JPH11353577A - 交差点情報送信システム - Google Patents

交差点情報送信システム

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JPH11353577A
JPH11353577A JP15720998A JP15720998A JPH11353577A JP H11353577 A JPH11353577 A JP H11353577A JP 15720998 A JP15720998 A JP 15720998A JP 15720998 A JP15720998 A JP 15720998A JP H11353577 A JPH11353577 A JP H11353577A
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transmitting
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JP15720998A
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English (en)
Inventor
Isayuki Tanaka
功幸 田中
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各視覚障害者に対応した情報が提供されるよ
うにして、視覚障害者の誘導をより的確にする 【解決手段】 通行体側の携帯装置1は微弱電波を出
す。通行路に沿って点列状に固定設置された複数の送受
信器2のいずれかがこの電波を受信する。送受信器2の
上位装置である交差点情報作成手段を構成するマイクロ
コンピュータ12は、複数の送受信器2を通じて携帯装
置1を検出して、その移動情報を演算したうえで、移動
情報に対応した現在もしくは予測情報を作成して所要の
送受信器2に出力する。携帯装置1は、送受信器2から
の電波を受信し、その情報を音声変換等により取得可能
な情報形態に変換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、視覚障害者等が自
力で安全かつ確実に交差点を通過できるよう支援する交
差点情報送信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、視覚障害者の通行を支援するもの
としては、点字ブロックや、メロディ信号機のような固
定設備が一般的であるが、近年は、例えば特開平4−3
2891号公報や、特許第2673258号公報、特開
平6−150186号公報、特開平7−46175号公
報等にあるように、視覚障害者が携帯する装置と、通行
路に固定的に設けられる装置とからなる情報送信システ
ムが各種提案されている。
【0003】これらのシステムでは、通行路に固定され
る装置から周辺状況に関する情報が送信され、その情報
は携帯装置で受信されて、音声に変換されるようになっ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなシステム
によれば、視覚障害者は周辺状況に関して様々な情報を
得ることができるが、各システムはいずれも、ある地点
に達した視覚障害者に、信号機の有無、階段、改札口の
場所等、不変の情報を一律に与えるシステムであり、そ
の情報の種類には自ずと限界がある。
【0005】実際に歩行する視覚障害者にとっては、信
号の切り換わりのように、時々刻々変化する交差点状況
についても情報が必要で、このような交差点情報が得ら
れないと、視覚障害者は緊張を強いられることになり、
スムースに歩き回れない。
【0006】本発明は、上記のような従来のシステムの
問題点に対処したもので、視覚障害者等の通行体に対応
した交差点情報を各通行体に最適な形態に加工したうえ
で個別に提供されるようにして、通行体の誘導をより的
確にすることを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を達
成するために、次のように構成した。
【0008】本発明の請求項1に記載の発明は、交差点
に向かう通行路上に設置されて、通行体が有する受信手
段を検出する検出手段と、交差点の道路情報を作成する
交差点情報作成手段と、前記検出手段が検出した受信手
段に向けて、前記道路情報を送信する送信手段とを備え
て交差点情報送信システムを構成し、これにより次のよ
うな作用を有する。すなわち、検出手段が受信手段を検
出すると、交差点情報作成手段が作成した交差点の道路
情報を受信手段に向けて送信するので、受信手段を有す
る通行体では、向かっている交差点の道路情報を、交差
点到達直前という、最もその道路情報を取得したい時期
に取得することができる。
