JP3680424B2 - 変速機操作用倍力装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、変速機操作用倍力装置に関し、特に変速機のシフト操作時(ギヤ投入時)に、高圧側の空気を円滑に排出させることにより、出力ロッドの急加速の防止を可能とした変速機操作用倍力装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
変速機操作は一般的にセレクト操作に比較してシフト操作に大きな力を必要とする。このため、特に大型の変速機を有するバスやトラックなどでは、変速機操作装置に倍力装置が組み込まれ、軽い力で円滑なシフト操作をすることができるようになっている。
【0003】
図6は従来の変速機操作用倍力装置の非作動状態を示す縦断面図、図7はその要部を拡大して示した縦断面図である。この倍力装置1は、ハウジング2に取付けたシリンダ3内で摺動するピストン4を、出力ロッド5の外周にリテーナリング6a,6bによって位置決めして取付け、このピストン4でシリンダ3内に二つの圧力室7a,7bが画成されている。
【0004】
また、倍力装置1は、出力ロッド5の内周に一対のチューブ18,19を嵌着してあり、切換弁13を構成する各一対の固定弁座22,23、圧縮ばね14で相互に反発付勢された弁体24,25、及び対応するチューブ18,19の内周に摺動自在に嵌合するバルブリフタ26,27を備えている。そして、圧縮ばね15で付勢された右側のバルブリフタ26を押圧するための押圧リング32は操作ロッド28と一体に形成され、圧縮ばね16で付勢された左側のバルブリフタ27を押圧するための押圧リング33はエアパイプ30に取付けられている。
【0005】
かかる倍力装置1は、図示しないチェンジレバーの操作により、操作ロッド28を図6に示す矢印Pの方向に移動させると、エアパイプ30が引張られ、左側のバルブリフタ27が押圧リング33に押圧されて弁体25を固定弁座23から離反させる。弁体25が固定弁座23から離反すると、圧縮空気供給口29へ常時供給されている圧縮空気が、エアパイプ30内及びその通孔31を通って固定弁座23の内側に入る。ここに入った圧縮空気は出力ロッド5の一方の給排気孔9を通じて左側の圧力室7b内に導入され、この圧力によって出力ロッド5がピストン4を介して右方向に移動する。
【0006】
ピストン4の右方向への移動と同時に、右側の圧力室7a内の空気は、出力ロッド5の給排気孔8及びその内側に嵌着した弁座筒11の給排気孔11a、バルブリフタ26の外周空間、バルブリフタ26の外周と固定弁座22の内周との隙間、バルブリフタ26の内周とエアパイプ30の外周との隙間、バルブリフタ26のスリット26a及びチューブ18内を順次通って外部に排出される。
【0007】
出力ロッド5が右方向へ移動すると、ストライカ34が右方向へ押されて移動し、図示しない入力レバーが倍力された操作力にてシフト操作軸を中心に回動する。これに伴い、シフト操作軸はその軸線を中心に入力レバーと共にニュートラル位置から所定角度だけ回動し、これにより所定のシフト操作(ギヤシフト)がなされる。
【0008】
出力ロッド5がシフト移動を完了した状態において、チェンジレバーから手を離すと、操作ロッド28及びバルブリフタ27が左方向へ移動し、弁体25が着座する。また、圧力室7b内の空気はバルブリフタ27の内周部を通って外部に排出される。
【0009】
この状態から操作ロッド28を矢印Pの反対方向へ移動させると、バルブリフタ26が押圧リング32に押圧されて弁体24を固定弁座22から離反させ、前述の作動と逆の作動がなされる。図8に示すように、左側即ち排気側の圧力室7b内の空気は、出力ロッド5の給排気孔9及びその内側に嵌着した弁座筒12の給排気孔12a、バルブリフタ27の外周空間、バルブリフタ27の外周と固定弁座23の内周との隙間、バルブリフタ27の内周とエアパイプ30の外周との隙間、バルブリフタ27のスリット27a及びチューブ内19を順次通り、さらに、図6及び図7に示す排出孔41及び排出孔42から外部に排出される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記倍力装置では、排出流路が図8に示すように迷路の如くなっていて複数の隙間を通るため、高圧側の圧力室から空気を排出し難く、時間がかかるいう欠点があった。また、シフト操作時に、同期機構により変速ギヤを同期状態にして噛み合わせる際に、操作力が急に軽くなってレバーが引き込まれる引き込み感を受け、操作フィーリングが悪いのみならず、変速ギヤのドッグ歯等に衝撃力が作用して該ドッグ歯等の耐久性を損なうという欠点があった。
【0011】
