JP2002015394A - 通信方法、視覚補助システム、歩行補助端末 - Google Patents

通信方法、視覚補助システム、歩行補助端末

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JP2002015394A
JP2002015394A JP2000196319A JP2000196319A JP2002015394A JP 2002015394 A JP2002015394 A JP 2002015394A JP 2000196319 A JP2000196319 A JP 2000196319A JP 2000196319 A JP2000196319 A JP 2000196319A JP 2002015394 A JP2002015394 A JP 2002015394A
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communication device
wireless communication
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crossing
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JP2000196319A
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Hiroki Iwahara
弘樹 岩原
Yoshinori Horiguchi
義則 堀口
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】目の不自由な歩行者に交差点に関する各種情報
を提供し、横断中には誘導し、かつ横断歩道を渡り終え
たことを伝えることで、安全に1人で横断歩道を最後ま
で渡りきることを可能にする。 【解決手段】横断歩道の両端部の地点にそれぞれ設けら
れた歩行者を誘導するための第1の通信装置と、歩行者
の横断歩道を渡るための補助となる各種情報を提供する
ための第2の通信装置とを設ける。歩行者が保持する歩
行補助端末6は、第2の通信装置3から各種情報の提供
を受けて音声にて出力することで歩行者に通知する。ま
た、歩行補助端末6は、歩行者が希望する横断方向に設
置された第1の通信装置1との通信を行ない、この通信
状態に応じて歩行者を横断方向に誘導するための出力を
行なう。歩行者が希望した横断歩道を渡りきると、歩行
補助端末6は、横断が完了したことを歩行者に通知する
ための出力を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、横断歩道における
目の不自由な歩行者のための視覚補助システム、歩行補
助端末に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、目の不自由な歩行者が青信号を認
識し安全に横断歩道上を歩行できるようにするためのシ
ステムとして、特願平9−288284号公報に横断歩
行横断支援システムが開示されている。従来の横断歩道
横断支援システムでは、歩行者用信号機の変化に連動し
て所定の送信信号を送信する信号発信装置を設置し、歩
行者が保持する携帯装置にて、この信号発信装置から送
信されている送信信号を検出し、バイブレータを振動さ
せて携帯者に歩行者用信号機が青になったことを知らせ
ることができる。さらに、信号発信装置より送信された
信号を携帯端末で受信する際、その受信レベルを予め定
められた値と比較し、受信レベルがその値よりも低くな
った時バイブレータを振動させることで、歩行者に横断
歩道から外れたことを知らせることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の横断
歩道横断支援システムでは、歩行者用信号機が青になる
とこれに連動して信号発信装置から携帯装置に所定の送
信信号を送信することで、携帯装置のバイブレータを振
動させて、歩行者に歩行者用信号機が青になったことを
知らせることができ、また携帯装置による信号発信装置
からの信号の受信レベルをもとに横断中に横断歩道から
外れたことを知らせることができる。
【0004】こうして従来の横断歩道横断支援システム
では、歩行者用信号機の状態を知ることができるので、
その横断歩道に関する知識、すなわち横断する方向が何
れであるか、横断歩道の長さ(道路の幅)がどれくらい
であるか、歩行者用信号機が青である時間はどれくらい
かといったことを予め知っていれば、携帯装置を利用す
ることで安全に横断歩道をわたることができる。
【0005】しかしながら、横断歩道が存在することさ
え知らずに歩道などを歩行している場合には、横断歩道
がある場所に到達したことも容易に判断することができ
ない。また当然ながら横断歩道に関する前述したような
情報を知り得ないため、前述した携帯装置を保持してい
たとしても、歩行者用信号機が青になった時に何れの方
向に進めば良いかわからなかったり、横断歩道を渡りき
るためにはどれくらい歩かなければならないかわから
ず、安心して横断歩道を渡ることができなかった。従来
のシステムでは、歩行者が横断歩道を渡りきる前に横断
歩道から外れた場合には、バイブレータが振動して横断
歩道を外れたことを通知してもらえるものの、その時に
何れの方向に進行方向を変えれば良いかわからなかっ
た。特に、スクランブル交差点といった複雑な交差点で
は、複数の方向に進むことができたり、歩行者用信号機
が青に切り替わるパターンが交差点によって異なってい
たりする場合があり、目が不自由な歩行者にとって横断
歩道を渡ることが困難である場合があった。
【0006】本発明は前記のような問題を解決するため
になされたものであり、目の不自由な歩行者に交差点に
