JPH11351380A - 変速操作倍力装置 - Google Patents

変速操作倍力装置

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JPH11351380A
JPH11351380A JP15746998A JP15746998A JPH11351380A JP H11351380 A JPH11351380 A JP H11351380A JP 15746998 A JP15746998 A JP 15746998A JP 15746998 A JP15746998 A JP 15746998A JP H11351380 A JPH11351380 A JP H11351380A
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JP
Japan
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valve
exhaust
spool
control valve
transmission
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JP15746998A
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Isao Suzuki
鈴木  勲
Yoshio Inoue
善雄 井上
Shinji Abe
進治 阿部
Atsushi Sugano
淳 菅野
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Bosch Corp
Original Assignee
Bosch Braking Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用される制御弁の構造、特に、全体構造が
単純化され、または簡素化された変速操作倍力装置を提
供する。 【解決手段】 チェンジレバー9(変速指令操作手段)
からの変速指令操作力を倍力して、変速機Tのシフトレ
バー4を操作する変速操作倍力装置1であって、該装置
1は、パワーシリンダ部2とスプール弁形制御弁3とを
備え、該パワーシリンダ2のシリンダ本体10と該制御
弁3の弁本体20とを、シフトレバー4に一体的に形
成、または配設するとともに、シリンダ本体10内に摺
動可能に配設されるピストン5のピストンロッド6の端
部6aを、変速機Tの本体Tb、または該変速機本体T
bを固定する車体に固着する。このため、動作時、パワ
ーシリンダ2のピストン5は、そのピストンロッド6に
より変速機本体Tbに固定されているので、シリンダ本
体10の方が、変速機本体Tbに対し動く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車などの車両
に搭載される変速操作倍力装置に関し、特に、その制御
弁の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両、特に大型変速機を有するバ
スやトラックでは、変速操作倍力装置に流体圧(特に空
気圧)を使用するアクチュエータが組み込まれ、チェン
ジレバーの軽い操作力で円滑な変速操作をすることがで
きるようになっている。
【0003】この種の変速操作倍力装置としては、例え
ば、図11に示すようなものがある。図11において、
該変速操作倍力装置101は、通常、パワーシリンダ部
102と、制御弁機構103と、その端部がチェンジレ
バー側に連結された操作ロッド104とからなってい
る。前記パワーシリンダ部102は、シリンダ本体10
6と、該シリンダ本体106内に摺動可能に配設され
て、該シリンダ本体106を2つの圧力室107a,1
07bに区画するピストン108と、該ピストン108
をその外周面に取り付け、かつその端部が変速機のシフ
トレバー側に連結されたストライカ109を有する中空
のピストンロッド110とからなる。また、前記制御弁
機構103は、前記中空のピストンロッド110内に配
設されており、該ピストンロッド110内に摺動可能に
配設された前記操作ロッド104により開閉操作され
る。
【0004】そして、前記チェンジレバーの操作による
前記操作ロッド104と、前記ピストンロッド110と
の相対的変位により、前記弁機構103を介して前記圧
力室107a,107bの一方に高圧空気を、前記圧力
室107a,107bの他方に低圧空気を導入し、前記
ピストン108とともに、前記ピストンロッド110を
前記操作ロッド104の操作による変位に追従させるよ
うにして、前記チェンジレバーの軽い操作力を倍力し
て、前記ストライカ109を介して前記変速機のシフト
レバーを回動するように操作するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の変速操作倍力装置101にあっては、次のような問
題点があった。すなわち、 (a) 該倍力装置101の制御弁103の構造とし
て、前記パワーシリンダ部102のピストンロッド11
0内のポペット弁では、その構造が複雑である。 (b) 該倍力装置101の制御弁103の作動開始入
力構造として、前記パワーシリンダ部102のピストン
ロッド110内のポペット弁では、ポペット弁に空気圧
