JPH11351192A - 電動送風機 - Google Patents

電動送風機

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JPH11351192A
JPH11351192A JP16491798A JP16491798A JPH11351192A JP H11351192 A JPH11351192 A JP H11351192A JP 16491798 A JP16491798 A JP 16491798A JP 16491798 A JP16491798 A JP 16491798A JP H11351192 A JPH11351192 A JP H11351192A
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inducer
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Hiroyuki Kayama
博之 香山
Toru Hirose
徹 広瀬
Takeshi Nishimura
剛 西村
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気流が樹脂製インデューサと樹脂製ハブ及
び板金製前面シュラウドに囲まれた領域から、板金製ブ
レードと前面及び後面シュラウドに囲まれた領域へと通
過する時に、樹脂製ハブと後面シュラウドの境界近傍で
発生する衝突損失や圧力変動の乱れを低減し、さらに容
易に樹脂製ハブの傾斜から後面シュラウドへと接線方向
で形状を連続させたものである。 【解決手段】 樹脂製ハブ26外周端に薄肉平面部27
を設けることにより、衝突損失や圧力変動の乱れを低減
し、容易に高い吸い込み性能を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気掃除機等に使
用される電動送風機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電動送風機を用いた電気掃除機
は、じゅうたん掃除などを効果的に行うため高出力化の
傾向にある。
【0003】以下に従来の電動送風機について、図12
・図13(a)(b)・図14に基づいて説明する。
【0004】図12はインペラ、ファンケース及びモー
タの一部欠載断面図で、図13(a)はインペラの側断
面図で、(b)はあ部の部分拡大図で、図14はインペ
ラの一部欠載斜視図である。
【0005】図12・図13(a)(b)・図14にお
いて、1はインペラ本体である。2は板金製後面シュラ
ウドで、3はこれに対向する板金製前面シュラウドであ
る。4はこの1対のシュラウド2、3内に設けた複数枚
の板金製ブレードで、5は板金製ブレード4の入口側延
長上に位置する三次元的曲面を持った樹脂製インデュー
サであり、樹脂製ハブ6上に一体となって配されてい
る。各板金製ブレード4と対向するシュラウド2、3は
かしめ加工により接合されている。8はインペラ本体1
を駆動するモータで、9はエアガイドである。10はイ
ンペラ本体1およびエアガイド9を内包し、モータ8の
外周に気密に取り付けたファンケースで、中央部に吸気
孔を設けている。
【0006】以上の構成における動作について説明する
と、インペラ本体1が高速回転して、インペラ本体1の
吸込口から空気流を吸い込み、樹脂製インデューサ5に
よって空気流が大きく乱れることなく、続く板金製ブレ
ード4間を通過し、インペラ本体1外周部から排出す
る。さらに空気流はエアガイド6を通過し、モータ5内
部へ排出され、モータを冷却した後、モータ5外に排出
される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この電動送風機におい
て、インペラ本体1が回転すると、ファンケース10の
吸気孔より空気が吸い込まれる。この空気流が樹脂製イ
ンデューサ5と樹脂製ハブ6及び板金製前面シュラウド
3に囲まれた領域から、板金製ブレード4と前面及び後
面シュラウド3、2に囲まれた領域へと通過する。この
時に、樹脂製ハブ6と後面シュラウド2との境界部分を
滑らかにして、この境界部分で生じる衝突損失や圧力変
動の乱れを防止することを考慮する必要がある。そのた
め、図13(b)に示すように、樹脂製ハブ6の傾斜か
ら後面シュラウド2へと接線方向で形状を連続させる構
造とすることが考えられるが、この場合、樹脂製ハブ6