関する各種情報を提供すると共に、横断歩道を横断する
際に誘導し、かつ横断歩道を渡り終えたことを伝えるこ
とで、どのような形式の交差点であっても安全に1人で
横断歩道を最後まで渡りきることが可能な視覚補助シス
テム、歩行補助端末を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、横断歩道の両
端部の地点にそれぞれ設けられる第1の通信装置及び第
2の通信装置と、歩行者によって保持される歩行補助端
末とを有して構成される視覚補助システムであって、前
記第1の通信装置は、歩行者が歩行可能な全範囲を通信
可能範囲とする無指向性の通信手段を有し、前記第2の
通信装置は、横断歩道の端部近傍を通信可能範囲とする
指向性の通信手段を有し、前記第2の通信装置は、通信
可能範囲に歩行者が保持する歩行補助端末が到達した際
に、歩行者の横断歩道を渡るための補助となる情報を送
信すると共に、前記歩行補助端末において入力された歩
行者が希望する横断方向の情報を受信し、この情報に応
じた第1の通信装置との通信に必要な固有情報を歩行補
助端末に送信し、前記歩行補助端末は、前記第2の通信
装置からの前記固有情報をもとに、歩行者が希望した横
断方向の横断歩道の端部に設けられた第1の通信装置と
通信し、この通信状態に応じて歩行者を前記横断方向に
誘導するための出力を行ない、歩行者が希望した横断方
向の横断歩道の端部に設けられた前記第2の通信装置の
通信可能範囲に到達した際に、横断が完了したことを歩
行者に通知するための出力を行なうことを特徴とする。
【0008】このような構成によれば、第2の通信装置
から目の不自由な歩行者に対して各種情報(交差点への
到着、交差点名、横断する方向、信号の状況など)を提
供すると共に、横断歩道の横断する際の誘導を行い且横
断歩道を渡り終えたことを伝えることができる。つま
り、歩行者が横断歩道を渡る際に通過する横断歩道の両
端部の地点(スクランブル交差点であればそれぞれの一
角ごとの歩道上)に設置された2種類の無線通信装置
と、歩行者の保持する歩行補助端末との間で通信を行う
ことで、歩行補助端末から歩行者に対して情報の提供と
歩行の誘導を実現する。これによって、スクランブル交
差点などの複雑な場所であっても安全に1人で横断歩道
を最後まで渡ることを可能としている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1は本実施形態に係わる
視覚補助システムの構成を示す図である。図1はスクラ
ンブル交差点にシステムを設けた構成例、図2はスクラ
ンブル交差点の歩道の一角に設けられた各装置の様子の
詳細を示している。
【0010】図1に示すように、スクランブル交差点に
おいて、歩道の4つの角のそれぞれにおいて、第1の通
信装置1(無線通信装置)と、この第1の通信装置1が
無線通信を行なうために用いる第1のアンテナ2と、第
2の通信装置3(無線通信装置)と、この第2の通信装
置3が無線通信を行なうために用いる第2のアンテナ4
とが設けられて、通信システムを構成している(後述す
る信号制御機12を含めて通信システムとしても良
い)。第1の通信装置1に接続された第1のアンテナ2
は無指向性アンテナであり、第2の通信装置3に接続さ
れた第2のアンテナ4は指向性を持ったアンテナであ
る。図1及び図2には、第2の通信装置3との通信可能
範囲5を示している。歩行者が保持する歩行補助端末6
は、交差点の一角の歩道上(横断歩道の端部近傍)に割
り当てられた通信可能範囲5に到達することで第2の通
信装置3との通信が可能となる。
【0011】第1の通信装置1は、歩行補助端末6を用
いて歩行者の横断歩道7の通行を誘導するために用いら
れるもので、歩行補助端末6との通信可能範囲が交差点
の全ての範囲、すなわち第2の通信装置3による通信可
能範囲5を含む歩道の一部と横断歩道7の全範囲とその
周辺部(歩行者が歩行可能な全範囲を含む)であるよう
に制御される。また、各々の角に設置された第1の通信
装置1は、歩行補助端末6がそれぞれを識別可能となる
ような通信方式により、歩行補助端末6との通信を行な
う。例えば、使用する通信方式に応じて、各々の角に設
置された第1の通信装置1が互いに異なる周波数、また
は異なるホッピング周波数パターン、または異なる拡散
符号などを用いることにより、歩行補助端末6にてそれ
ぞれを識別することができる。以下の説明では、第1の
通信装置1は、周波数ホッピング方式を用いた通信方式
により無線通信を行なうものとし、それぞれが異なるホ
ッピング周波数パターンを用いるものとして説明する。
【0012】第2の通信装置3は、歩行補助端末6を通
じて歩行者に交差点あるいは横断歩道に関する歩行者が
横断歩道を渡るための補助となる各種の情報(以下、交
差点情報と称する)を提供し、また歩行者が横断歩道を
渡りきったことを判別するために用いられるもので、歩
行者が横断歩道を渡るために待機する、あるいは横断歩
道を渡って到達するであろう歩道上の一部を通信可能範
囲5とするように制御される。第2の通信装置3は、第
1の通信装置1により使用する周波数帯域と重ならない
別の固定周波数を用いて通信を行なう。各々の角に設置
された第2の通信装置3は、同じ周波数を用いて通信を
行なうものとする。第2の通信装置3は、同じ交差点の
一角に設置されている歩行者用信号機11を制御する信
号制御機12から、赤や青といった信号の状態を示す情
報を入力しており、その情報を第2のアンテナ4を介し
て送信して歩行補助端末6に通知することができる。
【0013】また、第2の通信装置3は、交差点情報を
保持しており、歩行者用信号機11の信号の状況を示す
情報と併せて第2のアンテナ4を介して送信することが
できる。交差点情報としては、交差点の名称や横断可能
な方向、歩道がバリアフリー(道路と歩道との段差がな
