JPH113534A - 光記録装置および光記録媒体 - Google Patents

光記録装置および光記録媒体

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JPH113534A
JPH113534A JP10102906A JP10290698A JPH113534A JP H113534 A JPH113534 A JP H113534A JP 10102906 A JP10102906 A JP 10102906A JP 10290698 A JP10290698 A JP 10290698A JP H113534 A JPH113534 A JP H113534A
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JP
Japan
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optical recording
layer
recording medium
lubricant layer
optical
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Pending
Application number
JP10102906A
Other languages
English (en)
Inventor
Kusato Hirota
草人 廣田
Gentaro Obayashi
元太郎 大林
Futoshi Okuyama
太 奥山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Publication of JPH113534A publication Critical patent/JPH113534A/ja
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  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Optical Head (AREA)
  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】高密度の記録が可能で、磨耗あるいは損傷の危
険が少なく、焦点深度の余裕度を拡大し、記録、再生特
性が安定しており、製造も容易な優れた光記録装置を提
供する。 【解決手段】光記録媒体に光を照射することによって、
情報の記録または再生を行う光記録装置において、前記
光記録媒体が光の入射側の最表面に潤滑剤層を設けたも
のであり、かつ、前記光の照射を、前記光記録媒体に接
触または近接するニアフィールドレンズもしくは微小開
口を有する光導波路を用いて行うことを特徴とする光記
録装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光の照射により情
報の記録または再生が可能である光記録媒体および光記
録装置に関するものである。
【0002】特に、本発明は、記録情報の消去、書換機
能を有し、情報信号を高速かつ、高密度に記録可能な、
高開口数の対物レンズを媒体面に近接させて記録するソ
リッド・イマージョン・レンズなどを利用した光記録装
置の改良に関するものである。
【0003】
【従来の技術】従来の高開口数の対物レンズを媒体面に
接触または近接させてニアフィールド光により記録する
光記録装置の技術は、以下のごときものである。
【0004】この種の光記録装置の代表的な技術とし
て、ソリッド・イマージョン・レンズによる記録装置が
知られている(米国特許5,125,750号)。この
装置の光学系は通常の光記録ヘッドの開口数0.5前後
の非球面の対物レンズをコリメータとして用い、このレ
ンズと記録媒体との間に、半球状のレンズの平面側を記
録媒体面に接触、あるいは波長レベルの微小間隙を介し
て近接させて配置する。この場合、半球状レンズの屈折
率に相当する倍数だけ実効的な開口数が増加し、ビーム
径が縮小することにより高密度記録が可能になる。さら
にこの技術の改良技術として、スティグマティック・フ
ォーカシング・ソリッド・イマージョン・レンズを用い
た光記録システムも提案されている(SPIE Vol.2412
P80−)。この場合には、実効的な開口数はレンズ屈折
率の二乗倍程度に改善される。
【0005】また、レンズと光記録媒体の表面が数ミク
ロンレベルと小さい場合の光記録媒体の構成として、基
板上の光の入射側にに記録層を設け、さらに保護層で表
面を保護した光記録媒体も提案されている(米国特許5
470627号)また、半導体レーザーの導波路を微細
加工してこの先端の微小開口から射出されるニアフィー
ルド光を用いて高密度記録する方法(米国特許5625
617号)や光ファイバー導波路の先端をテーパー状に
加工し、この先端の微小開口から射出されるニアフィー
ルド光を用いて高密度記録する方法(Appl. Phys. Let
t.61, 142 (1992))も提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
従来技術には以下の問題があった。まず、第一に、ソリ
ッド・イマージョン・レンズやスティグマティック・フ
ォーカシング・ソリッド・イマージョン・レンズなどの
高開口数のニアフィールドレンズ、及び微小開口導波路
によるニアフィールド光記録では、光記録媒体の表面
と、レンズあるいは導波路の光射出面の距離が非常に小
さい(光波長の1/2以下、代表的には200nm程度
以下)ため、光記録媒体の表面がこれら光学系の光射出
面と接触し、光記録媒体の表面を磨耗あるいは損傷する
危険があった。本発明の第一の目的は、高密度の記録が
可能で、かつ磨耗あるいは損傷の危険が少なく、製造も
容易な優れた光記録装置を提供することにある。
【0007】第二に、ソリッド・イマージョン・レンズ
などの高開口数光学系を光記録に適用する場合、焦点深
度が、波長/{2・(開口数2)}にほぼ比例するた
め、フォーカス位置の変動に対して、オートフォーカス
機構、媒体面とレンズの相対位置の制御機構、光記録媒
体の基板、保護層の厚さの偏差などに対して余裕度が著
しく小さくなる(おおむね従来の1/4以下)問題があ
る。本発明の第二の目的は、大容量記録が可能で、かつ
焦点深度の余裕度を拡大し、記録、再生特性が安定して
おり、製造も容易な優れた光記録装置を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、下記の
光記録装置と光記録媒体によって達成された。本発明の
第1の光記録装置は、光源と光記録媒体とを有し、該光
源からの光を光学系を通して該光記録媒体に照射するこ
