JPH1135143A - 建設資材の簡易移載装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 揚重装置で揚重した資材を建物躯体内に移載
する際に、該資材に振動が発生するのを防止しつつ、か
つ該資材の移動に大きな押し力を必要とすることなく、
該資材を腰壁等の障害物を乗り越えてスムーズに移載さ
せる。 【解決手段】 荷台１６の上面に設けた固定レール１８
と、固定レール１８上に移動自在に設置し、上面に設け
た第１ローラコンベア２０に資材１４を載置する台車２
２と、建物躯体１２の床面２４上に設置して、腰壁１２
ａの上方を覆う荷取りステージ２６と、荷台１６と荷取
りステージ２６との間に跨り、固定レール１８にその延
長線上で滑らかに接続し、荷台１６または荷取りステー
ジ２６のいずれか一方に格納可能な出没レール２８と、
荷取りステージ２６の荷台１６とは反対側に、所定のス
トローク量をもって昇降可能に配置し、上面に第２ロー
ラコンベア３０を設けたテーブルリフタ３２とを備えて
構成する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、重量物である建設
資材を揚重して、該建設資材を建物躯体の開口部から躯
体内方に搬入する際に用いられ、特に、該開口部に腰壁
等の障害物がある場合に簡単に搬入することができる建
設資材の簡易移載装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】多層階建物が構築される際、窓とか入り
口等を取り付けるための開口部が形成された段階で、建
物躯体の各階に内装用の資材を搬入して室内の仕上げが
行われる。この資材の搬入は該資材を工事用エレベータ
やクレーン等の揚重装置で地上から揚重し、各階に設け
られた上記開口部から建物躯体内に移載するようになっ
ている。この場合、資材を載置した揚重装置の荷台と、
移載しようとする建物躯体の床面とが同一平面である場
合は、例えば実開平５−６２３３８号公報（Int.Cl.B60
P 1/00）に開示される積み卸し装置を用いて資材を建物
躯体内に移載することができる。

【０００３】ところが、資材を窓用の開口部から取り込
もうとした場合には、該開口部の下側に腰壁が存在する
ため、この腰壁越しに資材を取り込む必要がある。この
ため上記積み卸し装置を用いることができず、やはり作
業員の人手によって建物躯体内への取り込みを行わざる
を得ない。このように人手で資材の取り込みを行う場合
は時間がかかってしまい、その間揚重装置を取り込み階
で停止させておく必要があるため、揚重装置の稼働効率
が著しく悪化してしまう。

【０００４】そこで、腰壁が存在する場合にも資材の移
載を可能とする装置が、特開平５−１６２９９３号公報
（Int.Cl.B66F 7/08）によって提案されている。この移
載装置は、昇降可能なテーブルリフターを腰壁の内側に
配置し、揚重装置としての揚重リフターの移送装置に積
載された資材を、腰壁を跨いで昇降口に配置したローラ
コンベアを介して上記テーブルリフターに移送するよう
になっている。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の腰壁を跨いで資材を建物躯体内方に移送する移載
装置にあっては、揚重リフターとテーブルリフターとの
間に配置されるローラコンベアのみならず、該揚重リフ
ターの移送装置の上面およびテーブルリフターの上面に
もローラコンベアが設けられ、これらローラコンベア上
で資材およびパレットを移動させるようになっている。
ところが、このようにローラコンベア上を資材およびパ
レットが移動する際、ローラコンベアの各ローラ間に形
成される凹凸部分によって移動中の資材およびパレット
が上下に振動されると共に、移送装置と腰壁を跨ぐロー
ラコンベアとの間および該ローラコンベアとテーブルリ
フターとの間の接合部に隙間や段差が生じており、この
接合部をパレットが通過する際に大きな振動が生じ、該
パレット上の積み荷が荷崩れするおそれがある。また、
このようにローラコンベアの凹凸部分および接合部の隙
間や段差部分を通してパレットを移動させるには大きな
押し力が必要となる。従って、パレット上の積み荷を揚
重リフターからテーブルリフターに移送するには、荷崩
れを起こさないように該積み荷を両側から支えつつ大き
な押し力で移動させる複数の作業員を必要とするため、
近年の傾向である省力化の達成が困難になってしまうと
共に、足場が悪いという課題があった。また、テーブル
リフター本体も重く、各階の移動において工事用エレベ
ータなどへの搬出入に手間がかかっていた。

