記録防止部材3
の基端側より突出形成された移動操作部9を操作ガイド
穴から外方に露出させて、カートリッジ本体の外側から
ユーザーが指で操作できるようになっている。
【0012】図9及び図10に示すように、下ハーフ1
内には上記開口部14と相対向して、奥の方にスライド
ガイド片15aが立ち上がり形成されている。一方、図
9及び図11に示すように、このスライドガイド片15
aと対向して上ハーフ18にもスライドガイド片15b
が立設されている。このスライドガイド片15bは、上
記スライドガイド片15aと突き合わせることによっ
て、共に上記誤記録防止部材3の移動方向をガイドする
と共に、上記開口部14,49の奥の方を外部から遮蔽
するスライドガイド壁を構成している。
【0013】また、図11及び図12に示すように、カ
ートリッジ本体を構成する上ハーフ18及び下ハーフ1
には、相対向する内面に互いにほぼ同径の筒状を呈する
突合せ嵌合凸部17A〜17C及び突合せ嵌合凸部16
A〜16Cがそれぞれ対をなして複数箇所に立設されて
いる。
【0014】上ハーフ18側の突合せ嵌合凸部17A〜
17Cは、下ハーフ1側の突合せ嵌合凸部16A〜16
Cに対して高さ寸法が小ならしめられて形成されてい
る。もちろん、これら突合せ嵌合凸部16A〜16C,
17A〜17Cは互いに突き合わされた状態において、
全体の軸方向の長さ寸法が、互いに突き合わされた立上
り周壁13,19の高さ寸法とほぼ等しく設定されてい
る。
【0015】これらの突合せ嵌合凸部16A〜16C及
び突合せ嵌合凸部17A〜17Cは、図11及び図12
に示すように、上ハーフ18と下ハーフ1の各々の2ヵ
所の隅に配設された各々2個の第1の突合せ嵌合凸部1
6A群及び突合せ嵌合凸部17A群と、上ハーフ18と
下ハーフ1の立上り周壁19及び立上り周壁13の内側
に位置してそれぞれ適宜に配設された各々4個の第2の
突合せ嵌合凸部17B群及び突合せ嵌合凸部16B群
と、上ハーフ18と下ハーフ1の立上り周壁19及び立
上り周壁13側の隅に配設された各々1個の第3の突合
せ嵌合凸部17C及び突合せ嵌合凸部16Cとから構成
されている。
【0016】溶着部を有するこれらの突合せ嵌合凸部1
6A〜16C,17A〜17Cは、超音波の印加によっ
て溶着部が溶融して、相対する突合せ嵌合凸部との間の
接合固定が行なわれる。そして、超音波印加時の振動に
よる、下ハーフ1と上ハーフ18のズレの防止として、
溶着部を有しない第4の突合せ嵌合凸部20a,20b
が設けられている。この第4の突合せ嵌合凸部20a,
20bは、上記スライドガイド片15a,15bの非ガ
イド面側に連接して立設されており、スライドガイド片
15a,15bのガイド面が段差のない平坦面となるよ
う連続するようにその取り付け位置を規制している。
【0017】そして、誤記録防止部材3は、図10に示
すように、検出孔蓋部4を誤記録検出孔2に対向可能に
配置させ、上記一対の弾性アーム部5,6が上記摺動位
置規制片10を挾み、スライドガイド片15aと立上り
周壁13との間でそれらに平行方向に移動するようにし
て下ハーフ1内に配置される。この状態において、誤記
録防止部材3の検出孔蓋部4の隅部に形成された移動操
作部9は、その先端が下ハーフ1の側面とほぼ同一面を
構成するように、開口部14を介してカートリッジ本体
の外方に露出している。
【0018】以上の構成において、誤記録防止部材3の
検出孔蓋部4が、図10に示すように、誤記録検出孔2
を開放した第1の位置にあるとき、誤記録防止部材3
は、第1の弾性アーム部5に形成した係止突条部7が、
摺動位置規制片10に形成した第1の係合凹部11に係
合することによって、誤記録検出孔2を開放した状態に
保持することができる。
【0019】また、誤記録防止部材3が移動操作部9を
指で操作することによって、図10中矢印A方向に移動
され、検出孔蓋部4が、誤記録検出孔2を閉塞する位置
に至ると、誤記録防止部材3は、第1の弾性アーム部5
に形成した係止突条部7が、摺動位置規制片10に形成
した第2の係合凹部12に係合することによって、誤記
録検出孔2を閉塞した状態に保持することができる。
【0020】誤記録防止部材3に形成された弾性アーム
部5の係止突条部7が、下ハーフ1内面に形成された摺
動位置規制片10の第2係合凹部12に移動する際に
は、図13に示すように、誤記録防止部材3の弾性アー
ム部5はその根元側の、スライドガイド片15aの終端