が作用しており、該ポペット弁を開弁するために、ある
力が必要で、どうしても作動開始入力が大きくなる。
【0006】(c) 該倍力装置101の制御弁103
の中立位置保持構造として、前記パワーシリンダ部10
2のピストンロッド110内のポペット弁を有するもの
では、該弁の中立位置の保持は、例えば、ディテント機
構で行っており、その場合、その構造が複雑になってい
る。 (d) 該倍力装置101の制御弁103の構造とし
て、前記パワーシリンダ部102のピストンロッド11
0内のポペット弁を有するものでは、非作動時ポペット
弁に圧縮空気源の空気圧が作用しており、作動開始時に
該ポペット弁を該空気圧に抗して開弁させなければなら
ず、どうしても作動開始入力が大きくなる。
【0007】(e) 該倍力装置101の制御弁103
の排気構造として、該倍力装置101に空気が供給され
て、通常の倍力動作が行われる場合、基本的にそのパワ
ーシリンダ部102内に大気を吸い込むことはない。し
かし、空気が供給されていないときに、シフト操作を行
うと、前記パワーシリンダ部102に大気を吸い込むこ
とになる。このとき、大気と一緒に、水や埃を吸い込む
ことになる。特に、水が侵入して凍結すると作動しなく
なり、またはシール類の破損などが生じるおそれがあ
る。
【0008】本発明はかかる点に鑑みなされたもので、
その目的は前記問題点を解消し、前記制御弁の構造、特
に、全体構造が単純化され、または簡素化されるととも
に、前記変速機への取付けの自由度があり、かつ、該倍
力装置の簡素化と小型化を図ることができる変速操作倍
力装置を提供することにある。
【0009】本発明の他の目的は、その作動開始入力低
減構造、制御弁中立位置保持構造、制御弁反力構造およ
び排気構造のいずれか、または全部を有する制御弁を備
える変速操作倍力装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明の構成は、変速指令操作手段からの変速指令操
作力を倍力して、変速機のシフトレバーを操作する変速
操作倍力装置において、次の通りである。
【0011】該変速操作倍力装置は、シリンダ本体と、
該シリンダ本体内に摺動可能に配設して、該シリンダ本
体を2つの圧力室に区画するピストンと、該ピストンを
取り付け、かつその端部が変速機本体側に固定されるピ
ストンロッドとからなるパワーシリンダ部と、変速指令
操作手段に連結される操作スプールと、該操作スプール
を内部に摺動可能に配設した弁本体とからなるスプール
弁形制御弁とを備え、前記シリンダ本体と前記弁本体と
を、変速機のシフトレバーに一体的に形成、または配設
するとともに、前記操作スプールと前記弁本体との相対
的変位により、該弁本体を介して前記圧力室の一方に高
圧空気を、前記圧力室の他方に低圧空気を導入し、前記
シリンダ本体を前記操作スプールの変位に追従させるよ
うにして、前記変速機を操作するようになっている。
【0012】請求項2の発明では、前記スプール弁形制
御弁は、前記操作スプールの軸方向の両外側部にそれぞ
れ供給弁、その内側にそれぞれ排気弁を設け、前記弁本
体は、前記供給弁のそれぞれに対応する部分の外側部に
圧縮空気源にそれぞれ連通する空気室と、前記排気弁の
それぞれに対応する部分の内側部に大気室に連通する排
気室と、前記供給弁と前記排気弁との間に対応する部分
に、前記パワーシリンダ部の2つの圧力室のそれぞれに
連通する作動圧室が設けられている。
【0013】また、請求項3の発明では、前記スプール
弁形制御弁は、前記操作スプールの軸方向の両外側部に
それぞれ排気弁、その内側にそれぞれ供給弁を設け、前
記弁本体は、前記供給弁のそれぞれに対応する部分の内
側部に圧縮空気源に連通する空気室と、前記排気弁のそ
れぞれに対応する部分の外側に大気室に連通する排気室
と、前記供給弁と前記排気弁との間に対応する部分に、
前記パワーシリンダ部の2つの圧力室のそれぞれに連通
する作動圧室が設けられている。
【0014】この場合、圧縮空気を供給する空気通路を
簡素化することができるとともに、前記操作スプールの
両側のシールが不要になるなど、該制御弁の構造を簡素
化することができる。また、前記操作スプールの2つの
供給弁のシート径を同じにすることにより、該操作スプ
ールに作用する空気圧の影響をなくすことができるの
で、前記制御弁の構造を簡単化することができる。
【0015】さらに、前記スプール弁形制御弁に代え
て、変速指令操作手段に連結される操作ロッドと、該操
作ロッドを内部に摺動可能に配設させ、かつ該操作ロッ
ドにより操作される弁本体とからなるポペット弁形(ま
たは、シール弁形)制御弁を備えている。
【0016】本発明は以上のように構成されているの
で、前記スプール弁形制御弁により、その構造、特に、
全体構造を単純化し、または簡素化し、かつ、前記パワ
ーシリンダのシリンダ本体を、前記変速機のシフトレバ
ーと一体的に形成、または配設するとともに、前記ピス
トンの出力軸端を、前記変速機本体側に固定し、前記シ
フトレバーの回動方向に動かないようにしている。
【0017】そして、該制御弁により、前記パワーシリ
ンダの、ピストンにより2つに区画された圧力室の一方
に高圧空気が、前記圧力室の他方に低圧空気が導入され
ると、前記パワーシリンダのピストンは、そのピストン
