JP2005190438A - 無線通信端末および交通管理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】進行方向に応じた信号機の表示信号を無線通信により変更することを可能とする無線通信端末および交通管理システムを提供する。
【解決手段】 携帯電話機10は、管理装置20が発信する電波を受信すると(ST1)、スピーカを鳴動させる(ST2)。スピーカの鳴動に応じて、歩行者が所定の信号機用ボタンを押下(操作)すると(ST3)、携帯電話機10は、自己の位置情報および方位情報(自己の情報)を取得した後(ST4)、管理装置20に対して「情報提供要求コマンド」を送出する(ST5)。管理装置20は、「情報提供要求コマンド」に応じて、自身が管理する複数の信号機に関する情報を携帯電話機10へ送信する(ST6)。携帯電話機10は、信号機情報と自己の情報とを比較し、表示信号の変更の対象となる信号機を特定して通知する(ST8)。
【選択図】図9
【解決手段】 携帯電話機10は、管理装置20が発信する電波を受信すると(ST1)、スピーカを鳴動させる(ST2)。スピーカの鳴動に応じて、歩行者が所定の信号機用ボタンを押下(操作)すると(ST3)、携帯電話機10は、自己の位置情報および方位情報(自己の情報)を取得した後(ST4)、管理装置20に対して「情報提供要求コマンド」を送出する(ST5)。管理装置20は、「情報提供要求コマンド」に応じて、自身が管理する複数の信号機に関する情報を携帯電話機10へ送信する(ST6)。携帯電話機10は、信号機情報と自己の情報とを比較し、表示信号の変更の対象となる信号機を特定して通知する(ST8)。
【選択図】図9
Description
本発明は、道路交通のために交差点に配設される信号機が表示する点灯信号を、無線通信により制御するための無線通信端末および交通管理システムに関するものである。
従来より、視覚障害者が安全に歩道を歩行できるようにするための技術が開発されている。
たとえば、下記特許文献1においては、センサで検出可能な材料を路面に溶射することにより路面誘導皮膜を形成し、視覚障害者がセンサを内蔵した杖等を所持し、形成した路面誘導皮膜を検出しながら歩行することを可能とする技術が開示されている。
これによれば、歩道上に歩行誘導用としての凸凹を設ける必要がないため、視覚障害者が歩道であることを誤認識することなく、安全に歩行することが可能になるという効果が得られる。
たとえば、下記特許文献1においては、センサで検出可能な材料を路面に溶射することにより路面誘導皮膜を形成し、視覚障害者がセンサを内蔵した杖等を所持し、形成した路面誘導皮膜を検出しながら歩行することを可能とする技術が開示されている。
これによれば、歩道上に歩行誘導用としての凸凹を設ける必要がないため、視覚障害者が歩道であることを誤認識することなく、安全に歩行することが可能になるという効果が得られる。
ところで、上記特許文献1に開示されるように、従来、視覚障害者の歩行を補助するための技術は、主として、視覚障害者が安全に歩行できるようにすることのみを企図するものであって、視覚障害者である歩行者の利便性を向上させるものではない。
たとえば、健常者が交差点を歩行する際、その交差点に押しボタン式信号が設置されていれば、歩行者用信号機が赤色点灯を表示する場合でも、その押しボタンを押下することにより、早期に歩行者用信号機が青色点灯を表示するように切り替えることが可能となるが、視覚障害者は、交差点に押しボタン式信号が設置されていても、目が不自由であるために、押しボタンの場所を見つけることが困難であり、早期に歩行者用信号機が青色点灯を表示するように切り替えることができず、不便である。
したがって、交差点において、押しボタン式信号の押しボタンを操作することなく、歩行方向の歩行者用信号機の表示を遠隔的に切り替える技術が要望される。
たとえば、健常者が交差点を歩行する際、その交差点に押しボタン式信号が設置されていれば、歩行者用信号機が赤色点灯を表示する場合でも、その押しボタンを押下することにより、早期に歩行者用信号機が青色点灯を表示するように切り替えることが可能となるが、視覚障害者は、交差点に押しボタン式信号が設置されていても、目が不自由であるために、押しボタンの場所を見つけることが困難であり、早期に歩行者用信号機が青色点灯を表示するように切り替えることができず、不便である。
したがって、交差点において、押しボタン式信号の押しボタンを操作することなく、歩行方向の歩行者用信号機の表示を遠隔的に切り替える技術が要望される。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、進行方向に応じた信号機の表示色を無線通信を介して変更することを可能とする無線通信端末および交通管理システムを提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の第1の観点は、無線通信手段と、入力手段と、自端末の位置情報を取得する位置情報取得手段と、自端末の方位情報を取得する方位情報取得手段と、記憶手段と、一の交差点に設置される複数の信号機を管理する管理装置と前記無線通信手段により通信を行い、前記複数の信号機にそれぞれ割り当てられた固有の信号機IDを取得して前記記憶手段に保持し、前記入力手段による所定の操作がなされると、当該操作がなされた時点で取得した位置情報および方位情報を基に、青信号にすべき信号機の信号機IDを特定し、特定した信号機の信号機IDを前記無線通信手段により送出するように制御する制御手段とを有する無線通信端末である。
好適には、報知手段を有し、前記制御手段は、前記無線通信手段により前記管理装置との通信が開始されると、信号機が近くにある旨を前記報知手段により報知するように制御する。
本発明の第2の観点は、複数の交差点にそれぞれ設置される複数の信号機を管理する管理センタと無線通信網を介して接続可能な無線通信手段と、入力手段と、自端末の位置情報を取得する位置情報取得手段と、自端末の方位情報を取得する方位情報取得手段と、記憶手段と、前記管理センタと前記無線通信手段により通信を行い、自端末の位置情報を送出するとともに当該位置情報に最も近い交差点に属する複数の信号機にそれぞれ割り当てられた固有の信号機IDを取得して前記記憶手段に保持し、前記入力手段による所定の操作がなされると、当該操作がなされた時点で取得した位置情報および方位情報を基に、前記記憶手段に保持する複数の信号機IDの中から青信号にすべき信号機を特定し、特定した信号機の信号機IDを前記無線通信手段により送出するように制御する制御手段とを有する無線通信端末である。
好適には、報知手段を有し、前記制御手段は、前記無線通信手段により信号機IDを取得する際に各信号機の位置情報も取得し、取得した各信号機の位置情報のいずれかと自端末の位置情報との位置関係が所定距離内になると、信号機が近くにある旨を前記報知手段により報知するように制御する。
本発明の第3の観点は、一の交差点に設置される複数の信号機を管理する管理装置と、無線通信端末と、から構成される交通管理システムであって、前記無線通信端末は、第1の無線通信手段と、入力手段と、自端末の位置情報を取得する位置情報取得手段と、自端末の方位情報を取得する方位情報取得手段と、第1の記憶手段と、第1の制御手段と、を有し、前記管理装置は、第2の無線通信手段と、少なくとも前記複数の信号機にそれぞれ割り当てられた固有の信号機IDを記憶する第2の記憶手段と、第2の制御手段と、を有し、前記第1の制御手段は、管理装置から前記複数の信号機の信号機IDを受信すると、受信した信号機IDを第1の記憶手段に保持し、前記入力手段により所定の操作がなされると、当該操作がなされた時点で取得した位置情報および方位情報を基に、第1の記憶手段に保持される複数の信号機IDの中から青信号にすべき信号機を特定し、特定した信号機の信号機IDを、第1の無線通信手段により管理装置に送信するように制御し、前記第2の制御手段は、第2の記憶手段に記憶される複数の信号機IDを、第2の無線通信手段により前記無線通信端末に送信し、無線通信端末により特定された信号機の信号機IDを受信すると、受信した信号機IDに対応する信号機が青色を表示するように、前記複数の信号機を制御する。
本発明の第4の観点は、複数の交差点に設置される複数の信号機と、無線通信端末と、前記複数の信号機を管理する管理センタと、から構成される交通管理システムであって、前記無線通信端末は、前記管理センタと無線通信網を介して接続可能な第1の無線通信手段と、入力手段と、自端末の位置情報を取得する位置情報取得手段と、自端末の方位情報を取得する方位情報取得手段と、第1の記憶手段と、第1の制御手段と、を有し、前記管理センタは、前記無線通信網に接続可能な第2の無線通信手段と、前記複数の信号機にそれぞれ割り当てられた固有の信号機IDを記憶する第2の記憶手段と、第2の制御手段と、を有し、前記第1の制御手段は、管理センタから前記複数の信号機IDを受信すると、受信した信号機IDを第1の記憶手段に保持し、前記入力手段により所定の操作がなされると、当該操作がなされた時点で取得した位置情報および方位情報を基に、第1の記憶手段に保持される複数の信号機IDの中から青信号にすべき信号機を特定し、特定した信号機の信号機IDを、第1の無線通信手段により管理センタに送信するように制御し、前記第2の制御手段は、第2の記憶手段に記憶される複数の信号機IDを、第2の無線通信手段により前記無線通信端末に送信し、無線通信端末により特定された信号機の信号機IDを受信すると、受信した信号機IDに対応する信号機が青色を表示するように、前記複数の信号機を制御する。
本発明に係るによれば、進行方向に応じた信号機の表示信号を無線通信により変更することが可能になるので、たとえば、押しボタン式信号の押しボタンを押下することなく、早期に交差点を横断でき、特に視覚障害者の歩行者に利便である。
第1の実施形態
以下、本発明に係る無線通信端末および交通管理システムの第1の実施形態を添付図面に関連付けて説明する。