部を支点Sとして外方へ開くよう回動するように弾性変
形する構造になっている。
【0021】このとき弾性アーム部6も弾性アーム部5
と交互に外方へ開くよう回動するように弾性変形をしな
がら、摺動位置規制片10の第1係合凹部11の裏側凸
部を乗り越えて、摺動位置規制片10の第1係合凹部1
1の裏側凸部と第2係合凹部12の裏側凸部との間の凹
部に当接して弾性変形が復帰するようになっている。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、誤記録
防止部材3を移動操作させる際、誤記録防止部材3の弾
性アーム部5はその根元側のスライドガイド片15aの
終端部を支点Sとして弾性変形すると共に、上下ハーフ
のスライドガイド片15a,15bの終端部の長さが図
中上方に長く伸びているため、弾性アーム部5の回動長
さ、すなわち弾性アーム部5の先端部の係止突条部7か
ら上記支点Sまでの長さが短くなるので、弾性アーム部
5を弾性的に回動させるための回動トルクが充分得られ
ない。
【0023】このため、ユーザーが誤記録防止部材3に
よる誤記録検出孔2の開放、閉塞動作を移動操作部9に
より操作する際、移動操作部9に加えられる力としては
非常に大きな力が必要とされるので、操作するユーザー
の指の爪に非常に大きな負担がかかり、移動操作部9に
よる誤記録防止部材3の操作性が著しく悪化するという
問題があった。
【0024】そこで本発明は、上記問題点に鑑みて、カ
ートリッジ本体に移動自在に組み込まれる誤記録防止部
材を、より軽く移動操作部により操作できるようにし
て、誤記録防止部材の操作性を向上することができるデ
ィスクカートリッジ及びその使用方法を提供することを
課題とするものである。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明によるディスクカートリッジは、上ハーフと
下ハーフとを組み合わせてカートリッジ本体を構成し、
その内部にディスク状の情報記録媒体を回転自在に収納
したディスクカートリッジにおいて、前記カートリッジ
本体の側面に形成された操作開口部より少なくともその
一部が外方に露出する移動操作部と、前記カートリッジ
本体に形成され前記情報記録媒体に対する情報信号の記
録可否を表示する誤記録検出孔を前記移動操作部を操作
することにより開放または閉塞する検出孔蓋部と、この
検出孔蓋部を前記誤記録検出孔を開放する第1の位置お
よび前記誤記録検出孔を閉塞する第2の位置を択一的に
保持する前記検出孔蓋部から伸びる弾性アーム部とが一
体的に形成され、前記カートリッジ本体内にカートリッ
ジ本体の側面と平行して移動自在に組み込まれた誤記録
防止部材を備え、前記カートリッジ本体の上ハーフ及び
下ハーフの前記誤記録防止部材の取り付け位置には、誤
記録防止部材の前記弾性アーム部が前記検出孔蓋部から
伸びる方向と反対方向に伸びて検出孔蓋部の移動をガイ
ドするスライドガイド片がそれぞれ相対向して立設さ
れ、前記スライドガイド片の長さの前記弾性アーム部側
の終端位置が、前記検出孔蓋部が前記第2の位置から前
記第1の位置に向かって移動を開始した後前記弾性アー
ム部が回動する弾性変形を開始したときの弾性アーム部
の検出孔蓋部側の基端位置とほぼ同位置に設定された構
成としたものである。
【0026】このような構成のディスクカートリッジに
よれば、検出孔蓋部が誤記録検出孔を閉塞する第2の位
置から、誤記録検出孔を開放する第1に位置に向かって
移動を開始した後、弾性アーム部がその基端位置で折れ
曲がって回動するようその弾性変形を開始することがで
きる。このため、弾性アーム部が回動するときの先端部
から支点までの長さを最大限に伸ばすことができるの
で、先端部に加わる力が小さな力でも大きな回動トルク
を得ることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面に基づいて具体的に説明する。図1ないし図7
は、本発明によるディスクカートリッジ及びその使用方
法の第1の実施の形態を説明するために参照する図であ
る。
【0028】本実施の形態に係るディスクカートリッジ
は、一度記録した情報を消去し、その上から新たな情報
信号の再記録を可能とする情報記録媒体である光磁気デ
ィスクを収納するものとする。このディスクカートリッ
ジは、図1に示すように、方形状に形成された上ハーフ
22と下ハーフ23を互いに突合せ結合してカートリッ
ジ本体24を構成し、このカートリッジ本体24内に上