外周端が過剰に鋭くなり加工が困難であるという課題を
有していた。また、樹脂製ハブ6の加工性を考慮して、
図15に示すように樹脂製ハブ6’と後面シュラウド2
の境界近傍の傾斜を急な構造とすると、上述した衝突損
失や圧力変動の乱れが起こり、送風効率を低下させると
いう課題を有していた。
【0008】本発明は上記課題に鑑み、樹脂製ハブの加
工性を損なうことなく衝突損失や圧力変動の乱れを低減
し、吸い込み能力を高めた電動送風機を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、樹脂製インデューサの基部にあたる樹脂製
ハブの外縁部に薄肉平面部を設けたもので、樹脂製ハブ
から板金製後面シュラウドへと空気流が滑らかに流れ
て、損失の発生を抑えることができるとともに、加工性
を損なうこともない。
【0010】
【発明の実施の形態】上記目的を達成するために本発明
の請求項1記載の発明は、電動機の回転軸に固定される
後面シュラウドと、これに対向する前面シュラウドと、
この1対のシュラウド内に設けられた複数枚の板金製ブ
レードと、この板金製ブレードから入口方向に連続する
形状を持つ複数枚の樹脂製インデューサと、この樹脂製
インデューサの基部にあたる樹脂製ハブと、この樹脂製
ハブ外縁部に設けられた薄肉平面部を有するものであ
る。
【0011】このように、樹脂製インデューサの基部に
あたる樹脂製ハブの外縁部に薄肉平面部を設けること
で、樹脂製ハブから板金製後面シュラウドへと空気流が
滑らかに流れて、損失の発生を抑えることができるとと
もに、加工性を損なうこともない。
【0012】本発明の請求項2記載の発明は、電動機の
回転軸に固定される後面シュラウドと、これに対向する
前面シュラウドと、この1対のシュラウド内に設けられ
た複数枚の板金製ブレードと、この板金製ブレードから
入口方向に連続する形状を持つ複数枚の樹脂製インデュ
ーサと、この樹脂製インデューサの基部にあたる樹脂製
ハブと、この樹脂製ハブ外縁部に設けられた薄肉平面部
を有し、この薄肉平面部の最外周端を、前記後面シュラ
ウドへと滑らかにつながる傾斜部としたものである。
【0013】このように、薄肉平面部最外周端に傾斜部
を設けることで、後面シュラウドへと滑らかに空気を流
すことができ、より一層の損失を抑制できる。
【0014】本発明の請求項3記載の発明は、電動機の
回転軸に固定される後面シュラウドと、これに対向する
前面シュラウドと、この1対のシュラウド内に設けられ
た複数枚の板金製ブレードと、この板金製ブレードから
入口方向に連続する形状を持つ複数枚の樹脂製インデュ
ーサと、この樹脂製インデューサの基部にあたる樹脂製
ハブと、この樹脂製ハブ外縁部に設けられた薄肉平面部
を有し、この薄肉平面部の最外周端に微小凹凸部を設け
たものである。
【0015】このように、薄肉平面部最外周端に微小凹
凸部を設けることで、樹脂製ハブ最外周端近傍での境界
層の発達から起こる剥離発生が抑えられ、損失の低減を
高めることができる。
【0016】本発明の請求項4記載の発明は、電動機の
回転軸に固定される後面シュラウドと、これに対向する
前面シュラウドと、この1対のシュラウド内に設けられ
た複数枚の板金製ブレードと、この板金製ブレードから
入口方向に連続する形状を持つ複数枚の樹脂製インデュ
ーサと、この樹脂製インデューサの基部にあたる樹脂製
ハブと、この樹脂製ハブ外縁部に設けられた薄肉平面部
を有し、この薄肉平面部の最外周端底部に切り欠き部を
設け、この切り欠き部に少なくとも接着剤、塗料、樹脂
のいずれか1つを充填するものである。
【0017】このように、薄肉平面部の最外周端底部に
微小切り欠き部を設け、この微小切り欠き部に少なくと
も接着剤、塗料、樹脂のいずれか1つを充填すること
で、損失の低減を高めることができる。
【0018】本発明の請求項5記載の発明は、電動機の
回転軸に固定される後面シュラウドと、これに対向する
前面シュラウドと、この1対のシュラウド内に設けられ
た複数枚の板金製ブレードと、この板金製ブレードから
入口方向に連続する形状を持つ複数枚の樹脂製インデュ
ーサと、この樹脂製インデューサの基部にあたる樹脂製
ハブと、この樹脂製ハブ外縁部に設けられた薄肉平面部
を有し、前記インデューサ外側延長上で、かつ前記薄肉
平面部上面にブレード差込溝を設け、前記板金製ブレー
ドの前記後面シュラウド側内周部に先端切り欠き部を設