図1は、本発明に係る交通管理システムが適用される道路交差点(以下、交差点)を示す。なお、図1に示す交差点では各道路が直角に交差しているが、図1に示す交差点は本実施形態の一実施例であって、直角以外の交差点でも構わない。
図1に示す交差点では、自動車用信号機31,32,33,34、および、歩行者用信号機41a,41b,42a,42b,43a,43b,44a,44bが存在し、それぞれ自動車および歩行者がこれらの信号により進行動作が規律される。
各自動車用信号機および各歩行者用信号機は、表示用のLEDを備え、図示しない管理装置20(後述する)により、表示用のLEDの点灯が制御される。すなわち、自動車用信号機の場合、青色信号,黄色信号,赤色信号のいずれかを点灯/点滅するように制御され、歩行者用信号機の場合、青色信号または赤色信号を点灯/点滅するように制御される。
なお、管理装置20は、たとえば、自動車用信号機31〜34のいずれかの場所に固定されて設置される。
以下、本発明に係る無線通信端末および交通管理システムの第1の実施形態を添付図面に関連付けて説明する。
図1は、本発明に係る交通管理システムが適用される道路交差点(以下、交差点)を示す。なお、図1に示す交差点では各道路が直角に交差しているが、図1に示す交差点は本実施形態の一実施例であって、直角以外の交差点でも構わない。
図1に示す交差点では、自動車用信号機31,32,33,34、および、歩行者用信号機41a,41b,42a,42b,43a,43b,44a,44bが存在し、それぞれ自動車および歩行者がこれらの信号により進行動作が規律される。
各自動車用信号機および各歩行者用信号機は、表示用のLEDを備え、図示しない管理装置20(後述する)により、表示用のLEDの点灯が制御される。すなわち、自動車用信号機の場合、青色信号,黄色信号,赤色信号のいずれかを点灯/点滅するように制御され、歩行者用信号機の場合、青色信号または赤色信号を点灯/点滅するように制御される。
なお、管理装置20は、たとえば、自動車用信号機31〜34のいずれかの場所に固定されて設置される。
図1に示す歩行者A1は、たとえば、携帯電話機10を所持する視覚障害者であり、図示の位置において歩行者用信号機41bの信号待ちをしている。
以下に説明する本実施形態に係る交通管理システムにおいては、歩行者A1の携帯電話機10に対する操作に応じて、無線通信を介して、各信号機を統括する管理装置20を制御し、歩行者用信号機41bのLED表示を変更する。すなわち、歩行者用信号機41bのLED表示を赤色点灯から青色点灯へ切り替える制御を行う。
以下に説明する本実施形態に係る交通管理システムにおいては、歩行者A1の携帯電話機10に対する操作に応じて、無線通信を介して、各信号機を統括する管理装置20を制御し、歩行者用信号機41bのLED表示を変更する。すなわち、歩行者用信号機41bのLED表示を赤色点灯から青色点灯へ切り替える制御を行う。
先ず、歩行者A1が所持する携帯電話機10について説明する。
図2は、本発明の無線通信端末としての携帯電話機10の外観の一例を図解した図であり、(a)は正面の外観図を、(b)は背面の外観図を、それぞれ示す。図3は、携帯電話機10の主要回路の構成例を示すブロック図である。
以下、携帯電話機10の各構成要素について、図2および図3に関連付けて説明する。
図2は、本発明の無線通信端末としての携帯電話機10の外観の一例を図解した図であり、(a)は正面の外観図を、(b)は背面の外観図を、それぞれ示す。図3は、携帯電話機10の主要回路の構成例を示すブロック図である。
以下、携帯電話機10の各構成要素について、図2および図3に関連付けて説明する。
図2(a)に示すように、携帯電話機10の本体ケース100の正面には、送受信アンテナ101aと、表示部105と、キー入力部104と、マイクロフォン106bと、スピーカ106aとが配設されている。
さらに、図2(b)に示すように、携帯電話機10の本体ケース100の背面には、GPS測位部103aが配設されている。
図3に示すように、携帯電話機10は、送受信アンテナ101aを含む無線通信手段としての通信処理部101と、記憶手段としてのメモリ102と、GPS測位部103aを含む位置情報取得手段としてのGPS制御部103と、入力手段としてのキー入力部104と、表示部105と、スピーカ106aおよびマイクロフォン106bを含む音声処理部106と、方位情報取得手段としての方位検出部107と、制御手段としての制御部109とを有している。
さらに、図2(b)に示すように、携帯電話機10の本体ケース100の背面には、GPS測位部103aが配設されている。
図3に示すように、携帯電話機10は、送受信アンテナ101aを含む無線通信手段としての通信処理部101と、記憶手段としてのメモリ102と、GPS測位部103aを含む位置情報取得手段としてのGPS制御部103と、入力手段としてのキー入力部104と、表示部105と、スピーカ106aおよびマイクロフォン106bを含む音声処理部106と、方位情報取得手段としての方位検出部107と、制御手段としての制御部109とを有している。
通信処理部101は、基地局を介した無線通信動作、すなわち、電話番号の発呼動作や電子メールの送受信動作を行うほか、所定の規格に準拠した無線近距離通信を行う。
たとえば、無線近距離通信は、数GHzの微弱な電波により、数メートル〜10数メートルの範囲において無線通信が可能である。
本実施形態では、かかる無線近距離通信機能により、以下の動作を行う。
すなわち、通信処理部101は、管理装置20が配設される交差点の通信可能領域(図1のAREA1)に携帯電話機10を所持する歩行者が進入すると、管理装置20より、交差点に入ったことを示す通知(交差点通知)を受信する。
さらに、管理装置20から無線により送信され、送受信アンテナ101aで受信した信号機に関する情報(信号機識別IDおよび位置情報)を復調して制御部109に出力し、また、通信処理部101は、制御部109により特定される信号機に関する情報(信号機識別ID)を含む「青信号要求コマンド」を変調し、送受信アンテナ101aにより管理装置20に送信する。
なお、上記無線近距離通信の通信範囲は、管理装置20が設置された位置によるため、交差点の広範な領域で確実に通信を可能とするために、各信号機に近距離通信機能を持たせるようにしてもよい。
たとえば、無線近距離通信は、数GHzの微弱な電波により、数メートル〜10数メートルの範囲において無線通信が可能である。
本実施形態では、かかる無線近距離通信機能により、以下の動作を行う。
すなわち、通信処理部101は、管理装置20が配設される交差点の通信可能領域(図1のAREA1)に携帯電話機10を所持する歩行者が進入すると、管理装置20より、交差点に入ったことを示す通知(交差点通知)を受信する。
さらに、管理装置20から無線により送信され、送受信アンテナ101aで受信した信号機に関する情報(信号機識別IDおよび位置情報)を復調して制御部109に出力し、また、通信処理部101は、制御部109により特定される信号機に関する情報(信号機識別ID)を含む「青信号要求コマンド」を変調し、送受信アンテナ101aにより管理装置20に送信する。
なお、上記無線近距離通信の通信範囲は、管理装置20が設置された位置によるため、交差点の広範な領域で確実に通信を可能とするために、各信号機に近距離通信機能を持たせるようにしてもよい。
メモリ102は、EEPROM等の不揮発性メモリを含んで構成され、GPS制御部103により算出した自己の位置情報、および方位検出部107により算出した自己の方位情報を記憶する。また、メモリ102は、通信処理部101を介して受信した信号機に関する情報(以下、信号機情報という)を記憶する。
図4は、メモリ102に記憶される自己の位置情報および方位情報を例示する。
図4に示すように、位置情報として緯度および経度を記憶する。図4では、方位情報として「南」,「東」を例示するが、より分解能が高い方位情報(「北北東」等)を方位検出部107が算出可能であることは言うまでもない。
図4は、メモリ102に記憶される自己の位置情報および方位情報を例示する。
図4に示すように、位置情報として緯度および経度を記憶する。図4では、方位情報として「南」,「東」を例示するが、より分解能が高い方位情報(「北北東」等)を方位検出部107が算出可能であることは言うまでもない。
GPS制御部103は、GPS測位部103aを含み、要求に応じて自己の位置情報を取得する。
すなわち、GPS測位部103aは、少なくとも3つのGPS衛星から飛来し、各衛星の正確な位置情報と電波を発射した時刻情報を含む情報を受信する。GPS制御部103は、GPS測位部103aが各GPS衛星から受信した受信信号に基づいて、携帯電話機10が位置する緯度と経度を演算し、制御部109へ出力する。
なお、他の位置情報の取得方法として、GPS測位部103aが受信したGPS衛星からの情報を図示しない基地局に送信し、基地局を介してGPSサーバ(図示せず)に位置情報(緯度および経度)を演算させ、その演算結果を携帯電話機10が受信することも可能であり、その場合には、GPS制御部103において位置情報を演算する必要はない。
すなわち、GPS測位部103aは、少なくとも3つのGPS衛星から飛来し、各衛星の正確な位置情報と電波を発射した時刻情報を含む情報を受信する。GPS制御部103は、GPS測位部103aが各GPS衛星から受信した受信信号に基づいて、携帯電話機10が位置する緯度と経度を演算し、制御部109へ出力する。
なお、他の位置情報の取得方法として、GPS測位部103aが受信したGPS衛星からの情報を図示しない基地局に送信し、基地局を介してGPSサーバ(図示せず)に位置情報(緯度および経度)を演算させ、その演算結果を携帯電話機10が受信することも可能であり、その場合には、GPS制御部103において位置情報を演算する必要はない。
キー入力部104は、終了(終話)/電源キー、開始(発呼)キー、数字等に対応した複数のテンキー等を有し、これらのキーが歩行者であるユーザにより操作されることにより、ユーザからの入力情報を制御部109に出力する。