記のような機能を有する光磁気ディスク21(情報記録
媒体)を回転可能に収納したものである。
【0029】そして、上記カートリッジ本体24には、
このディスクカートリッジを記録再生装置に装着したと
きに、上記カートリッジ本体24に収納された光磁気デ
ィスク21を回転操作するディスク回転駆動装置のディ
スクテーブルが進入する、ディスクテーブル進入用開口
部25が形成されている。
【0030】このディスクテーブル進入用開口部25
は、具体的には上記ディスクテーブル上に載置される光
磁気ディスク21のセンター穴21aを含む内周側部分
を外側に露出させるように、図1に示すように下ハーフ
23のほぼ中央部に円形の開口をもって形成されてい
る。
【0031】また、上記カートリッジ本体24の上ハー
フ22及び下ハーフ23には、光磁気ディスク21の信
号記録領域を、その円周方向の一部で、かつその内周側
から外周側に亘って外部に露出させる情報記録再生用開
口部26,27が形成されている。これらの情報記録再
生用開口部26,27は、図1に示すように、ディスク
テーブル進入用開口部25の近傍位置から、カートリッ
ジ本体24の前面24aの近傍位置に亘って、かつその
前面24aの長さ方向のほぼ中央部に位置すると共に、
情報記録再生用開口部26,27はほぼ方形状に形成さ
れている。
【0032】さらに、上記カートリッジ本体24には、
上記情報記録再生用開口部26,27を通って内部に塵
芥等が進入して、内部に収納された光磁気ディスク21
に塵芥等が付着することを防止するため、上記情報記録
再生用開口部26,27を閉塞するシャッタ部材28が
設けられている。
【0033】このシャッタ部材28は、薄い金属板を所
定の形状に打ち抜いてそれを折り曲げて形成されたもの
であって、情報記録再生用開口部26,27をそれぞれ
閉塞するシャッタ部28a,28bと、これらシャッタ
部28a,28bの側部を連結する連結片28cとから
構成され、全体として断面がコの字状に形成されてい
る。また、上記連結片28cの一端側には、シャッタ部
材28がカートリッジ本体24の前面24aに沿って平
行にスライドし得るようにガイドする、シャッタスライ
ドガイド部29が延設されている。
【0034】そして、上記シャッタ部材28は、各シャ
ッタ部28a,28bが情報記録再生用開口部26,2
7を閉塞する開口部閉塞位置と、上記情報記録再生用開
口部26,27を開放する開口部開放位置間に亘って、
図2中矢印C方向及びD方向にスライド可能となってカ
ートリッジ本体24に取り付けられている。
【0035】一方図1に示すように、カートリッジ本体
24を構成する下ハーフ23の前面24a側の一方のコ
ーナー部には、シャッタロック部材31が設けられてい
る。このシャッタロック部材31は、シャッタ部材28
が図2及び図3に示すように、情報記録再生用開口部2
6,27を閉塞する位置にあるときに、不用意に移動操
作されて情報記録再生用開口部26,27を開放しない
ようにするために設けられている。このシャッタロック
部材31は、図1に示すシャッタ部材28のシャッタス
ライドガイド部29の一部を折り曲げて形成した被係合
片30と係合して、上記シャッタ部材28を上記閉塞位
置に保持するように設けられている。
【0036】次に、図3に示すように、裏返したカート
リッジ本体24の下ハーフ23には、ディスクカートリ
ッジを記録再生装置内のカートリッジ装着部に装着させ
たとき、上記ディスクカートリッジの装着位置の位置決
めをする位置決めピン(図示せず)が係合する、位置決
めピン係合孔34,35が設けられている。これらの位
置決めピン係合孔34,35は、カートリッジ本体24
の側面24c側及び側面24d側の位置で、カートリッ
ジ本体24の前面24a側寄りに位置して設けられてい
る。
【0037】また、図3に示すように、カートリッジ本
体24の下ハーフ23には、ディスクカートリッジを記
録再生装置内のカートリッジ装着部に自動装着させるた
めに用いられるオートローディング機構のカートリッジ
保持爪(図示せず)が係合する、ローディング機構係合
凹部36,36が形成されている。このローディング機
構係合凹部36,36は、カートリッジ本体24の側面
24c側寄りに位置して、カートリッジ本体24の下面
(図中上面)から前面24a側に亘って、及びカートリ
ッジ本体24の下面から背面24b側に亘って形成され
ている。
【0038】また、図3に示すように、カートリッジ本