【0009】なお、請求項2に記載したごとく、前記交
差点情報作成手段が作成する道路情報は、通行体の位置
および/または時間軸に対して動的な情報であることが
好ましく、そうすれば、次のような作用を有する。すな
わち、通行体で必要となる道路情報は、交差点に対する
相対位置や交差点に到達する時間といった、時間ととも
に刻々と変化するパラメーターの変化に伴って変動す
る。そこで、交差点情報作成手段が作成する道路情報と
して、通行体の位置および/または時間軸に対して動的
な情報とすることで、道路情報は上記パラメーターの変
化にダイナミックに対応したものとなり、これによっ
て、道路情報の精度が高まることになる。なお、通行体
の位置および/または時間軸に対して動的な道路情報の
具体例としては、請求項3に記載したごとく、前記受信
手段を検出した前記検出手段の位置情報から作成した通
行体の通行情報に応じた現在の交差点情報および/また
は今後の交差点情報の予測を含む情報が挙げられる。
【0010】さらには、請求項1〜3で記載れさた道路
情報の具体例としては、請求項4に記載したごとく、交
差点に設置された信号に対する通行体の待ち時間情報
(赤点灯時間情報)ないしは横断可能時間情報(青点灯
時間情報)を含む情報が挙げられる。
【0011】また、請求項5に記載したごとく、前記送
信手段は前記検出手段と同位置に設けられており、か
つ、前記交差点情報作成手段は、送信手段の配置位置に
個別に対応した道路情報を作成して、対応する各送信手
段に与えるものであるとしても、その道路情報は、通行
体の位置に対して動的な道路情報となる。
【0012】また、本発明の請求項6に記載した発明
は、交差点に向かう通行路上にこの通行路に沿って列状
に複数設置されて、通行人が所持する携帯装置を検出す
る検出手段と、各検出手段の携帯装置検出結果から交差
点に接近する通行人の通行情報を作成するとともに、そ
のときの交差点の道路情報を収集し、これら通行情報と
道路情報とから、通行中の各通行人に応じた交差点の周
辺状況に関する現在もしくは今後の交差点情報を作成す
る交差点情報作成手段と、前記交差点情報作成手段が作
成した前記交差点情報を、対応する通行人に向けて送信
する送信手段とを備える一方、前記携帯装置は、前記送
信手段が送信する交差点情報を受信する受信手段と、受
信した交差点情報を、通行人に適した情報形態に変換し
て提供する情報提供手段とを備えることに特徴を有して
おり、これにより次のような作用を有する。すなわち、
検出手段が携帯装置を検出すると、交差点情報作成手段
は、交差点に接近する通行人の接近方向や接近速度等か
らなる通行情報を作成するとともに、そのときの信号の
点灯状態等からなる道路情報を収集する。交差点状態作
成手段は、これら通行情報と道路情報とから、現在の交
差点の点灯状態等からなる現在の交差点情報や各通行人
の交差点到達時の信号点灯状態や交差点で停止せずに通
過できるか否かの判断等からなる今後の交差点情報とい
った動的な交差点情報を作成する。作成した交差点情報
は、対応する通行人に向けて送信手段から送信されるの
で、携帯装置は、送信手段が送信する交差点情報を受信
手段で受信し、受信した交差点情報を、情報提供手段に
おいて、通行人に適した情報形態に変換して提供する。
通行人は、提供された交差点情報に基づいて、接近して
いる交差点での通行の予測判断を行う。
【0013】なお、情報提供手段が行う情報形態に変換
操作の具体例としては、請求項7に記載したごとく、前
記情報提供手段は交差点情報を音声情報に変換して、イ
ヤホン等を用いて通行人に提供するものが挙げられ、そ
うすれば、次のようう作用が得られる。すなわち、交差
点情報の取得を最も要望する人達である視覚障害者に対
して最適な情報提供手段となる。
【0014】また、請求項8に記載したごとく、前記携
帯装置を、通行者が携帯可能なステッキ内に組み込むこ
とが好ましく、そうすれは、次のような作用を有する。
すなわち、通行者のなかで、交差点情報の取得を最も要
望する人達は、視覚障害者であり、ステッキは、視覚障
害者が歩行中に欠くことができない道具である。したが
って、携帯装置をステッキに組み込めば、視覚障害者が
携帯装置を所持する煩雑さから解放される。
【0015】請求項9に記載したごとく、請求項8に係
る交差点情報送信システムにおいて、前記携帯装置を、
ステッキ先端から微弱電波を送信するものとし、前記検
出手段を、交差点に向かう通行路上にこの通行路に沿っ
て列状に複数設置された点字ブロックそれぞれに組み込
まれて、前記携帯装置が送信する微弱電波の受信により
携帯装置を検出するものにすれば、次のような作用を有
する。すなわち、点字ブロックは、視覚障害者の道路案
内用として広く普及しており、この点字ブロックに検出