本実施形態においては、キーの一つとして信号機用ボタンが割り当てられ、この信号機用ボタンがユーザにより押下(操作)されると、後述する一連の動作、すなわち、自己の位置情報等の算出や管理装置20との通信等が行われる。
本実施形態においては、キーの一つとして信号機用ボタンが割り当てられ、この信号機用ボタンがユーザにより押下(操作)されると、後述する一連の動作、すなわち、自己の位置情報等の算出や管理装置20との通信等が行われる。
表示部105は、液晶表示装置(LCD)等の表示デバイスを有し、通話機能のために入力した電話番号や各種メッセージ、テキストデータ等を表示する。
音声処理部106は、音声処理回路を有し、通話機能のために音声出力を行うスピーカ106aと音声入力を行うマイクロフォン106bとが接続されている。
音声処理部106は、マイクロフォン106bにより集音した音声に対して所定の処理を行って制御部109に供給する。
また、音声処理部106は、制御部109により供給された音声情報に対して所定の処理を行ってスピーカ106aから出力させる。
音声処理部106は、マイクロフォン106bにより集音した音声に対して所定の処理を行って制御部109に供給する。
また、音声処理部106は、制御部109により供給された音声情報に対して所定の処理を行ってスピーカ106aから出力させる。
方位検出部107は、地磁気センサを含んで構成され、地磁気センサの出力に基づいて方位角を検出する。
地磁気センサは、本体ケース100に設定される座標系の各座標軸に平行な所定の複数の方向における地磁気を検出する。たとえば、本体ケース100に設定される3次元の直角座標系の各座標軸方向における3軸の地磁気成分を検出する。地磁気の検出には、コイルの励磁を利用する方法や、ホール効果を利用する方法、磁気抵抗素子を利用する方法など、様々な方法を用いることができる。
方位検出部107は、地磁気センサにより検出される各方向の地磁気成分に基づいて、地平面上における方位角を算出し、制御部109へ出力する。
地磁気センサは、本体ケース100に設定される座標系の各座標軸に平行な所定の複数の方向における地磁気を検出する。たとえば、本体ケース100に設定される3次元の直角座標系の各座標軸方向における3軸の地磁気成分を検出する。地磁気の検出には、コイルの励磁を利用する方法や、ホール効果を利用する方法、磁気抵抗素子を利用する方法など、様々な方法を用いることができる。
方位検出部107は、地磁気センサにより検出される各方向の地磁気成分に基づいて、地平面上における方位角を算出し、制御部109へ出力する。
制御部109は、マイクロコンピュータを主体として構成され、携帯電話機10の全体の制御を行う。たとえば、制御部109は、通信処理部101における各種情報の無線による送受信の制御、音声処理部106に対する音声情報の処理、表示部105への情報の表示制御、キー入力部104の入力情報に応じた処理、メモリ102に対するアクセス制御等を行う。
制御部109は、通信処理部101が管理装置20より交差点通知(交差点に入ったことを示す通知)を受信すると、ユーザである歩行者にその旨を通知するために、スピーカ106aが鳴動するように音声処理部106を制御する。さらに、受信した交差点通知に係る交差点に設置される信号機の位置情報を要求するための「情報提供要求コマンド」を通信処理部101に送出させる。
制御部109は、携帯電話機10の位置情報および方位情報を取得するために、GPS制御部103および方位検出部107を制御し、取得した位置情報および方位情報をメモリ102に記憶させる。
制御部109は、通信処理部101が管理装置20より受信する信号機情報(信号機識別IDおよび位置情報)を、メモリ102に記憶させた自己の位置情報および方位情報と参照し、LED表示を赤色から青色へ変更すべき信号機を特定し、通信処理部101に「青信号要求コマンド」を送出させる。
制御部109は、通信処理部101が管理装置20より交差点通知(交差点に入ったことを示す通知)を受信すると、ユーザである歩行者にその旨を通知するために、スピーカ106aが鳴動するように音声処理部106を制御する。さらに、受信した交差点通知に係る交差点に設置される信号機の位置情報を要求するための「情報提供要求コマンド」を通信処理部101に送出させる。
制御部109は、携帯電話機10の位置情報および方位情報を取得するために、GPS制御部103および方位検出部107を制御し、取得した位置情報および方位情報をメモリ102に記憶させる。
制御部109は、通信処理部101が管理装置20より受信する信号機情報(信号機識別IDおよび位置情報)を、メモリ102に記憶させた自己の位置情報および方位情報と参照し、LED表示を赤色から青色へ変更すべき信号機を特定し、通信処理部101に「青信号要求コマンド」を送出させる。
以上、携帯電話機10の各構成要素について説明した。
次に、管理装置20の各構成要素について、図5に関連付けて説明する。
次に、管理装置20の各構成要素について、図5に関連付けて説明する。
通信処理部201は、送受信アンテナ201aを含んで構成され、所定の規格に準拠した無線近距離通信を行う。
かかる無線近距離通信により、通信処理部201は、交差点の所定領域(図1のAREA1)において受信可能な出力レベルにより、交差点通知(交差点に入ったことを示す通知)を発信する。これにより、携帯電話機10を所持する歩行者が上記交差点の所定領域に進入すると、交差点通知を受信することが可能となる。
さらに、通信処理部201は、信号機情報(信号機識別IDおよび位置情報)を変調して携帯電話機10に対して送信し、携帯電話機10が特定した信号機の信号機識別IDを含む青信号要求信号を受信する。
かかる無線近距離通信により、通信処理部201は、交差点の所定領域(図1のAREA1)において受信可能な出力レベルにより、交差点通知(交差点に入ったことを示す通知)を発信する。これにより、携帯電話機10を所持する歩行者が上記交差点の所定領域に進入すると、交差点通知を受信することが可能となる。
さらに、通信処理部201は、信号機情報(信号機識別IDおよび位置情報)を変調して携帯電話機10に対して送信し、携帯電話機10が特定した信号機の信号機識別IDを含む青信号要求信号を受信する。
メモリ202は、管理装置20が管理する複数の信号機情報を記憶する。
図6は、メモリ202が記憶する信号機情報を例示する。図6に示すように、メモリ202は、管理装置20が管理する各信号機の信号機識別IDと対応する信号機の位置情報(緯度および経度)を、関連付けて記憶する。
たとえば、図1に示す歩行者信号機41a,41b,…,が図6に示す信号機識別IDであるID0001,ID0002,…,に順に対応している。
図6は、メモリ202が記憶する信号機情報を例示する。図6に示すように、メモリ202は、管理装置20が管理する各信号機の信号機識別IDと対応する信号機の位置情報(緯度および経度)を、関連付けて記憶する。
たとえば、図1に示す歩行者信号機41a,41b,…,が図6に示す信号機識別IDであるID0001,ID0002,…,に順に対応している。
信号機インタフェース203は、管理装置20が管理する複数の信号機と接続され、制御部209より決定される各信号機に対する制御命令に応じた電気信号を送出する。
図示しない信号機は、たとえば、青色,赤色,黄色の各色を点灯/点滅させるためのLEDおよびそのLEDを駆動するための駆動回路を含み、信号機インタフェース203は、各信号機に含まれる駆動回路に対して、制御部209により決定される制御命令に応じた電気信号を送出する。
図示しない信号機は、たとえば、青色,赤色,黄色の各色を点灯/点滅させるためのLEDおよびそのLEDを駆動するための駆動回路を含み、信号機インタフェース203は、各信号機に含まれる駆動回路に対して、制御部209により決定される制御命令に応じた電気信号を送出する。
制御部209は、携帯電話機10より「青信号要求コマンド」を受信しない限り、通常、所定時間間隔で管理する交差点の各信号機のLED表示が切り替わるように、信号機インタフェース203を制御している。
制御部209は、携帯電話機10より「情報提供要求コマンド」を受信すると、メモリ202から信号機識別IDと対応する信号機の位置情報を読み出して、通信処理部201に送信させる。
制御部209は、携帯電話機10より「青信号要求コマンド」を受信すると、青信号要求に係る信号機識別IDを示す信号機のLED表示を青色に変更するように、信号機インタフェース203を制御する。
制御部209は、携帯電話機10より「情報提供要求コマンド」を受信すると、メモリ202から信号機識別IDと対応する信号機の位置情報を読み出して、通信処理部201に送信させる。
制御部209は、携帯電話機10より「青信号要求コマンド」を受信すると、青信号要求に係る信号機識別IDを示す信号機のLED表示を青色に変更するように、信号機インタフェース203を制御する。
以上、管理装置20の各構成要素について説明した。
次に、携帯電話機10の動作について、図7に示すフローチャートを用いて説明する。図7において、(A)は携帯電話機10により実行される処理のメインフローを、(B)は状況取得時のサブルーチンのフローを、(C)は信号機情報受信処理時のサブルーチンのフローを、それぞれ示す。
図7(A)に示すように、携帯電話機10は、歩行者により信号機用ボタンが押下されると(ステップST10)、自己の状況取得を行う(ステップST20)。
すなわち、図7(B)に示すように、制御部109は、GPS制御部103を制御して、位置情報を取得してメモリ102に格納し(ステップST21)、さらに、方位検出部107を制御して、方位情報を取得してメモリ102に格納する(ステップST22)。
次に、携帯電話機10の動作について、図7に示すフローチャートを用いて説明する。図7において、(A)は携帯電話機10により実行される処理のメインフローを、(B)は状況取得時のサブルーチンのフローを、(C)は信号機情報受信処理時のサブルーチンのフローを、それぞれ示す。
図7(A)に示すように、携帯電話機10は、歩行者により信号機用ボタンが押下されると(ステップST10)、自己の状況取得を行う(ステップST20)。