い)となっているか否か(バリアフリー有無)、交差点
の各角の方面に関する地域情報等がある。なお、地域情
報には、公共施設、駅、バス停、各種主要建物の各名称
と、それぞれに行くために交差点を何れの方向で横断す
るのが良いのかという情報とが関連づけて格納されてい
る。また、第2の通信装置3は、横断可能な方向にある
それぞれの第1の通信装置1との通信に必要な固有情報
を保持しており、歩行補助端末6からの要求に対して、
横断方向の対象とする歩行者用信号機11が青の時のみ
その固有情報を提供する。固有情報は、歩行者が進行方
向の誘導を受けるために、歩行補助端末6と横断方向の
歩道に設置された特定の第1の通信装置1と通信を行な
うために必要なもので、使用する通信方式に応じて、ア
ドレス情報、周波数情報、拡散符号等などが用意され
る。
【0014】歩行補助端末6は、一定の時間間隔で第2
の通信装置3との通信を行なうための固有周波数に合わ
せることで、第2の通信装置3との通信可能範囲5に入
ったかどうかを定期的に調べるている。歩行補助端末6
は、歩行者からの指示を音声により入力し、第2の通信
装置3から取得した交差点情報を音声により出力するた
めの音声処理機能を有しており、音声入出力のためのマ
イクとスピーカが設けられている(詳細な構成について
は後述する)。
【0015】次に、視覚補助システムを構成する各装置
(第1の通信装置1、第2の通信装置3、歩行補助端末
6)の詳細な構成について、それぞれ図3、図4、図5
を用いて説明する。図3は、図1中に示す歩行者誘導用
の第1の通信装置1の構成を示すブロック図である。図
3に示すように、第1の通信装置1は、スイッチ(S
W)21を介して第1のアンテナ2と、送信部22及び
受信部23とがそれぞれ接続されている。送信部22と
受信部23は、それぞれ送受信周波数生成部24とベー
スバンドコントローラ25とに接続されている。
【0016】第1の通信装置1は、装置固有のアドレス
を保持している。第1の通信装置1にて用いられるホッ
ピング周波数パターンは、送受信周波数生成部24にお
いてアドレスをもとにして生成される。送受信周波数生
成部24により生成された周波数は送信部22及び受信
部23にそれぞれ入力され、送信部22においてベース
バンドコントローラ25より出力されるデータと掛け合
わされることにより拡散変調が行われ、また受信部23
において第1のアンテナ2より入力された高周波受信信
号と掛け合わされることにより逆拡散変調が行われる。
第1の通信装置1より出力されるデータにはアドレスよ
り生成される情報が含まれている。
【0017】図4は、図1中に示す歩行者案内(情報提
供)用の第2の通信装置3の構成を示すブロック図であ
る。図4に示すように、第2の通信装置3は、スイッチ
(SW)31を介して第1のアンテナ2と、送信部32
及び受信部33がそれぞれ接続されている。送信部32
と受信部33は、それぞれ送受信周波数生成部34と送
受信信号処理部35とに接続されている。送受信信号処
理部35には、交差点情報など各種情報が格納されるメ
モリ36が接続されている。また、送受信信号処理部3
5は、スクランブル交差点の信号(利用者用信号機11
など)の切り替え制御を行なう信号制御機12と接続さ
れている。
【0018】第2の通信装置3のメモリ36には、図6
に示すように、歩行補助端末6が横断方面の第1の通信
装置1との通信に用いるホッピング周波数パターンを生
成するアドレス情報が保持されている。また、メモリ3
6には、信号制御機12より得られるそれぞれの利用者
用信号機11に対応した赤信号や青信号といった信号機
の状態(信号状態情報)も随時保持される(図9(b)
参照)。第2の通信装置3が通信可能範囲5に進入した
歩行補助端末6との通信に用いる通信周波数は予め定め
られた固定周波数faである。送受信周波数生成部34
より生成された周波数faは、送信部32及び受信部3
3にそれぞれ入力され、送信部32においては送受信信
号処理部35より出力されるデータと掛け合わされるこ
とにより信号をアップコンバートし、受信部33におい
てはアンテナ4より入力された高周波受信信号と掛け合
わされることにより信号をダウンコンバートする。な
お、受信部33により受信された信号に対しては、その
信号の受信電界強度を検出して送受信信号処理部46に
通知する機能を有する。送受信信号処理部46は、第1
の通信装置1との通信状態にある際に、受信部44から
通知される受信電界強度をもとに、歩行補助端末6を保
持する歩行者が目的とする横断方向に設置さた第1の通
信装置1に近づいているかチェックして、歩行者を誘導
するための音声を出力させることができる。第2の通信
装置3は、周波数faにて歩行補助端末6より接続要求
があるかどうかをチェックしており、接続要求があった
場合には接続を行い、交差点情報を送信する。交差点情
報とは、図6に示すように、交差点名、横断可能方向、
横断方向先がバリアフリーになっているかを示す情報
(バリアフリー有無)、交差点の各角の方面に関する地
域情報等であり、歩行者が横断歩道を渡る際に補助とな
る有効な情報である。送受信信号処理部35は、通信可
能範囲5に到達した歩行補助端末6に対して、必要に応
じてメモリ36から交差点情報を読み出して送信する。
また、メモり36には、信号制御機12より得られる各
歩行者用信号機11の状態がそれぞれ保持されており、
歩行補助端末6から歩行者が希望する横断方向の入力を
検知すると受信信号処理部35はメモリ36を参照し、
横断方向の利用者用信号機11についての信号状態情報
を歩行補助端末6に送信する。また、第2の通信装置3
は、歩行補助端末6に対して、横断方向の第1の通信装
置1との通信を行うためのホッピング周波数パターンを
生成する際に使用するアドレス情報(固有情報)を送信
する。