け、前記板金製ブレードには前記切り欠き部に近接する
位置にかしめ突起を設けたものである。
【0019】このように、インデューサ外側延長上の薄
肉平面部にブレード差込溝を設け、このブレード差込溝
に先端切り欠き部を有する板金製ブレードを挿入し、こ
れに近接するかしめ突起によりかしめを行ったもので
は、簡易な構成で樹脂製ハブから板金製後面シュラウド
へと空気流が滑らかに流れ、さらに樹脂製ハブが強固に
締結られることとなる。
【0020】本発明の請求項6記載の発明は、電動機の
回転軸に固定される後面シュラウドと、これに対向する
前面シュラウドと、この1対のシュラウド内に設けられ
た複数枚の板金製ブレードと、この板金製ブレードから
入口方向に連続する形状を持つ複数枚の樹脂製インデュ
ーサと、この樹脂製インデューサの基部にあたる樹脂製
ハブと、この樹脂製ハブ外縁部に設けられた薄肉平面部
を有し、前記インデューサ外周延長上の薄肉平面部には
前記板金製ブレードの内周端部が嵌合する平面嵌合部を
設けたものである。
【0021】このように、インデューサ外周延長上の薄
肉平面部に、板金製ブレードの内周端部が嵌合する平面
嵌合部を設けたことで、樹脂製インデューサと板金製ブ
レードの位置決めが正確に行われることとなる。
【0022】本発明の請求項7記載の発明は、電動機の
回転軸に固定される後面シュラウドと、これに対向する
前面シュラウドと、この1対のシュラウド内に設けられ
た複数枚の板金製ブレードと、この板金製ブレードから
入口方向に連続する形状を持つ複数枚の樹脂製インデュ
ーサと、この樹脂製インデューサの基部にあたる樹脂製
ハブと、この樹脂製ハブ外縁部に設けられた薄肉平面部
を有し、前記インデューサ外周延長上の薄肉平面部に
は、前記板金製ブレードの内周端部の片面が当接する片
平面切り欠き部を設け、前記前記板金製ブレードの片面
を前記インペラ回転方向に対して前方側としたものであ
る。
【0023】このように、インデューサ外周延長上の薄
肉平面部には、板金製ブレードの内周端部の片面が当接
する片平面切り欠き部を設け、前記前記板金製ブレード
の片面をインペラ回転方向に対して前方側とすること
で、樹脂製インデューサと板金製ブレードの位置決めが
正確に行われることとなる。また、樹脂製ハブ及びイン
デューサがモータシャフトに強固に締結されていない状
態では、板金製ブレードを含む後面シュラウドに樹脂製
インデューサよりも早く回転力が加わり、板金製ブレー
ドが片平面切り欠き部を圧接することになる。
【0024】本発明の請求項8記載の発明は、電動機の
回転軸に固定される後面シュラウドと、これに対向する
前面シュラウドと、この1対のシュラウド内に設けられ
た複数枚の板金製ブレードと、この板金製ブレードから
入口方向に連続する形状を持つ複数枚の樹脂製インデュ
ーサと、この樹脂製インデューサの基部にあたる樹脂製
ハブと、この樹脂製ハブ外縁部に設けられた薄肉平面部
を有し、前記インデューサ外周延長上の薄肉平面部に
は、前記板金製ブレードの内周端部の片面が当接する片
平面切り欠き部を設け、前記前記板金製ブレードの片面
を前記インペラ回転方向に対して後方側としたものであ
る。
【0025】このように、インデューサ外周延長上の薄
肉平面部には、板金製ブレードの内周端部の片面が当接
する片平面切り欠き部を設け、前記前記板金製ブレード
の片面をインペラ回転方向に対して後方側とすること
で、樹脂製インデューサと板金製ブレードの位置決めが
正確に行われることとなる。また、樹脂製ハブ及びイン
デューサが後面シュラウドよりもモータシャフトに強固
に締結されている状態では、樹脂製ハブ及びインデュー
サに板金製ブレードを含む後面シュラウドよりも早く回
転力が加わり、片平面切り欠き部が板金製ブレードを圧
接することになる。
【0026】本発明の請求項9記載の発明は、電動機の
回転軸に固定される後面シュラウドと、これに対向する
前面シュラウドと、この1対のシュラウド内に設けられ
た複数枚の板金製ブレードと、この板金製ブレードから
入口方向に連続する形状を持つ複数枚の樹脂製インデュ
ーサと、この樹脂製インデューサの基部にあたる樹脂製
ハブと、この樹脂製ハブ外縁部に設けられた薄肉平面部
を有し、前記インデューサ間の薄肉平面部の一部を除去
したものである。
【0027】このように、インデューサ間の薄肉平面部
の一部を除去したので、成型時の樹脂充填不足を防ぐこ
ととなる。