すなわち、図7(B)に示すように、制御部109は、GPS制御部103を制御して、位置情報を取得してメモリ102に格納し(ステップST21)、さらに、方位検出部107を制御して、方位情報を取得してメモリ102に格納する(ステップST22)。
自己の位置情報と方位情報を取得すると、携帯電話機10は、「情報提供要求コマンド」を管理装置20に対して送出し(ステップST30)、管理装置20より受信する信号機情報に基づいて、所定の処理を行う(ステップST40)。
すなわち、図7(C)に示すように、制御部109は、管理装置20より信号機情報(信号機識別IDと位置情報)を受信する際、まず受信のためのタイマを起動した後に(ステップST41)、信号機情報のデータ受信を開始し(ステップST42)、受信した信号機情報(信号機識別IDと位置情報)をメモリ102に格納する(ステップST43)。
すなわち、図7(C)に示すように、制御部109は、管理装置20より信号機情報(信号機識別IDと位置情報)を受信する際、まず受信のためのタイマを起動した後に(ステップST41)、信号機情報のデータ受信を開始し(ステップST42)、受信した信号機情報(信号機識別IDと位置情報)をメモリ102に格納する(ステップST43)。
タイムアウトでなければ(ステップST44)、ステップST42および43の処理が順次続行される。タイムアウトになると(ステップST44)、携帯電話機10の制御部109は、メモリ102に格納した信号機情報に基づいて、目的の信号機を特定する。
すなわち、携帯電話機10は、メモリ102が記憶する自己の位置情報および方位情報と参照して、LED表示を赤色から青色へ変更する対象となる目的の信号機を特定する(ステップST45)。
目的の信号機を特定した後、携帯電話機10は、特定した信号機の信号機識別IDを含む「青信号要求コマンド」を送信する(ステップST46)。
その後、目的の信号機のLED表示が青色になった旨の信号を受信すると、携帯電話機10は、その信号機のLED表示が再び赤色になる旨の信号を受信するまでの間、横断可能である旨を報知する。具体的には、音声処理部106を制御してスピーカ106aを鳴動させる。
すなわち、携帯電話機10は、メモリ102が記憶する自己の位置情報および方位情報と参照して、LED表示を赤色から青色へ変更する対象となる目的の信号機を特定する(ステップST45)。
目的の信号機を特定した後、携帯電話機10は、特定した信号機の信号機識別IDを含む「青信号要求コマンド」を送信する(ステップST46)。
その後、目的の信号機のLED表示が青色になった旨の信号を受信すると、携帯電話機10は、その信号機のLED表示が再び赤色になる旨の信号を受信するまでの間、横断可能である旨を報知する。具体的には、音声処理部106を制御してスピーカ106aを鳴動させる。
次に、管理装置20の動作について、図8に示すフローチャートを用いて説明する。
携帯電話機10よりデータを受信すると(ステップST70)、管理装置20は、受信したデータ(受信データ)が信号機の位置情報を要求する「情報提供要求コマンド」であるか否かをチェックする(ステップST71)。
受信データが「情報提供要求コマンド」である場合には、管理装置20が管理する各信号機の信号機識別IDと位置情報を順次メモリ202から読み出し8ステップST72,73)、読み出した情報(各信号機の信号機識別IDと位置情報)を送信する(ステップST74)。
ステップST70において、受信データが「情報提供要求コマンド」でない場合には、さらに、受信データが「青信号要求コマンド」であるか否かがチェックされ(ステップST75)、受信データが「青信号要求コマンド」である場合には、受信した「青信号要求コマンド」に含まれる信号機識別IDに対応する信号機のLED表示を変更する処理を実行する(ステップST76)。
青信号要求に係る信号機のLED表示を青色にすると、その後、携帯電話機10に対して信号表示が青色になった旨を送信し、さらに、当該信号機のLED表示を赤色にするタイミングが到来すると、その旨も送信する。
携帯電話機10よりデータを受信すると(ステップST70)、管理装置20は、受信したデータ(受信データ)が信号機の位置情報を要求する「情報提供要求コマンド」であるか否かをチェックする(ステップST71)。
受信データが「情報提供要求コマンド」である場合には、管理装置20が管理する各信号機の信号機識別IDと位置情報を順次メモリ202から読み出し8ステップST72,73)、読み出した情報(各信号機の信号機識別IDと位置情報)を送信する(ステップST74)。
ステップST70において、受信データが「情報提供要求コマンド」でない場合には、さらに、受信データが「青信号要求コマンド」であるか否かがチェックされ(ステップST75)、受信データが「青信号要求コマンド」である場合には、受信した「青信号要求コマンド」に含まれる信号機識別IDに対応する信号機のLED表示を変更する処理を実行する(ステップST76)。
青信号要求に係る信号機のLED表示を青色にすると、その後、携帯電話機10に対して信号表示が青色になった旨を送信し、さらに、当該信号機のLED表示を赤色にするタイミングが到来すると、その旨も送信する。
さらに、携帯電話機10および管理装置20の間で行われる無線通信を介した処理動作について、交差点を示す図1、および、処理フローを示す図9に関連付けて、具体的に説明する。
以下では、図1において、携帯電話機10を所持する歩行者A1は、歩行者用信号機41bが点灯する赤信号により信号待ちをしている状況において、歩行者用信号機41bのLED表示を青色に変更させる場合について、説明する。
以下では、図1において、携帯電話機10を所持する歩行者A1は、歩行者用信号機41bが点灯する赤信号により信号待ちをしている状況において、歩行者用信号機41bのLED表示を青色に変更させる場合について、説明する。
ステップST1:
管理装置20は、通信処理部201の近距離無線通信機能により、「交差点通知」を所定の通信可能領域AREA1(図1)内で受信可能な出力レベルにより発信している。
ステップST2:
「交差点通知」を受信すると、携帯電話機10の制御部109は、音声処理部106を制御し、スピーカ106aを鳴動させる。たとえば、スピーカ106aに「信号機が近くです」といった内容の音声を発声させる。
これにより、歩行者A1が視覚障害者であっても、信号機が近いことを認識できるため危険を検知することができると同時に、青信号要求を行うことが可能な状態となったことを認識することができる。
管理装置20は、通信処理部201の近距離無線通信機能により、「交差点通知」を所定の通信可能領域AREA1(図1)内で受信可能な出力レベルにより発信している。
ステップST2:
「交差点通知」を受信すると、携帯電話機10の制御部109は、音声処理部106を制御し、スピーカ106aを鳴動させる。たとえば、スピーカ106aに「信号機が近くです」といった内容の音声を発声させる。
これにより、歩行者A1が視覚障害者であっても、信号機が近いことを認識できるため危険を検知することができると同時に、青信号要求を行うことが可能な状態となったことを認識することができる。
ステップST3:
ステップST2におけるスピーカ106aの鳴動に応じて、歩行者A1が携帯電話機10の信号機用ボタンを押下(操作)する。
ステップST4:
信号機用ボタンが押下されると、携帯電話機10の制御部109は、GPS制御部103および方位検出部107を制御し、携帯電話機10の位置情報および方位情報を取得し、取得した位置情報および方位情報をメモリ102に記憶させる。
ステップST5:
携帯電話機10は、交差点に設置される信号機情報(信号機識別IDおよび位置情報)を要求するため、管理装置20に対して「情報提供要求コマンド」を送出する。
ステップST2におけるスピーカ106aの鳴動に応じて、歩行者A1が携帯電話機10の信号機用ボタンを押下(操作)する。
ステップST4:
信号機用ボタンが押下されると、携帯電話機10の制御部109は、GPS制御部103および方位検出部107を制御し、携帯電話機10の位置情報および方位情報を取得し、取得した位置情報および方位情報をメモリ102に記憶させる。
ステップST5:
携帯電話機10は、交差点に設置される信号機情報(信号機識別IDおよび位置情報)を要求するため、管理装置20に対して「情報提供要求コマンド」を送出する。
ステップST6:
管理装置20は、携帯電話機10より受信した「情報提供要求コマンド」に応じて、自身が管理する複数の信号機情報を携帯電話機10へ送信する。すなわち、管理装置20の制御部209は、メモリ202から信号機識別IDおよび対応する信号機の位置情報を読み出して、通信処理部201に送信させる。
図1に示す例では、管理装置20は、自身が管理する歩行者用信号機41a,41b,42a,42b,43a,43b,44a,44bのそれぞれの信号機情報(信号機識別IDと位置情報)を、メモリ202から読み出して送信する。
管理装置20は、携帯電話機10より受信した「情報提供要求コマンド」に応じて、自身が管理する複数の信号機情報を携帯電話機10へ送信する。すなわち、管理装置20の制御部209は、メモリ202から信号機識別IDおよび対応する信号機の位置情報を読み出して、通信処理部201に送信させる。
図1に示す例では、管理装置20は、自身が管理する歩行者用信号機41a,41b,42a,42b,43a,43b,44a,44bのそれぞれの信号機情報(信号機識別IDと位置情報)を、メモリ202から読み出して送信する。
ステップST7:
管理装置20より各信号機の信号機識別IDと位置情報を受信すると、携帯電話機10は、メモリ102が記憶する自己の位置情報および方位情報を参照して、LED表示を赤色から青色へ変更する対象となる信号機を特定する。すなわち、自己の位置情報が示す位置から、自己の方位情報が示す方位の直線上に最も近い位置にある信号機を、受信した複数の信号機の中から特定する。
図1に示す例では、携帯電話機10は、自己の方位情報が示す方位の直線上に最も近い信号機として、歩行者用信号機41bを特定する。