【０００６】そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑み
て、揚重装置で揚重した資材を建物躯体内に移載する際
に、該資材に振動が発生するのを防止しつつ、かつ該資
材の移動に大きな押し力を必要とすることなく、該資材
を腰壁等の障害物を乗り越えてスムーズに移載させるこ
とができる建設資材の簡易移載装置を提供することを目
的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明の建設資材の簡易移載装置にあっては、資材
の受け取り用の開口部に床面より高くなった腰壁等の障
害部分が設けられた建物躯体の内方に、建物躯体外方の
揚重装置から揚重された資材を搬入する際に用いられる
建設資材の簡易移載装置において、上記揚重装置から揚
重される資材を載置する荷台と、該荷台の上面に建物躯
体方向を指向して設けられる固定レールと、該固定レー
ル上に移動自在に設置されると共に、上面に第１ローラ
コンベアを設けてこの第１ローラコンベア上に上記資材
を載置する台車と、上記開口部の障害部分内側の床面上
に設置されて、該障害部分の上方を覆う荷取りステージ
と、上記荷台と上記荷取りステージとの間に跨って配置
され、上記固定レールに、これの延長線上で滑らかに接
続され、かつ、これら荷台または荷取りステージのいず
れか一方に格納可能な出没レールと、上記荷取りステー
ジの上記荷台とは反対側に配置され、所定のストローク
量をもって昇降可能に配置されると共に、上面に第２ロ
ーラコンベアが設けられるテーブルリフタとを備え、上
記固定レールおよび上記出没レールを介して上記台車を
上記荷取りステージ上方に移動し、該台車の第１ローラ
コンベア上の資材を上記テーブルリフタの第２ローラコ
ンベア上に取り込むように構成する。

【０００８】以上の構成により本発明の作用を以下述べ
ると、揚重装置の荷台に固定レールを設けて、この固定
レールに台車を移動自在に載置し、この固定レールの上
面に設けた第１ローラコンベアに資材を載置するように
なっており、資材は上記台車に載置された状態で固定レ
ール上を移動するようになっている。該固定レールを移
動する台車は、出没レールを介して腰壁等の障害部分の
上方を覆う荷取りステージ側に移動される。そして、建
物躯体内方の荷取りステージに位置する台車に載置され
た資材を、該台車を残して上記第１ローラコンベアから
テーブルリフタの上面に設けた第２ローラコンベア上に
移す。テーブルリフタに移された資材は、該テーブルリ
フタが昇降可能となっているため、このテーブルリフタ
を下降して他の運搬手段に移して作業場所に搬送するこ
とができる。

【０００９】このように、揚重装置で揚重された資材を
上記障害部分を乗り越えて建物躯体内に取り込むにあた
って、該資材を台車に載置して、該台車を固定レールと
出没レールを介して荷取りステージまで移動するように
なっており、このとき、これら固定レールと出没レール
とは滑らかに接続されているため、台車に振動を与える
ことなく、かつ、小さな押し力によりスムーズに移動さ
せることができる。従って、台車に載置した資材が荷崩
れを起こすことなく、より少ない人数で安定的に資材を
建物躯体内へと取り込むことができる。

【００１０】また、荷取りステージからテーブルリフタ
に資材を移す場合には、台車を出没レール上に残した状
態で、該台車の上面の第１ローラコンベアからテーブル
リフタの上面の第２ローラコンベアへと転がすことにな
るが、この場合は作業足場がしっかりと確保された建物
躯体内の床面上で行われるため、資材の移動を容易かつ
確実に行うことができる。そして、資材を移載し終えた
台車は出没レールおよび固定レールを介して荷台に戻
し、出没レールを格納する。このように資材の取り込み
がスムーズに行われることから、揚重装置の停止時間を
短縮し、これの稼働効率を著しく向上することができ
る。