とによって、情報の記録または再生を行う光記録装置に
おいて、該光記録媒体が光学系側の最表面に潤滑剤層を
設けたものであり、かつ、該光学系が、該光記録媒体に
接触または近接するニアフィールドレンズを有している
ことを特徴とする光記録装置である。
【0009】本発明の第2の光記録装置は、光源と光記
録媒体とを有し、該光源からの光を光学系を通して該光
記録媒体に照射することによって、情報の記録または再
生を行う光記録装置において、該光記録媒体が光学系側
の最表面に潤滑剤層を設けたものであり、かつ、該光学
系が、該光記録媒体に接触または近接する微小開口を有
する光導波路を有していることを特徴とする光記録装置
である。
【0010】本発明の第3の光記録装置は、光源と光記
録媒体とを有し、該光源からの光を光学系を通して該光
記録媒体に照射することによって、情報の記録または再
生を行う光記録装置において、該光学系が、少なくと
も、光源側に位置するコリメーターレンズと、該光記録
媒体に接触または近接する実効開口数が0.8以上2以
下のニアフィールドレンズを有することを特徴とする光
記録装置である。
【0011】また、本発明の光記録媒体は、基板上に形
成された記録層に光を照射することによって、情報の記
録または再生が可能である光記録媒体において、少なく
とも潤滑剤層/記録層/第2誘電体層/反射層/基板を
この順に積層したものであることを特徴とする光記録媒
体である。
【0012】さらに本発明の光記録装置と光記録媒体
は、次の好ましい実施態様を包含している。 (1)ニアフィールドレンズが、ソリッド・イマージョン
・レンズ、スティグマティック・フォーカシング・ソリ
ッド・イマージョンレンズもしくは、液浸レンズのいず
れかであること (2)ニアフィールドレンズの光源側の面および光記録媒
体側の面のいずれもが球面であること (3)光記録媒体の光の入射側の表面上の入射光ビームの
外周上での媒体表面とレンズ面の距離が10nm以上2
00nm以下であること (4)ニアフィールドレンズが酸化アルミニウムを主成分
とする材料からなること (5)光記録媒体が、少なくとも潤滑剤層/記録層/誘電体
層/反射層/基板をこの順に積層したものであること (6)光記録媒体が、少なくとも潤滑剤層/第1誘電体層/
記録層/第2誘電体層/反射層/基板をこの順に積層した
ものであること (7)記録層と潤滑剤層の間に樹脂保護層を設けたこと (8)潤滑剤層が液体潤滑剤層であること (9)潤滑剤層が固体潤滑剤層であること (10)潤滑剤層が固体潤滑剤層上に液体潤滑剤層を設けた
ものであること (11)液体潤滑剤層の厚さが記録もしくは再生に用いる光
の真空中の波長の1/2以下かつ3nm以上であること (12)液体潤滑剤層が、ポリフルオロエーテル、ポリフル
オロエステル、フルオロアルキルエチレン、フルオロア
ルキルエタノールの少なくとも1種を含有すること (13)固体潤滑剤層が、炭素もしくは窒化炭素を主成分と
する層で構成されていること (14)記録層が相変化記録材料、もしくは光磁気記録材料
からなること (15)記録層が、ゲルマニウム、アンチモン、インジウ
ム、銀、パラジウム、白金、金、コバルト、クロム、ニ
オブ、ニッケルから選ばれた少なくとも2種以上の金属
とテルルを含有する相変化記録層であること (16)第1誘電体層の厚さが20nm以上、200nm以
下であること (17)基板が、ポリカーボネート、ポリオレフィン、ポリ
イミド、ポリアミド、ポリフェニレンサルファイド、ポ
リエチレンテレフタレートから選ばれた少なくとも一種
の樹脂であること (18)基板が柔軟性を有する厚さ10μm以上、200μ
m以下の樹脂フィルムもしくはシートからなること (19)前記光学系が、コリメーターレンズを有しており、
かつ、該コリメーターレンズの光源側もしくは光記録媒
体側にアポダイザーを設けたこと (20)アポダイザーが輪帯開口、もしくは円状または円環
状の位相差板を備えること (21)アポダイザーが円状の位相補正板からなること (22)アポダイザーが円環状の位相補正板からなること (23)アポダイザーをコリメーターレンズの光源側に設け
たこと
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施態様とその作
用を光学系、光記録媒体の順に説明する。本発明のニア
フィールドレンズは、光記録媒体に接触するか、また
は、非常に薄い空気層を介して近接するものである。以
下、潤滑剤層として液体潤滑剤を用い、ニアフィールド
レンズを液体潤滑剤層に接触させて液浸レンズとした場
合を例として説明するが、ソリッド・イマージョンレン
ズやスティグマティック・フォーカシング・ソリッド・
イマージョンレンズを用いた場合でも本発明の本質は変
わるものではない。また、光記録媒体としては、相変化
型光記録媒体を用いた場合を例に説明する。
【0014】図1に示す本発明の光記録装置において
は、半導体レーザー6から射出されたレーザー光は、ビ
ームスプリッターを経由した後、コリメーターレンズ2
を経て液浸レンズであるニアフィールドレンズ3で光記
録媒体8上に集光される。光記録媒体8とニアフィール
ドレンズは液体潤滑剤層1で接触している。ソリッド・
イマージョンレンズ、スティグマティック・フォーカシ
ング・ソリッド・イマージョンレンズでニアフィールド
レンズを構成する場合には液体潤滑剤層とニアフィール
ドレンズ表面の間に非常に薄い100nm程度の空気層
が存在する。この場合には液体潤滑剤層に代わり固体潤
滑剤層を用いてもよい。
【0015】光記録媒体8からの反射光は液浸レンズ
3、コリメーターレンズ2を経てフォトダイオード5に
入射し、電気信号として検出される。図中には記述して
いないが、本発明を損なわない範囲で焦点位置合わせの
ための検出系や1/4波長版などの通常用いられる光ヘ
ッド技術を付与して良いことはもちろんである。また光
磁気記録の場合には、光磁気用の通常の光磁気ヘッドや
偏光成分の検出光学系を追加すればよい。
【0016】ここで、本願発明の好ましい態様の一つと
しては、ニアフィールドレンズ3の光源側の媒体側の面
は、球面により構成される。球面形状は、非球面形状に
比べて、レンズの成形、研磨が容易であり、レンズの光
学精度を高めることが可能である。またレンズの作成コ
ストも低い。さらに、本レンズの光記録媒体側の面を球
面とすることは、媒体表面との近接部、あるは接触部の
面積が小さくなるため、従来の平面を有する半球状レン
ズなどに比べ、凹凸、ほこりなどが媒体面の存在する場
合でも、光記録媒体面に対する追従性、接触性が高くで
きることから好ましい。なお、具体的なレンズの保持方
法、媒体上の走査方法については、たとえばハードディ
スクと同様の浮上ヘッド構造を使うなどの方法(Appl.