管理装置20より各信号機の信号機識別IDと位置情報を受信すると、携帯電話機10は、メモリ102が記憶する自己の位置情報および方位情報を参照して、LED表示を赤色から青色へ変更する対象となる信号機を特定する。すなわち、自己の位置情報が示す位置から、自己の方位情報が示す方位の直線上に最も近い位置にある信号機を、受信した複数の信号機の中から特定する。
図1に示す例では、携帯電話機10は、自己の方位情報が示す方位の直線上に最も近い信号機として、歩行者用信号機41bを特定する。
ステップST8:
信号機を特定すると、携帯電話機10は、特定した信号機のLED表示を変更させるために、「青信号要求コマンド」を送出する。「青信号要求コマンド」は、特定した信号機の信号機識別IDを含んで送出される。
ステップST9:
「青色要求コマンド」を受信すると、管理装置20は、「青色要求コマンド」に含まれる信号機識別IDを確認し、その信号機識別IDに対応する信号機のLED表示が青色点灯に切り替わるように制御する。
図1に示す例では、携帯電話機10により特定された歩行者用信号機41bのLED表示を青色点灯へ変更する。
なお、管理装置20は、歩行者用信号機41bのLED表示を青色点灯へ変更するタイミングの前に、たとえば、自動車用信号機31のLED表示を赤色点灯へ変更するように制御することは言うまでもない。
信号機を特定すると、携帯電話機10は、特定した信号機のLED表示を変更させるために、「青信号要求コマンド」を送出する。「青信号要求コマンド」は、特定した信号機の信号機識別IDを含んで送出される。
ステップST9:
「青色要求コマンド」を受信すると、管理装置20は、「青色要求コマンド」に含まれる信号機識別IDを確認し、その信号機識別IDに対応する信号機のLED表示が青色点灯に切り替わるように制御する。
図1に示す例では、携帯電話機10により特定された歩行者用信号機41bのLED表示を青色点灯へ変更する。
なお、管理装置20は、歩行者用信号機41bのLED表示を青色点灯へ変更するタイミングの前に、たとえば、自動車用信号機31のLED表示を赤色点灯へ変更するように制御することは言うまでもない。
以上説明したとおり、本実施形態における携帯電話機10によれば、近距離通信機能を有する通信処理部101と、信号機用ボタンを含むキー入力部104と、自己の位置情報を取得するGPS制御部103と、自己の方位情報を取得する方位検出部107と、制御部109と、を有し、制御部109は、キー入力部104に含まれる信号機用ボタンを押下(操作)されると、通信処理部101を介した無線通信により、複数の信号機情報(信号機認識IDおよび位置情報)を取得し、取得した複数の信号機情報から、自己の位置情報および方位情報に基づいて、方位情報の示す方向に最も近い信号機を特定する。
したがって、携帯電話機10を所持する視覚障害者は、複数の信号機の中から、進行方向上にあってLED表示を青色に変更したい信号機を特定することが可能となり、視覚障害者は、視認によりLED表示を青色に変更したい信号機を特定する必要がない。
したがって、携帯電話機10を所持する視覚障害者は、複数の信号機の中から、進行方向上にあってLED表示を青色に変更したい信号機を特定することが可能となり、視覚障害者は、視認によりLED表示を青色に変更したい信号機を特定する必要がない。
本実施形態における携帯電話機10によれば、音声処理部106を有し、通信処理部101を介した無線通信により、複数の信号機情報(信号機認識IDおよび位置情報)を取得すると、制御部109は、音声処理部106を制御してスピーカを鳴動させる。
たとえば、スピーカ106aに「信号機が近くです」といった内容の音声を発声させることにより、携帯電話機10を所持する視覚障害者は、信号機が近いことを認識できるため危険を検知することができる。さらに、信号機用ボタンの押下による信号切替え制御の準備が整ったことを認識することが可能となり、たとえば携帯電話機10の表示画面によりその旨を確認する必要がない。
たとえば、スピーカ106aに「信号機が近くです」といった内容の音声を発声させることにより、携帯電話機10を所持する視覚障害者は、信号機が近いことを認識できるため危険を検知することができる。さらに、信号機用ボタンの押下による信号切替え制御の準備が整ったことを認識することが可能となり、たとえば携帯電話機10の表示画面によりその旨を確認する必要がない。
本実施形態における交通管理システムによれば、上述した携帯電話機10と管理装置20とを含み、管理装置20は、携帯電話機10と無線通信を行う通信処理部201と、自己が管理する複数の信号機情報を格納するメモリ202と、制御部209と、制御部209の制御結果に応じて信号機のLED表示を駆動するための信号機インタフェース203と、を有し、携帯電話機10は、信号機用ボタンの押下(操作)に応じて、管理装置20から受信する複数の信号機情報(信号機認識IDおよび位置情報)により制御対象の信号機を特定した後に、信号機認識IDを含む「青信号要求コマンド」を送信し、制御部209は、「青信号要求コマンド」を受信すると、その信号機認識IDに対応する信号機のLED表示を青色点灯させるように、信号機インタフェース203を制御する。
したがって、携帯電話機10を所持する視覚障害者は、所持する携帯電話機10の信号機用ボタンを押下するだけで、横断する方向の歩行者用信号機のLED表示を青色点灯させることが可能となるので、たとえば、信号待ちの位置に通常設置される歩行者用押下ボタンを探して操作を行う必要がなく、大変利便である。また、歩行者用押下ボタンが設置されていない交差点の場合には、格別利便である。
したがって、携帯電話機10を所持する視覚障害者は、所持する携帯電話機10の信号機用ボタンを押下するだけで、横断する方向の歩行者用信号機のLED表示を青色点灯させることが可能となるので、たとえば、信号待ちの位置に通常設置される歩行者用押下ボタンを探して操作を行う必要がなく、大変利便である。また、歩行者用押下ボタンが設置されていない交差点の場合には、格別利便である。
第2の実施形態
以下、本発明の第2の実施形態について説明する。
第1の実施形態において説明した交通管理システムは、1つの交差点に設置される複数の信号機を管理し、各交差点の間隔が比較的長い地方の道路に適用される。
一方、各交差点の間隔が比較的短い都市部では、複数の交差点を管理する管理センタが各交差点毎に設置されるすべての信号機を管理している場合があり、本実施形態に係る交通管理システムでは、複数の交差点を管理する管理センタと携帯電話機との間の無線通信により、第1の実施形態と同様の効果を企図するものである。
以下、本発明の第2の実施形態について説明する。
第1の実施形態において説明した交通管理システムは、1つの交差点に設置される複数の信号機を管理し、各交差点の間隔が比較的長い地方の道路に適用される。
一方、各交差点の間隔が比較的短い都市部では、複数の交差点を管理する管理センタが各交差点毎に設置されるすべての信号機を管理している場合があり、本実施形態に係る交通管理システムでは、複数の交差点を管理する管理センタと携帯電話機との間の無線通信により、第1の実施形態と同様の効果を企図するものである。
上記管理センタは、複数の交差点に設置される信号機を管理するため、管理センタの通信部が携帯電話機を所持するユーザが直面する交差点に配置されているとは限らないので、本実施形態における携帯電話機は、管理センタと近距離無線通信ではなく、無線通信網を介した通信を行う。
管理センタは、管理する各交差点に設置された各信号機に対して、有線または無線により、LED表示の制御を行う。
管理センタは、管理する各交差点に設置された各信号機に対して、有線または無線により、LED表示の制御を行う。
図10は、本実施形態において、後述する管理センタ70により管理される複数の交差点を例示する交差点CS1,CS2の各構成を示す。図10に示すように、交差点CS1には、自動車用信号機31,32,33,34、および、歩行者用信号機41a,41b,42a,42b,43a,43b,44a,44bが設置され、交差点CS1には、自動車用信号機35,36,37,38、および、歩行者用信号機45a,45b,46a,46b,47a,47b,48a,48bが設置される。
各自動車用信号機および各歩行者用信号機は、表示用のLEDを備え、図示しない管理センタ70により、表示用のLEDの点灯が制御される。すなわち、自動車用信号機の場合、青色信号,黄色信号,赤色信号のいずれかを点灯/点滅するように制御され、歩行者用信号機の場合、青色信号または赤色信号を点灯/点滅するように制御される。
なお、管理センタ70は、必ずしも、各交差点CS1,CS2に近接して配置される必要はなく、携帯電話機10と確実に無線通信可能な場所であれば、場所は問わない。
各自動車用信号機および各歩行者用信号機は、表示用のLEDを備え、図示しない管理センタ70により、表示用のLEDの点灯が制御される。すなわち、自動車用信号機の場合、青色信号,黄色信号,赤色信号のいずれかを点灯/点滅するように制御され、歩行者用信号機の場合、青色信号または赤色信号を点灯/点滅するように制御される。
なお、管理センタ70は、必ずしも、各交差点CS1,CS2に近接して配置される必要はなく、携帯電話機10と確実に無線通信可能な場所であれば、場所は問わない。
図1に示す歩行者A1は、たとえば、携帯電話機10を所持する視覚障害者であり、図示の位置において歩行者用信号機41bの信号待ちをしている。
以下に説明する本実施形態に係る交通管理システムにおいては、歩行者A1の携帯電話機10に対する操作に応じて、各信号機を統括する管理センタ70を制御し、歩行者用信号機41bのLED表示を変更する。すなわち、歩行者用信号機41bのLED表示を赤色点灯から青色点灯へ切り替える制御を行う。
以下に説明する本実施形態に係る交通管理システムにおいては、歩行者A1の携帯電話機10に対する操作に応じて、各信号機を統括する管理センタ70を制御し、歩行者用信号機41bのLED表示を変更する。すなわち、歩行者用信号機41bのLED表示を赤色点灯から青色点灯へ切り替える制御を行う。