体24の下ハーフ23には、このカートリッジ本体24
に収納されたディスクが光磁気ディスク21であること
を示す光磁気ディスク表示用凹部37が設けられてい
る。この光磁気ディスク表示用凹部37は、カートリッ
ジ本体24の前面24a側寄りに位置して、カートリッ
ジ本体24の側面24c側に形成されている。
【0039】さらに、図3及び図5に示すように、カー
トリッジ本体24の下ハーフ23には、カートリッジ本
体24の側面24dと背面24bとが交叉するコーナー
部に誤記録検出穴33が穿設されている。この誤記録検
出穴33は、このディスクカートリッジの誤記録防止機
構の一部を構成するものであって、後述する誤記録防止
部材の操作により開閉されるようになっている。
【0040】次に、図4及び図5に示すように、カート
リッジ本体24を構成する上ハーフ22及び下ハーフ2
3には、立上り周壁38及び立上り周壁39がそれぞれ
周回りに一体に立設されている。これら立上り周壁3
8,39は、上ハーフ22と下ハーフ23とを、後述す
る突合せ嵌合凸部40A〜40Cと突合せ嵌合凸部41
A〜41Cを介して一体に結合した状態において、互い
に突き合わされてカートリッジ本体24の外周壁を構成
する。
【0041】図4及び図5に示すように、上ハーフ22
及び下ハーフ23には、相対向する内面に、壁部42及
び壁部43がそれぞれ一体に立設されている。これらの
壁部42及び壁部43は、上ハーフ22と下ハーフ23
とを結合した状態において光磁気ディスク21を回転自
在に収納するディスク収納部44を区画、形成する。ま
た、これら壁部42及び壁部43は、立上り周壁38及
び立上り周壁39にそれぞれほぼ内接する同一円周上に
位置された複数の円弧に沿って形成されている。
【0042】また図4及び図5に示すように、上ハーフ
22及び下ハーフ23には、相対向する内面に、互いに
ほぼ同径の筒状を呈する突合せ嵌合凸部40A〜40
C、及び突合せ嵌合凸部41A〜41Cが、それぞれ対
をなして複数箇所に立設されている。上ハーフ22側の
突合せ嵌合凸部40A〜40Cは、下ハーフ23側の突
合せ嵌合凸部41A〜41Cに対して高さ寸法が小なら
しめられて形成されている。もちろん、これらの突合せ
嵌合凸部40A〜40Cと突合せ嵌合凸部41A〜41
Cとが互いに突き合わされた状態において、全体の軸方
向の長さ寸法が、互いに突き合わされた立上り周壁3
8,39の高さ寸法とほぼ等しく設定されている。
【0043】これらの突合せ嵌合凸部40A〜40C及
び突合せ嵌合凸部41A〜41Cは、図4及び図5に示
すように、上ハーフ22と下ハーフ23の各々の2ヵ所
の隅に配設された各々2個の第1の突合せ嵌合凸部40
A群及び突合せ嵌合凸部41A群と、上ハーフ22と下
ハーフ23の立上り周壁38及び立上り周壁39の内側
に位置してそれぞれ適宜に配設された各々4個の第2の
突合せ嵌合凸部40B群及び突合せ嵌合凸部41B群
と、上ハーフ22と下ハーフ23の立上り周壁38及び
立上り周壁39側の隅に配設された各々1個の第3の突
合せ嵌合凸部40C及び突合せ嵌合凸部41Cとから構
成されている。
【0044】溶着部を有するこれらの突合せ嵌合凸部
は、超音波の印加によって溶着部が溶融して、相対する
突合せ嵌合凸部との間の接合固定が行なわれる。そし
て、超音波印加時の振動による、上ハーフ22と下ハー
フ23のズレの防止として、溶着部を有しない第4の突
合せ嵌合凸部45及び突合せ嵌合凸部46が設けられて
いる。この第4の突合せ嵌合凸部45,46は、後述す
るように上記スライドガイド片47,48の非ガイド面
側に連接して立設されており、スライドガイド片47,
48のガイド面が平坦となるよう連続するようにその取
り付け位置を規制している。
【0045】次に、図1及び図3に示すように、カート
リッジ本体24の背面24bとこれと直交する側面24
dの間のコーナー部には、このディスクカートリッジの
誤記録防止機構の一部を構成する誤記録防止部材32が
配設されている。
【0046】この誤記録防止部材32は、下ハーフ23
側に保持されて配設されているものであって、この下ハ
ーフ23の背面24bとこれと直交する側面24dの間
のコーナー部には、上記誤記録防止部材32によって開
閉される前記誤記録検出穴33が穿設されている。
【0047】上記カートリッジ本体24内に配設される
上記誤記録防止部材32は、合成樹脂をモールド成形等
して形成されるものであって、図6に示すように、誤記