【0028】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図1から図
11を用いて説明する。なお、本実施例の特徴はインペ
ラ本体にあるので、その部分を中心に説明し、その他の
構成は従来例と同一である。
【0029】(実施例1)本発明の第1の実施例を図1
及び図2により説明する。図1(a)はインペラの側断
面図で、(b)はア部の部分拡大図である。図2はイン
ペラの一部欠載斜視図である。
【0030】図1(a)(b)及び図2において、21
はインペラ本体である。22は板金製の後面シュラウド
で、23は同じく板金製の前面シュラウドで、24はこ
の1対のシュラウド22、23内に設けられた複数枚の
板金製ブレードある。各板金製ブレード24と対向する
シュラウド22、23はかしめ加工により接合されてい
る。このように、前面及び後面シュラウド22、23と
ブレード24は板金製とし、しかもかしめ加工により強
固に締結し、遠心力が加わっても分解してしまわないよ
うにしている。25は板金製ブレード24の入口側延長
上に位置する三次元的曲面を持った樹脂製インデューサ
であり、樹脂製のハブ16上に一体となって配されてい
る。樹脂製インデューサ25及び樹脂製ハブ26は、前
面及び後面シュラウド23、24によって前後から挟ま
れ固定されている。さらに樹脂製ハブ26外縁部には、
このハブ26の傾斜から滑らかに連続する薄肉平面部2
7を設けている。
【0031】以上の構成における動作について説明する
と、インペラ本体21が高速回転して、インペラ本体2
1の吸込口から空気流を吸い込み、この空気流は前面シ
ュラウド23、樹脂製インデューサ25及びハブ26で
囲まれる内部通路を通過し、続いて前面及び後面シュラ
ウド23、22と板金製ブレード24で囲まれる内部通
路を通過し、インペラ本体21外周部から排出する。こ
のとき樹脂製ハブ26と後面シュラウド22の境界近傍
では、薄肉平面部27から後面シュラウド22へと空気
流の流れがスムーズに行われる。
【0032】以上のように本実施例の電動送風機用イン
ペラによれば、樹脂製ハブ26外縁部に薄肉平面部27
を設けることにより、簡易な構成で樹脂製ハブ26から
板金製後面シュラウド22へと空気流が滑らかに流れ、
高い吸い込み性能を得ることができる。
【0033】(実施例2)本発明の第2の実施例を図3
により説明する。図3(a)はインペラの側断面図で、
(b)はイ部の部分拡大図である。図3(a)(b)に
おいて、31〜37の構成部品は実施例1の21〜27
の構成部品に各々対応しており、その構成は同様であ
り、38は薄肉平面部37最外周端に設けられ、後面シ
ュラウド32へと滑らかに接続するための傾斜部で、好
ましくは曲面部とする。
【0034】以上の構成における動作について説明する
と、実施例1の動作に加え、曲面部38により樹脂製ハ
ブ36最外周端での剥離の発生を抑えている。
【0035】以上のように本実施例の電動送風機用イン
ペラによれば、樹脂製ハブ36外縁部に薄肉平面部37
を設け、さらにこの薄肉平面部37最外周端に後面シュ
ラウドへと滑らかに接続するための曲面部38を有する
ことにより、簡易な構成で樹脂製ハブ36最外周端近傍
での剥離発生が抑えられて、この樹脂製ハブ36から板
金製後面シュラウド32へと空気流が滑らかに流れ、高
い吸い込み性能を得ることができる。
【0036】(実施例3)本発明の第3の実施例を図4
により説明する。図4(a)はインペラの側断面図で、
(b)はウ部の部分拡大図である。図4(a)(b)に
おいて、41〜47の構成部品は実施例1の21〜27
の構成部品に各々対応しており、その構成は同様であ
り、48は薄肉平面部47最外周端に設けられ、後面シ
ュラウド42へと滑らかに接続するための曲面部であ
る。この曲面部48は1つ、もしくは複数個の円弧の一
部を用いている。49はこの曲面部48上に設けられた
単独、もしくは複数の微小凹凸部である。
【0037】以上の構成における動作について説明する
と、実施例1の動作に加え、微小凹凸部49では微小な
乱流を発生させることにより境界層の発達を防ぎ、樹脂
製ハブ36最外周端での剥離の発生を抑えている。
【0038】以上のように本実施例の電動送風機用イン
ペラによれば、樹脂製ハブ46外縁部に薄肉平面部47
を設け、さらにこの薄肉平面部47最外周端に後面シュ
ラウドへと滑らかに接続するための曲面部48を有し、
この曲面部48上に微小凹凸部49を設けることによ