図10において、歩行者A1が所持する携帯電話機10は、第1の実施形態において図3に関連付けて説明した携帯電話機10と同一の構成を有するが、上述したように、通信処理部101は、後述する管理センタ70と基地局を介した無線通信動作を行う点で相違する。
また、本実施形態においては、通信処理部101が所定時間間隔で管理センタ70より交差点情報(後述する)を受信すると、自己の位置情報を算出し、受信した交差点情報に含まれる各交差点との距離を算出する。そして、受信した交差点情報に含まれるいずれかの交差点の位置が自己の位置から所定距離(所定閾値)内に存在する場合には、スピーカを鳴動して、「信号機が近くにある」旨をユーザに認識させる。
なお、本実施形態において、携帯電話機10が送信する「情報提供要求コマンド」は、自己の位置情報を含んで送信される。
また、本実施形態においては、通信処理部101が所定時間間隔で管理センタ70より交差点情報(後述する)を受信すると、自己の位置情報を算出し、受信した交差点情報に含まれる各交差点との距離を算出する。そして、受信した交差点情報に含まれるいずれかの交差点の位置が自己の位置から所定距離(所定閾値)内に存在する場合には、スピーカを鳴動して、「信号機が近くにある」旨をユーザに認識させる。
なお、本実施形態において、携帯電話機10が送信する「情報提供要求コマンド」は、自己の位置情報を含んで送信される。
図11は、管理センタ70の主要回路の構成例を図解したブロック図である。
通信処理部701は、送受信アンテナ701aを含んで構成され、携帯電話機10と図示しない基地局を介した無線通信を行う。
第1の実施形態に係る通信処理部201と異なり、通信処理部701は、所定時間(たとえば、10分)間隔で、交差点情報を変調して携帯電話機10に対して送信する。
図12は、通信処理部701が送信する交差点情報を例示する。図12に示すように、交差点情報は、所定エリアにおけるすべての交差点の地図情報であり、各交差点に対応して設定される固有のIDである交差点IDと各交差点の位置情報(緯度および経度)とが関連付けられた情報である。
携帯電話機10は、通常、基地局を介して交換局に対して位置登録を行っているので、管理センタ70は、たとえば、携帯電話機10が位置登録されたエリアに含まれる交差点情報を交換局から取得し、所定時間間隔で携帯電話機10に送信する。
また、通信処理部701は、メモリ702に格納する信号機情報(信号機識別IDおよび位置情報)を変調して携帯電話機10に対して送信し、携帯電話機10は特定した信号機識別IDを含む「青信号要求信号」を受信する。
通信処理部701は、送受信アンテナ701aを含んで構成され、携帯電話機10と図示しない基地局を介した無線通信を行う。
第1の実施形態に係る通信処理部201と異なり、通信処理部701は、所定時間(たとえば、10分)間隔で、交差点情報を変調して携帯電話機10に対して送信する。
図12は、通信処理部701が送信する交差点情報を例示する。図12に示すように、交差点情報は、所定エリアにおけるすべての交差点の地図情報であり、各交差点に対応して設定される固有のIDである交差点IDと各交差点の位置情報(緯度および経度)とが関連付けられた情報である。
携帯電話機10は、通常、基地局を介して交換局に対して位置登録を行っているので、管理センタ70は、たとえば、携帯電話機10が位置登録されたエリアに含まれる交差点情報を交換局から取得し、所定時間間隔で携帯電話機10に送信する。
また、通信処理部701は、メモリ702に格納する信号機情報(信号機識別IDおよび位置情報)を変調して携帯電話機10に対して送信し、携帯電話機10は特定した信号機識別IDを含む「青信号要求信号」を受信する。
メモリ702は、EEPROM等の不揮発性メモリを含んで構成され、管理センタ70が管理する複数の信号機情報を記憶する。図13は、メモリ702が記憶する信号機情報を例示する。
管理センタ70は、第1の実施形態における管理装置20と異なり、複数の交差点に設置される信号機を管理するので、図13に示すように、メモリ702は、管理センタ70が管理する各信号機の信号機識別IDと対応する信号機の位置情報(緯度および経度)だけでなく、各信号機に対応する交差点IDを、関連付けて記憶する。
図13では、たとえば、図10に示す交差点CS1に設置される歩行者信号機41a,41b,…,が図12に示す信号機識別IDであるID0001,ID0002,…,に順に対応し、また、交差点CS1の交差点IDであるID01に対応している。
管理センタ70は、第1の実施形態における管理装置20と異なり、複数の交差点に設置される信号機を管理するので、図13に示すように、メモリ702は、管理センタ70が管理する各信号機の信号機識別IDと対応する信号機の位置情報(緯度および経度)だけでなく、各信号機に対応する交差点IDを、関連付けて記憶する。
図13では、たとえば、図10に示す交差点CS1に設置される歩行者信号機41a,41b,…,が図12に示す信号機識別IDであるID0001,ID0002,…,に順に対応し、また、交差点CS1の交差点IDであるID01に対応している。
信号機インタフェース703は、管理センタ70が管理する複数の信号機と有線または無線により接続され、制御部709より決定される各信号機に対する制御命令に応じた信号を送出する。
図示しない信号機は、たとえば、青色,赤色,黄色の各色を点灯/点滅させるためのLEDおよびそのLEDを駆動するための駆動回路を含み、信号機インタフェース703は、各信号機に含まれる駆動回路に対して、制御部709により決定される制御命令に応じた信号を送出する。
図示しない信号機は、たとえば、青色,赤色,黄色の各色を点灯/点滅させるためのLEDおよびそのLEDを駆動するための駆動回路を含み、信号機インタフェース703は、各信号機に含まれる駆動回路に対して、制御部709により決定される制御命令に応じた信号を送出する。
制御部709は、携帯電話機10より「青信号要求コマンド」を受信しない限り、通常、所定時間間隔で管理する各交差点の各信号機のLED表示が切り替わるように、信号機インタフェース703を制御している。
制御部709は、位置情報が含まれる「情報提供要求コマンド」を携帯電話機10より受信すると、受信した「情報提供要求コマンド」に含まれる位置情報と、メモリ702に格納する各交差点毎の信号機情報とを比較して、携帯電話機10のユーザが位置する交差点を特定し、特定した交差点に設置されるすべての信号機の信号機識別IDと対応する信号機の位置情報をメモリ702から読み出して、通信処理部701に送信させる。
その際、受信した「情報提供要求コマンド」に含まれる位置情報を、メモリ702に格納する各交差点毎の信号機情報と比較して、いずれの信号機情報が示す信号機の位置情報と所定距離以上離れた位置を示す場合には、自己が管理する各交差点にユーザは位置しないと判断し、何も送信しない。その場合には、ユーザが位置する交差点を管理する別の管理センタが、携帯電話機10に対して、上述した情報を送信することになる。
制御部709は、位置情報が含まれる「情報提供要求コマンド」を携帯電話機10より受信すると、受信した「情報提供要求コマンド」に含まれる位置情報と、メモリ702に格納する各交差点毎の信号機情報とを比較して、携帯電話機10のユーザが位置する交差点を特定し、特定した交差点に設置されるすべての信号機の信号機識別IDと対応する信号機の位置情報をメモリ702から読み出して、通信処理部701に送信させる。
その際、受信した「情報提供要求コマンド」に含まれる位置情報を、メモリ702に格納する各交差点毎の信号機情報と比較して、いずれの信号機情報が示す信号機の位置情報と所定距離以上離れた位置を示す場合には、自己が管理する各交差点にユーザは位置しないと判断し、何も送信しない。その場合には、ユーザが位置する交差点を管理する別の管理センタが、携帯電話機10に対して、上述した情報を送信することになる。
また、制御部709は、携帯電話機10より「青信号要求コマンド」を受信すると、青信号要求に係る信号機識別IDを示す信号機のLED表示を青色に変更するように、信号機インタフェース703を制御する。
以上、管理センタ70の各構成要素について説明した。
次に、携帯電話機10および管理センタ70の間で行われる無線通信を介した処理動作について、管理センタ70が管理する交差点を示す図10、および、処理フローを示す図14に関連付けて、具体的に説明する。
以下では、図10において、携帯電話機10を所持する歩行者A1は、歩行者用信号機41bが点灯する赤信号により信号待ちをしている状況において、歩行者用信号機41bのLED表示を青色信号に変更させる場合について、説明する。
次に、携帯電話機10および管理センタ70の間で行われる無線通信を介した処理動作について、管理センタ70が管理する交差点を示す図10、および、処理フローを示す図14に関連付けて、具体的に説明する。
以下では、図10において、携帯電話機10を所持する歩行者A1は、歩行者用信号機41bが点灯する赤信号により信号待ちをしている状況において、歩行者用信号機41bのLED表示を青色信号に変更させる場合について、説明する。
ステップST100:
管理センタ70は、所定時間(たとえば、10分)間隔で、交差点情報を携帯電話機10に対して送信している。交差点情報は、所定エリアにおけるすべての交差点の地図情報であり、各交差点に対応して設定される固有のIDである交差点IDと各交差点の位置情報(緯度および経度)とが関連付けられた情報である(図12参照)。
ステップST200:
携帯電話機10は、所定時間間隔で管理センタ70より交差点情報を受信すると、自己の位置情報を算出し、受信した交差点情報に含まれる各交差点との距離を算出する。そして、受信した交差点情報に含まれるいずれかの交差点の位置が自己の位置から所定距離(所定閾値)内に存在する場合には、スピーカ106aを鳴動して、「信号機が近くにある」旨をユーザに認識させる。
これにより、携帯電話機10のユーザである歩行者A1が視覚障害者であっても、信号機が近いことを認識できるため危険を検知することができると同時に、青信号要求を行うことが可能な状態となったことを認識させることができる。