手段を組み込めば、比較的簡単に検出手段を設置するこ
とができる。さらには、視覚障害者は、一般に点字ブロ
ックをステッキで探りもって通行する。そのため、点字
ブロックに検出手段を組み込めば、携帯装置が送信する
微弱電波であっても、確実に検出することができる。
【0016】請求項10に記載したごとく、請求項9に
係る交差点情報送信システムにおいて、前記送信手段
は、前記点字ブロックに組み込まれており、前記受信手
段は、ステッキ先端で、前記送信手段が送信する交差点
情報を受信するものにすれば、次のような作用を有す
る。すなわち、点字ブロックは、上述したように、視覚
障害者の道路案内用として広く普及しており、この点字
ブロックに送信手段を組み込めば、比較的簡単に送信手
段を設置することができる。さらには、視覚障害者は、
点字ブロックをステッキで探りもって通行するため、点
字ブロックに送信手段を組み込む一方、受信手段は送信
手段が送信する交差点情報をステッキ先端で受信すれ
ば、送信手段が微弱な電波でもって交差点情報を送信し
ても、受信手段は確実に交差点情報を受信することがで
きる。
【0017】また、請求項11に記載したごとく、前記
情報提供手段による情報提供を断続する断続手段をさら
に備えることが好ましく、そうすれば、次のような作用
を有する。すなわち、情報提供手段から交差点情報が常
時提供されていたのでは、通行人は煩雑に感じる場合が
ある。そこで、本発明のように、情報提供手段の断続手
段を備えて、必要なときだけ交差点情報の提供を受けら
れるようにすれば、通行人は上述した煩雑さから解放さ
れる。
【0018】また、請求項12に記載したごとく、前記
情報提供手段が提供する情報を取捨選択する選択手段を
さらにに備えることが好ましく、そうすれば、次のよう
な作用を有する。すなわち、情報提供手段からすべての
交差点情報が提供されていたのでは、通行人は煩わしく
感じる場合がある。そこで、本発明のように、選択手段
を備えて、必要な交差点情報だけの提供を受けるように
すれば、上述した煩雑さから解放される。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1ないし
図3に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施の形
態に係る交差点情報送信システムの構成図、図2は、同
システム内で通信される信号の波形図、図3は、システ
ムの中央装置での処理動作を示すフローチャートであ
る。
【0020】図1に示すように、この交差点情報送信シ
ステムは、携帯装置1と、固定側の送受信器2と、中央
装置3とを備えている。
【0021】携帯装置1は、視覚障害者のステッキ4に
組み込まれるもので、送受信部5と音声変換部6とを備
えている。送受信部5は、微弱な電波で送受信を行う部
分で、各携帯装置1毎に予め与えられた固有の識別コー
ドを電波送信するとともに、固定側の送受信器2からの
送信電波を受信するようになっている。音声変換部6
は、送受信部5で受信された固定側の送受信器2からの
送信信号を音声に変換する。符号7はイヤホンであり、
14はスイッチである。
【0022】固定側の送受信器2は、同構造のものが複
数あって、通行路に敷設される点字ブロック8を利用し
てそれらの下側に点列状に埋設される。これらの送受信
器2は、携帯装置1の送受信部5との間で微弱な電波に
より送受信を行うとともに、中央装置3とは並/直変換
器9およびバスライン10を通じてデータ通信を行うよ
うになっている。送受信器2は、すべての点字ブロック
に備えてもよいが、点字ブロック8の列に沿って、1m
程度の間隔を開けてそれぞれ設置しても作用効果上何ら
問題なく、そうすれば経済的である。
【0023】中央装置3は、固定側の複数の送受信器2
の上位装置であって、前記したようにバスライン10を
介して送受信器2に接続されるとともに、近傍に設置さ
れている信号機11からその信号情報を取り込めるよ
う、信号機11とも接続されている。この中央装置3
は、ハード的にはマイクロコンピュータ12を中心に、
音声ROM13等を備えて構成されたものであるが、後
述するようなルーチンを実行することで、特許請求の範
囲に記した交差点情報作成手段としてとして機能する。
【0024】なお、本実施の形態では、送受信部5から
受信手段が構成され、送受信器2から検出手段および送
信手段が構成され、音声変換部6とイヤホン7とから情
報提供手段が構成されている。
【0025】次に、図2および図3を参照しながら、上
記構成の動作を説明する。視覚障害者が携帯装置1の組
み込まれたステッキ4を持って歩く際、携帯装置1のス
イッチ14を入操作すると、送受信部5は、図3の
(A)に示すような、その携帯装置1に固有の識別コー