ロッドにより前記変速機本体に固定されているので、該
パワーシリンダのシリンダ本体の方が、前記変速機本体
に対し動くことになる。そのとき、前記シリンダ本体と
シフトレバーとが、一体的に形成、または配設されてい
るので、該シフトレバーが回動して、シフト操作を行う
ことになる。(従来は、シリンダ本体は変速機本体に固
定され、ピストンが動いて、シフト操作を行うのに対し
て、本発明は、その動作が逆になっている。)
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の好
適な実施の形態を詳しく説明する。本発明の変速操作倍
力装置は、シリンダ本体と、該シリンダ本体内に摺動可
能に配設されて、該シリンダ本体を2つの圧力室に区画
するピストンと、該ピストンに連結される出力軸として
のピストンロッドとからなるパワーシリンダ部と、前記
シリンダ本体に一体的に形成され、または該シリンダ本
体に連動される弁本体と、該弁本体内に摺動可能に配設
されるとともに、弁機構を有し、かつその端部がチェン
ジレバー側に連結される操作スプールとからなり、前記
弁機構が前記操作スプールの操作により開閉されるスプ
ール弁形の制御弁とを備える装置である。
【0019】前記パワーシリンダ部のシリンダ本体は、
変速機のシフトレバーに一体的に形成、または配設され
るとともに、前記ピストンロッドの一端が、前記変速機
の本体、または該変速機本体を固定する車体に固着され
ている。そして、前記操作スプールと前記弁本体との相
対的変位により、前記制御弁を介して前記圧力室の一方
に高圧空気を、前記圧力室の他方に低圧空気(大気圧)
を導入し、前記シリンダ本体を前記操作スプールの変位
に追従させ、かつ前記操作スプールの操作力を倍力する
ようにした装置である。
【0020】図1ないし図6は、本発明の変速操作倍力
装置の第1実施例を示し、図1は、前記変速操作倍力装
置を変速機に装着するときの概略構成図、図2は、該倍
力装置の構造を示す縦断面図、図3は図2の底面図、図
4は図2の左側面図で、該倍力装置が変速機へ取り付け
られたときの図、図5は図2の右側面図、図6は図5の
VI-VI 線による主要部断面図で、いずれも非作動時を示
す。
【0021】図1によれば、変速機Tに装着される変速
操作倍力装置1は、パワーシリンダ部2と、制御弁3
と、それらを一体的に形成し、その一端が前記変速機T
のシフト軸Taに連結されるシフトレバー4とからな
り、前記パワーシリンダ部2のピストン5は、そのピス
トンロッド6を介して前記変速機Tの本体Tb側に固定
され、前記制御弁3の操作スプール7は、リンク機構8
を介して、チェンジレバー9に連結されている。
【0022】そして、前記チェンジレバー9の操作によ
り、前記操作スプール7を変位させると、圧縮空気が供
給されている前記制御弁3の作動により、該圧縮空気を
前記パワーシリンダ部2に給排し、該パワーシリンダ部
2のシリンダ本体10を介して、前記操作スプール7の
変位に追従させながら、前記シフトレバー4を操作し、
前記変速機Tのシフト軸Taを回動するようになってい
る。
【0023】図2ないし図6において、パワーシリンダ
部2のシリンダ本体10内には、シリンダ10aが形成
され、該シリンダ10aは、内部に摺動自在に配設され
た前記ピストン5により、圧力室(A)11aと圧力室
(B)11bとに区画されている。該ピストン5には、
前記シリンダ本体10を摺動自在に貫通された出力軸と
してのピストンロッド6が固着されている。前記パワー
シリンダ部2の上部(前記変速機Tのシフト軸Ta側)
に、制御弁3が、そのスプール軸線が前記パワーシリン
ダ部2のシリンダ軸線に平行になるように配設されてい
る。
【0024】前記制御弁3の弁本体20内には、両端側
が小径に形成された2段径からなる操作スプール7が、
該両端部を図示しないガイド部材により案内されながら
摺動自在に支持されており、かつ該操作スプール7の中
央部に対応する位置には排気室21が設けられ、該排気
室21は、カバー22により形成された大気室23を介
して、大気に連通している。
【0025】また、前記操作スプール7の両端側の前記
弁本体20には、前記シフトレバー4の内部に形成され
た空気通路24を介して、該シフトレバー4の側端に接
続された圧縮空気源に連通する空気室(A)25a,空
気室(B)25bが形成されている。前記弁本体20
の、前記空気室(A)25a,空気室(B)25bのそ
れぞれと前記排気室21との間には、前記操作スプール
7の作動により、圧縮空気が給排されるとともに、前記
パワーシリンダ部2の圧力室(A)11a、圧力室
(B)11bに連通する作動圧室(A)26a、作動圧
室(B)26bがそれぞれ形成されている。
【0026】前記制御弁3の前記操作スプール7の両側
は、それぞれ大小径の2段に形成され、そのうちの小径
部には、小シート径のリング状シート部材を有する供給
弁(A)27a、供給弁(B)27bが、大径部には、
大シート径のリング状シート部材を有する排気弁(A)
28a、排気弁(B)28bがそれぞれ設けられてい
る。
【0027】すなわち、前記空気室(A)25aと前記
作動室(A)26aとの間には、非作動時閉の供給弁
(A)27aが、前記作動室(A)26aと前記排気室
21との間には、非作動時開の排気弁(A)28aが、