Phys. Lett. 68 (2), 8 (1996))が適用できる。
【0017】本発明のニアフィールドレンズの光記録媒
体側の面の球面形状は、図3に示すように光記録媒体の
記録層上の表面保護膜10(透明基板、誘電体層を含
む)の厚さとこの保護膜表面における入射光ビーム直径
(d)15を基に設計することができる。表面保護膜が
厚い場合には曲率半径(r)16を小さく、薄い場合に
は大きくする。詳しくは保護膜表面上の入射光ビームの
外周上での媒体表面とレンズ面の距離s、すなわち、s
=r−(r2−(d/2)21/2の値が、200nm以
下であることが、ビームのスポット形状が良好であるこ
とから好ましく、球面化による前述の効果を得るために
は、10nm以上が好ましい。この場合、d=D・ta
nθ(ここでDは保護膜の厚さ14、θは収束ビームの
広がりの角度17である)、また、r=s/2+d2
8sなる関係が成り立つのでこれに基づき曲率半径を決
定すればよい。またニアフィールドレンズの光源側の球
面は、従来のソリッド・イマージョン・レンズ、スティ
グマティック・フォーカシング・ソリッド・イマージョ
ン・レンズと同様の球面でよい。
【0018】本発明のコリメーターレンズは、再生時に
は光を平行化(コリメート)し、記録時には光を収光
(フォーカス)するものである。特に限定するものでは
ないが開口数が0.3以上0.7以下の収差補正がなさ
れた非球面レンズを用いることが好ましい。0.3以下
では、スポットサイズを縮小する効果が小さく、0.7
以上では組立時の傾き、軸ずれの精度の要求が厳しくな
る。
【0019】このようなコリメーターレンズは、半導体
レーザー用のコリメーターレンズとして市販されている
ものが代表的なものとしてあげられるが(一般的な市販
品はそのまま使用する場合、当然、カバーグラス分の収
差を補正する必要がある)、光ディスク及びCD用光ピ
ックアップ用に設計された対物レンズも、球面収差を補
正してやれば同様に使用することができる。コリメータ
ーレンズの有効径(直径)としては通常2mm以上7m
m以下が製作上容易である。材質はニアフィールドレン
ズと同様に光学ガラスでもよいし、樹脂製のモールドさ
れたレンズを用いてもよい。
【0020】本発明のニアフィールドレンズを含めたの
実効的な開口数は、収束ビームの広がりの角度θとニア
フィールドレンズの屈折率nを用いて、n・sinθで
表される。この値は特に限定するものではないが、0.
8以上、2以下とりわけ1.5以下が好ましい。0.8
以下では従来の光ディスクの対物レンズに比べ高密度化
の点でメリットが小さく、1.5以上では光学系のレン
ズの配置に関して精度の要求が急激に厳しくなるとと同
時に、焦点深度も浅くなり、レンズを走査しながら記録
する場合に合焦を維持することが難しくなる。
【0021】またコリメーターレンズ、ニアフィールド
レンズなどの光学部品の表面に必要に応じ防反射コート
をほどこしてもよい。
【0022】なお、微小開口を有する導波路で記録する
場合について説明を加える。この場合には、公知の技術
(米国特許5625617号、Appl. Phys. Lett. 61,
2,13,1992年)として知られる光学系をそのまま本発明
の光学系に採用することができる。この場合にも本発明
の潤滑剤層を有する光記録媒体を適用することは前述の
場合と同様に好ましい効果が得られる。
【0023】ニアフィールドレンズを液体潤滑剤層に接
触させて液浸レンズとした場合、レンズ材質の屈折率は
通常約1.5〜2であり、液体潤滑剤の屈折率は通常約
1.5であるから、レンズと液体潤滑剤の屈折率差が、
液浸しない場合のレンズと空気(屈折率1)の屈折率差
より小さくなる。そのため、コリメーターレンズの開口
数が高く、レンズ内部のマージナル光線が全反射条件と
なる臨界角が拡大できるため、同一の実効開口数を持つ
液浸しないレンズと比較すると、レンズと光記録媒体の
誘電体層あるいは記録層との間の距離を大きくすること
が可能であり、システムの構成が容易になる。例えば、
ニアフィールドレンズとして半球型の高屈折率光学ガラ
スレンズ(ng=1.84)を用い、屈折率1.5の液
体潤滑剤を用いると、コリメーターレンズのNAが最大
約0.8、記録システムの実効開口数は最大約1.5と
なる。なお、球面収差の発生をさけるため、液浸してい
る液体潤滑剤層の厚さは薄いほうが好ましい。
【0024】さらに、アプラナティックな条件を満たす
スティグマティック・フォーカッシング・ソリッド・イ
マージョン・レンズと同一の形態を有する液浸レンズを
用いる場合、コリメーターレンズの開口数NA;0.
5、液浸レンズの屈折率1.84、液体潤滑剤の屈折率
1.5としてシステムの実効開口数は1.69となる。
先に述べたように空気層を介在する場合にくらべ、界面
の臨界角が大きいため、液浸しないスティグマティック
・フォーカッシング・ソリッド・イマージョン・レンズ
で同一の実効開口数を実現する場合にくらべ、レンズ媒
体間の距離変動に対して安定して記録、再生が可能とな
る。特に好ましい様態としては、液体潤滑剤層の厚さが
記録もしくは再生に用いる光の真空中の波長の1/2以
下かつ3nm以上であることがエバネッセント光を大幅
に減衰させることなく伝達でき、かつ十分液浸状態が保
持できることから好ましい。
【0025】また、液体潤滑剤を用いることは、レンズ
で媒体面を走査する場合に発生するレンズ及び媒体の摩
耗、損傷を低減できること、レンズと光記録媒体間の距
離を表面張力、分子間力などにより安定に保持できるこ
とからも好ましいものである。
【0026】なお、微小開口を有する導波路で記録する
場合についても、液体潤滑剤で導波路の開口部と光記録
媒体の表面の間を満たすことは、液体潤滑剤中では光の
波長が真空中の波長/屈折率に短縮するため、微小開口
部から伝搬するニアフィールド光の伝搬に伴う拡散が小
さくできることから好ましい。
【0027】液体潤滑剤はとくに限定するものではない
が、ポリフルオロエーテル、ポリフルオロエステル、フ
ルオロアルキルエチレン、フルオロアルキルエタノール
などの潤滑剤や界面活性剤などを用いることができる。
屈折率は特に限定しないがおおむね1.4以上1.7以
下が一般的に実現可能な値である。