本発明は、かかる従来の欠点にかんがみなされたものであって、その目的は、短時間で排気することが可能であって、シフト操作時に、同期機構により変速ギヤを同期状態にして噛み合わせる際に、操作力が急に軽くなってレバーが引き込まれる引き込み感を受けて操作フィーリングが悪くなるのを確実に防止することができる変速機操作用倍力装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、シリンダ内を二つの圧力室に画成するピストンを有しシフト操作軸の入力レバーに連係させた中空の出力ロッドと、前記圧力室に選択的に圧縮空気を供給する切換弁を操作するために前記出力ロッドの内周に摺動自在に嵌合させた操作ロッドとを備え、前記出力ロッドに対して前記操作ロッドを軸方向に相対変位させて前記切換弁を作動させ、前記圧力室の一方に圧縮空気を供給するとともに排出流路を通じて他方の圧力室から空気を排出し前記出力ロッドを作動させ、前記シフト操作軸を回動させる変速機操作用倍力装置において、前記排出流路の途中にバイパス流路を設け、作動時に変速ギヤを同期状態にして噛み合わせた直後の負荷減少に合わせて高圧側の圧力室に前記バイパス流路を連通させて該高圧側の圧力室から空気を排出させ出力を減少させることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態に係る変速機操作用倍力装置について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の実施の形態に係る変速機操作用倍力装置の非作動状態及び排気時における要部を示した縦断面図であり、図6〜図8と同一又は対応する部分に同一符号を付けてそれらの部分の重複説明を可能な限り省略する。
【0014】
この変速機操作用倍力装置1Aは、ハウジング2内に二つの圧力室7a,7bを画成するピストン4を有する円筒形の出力ロッド5と、該出力ロッド5内に嵌着したチューブ18,19と、切換弁13の一対の弁体24,25を押圧して開成させるためのバルブリフタ26,27とを備え、チューブ18,19の内径が大きい拡径部36,37の内周面とこれに対応するそれぞれのバルブリフタ26,27の外周面との間の空隙を圧力室7a,7bからの排気のためのバイパス流路20,21としている。
【0015】
そして、倍力装置1Aは、作動時に、図1において、仮に右側の圧力室7aに給気し、左側の圧力室7bを排気側とした場合、同期機構により変速ギヤを同期状態にして噛み合わせた直後に、高圧側の圧力室7aにバイパス流路20を連通させて該圧力室7aから空気を円滑に排出させ、短時間で排気して出力を急減させることができるようになっている。
【0016】
両チューブ18,19は、出力ロッド5の内周の所定位置に嵌着されており、内周の直径をバルブリフタ26,27の外径よりも大きくした拡径部36,37を有し、該拡径部36,37の内周とバルブリフタ26,27の外周との空隙をバイパス流路20,21とし、内向きのフランジ38,39の内周にはバルブリフタ26,27の外周の環状シール部材48,49が摺接する摺接面が形成され、フランジ38,39の一端側にテーパ面38a,39aを備えている。
【0017】
バルブリフタ26,27は、それぞれ大径のシール部44,45と小径部46,47とを一体に有し、シール部44,45の外周に環状溝44a,45aを設けて、該環状溝44a,45aに環状シール部材48,49が装着され、固定弁座22,23に面した側のシール部44,45の一端側にテーパ面44b,45bが形成されている。
【0018】
そして、バルブリフタ26,27は、作動時に高圧側となる圧力室7a,7bのいずれかに対応する環状シール部材48,49が対応するチューブ18,19のいずれかのフランジ38,39の内周面に摺接してこの部分をシールし、バイパス流路20,21を当該圧力室7a,7bのいずれかに対し遮断する。
【0019】
また、バルブリフタ26,27は、エアパイプ30が貫通する中心孔の内周面に複数の案内受突起26b,27bが突設されている。案内受突起26b,27bは、それぞれシール部44,45及び小径部46,47に対応して軸線方向の二位置における内周面にそれぞれ周方向に間隔を空けて複数箇所に内向きに突設されており、エアパイプ30の外周に摺接し軸線方向に沿って真直に案内を受ける。
【0020】
図2は倍力装置の作動時における要部を示した縦断面図である。バルブリフタ27は、小径部47の先端面で弁体25を押圧してこれを開成させ、シール部45の外周面がフランジ39の内周面に対向し、シール部材49が該フランジ39の内周面に摺接してこの部分をシールしている。バルブリフタ26のシール部45、小径部46、シール部材48についても同様なので重複説明を省略する。
【0021】
本発明の上記実施の形態に係る倍力装置の動作について説明する。ニュートラル、即ち中立状態の時には、図1に示すように、切換弁13の両弁体24,25が閉じた状態にあって、シリンダ3内の両圧力室7a,7bに圧縮空気が入っていない。
【0022】