録防止部材32の基端側(図中下端側)には、少なくと
も下ハーフ23に穿設した誤記録検出穴33を閉塞する
に足る大きさの、ほぼ方形状の凹部とその底板を有する
検出孔蓋部32dを備えている。そして誤記録防止部材
32の先端側(図中上端側)には、検出孔蓋部32dか
ら伸びる弾性変形可能な相対向する一対の弾性アーム部
32a,32bが図中上下方向に延在している。
【0048】そして、上記一対の弾性アーム部32a,
32bは互いに長さを異にし、一方の弾性アーム部32
aに対し他方の弾性アーム部32bの方が長く形成され
ている。また、上記一対の弾性アーム部32a,32b
の各先端部には、相対向する方向に突出するように係止
突条部321,322が形成されている。
【0049】上述のように、長さを異にする一対の弾性
アーム部32a,32bの各先端部に係止突条部32
1,322を形成することにより、図6に示すように、
これらの係止突条部321,322は後述する摺動位置
規制片50に摺接してその凹部に係合するようになって
いる。また検出孔蓋部32dの図中下側右部には、下ハ
ーフ23の外方に向かって突出するように移動操作部3
2cが一体的に形成されている。
【0050】一方、上記誤記録防止部材32が配設され
るカートリッジ本体24を構成する下ハーフ23の内面
には、上記誤記録防止部材32に設けられた一対の弾性
アーム部32a,32bの移動方向をガイドして摺接す
ると共に、上記一対の弾性アーム部32a,32bによ
って挾持される摺動位置規制片50が立設されている。
【0051】そして、上記摺動位置規制片50には、一
方の弾性アーム部32aの先端部の係止突条部321が
係合する第1及び第2の係合凹部50a,50bが形成
されている。これらの第1及び第2の係合凹部50a,
50bは、摺動位置規制片50の一部が半円状に凹むよ
うにして形成されており、誤記録防止部材32が誤記録
検出穴33を閉塞した位置に移動されたとき、及び上記
誤記録検出穴33を解放した位置に移動されたときに、
それぞれ上記係止突条部321が係合し得る位置に形成
されている。
【0052】また、下ハーフ23に一体に形成された立
上り周壁39には、誤記録防止部材32に突出形成され
た移動操作部32cをカートリッジ本体24の外方に露
出させる開口部51が切欠き形成されている。この開口
部51は、誤記録防止部材32が誤記録検出穴33を閉
塞した位置と解放した位置に亘って移動操作部32cを
移動させるに足る長さに形成されている。
【0053】一方、図4に示すように、上ハーフ22の
周縁に一体に形成された立上り周壁38には、上記下ハ
ーフ23の開口部51に対向して上側開口部52が切欠
き形成され、上記下ハーフ23の開口部51と突き合わ
されて、誤記録防止部材32を操作するための操作ガイ
ド穴を形成し、誤記録防止部材32の検出孔蓋部32d
側の基端部より突出形成された移動操作部32cを操作
ガイド穴から外方に露出させて、カートリッジ本体24
の外側から操作できるようになっている。
【0054】図1及び図6に示すように、下ハーフ23
内には上記開口部51と相対向して、奥の方にスライド
ガイド片48が立設されている。一方、図4に示すよう
に、このスライドガイド片48と対向して上ハーフ22
にもスライドガイド片47が立設されており、上記スラ
イドガイド片48と突き合わされることによって、共に
上記誤記録防止部材32の移動方向をガイドし、かつ上
記開口部51,52の奥の方を遮蔽するスライドガイド
壁を構成している。
【0055】また、上記スライドガイド片47の非ガイ
ド面には、前述した第4の突合せ嵌合凸部45が連接さ
れて立設されている。さらに、図6に示すように、下ハ
ーフ23側のスライドガイド片48の非ガイド面には同
様に第4の突合せ嵌合凸部46が連接して立設されてお
り、上記上ハーフ22側の第4の突合せ嵌合凸部45と
突き合わせ結合できるようになっている。
【0056】そして、この第4の突合せ嵌合部45,4
6が突き合わされ接合されることにより、上記スライド
ガイド片47,48のガイド面が平坦となるよう連続す
るようにその取り付け位置を規制している。スライドガ
イド片47,48は、図6に示すように、その終端位置
P(図中上端位置)から、誤記録防止部材32の弾性ア
ーム部32a,32bと反対側に伸びて下ハーフ23の
背面24bに接続されている。
【0057】誤記録防止部材32の検出孔蓋部32d