前記空気室(B)25bと前記作動室(B)26bとの
間には、非作動時閉の供給弁(B)27bが、前記作動
室(B)26bと前記排気室21との間には、非作動時
開の排気弁(B)28bが、それぞれ形成されている。
【0028】さらに、図2に示すように、前記操作スプ
ール7の空気室(B)25b側の端部近くには、その外
周に可動に配置された2個のばね受部材29a,29b
の間にばね30が配設され、かつ該両ばね受部材29
a,29bの該ばね30の当接面の反対側面が非作動
時、弁本体20の段部にそれぞれ当接しており、前記操
作スプール7が中立位置よりどちらかに摺動すると、前
記ばね受部材29a,29bのいずれか一方が該操作ス
プール7に係合するとともに、他方は弁本体20の段部
に当接のままになり、該操作スプール7のストロークに
応じて、ばね30を撓ませる構造になっており、いわゆ
る、該操作スプール7の中立位置保持機構(または反力
機構)を形成している。
【0029】前記操作スプール7の中央部に対応して、
前記弁本体20に形成された前記排気室21内で、図6
に示すように、該操作スプール7に嵌合されるととも
に、ガイド部材41,41により案内される入力伝達部
材40が配設されており、該入力伝達部材40を介し
て、前記チェンジレバー9からリンク機構8を経て操作
される入力が、前記操作スプール7に伝達されるように
なっている。
【0030】図3に示すように、前記パワーシリンダ部
2の前記ピストンロッド6の端部6aは、揺動自在に固
定する2個の軸受部材15a,15bと、その長さの調
整可能なねじ機構を有する回動レバー16を介して、そ
のレバー回動中心点が前記変速機Tのシフト軸Taの揺
動中立軸線17上に位置するように、変速機本体(また
は、該変速機本体を固定した車体)Tbに固定されてい
る。
【0031】次に、前記変速操作倍力装置1の動作につ
いて、説明する。前記制御弁3は、図2に示す非作動位
置では、圧縮空気源からの空気は、前記弁本体20の空
気室(A)25a,空気室(B)25bまで供給されて
おり、前記パワーシリンダ部2の圧力室(A)11a、
圧力室(B)11bは、前記排気弁(A)28a、排気
弁(B)28b、排気室21を介して、大気に開放され
ており、非動作状態になっている。
【0032】前記チェンジレバー9を操作し、前記入力
伝達部材40を介して、前記操作スプール7を図2で右
方向に動かすと、まず、排気弁(B)28bが閉とな
り、次いで供給弁(B)27bが開となる。すると、空
気室(B)25bに供給されている空気が供給弁(B)
27b、作動圧室(B)26bを経て、パワーシリンダ
部2の圧力室(B)11bに導入される。すると、その
空気圧で、前記ピストン5を左方向に押そうとするが。
該ピストン5は、そのピストンロッド6の端6aが前記
回動レバー16を介して、回動レバー回動中心点で前記
変速機本体Tbに固定されているので、該ピストン5
は、パワーシリンダ部2の軸方向には動かず、導入され
た空気圧により、シリンダ本体10の方が図2で右方向
に動く。
【0033】このとき、前記パワーシリンダ部2の圧力
室(A)11aは、その容積が小さくなるが、該圧力室
(A)11a内の空気は、前記排気弁(A)28a、排
気室21、排気カバー22による大気室23を介して、
大気に排出されるので、該圧力室(A)11a内には圧
力は発生しない。(このとき、前記供給弁(A)27a
は閉、排気弁(A)28aは開のままである)
【0034】前記パワーシリンダ部2のシリンダ本体1
0が右方向に動くと、前記操作スプール7に対して、制
御弁3の弁本体20は、供給弁(B)27bを閉、排気
弁(B)28bを開の方向に動くので、前記チェンジレ
バー9からの操作による前記操作スプール7のストロー
ク分だけ、前記弁本体20が追従するように回動して、
前記供給弁(B)27b、排気弁(B)28bがともに
閉の状態で保持される。このパワーシリンダ部2のシリ
ンダ本体10とシフトレバー4との回動により、シフト
軸Taが回動するので、変速機Tのシフト動作が行われ
る。
【0035】なお、このとき、前記制御弁3の弁本体2
0の作動室(B)26bに導入された空気圧が、前記操
作スプール7に対し、2段に形成される大、小径の差に
より、左方向に押圧するように作用するので、その作用
力が操作入力に対し、反力として作用する。
【0036】前記パワーシリンダ部2のシリンダ本体1
0の回動に伴い、該シリンダ部2の軸方向が傾き、それ
に応じて、前記ピストン5の軸方向も傾く。このとき、
前記ピストン5のピストンロッド6の端6aに、揺動自
在に連結された前記回動レバー16が、変速機本体Tb
に取り付けられた前記レバー回動中心点を中心に回動す
るので、該ピストン5の変速機本体Tbに対する位置
は、非動作時と同じで、その位置で、前記パワーシリン
ダ部2の軸方向の傾きに応じて、ただ回動するようにな
る。
【0037】変速機Tのシフト動作が完了して、前記チ
ェンジレバー9から、そのシフト位置のまま手を離す
と、前記操作スプール7への指令操作入力が零になるの
で、該操作スプール7は、該スプール7端側に配設され
たばね30の付勢力により、非動作位置に保持され、前
記供給弁(B)27b0は閉、排気弁(B)28bは開
の位置になる。すると、前記パワーシリンダ部2の圧力