【0028】本発明のニアフィールドレンズの材質は、
BK7などの光学レンズ用ガラス材を用いることができ
る。特にLaSFN9(屈折率1.85)などの高屈折
率ガラス、GaAs、Siなどの高屈折率の半導体材料
でレンズを構成することは実効的な開口数を大きくでき
ることから好ましい。ニアフィールドレンズの大きさは
半径0.5mmから3mm程度であることがレンズの製
作が容易であること、コリメーターレンズの作動距離を
大きくしなくてもすむことから好ましい。
【0029】さらに、サファイアなどに代表される酸化
アルミニウムを主成分とする材質で球状レンズを構成す
ることは、媒体面とレンズが接触した場合に発生するレ
ンズ表面の摩耗、傷の発生を低減できることから好まし
い。
【0030】なお、これらのレンズのエッジ部分をたと
えば米国特許5,125,750号に開示されているよ
うにテーパー状など必要に応じ加工してよいことはもち
ろんである。
【0031】本願発明のさらに別の態様は、以下のよう
なものである。すなわち、光を射出する光学系が、少な
くとも、光源側に位置するコリメーターレンズと、前記
光記録媒体に接触または近接する実効開口数が0.8以
上2以下のニアフィールドレンズから構成され、かつ、
前記コリメーターレンズの光源側もしくは光記録媒体側
にアポダイザーを設けたものである。以下に実施態様と
その作用をソリッド・イマージョン・レンズを用いた場
合を例として説明する。ただし、スティグマティック・
フォーカシング・ソリッド・イマージョンレンズもしく
は、液浸レンズを用いる場合でも本発明の本質は変わる
ものではない。
【0032】本発明の光記録装置は、図4に示すよう
に、半導体レーザー23から射出されたレーザー光は、
ビームスプリッター21を経由した後、アポダイザー1
8を通過した後、コリメーターレンズ19を経てソリッ
ド・イマージョン・レンズ20で光記録媒体25上に集
光される。また光記録媒体25からの反射光はソリッド
・イマージョン・レンズ20、コリメーターレンズ1
9、アポダイザー1を経てフォトダイオード22に入射
し、電気信号として検出される。
【0033】ここで、アポダイザーは、コリメーターレ
ンズ及びニアフィールドレンズであるソリッド・イマー
ジョン・レンズの焦点深度を拡大するとともに、ソリッ
ド・イマージョン・レンズにより集光されたビームのビ
ーム・ウエストを絞る効果を有する。コリメーターレン
ズにアポダイザーを配置し、ソリッド・イマージョン・
レンズなどのニアフィールドレンズのフォーカス特性を
改善する手法は、本発明により初めて見いだされたもの
である。
【0034】アポダイザーの配置する位置は図4のよう
に、コリメーターレンズの光源側に配置することが収差
を小さくできることから好ましいが、光記録媒体側に配
置することも可能である。アポダイザーの構成として
は、図5、図7に示すように、円環状(図5)あるいは
円状の位相補正板(図7)、もしくは図9に示した中央
部に光を透過しない遮蔽部を設けたセンターマスクや、
図には示さないが、輪帯開口マスクが代表的な構成とし
てあげられる。特に円環状(図5)あるいは円状の位相
補正板(図7)は、収束光ビームのセンター部の強度が
高いことから好ましく、ビームのサイドローブが小さく
できることから円環状の位相補正板が好ましい。
【0035】位相補正板をアポダイザーとして用いる場
合について位相補正板の構成を説明する。図5は、円環
状の位相補正板を上から俯瞰した図、図6は断面形状を
示している。位相補正板は、通常は、ガラス基板上に、
誘電体膜を光学厚さで位相差が略πになるように真空蒸
着、スパッター法などで形成した後、エッチングにより
円環状に形成するなどの方法により容易に形成できる
が、ガラスから直接モールディングにより形成するこ
と、ガラス上にフォトレジストを塗布しパターンニング
後、エッチングする方法でも作製できる。
【0036】ここで、各部の代表的なサイズについて以
下説明する。図5において矢印29は、本アポダイザー
の開口部の半径を示している。斜線部の円環部27は、
この場合、位相差πに相当する厚さだけ、周囲の平面部
よりも盛り上がった形状になっている。ここで円環部の
外側の円の半径30をa、内側の円の半径31をb、開
口部の半径を1とすると、aは約0.4から0.5、b
は約0.15から0.35の範囲で良好な補正が得られ
ることから好ましい。図7に示す円状の場合には、33
の半径をcとするとcは0.2から0.4の範囲が好ま
しい。図9に示した遮蔽部36を設けた構成についても
半径37は0.2以上0.4以下の範囲が好ましい。こ
れらは凸形状のステップ型の断面形状となっているが凸
部の断面を波形にするなどの本質を変えない範囲での形
状の変更は可能である。
【0037】以下に本発明を構成する光記録媒体につい
て好ましい実施態様を説明する。基本的に液体潤滑剤層
及び/もしくは固体潤滑剤層を最表面に設けることによ
りレンズ、導波路との接触時の媒体面、及び光学系の損
傷を防止することができる。以下具体的に用途に応じた
好ましい光記録媒体構造の態様を列挙する。以下、光の
入射側から順に層構成を記述する。
【0038】光記録媒体が再生専用である場合には、液
体潤滑剤層/反射層/凹凸ピットを有する基板、固体潤
滑剤層/反射層/凹凸ピットを有する基板、液体潤滑剤
層/固体潤滑剤層/反射層/凹凸ピットを有する基板、
液体潤滑剤層/誘電体層/反射層/凹凸ピットを有する
基板、液体潤滑剤層/固体潤滑剤層/誘電体層/反射層
/凹凸ピットを有する基板などの積層構造を有する光記
録媒体が好ましい。
【0039】追記型光記録媒体の場合(記録層として相
変化記録層、色素記録層などを用いる)、液体潤滑剤層
/記録層/凹凸ピットまたは/及びトラッキング用グル
ーブを有する基板、液体潤滑剤層/固体潤滑剤層/記録
層/凹凸ピットまたは/及びトラッキング用グルーブを
有する基板、液体潤滑剤層/固体潤滑剤層/誘電体層/
記録層/凹凸ピットまたは/及びトラッキング用グルー
ブを有する基板、または液体潤滑剤層/誘電体層/記録
層/凹凸ピットまたは/及びトラッキング用グルーブを
有する基板などの積層構造を有する光記録媒体が好まし
い。
【0040】書換型光記録媒体の場合(記録層として相