り、簡易な構成で樹脂製ハブ46最外周端近傍での境界
層の発達から起こる剥離発生が抑えられて、この樹脂製
ハブ46から板金製後面シュラウド42へと空気流が滑
らかに流れ、高い吸い込み性能を得ることができる。
【0039】(実施例4)図5(a)はインペラの側断
面図で、(b)はエ部の部分拡大図である。図5(a)
(b)において、51〜57の構成部品は実施例1の2
1〜27の構成部品に各々対応しており、その構成は同
様であり、58は薄肉平面部57最外周端底部に設けら
れた微小切り欠き部で、59はこの微小切り欠き部58
と後面シュラウド52との間に形成された充填部であ
る。この充填部59に充填する充填材とは、接着剤、塗
料、樹脂の少なくともいずれか1つのことである。
【0040】以上の構成における動作について説明する
と、実施例1の動作に加え、樹脂製ハブ56最外周端で
の剥離の発生を抑え、さらに樹脂製ハブ56と後面シュ
ラウド52との隙間を通ってモータシャフト等へと空気
流が流れることがない。
【0041】以上のように本実施例の電動送風機用イン
ペラによれば、樹脂製ハブ56外縁部に薄肉平面部57
を設け、この薄肉平面部57最外周端底部に微小切り欠
き部58及びここに充填された充填部59を設けること
により、簡易な構成で樹脂製ハブ56最外周端近傍での
剥離発生が抑えられて、この樹脂製ハブ56から板金製
後面シュラウド52へと空気流が滑らかに流れ、さらに
樹脂製ハブ56と後面シュラウド52との間での空気流
の漏れを排除して高い吸い込み性能を得ることができ
る。
【0042】(実施例5)図6(a)(b)はインペラ
組立前後の側断面図で、(c)はオ部の部分拡大図であ
る。図6(a)(b)(c)において、61〜67の構
成部品は実施例1の21〜27の構成部品に各々対応し
ており、その構成は同様あり、68は樹脂製インデュー
サ65外側延長上で、かつ薄肉平面部67上面に設けら
れたブレード差込溝である。69は板金製ブレード64
の後面シュラウド62側内周部に位置する先端切り欠き
部で、ブレード差込溝68に差し込まれている。70は
板金製ブレード64の先端切り欠き部69外周側に近接
するかしめ突起で、前面及び後面シュラウド63、62
に設けられたかしめ孔71に挿入した後、かしめられ
る。
【0043】以上の構成における動作について説明する
と、実施例1の動作に加え、成型不良等が発生しやすく
材料強度が高くない薄肉平面部67を板金製ブレード6
4の先端切り欠き部69が押さえつけ、薄肉平面部67
の変形を抑えて、剥離の発生と後面シュラウド62との
漏れを抑えている。特に、先端切り欠き部69外周側に
近接する位置にかしめ突起70を設けることで、先端切
り欠き部69を確実に、かつ強固に押さえつけることが
可能となる。
【0044】以上のように本実施例の電動送風機用イン
ペラによれば、樹脂製ハブ66外縁部に薄肉平面部67
を設け、さらにブレード差込溝68に、板金製ブレード
65の先端切り欠き部69を差し込み、板金製ブレード
64の先端切り欠き部69外周側に近接するかしめ突起
70でかしめることにより、簡易な構成で薄肉平面部6
7の変形を抑えて、剥離の発生と後面シュラウド62と
の漏れが抑えられて、樹脂製ハブ66から板金製後面シ
ュラウド62へと空気流が滑らかに流れ、高い吸い込み
性能を得ることができる。
【0045】(実施例6)図7(a)はインペラの平面
図で、(b)はカ部の部分拡大図である。図8(a)
(b)はインペラ組立前後の要部斜視図である。図7
(a)(b)・図8(a)(b)において、81〜87
の構成部品は実施例1の21〜27の構成部品に各々対
応しており、その構成は同様であり、88は樹脂製イン
デューサ85外周延長上で、かつ薄肉平面部87に設け
られた凹型の平面嵌合部であり、板金製ブレード84内
周先端部が挿入嵌合されている。
【0046】以上の構成における動作について説明する
と、実施例1の動作に加え、平面嵌合部88の働きによ
り、樹脂製インデューサ85と板金製ブレード84との
位置合わせが正確に行われ、組立時の段差や隙間が生じ
にくく、その結果剥離による空気流の乱れや漏れ損失の
発生を抑えている。
【0047】以上のように本実施例の電動送風機用イン
ペラによれば、樹脂製ハブ86外縁部に薄肉平面部87
を設け、樹脂インデューサ85外周延長上で、かつ薄肉
平面部87に設けられた凹型の平面嵌合部88に、板金
製ブレード84内周先端部を挿入嵌合することにより、