【００１１】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面を参照して詳細に説明する。図１，図２は本発明にか
かる建設資材の簡易移載装置の一実施形態を示し、図１
は簡易移載装置の構成を示す側面図、図２は同平面図で
ある。

【００１２】即ち、本実施形態の簡易移載装置１０は、
図１，図２に示すように建物躯体１２の障害部分として
の腰壁１２ａが形成された窓用の開口部１２ｂから資材
１４の搬入が行われるようになっており、建物躯体１２
外方の図外の揚重装置から揚重された資材１４を搬入す
る際に、また必要に応じて搬出する際に用いられる。該
簡易移載装置１０の基本構造は、上記揚重装置から揚重
される資材１４を載置する荷台１６の上面に建物躯体１
２方向を指向して設けられる固定レール１８と、該固定
レール１８上に移動自在に設置されると共に、上面に第
１ローラコンベア２０を設けてこの第１ローラコンベア
２０上に上記資材１４を載置する台車２２と、上記開口
部１２ｂの腰壁１２ａ内側の床面２４上に設置されて、
該腰壁１２ａの上方を覆う荷取りステージ２６と、上記
荷台１６と上記荷取りステージ２６との間に跨って配置
され、上記固定レール１８に、これの延長線上で滑らか
に接続され、かつ、これら荷台１６または荷取りステー
ジ２６のいずれか一方に格納可能な出没レール２８と、
上記荷取りステージ２６の上記荷台１６とは反対側に、
所定のストローク量をもって昇降可能に配置されると共
に、上面に第２ローラコンベア３０が設けられるテーブ
ルリフタ３２とを備えて構成される。そして、上記固定
レール１８および上記出没レール２８を介して上記台車
２２を上記荷取りステージ２６上方に移動し、該台車２
２の第１ローラコンベア２０上の資材１４を上記テーブ
ルリフタ３２の第２ローラコンベア３０上に取り込むよ
うになっている。

【００１３】上記荷台１６は上記揚重装置としてのエレ
ベータによって昇降され、資材１４を積み下ろししよう
とする建物躯体１２の目的階に停止されるようになって
おり、本実施形態では上記開口部１２ｂの腰壁１２ａの
上端より所定高さｈ分だけ上方に停止されるように設定
される。上記揚重装置としてクレーンを用いることもで
き、このようにクレーンを用いた場合は上記荷台１６は
資材１４の積み下ろし台として用い、この場合は図１中
二点鎖線で示した支持部材３４等を用いて各階毎に荷台
１６が設置される。

【００１４】上記台車２２は両側部下面に前後一対の車
輪２２ａが設けられ、該台車２２が移動される際には、
車輪２２ａが上記固定レール１８および上記出没レール
２８に案内されつつ転動するようになっている。また、
台車２２の上面に設けられた第１ローラコンベア２０
は、図２に示すように台車２２の両側部分に左右対称に
一対設けられる。更に、上記台車２２には上下動されて
レール１８，２８に対して台車２２にブレーキをかける
ストッパー３６が設けられ、該ストッパー３６によって
台車２２の移動を阻止できるようになっており、台車２
２を荷台１６上に固定しておく場合とか、荷取りステー
ジ２６上に台車２２が位置した状態で資材１４のみをテ
ーブルリフタ３２に移す場合には、上記ストッパー３６
を作動させて台車２２がレール１８，２８に固定され
る。

【００１５】上記荷取りステージ２６は、上記腰壁１２
ａより若干高く形成された脚部２６ａの上端に天板２６
ｂが取り付けられて机状に形成され、該天板２６ｂの建
物躯体１２外方側に設けた突出部分２６ｃが、腰壁１２
ａの上方を覆うように配置される。勿論、上記荷取りス
テージ２６は資材１４の荷重に耐え得るように十分な強
度を備えて構成される。そして、上記荷取りステージ２
６の上側に配置される出没レール２８は角鋼材等により
形成され、該出没レール２８は上記固定レール１８との
接続部２８ａが図外の蝶番を介して折り畳み可能に取り
付けられ、この折り畳み部分から出没レール２８は荷台
１６上方に格納できるようになっている。上記出没レー
ル２８は固定レール１８内に伸縮自在に収納してもよ
い。