変化記録層、光磁気記録層などを用いる)、固体または
液体潤滑剤層/第1誘電体層/記録層/第2誘電体層/
反射層/基板、固体または液体潤滑剤層/記録層/第2
誘電体層/反射層/基板、固体または液体潤滑剤層/樹
脂保護層/接着剤層/第1誘電体層/記録層/第2誘電
体層/反射層/基板、固体または液体潤滑剤層/樹脂保
護層/接着剤層/記録層/第2誘電体層/反射層/基板
などの積層構造を有する光記録媒体が好ましい。特に好
ましくは液体潤滑剤層/固体潤滑剤層/第1誘電体層/
記録層/第2誘電体層/反射層/基板もしくは液体潤滑
剤層/固体潤滑剤層/記録層/第2誘電体層/反射層/
基板などの積層構造を有する光記録媒体である。
【0041】また、光磁気記録層を用いる場合に好まし
い別の態様は、液体潤滑剤層/固体潤滑剤層/第1誘電
体層/記録層/反射層/基板もしくは液体潤滑剤層/固
体潤滑剤層/記録層/反射層/基板である。この場合、
第2誘電体層を省略できるため製造コストが低くでき
る。なお以上のうち、代表的な構成を図11から図15
に模式的に示した。
【0042】以上の書換型光記録媒体の基板は追記型と
同様、フォーマット及び/もしくはトラッキング用の凹
凸プリピットやトラッキング用のグルーブ構造を有する
ことが好ましい。これら凹凸ピット、グルーブ構造は、
表面に形成された記録層、誘電体層、反射層など各層の
薄膜の形成時の残留応力を緩和し、基板のそりなどの変
形を低減する副次的効果を有する。これらの凹凸ピッ
ト、グルーブ深さは、おおむね1/6波長以下、代表的
には1/8波長程度が好ましい。
【0043】次に、各層の材料、層厚などについて説明
する。液体潤滑剤層については先に述べた通りである
が、好ましい厚さは、真空中の光波長の1/2以下、3
nm以上である。より好ましくは5nm以上200nm
以下、さらに好ましくは5nm以上50nm以下であ
る。
【0044】固体潤滑剤層としては、炭素もしくは窒化
炭素を主成分とする層で構成することが好ましい。具体
的にはアモルファス状態のダイヤモンドライク炭素膜も
しくは窒化炭素膜があげられる。これらの膜は耐久性に
優れると同時にレンズ、あるいは導波路の表面が接触し
た場合にも良好な潤滑性を与える。層厚は、おおむね5
nm以上100nm以下である。特に、固体潤滑剤層上
に液体潤滑剤層を設けると潤滑効果はさらに改善され
る。
【0045】第1誘電体層としては、記録、再生に用い
る光の波長域で実質的に透明な誘電体材料を用いる。具
体的には、ZnS、SiO2、窒化シリコン、酸化アル
ミニウム、アモルファス炭素膜、ダイヤモンド状炭素
膜、炭化シリコンなどの無機薄膜がある。特にZnSの
薄膜、Si、Ge、Al、Ti、Zr、Taなどの金属
の酸化物の薄膜、Si、Alなどの窒化物の薄膜、S
i、Ti、Zr、Hfなどの炭化物の薄膜及びこれらの
化合物の混合物の膜が、耐熱性が高いことから好まし
い。また、これらに炭素や、MgF2などのフッ化物を
混合したものも、膜の残留応力が小さいことから好まし
い。特に安定性、耐熱性に優れることからZnSとSi
2の混合物、あるいはさらに炭素を添加した混合物、
窒化シリコンが好ましい。
【0046】また特に、第1誘電体層が光の入射側の最
表面となる構成においては、第1誘電体層を材質の異な
る複数の誘電体層の積層体で構成し、表面の機械的強度
を向上することが好ましい。またニアフィールドレンズ
であるソリッド・イマージョン・レンズなどによる記録
を行う場合にも潤滑性のある材料で最表面を構成するこ
とが好ましい。特に前述の目的には、第1誘電体層の光
の入射側が、少なくとも炭素もしくは窒化炭素を主体と
する層で構成することが好ましい。
【0047】ここで、第1誘電体層の厚さが20nm以
上、200nm以下であることが誘電体層の機械的強度
から好ましい。薄い場合には傷などが発生しやすく、厚
い場合には、生産性の低下、膜応力による反りの発生な
どの問題が生じる。ソリッド・イマージョン・レンズな
どによりニアフィールド光を利用して記録を行う場合に
は、レンズと第1誘電体層の屈折率がほぼ等しいことが
好ましいため、第1誘電体層の屈折率が1.7以上2.
3未満であることが好ましい。
【0048】また、比較的厚い層による記録膜の保護が
必要な場合には、必要に応じて樹脂保護層を記録層と潤
滑剤層の間に設けることができる。この場合樹脂保護層
は、柔軟性を有する樹脂シートまたは樹脂フィルムで構
成してもよいし、紫外線硬化型の樹脂を塗布して硬化層
としてもよい。これらの層を形成する場合の代表的な厚
さは20μm以上200μm以下である。特に、樹脂シ
ートまたは樹脂フィルムを紫外線硬化樹脂等の接着剤で
接着する方法は、樹脂シート、フィルムの表面を別途、
あらかじめ固体潤滑剤層などを形成しておけることから
好ましい。
【0049】本発明の記録層としては、再生専用の場合
にはアルミニウム、金、銀などの金属反射膜、追記型の
場合には、相変化記録材料(Te低酸化物、TeSbG
e合金)、色素系記録材料(シアニン系色素など)を用
いることができる。また書換型の場合には同様に、光磁
気記録材料(TbFeCo合金など)、相変化光記録材
料(TeSbGe合金など)が好適である。特に記録層
として相変化記録材料を用いることは、記録に用いる光
学系が簡素化でき、かつ微小マークの記録においても大
きな再生信号が得られることから好ましい。
【0050】前述の相変化記録に用いる記録層の組成と
しては、ゲルマニウム、アンチモン、インジウム、銀、
パラジウム、白金、金、コバルト、クロム、ニオブ、ニ
ッケルから選ばれた少なくとも2種以上の金属とテルル
を含有する組成が記録特性、記録マークの安定性、可逆
性に優れることから好ましい。例えば、Pd−Ge−S
b−Te合金、Nb−Ge−Sb−Te合金、Ni−G
e−Sb−Te合金、Ge−Sb−Te合金、Co−G
e−Sb−Te合金、In−Sb−Te合金、Ag−I
n−Sb−Te合金、In−Se合金などがある。多数
回の記録の書換が可能であることからPd−Ge−Sb
−Te合金、Nb−Ge−Sb−Te合金、Ge−Sb
−Te合金、Co−Ge−Sb−Te合金が特に好まし
いものである。
【0051】特にPd−Ge−Sb−Te合金、Nb−
Ge−Sb−Te合金は、消去時間が短く、かつ多数回