管理センタ70は、所定時間(たとえば、10分)間隔で、交差点情報を携帯電話機10に対して送信している。交差点情報は、所定エリアにおけるすべての交差点の地図情報であり、各交差点に対応して設定される固有のIDである交差点IDと各交差点の位置情報(緯度および経度)とが関連付けられた情報である(図12参照)。
ステップST200:
携帯電話機10は、所定時間間隔で管理センタ70より交差点情報を受信すると、自己の位置情報を算出し、受信した交差点情報に含まれる各交差点との距離を算出する。そして、受信した交差点情報に含まれるいずれかの交差点の位置が自己の位置から所定距離(所定閾値)内に存在する場合には、スピーカ106aを鳴動して、「信号機が近くにある」旨をユーザに認識させる。
これにより、携帯電話機10のユーザである歩行者A1が視覚障害者であっても、信号機が近いことを認識できるため危険を検知することができると同時に、青信号要求を行うことが可能な状態となったことを認識させることができる。
ステップST300:
ステップST200におけるスピーカ106aの鳴動に応じて、歩行者A1が携帯電話機10の信号機用ボタンを押下(操作)する。
ステップST400:
信号機用ボタンが押下されると、携帯電話機10の制御部109は、GPS制御部103および方位検出部107を制御し、携帯電話機10の位置情報および方位情報を取得し、取得した位置情報および方位情報をメモリ102に記憶させる。
ステップST500:
次いで、携帯電話機10は、交差点に設置される信号機情報(信号機識別IDおよび位置情報)を要求するため、管理センタ70に対して、取得した自己の位置情報を含む「情報提供要求コマンド」を送出する。
ステップST200におけるスピーカ106aの鳴動に応じて、歩行者A1が携帯電話機10の信号機用ボタンを押下(操作)する。
ステップST400:
信号機用ボタンが押下されると、携帯電話機10の制御部109は、GPS制御部103および方位検出部107を制御し、携帯電話機10の位置情報および方位情報を取得し、取得した位置情報および方位情報をメモリ102に記憶させる。
ステップST500:
次いで、携帯電話機10は、交差点に設置される信号機情報(信号機識別IDおよび位置情報)を要求するため、管理センタ70に対して、取得した自己の位置情報を含む「情報提供要求コマンド」を送出する。
ステップST600:
「情報提供要求コマンド」を受信すると、管理センタ70は、受信した「情報提供要求コマンド」に含まれる位置情報と、メモリ702に格納する各交差点毎の信号機情報とを比較して、携帯電話機10のユーザが位置する交差点を特定する。
図10では、受信した「情報提供要求コマンド」に含まれる位置情報から、ユーザが歩行者信号機41aまたは44bから所定距離内に位置すると判断し、対応する交差点である交差点CS1を特定する。
ステップST700:
次いで、管理センタ70は、ステップST600において特定した交差点に設置されるすべての信号機の信号機識別IDと対応する信号機の位置情報をメモリ702から読み出して、携帯電話機10へ送信する。
図10では、特定した交差点CS1に設置される歩行者信号機41a,41b,42a,42b,43a,43b,44a,44bの信号機情報(信号機識別IDおよび位置情報)をメモリ702から読み出して、携帯電話機10へ送信する。
「情報提供要求コマンド」を受信すると、管理センタ70は、受信した「情報提供要求コマンド」に含まれる位置情報と、メモリ702に格納する各交差点毎の信号機情報とを比較して、携帯電話機10のユーザが位置する交差点を特定する。
図10では、受信した「情報提供要求コマンド」に含まれる位置情報から、ユーザが歩行者信号機41aまたは44bから所定距離内に位置すると判断し、対応する交差点である交差点CS1を特定する。
ステップST700:
次いで、管理センタ70は、ステップST600において特定した交差点に設置されるすべての信号機の信号機識別IDと対応する信号機の位置情報をメモリ702から読み出して、携帯電話機10へ送信する。
図10では、特定した交差点CS1に設置される歩行者信号機41a,41b,42a,42b,43a,43b,44a,44bの信号機情報(信号機識別IDおよび位置情報)をメモリ702から読み出して、携帯電話機10へ送信する。
ステップST800:
管理センタ70より特定された交差点の信号機の信号機情報(信号機識別IDと位置情報)を受信すると、携帯電話機10は、メモリ102が記憶する自己の位置情報および方位情報と参照して、LED表示を赤色から青色へ変更する対象となる信号機を特定する。すなわち、自己の位置情報が示す位置から、自己の方位情報が示す方位の直線上に最も近い位置にある信号機を、受信した複数の信号機の中から特定する。
図1に示す例では、携帯電話機10は、自己の方位情報が示す方位の直線上に最も近い信号機として、歩行者用信号機41bを特定する。
管理センタ70より特定された交差点の信号機の信号機情報(信号機識別IDと位置情報)を受信すると、携帯電話機10は、メモリ102が記憶する自己の位置情報および方位情報と参照して、LED表示を赤色から青色へ変更する対象となる信号機を特定する。すなわち、自己の位置情報が示す位置から、自己の方位情報が示す方位の直線上に最も近い位置にある信号機を、受信した複数の信号機の中から特定する。
図1に示す例では、携帯電話機10は、自己の方位情報が示す方位の直線上に最も近い信号機として、歩行者用信号機41bを特定する。
ステップST900:
信号機を特定すると、携帯電話機10は、特定した信号機のLED表示を変更させるために、「青信号要求コマンド」を送出する。「青信号要求コマンド」は、特定した信号機の信号機識別IDを含んで送出される。
ステップST1000:
「青色要求コマンド」を受信すると、管理センタ70は、「青色要求コマンド」に含まれる信号機識別IDを確認し、その信号機識別IDに対応する信号機のLED表示が青色点灯に切り替わるように制御する。
図1に示す例では、携帯電話機10により特定された歩行者用信号機41bのLED表示を青色点灯へ変更する。
なお、管理センタ70は、歩行者用信号機41bのLED表示を青色点灯へ変更するタイミングの前に、たとえば、自動車用信号機31のLED表示を赤色点灯へ変更するように制御することは言うまでもない。また、歩行者信号機41bに対する制御に応じて、管理センタ70が管理する別の交差点CS2の各信号機のLED表示も制御される。
信号機を特定すると、携帯電話機10は、特定した信号機のLED表示を変更させるために、「青信号要求コマンド」を送出する。「青信号要求コマンド」は、特定した信号機の信号機識別IDを含んで送出される。
ステップST1000:
「青色要求コマンド」を受信すると、管理センタ70は、「青色要求コマンド」に含まれる信号機識別IDを確認し、その信号機識別IDに対応する信号機のLED表示が青色点灯に切り替わるように制御する。
図1に示す例では、携帯電話機10により特定された歩行者用信号機41bのLED表示を青色点灯へ変更する。
なお、管理センタ70は、歩行者用信号機41bのLED表示を青色点灯へ変更するタイミングの前に、たとえば、自動車用信号機31のLED表示を赤色点灯へ変更するように制御することは言うまでもない。また、歩行者信号機41bに対する制御に応じて、管理センタ70が管理する別の交差点CS2の各信号機のLED表示も制御される。
以上述べた動作により、本実施形態における携帯電話機10は、第1の実施形態における携帯電話機10と同様の効果を奏することができる。
すなわち、携帯電話機10を所持する視覚障害者は、複数の信号機の中から、進行方向上にあってLED表示を青色に変更したい信号機を特定することが可能となり、視覚障害者は、視認によりLED表示を青色に変更したい信号機を特定する必要がない。
また、交差点の位置が自己の位置から所定距離内にある場合には、スピーカ106aに「信号機が近くです」といった内容の音声を発声させるので、携帯電話機10を所持する視覚障害者は、信号機が近いことを認識できるため危険を検知することができる。さらに、信号機用ボタンの押下による信号切替え制御の準備が整ったことを認識することが可能となり、携帯電話機10の表示画面等によりその旨を確認する必要がない。
すなわち、携帯電話機10を所持する視覚障害者は、複数の信号機の中から、進行方向上にあってLED表示を青色に変更したい信号機を特定することが可能となり、視覚障害者は、視認によりLED表示を青色に変更したい信号機を特定する必要がない。
また、交差点の位置が自己の位置から所定距離内にある場合には、スピーカ106aに「信号機が近くです」といった内容の音声を発声させるので、携帯電話機10を所持する視覚障害者は、信号機が近いことを認識できるため危険を検知することができる。さらに、信号機用ボタンの押下による信号切替え制御の準備が整ったことを認識することが可能となり、携帯電話機10の表示画面等によりその旨を確認する必要がない。
以上述べた動作により、本実施形態における交通管理システムは、第1の実施形態における交通管理システムと同様の効果を奏することができる。
すなわち、携帯電話機10を所持する視覚障害者は、所持する携帯電話機10の信号機用ボタンを押下するだけで、横断する方向の歩行者用信号機のLED表示を青色点灯させることが可能となるので、たとえば、信号待ちの位置に通常設置される歩行者用押下ボタンを探して操作を行う必要がなく、大変利便である。さらに、歩行者用押下ボタンが設置されていない交差点の場合には、格別利便である。
すなわち、携帯電話機10を所持する視覚障害者は、所持する携帯電話機10の信号機用ボタンを押下するだけで、横断する方向の歩行者用信号機のLED表示を青色点灯させることが可能となるので、たとえば、信号待ちの位置に通常設置される歩行者用押下ボタンを探して操作を行う必要がなく、大変利便である。さらに、歩行者用押下ボタンが設置されていない交差点の場合には、格別利便である。
本実施形態に係る交通管理システムは、上述した内容に拘泥せず、本発明の要旨を変更しない範囲で様々な改変が可能である。