【００１６】上記テーブルリフタ３２は、パンタグラフ
状に開閉可能に構成された脚部３２ａの上端部に天板３
２ｂが取り付けられ、この天板３２ｂの上面に上記第２
ローラコンベア３０が設けられる。勿論、この場合にあ
ってもテーブルリフタ３２は資材１４の荷重に耐え得る
ように十分な強度を備えて構成される。上記脚部３２は
油圧シリンダ，ジャッキ等の図外の昇降駆動装置を介し
て開閉により昇降自在となっており、テーブルリフタ３
２の昇降量は上記荷取りステージ２６の高さに応じて決
定され、例えば８０mm〜１５００mm程度の昇降量に設定
される。上記第２ローラコンベア３０は上記天板３２ｂ
の左右両端部に一対設けられる。

【００１７】以上の構成により本実施形態の簡易移載装
置１０にあっては、エレベータやクレーン等の揚重装置
で揚重された資材１４は、荷台１６の固定レール１８上
に位置した台車２２に載置されている。このとき、資材
１４の移送が開始されるまでは台車２２はストッパー３
６により荷台１６上にロックされており、格納されてい
た出没レール２８を荷台１６から引き出して固定レール
１８の延長線上に配置してセットする。この状態で出没
レール２８は荷取りステージ２６の天板２６ｂ上に配置
され、上記台車２２の移動が可能となる。このとき、上
記荷台１６の上面は上記天板２６ｂ上面より若干（略１
０mm程度）上方に位置するようにセットされ、上記出没
レール２８はこの持ち上がり分を滑らかに吸収するよう
に建物躯体１２側端部が下方に傾斜する。

【００１８】そして、上記台車２２はストッパー３６を
解除した後に作業員が押して、荷台１６から荷取りステ
ージ２６へと移動する。このとき、台車２２は固定レー
ル１８および出没レール２８上を車輪２２ａの転動を伴
って移動されると共に、これら固定レール１８と出没レ
ール２８とは滑らかに接続されているため、台車２２に
振動を与えることなく、かつ、小さな押し力をもってス
ムーズに移動させることができる。従って、台車２２に
振動が発生しないことから、これに載置した資材１４は
荷崩れを起こすことなく安全に建物躯体１２内方へと移
動させることができ、更にはより少ない人数で資材を移
動させることができる。このようにして台車２２が固定
レール１８および出没レール２８を介して荷取りステー
ジ２６上に移動されることにより、資材１４は腰壁１２
ａを乗り越えて簡単に建物躯体１２内に取り込まれるこ
とになる。

【００１９】次に、荷取りステージ２６上に台車２２が
移送されると、ストッパー３６をロックして該台車２２
を固定し、この台車２２に載置された資材１４のみを押
して第１ローラコンベア２０からテーブルリフタ３２の
上面に設けた第２ローラコンベア３０上に移す。このと
きテーブルリフタ３２の高さは、第１ローラコンベア２
０と第２ローラコンベア３０とが同一高さとなるように
調整されていることは勿論である。そして、テーブルリ
フタ３２に移された資材１４は、該テーブルリフタ３２
を下降した後、図外の他の運搬手段、例えばリフト台車
等に移して同フロアの作業場所に搬送されることにな
る。

【００２０】ここで、資材１４を荷取りステージ２６か
らテーブルリフタ３２に資材を移す場合には、台車２２
を出没レール２８上に残した状態で第１ローラコンベア
２０から第２ローラコンベア３０へと転がすことになる
が、この場合は作業足場がしっかりと確保された建物躯
体１２内の平坦な床面２４上で行われるため、資材１４
の移動を容易かつ安全確実に行うことができる。そし
て、資材１４を移載し終えて空になった台車２２は、出
没レール２８および固定レール１８を逆に移動して荷台
１６に戻す。そして更に、出没レール２８を格納するこ
とにより、揚重装置をエレベータとした場合の荷台１６
の昇降が可能となる。このように本実施形態の簡易移載
装置１０にあっては、揚重装置で揚重された資材１４を
腰壁１２ａを乗り越えて建物躯体１２内へ移載する作業
を、少ない押し力で簡単かつスムーズに行うことができ
るため、この移載作業を短時間のうちに行うことができ
ることから、揚重装置の停止時間を短縮してこれの稼働
効率を著しく向上することができる。