室(B)11bに導入されていた空気は、前記排気弁
(B)28b、排気室21、排気カバー22による大気
室23を介して、大気に排出されるが、変速機Tをニュ
ーウトラル位置に戻す力は作用しないので、シフト位置
に保持される。
【0038】次に、変速機Tをニュートラル位置に戻す
ため、チェンジレバー9の操作により、前記操作スプー
ル7を左方向に動かすと、前記排気弁(A)28aが
閉、供給弁(A)27aが開となる。すると、前記弁本
体20の空気室(A)25aに導入されている空気が、
前記供給弁(A)27a、作動圧室(A)26aを介し
て、前記パワーシリンダ部2の圧力室(A)11aに導
入され、前記シリンダ本体10は、左方向に回動し、ニ
ュートラル位置に戻る。なお、このニュートラル位置か
ら前記チェンジレバー9を操作し、前記入力伝達部材4
0を介して、前記操作スプール7を左方向に動かす場合
でも、前述に準じて、同様に動作する。
【0039】図2において、前記パワーシリンダ部2の
ストロークに対して、前記制御弁3における前記入力伝
達部材40への操作ストロークは、前記パワーシリンダ
部2と前記入力伝達部材40の、前記変速機Tのシフト
軸Taからのそれぞれの距離L1およびL2の比に比例
して、変えることができる。すなわち、同図によれば、
前記入力伝達部材40への操作ストロークは、前記パワ
ーシリンダ部2のストロークに対して、L2/L1に、
小さくできる。
【0040】本実施例の場合、前記入力伝達部材40の
前記シフトレバー4への作用位置と、前記パワーシリン
ダ部2の前記シフトレバー4への作用位置とが、異なっ
ているが、前記パワーシリンダ部2と前記入力伝達部材
40の、前記変速機Tのシフト軸Taからのそれぞれの
距離L1およびL2を、ともに等しくすれば、前記シフ
トレバー4へのそれぞれの作用位置を、同じ位置にする
ことができる。
【0041】図7および図8は、本発明の変速操作倍力
装置の第2実施例を示し、図7は、該倍力装置の構造を
示す縦断面図、図8は、図7のVIII-VIII 線矢視による
制御弁の操作スプールと入力伝達部材との連結構造図
で、非作動時を示し、図2と同一部材には同一符号を付
して、その説明を省略する。図9において、前記パワー
シリンダ部2の上部(前記変速機Tのシフト軸Ta側)
に、制御弁53が、そのスプール軸線がパワーシリンダ
部52のシリンダ軸線に平行になるように配設されてい
る。
【0042】前記倍力装置1aの制御弁53の弁本体6
0内には、両端側が小径に形成された2段径からなる操
作スプール57が、該両端部をガイド部材62a,62
bにより案内されながら摺動自在に支持されており、か
つ該操作スプール57の中央部に対向する、前記弁本体
60には空気室65が設けられ、該空気室65は、前記
シフトレバー4の内部に形成された空気通路64を介し
て、該シフトレバー4の上端に接続された圧縮空気源に
連通する。また、前記操作スプール60のスプール軸線
上には、排気貫通穴61が設けられ、該排気貫通穴61
は、カバー22により形成された大気室23を介して、
大気に連通している。
【0043】また、前記操作スプール57の両端側に
は、前記排気貫通穴61に連通する排気通路(A)61
a、排気通路(B)61bが形成されている。前記弁本
体60の、前記空気室65と前記排気通路(A)61
a、排気通路(B)61bのそれぞれとの間には、前記
操作スプール57の作動により、圧縮空気が給排される
とともに、前記パワーシリンダ部52の圧力室(A)1
1a、圧力室(B)11bに連通する作動圧室(A)6
6a、作動圧室(B)66bがそれぞれ形成されてい
る。
【0044】前記制御弁53の前記操作スプール57の
両側は、それぞれ大小径の2段に形成され、そのうちの
小径部には、小シート径のリング状シート部材を有する
排気弁(A)68a、排気弁(B)68bが、大径部に
は、大シート径のリング状シート部材を有する供給弁
(A)67a、供給弁(B)67bがそれぞれ設けられ
ている。
【0045】すなわち、前記空気室65と前記作動室
(A)66aとの間には、非作動時閉の供給弁(A)6
7aが、前記作動室(A)66aと前記排気通路(A)
61aとの間には、非作動時開の排気弁(A)68a
が、前記空気室65と前記作動室(B)66bとの間に
は、非作動時閉の供給弁(B)67bが、前記作動室
(B)66bと前記排気通路(B)61bとの間には、
非作動時開の排気弁(B)68bが、それぞれ形成され
ている。
【0046】さらに、図7に示すように、前記操作スプ
ール57の排気通路(B)61b側の端部近くには、図
7に示すように、2個のばね受部材29a,29b間に
ばね30が配設された、図2と同様、いわゆる該操作ス
プール57の中立位置保持機構(または反力機構)が形
成されている。
【0047】また、図8に示すように、前記弁本体60
に、前記操作スプール57の軸線に平行に入力伝達部材
42が、ガイド部材43により案内されながら、摺動自
在に配設されており、その端部42aが、前記操作スプ
ール57の端部57aに連結部材44により、互いに固
着され、かつ連動するようになっている。該入力伝達部
材42を介して、前記チェンジレバー9からリンク機構
8を経て操作される入力が、前記操作スプール57に伝
達されるようになっている。
【0048】その動作は、前記第1実施例の動作の説明
