JPH11353802A - 音声記録装置 - Google Patents

音声記録装置

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JPH11353802A
JPH11353802A JP10162514A JP16251498A JPH11353802A JP H11353802 A JPH11353802 A JP H11353802A JP 10162514 A JP10162514 A JP 10162514A JP 16251498 A JP16251498 A JP 16251498A JP H11353802 A JPH11353802 A JP H11353802A
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JP
Japan
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recording
recording medium
audio data
audio
channel
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JP10162514A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Miura
啓彰 三浦
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】異なる記録媒体に音声を記録する場合において
も記録媒体を有効利用しながら違和感をおぼえることの
ない録音を行い得る音声記録装置を提供する。 【解決手段】システム制御部6は、まず第1の記録媒体
ドライブ装置8の記録媒体30の残容量が所定値以上の
ときは録音停止信号を受けても第1の記録媒体ドライブ
装置8を記録先とし、また記録媒体30の残容量が所定
値未満のときはデジタル信号処理部5からの音声データ
をチャンネル毎に記録バッファ10に記録し、録音停止
が指示された時点でファイルサイズと記録媒体30の残
容量とを比較して記録可能なファイルのみを記録媒体3
0に記録し、記録先を第2の記録媒体ドライブ装置9に
設定し、他のファイルは第2の記録媒体ドライブ装置9
における他の記録媒体30に記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声記録装置、詳
しくは、記録媒体に音声データを記録する音声記録装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、裁判所における裁判の進行等を記
録し続けたり、消防署あるいは警察所等において掛かっ
てくる緊急電話等を24時間記録し続けるため、多チャ
ンネルでの長時間録音が可能な音声記録装置が知られて
いる。
【0003】このような音声記録装置では、使用される
状況からして記録が途中で途初れることが許されない場
合が多い。従来はこのような不測の事態に対処すべく、
データ記録の際には、リムーバブル記録媒体を記録媒体
として装着可能なドライブ装置を2個以上用意し、現在
記録中の記録媒体がその容量を満たすまで録音されたと
きには、自動的に別ドライブ装置(当然、記録媒体が装
着されている)に録音先を移す手法が用いられている。
【0004】そして、録音が完了した記録媒体を当該ド
ライブ装置から取り出し、代わりに未使用の記録媒体に
交換する。これにより録音先を移した他のドライブ装置
に装着された記録媒体の容量が満たされたときでも、再
び当該ドライブ装置に録音先を移すことで、エンドレス
に音声データの記録を行い得る。
【0005】さらに、この種の音声記録装置の中には、
リムーバブル記録媒体の交換回数を減らすため、一つの
記録媒体に対し記録可能な最大容量値まで録音を実施
し、この後、録音先を別のドライブ装置に変更する音声
記録装置が知られている。
【0006】このような音声記録装置においては、たと
えば複数チャンネルで同時録音をするような場合、全チ
ャンネルが録音状態のまま当該記録媒体の記憶容量が最
大値に達すると、全チャンネル同時に録音先を別のドラ
イブ装置に変更していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
如き音声記録装置では、音声データが漏れなく記録でき
るという意味においては目的を達しているが、一つの連
続性のある会話が別々の記録媒体に分離して録音される
ことも十分考えられる。そして、このような場合、後で
その会話を再生するときには非常に違和感が生じるもの
となっていた。
【0008】また、上記不具合の回避策として、記録媒
体の容量が無くなるかなり前の段階で、会話が終了した