簡易な構成で樹脂製ハブ86最外周端近傍での剥離発生
が抑えられて、この樹脂製ハブ86から板金製後面シュ
ラウド82へと空気流が滑らかに流れる。さらに樹脂製
インデューサ85と板金製ブレード84との位置合わせ
が正確に行われており、組立時の段差や隙間が生じにく
く、その結果剥離による空気流の乱れや漏れ損失の発生
を抑えられ高い吸い込み性能を得ることができる。
【0048】(実施例7)図9(a)はインペラの平面
図で、(b)はキ部の部分拡大図である。図9(a)
(b)において、91〜97の構成部品は実施例1の2
1〜27の構成部品に各々対応しており、その構成は同
様であり、98は樹脂製インデューサ95外周延長上の
薄肉平面部97に設けられた鈎状の片平面切り欠き部で
あり、板金製ブレード94の内周端部の片面が当接する
ものである。板金製ブレード94の片面をインペラ91
の回転方向に対して前方側とし、板金製ブレード94の
内周先端部の片面が圧接するようにしている。
【0049】以上の構成における動作について説明する
と、実施例1の動作に加え、インペラ本体91回転時、
樹脂製ハブ96及びインデューサ95がモータシャフト
に強固に締結されていない状態では、板金製ブレード9
4を含む後面シュラウド92に樹脂製インデューサ95
よりも早く回転力が加わり、板金製ブレード94が片平
面切り欠き部98を圧接することになる。その結果自動
的に樹脂製インデューサ95と板金製ブレード94との
位置合わせが正確に行われて、組立時の段差や隙間が生
じにくく、その結果剥離による空気流の乱れや漏れ損失
の発生を抑えている。
【0050】以上のように本実施例の電動送風機用イン
ペラによれば、樹脂製ハブ86外縁部に薄肉平面部97
を設け、樹脂製インデューサ95外周延長上の薄肉平面
部97に設けられた鈎状の片平面切り欠き部98に、板
金製ブレード94の内周先端部の前方側の片面を圧接す
ることにより、簡易な構成で樹脂製ハブ96最外周端近
傍での剥離発生が抑えられて、この樹脂製ハブ96から
板金製後面シュラウド92へと空気流が滑らかに流れ
る。さらに樹脂製インデューサ95と板金製ブレード9
4との位置合わせが自動的に正確に行われており、組立
時の段差や隙間が生じにくく、その結果剥離による空気
流の乱れや漏れ損失の発生を抑えられ高い吸い込み性能
を得ることができる。
【0051】(実施例8)図10(a)はインペラの平
面図で、(b)はク部の部分拡大図である。図10
(a)(b)において、101〜107の構成部品は実
施例1の21〜27の構成部品に各々対応しており、そ
の構成は同様であり、108は樹脂製インデューサ10
5外周延長上の薄肉平面部107に設けられた扇状の片
平面切り欠き部であり、板金製ブレード104の内周端
部の片面が当接するものである。板金製ブレード104
の片面をインペラ101の回転方向に対して後方側と
し、板金製ブレード104の内周先端部の片面が圧接す
るようにしている。
【0052】以上の構成における動作について説明する
と、実施例1の動作に加え、インペラ本体101回転
時、樹脂製ハブ106及びインデューサ105が後面シ
ュラウド102よりもモータシャフトに強固に締結され
ている状態では、樹脂製ハブ106及びインデューサ1
05に板金製ブレード104を含む後面シュラウド10
2よりも早く回転力が加わり、片平面切り欠き部108
が板金製ブレード94を圧接することになる。その結果
自動的に樹脂製インデューサ105と板金製ブレード1
04との位置合わせが正確に行われて、組立時の段差や
隙間が生じにくく、その結果剥離による空気流の乱れや
漏れ損失の発生を抑えている。
【0053】以上のように本実施例の電動送風機用イン
ペラによれば、樹脂製ハブ106外縁部に薄肉平面部1
07を設け、樹脂製インデューサ105外周延長上の薄
肉平面部107に設けられた扇状の片平面切り欠き部1
08に、板金製ブレード104の内周先端部の後方側の
片面を圧接することにより、簡易な構成で樹脂製ハブ1
06最外周端近傍での剥離発生が抑えられて、この樹脂
製ハブ106から板金製後面シュラウド102へと空気
流が滑らかに流れる。さらに樹脂製インデューサ105
と板金製ブレード104との位置合わせが自動的に正確
に行われており、組立時の段差や隙間が生じにくく、そ
の結果剥離による空気流の乱れや漏れ損失の発生を抑え
られ高い吸い込み性能を得ることができる。
【0054】(実施例9)図11(a)はインペラの平