の記録、消去の繰り返しが可能であり、C/N、消去率
などの記録特性に優れることからことから好ましい。
【0052】本発明の記録層の厚さとしては、特に限定
するものではないが10〜100nmである。特に記
録、消去感度が高く、多数回の記録消去が可能であるこ
とから10nm以上40nm以下、さらには10nm以
上30nm以下とすることが好ましい。
【0053】特に記録層の組成が下記の組成式で表され
る組成であることが前述の特性に優れることからより好
ましい。
【0054】組成式 Mz(SbxTe1-x1-y-z(Ge0.5Te0.5y 0.35≦x≦0.5 0.2≦y≦0.5 0.0005≦Z≦0.005 ここで、Mはパラジウム、ニオブ、白金、銀、金、コバ
ルトから選ばれる少なくとも一種の金属を表す。また
x、y、z及び数字は、各元素の原子の数(各元素のモ
ル数)を表す。
【0055】本発明の第2誘電体層としては、第1誘電
体層と同様の材料が好適である。第2誘電体層の材質は
第1誘電体層と同じであっても良いし、異なっていても
よい。第2の誘電体層の厚さは5nm以上80nm以
下、より好ましくは5nm以上、30nm以下、さらに
は10nm以上30nm以下であることが記録特性が良
好であることから好ましい。
【0056】本発明の反射層の材質としては、光反射性
を有するAl、Au、Ag、Cuなどの金属、およびこ
れらの合金、および金属と金属酸化物、金属窒化物、金
属炭化物などの金属化合物の混合物が好ましく、特にA
l、Au、Ag、Cuなどの高反射率の金属、およびこ
れらを主成分として80原子%以上含有する合金が好ま
しい。また。必要に応じて高い屈折率を有するSi、G
eなどの半導体材料を用いてもよい。代表的な層の厚さ
はおおむね50nm以上200nm以下である。
【0057】前述の反射層用の合金の例としては、Al
にSi、Mg、Cu、Pd、Ti、Hf、Zr、Ta、
Cr、Nb、Mnなどの少なくとも1種の元素を合計で
5原子%以下、0.5原子%以上加えたもの、あるい
は、AuにCr、Ag、Cu、Pd、Pt、Niなどの
少なくとも1種の元素を合計で20原子%以下1原子%
以上加えたものなどがある。特に、材料の価格が安くで
きることから、Alを主成分とする合金が好ましい。
【0058】とりわけ、Al合金としては、耐腐食性が
良好なことから、AlにTi、Cr、Zr、Hfから選
ばれる少なくとも1種以上の金属を合計で5原子%以下
0.5原子%以上添加し、Pdを0.05原子%以上
0.5原子%以下加えた合金が好ましい。
【0059】本発明の基板としては、ガラス基板、樹脂
基板を用いることができる。ポリカーボネート、ポリオ
レフィン、ポリイミド、ポリアミド、ポリフェニレンサ
ルファイド、ポリエチレンテレフタレートから選ばれた
少なくとも一種の樹脂基板を用いることがコストが低
く、加工が容易なことから好ましい。
【0060】基板の厚さは、0.003mm〜5mmが
実用的である。0.003mm未満では、記録層などを
真空薄膜形成法で形成することが取り扱い上難しくな
る。また5mm以上では媒体の重量が重くなる。
【0061】安価な光フロッピーなどを作製する場合に
は、基板が柔軟性を有する厚さ10μm以上、200μ
m以下の樹脂フィルムもしくはシートを基板とすること
が好ましい。この場合、相変化記録媒体であれば、基板
を構成する樹脂の熱変形温度が150℃以上である基板
を用いれば、初期化(結晶化)をオーブンなどの加熱手
段で簡便に行えることから好ましい。このような樹脂と
してはポリイミド、ポリアミド樹脂が代表的なものであ
る。
【0062】特に相変化記録媒体の場合には、記録感度
が高く、高速でシングルビーム・オーバーライトが可能
であり、かつ消去率が大きく消去特性が良好であること
から、次のごとく、光記録媒体の主要部を構成すること
が好ましい。
【0063】すなわち、光の入射側から見て、厚さ5n
m以上50nm以下の液体潤滑剤層、固体潤滑剤層とし
て厚さ5nm以上100nm以下の炭素膜とその下部の
厚さ20nm以上200nm以下のZnSとSiO2
炭素の混合膜からなる第1誘電体層、厚さ10nm〜3
0nmの記録層、厚さ10nm〜30nmの第2誘電体
層、厚さ50nm〜200nmの反射層、基板の順の積
層体で構成することが好ましい。
【0064】本発明の光記録媒体の記録に用いる光源と
しては、レーザー光のごとき高強度の光源であり、特に
半導体レーザー光は、光源が小型化できること消費電力
が小さいこと、変調が容易であることから好ましい。
【0065】最後に本発明の各層の形成方法について説
明する。誘電体層、記録層、反射層の形成は従来と同様
にスパッタ法などの真空薄膜形成法により形成できる。
樹脂保護層は、紫外線硬化型の樹脂の場合であれば、ス
ピンコート法で塗布した後、紫外線で硬化すればよい。
また溶剤で樹脂を溶解した後塗布することも可能であ
る。また樹脂保護層が樹脂シート、フィルムである場合
には、紫外線硬化樹脂の接着剤を用いて貼ることが可能
である。
【0066】本発明の他の構成要素である半導体レーザ
ーやビームスプリッター、検出系のフォトダイオード、
及びこれらの光学的な配置は従来の再生専用のCDやD
VD装置、相変化光ディスク及び光磁気ディスク用の書
換型光ディスク装置の公知の技術を適用できる。
【0067】
【実施例】
(実施例1)厚さ0.6mm、直径12cmのポリカー
ボネートディスク基板上にRFスパッタ法により、アル
ゴンガス圧力0.2Paの条件下で、基板を自公転させ
た状態で、Al−Hf−Pd合金の反射層を厚さ150
nm形成し、さらにZnSとSiO2の混合物(SiO2
20mol%)の第2誘電体層を厚さ16nm、Pd
0.002Ge0.17Sb0.27Te0.56(mol比)の記録層を
厚さ19nm、ZnSとSiO2の混合物(SiO2
0mol%)の誘電体層を厚さ140nm、アモルファ
ス状炭素膜を25nm形成した後、レーザ光により記録
層の記録領域全面を結晶化し、最表面にパーフルオロア
ルキルエチレン(Rf-CH=CH2, Rf;C6F13〜C12F25)をス
ピンコーターで膜厚約10nm(膜厚測定はエリプソメ
トリー法)に塗布し、本発明の光記録媒体を作製した。
【0068】(実施例2)厚さ0.075mm、直径1