に準じて動作し、前記パワーシリンダ部52のシリンダ
本体10を介して、前記操作スプール57の変位に追従
しながら、前記シフトレバー4を操作し、前記変速機T
のシフト軸Taを回動するようになっている。
【0049】図9および図10は、本発明の変速操作倍
力装置の第3実施例を示し、図9は、制御弁としてポペ
ット弁形(または、シール弁形)の制御弁73を使用し
た該倍力装置71の構造を示す縦断面図、図10は、図
9におけるポペット弁形制御弁73の拡大図で、非作動
時を示し、図2と同一部材には同一符号を付して、その
説明を省略する。図9において、前記パワーシリンダ部
2の上部(前記変速機Tのシフト軸Ta側)に、制御弁
73が、その中心軸線がパワーシリンダ部2のシリンダ
軸線に平行になるように配設されている。
【0050】図9および図10において、前記倍力装置
71の制御弁73の弁本体80は、前記シフトレバー4
に、前記パワーシリンダ部2のシリンダ本体10ととも
に、一体的に形成されている。該制御弁73の弁本体8
0は、前記シフトレバー4に一体的に形成されて中空状
のシリンダケースで、その内部に操作ロッド74が摺動
自在に挿通され、この操作ロッド74は、その一端部に
パイプ82を嵌着するように係合している。また、該弁
本体80内に形成された空気室83は、前記シフトレバ
ー4の内部に形成された空気通路64およびポート84
を介して、該シフトレバー4の上端に接続された圧縮空
気源に連通する。
【0051】前記弁本体80内には、弁機構75が装着
されている。すなわち、該弁本体80の中空部83に
は、前記ポート84の両側に左右一対の遊動弁85a,
85bが配設され、さらにこれら遊動弁85a,85b
の外側に該弁本体80に固定支持した左右一対の固定弁
座86a,86bが配設されている。またこれら固定弁
座86a,86bの外側に、前記遊動弁85a,85b
を作動させる左右一対のバルブリフタ87a,87bが
配設されている。
【0052】前記遊動弁85a,85bには、その間に
介装されたばね88によって、互いに外側に向けて付勢
され、常時は前記固定弁座86a,86bにそれぞれ圧
着されている。さらに、該固定弁座86a,86bと前
記バルブリフタ87a,87bとの間にはそれぞればね
89a,89bが介装され、該両バルブリフタ87a,
87bをそれぞれ外側に向けて付勢し、それぞれの外側
端を前記パイプ82の突設部90および操作ロッド74
の端部材91に当接している。
【0053】なお、図10において、92a,92b,
93a,93bは、前記弁本体80の空気室83と、前
記パワーシリンダ部2の圧力室11b,11aとを、そ
れぞれ連通する通気穴、94a,94bは前記バルブリ
フタ87a,87bと前記パイプ82との間隙に形成さ
れた排気通路、95a,95bは排気通路としての前記
パイプ82に形成した排気穴である。
【0054】この制御弁0は、次のように動作する。す
なわち、前記チェンジレバー9からリンク機構8を介し
て、前記操作ロッド74を図9および図10で右方向に
移動させると、該操作ロッド74に嵌着されているパイ
プ82が、前記ばね89bの付勢力で右方向に変位し、
該操作ロッド74の前記突端部90に押されて前記バル
ブリフタ87aが右方向に変位する。このバルブリフタ
87aが右方向に変位すると、前記遊動弁85aが右方
向に押され、前記固定弁座86aから離座する。この結
果、前記空気通路64、ポート84を経て前記空気室8
3に達している圧縮空気は、前記遊動弁85aと固定弁
座86aとの間、さらに通気穴92a,93aを経て、
前記パワーシリンダ部2の圧力室(B)11bに導入さ
れる。
【0055】すると、その空気圧で、前記ピストン5を
左方向に押そうとするが。該ピストン5は、そのピスト
ンロッド6の端6aが前記回動レバー16を介して、回
動レバー回動中心点で前記変速機本体Tbに固定されて
いるので、該ピストン5は、パワーシリンダ部2の軸方
向には動かず、導入された空気圧により、シリンダ本体
10の方が図9で右方向に動く。
【0056】このとき、前記パワーシリンダ部2の圧力
室(A)11aは、その容積が小さくなるが、該圧力室
(A)11a内の空気は、前記通気穴92b,93b、
排気通路94b、パイプ82を介して、大気に排出され
るので、該圧力室(A)11a内には圧力は発生しな
い。(このとき、前記遊動弁85bは閉、排気通路94
bは開のままである)
【0057】前記パワーシリンダ部2のシリンダ本体1
0が右方向に動くと、前記操作ロッド74に対して、制
御弁73の弁本体80は、前記遊動弁85aを閉、排気
通路94aを開の方向に動くので、前記チェンジレバー
9からの操作による前記操作ロッド74のストローク分
だけ、前記弁本体80が追従するように回動して、前記
遊動弁85a、排気通路94aがともに閉の状態で保持
される。このパワーシリンダ部2のシリンダ本体10と
シフトレバー4との回動により、シフト軸Taが回動す
るので、変速機Tのシフト動作が行われる。
【0058】また、前記操作ロッド74を図9および図
10で左方向に移動させると、係合している前記パイプ
82および端部材91を介して、前記バルブリフタ87
bが左方向に変位する。前記遊動弁85a,85bなど
にて構成される弁機構75は、同図で左右対称であるか