この中立状態から操作ロッド28を図1において矢印Q方向に移動させると、バルブリフタ26により切換弁13の弁体24が開かれ、それに伴って右側の圧力室7aに圧縮空気が供給される。この圧縮空気は、ピストン4を左方向に圧送する。従って、出力ロッド5は、左方向へ移動する。この間、左側の圧力室7bからの排気は従来と同様の排気流路のみならずバイパス流路21を通っても排出されるので、排気が短時間に円滑に行われる。
【0023】
出力ロッド5が左方向へ移動すると、ストライカが左方向へ押されて移動し、図示しない入力レバーが回動し、この回動によって、シフト操作軸も回動してシフト操作がなされる。
【0024】
この時、高圧側の圧力室7aの排気も短時間で行われため、ピストン4を押す力を急激に弱めることができる。即ち、変速機のギヤが入った時には、ストライカが矢印Q方向へ動き、この動きに連動して、出力ロッド5及びピストン4がバルブリフタ26に対して矢印Q方向へ動く。これにより、バイパス流路20が高圧側の圧力室7aに連通し、出力を急減させることができるので、ピストン4の急速な動きを抑制し、出力ロッド5の速度を低下させることが容易であり、オーバーストロークを低下させることができる。
【0025】
シフト用操作ロッド28が、図1において矢印Qとは逆の右方向に移動して出力ロッド5に対して相対変位すると、図2に示すように、バルブリフタ27によって弁体25が開成され、それに伴い、切換弁13が作動し圧縮空気が左側の圧力室7bに供給される。この圧縮空気は、ピストン4を右方向に圧送する。従って、出力ロッド5は右方向に移動する。
【0026】
出力ロッド5が右方向へ移動すると、ストライカが右方向へ押されて移動し、入力レバーが前述とは逆の方向に倍力された操作力にてシフト操作軸を中心に回動する。これに伴い、シフト操作軸はその軸線を中心に入力レバーと共にニュートラル位置から所定角度だけ回動し、これにより所定のシフト操作(ギヤシフト)がなされる。変速機のギヤが入った時には、ストライカが矢印Qとは逆の方向へ動き、この動きに連動して、出力ロッド5及びピストン4がバルブリフタ27に対して矢印Qとは逆の方向へ動く。これにより、バイパス流路21が高圧側の圧力室7bに連通し、出力を急減させることができるので、ピストン4の急速な動きを抑制し、出力ロッド5の速度を低下させることが容易であり、オーバーストロークを低下させることができる。
【0027】
この実施の形態に係る倍力装置1Aによれば、バルブリフタ26,27は内周に案内受突起26b,27bを有し、この案内受突起26b,27bによって傾きを防止し、より確実にシール部材48,49のシール機能を保持することができ、チューブ18,19に拡径部36,37及び内向きフランジ38,39を設け、バルブリフタ26,27に僅かな加工を施すだけでよいので、構造が簡単で安価に、特に変速機のシフト操作時(ギヤ投入時)における同期機構への同期負荷の急減に対し、シフト操作力を急減させて、出力ロッド5の急加速を防止することができる。
【0028】
図3は本発明の別の実施の形態に係る倍力装置の非作動状態及び排気時における要部を示した縦断面図である。この倍力装置1Aは、チューブ19のフランジ39の内端面に環状シール板53を固着し、バルブリフタ27のシール部45に環状凸条55を設けてある。そして、作動時に、バルブリフタ27の小径部47の先端面で弁体25を押圧して開成させるとともに、環状凸条55が環状シール板53に当接してバイパス流路21を遮断する。その他の点は前述の場合と同様なので、同一部分に同一符号を付けて示し、その部分の重複説明を省略する。
【0029】
図2に示したチューブ19の場合には、高圧側の排気を行う際に、バルブリフタ27の環状シール部材49が図1に示すようにフランジ39の位置から外れて拡径部37に対応する位置へ達すると、矢印Rで示す方向への排気流によって、環状シール部材49がバルブリフタ27の環状溝45aから抜け出るおそれがある。このように環状シール部材49が抜け出るのを防止するために、改良するのが望ましい。
【0030】
図4は本発明の更に別の実施の形態として改良した倍力装置の作動時における要部を示した縦断面図である。この倍力装置1Aは、チューブ19の拡径部37にフランジ39と面一にて複数のリブ37aを設けてある点が上述の場合と異なっている。他方のチューブ18についても同様なので重複説明を省略する。
【0031】
複数のリブ37aは、拡径部37の全長に亘って連続しており、図5に示すように、周方向に隣合うもの同士の間に溝37bを形成し、周方向に90度の等角度間隔にて四つ設けられている。これらの各溝37bがバイパス流路21を構成している。対向する溝37bの底面間の内寸法dは図2に示した拡径部37の内径と等しくなるように設定されている。
【0032】