たとえば、上述した交通管理システムでは、携帯電話機10が管理センタ70より所定時間毎に交差点情報を受信し、交差点が特定された後に、特定された交差点に含まれる信号機情報を受信するとしたが、携帯電話機10と管理センタ70との間に通信可能なデータ容量が十分にあれば、所定時間毎に所定エリア内のすべての信号機情報を受信するようにしてもよい。その場合、携帯電話機10は、受信した信号機情報に含まれるすべての信号機の位置情報と、自ら取得した自己の位置情報および方位情報とから、青信号にしたい信号機を特定し、「青信号要求コマンド」を送信できるので、図14におけるステップST500〜700(交差点を特定する処理)は必要ない。
たとえば、上述した交通管理システムでは、携帯電話機10が管理センタ70より所定時間毎に交差点情報を受信し、交差点が特定された後に、特定された交差点に含まれる信号機情報を受信するとしたが、携帯電話機10と管理センタ70との間に通信可能なデータ容量が十分にあれば、所定時間毎に所定エリア内のすべての信号機情報を受信するようにしてもよい。その場合、携帯電話機10は、受信した信号機情報に含まれるすべての信号機の位置情報と、自ら取得した自己の位置情報および方位情報とから、青信号にしたい信号機を特定し、「青信号要求コマンド」を送信できるので、図14におけるステップST500〜700(交差点を特定する処理)は必要ない。
上述した交通管理システムでは、携帯電話機10が管理センタ70より所定時間(たとえば、10分)ごとに交差点情報を受信することとしたが、自己の位置情報を短い時間間隔(たとえば、数秒間隔)で取得し、取得した位置情報に基づいて自己の軌跡をモニタすることにより、所定時間毎に受信する交差点情報から、自己の進行方向上の交差点を逐次座標計算により特定するようにしてもよい。
この場合、特定した交差点から所定距離内(たとえば、5メートル以内)に近づいたらスピーカを鳴動させることにより、ユーザに「信号機が近い」旨を認識させる。
この場合、特定した交差点から所定距離内(たとえば、5メートル以内)に近づいたらスピーカを鳴動させることにより、ユーザに「信号機が近い」旨を認識させる。
上述した各実施形態では、信号機が近い旨をスピーカ106aを鳴動させることによりユーザに認識させるように構成したが、バイブレータを作動させることにより、同様の効果が得られることは言うまでもない。
上述した各実施形態では、「信号機または信号機の表示を赤色から青色に変更する」という表現により説明したが、「赤色」および「青色」は、交通法規上、それぞれ「止まれ」および「進め」を意味する内容の表示であればよく、厳密に「赤色」および「青色」である必要はないことも言うまでもない。
上述した各実施形態では、「信号機または信号機の表示を赤色から青色に変更する」という表現により説明したが、「赤色」および「青色」は、交通法規上、それぞれ「止まれ」および「進め」を意味する内容の表示であればよく、厳密に「赤色」および「青色」である必要はないことも言うまでもない。
10…携帯電話機
100…本体ケース
101…通信処理部
101a…送受信アンテナ
102…メモリ
103…GPS制御部
103a…GPS測位部
104…キー入力部
105…表示部
106…音声処理部
106a…スピーカ
106b…マイクロフォン
107…方位検出部
109…制御部
20…管理装置
201…通信処理部
201a…送受信アンテナ
202…メモリ
203…信号機インタフェース
70…管理センタ
701…通信処理部
701a…送受信アンテナ
702…メモリ
703…信号機インタフェース
31,32,33,34,35,36,37,38…自動車用信号機
41a,41b,42a,42b,43a,43b,44a,44b,45a,45b,46a,46b,47a,47b,48a,48b…歩行者用信号機
CS1,CS2…交差点
100…本体ケース
101…通信処理部
101a…送受信アンテナ
102…メモリ
103…GPS制御部
103a…GPS測位部
104…キー入力部
105…表示部
106…音声処理部
106a…スピーカ
106b…マイクロフォン
107…方位検出部
109…制御部
20…管理装置
201…通信処理部
201a…送受信アンテナ
202…メモリ
203…信号機インタフェース
70…管理センタ
701…通信処理部
701a…送受信アンテナ
702…メモリ
703…信号機インタフェース
31,32,33,34,35,36,37,38…自動車用信号機
41a,41b,42a,42b,43a,43b,44a,44b,45a,45b,46a,46b,47a,47b,48a,48b…歩行者用信号機
CS1,CS2…交差点
Claims (6)
- 無線通信手段と、
入力手段と、
自端末の位置情報を取得する位置情報取得手段と、
自端末の方位情報を取得する方位情報取得手段と、
記憶手段と、
一の交差点に設置される複数の信号機を管理する管理装置と前記無線通信手段により通信を行い、前記複数の信号機にそれぞれ割り当てられた固有の信号機IDを取得して前記記憶手段に保持し、前記入力手段による所定の操作がなされると、当該操作がなされた時点で取得した位置情報および方位情報を基に、青信号にすべき信号機の信号機IDを特定し、特定した信号機の信号機IDを前記無線通信手段により送出するように制御する制御手段と
を有することを特徴とする無線通信端末。 - 報知手段を有し、
前記制御手段は、前記無線通信手段により前記管理装置との通信が開始されると、信号機が近くにある旨を前記報知手段により報知するように制御すること
を特徴とする請求項1記載の無線通信端末。 - 複数の交差点にそれぞれ設置される複数の信号機を管理する管理センタと無線通信網を介して接続可能な無線通信手段と、
入力手段と、
自端末の位置情報を取得する位置情報取得手段と、
自端末の方位情報を取得する方位情報取得手段と、
記憶手段と、
前記管理センタと前記無線通信手段により通信を行い、自端末の位置情報を送出するとともに当該位置情報に最も近い交差点に属する複数の信号機にそれぞれ割り当てられた固有の信号機IDを取得して前記記憶手段に保持し、前記入力手段による所定の操作がなされると、当該操作がなされた時点で取得した位置情報および方位情報を基に、前記記憶手段に保持する複数の信号機IDの中から青信号にすべき信号機を特定し、特定した信号機の信号機IDを前記無線通信手段により送出するように制御する制御手段と
を有すること特徴とする無線通信端末。 - 報知手段を有し、
前記制御手段は、前記無線通信手段により信号機IDを取得する際に各信号機の位置情報も取得し、取得した各信号機の位置情報のいずれかと自端末の位置情報との位置関係が所定距離内になると、信号機が近くにある旨を前記報知手段により報知するように制御すること
を特徴とする請求項3記載の無線通信端末。 - 一の交差点に設置される複数の信号機を管理する管理装置と、無線通信端末と、から構成される交通管理システムであって、
前記無線通信端末は、
第1の無線通信手段と、入力手段と、自端末の位置情報を取得する位置情報取得手段と、自端末の方位情報を取得する方位情報取得手段と、第1の記憶手段と、第1の制御手段と、を有し、
前記管理装置は、
第2の無線通信手段と、少なくとも前記複数の信号機にそれぞれ割り当てられた固有の信号機IDを記憶する第2の記憶手段と、第2の制御手段と、を有し、
前記第1の制御手段は、
管理装置から前記複数の信号機の信号機IDを受信すると、受信した信号機IDを第1の記憶手段に保持し、前記入力手段により所定の操作がなされると、当該操作がなされた時点で取得した位置情報および方位情報を基に、第1の記憶手段に保持される複数の信号機IDの中から青信号にすべき信号機を特定し、特定した信号機の信号機IDを、第1の無線通信手段により管理装置に送信するように制御し、
前記第2の制御手段は、
第2の記憶手段に記憶される複数の信号機IDを、第2の無線通信手段により前記無線通信端末に送信し、無線通信端末により特定された信号機の信号機IDを受信すると、受信した信号機IDに対応する信号機が青色を表示するように、前記複数の信号機を制御すること
を特徴とする交通管理システム。 - 複数の交差点に設置される複数の信号機と、無線通信端末と、前記複数の信号機を管理する管理センタと、から構成される交通管理システムであって、
前記無線通信端末は、
前記管理センタと無線通信網を介して接続可能な第1の無線通信手段と、入力手段と、自端末の位置情報を取得する位置情報取得手段と、自端末の方位情報を取得する方位情報取得手段と、第1の記憶手段と、第1の制御手段と、を有し、
前記管理センタは、
前記無線通信網に接続可能な第2の無線通信手段と、前記複数の信号機にそれぞれ割り当てられた固有の信号機IDを記憶する第2の記憶手段と、第2の制御手段と、を有し、 前記第1の制御手段は、
管理センタから前記複数の信号機IDを受信すると、受信した信号機IDを第1の記憶手段に保持し、前記入力手段により所定の操作がなされると、当該操作がなされた時点で取得した位置情報および方位情報を基に、第1の記憶手段に保持される複数の信号機IDの中から青信号にすべき信号機を特定し、特定した信号機の信号機IDを、第1の無線通信手段により管理センタに送信するように制御し、
前記第2の制御手段は、
第2の記憶手段に記憶される複数の信号機IDを、第2の無線通信手段により前記無線通信端末に送信し、無線通信端末により特定された信号機の信号機IDを受信すると、受信した信号機IDに対応する信号機が青色を表示するように、前記複数の信号機を制御すること
を特徴とする交通管理システム。
Priority Applications (1)
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JP2003434683A JP2005190438A (ja) | 2003-12-26 | 2003-12-26 | 無線通信端末および交通管理システム |
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