ら前述と同様の動作が行われる。なお、前記チェンジレ
バー9の操作力を解除すると、前記弁本体80と操作ロ
ッド74との位置関係が同図に示す状態に復帰する。し
たがって、前記パワーシリンダ部2に圧力室(B)11
b、または(A)11aの圧縮空気は、通気穴93a,
92aまたは93b,92bから排気通路94a,95
aまたは94b,95b、パイプ82を経て、大気に排
気される。
【0059】なお、本発明の技術は前記実施の形態にお
ける技術に限定されるものではなく、同様な機能を果た
す他の態様の手段によってもよく、また本発明の技術は
前記構成の範囲内において種々の変更、付加が可能であ
る。
【0060】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明の
変速操作倍力装置によれば、請求項1ないし請求項3に
ついては、制御弁が変速指令操作手段に連結される操作
スプールと、該操作スプールを内部に摺動可能に配設さ
せ、かつ該操作スプールにより操作される弁本体となら
なるスプール弁形制御弁であるので、前記制御弁の構
造、特に、全体構造が単純化され、または簡素化される
とともに、該倍力装置の前記変速機への取付けの自由度
があり、かつ、該倍力装置の簡素化と小型化を図ること
ができる。請求項13についても、同様の効果を奏す
る。
【0061】また、本発明の変速操作倍力装置によれ
ば、前記制御弁について、その作動開始入力低減構造、
制御弁中立位置保持構造、制御弁反力構造および排気構
造のいずれか、または全部を具備させることができる。
同時に、該倍力装置によれば、前記変速操作レバーの操
作性や操作フィーリングがよくなり、かつ、制御弁の配
置を自由に変えることができるので、車両への搭載性を
よくすることができる。このため、前記倍力装置装置に
よれば、その生産性と保守性の向上を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の変速操作倍力装置の第1実施例を示
し、該倍力装置を変速機に装着するときの概略構成図で
ある。
【図2】該倍力装置の構造を示す縦断面図である。
【図3】図2の底面図である。
【図4】図2の左側面図で、該倍力装置が変速機へ取り
付けられたときの図である。
【図5】図2の右側面図である。
【図6】図2のVI-VI 線による主要部断面図である。
【図7】本発明の変速操作倍力装置の第2実施例を示
し、該倍力装置の構造を示す縦断面図である。
【図8】図7のVIII-VIII 線矢視による制御弁の操作ス
プールと入力伝達部材との連結構造図である。
【図9】本発明の変速操作倍力装置の第3実施例を示
し、制御弁としてポペット弁形(または、シール弁形)
の制御弁を使用した該倍力装置の構造を示す縦断面図で
ある。
【図10】図9のポペット弁形制御弁の拡大図である。
【図11】従来の変速操作倍力装置の構造を示す縦断面
図である。
【符号の説明】
1,1a,71 変速操作倍力装置 2,52 パワーシリンダ部 3,3a,53,53a,73 制御弁 4,4a,4b シフトレバー 5 ピストン 6 ピストンロッド 6a 端部 7,57 操作スプール 8 リンク機構 9 チェンジレバー 10 シリンダ本体 11a,11b 圧力室 15a,15b 軸受部材 16 回動レバー 20,20a,60,60a,80 弁本体 21 排気室 22 カバー 25a,25b,65 空気室 26a,26b,66a,66b 作動圧室 27a,27b,67a,67b 供給弁 28a,28b,68a,68b 排気弁 29a,29b ばね受部材 30 ばね 40,41,42 入力伝達部材 44 連結部材 61 排気貫通穴 74 操作ロッド 75 弁機構 T 変速機 Ta シフト軸 Tb 変速機本体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菅野 淳 埼玉県東松山市神明町2丁目11番6号 自 動車機器株式会社松山工場内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変速指令操作手段からの変速指令操作力
    を倍力して、変速機のシフトレバーを操作する変速操作
    倍力装置において、 該変速操作倍力装置は、シリンダ本体と、該シリンダ本
    体内に摺動可能に配設して、該シリンダ本体を2つの圧
    力室に区画するピストンと、該ピストンを取り付け、か
    つその端部が変速機本体側に固定されるピストンロッド
    とからなるパワーシリンダ部と、変速指令操作手段に連
    結される操作スプールと、該操作スプールを内部に摺動
    可能に配設した弁本体とからなるスプール弁形制御弁と
    を備え、 前記シリンダ本体と前記弁本体とを、変速機のシフトレ
    バーに一体的に形成、または配設するとともに、前記操
    作スプールと前記弁本体との相対的変位により、該弁本
    体を介して前記圧力室の一方に高圧空気を、前記圧力室
    の他方に低圧空気を導入し、前記シリンダ本体を前記操
    作スプールの変位に追従させるようにして、前記変速機
    を操作することを特徴とする変速操作倍力装置。
  2. 【請求項2】 前記スプール弁形制御弁は、前記操作ス
    プールの軸方向の両外側部にそれぞれ供給弁、その内側