チャンネルから順次、録音先を次のドライブ装置に移し
ていく手法が考えられるが、記録容量に無駄が生じてし
まい、結果として記録媒体の交換回数が増えてしまう。
【0009】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、異なる記録媒体に音声を記録する場合におい
ても、該記録媒体を有効利用しながら違和感をおぼえる
ことのない録音を行い得る音声記録装置を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の第1の音声記録装置は、複数チャンネルで
音声データを入力する入力手段と、入力した音声データ
を所定の信号に変換する変換手段と、変換された信号を
記録するための記録媒体をそれぞれ装着する複数の記録
媒体ドライブ手段と、記録先となる上記記録媒体ドライ
ブ手段を設定するとともに、設定した記録媒体ドライブ
手段に装着された記録媒体にチャンネル毎に音声データ
を記録する記録手段と、上記記録媒体ドライブ手段とは
別に設けられ、一時的に音声データを記録するバッファ
手段と、チャンネル毎に音声データの記録開始あるいは
停止のタイミング信号を与える信号供給手段と、上記記
録媒体の残り記録容量を測定する測定手段と、を備え、
上記記録手段は、記録先として設定した一の記録媒体ド
ライブ手段に装着された記録媒体の残り記録容量が所定
値以上である場合は上記信号供給手段から如何なるタイ
ミング信号が与えられても同記録媒体ドライブ手段を記
録先とし、同記録媒体の残り記録容量が所定値未満であ
る場合は、以後、上記信号供給手段から記録開始のタイ
ミング信号が与えられた際、上記変換手段で変換された
音声データを各チャンネル毎に上記バッファ手段に記録
し、所定単位の記録が終了した時点で当該所定単位の記
録にかかるファイルサイズと同記録媒体の残り記録容量
とを比較して記録可能なファイルのみを同記録媒体に記
録すると共に、記録先を他の記録媒体ドライブ手段に設
定し他のファイルは当該他の記録媒体ドライブ手段に装
着された他の記録媒体に記録することを特徴とする。
【0011】上記の目的を達成するために本発明の第2
の音声記録装置は、上記第1の音声記録装置において、
上記入力手段は通信回線から音声データを入力するもの
とし、さらに該通信回線が通話状態かどうかを検出する
検出手段を備え、上記信号供給手段は、該検出手段の検
出結果に基づいてチャンネル毎に音声データの記録開
始、停止のタイミング信号を与えることを特徴とする。
【0012】上記の目的を達成するために本発明の第3
の音声記録装置は、上記第1の音声記録装置において、
上記信号供給手段は外部入力装置の操作に基づいてチャ
ンネル毎に音声データの記録開始、停止のタイミング信
号を与えることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0014】図1は、本発明の第1の実施形態であるデ
ジタル音声記録装置の構成を示したブロック図である。
【0015】本実施形態のデジタル音声記録装置は、後
述するシステム制御部6の制御下に音声を入力し、所定
の音声データを得る録音ブロック7を複数個備えてい
る。ここで、この録音ブロック7について図2を参照し
て説明する。
【0016】図2に示すように、この録音ブロック7
は、音声を電気信号に変換するマイクロホン1を具備
し、該マイクロホン1からの音声出力は接続されたマイ
クアンプ(AMP)2によって増幅されるようになって
いる。このマイクアンプ2の出力はローパスフィルタ
(LPF)3を介してA/Dコンバータ(A/D)4に
入力されるようになっており、マイクアンプ2で増幅さ
れたアナログの音声信号は、ローパスフィルタ3でエリ
アシングノイズの発生を防止するため不要な周波数帯域
をカットされ該A/Dコンバータ4に入力される。上記
A/Dコンバータ4においてアナログ信号である音声信
号はデジタル信号に変換された後、デジタル信号処理部
(DSP)5に入力されるようになっている。
【0017】上記デジタル信号処理部5は、システム制
御部6の制御下に上記A/D変換器4でデジタル信号に
変換された音声信号を一定のフォーマットてのデータに
圧縮処理(符号化)し、システム制御部6に伝送する。
【0018】ここで、録音ブロック7は複数個設けられ
ており、複数チャンネルで音声データを入力する入力手
段としての役目を果たす。また、上記デジタル信号処理
部5は、入力した音声データを所定の信号に変換する変
換手段としての役目を果たす。
【0019】図1に戻って、本実施形態の音声記録装置
は、上記録音ブロック7の他、当該デジタル音声記録再
生装置の各部の動作を制御するシステム制御部6を備え