【0019】図5は、図1中に示す歩行者が保持する歩
行補助端末6の構成を示すブロック図である。図5に示
すように、歩行補助端末6は、アンテナ41がスイッチ
(SW)42を介して、送信部43及び受信部44とそ
れぞれ接続されている。送信部43と受信部44は、そ
れぞれ送受信周波数生成部45と送受信信号処理部46
とに接続されている。送受信信号処理部46には、音声
処理部47が接続され、音声処理部47にはマイク48
とスピーカ49とが接続されている。
【0020】マイク48を通して入力された音声は、次
段に接続された音声処理部47においてディジタル信号
へ変換され、送受信信号処理部46に入力される。送受
信信号処理部46に入力された信号は所定の情報に変換
され、送信部43にて高周波信号に変換されアンテナ4
1から送信される。また、アンテナ41より入力された
高周波信号は受信部44にて逆変調され送受信信号処理
部46に入力される。送受信信号処理部46に入力され
た信号は所定の情報に変換され、音声処理部47を経て
スピーカ49から出力される。
【0021】また、歩行補助端末6は、歩行者が希望す
る横断方向の第1の通信装置1との通信に用いるホッピ
ング周波数パターンを生成するために、第2の通信装置
3から進行方向の第1の通信装置1に固有のアドレス情
報(固有情報)を受信する。歩行補助端末6は、第2の
通信装置3から受信したアドレス情報をもとに生成した
ホッピング周波数パターンにより通信を行なうことで、
横断方向の角に設置された第1の通信装置1により誘導
を受けることができる。
【0022】図7には、歩行補助端末6の周波数遷移を
説明するための図を示している。図7(a)に示すよう
に、歩行者の横断中以外では、歩行補助端末6は、一定
の時間間隔で固定周波数faに合わせて第2の通信装置
3との通信が可能となるようにしている。これにより、
歩行補助端末6は、第2の通信装置3の通信可能範囲5
に入ったかどうかを定期的に調べ、また通信可能範囲5
に入った場合には周波数faでの通信により第2の通信
装置3から交差点情報などを受信する。また、図7
(b)に示すように、歩行者の横断中では、歩行補助端
末6は、第2の通信装置3から受信したアドレス情報
(希望する横断方向の角に設置された第1の通信装置1
に対応する固有情報)をもとに生成したホッピング周波
数パターンに従って、ホッピング周期の時間間隔で例え
ば周波数をfa,fk,fh,fj…fa…に変更しな
がら第1の通信装置1との通信を行なう。第1の通信装
置1においても同一のホッピング周波数パターンに従っ
て周波数を遷移させることで、第1の通信装置1と特定
の歩行補助端末6との間で通信が継続される。なお、ホ
ッピング周波数パターンでは、第2の通信装置3との通
信を行なうための固定周波数faが一定の時間間隔で現
れるパターンとなっている。従って、第2の通信装置3
の通信可能範囲5に到達した時点で、その地点に設置さ
れた第2の通信装置3との通信が可能となる。また、同
じ歩道の一角に2人の歩行者がそれぞれ歩行補助端末6
を保持している場合、歩行者の希望する横断方向が異な
れば、1つの第2の通信装置3から異なる第1の通信装
置1にそれぞれ対応する固有情報(アドレス情報)が各
歩行者の歩行補助端末6に送信されるので、各歩行補助
端末6が異なるホッピング周波数パターンに従って通信
を行なうことになる。
【0023】次に、図8及び図9に示すフローチャート
を参照しながら、本実施形態における視覚補助システム
の動作について説明する。図8は歩行補助端末6の動作
を説明するためのフローチャートであり、図9は第2の
通信装置3の動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【0024】ここでは、歩行者がスクランブル交差点に
おいて、歩行補助端末6を利用しながら希望する方向へ
横断歩道を渡る際の状況を例にして説明する。なお、以
下の説明において、スクランブル交差点の歩道の各角を
識別するために、図1において左下角をA地点、右下角
をB地点、左上角をC地点、右上角をD地点とし、各地
点に設けられた各装置と通信可能範囲に付した参照符号
にそれぞれ(−A)(−B)(−C)(−D)を付加し
て区別するものとする。
【0025】歩行者に保持された歩行補助端末6は、受
信周波数を一定の時間間隔で第2の通信装置3で用いる
固定周波数faに合わせて接続要求を送信し、第2の通
信装置3からの応答があるか否かに基づいて、交差点に
近づいたかどうかを常に監視している。
【0026】歩行補助端末6を保持した歩行者が交差点
に近づき、例えば図1に示すようにA地点の第2の通信
装置3−Aとの通信可能範囲5−Aに入ると、第2の通
信装置3−Aは、歩行補助端末6からの接続要求を受信
する(ステップS201)。これにより第2の通信装置
3−Aと歩行補助端末6とが無線通信により接続される
(ステップS202)。歩行補助端末6は、第2の通信
装置3−Aと接続されることで交差点(正確には第2の
通信装置3−Aの通信可能範囲5−A)に到達したこと
を判別できる(ステップS101)。
【0027】第2の通信装置3−Aは、歩行補助端末6
と接続されると、メモリ36に格納されている交差点情
報、例えば交差点名、横断可能方向、利用者用信号機1
1の状況といった情報を送信する(ステップS20
3)。歩行補助端末6は、第2の通信装置3−Aから交
差点情報を受信すると(ステップS102)、送受信信
号処理部46によって受信信号に対する変換を実行して
情報を取得する。音声処理部47は、送受信信号処理部
46により得られた情報を音声信号に変換してスピーカ
49から出力させる(ステップS103)。これにより
歩行者は、例えば現在「○○交差点」のA地点に到達
し、スクランブル交差点であるのでA地点より横断可能
な地点がBとCとDであることを音声にて知ることがで