が、図6に示すように、誤記録検出穴33を開放した第
1の位置にあるとき、誤記録防止部材32は、第1の弾
性アーム部32aに形成した係止突条部321が摺動位
置規制片50に形成した第1の係合凹部50aに係合す
ることによって、誤記録検出穴33を開放した状態に保
持する。
【0058】この状態から操作部32cの操作によって
図6中矢印X方向に誤記録防止部材32を移動して、検
出孔蓋部32dが誤記録検出穴33を閉塞する位置に移
動する。この場合において、図7に示すように、上下ハ
ーフに形成されているスライドガイド片47,48の長
さが同一であり、その長さの終端位置が、誤記録防止部
材32が誤記録検出穴33を閉塞する位置から開放する
位置に向かって矢印方向(図中上方)に移動を開始した
後、第1の弾性アーム部32aが回動するように弾性変
形を開始したときの、その弾性アーム部32aの基端位
置とほぼ同位置Pに形成されている。
【0059】このため、誤記録防止部材32の第1の弾
性アーム部32aが回動するよう外方へ撓もうとすると
きの、弾性アーム部32aの係止突条部321から回動
支点すなわちその基端位置Pまでの長さが、弾性アーム
部32aの長さとほぼ同じになるように最大限にかせげ
るため、大きな回動トルクを得ることができる。
【0060】このことは、誤記録防止部材32が誤記録
検出穴33を開放する方向から閉塞する方向に移動する
ときも同じで、誤記録防止部材32はスムーズに誤記録
検出穴33を開放する方向から閉塞する方向に移動する
ことができる。そして、第1の弾性アーム部32aに形
成した係止突条部321が摺動位置規制片50に形成し
た第2の係合凹部50bに係合することによって、誤記
録検出穴33を確実に閉塞した状態に保持することがで
きる。
【0061】このような実施の形態に係るディスクカー
トリッジのによれば、弾性アーム部32aが回動するよ
う弾性変形するときの先端部からその回動支点Pまでの
長さを最大限に伸ばすことができるので、先端部の係止
突条部321に加わる力が小さな力でも大きな回動トル
クを得ることができるため、ユーザーの指にかかる負担
を大きく軽減でき、誤記録防止部材32をより軽く移動
操作部32cにより操作できるようにして、誤記録防止
部材32の操作性を向上することができる。
【0062】図8は、本発明の第2の実施の形態に係る
ディスクカートリッジの要部を示す図である。前記第1
の実施の形態においては第2の弾性アーム部32bの先
端部に係止突条部322が形成されていたのに対し、こ
の第2の実施の形態においては、その第2の弾性アーム
部32bに相当する第2の弾性アーム部56の先端部
に、上記係止突条部322のような係止突条部は形成せ
ず、第1の弾性アーム部32aの先端部にのみ係止突条
部321を形成している点において異なるものである。
【0063】このような第2の実施の形態によれば、前
記第1の実施の形態のように係止突条部322が摺動位
置規制片50の第1の係合凹部50aの裏側の凸部を乗
り越えるときに生じるような抵抗力が生じないので、前
記第1の実施の形態よりもさらに誤記録防止部材を軽く
操作できるようになって、誤記録防止部材32の操作性
をさらに向上させることができる。また先端部に上記係
止突条部322のような係止突条部は形成していなくと
も、その弾性アーム部56があることにより第1の弾性
アーム部32aと共に、摺動位置規制片50を挾持して
ガイドされることに変わりはない。
【0064】なお、上述した各実施の形態においては、
カートリッジ本体24に光磁気ディスク21を収納した
ディスクカートリッジの例を挙げて説明したが、本発明
は、情報信号の記録、再生を可能とするディスクを収納
するディスクカートリッジであれば広く適用できるもの
である。
【0065】以上、本発明の実施の形態について具体的
に述べてきたが、本発明は上記の実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の技術的思想に基づいて、その
他にも各種の変更が可能なものである。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のディスク
カートリッジによれば、検出孔蓋部が誤記録検出孔を閉
塞する第2の位置から、誤記録検出孔を開放する第1に
位置に向かって移動を開始した後、弾性アーム部がその
基端位置で折れ曲がって回動するようその弾性変形を開
始することができるため、弾性アーム部が回動するとき