ている。このシステム制御部6は、マイクロプロセッサ
(CPU)で構成され、上記各部の制御手段としての役
目を果たすと共に、記録媒体にチャンネル毎に音声デー
タを記録する記録手段、該記録媒体の残り記録容量を測
定する測定手段と、としての役目を果たすようになって
いる。
【0020】上記システム制御部6には、上記複数の録
音ブロック7の他、たとえば光磁気ディスク(MO)等
のリムーバブル記録媒体30を装着可能な複数個の記録
媒体ドライブ装置(本実施形態においては第1の記録媒
体ドライブ装置8、第2の記録媒体ドライブ装置9、の
2つの記録媒体ドライブ装置を備える)と、符号化され
たデータを一時的に記憶する記録バッファ10と、使用
者により操作さえる外部入力装置12とが接続され、さ
らに、動作モード等を表示する表示器14が駆動回路1
3を介して接続されている。
【0021】さらに、上記システム制御部6には、当該
デジタル音声記録装置全体に電源電圧を供給する電池
(図示せず)を制御する電源制御部11が接続されてお
り、該電源を制御するようになっている。
【0022】上記記録媒体ドライブ装置8,9には、デ
ジタル信号処理部5で変換(符号化)された信号を記録
するためのリムーバブル記録媒体30がそれぞれ装着可
能となっている。なお、この記録媒体30については、
後に詳述する。
【0023】上記記録バッファ10は、システム制御部
6の制御下に、所定のタイミングでデジタル信号処理部
5において符号化されたデータを一時的に記憶するバッ
ファ手段としての役目を果たす。
【0024】上記外部入力装置12は、使用者に操作さ
れ得るキーボードで構成され、チャンネル毎に音声デー
タの記録開始あるいは停止のタイミング信号を与える信
号供給手段としての役目を果たす。
【0025】また、システム制御部6には、図示しない
アドレス制御回路が接続されており、外部入力装置12
の操作に応じて、該アドレス制御回路に適当なアドレス
信号を与え、デジタル信号処理部5からの(あるいは記
録バッファ10に記録された)音声データのほか、録音
日時、インデックス情報等を所定のフォーマットに基づ
いて記録媒体30に記録するようになっている。
【0026】次に、このような構成をなす本実施形態の
音声記録装置の作用について説明する。
【0027】図3を参照して本実施形態における録音動
作について説明する。本実施形態の音声記録装置は、シ
ステム制御部6は外部入力装置12から録音開始指示を
受けると(ステップS1)、システム全体を録音状態と
する。このとき、録音ブロック7におけるマイクロホン
1より入力されたアナログ音声信号はマイクアンプ2で
増幅され、ローパスフィルタ3で不要な高周波成分が除
去され、A/Dコンバータ4でデジタル信号に変換され
た後、デジタル信号処理部5に入力される。そして、デ
ジタル信号処理部5で当該デジタル信号を圧縮処理し、
処理した音声データがシステム制御部6に送られる。
【0028】さらに、録音開始に先立ち、使用者は外部
入力装置12を操作して当該録音で使用する録音ブロッ
ク数(チャンネル数)を指定する(ステップS2)。シ
ステム制御部6は、この指定を受けた後、所定の記録媒
体ドライブ装置を指定された録音ブロックからの音声デ
ータの記録先として設定する(ステップS3)。そし
て、この後、録音処理を開始する(ステップS4)。な
お、このフローチャートでは、すでに第1の記録媒体ド
ライブ装置8に記録媒体30が装着されているものと
し、上記ステップS3においては、この第1の記録媒体
ドライブ装置8を設定するものとする。
【0029】システム制御部6はデジタル信号処理部5
より符号化された音声データを入力し、該音声データを
第1の記録媒体ドライブ装置8に装着された記録媒体3
0に記録する。なお、使用者がシステムを操作するのに
必要な各種情報は、システム制御部6から駆動回路13
に送られ表示器14で表示される。
【0030】この後、システム制御部6は第1の記録媒
体ドライブ装置8に装着された記録媒体30(第1の記
録媒体とする)の残り記録客量を監視する(ステップS
5)。ここで、システム制御部6は、第1の記録媒体3
0の残り記録客量が所定値未満になったことを検出する
と、この後に録音が開始された会話を、一時的に記録バ
ッファ10に保存する(ステップS6)。
【0031】このステップS6の後システム制御部6
は、チャンネル毎に外部入力装置12からの録音停止信
号を検出して録音を停止した時点(ステップS7)で、
該記録バッファ10に記録したファイルサイズと第1の
記録媒体30の残り記録容量とを比較する(ステップS
8)。そして、該ファイルサイズが第1の記録媒体30
の残り記録容量より小さいときは、該ファイルを第1の