ドを重畳した微弱電波を送信する。視覚障害者が固定側
の送受信器2が埋設されている点字ブロック8上に近づ
くと、携帯装置1からの微弱電波が送受信器2に受信さ
れる。視覚障害者は、ステッキ4で点字ブロック8を探
りながら歩行するため、微弱電波(ランニングコストが
低くなる)であっても送受信器2は確実に受信できる。
しかも、微弱電波であるため、隣接する送受信器2での
混信を避けることができ、送受信操作は指向性よく行わ
れる。送受信部5が送信する微弱電流の出力としては、
ステッキ4から10〜30cm程度離間した送受信器2
までは検出可能で、それ以上離間した送受信器2では検
出不可能な出力とするのが適当である。
【0026】電波を受けた送受信器2は、図3の(B)
に示すように、その電波に含まれる識別コードに、その
送受信器2を示す送受信器コードを付して、上位の装置
である中央装置3に伝送する。
【0027】通常、視覚障害者は点字ブロック8に沿っ
て歩くから、ある送受信器2が携帯装置1の識別コード
を受信した後、しばらくすると、近くに埋設された別の
送受信器2が同一の識別コードを受信し、その識別コー
ドと送受信器コードとを中央装置3に伝送することにな
る。そのため、中央装置3には次々、携帯装置1の識別
コードと、その受信位置を示す送受信器コードが入力さ
れる。
【0028】中央装置3のマイクロコンピュータ12
は、このような信号入力に対して、図3に示すような動
作で応答する。すなわち、マイクロコンピュータ12
は、ステップS1で、常時、携帯装置1の識別コードの
入力を待っていて、ある識別コードの入力があると、そ
の入力時間t1を記憶する。そして、ステップS2で、
同一の識別コードを次にどの送受信器2で入力したかお
よびその時の時間(入力時間t2)を調べる。そして、
ステップ1,2で得られた情報を基にして、ある識別コ
ードを有する携帯装置1の移動情報(移動方向Dおよび
移動速度V)をステップ3で演算する。演算の仕方は例
えば、次のようになる。
【0029】移動方向D=最初に識別コードが入力され
た送受信器2(点字ブロック8)から次に識別コードが
入力された送受信器2(点字ブロック8)に向かう方向 移動速度V=[同じ識別コードが入力された送受信器2
(点字ブロック8)の間隔]÷入力時間差(t2−t
1) そして、ステップ3で演算した移動方向Dが、交差点か
ら遠ざかる方向であれば、その通行人(視覚障害者)は
情報提供を行わない対象であるとして無視する。一方、
移動方向Dが交差点に向かう方向であれば、その通行人
(視覚障害者)は情報提供を行う対象であるとして、次
のような操作を行う。すなわち、まず、ステップS4
で、信号機11の情報を取り込む。取り込む信号機11
の情報とは、現在の点灯状況(青色、黄色、赤色)およ
び現在の点灯の今後の継続時間(現在の点灯状況はあと
何秒間継続するか)といった情報である。
【0030】次に、ステップS5で、信号機11の状況
と携帯装置1の位置および移動速度とを比較して、その
視覚障害者に対応した情報を作成する。具体的には、信
号機11の状況と携帯装置1の位置および移動速度の情
報の他、視覚障害者が交差点に到達するまでに要する時
間(距離でもよい)、視覚障害者が交差点の横断を完了
するのに要する時間といった情報を作成する。そして、
このような情報を作成したうえで、例えば「進行方向の
信号は青です、今なら渡れます」、「信号は黄色になり
ます、止まってください」といった情報の作成(編集)
を行う。なお、交差点に接近する視覚障害者の検出もれ
も想定して、すべての視覚障害者に対応して現在の信号
色情報および現在の信号色の持続時間情報も作成してお
く。
【0031】このような情報が作成されると、ステップ
S6で、情報提供対象となる視覚障害者の今後の到達位
置を予測し、その到達位置もしくは近傍にある送受信器
2を選択し、その送受信器2に上記情報を伝送する。こ
の場合、図3の(C)に示すように、情報には送受信器
2を示すコードと、識別コードとを付して伝送すること
になる。
【0032】視覚障害者の到達予測位置にある送受信器
2からは、情報を含む電波が送信される。その送受信器
2上もしくは近傍に到達している携帯装置1は、送受信
器2からの電波を受信する。電波に含まれる情報は、携
帯装置1の音声変換器6で音声に変換されるから、視覚
障害者は情報を音声として聞き取ることができる。
【0033】なお、このような情報の提供を受けたくな
い場合には、スイッチ14を切操作しておけばよい。さ
らには、視覚障害者によっては、接近する交差点の点灯
状況だけを得られればよいという人もいるであろう。そ
のような人に対応するためには、次のように構成しても
よい。すなわち、各携帯装置1の識別コードに対応して