の先端部から支点までの長さを最大限に伸ばすことがで
きるので、先端部に加わる力が小さな力でも大きな回動
トルクを得ることができる。
【0067】このため、カートリッジ本体に移動自在に
組み込まれる誤記録防止部材を、より軽く移動操作部に
より操作できるようにして、誤記録防止部材の操作性を
向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るディスクカー
トリッジの分解斜視図である。
【図2】図1におけるディスクカートリッジのカートリ
ッジ本体24をシャッタ部材28を取り付けた前面24
a側から見た斜視図である。
【図3】図1におけるディスクカートリッジのカートリ
ッジ本体24を裏返して見た状態のカートリッジ本体2
4の斜視図である。
【図4】ディスクカートリッジのカートリッジ本体24
を構成する上ハーフ22の内面側の構成を示す平面図で
ある。
【図5】ディスクカートリッジのカートリッジ本体24
を構成する下ハーフ23の内面側を示す平面図である。
【図6】下ハーフ23への誤記録防止部材32の取り付
け状態を拡大して示す下ハーフ23の内面側を示す要部
平面図である。
【図7】誤記録防止部材23を誤記録検出穴33の開放
位置から閉塞位置へ移動させる際の弾性アーム部32a
の回動開始時の支点位置Pを示した下ハーフ23の内面
側を示す要部平面図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係るディスクカー
トリッジの下ハーフ23の内面側を示す要部平面図であ
る。
【図9】従来のディスクカートリッジの誤記録防止部材
3を下ハーフ1に保持させる状態を示す一部破断分解斜
視図である。
【図10】従来のディスクカートリッジにおいて、誤記
録防止部材3の取り付け状態を拡大して示す下ハーフ1
の内面側を示す要部平面図である。
【図11】従来のディスクカートリッジのカートリッジ
本体を構成する上ハーフ18の内面側の構成を示す平面
図である。
【図12】従来のディスクカートリッジのカートリッジ
本体を構成する下ハーフ1の内面側の構成を示す平面図
である。
【図13】従来のディスクカートリッジ本体において誤
記録防止部材3を移動させる際の弾性アーム部5の回動
支点位置Sを示した下ハーフ1の内面側を示す要部平面
図である。
【符号の説明】
1…下ハーフ、2…誤記録検出孔、3…誤記録防止部
材、4…検出孔蓋部、5,6…弾性アーム部、7,8…
係止突条部、9…移動操作部、10…摺動位置規制片、
11…第1係合凹部、12…第2係合凹部、13…立上
り周壁、14…開口部、15a,15b…スライドガイ
ド片、16A,17A…第1の突合せ嵌合凸部、16
B,17B…第2の突合せ嵌合凸部、16C,17C…
第3の突合せ嵌合凸部、18…上ハーフ、19…立上り
周壁、20a,20b…第4の突合せ嵌合凸部、21…
光磁気ディスク、21a…センター穴、22…上ハー
フ、23…下ハーフ、24…カートリッジ本体、24a
…前面、24b…背面、24c,24d…側面、25…
ディスクテーブル進入用開口部、26,27…情報記録
再生用開口部、28…シャッタ部材、28a,28b…
シャッタ部、28c…連結片、29…シャッタスライド
ガイド部、30…被係合片、31…シャッタロック部
材、32…誤記録防止部材、32a,32b…弾性アー
ム部、32c…移動操作部、32d…検出孔蓋部、33
…誤記録検出穴、34,35…位置決めピン係合孔、3
6…ローディング機構係合凹部、37…光磁気ディスク
表示用凹部、38,39…立上り周壁、40A,41A
…第1の突合せ嵌合凸部、40B,41B…第2の突合
せ嵌合凸部、40C,41C…第3の突合せ嵌合凸部、
42,43…壁部、44…ディスク収納部、45,46
…第4の突合せ嵌合凸部、47,48…スライドガイド
片、50…摺動位置規制片、50a…第1係合凹部、5
0b…第2係合凹部、51…開口部、52…上側開口
部、56…弾性アーム部、321,322…係止突条部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上ハーフと下ハーフとを組み合わせてカ
    ートリッジ本体を構成し、その内部にディスク状の情報
    記録媒体を回転自在に収納したディスクカートリッジに
    おいて、 前記カートリッジ本体の側面に形成された操作開口部よ
    り少なくともその一部が外方に露出する移動操作部と、 前記カートリッジ本体に形成され前記情報記録媒体に対