記録媒体ドライブ装置8に装着された第1の記録媒体3
0に記録する(ステップS9)。
【0032】一方、上記ステップS8において、記録バ
ッファ10に一時的に記録したファイルのサイズが第1
の記録媒体30の残り記録容量以上になった場合は、シ
ステム制御部6は、録音の記録先ドライブ装置として第
2の記録媒体ドライブ装置9を設定する(ステップS1
0)とともに、当該ファイルを第2の記録媒体ドライブ
装置9に装着された第2の記録媒体に記録する(ステッ
プS11)。
【0033】この後、全チャンネルの録音が停止される
まで(ステップS12)、上記ステップS5以降の動作
を繰り返す。
【0034】一方、上記ステップS5において、システ
ム制御部6は、第1の記録媒体30の残り記録客量が所
定値以上である場合は、音声データを第1の記録媒体ド
ライブ装置8に装着された第1の記録媒体30に記録す
る(ステップS13)。この記録先として設定された第
1の記録媒体ドライブ装置8は、外部入力装置12によ
り録音停止が指定されても(ステップS14)、変わる
ことがない。
【0035】このように、本実施形態の音声記録装置に
よると、記録先として複数のドライブ装置を切り替えな
がら連続して多チャンネルでの長時間録音を行う際に、
記録媒体を最大限に有効利用しながら、再生時に違和感
をおぼえることのない録音を行うことができる。
【0036】以上説明した本第1の実施形態の音声記録
装置は、たとえば、警察署や消防署等において緊急電話
を24時間監視記録する装置に適用することができる。
以下、このような監視記録装置に本発明を適用する場合
の具体的な態様について説明する。なお、この態様にお
いては、記録媒体として光磁気ディスク(MO)を用い
るものとする。
【0037】当該態様にかかる音声記録装置は、一つの
通話の録音が別々のディスクに分離することを防止する
とともに、記録媒体の記録容量を有効に使うことを目的
としている。警察署や消防署等の緊急電話を記録する場
合、記録の対象となる通話は緊急な対処を必要とする用
件が多く、そのほとんどは数分程度の会話になると考え
られ、したがってMOには数分単位の音声ファイルが多
数記録されることになる。
【0038】上述した実施形態にかかる音声記録装置
は、MOの残りの記録容量を監視して音声データの記録
先を一時的に変更するもので、当該態様にかかる音声記
録装置では、1チャンネル当たりの記録容量が5分以下
になると前述した処理を行うように設定されている。こ
の残り容量が5分以内の期間をプリエンドエリアとし、
システムでは電話回線のオンフック、オフフックを電気
的に検出し、通話の開始、終了を判断する。
【0039】上記プリエンド期間内で開始した通話は直
接MOディスクに記録せず、一旦バッファに記録する。
通話が終了した時点で残り容量とファイルサイズを比較
し、記録可能であれば該バッファに貯めた通話データを
現MOドライブのディスクにコピ―し、それ以外は次の
MOドライブのディスクに記録する。
【0040】一回の通話が数分だとすれば、プリエンド
検出前から録音されている通話の多くはプリエンド時間
内に終了し、プリエンド期間の初期の段階で開始された
通話の多くもプリエンド期間内に終了すると考えられ
る。よって、一時的にバッファに記録された通話のほと
んどは、それまで記録してきたMOディスクに記録され
る。
【0041】しかし、続いて同じ回線で通話が始まった
場合には、そのチャンネルで記録できる残り時間は5分
以下となり、一旦バッファに記録された会話は現MOド
ライブのディスクから、次のMOドライブのディスクに
記録先を変更することになる。一旦記録先が変更される
と時間的な記録順に矛盾が生じないように、その後、そ
のチャンネルでの通話の記録先は次のMOドライブのデ
ィスクとする。ここで、1チャンネル分の残り記録容量
をその他のチャンネルに分配する。以降同様の処理が繰
り返され、現MOドライブでの通話記録チャンネル数が
減少し、結果として、1チャンネル当たりの残り記録時
間は増加することで、再び元記録媒体ヘの通話記録が可
能となる。
【0042】また、プリエンド期間より以前から継続す
る通話は、既に現MOドライブのディスクヘの記録が行
われているので、この場合はプリエンド期間中であって
も一時的にバッファに貯める処理は行わず、ディスクに
直接記録する。この継続する会話を現MOドライブのデ
ィスクに全て記録するため、各チャンネルの通話が終了
して現MOドライブのディスクに記録可能と判断して
も、プリエンド圏外から継続する通話が全て終了するま
ではディスクヘのコピーは行わない。
【0043】プリエンド圏外から継続する通話が無くな
った時点で、時間的な順番も考慮しながら、現MOドラ
イブのディスクに記録可能なファイルだけをコピーし、