きる。
【0028】なお、歩行者が初めての交差点に到達した
場合には、交差点の状況を把握していないので、横断可
能な地点がBとCとDであることを通知されたとして
も、何れの横断方向を選択すべきか判断できない場合が
ある。この場合、歩行者はマイク48を通じて音声によ
り交差点についての問い合わせを行ない、他の交差点情
報を第2の通信装置3−Aから取得して案内させるよう
にしても良い。
【0029】例えば、マイク48を通じて「バリアフリ
ー」の音声をマイク48から音声入力することで、音声
処理部47により音声信号がディジタル化され、送受信
信号処理部46により所定の情報に変換されて送信部4
3、スイッチ42、アンテナ41を通じて第2の通信装
置3に送信する。第2の通信装置3−Aは、歩行補助端
末6からの「バリアフリー」を意味する信号を受信する
ことで、前述した交差点情報の送信の場合と同様にし
て、メモリ36から歩道がバリアフリーとなっているか
否か(バリアフリー有無)の情報を読み出して送信する
ことができる。この情報の通知の方法としては、バリア
フリーとなっている歩道(地点)のみを通知すれば歩行
者が横断方向を選択しやすくなる。
【0030】また、歩行者が目的とする場所に行くため
に、交差点を何れの方向で横断すればわからない場合、
マイク48を通じて目的とする場所の情報(目的地情
報)を前述と同様にして音声入力することによって、該
当する地点の情報が第2の通信装置3−Aから歩行補助
端末6に送信され、音声によって歩行者に通知されるよ
うにしても良い。例えば、「○○駅」と音声入力された
場合、この音声入力された情報が第2の通信装置3−A
に送信される。第2の通信装置3−Aは、この情報をも
とにメモリ36に格納された交差点情報の地域情報を参
照し、該当する駅名の情報が検索できた場合には、この
駅名と関連づけて格納されている交差点を何れの方向で
横断するのが良いのかという情報を歩行補助端末6に送
信する。これにより歩行者は、自分が目的とする場所に
行くためには、何れの方向で交差点を横断すれば良いの
か容易に判断することができる。
【0031】こうして、音声によって歩行補助端末6を
通じて問い合わせを行なうことにより、作業負担を増加
させることなく、交差点を横断するために必要な情報を
的確に取得することができ、初めて訪れたスクランブル
交差点であっても、安心して自分が何れの方向で横断す
れば良いか判断することができる。
【0032】こうして、歩行者は音声にて案内のあった
情報をもとに横断方向を選択し、この方向の地点を音声
によって歩行補助端末6のマイク48を通じて指示する
ことができる。例えば、進みたい方向としてD地点を決
定し、マイク48を通じて「D地点」と音声入力するこ
とによって、歩行補助端末6から第2の通信装置3−A
に対して、歩行者がD地点を横断方向として選択したこ
とを送信する(ステップS104)。
【0033】第2の通信装置3−Aは、歩行補助端末6
から歩行者が希望する横断方向の情報を受信すると(ス
テップS202)、メモリ36に格納された歩行者が希
望する横断方向に対する利用者用信号機11の信号状態
情報を参照し(ステップS205)、この情報を歩行補
助端末6に送信する(ステップS208)。ここでは、
歩行者が「D地点」を選択していることが通知されてい
るので、歩行補助端末6は、希望するD地点への進行方
向に対する利用者用信号機11の信号機状態を第2の通
信装置3−Aから取得する(ステップS105)。
【0034】なお、メモリ36に格納される信号状態情
報は、図9(b)に示すフローチャートに示すように、
信号制御機12からの通知に従って送受信信号処理部3
5により随時更新されている。すなわち、送受信信号処
理部35は、利用者用信号機11が変化した通知(青→
赤、赤→青)を受信すると(ステップS211)、この
通知に応じて変更内容をメモリ36の信号状態情報に反
映させる(ステップS212)。なお、利用者用信号機
11の状態に関する補助情報として、赤信号の状態から
青信号に切り替わるまでの時間の情報をメモリ36に格
納しようとする場合には、利用者用信号機11の状態の
変化時だけでなく、継続的に第2の通信装置3から時間
情報を通知させてメモリ36を変更するようにしても良
い。
【0035】歩行補助端末6は、第2の通信装置3−A
から取得した信号機状態が赤信号(横断不可)を示す場
合(ステップS106)、歩行者に対してスピーカ49
から音声によって、現在、利用者用信号機11が赤信号
であり横断できないことを通知する(ステップS10
7)。なお、第2の通信装置3において信号状態情報と
して、利用者用信号機11が青信号に切り替わるまでの
時間の情報が格納されるようにし、この情報も歩行補助
端末6に通知されるようにすることで、歩行補助端末6
から歩行者に対して、音声によって青信号になるまでの
時間を同時に通知することができる(ステップS10
7)。なお、青信号に切り替わるまでの時間の情報以外
にも補助情報として他の情報を第2の通信装置3から取
得し、歩行補助端末6から歩行者に通知されるようにし
ても良い。
【0036】第2の通信装置3−Aは、信号制御機12
から利用者用信号機11が青信号に切り替わったことを
通知されると、歩行者が横断開始可能な状態となったも
のと決定し(ステップS207)、歩行補助端末6に対
して歩行者が希望する横断方向の角に設置された第1の
通信装置1−Dとの通信を行うためのアドレス情報(固
有情報)を送信する(ステップS208)。
【0037】歩行補助端末6は、第2の通信装置3−A
から青信号(横断可)の信号機状態を受信すると(ステ
ップS106)、続いて第1の通信装置1−Dとの通信
を行うための第1の通信装置1−Dに固有のアドレス情
報を受信する(ステップS108)。歩行補助端末6の