2cmのポリイミド樹脂フィルム上にRFスパッタ法に
より、アルゴンガス圧力0.2Paの条件下で、基板を
自公転させた状態で、Al−Hf−Pd合金の反射層を
厚さ120nm形成し、さらにZnSとSiO2の混合
物(SiO2 20mol%)の第2誘電体層を厚さ12
nm、Pd0 .002Ge0.17Sb0.27Te0.56(mol
比)の記録層を厚さ20nm、ZnSとSiO2の混合
物(SiO2 20mol%)の誘電体層を厚さ25n
m、アモルファス状炭素膜の誘電体層を25nm形成し
た。さらにフィルムの反対側の面に同一構成の記録面を
スパッタ法で形成した。この後、このフィルムをオーブ
ン中で200℃に5分間加熱し、記録層の全面を結晶化
させた後、自然冷却し、最表面にパーフルオロアルキル
エチレン(Rf-CH=CH2, Rf;C6F13 〜C12F25)をスピンコ
ーターで膜厚約10nm(膜厚測定はエリプソメトリー
法)に塗布し、本発明の記録媒体を作製した。
【0069】(実施例3)実施例1の光記録媒体と同構
成の光記録媒体の最表面の炭素膜上に、スピンコート法
によりアクリル系紫外線硬化樹脂(SD101 大日本
インキ(株)製)を塗布し、紫外線照射により硬化し
て、膜厚0.010mmの樹脂保護層を形成し、最表面
にパーフルオロアルキルエチレン(Rf-CH=CH2, Rf;C6F
13 〜C12F25)をスピンコーターで膜厚約10nm(膜
厚測定はエリプソメトリー法)に塗布し、本発明の光記
録媒体を作製した。
【0070】
【発明の効果】本発明の光記録装置によれば焦点深度が
大きく、動作安定性、組立精度の許容度の高い光記録装
置が得られるまた、ニアフィールドレンズなどで記録し
ても傷の付きにくい光記録装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の光記録装置の模式図である
【図2】 従来の技術のレンズの模式図である
【図3】 本発明のニアフィールドレンズと光記録媒体
の模式図である
【図4】 本発明の光記録装置の別の様態を示す模式図
である
【図5】 本発明の光記録装置のアポダイザーの模式図
である
【図6】 図5に示したアポダイザーの断面の模式図で
ある
【図7】 本発明の光記録装置のアポダイザーの模式図
である
【図8】 図7に示したアポダイザーの断面の模式図で
ある
【図9】 本発明の光記録装置のアポダイザーの模式図
である
【図10】 図9に示したアポダイザーの断面の模式図
である
【図11】 本発明の光記録媒体の一例の断面の模式図
である
【図12】 本発明の光記録媒体の別の一例の断面の模
式図である
【図13】 本発明の光記録媒体の別の一例の断面の模
式図である
【図14】 本発明の光記録媒体の別の一例の断面の模
式図である
【図15】 本発明の光記録媒体の別の一例の断面の模
式図である
【符号の説明】
1:液体潤滑剤 2:コリメーターレンズ 3:ソリッド・イマージョン・レンズ 4:ビームスプリッター 5:フォトダイオード 6:半導体レーザー 7:レーザー駆動回路 8:光記録媒体 9:記録層 10:固体潤滑剤層 11:光記録媒体の表面 12:本発明のレンズ 13:従来のレンズ 14:コリメートされた光 15:光記録媒体表面の入射光ビームの直径:d 16:曲率半径:r 17:収束ビームの広がり角度θ 18:アポダイザー 19:コリメーターレンズ 20:ソリッド・イマージョン・レンズ 21:ビームスプリッター 22:フォトダイオード 23:半導体レーザー 24:レーザー駆動回路 25:光記録媒体 26:円環状位相補正板の断面 27:円環部 28:開口部 29:開口部の半径 30:円環部の外周円の半径 31:円環部の内周円の半径 32:円状位相補正板の断面 33:円状部 34:開口部の半径 35:センターマスクの断面 36:センターマスクの遮蔽部 37:センターマスクの遮蔽部の半径 38:基板 39:反射層 40:第2誘電体層 41:記録層 42:第1誘電体層 43:固体潤滑剤層 44:樹脂保護層 45:接着剤(紫外線硬化樹脂) 46:樹脂保護層(樹脂フィルム) 47:液体潤滑剤層 48:光の入射方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G11B 7/24 526 G11B 7/24 526N 526J 534 534E 534H 534Z 535 535A 535G 535J 11/10 521 11/10 521D

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源と光記録媒体とを有し、該光源からの
    光を光学系を通して該光記録媒体に照射することによっ
    て、情報の記録または再生を行う光記録装置において、
    該光記録媒体が光学系側の最表面に潤滑剤層を設けたも
    のであり、かつ、該光学系が、該光記録媒体に接触また
    は近接するニアフィールドレンズを有していることを特
    徴とする光記録装置。
  2. 【請求項2】光源と光記録媒体とを有し、該光源からの
    光を光学系を通して該光記録媒体に照射することによっ
    て、情報の記録または再生を行う光記録装置において、
    該光記録媒体が光学系側の最表面に潤滑剤層を設けたも
    のであり、かつ、該光学系が、該光記録媒体に接触また
    は近接する微小開口を有する光導波路を有していること
    を特徴とする光記録装置。
  3. 【請求項3】光源と光記録媒体とを有し、該光源からの
    光を光学系を通して該光記録媒体に照射することによっ
    て、情報の記録または再生を行う光記録装置において、
    該光学系が、少なくとも、光源側に位置するコリメータ
    ーレンズと、該光記録媒体に接触または近接する実効開
    口数が0.8以上2以下のニアフィールドレンズを有す
    ることを特徴とする光記録装置。
  4. 【請求項4】ニアフィールドレンズが、ソリッド・イマ
    ージョン・レンズ、スティグマティック・フォーカシン
    グ・ソリッド・イマージョンレンズもしくは、液浸レン
    ズのいずれかである請求項1または請求項3の光記録装
    置。
  5. 【請求項5】ニアフィールドレンズの光源側の面および