それ以外は次MOドライブのディスクにコピーする。場
合によっては、プリエンド判定以降に現MOドライブの
ディスクに記録されたファイルは1つだけということも
あり得る。以降も、上記の方法で残り記録容量ヘの記録
を継続する。
【0044】以上の方法により、現MOドライブのメデ
ィアの残り記録容量を有効に利用できると同時にファイ
ル分裂の可能性も少なくすることが可能となる。
【0045】上記態様では光磁気ディスクを記録媒体と
しているが、本発明は、これに限らず、光ディスク、相
変化型光ディスク、磁気ディスク等のディスク状記録媒
体、DAT、8ミリテープ、VHSテープ、Cカセット
等の磁気テープを使ったテ―プ状記録媒体、半導体メモ
リ、ICカード等を用いた装置にも適用できる。
【0046】なお、テープ状の記録媒体では、その記録
容量の多さから数百時間〜教千時間にわたる連続長時間
録音が可能となるので、記録媒体の変更回数を少なくし
たい用途に特に有効となる。また、ディスク状の記録媒
体では、テ―プ状記録媒体には劣るものの長時間記録が
可能であり、更に、ランダムアクセスが可能である。よ
って、目的とするファイル、或いは特定の会話位置に瞬
時にアクセスしたり、特定の部分をリピート再生したり
といった用途、例えば、裁判記録の文章化や、会議にお
ける摘録作成等のトランスクリプションの用途に有効な
媒体である。
【0047】更に上記態様では、記録の開始、終了の検
出を電話回線のオンフック、オフフックを検出すること
で行っているが、システム自信で呼び出しパルスを検出
して回線捕捉を行い、無人でメッセージ録音を行っても
よい。また、一定以上の音声レべルの有無により記録の
開始、停止を行う、音声起動を利用することが可能なこ
とも言うまでもない。同様に、オぺレータにより記録の
開始、終了を指示してもよい。
【0048】また、上記態様では、通信手段として電話
回線を例にしているが、電話回線以外、例えば、LA
N、ISDN、或いは会社内の専用電話回線等の有線通
信手段や、ラジオ、無線、衛生通信等の無線通信手段を
用いても良い。
【0049】次に、本発明の第2の実施形態の音声記録
装置について説明する。図4は、本発明の第2の実施形
態であるデジタル音声記録装置の構成を示したブロック
図である。なお、図中、上記第1の実施形態と同様の構
成要素には同一の符号を付与するものとし、重複を避け
るためここでの詳しい説明は省略する。
【0050】本第2の実施形態のデジタル音声記録装置
は、システム制御部6の制御下に後述する回線捕捉回路
よりアナログ信号を入力し、所定の音声データを得る録
音ブロック20を複数個備えている。ここで、この録音
ブロック20について図5を参照して説明する。
【0051】図5に示すように、この録音ブロック20
は、回線捕捉回路21を具備し、該回線捕捉回路21か
らの音声出力は接続された増幅回路(AMP)22によ
って増幅されるようになっている。この増幅回路22の
出力はローパスフィルタ3を介してA/Dコンバータ4
に入力されるようになっており、増幅回路22で増幅さ
れたアナログの音声信号は、ローパスフィルタ3でエリ
アシングノイズの発生を防止するため不要な周波数帯域
をカットされ該A/Dコンバータ4に入力される。上記
A/Dコンバータ4においてアナログ信号である音声信
号はデジタル信号に変換された後、デジタル信号処理部
5に入力されるようになっている。
【0052】上記回線捕捉回路21は、チャンネル毎に
電話回線のオンフック、オフフックを検出し、回線が通
話状態かどうかを検出する回路であり、この検出結果は
システム制御部6に入力されるようになっている。
【0053】その他の構成、作用については上記第1の
実施形態と同様であるので、ここでの詳しい説明は省略
する。
【0054】次に、このような構成をなす本実施形態の
音声記録装置の作用について説明する。図6を参照して
本実施形態における録音動作について説明する。なお、
図中、上記第1の実施形態と同様の作用については、同
一のステップ番号を付与する。
【0055】本実施形態の音声記録装置は、システム制
御部6は外部入力装置12から録音開始指示を受けると
(ステップS1)、上記第1の実施形態と同様にシステ
ム全体を録音状態とする。
【0056】このとき、録音ブロック20における回線
捕捉回路21より入力されたアナログ信号は増幅器(A
MP)22で増幅され、ローパスフィルタ3で不要な高
周波成分を除去され、A/Dコンバ―タ4でデジタル信
号に変換された後、デジタル信号処理部5に入力され
る。デジタル信号処理部5ではデジタル信号を圧縮処理
し、処理した音声データをシステム制御部6へ送る。
【0057】上記回線捕捉回路21は、チャンネル毎に