かかる倍力装置1Aによれば、高圧側の排気時における排気流によって、環状シール部材49がバルブリフタ27から抜け出るような作用を受けても、複数のリブ37aがこれを阻止する。そのため、環状シール部材49がバルブリフタ27から抜け出るのを確実に防止することができる。
【0033】
なお、本発明は、上記実施の形態によって限定されるものではなく、新規事項を追加しない範囲で種々の変形が可能である。例えば、リブ37a及び溝37bを三つ又は五つ以上に変更することができ、所要の変形強度を保持できる限度内でリブ37aの厚さを薄くして溝37bの幅を大きくし、できるだけ広いバイパス流路21を確保するようにしてもよい。
【0034】
【発明の効果】
本発明は、排出流路の途中にバイパス流路を設け、作動時に変速ギヤを同期状態にして噛み合わせ動作における負荷減少に合わせて高圧側の圧力室にバイパス流路を連通させて該高圧側の圧力室から空気を排出させ出力を減少させることにより、短時間で排気することが可能になり、シフト操作時に、同期機構によって変速ギヤを同期状態にし噛み合わせる際に、ピストンを押す力を急激に弱めることができ、出力ロッドの速度を低下させることが容易になり、オーバーストロークも低下させることができ、操作力が急に軽くなってレバーが引き込まれる引き込み感をなくし、操作フィーリングが悪くなるのを確実に防止し、ドッグ歯等に衝撃力が作用するのを回避することができるという効果を奏する。また、切換弁の弁体を押圧して開成させるためのバルブリフタと、該バルブリフタの外周に嵌合するチューブとを備え、チューブの内周には拡径部を有し、拡径部とバルブリフタの外周との間の空隙をバイパス流路とすることにより、構造が簡単でしかも安価な変速機操作用倍力装置を提供することができるという効果を奏する。更に、チューブの拡径部の内側には周方向に間隔を置き複数のリブを設け、該複数のリブ間に形成した溝をバイパス流路としたことにより、バルブリフタの外周に配置される環状シール部材が抜け出るのを複数のリブで確実に阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る変速機操作用倍力装置の非作動状態及び排気時における要部を示す縦断面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る変速機操作用倍力装置の作動状態における要部を示す部分縦断面図である。
【図3】本発明の別の実施の形態に係る変速機操作用倍力装置の非作動状態及び排気時における要部を示す部分縦断面図である。
【図4】本発明の更に別の実施の形態に係る変速機操作用倍力装置の作動状態における要部を示す部分縦断面図である。
【図5】図4に示すチューブの斜視図である。
【図6】従来の変速機操作用倍力装置全体の非作動状態を示した縦断面図である。
【図7】図6の要部を拡大して示した縦断面図である。
【図8】図7の部分拡大断面図である。
【符号の説明】
1A 変速機操作用倍力装置
3 シリンダ
4 ピストン
5 出力ロッド
7a,7b 圧力室
13 切換弁
18,19 チューブ
20,21 バイパス流路
26,27 バルブリフタ
26b,27b 案内受突起
28 操作ロッド
36,37 拡径部
37a リブ
37b 溝
38,39 内向きフランジ
38a,39a テーパ面
44,45 シール部
44b,45b テーパ面
48,49 シール部材
Claims (3)
- シリンダ内を二つの圧力室に画成するピストンを有しシフト操作軸の入力レバーに連係させた中空の出力ロッドと、前記圧力室に選択的に圧縮空気を供給する切換弁を操作するために前記出力ロッドの内周に摺動自在に嵌合させた操作ロッドとを備え、前記出力ロッドに対して前記操作ロッドを軸方向に相対変位させて前記切換弁を作動させ、前記圧力室の一方に圧縮空気を供給するとともに排出流路を通じて他方の圧力室から空気を排出し前記出力ロッドを作動させ、前記シフト操作軸を回動させる変速機操作用倍力装置において、前記排出流路の途中にバイパス流路を設け、作動時に変速ギヤを同期状態にして噛み合わせた直後の負荷減少に合わせて高圧側の圧力室に前記バイパス流路を連通させて該高圧側の圧力室から空気を排出させ出力を減少させることを特徴とする変速機操作用倍力装置。
- 請求項1に記載の変速機操作用倍力装置において、前記切換弁の弁体を押圧して開成させるためのバルブリフタと、該バルブリフタの外周に嵌合するチューブとを備え、該チューブの内周には拡径部を有し、該拡径部と前記バルブリフタの外周との間の空隙を前記バイパス流路としたことを特徴とする変速機操作用倍力装置。
- 請求項2に記載の変速機操作用倍力装置において、前記チューブの拡径部の内側には周方向に間隔を置き複数のリブを設け、該複数のリブ間に形成した溝を前記バイパス流路としたことを特徴とする変速機操作用倍力装置。
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