送受信信号処理部46は、受信したアドレス情報をもと
にホッピング周波数パターンを生成し、送受信周波数生
成部45に対してこのパターンによる周波数を生成させ
ることで、第1の通信装置1−Dとの通信を開始させる
(ステップS109)。第2の通信装置3−Aから受信
したアドレス情報は、第1の通信装置1−Dに固有な情
報であり、このアドレス情報をもとに生成したホッピン
グ周波数パターンに従って通信を行なうことにより、歩
行補助端末6が第1の通信装置1−Dとのみ、歩行誘導
のための通信を行なうことができる。
【0038】また、歩行補助端末6は、歩行者に対して
スピーカ49から音声によって、利用者用信号機11が
青信号に切り替わり横断可能となったことを通知する
(ステップS110)。
【0039】第1の通信装置1−Dより送信される電波
を受信した歩行補助端末6は、その受信した信号の受信
電界強度をもとに、より電界強度の強い方向へと歩行者
を誘導する。例えば、歩行者の歩行に伴って受信電解強
度が強くなっている場合には、目的とする地点に向かっ
ているものとして、この旨を通知する音声(あるいは特
定の音程の音や音楽)を出力させる。また、歩行補助端
末6は、歩行者を誘導するための音だけでなく、赤信号
に切り替わるまでの残り時間などの補助情報も随時歩行
者に通知する。この補助情報は、第2の通信装置3−A
から受信した情報(青信号状態の時間の情報)をもとに
歩行補助端末6内において計算して出力しても良いし、
横断方向の角に設置された通信状態にある第1の通信装
置1−Dから送信させて歩行補助端末6で受信して出力
させても良い。
【0040】こうして、歩行者は第1の通信装置1−D
と歩行補助端末6との通信によって横断方向の誘導をう
けると共に、赤信号に切り替わるまでの残り時間などの
補助情報を音声によって取得することができるので、希
望するD地点に向かって安心して歩行することができ
る。
【0041】歩行補助端末6は、第1の通信装置1−D
に対応するホッピング周波数パターンに従って第1の通
信装置1−Dとの通信を実行しているが、このホッピン
グ周波数パターンが第2の通信装置3との通信を行なう
ための受信周波数faが一定の時間間隔で現れるパター
ンとなっている。従って、歩行者が交差点のD地点に到
着した時、すなわち第2の通信装置3−Dとの通信可能
範囲5−Dに入った際に、歩行補助端末6は、第2の通
信装置3−Dからの信号を受信し、横断歩道を渡りきっ
たことを検知することができる(ステップS112)。
歩行補助端末6は、第2の通信装置3−Dからの信号の
受信に応じて、音声によって横断が完了したことを歩行
者に通知する。
【0042】このようにして、スクランブル交差点のそ
れぞれの一角ごとに設置された2種類の無線通信装置
(第1の通信装置1、第2の通信装置3)と歩行者の保
持する歩行補助端末6との間で通信を行い、音声にて情
報を提供することによって、スクランブル交差点であっ
ても目の不自由な歩行者が安全に1人で横断歩道を最後
まで渡ることを可能としている。
【0043】なお、前述した説明では、複雑な交差点の
例としてスクランブル交差点を例にして説明している
が、どのような形態の交差点であっても、また交差点以
外に設けられた横断歩道が設けられた場所であっても適
用することが可能である。
【0044】また、前述した説明における横断歩道と
は、道路や特定のエリアなどに設けられた、歩行者用に
設けられている特定の通行帯を表しており、一般的にい
われる道路に設けられた横断歩道に限定されるものでは
ない。
【0045】また、本実施形態における視覚補助システ
ムでは、電波を用いた通信を行なうので第1の通信装置
1や第2の通信装置3に対して利用者が歩行補助端末6
を向けるといった指向性を意識した操作を行なう必要が
なく、通信装置1,3と歩行補助端末6との間の遮蔽物
によって通信が妨げられにくいので安定した運用が可能
である。
【0046】また、本発明は、前述した実施形態に限定
されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しな
い範囲で種々に変形することが可能である。また、前述
した実施形態の内容は可能な限り適宜組み合わせて実施
しても良い。前述した実施形態には種々の段階の発明が
含まれており、開示される複数の構成要件における適宜
の組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例え
ば、実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要
件が削除されても、効果が得られるので有れば、この構
成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【0047】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、目
の不自由な歩行者の横断歩道を渡るための補助となる情
報(交差点への到着、交差点名、横断する方向、信号の
状況など)を提供すると共に、横断歩道の横断する際の
誘導を行い、かつ横断歩道を渡り終えたことを伝えるこ
とができるので、スクランブル交差点といった複雑な交
差点であっても安全に1人で横断歩道を最後まで渡るこ
とが可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係わる視覚補助システムの構成を
示す図。
【図2】スクランブル交差点の歩道の一角に設けられた
各装置の様子の詳細を示す図。
【図3】図1中に示す歩行者誘導用の第1の通信装置1
の構成を示すブロック図。
【図4】図1中に示す歩行者案内(情報提供)用の第2
の通信装置3の構成を示すブロック図。
【図5】図1中に示す歩行者が保持する歩行補助端末6
の構成を示すブロック図。