電話回線のオンフック、オフフックを検出し、回線が通
話状態かどうかをシステム制御部6に通知する。
【0058】さらに、録音開始に先立ち、使用者は外部
入力装置12を操作して当該録音で使用する録音ブロッ
ク数(チャンネル数)を指定する(ステップS2)。シ
ステム制御部6は、この指定を受けた後、所定の記録媒
体ドライブ装置を指定された録音ブロックからの音声デ
ータの記録先として設定する(ステップS3)。そし
て、回線捕捉回路21からの信号により録音を開始する
(ステップS21)。
【0059】この後、録音処理を開始する(ステップS
4)。なお、このフローチャートでは、すでに第1の記
録媒体ドライブ装置8に記録媒体30が装着されている
ものとし、上記ステップS3においては、この第1の記
録媒体ドライブ装置8を設定するものとする。
【0060】システム制御部6はデジタル信号処理部5
より符号化された音声データを入力し、該音声データを
第1の記録媒体ドライブ装置8に装着された記録媒体3
0に記録する。なお、使用者がシステムを操作するのに
必要な各種情報は、システム制御部6から駆動回路13
に送られ表示器14で表示される。
【0061】この後、システム制御部6は第1の記録媒
体ドライブ装置8に装着された記録媒体30(第1の記
録媒体とする)の残り記録客量を監視する(ステップS
5)。ここで、システム制御部6は、第1の記録媒体3
0の残り記録客量が所定値未満になったことを検出する
と、この後に録音が開始された会話を、一時的に記録バ
ッファ10に保存する(ステップS6)。
【0062】このステップS6の後システム制御部6
は、回線捕捉回路21からの信号により録音を停止した
時点(ステップS22)で、該記録バッファ10に記録
したファイルサイズと第1の記録媒体30の残り記録容
量とを比較する(ステップS8)。そして、該ファイル
サイズが第1の記録媒体30の残り記録容量より小さい
ときは、該ファイルを第1の記録媒体ドライブ装置8に
装着された第1の記録媒体30に記録する(ステップS
9)。
【0063】一方、上記ステップS8において、記録バ
ッファ10に一時的に記録したファイルのサイズが第1
の記録媒体30の残り記録容量以上になった場合は、シ
ステム制御部6は、録音の記録先ドライブ装置として第
2の記録媒体ドライブ装置9を設定する(ステップS1
0)とともに、当該ファイルを第2の記録媒体ドライブ
装置9に装着された第2の記録媒体に記録する(ステッ
プS11)。
【0064】この後、全チャンネルの録音が停止される
まで(ステップS12)、上記ステップS5以降の動作
を繰り返す。
【0065】一方、上記ステップS5において、システ
ム制御部6は、第1の記録媒体30の残り記録客量が所
定値以上である場合は、音声データを第1の記録媒体ド
ライブ装置8に装着された第1の記録媒体30に記録す
る(ステップS13)。この記録先として設定された第
1の記録媒体ドライブ装置8は、回線捕捉回路21から
の信号により録音停止が指定されても(ステップS2
3)、変わることがない。
【0066】このように、本実施形態の音声記録装置に
よると、記録先として複数のドライブ装置を切り替えな
がら連続して多チャンネルでの長時間録音を行う際に、
記録媒体を最大限に有効利用しながら、再生時に違和感
をおぼえることのない録音を行うことができる。
【0067】[付記]以上詳述した如き本発明の実施形態
によれば、以下の如き構成を得ることができる。即ち、 (1) 複数チャンネルで音声データを入力する入力手
段と、入力した音声データを所定の信号に変換する変換
手段と、変換された信号を記録するための複数個の記録
媒体と、該記録媒体にチャンネル毎にデータを記録する
記録手段と、上記記録媒体とは別に一旦音声データを貯
めておくバッファーと、入力する音声データの音圧レベ
ルによってチャンネル毎に音声データの記録開始、停止
のタイミング信号を与える信号供給手段と、上記記録媒
体の残り記録容量を測定する測定手段と、を備え、上記
記録媒体の残り容量が一定値以上の間は、上記信号供給
手段からの信号により音声データの記録開始、停止が繰
り返されても同一の記録媒体に随時記録し、該記録媒体
の残り容量が一定値以下となった以降に開始された録音
は、変換された音声データを各チャンネル毎に一旦バッ
ファーに貯めておき、会話が終了した時点でファイルサ
イズと残り記録容量とを比較して記録可能なファイルだ
けを現メディアに記録し、それ以外のファイルは次の記
録媒体のメディアに記録先を変更することを特徴とする
音声記録装置。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、異
なる記録媒体に音声を記録する場合においても、該記録