【００２１】ところで、上記実施形態では出没レール２
８を格納するに、荷台１６側に折り畳み、若しくは伸縮
自在とした場合を開示したが、これに限ることなく出没
レール２８を固定レール１８から分離して荷取りステー
ジ２６側に格納するようにしてもよい。この場合は出没
レール２８の固定レール１８側端部を、図３に示すよう
に荷台１６の上昇分ｈだけ上方に持ち上げて該固定レー
ル１８に段差なく接続する必要があるが、この実施形態
では荷取りステージ２６の天板２６ｂにアジャスタボル
ト３８を取り付け、このアジャスタボルト３８によって
出没レール２８の端部高さを微調整することが望まし
い。

【００２２】

【発明の効果】以上説明したように本発明の建設資材の
簡易移載装置にあっては、揚重装置で揚重された資材
を、建物躯体の開口部に設けられる障害部分を乗り越え
て建物躯体内に取り込むにあたって、該資材を載置した
台車を固定レールと出没レールを介して荷取りステージ
まで移動するようになっており、このとき、これら固定
レールと出没レールとは滑らかに接続されているため、
台車に振動を与えることなく、かつ、小さな押し力によ
りスムーズに移動させることができる。従って、台車に
載置した資材が荷崩れを起こすことなく、より少ない人
数で安定的に資材を建物躯体内へと取り込むことができ
る。

【００２３】また、荷取りステージからテーブルリフタ
に資材を移すにあたって、該台車の上面の第１ローラコ
ンベアからテーブルリフタの上面の第２ローラコンベア
へと転がす場合には、作業足場がしっかりと確保された
建物躯体内の床面上で行われるため、資材の移動を容易
かつ安全確実に行うことができる。従って、資材の取り
込みがスムーズに行われることから、揚重装置の停止時
間を短縮でき、これの稼働効率を著しく向上することが
できるという各種優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の簡易移載装置の一実施形態の構成を示
す側面図である。

【図２】図１の簡易移載装置の平面図である。

【図３】本発明の簡易移載装置の他の実施形態を示す要
部拡大一部破断側面図である。

【符号の説明】

１０ 簡易移載装置 １２ 建物躯体 １２ａ 腰壁 １２ｂ 開口部 １４ 資材 １６ 荷台 １８ 固定レール ２０ 第１ローラコンベア ２２ 台車 ２４ 床面 ２６ 荷取りステージ ２８ 出没レール ３０ 第２ローラコンベア ３２ テーブルリフタ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 資材の受け取り用の開口部に床面より高
   くなった腰壁等の障害部分が設けられた建物躯体の内方
   に、建物躯体外方の揚重装置から揚重された資材を搬入
   する際に用いられる建設資材の簡易移載装置において、 上記揚重装置から揚重される資材を載置する荷台と、 該荷台の上面に建物躯体方向を指向して設けられる固定
   レールと、 該固定レール上に移動自在に設置されると共に、上面に
   第１ローラコンベアを設けてこの第１ローラコンベア上
   に上記資材を載置する台車と、 上記開口部の障害部分内側の床面上に設置されて、該障
   害部分の上方を覆う荷取りステージと、 上記荷台と上記荷取りステージとの間に跨って配置さ
   れ、上記固定レールに、これの延長線上で滑らかに接続
   され、かつ、これら荷台または荷取りステージのいずれ
   か一方に格納可能な出没レールと、 上記荷取りステージの上記荷台とは反対側に配置され、
   所定のストローク量をもって昇降可能に配置されると共
   に、上面に第２ローラコンベアが設けられるテーブルリ
   フタとを備え、 上記固定レールおよび上記出没レールを介して上記台車
   を上記荷取りステージ上方に移動し、該台車の第１ロー
   ラコンベア上の資材を上記テーブルリフタの第２ローラ
   コンベア上に取り込むようにしたことを特徴とする建設
   資材の簡易移載装置。