    する情報信号の記録可否を表示する誤記録検出孔を前記
    移動操作部を操作することにより開放または閉塞する検
    出孔蓋部と、 この検出孔蓋部を前記誤記録検出孔を開放する第1の位
    置および前記誤記録検出孔を閉塞する第2の位置を択一
    的に保持する前記検出孔蓋部から伸びる弾性アーム部と
    が一体的に形成され、 前記カートリッジ本体内にカートリッジ本体の側面と平
    行して移動自在に組み込まれた誤記録防止部材を備え、 前記カートリッジ本体の上ハーフ及び下ハーフの前記誤
    記録防止部材の取り付け位置には、誤記録防止部材の前
    記弾性アーム部が前記検出孔蓋部から伸びる方向と反対
    方向に伸びて検出孔蓋部の移動をガイドするスライドガ
    イド片がそれぞれ相対向して立設され、 前記スライドガイド片の長さの前記弾性アーム部側の終
    端位置が、前記検出孔蓋部が前記第2の位置から前記第
    1の位置に向かって移動を開始した後前記弾性アーム部
    が回動する弾性変形を開始したときの弾性アーム部の検
    出孔蓋部側の基端位置とほぼ同位置に設定されたことを
    特徴とするディスクカートリッジ。
  2. 【請求項2】 前記弾性アーム部が、カートリッジ本体
    に立設され表裏両側に凹部が形成された摺動位置規制片
    を挾持してこの摺動位置規制片の表裏両側に摺接し、前
    記凹部に係止する係止突条部を先端部に有する長さの異
    なる2本の弾性アーム部により構成されることを特徴と
    する請求項1に記載のディスクカートリッジ。
  3. 【請求項3】 前記弾性アーム部が、カートリッジ本体
    に立設され表裏両側に凹部が形成された摺動位置規制片
    を挾持してこの摺動位置規制片の表裏両側に摺接し、前
    記凹部に係止する係止突条部を一方のみの先端部に有す
    る2本の弾性アーム部により構成されることを特徴とす
    る請求項1に記載のディスクカートリッジ。
  4. 【請求項4】 上ハーフと下ハーフとを組み合わせてカ
    ートリッジ本体を構成し、その内部にディスク状の情報
    記録媒体を回転自在に収納したディスクカートリッジに
    おいて、 前記カートリッジ本体の側面に形成された操作開口部よ
    り少なくともその一部が外方に露出する移動操作部と、 前記カートリッジ本体に形成され前記情報記録媒体に対
    する情報信号の記録可否を表示する誤記録検出孔を前記
    移動操作部を操作することにより開放または閉塞する検
    出孔蓋部と、 この検出孔蓋部を前記誤記録検出孔を開放する第1の位
    置および前記誤記録検出孔を閉塞する第2の位置を択一
    的に保持する前記検出孔蓋部から伸びる弾性アーム部と
    が一体的に形成され、 前記カートリッジ本体内にカートリッジ本体の側面と平
    行して移動自在に組み込まれた誤記録防止部材を備え、 前記カートリッジ本体の上ハーフ及び下ハーフの前記誤
    記録防止部材の取り付け位置には、誤記録防止部材の前
    記弾性アーム部が前記検出孔蓋部から伸びる方向と反対
    方向に伸びて検出孔蓋部の移動をガイドするスライドガ
    イド片がそれぞれ相対向して立設され、 前記スライドガイド片の長さの前記弾性アーム部側の終
    端位置が、前記検出孔蓋部が前記第2の位置から前記第
    1の位置に向かって移動を開始した後前記弾性アーム部
    が回動する弾性変形を開始したときの弾性アーム部の検
    出孔蓋部側の基端位置とほぼ同位置に設定されたディス
    クカートリッジを用いて、 前記検出孔蓋部が前記第2の位置から前記第1の位置に
    向かって移動を開始した後、前記弾性アーム部がその基
    端位置で折れ曲がって回動するよう弾性変形を開始する
    ことができるようにしたことを特徴とするディスクカー
    トリッジの使用方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1323403C (zh) * 2003-12-26 2007-06-27 索尼株式会社 记录介质盒

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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