    光記録媒体側の面のいずれもが球面である請求項1また
    は請求項3の光記録装置。
  6. 【請求項6】光記録媒体の光の入射側の表面上の入射光
    ビームの外周上での媒体表面とレンズ面の距離が10n
    m以上200nm以下である請求項5記載の光記録装
    置。
  7. 【請求項7】ニアフィールドレンズが酸化アルミニウム
    を主成分とする材料からなる請求項1または請求項3記
    載の光記録装置。
  8. 【請求項8】光記録媒体が、少なくとも潤滑剤層/記録
    層/誘電体層/反射層/基板をこの順に積層したものであ
    る請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の光記録装
    置。
  9. 【請求項9】光記録媒体が、少なくとも潤滑剤層/第1
    誘電体層/記録層/第2誘電体層/反射層/基板をこの順に
    積層したものである請求項8記載の光記録装置。
  10. 【請求項10】記録層と潤滑剤層の間に樹脂保護層を設
    けた請求項8記載の光記録装置。
  11. 【請求項11】潤滑剤層が液体潤滑剤層である請求項8
    記載の光記録装置。
  12. 【請求項12】潤滑剤層が固体潤滑剤層である請求項8
    記載の光記録装置。
  13. 【請求項13】潤滑剤層が固体潤滑剤層上に液体潤滑剤
    層を設けたものである請求項8記載の光記録装置。
  14. 【請求項14】液体潤滑剤層の厚さが記録もしくは再生
    に用いる光の真空中の波長の1/2以下かつ3nm以上
    である請求項11または請求項13記載の光記録装置。
  15. 【請求項15】液体潤滑剤層が、ポリフルオロエーテ
    ル、ポリフルオロエステル、フルオロアルキルエチレ
    ン、フルオロアルキルエタノールの少なくとも1種を含
    有する請求項11または請求項13記載の光記録装置。
  16. 【請求項16】固体潤滑剤層が、炭素もしくは窒化炭素
    を主成分とする層で構成されている請求項12または請
    求項13記載の光記録装置。
  17. 【請求項17】記録層が相変化記録材料、もしくは光磁
    気記録材料からなる記請求項8載の光記録装置。
  18. 【請求項18】記録層が、ゲルマニウム、アンチモン、
    インジウム、銀、パラジウム、白金、金、コバルト、ク
    ロム、ニオブ、ニッケルから選ばれた少なくとも2種以
    上の金属とテルルを含有する相変化記録層である請求項
    17記載の光記録装置。
  19. 【請求項19】第1誘電体層の厚さが20nm以上、2
    00nm以下である記請求項9載の光記録装置。
  20. 【請求項20】基板が、ポリカーボネート、ポリオレフ
    ィン、ポリイミド、ポリアミド、ポリフェニレンサルフ
    ァイド、ポリエチレンテレフタレートから選ばれた少な
    くとも一種の樹脂である請求項8記載の光記録装置。
  21. 【請求項21】基板が柔軟性を有する厚さ10μm以
    上、200μm以下の樹脂フィルムもしくはシートから
    なる請求項8記載の光記録装置。
  22. 【請求項22】前記光学系が、コリメーターレンズを有
    しており、かつ、該コリメーターレンズの光源側もしく
    は光記録媒体側にアポダイザーを設けた請求項1ないし
    請求項21のいずれかに記載の光記録装置。
  23. 【請求項23】アポダイザーが輪帯開口、もしくは円状
    または円環状の位相差板を備える請求項22記載の光記
    録装置。
  24. 【請求項24】アポダイザーが円状の位相補正板からな
    る請求項22記載の光記録装置。
  25. 【請求項25】アポダイザーが円環状の位相補正板から
    なる請求項22記載の光記録装置。
  26. 【請求項26】アポダイザーをコリメーターレンズの光
    源側に設けた請求項22記載の光記録装置。
  27. 【請求項27】 基板上に形成された記録層に光を照射
    することによって、情報の記録または再生が可能である
    光記録媒体において、少なくとも潤滑剤層/記録層/第
    2誘電体層/反射層/基板をこの順に積層したものであ
    る光記録媒体。
  28. 【請求項28】光記録媒体が、少なくとも潤滑剤層/第
    1誘電体層/記録層/第2誘電体層/反射層/基板をこの順
    に積層したものである請求項27記載の光記録媒体。
  29. 【請求項29】記録層と潤滑剤層の間に樹脂保護層を設
    けた請求項27記載の光記録媒体。
  30. 【請求項30】潤滑剤層が液体潤滑剤層である請求項2
    7記載の光記録媒体。
  31. 【請求項31】潤滑剤層が固体潤滑剤層である請求項2
    7記載の光記録媒体。
  32. 【請求項32】潤滑剤層が固体潤滑剤層上に液体潤滑剤
    層を設けたものである請求項27記載の光記録媒体。
  33. 【請求項33】液体潤滑剤層の厚さが記録もしくは再生
    に用いる光の真空中の波長の1/2以下かつ3nm以上
    である請求項30または請求項32記載の光記録媒体。
  34. 【請求項34】液体潤滑剤層が、ポリフルオロエーテ
    ル、ポリフルオロエステル、フルオロアルキルエチレ
    ン、フルオロアルキルエタノールの少なくとも1種を含
    有する請求項30または請求項32記載の光記録媒体。
  35. 【請求項35】固体潤滑剤層が、少なくとも炭素もしく
    は窒化炭素を主成分とする層で構成されている請求項3
    1または請求項32記載の光記録媒体。
  36. 【請求項36】記録層が相変化記録材料、もしくは光磁
    気記録材料からなる記請求項27載の光記録媒体。
  37. 【請求項37】記録層が、ゲルマニウム、アンチモン、
    インジウム、銀、パラジウム、白金、金、コバルト、ク
    ロム、ニオブ、ニッケルから選ばれた少なくとも2種以
    上の金属とテルルを含有する相変化記録層である請求項
    36記載の光記録媒体。
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