【図6】第2の通信装置3のメモリ36に格納される情
報の一例を示す図。
【図7】歩行補助端末6の周波数遷移を説明するための
図。
【図8】図8は歩行補助端末6の動作を説明するための
フローチャート。
【図9】第2の通信装置3の動作を説明するためのフロ
ーチャート。
【符号の説明】
1…第1の通信装置 2…第1のアンテナ 3…第2の通信装置 4…第2のアンテナ 5…通信可能範囲 6…歩行補助端末 7…横断歩道 11…利用者用信号機 12…信号制御機 21,31,42…スイッチ(SW) 22,32,43…送信部 23,33,44…受信部 24,34,45…送受信周波数生成部 25…ベースバンドコントローラ 35,46…送受信信号処理部 47…音声処理部 48…マイク 49…スピーカ

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横断歩道の近傍に設置された無線通信装
    置と歩行者が保持する端末装置とで通信する通信方法に
    おいて、 前記無線通信装置による通信可能範囲を歩行者が横断歩
    道を渡る際に通過する横断歩道の端部近傍とし、歩行者
    の移動に伴って前記端末装置が前記通信可能範囲に入っ
    た場合に、前記無線通信装置と前記端末装置との間で自
    動的に通信接続を行なうことを特徴とする通信方法。
  2. 【請求項2】 横断歩道の近傍に設置された無線通信装
    置と歩行者が保持する端末装置とで通信する通信方法に
    おいて、 前記無線通信装置による通信可能範囲を歩行者が横断歩
    道を渡る際に通過する横断歩道の端部近傍とし、歩行者
    の移動に伴って前記端末装置が前記通信可能範囲に入っ
    た場合に、前記無線通信装置と前記端末装置との間で自
    動的に通信接続を行ない、 前記無線通信装置と前記端末装置との通信接続により、
    前記無線通信装置から前記端末装置に対して各種の情報
    を送信し、 前記端末装置は前記無線通信装置から受信した情報を前
    記歩行者に通知することを特徴とする通信方法。
  3. 【請求項3】 前記無線通信装置は、歩行者が横断歩道
    を渡るための補助となる情報を送信することを特徴とす
    る請求項2記載の通信方法。
  4. 【請求項4】 前記情報には、横断方向先がバリアフリ
    ーになっているかを示す情報を含むことを特徴とする請
    求項3記載の通信方法。
  5. 【請求項5】 横断歩道の近傍に設置された無線通信装
    置と歩行者が保持する端末装置とで通信する通信方法に
    おいて、 前記端末装置に歩行者から目的地情報が入力されること
    に伴い、前記端末装置から前記無線通信装置に対して前
    記目的地情報を送信し、 前記無線通信装置は前記端末装置からの目的地情報の受
    信に対して、前記目的地情報に対応する最適な横断方向
    を示す横断方向情報を前記端末装置に送信し、前記端末
    装置は前記無線通信装置から受信した横断方向情報を前
    記歩行者に通知することを特徴とする通信方法。
  6. 【請求項6】 横断歩道の端部近傍に設置された無線通
    信装置と歩行者が保持する端末装置とで通信する通信方
    法において、 横断歩道の一方の端部に設置された第1の無線通信装置
    と前記端末装置との通信接続により、前記第1の無線通
    信装置から前記端末装置に対して各種の情報を送信し、 前記第1の無線通信装置から送信された情報をもとに決
    定される横断方向に応じた、横断歩道の他方の端部に設
    置された第2の無線通信装置と前記端末装置との通信接
    続により、前記第2の無線通信装置から前記端末装置に
    対して歩行者の横断を支援する情報を送信することを特
    徴とする通信方法。
  7. 【請求項7】 前記端末装置は、横断方向が決定された
    後、前記第1の無線通信装置から前記第2の無線通信装
    置に通信接続を切り替えることを特徴とする請求項6記
    載の通信方法。
  8. 【請求項8】 横断歩道の端部近傍に設置された無線通
    信装置と歩行者が保持する端末装置とで通信する通信方
    法において、 歩行者の横断方向の先に設置された無線通信装置と前記
    端末装置との間で通信接続して、前記無線通信装置から
    前記端末装置に対して歩行者の横断を支援する情報を送
    信し、 前記端末装置は前記無線通信装置から送信される情報の
    受信に伴う受信電界強度の変化を検知して、この受信電
    界強度をもとに歩行者を目的とする横断方向に誘導する
    ための通知を行なうことを特徴とする通信方法。
  9. 【請求項9】 横断歩道の端部近傍に設置された無線通
    信装置と歩行者が保持する端末装置とで通信する通信方
    法において、 前記無線通信装置による通信可能範囲を歩行者が横断歩
    道を渡る際に通過する横断歩道の端部近傍とし、 横断歩道の一方の端部に設置された第1の無線通信装置
    と前記端末装置との通信接続により、前記第1の無線通
    信装置から前記端末装置に対して各種の情報を送信し、 前記第1の無線通信装置から送信された情報をもとに決
    定された歩行者の横断方向に応じて、横断方向先に設置
    された第2の無線通信装置の通信可能範囲に歩行者の移
    動に伴って前記端末装置が入った場合に、前記端末装置
    から歩行者に対して横断が完了したことを通知すること
    を特徴とする通信方法。
  10. 【請求項10】 横断歩道の近傍に設置された無線通信
    装置により歩行者が保持する端末装置と通信する視覚補
    助システムにおいて、 前記無線通信装置による通信可能範囲を歩行者が横断歩
    道を渡る際に通過する横断歩道の端部近傍とし、歩行者