媒体を有効利用しながら違和感をおぼえることのない録
音を行い得る音声記録装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態であるデジタル音声記
録装置の構成を示したブロック図である。
【図2】上記第1の実施形態の音声記録装置における、
録音ブロックの構成を示したブロック図である。
【図3】上記第1の実施形態の音声記録装置の録音動作
を示したフローチャートである。
【図4】本発明の第2の実施形態であるデジタル音声記
録装置の構成を示したブロック図である。
【図5】上記第2の実施形態の音声記録装置における、
録音ブロックの構成を示したブロック図である。
【図6】上記第2の実施形態の音声記録装置の録音動作
を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1…マイクロホン 2…マイクアンプ 3…ローパスフィルタ 4…A/Dコンバータ 5…デジタル信号処理部 6…システム制御部 7…録音ブロック 8…第1の記録媒体ドライブ装置 9…第2の記録媒体ドライブ装置 10…記録バッファ 12…外部入力装置 30…記録媒体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数チャンネルで音声データを入力する
    入力手段と、 入力した音声データを所定の信号に変換する変換手段
    と、 変換された信号を記録するための記録媒体をそれぞれ装
    着する複数の記録媒体ドライブ手段と、 記録先となる上記記録媒体ドライブ手段を設定するとと
    もに、設定した記録媒体ドライブ手段に装着された記録
    媒体にチャンネル毎に音声データを記録する記録手段
    と、 上記記録媒体ドライブ手段とは別に設けられ、一時的に
    音声データを記録するバッファ手段と、 チャンネル毎に音声データの記録開始あるいは停止のタ
    イミング信号を与える信号供給手段と、 上記記録媒体の残り記録容量を測定する測定手段と、 を備え、 上記記録手段は、記録先として設定した一の記録媒体ド
    ライブ手段に装着された記録媒体の残り記録容量が所定
    値以上である場合は上記信号供給手段から如何なるタイ
    ミング信号が与えられても同記録媒体ドライブ手段を記
    録先とし、同記録媒体の残り記録容量が所定値未満であ
    る場合は、以後、上記信号供給手段から記録開始のタイ
    ミング信号が与えられた際、上記変換手段で変換された
    音声データを各チャンネル毎に上記バッファ手段に記録
    し、所定単位の記録が終了した時点で当該所定単位の記
    録にかかるファイルサイズと同記録媒体の残り記録容量
    とを比較して記録可能なファイルのみを同記録媒体に記
    録すると共に、記録先を他の記録媒体ドライブ手段に設
    定し他のファイルは当該他の記録媒体ドライブ手段に装
    着された他の記録媒体に記録することを特徴とする音声
    記録装置。
  2. 【請求項2】 上記入力手段は通信回線から音声データ
    を入力するものとし、 さらに該通信回線が通話状態かどうかを検出する検出手
    段を備え、 上記信号供給手段は、該検出手段の検出結果に基づいて
    チャンネル毎に音声データの記録開始、停止のタイミン
    グ信号を与えることを特徴とする請求項1に記載の音声
    記録装置。
  3. 【請求項3】 上記信号供給手段は外部入力装置の操作
    に基づいてチャンネル毎に音声データの記録開始、停止
    のタイミング信号を与えることを特徴とする請求項1に
    記載の音声記録装置。
JP10162514A 1998-06-10 1998-06-10 音声記録装置 Withdrawn JPH11353802A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002049007A1 (fr) * 2000-12-14 2002-06-20 Tdk Corporation Appareil d'enregistrement numerique et appareil de reproduction numerique
KR100419216B1 (ko) * 2001-06-21 2004-02-19 삼성전자주식회사 기록되는 파일의 순서를 변경 가능한 광기록장치
WO2004077824A1 (en) * 2003-02-27 2004-09-10 Canon Kabushiki Kaisha Recording apparatus

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