    にそれぞれ排気弁を設け、前記弁本体は、前記供給弁の
    それぞれに対応する部分の外側部に圧縮空気源にそれぞ
    れ連通する空気室と、前記排気弁のそれぞれに対応する
    部分の内側部に大気室に連通する排気室と、前記供給弁
    と前記排気弁との間に対応する部分に、前記パワーシリ
    ンダ部の2つの圧力室のそれぞれに連通する作動圧室が
    設けられることを特徴とする請求項1に記載の変速操作
    倍力装置。
  3. 【請求項3】 前記スプール弁形制御弁は、前記操作ス
    プールの軸方向の両外側部にそれぞれ排気弁、その内側
    にそれぞれ供給弁を設け、前記弁本体は、前記供給弁の
    それぞれに対応する部分の内側部に圧縮空気源に連通す
    る空気室と、前記排気弁のそれぞれに対応する部分の外
    側に大気室に連通する排気室と、前記供給弁と前記排気
    弁との間に対応する部分に、前記パワーシリンダ部の2
    つの圧力室のそれぞれに連通する作動圧室が設けられる
    ことを特徴とする請求項1に記載の変速操作倍力装置。
  4. 【請求項4】 前記制御弁に、非作動時の前記操作スプ
    ールの中立位置保持手段が設けられることを特徴とする
    請求項1に記載の変速操作倍力装置。
  5. 【請求項5】 前記制御弁は、作動時、その出力圧が前
    記変速指令操作手段からの変速指令操作力に対し、反力
    として作用されることを特徴とする請求項1に記載の変
    速操作倍力装置。
  6. 【請求項6】 前記制御弁は、作動時、その出力圧が前
    記変速指令操作手段からの変速指令操作力に対する反力
    を発生する反力スプリングが設けられることを特徴とす
    る請求項1に記載の変速操作倍力装置。
  7. 【請求項7】 前記制御弁からの排気は、前記排気室に
    連通する、排気カバーにより形成された大気室を介し
    て、大気に排気されることを特徴とする請求項1に記載
    の変速操作倍力装置。
  8. 【請求項8】 前記操作スプールの両側部の、前記作動
    圧室の受圧面積が同じにされることを特徴とする請求項
    2に記載の変速操作倍力装置。
  9. 【請求項9】 前記操作スプールの前記2つの供給弁の
    シート径が、同じにされることを特徴とする請求項3に
    記載の変速操作倍力装置。
  10. 【請求項10】 前記制御弁の供給弁と排気弁とのシー
    ト径を異にすることにより、前記出力圧による反力が発
    生されることを特徴とする請求項5に記載の変速操作倍
    力装置。
  11. 【請求項11】 前記反力スプリングが、中立位置保持
    手段のスプリングとして兼用されることを特徴とする請
    求項6に記載の変速操作倍力装置。
  12. 【請求項12】 前記排気カバーは、排気ホース部を有
    するゴム系または合成樹脂材で形成されることを特徴と
    する請求項7に記載の変速操作倍力装置。
  13. 【請求項13】 変速指令操作手段からの変速指令操作
    力を倍力して、変速機のシフトレバーを操作する変速操
    作倍力装置において、 該変速操作倍力装置は、シリンダ本体と、該シリンダ本
    体内に摺動可能に配設して、該シリンダ本体を2つの圧
    力室に区画するピストンと、該ピストンを取り付け、か
    つその端部が変速機本体側に固定されるピストンロッド
    とからなるパワーシリンダ部と、変速指令操作手段に連
    結される操作ロッドと、該操作ロッドを内部に摺動可能
    に配設させ、かつ該操作ロッドにより操作される弁本体
    とからなるポペット弁形制御弁とを備え、 前記シリンダ本体と前記弁本体とを、変速機のシフトレ
    バーに一体的に形成、または配設するとともに、前記操
    作ロッドと前記弁本体との相対的変位により、該弁本体
    を介して前記圧力室の一方に高圧空気を、前記圧力室の
    他方に低圧空気を導入し、前記シリンダ本体を前記操作
    ロッドの変位に追従させるようにして、前記変速機を操
    作することを特徴とする変速操作倍力装置。
JP15746998A 1998-06-05 1998-06-05 変速操作倍力装置 Pending JPH11351380A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012031611A1 (en) 2010-09-08 2012-03-15 Kongsberg Automotive As Servo assisted actuating system for a multispeed gearbox of a vehicle

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WO2012031611A1 (en) 2010-09-08 2012-03-15 Kongsberg Automotive As Servo assisted actuating system for a multispeed gearbox of a vehicle

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