提供される固有の交差点情報I1と、進行方向に応じた
一般的な交差点情報I2(現在の信号色情報および現在
の信号色の持続時間等)とに、それぞれ識別コード等を
付したうえで送受信器2から送信する。これに対して、
携帯装置1側では、両交差点情報I1,I2の情報提供を
すべて受ける受信モード、交差点情報I1のみの情報提
供を受ける受信モード、および交差点情報I2のみの情
報提供を受ける受信モードを設けておいて、これら受信
モードを予め、モード設定機構(図示省略)で設定して
おく。そうすれば、自分の所望する受信モードが選択で
き、例えば、接近する交差点の点灯状況だけを得られれ
ばよいと所望する場合でも、その希望が適えられる。
【0034】上述した実施の形態では、単一の視覚障害
者に交差点情報を送信する場合を想定して本発明を説明
したが、点字ブロック8とステッキ4とに組み込んだ送
受信器2,送受信部5によって、視覚障害者それぞれに
対して選択的に情報を提供でき、交差点に対して複数の
視覚障害者が同時に接近する場合にも、各視覚障害者に
対して、最適な情報を提供することができる。しかも、
このような情報提供の選択性は、携帯装置1毎および送
受信器2毎に、それぞれ固有の識別コードを付与するこ
とで、より高めることができる。
【0035】また、上述した実施の形態では、点字ブロ
ック8に設けた送受信器2から携帯装置1の送受信部5
に交差点情報を送信していたが、中央装置3から送受信
部5に向けて交差点情報を送信してもよい。この場合、
送信する交差点情報に、携帯装置1の固有の識別コード
を付けて送信すれば混信の心配はなくなる。
【0036】さらには、上述した実施の携帯では、携帯
装置1をステッキ4に組み込んだが、携帯装置1を、使
用者の胸ポケット等に収容可能な小型矩形形等に形成し
てもよい。
【0037】さらにまた、上述した実施の形態では、視
覚障害者を対象にした交差点情報送信システムを例にし
て本発明を説明したが、交差点を通過する健常者に対す
る情報提供においても、また、交差点を通過する車両等
に対する情報提供においても、本発明は実施できる。
【0038】
【発明の効果】本発明は、検出手段が受信手段を検出す
ると、交差点情報作成手段が作成した交差点の道路情報
を受信手段に向けて送信するので、受信手段を有する通
行体では、向かっている交差点の道路情報を、交差点到
達直前という、最もその道路情報を取得したい時期に取
得することができ、より的確な誘導が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る視覚障害者通行支援
システムの構成図。
【図2】上記システム内で通信される信号の波形図。
【図3】上記システムの中央装置での処理動作を示すフ
ローチャート。
【符号の説明】
1 携帯装置、 2 送受信器、 3 中央装
置、4 ステッキ、 5 送受信部、 6 音声
変換部、

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交差点に向かう通行路上に設置されて、
    通行体が有する受信手段を検出する検出手段と、交差点
    の道路情報を作成する交差点情報作成手段と、前記検出
    手段が検出した受信手段に向けて、前記道路情報を送信
    する送信手段とを備えることを特徴とする交差点情報送
    信システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の交差点情報送信システム
    であって、 前記交差点情報作成手段が作成する道路情報は、通行体
    の位置および/または時間軸に対して動的な情報である
    ことを特徴とする交差点情報送信システム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の交差点情報送信システム
    であって、 前記交差点情報作成手段が作成する道路情報は、前記受
    信手段を検出した前記検出手段の位置情報から作成した
    通行体の通行情報に応じた現在の交差点情報および/ま
    たは今後の交差点情報の予測を含むものであることを特
    徴とする交差点情報送信システム。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の交差点情報送信システム
    であって、 前記交差点情報作成手段が作成する道路情報は、交差点
    に設置された信号に対する通行体の待ち時間情報ないし
    は横断可能時間情報を含むものであることを特徴とする
    交差点情報送信システム。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の交差点情報送信システム
    であって、 前記送信手段は前記検出手段と同位置に設けられてお