    の移動に伴って前記端末装置が前記通信可能範囲に入っ
    た場合に、前記無線通信装置と前記端末装置との間で自
    動的に通信接続を行なうことを特徴とする視覚補助シス
    テム。
  11. 【請求項11】 横断歩道の近傍に設置された無線通信
    装置により歩行者が保持する端末装置と通信する視覚補
    助システムにおいて、 前記無線通信装置による通信可能範囲を歩行者が横断歩
    道を渡る際に通過する横断歩道の端部近傍とし、歩行者
    の移動に伴って前記端末装置が前記通信可能範囲に入っ
    た場合に、前記無線通信装置と前記端末装置との間で自
    動的に通信接続を行ない、 前記無線通信装置と前記端末装置との通信接続により、
    前記無線通信装置から前記端末装置に対して各種の情報
    を送信することを特徴とする視覚補助システム。
  12. 【請求項12】 横断歩道の近傍に設置された無線通信
    装置により歩行者が保持する端末装置と通信する視覚補
    助システムにおいて、 前記端末装置から前記無線通信装置に対して送信された
    歩行者からの目的地情報を受信し、 前記端末装置からの目的地情報の受信に対して、前記目
    的地情報に対応する最適な横断方向を示す横断方向情報
    を前記無線通信装置から前記端末装置に送信することを
    特徴とする視覚補助システム。
  13. 【請求項13】 横断歩道の端部近傍に設置された無線
    通信装置により歩行者が保持する端末装置と通信する視
    覚補助システムにおいて、 横断歩道の一方の端部に設置された第1の無線通信装置
    により前記端末装置と通信接続して、前記第1の無線通
    信装置から前記端末装置に対して各種の情報を送信し、 前記第1の無線通信装置から送信された情報をもとに決
    定される横断方向に応じた、横断歩道の他方の端部に設
    置された第2の無線通信装置により前記端末装置と通信
    接続して、前記第2の無線通信装置から前記端末装置に
    対して歩行者の横断を支援する情報を送信することを特
    徴とする視覚補助システム。
  14. 【請求項14】 横断歩道の端部近傍に設置された無線
    通信装置により歩行者が保持する端末装置と通信する視
    覚補助システムにおいて、 前記無線通信装置による通信可能範囲を歩行者が横断歩
    道を渡る際に通過する横断歩道の端部近傍とし、 横断歩道の一方の端部に設置された第1の無線通信装置
    と前記端末装置との通信接続により、前記第1の無線通
    信装置から前記端末装置に対して各種の情報を送信し、 前記第1の無線通信装置から送信された情報をもとに決
    定された歩行者の横断方向に応じて、横断方向先に設置
    された第2の無線通信装置の通信可能範囲に歩行者の移
    動に伴って前記端末装置が入った場合に、前記端末装置
    から歩行者に対して横断が完了したことを通知すること
    を特徴とする視覚補助システム。
  15. 【請求項15】 横断歩道の両端部の地点にそれぞれ設
    けられる第1の通信装置及び第2の通信装置と、歩行者
    によって保持される歩行補助端末とを有して構成される
    視覚補助システムであって、 前記第1の通信装置は、歩行者が歩行可能な全範囲を通
    信可能範囲とする無指向性の通信手段を有し、前記第2
    の通信装置は、横断歩道の端部近傍を通信可能範囲とす
    る指向性の通信手段を有し、 前記第2の通信装置は、通信可能範囲に歩行者が保持す
    る歩行補助端末が到達した際に、歩行者の横断歩道を渡
    るための補助となる情報を送信すると共に、前記歩行補
    助端末において入力された歩行者が希望する横断方向の
    情報を受信し、この情報に応じた第1の通信装置との通
    信に必要な固有情報を歩行補助端末に送信し、 前記歩行補助端末は、前記第2の通信装置からの前記固
    有情報をもとに、歩行者が希望した横断方向の横断歩道
    の端部に設けられた第1の通信装置と通信し、この通信
    状態に応じて歩行者を前記横断方向に誘導するための出
    力を行ない、歩行者が希望した横断方向の横断歩道の端
    部に設けられた前記第2の通信装置の通信可能範囲に到
    達した際に、横断が完了したことを歩行者に通知するた
    めの出力を行なうことを特徴とする視覚補助システム。
  16. 【請求項16】 前記歩行補助端末による歩行者が希望
    する横断方向の情報の入力、横断方向に誘導するための
    出力、及び横断が完了したことを歩行者に通知するため
    の出力は、音声によって行なうことを特徴とする請求項
    15記載の視覚補助システム。
  17. 【請求項17】 横断歩道の両端部の地点にそれぞれ設
    けられた歩行者を誘導するための第1の通信装置と、歩
    行者の横断歩道を渡るための補助となる各種情報を提供
    するための第2の通信装置との通信を行なうための通信
    手段と、 前記通信手段による前記第2の通信装置との通信によっ
    て前記各種情報を取得する情報取得手段と、 前記情報取得手段によって取得された各種情報を音声に
    より出力する情報出力手段と、 前記通信手段による前記第1の通信装置との通信状態に
    応じて歩行者を前記横断方向に誘導するための出力を行
    なう誘導手段と、 前記通信手段による前記横断方向で横断歩道を渡りきっ
    た地点に設けられた前記第2の通信装置との通信に応じ
    て、横断が完了したことを音声により出力する横断完了
    出力手段とを具備したことを特徴とする歩行補助端末。
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