面図で、(b)はケ部の部分拡大図である。図11
(a)(b)において、111〜117の構成部品は実
施例1の21〜27の構成部品に各々対応しており、そ
の構成は同様であり、118は樹脂製インデューサ11
5外周延長上で、かつ薄肉平面部117に設けられた凹
型の平面嵌合部であり、板金製ブレード114内周先端
部が挿入嵌合されている。119は各インデューサ11
5間に設けられ、かつ薄肉平面部117の一部を除去し
た平面除去部である。
【0055】以上の構成における動作について説明する
と、実施例1の動作に加え、樹脂製インデューサ115
と板金製ブレード114との位置合わせが正確に行われ
ており、組立時の段差や隙間が生じにくく、その結果剥
離による空気流の乱れや漏れ損失の発生を抑えている。
さらに、平面除去部119を設けたことにより、薄肉平
面部117での成型時の形状の変形や不均一による空気
流の乱れが抑えられている。
【0056】以上のように本実施例の電動送風機用イン
ペラによれば、樹脂製ハブ116外縁部に薄肉平面部1
17を設け、樹脂インデューサ115外周延長上で、か
つ薄肉平面部117に設けられた凹型の平面嵌合部11
8に、板金製ブレード114内周先端部を挿入嵌合する
ことにより、簡易な構成で樹脂製ハブ116最外周端近
傍での剥離発生が抑えられて、この樹脂製ハブ116か
ら板金製後面シュラウド112へと空気流が滑らかに流
れる。さらに樹脂製インデューサ115と板金製ブレー
ド114との位置合わせが正確に行われており、組立時
の段差や隙間が生じにくい。また、平面除去部119を
設けることにより、薄肉平面部117での成型時の形状
の変形や不均一による空気流の乱れが抑えられ、その結
果剥離による空気流の乱れや漏れ損失の発生を抑えられ
高い吸い込み性能を得ることができる。
【0057】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明は、樹脂製
ハブ外縁部に薄肉平面部を設けることにより、簡易な構
成で樹脂製ハブから板金製後面シュラウドへと空気流が
滑らかに流れ、高い吸い込み性能を得ることができる。
【0058】本発明の請求項2記載の発明は、樹脂製ハ
ブ外縁部に薄肉平面部を設け、さらにこの薄肉平面部最
外周端に後面シュラウドへと滑らかに接続するための傾
斜部を有することにより、簡易な構成で樹脂製ハブ最外
周端近傍での剥離発生が抑えられて、この樹脂製ハブか
ら板金製後面シュラウドへと空気流が滑らかに流れ、高
い吸い込み性能を得ることができる。
【0059】本発明の請求項3記載の発明は、樹脂製ハ
ブ外縁部に薄肉平面部を設け、さらにこの薄肉平面部最
外周端に後面シュラウドへと滑らかに接続するための傾
斜面部を有し、この傾斜面部上に微小凹凸部を設けるこ
とにより、簡易な構成で樹脂製ハブ最外周端近傍での境
界層の発達から起こる剥離発生が抑えられて、この樹脂
製ハブから板金製後面シュラウドへと空気流が滑らかに
流れ、高い吸い込み性能を得ることができる。
【0060】本発明の請求項4記載の発明は、樹脂製ハ
ブ外縁部に薄肉平面部を設け、この薄肉平面部最外周端
底部に微小切り欠き部及びここに充填部を設けることに
より、簡易な構成で樹脂製ハブ最外周端近傍での剥離発
生が抑えられて、この樹脂製ハブから板金製後面シュラ
ウドへと空気流が滑らかに流れ、さらに樹脂製ハブと後
面シュラウドとの間での空気流の漏れを排除して高い吸
い込み性能を得ることができる。
【0061】本発明の請求項5記載の発明は、樹脂製ハ
ブ外縁部に薄肉平面部を設け、さらにブレード差込溝
に、板金製ブレードの先端切り欠き部を差し込み、板金
製ブレードの先端切り欠き部外周側に近接するかしめ突
起でかしめることにより、簡易な構成で薄肉平面部の変
形を抑えて、剥離の発生と後面シュラウドとの漏れが抑
えられて、樹脂製ハブから板金製後面シュラウドへと空
気流が滑らかに流れ、高い吸い込み性能を得ることがで
きる。
【0062】本発明の請求項6記載の発明は、樹脂製ハ
ブ外縁部に薄肉平面部を設け、樹脂インデューサ外周延
長上で、かつ薄肉平面部に設けられた凹型の平面嵌合部
に、板金製ブレード内周先端部を挿入嵌合することによ
り、簡易な構成で樹脂製ハブ最外周端近傍での剥離発生
が抑えられて、この樹脂製ハブから板金製後面シュラウ
ドへと空気流が滑らかに流れる。さらに樹脂製インデュ
ーサと板金製ブレードとの位置合わせが正確に行われて
おり、組立時の段差や隙間が生じにくく、その結果剥離