    り、かつ、前記交差点情報作成手段は、送信手段の配置
    位置に個別に対応した道路情報を作成して、対応する各
    送信手段に与えるものであることを特徴とする交差点情
    報送信システム。
  6. 【請求項6】 交差点に向かう通行路上にこの通行路に
    沿って列状に複数設置されて、通行人が所持する携帯装
    置を検出する検出手段と、 各検出手段の携帯装置検出結果から交差点に接近する通
    行人の通行情報を作成するとともに、そのときの交差点
    の道路情報を収集し、これら通行情報と道路情報とか
    ら、通行中の各通行人に応じた交差点の周辺状況に関す
    る現在もしくは今後の交差点情報を作成する交差点情報
    作成手段と、 前記交差点情報作成手段が作成した前記交差点情報を、
    対応する通行人に向けて送信する送信手段とを備える一
    方、 前記携帯装置は、前記送信手段が送信する交差点情報を
    受信する受信手段と、受信した交差点情報を、通行人に
    適した情報形態に変換して提供する情報提供手段とを備
    えることを特徴とする交差点情報送信システム。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の交差点情報送信システム
    であって、 前記情報提供手段は交差点情報を音声情報に変換し、イ
    ヤホン等を用いて通行人に提供するものであることを特
    徴とする交差点情報送信システム。
  8. 【請求項8】 請求項6または7記載の交差点情報送信
    システムであって、 前記携帯装置を、通行者が携帯可能なステッキに組み込
    むことを特徴とする交差点情報送信システム。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の交差点情報送信システム
    であって、 前記携帯装置は、ステッキ先端から微弱電波を送信する
    ものであり、 前記検出手段は、交差点に向かう通行路上にこの通行路
    に沿って列状に複数設置された点字ブロックそれぞれに
    組み込まれて、前記携帯装置が送信する微弱電波の受信
    により携帯装置を検出するものであることを特徴とする
    交差点情報送信システム。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の交差点情報送信システ
    ムであって、 前記送信手段は、前記点字ブロックに組み込まれてお
    り、 前記受信手段は、ステッキ先端で、前記送信手段が送信
    する交差点情報を受信するものであることを特徴とする
    交差点情報送信システム。
  11. 【請求項11】 請求項6ないし10のいずれか記載の
    交差点情報送信システムであって、 前記情報提供手段による情報提供を断続する断続手段を
    さらに備えることを特徴とする交差点情報送信システ
    ム。
  12. 【請求項12】 請求項6ないし11のいずれか記載の
    交差点情報送信システムであって、 前記情報提供手段が提供する情報を取捨選択する選択手
    段をさらに備えることを特徴とする交差点情報送信シス
    テム。
JP15720998A 1998-06-05 1998-06-05 交差点情報送信システム Pending JPH11353577A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15720998A JPH11353577A (ja) 1998-06-05 1998-06-05 交差点情報送信システム

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15720998A JPH11353577A (ja) 1998-06-05 1998-06-05 交差点情報送信システム

Publications (1)

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JPH11353577A true JPH11353577A (ja) 1999-12-24

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ID=15644605

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2008117412A1 (ja) * 2007-03-27 2008-10-02 Fujitsu Limited 歩行者支援システム

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