による空気流の乱れや漏れ損失の発生を抑えられ高い吸
い込み性能を得ることができる。
【0063】本発明の請求項7記載の発明は、樹脂製ハ
ブ外縁部に薄肉平面部を設け、樹脂製インデューサ外周
延長上の薄肉平面部に設けられた鈎状の片平面切り欠き
部に、板金製ブレード内周先端部の前方側の片面を圧接
することにより、簡易な構成で樹脂製ハブ最外周端近傍
での剥離発生が抑えられて、この樹脂製ハブから板金製
後面シュラウドへと空気流が滑らかに流れる。さらに樹
脂製インデューサと板金製ブレードとの位置合わせが自
動的に正確に行われており、組立時の段差や隙間が生じ
にくく、その結果剥離による空気流の乱れや漏れ損失の
発生を抑えられ高い吸い込み性能を得ることができる。
【0064】本発明の請求項8記載の発明は、樹脂製ハ
ブ外縁部に薄肉平面部を設け、樹脂製インデューサ外周
延長上の薄肉平面部に設けられた扇状の片平面切り欠き
部に、板金製ブレード内周先端部の後方側の片面を圧接
することにより、簡易な構成で樹脂製ハブ最外周端近傍
での剥離発生が抑えられて、この樹脂製ハブから板金製
後面シュラウドへと空気流が滑らかに流れる。さらに樹
脂製インデューサと板金製ブレードとの位置合わせが自
動的に正確に行われており、組立時の段差や隙間が生じ
にくく、その結果剥離による空気流の乱れや漏れ損失の
発生を抑えられ高い吸い込み性能を得ることができる。
【0065】本発明の請求項9記載の発明は、インデュ
ーサ間の薄肉平面部の一部を除去したので、薄肉平面部
での成型時の形状の変形や不均一による空気流の乱れが
抑えられ、その結果剥離による空気流の乱れや漏れ損失
の発生を抑えられ高い吸い込み性能を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の第1の実施例による電動送風機
用インペラの側断面図 (b)同インペラの部分拡大図
【図2】同インペラの一部欠載斜視図
【図3】(a)本発明の第2の実施例による電動送風機
用インペラの側断面図 (b)同インペラの部分拡大図
【図4】(a)本発明の第3の実施例による電動送風機
用インペラの側断面図 (b)同インペラの部分拡大図
【図5】(a)本発明の第4の実施例による電動送風機
用インペラの側断面図 (b)同インペラの部分拡大図
【図6】(a)本発明の第5の実施例による電動送風機
用インペラ組立前を示した側断面図 (b)同インペラ組立後を示した側断面図 (c)同インペラの部分拡大図
【図7】(a)本発明の第6の実施例による電動送風機
用インペラの一部欠載平面図 (b)同インペラの部分拡大図
【図8】(a)同インペラ組立前を示した部分斜視図 (b)同インペラ組立後を示した部分斜視図
【図9】(a)本発明の第7の実施例による電動送風機
用インペラの一部欠載平面図 (b)同インペラの部分拡大図
【図10】(a)本発明の第8の実施例による電動送風
機用インペラの一部欠載平面図 (b)同インペラの部分拡大図
【図11】(a)本発明の第9の実施例による電動送風
機用インペラの一部欠載平面図 (b)同インペラの部分拡大図
【図12】従来の電動送風機の一部欠載側面図
【図13】(a)従来の電動送風機用インペラの側断面
図 (b)同インペラの部分拡大図
【図14】同インペラの一部欠載斜視図
【図15】他の従来例を示すインペラの側断面図
【符号の説明】
21・31・41・51・61・81・91・101・
111 インペラ本体 22・32・42・52・62・82・92・102・
112 板金製後面シュラウド 23・33・43・53・63・83・93・103・
113 板金製前面シュラウド 24・34・44・54・64・84・94・104・
114 板金製ブレード 25・35・45・55・65・85・95・105・
115 樹脂製インデューサ 26・36・46・56・66・86・96・106・
116 樹脂製ハブ 27・37・47・57・67・87・97・107・
117 薄肉平面部 38・48 曲面部 49 微小凹凸部 58 微小切り欠き部 59 充填部 68 ブレード差込溝 69 先端切り欠き部 70 かしめ突起 71 かしめ孔 88・118 平面嵌合部 98・108 片平面切り欠き部 119 平面除去部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動機の回転軸に固定される後面シュラ
    ウドと、これに対向する前面シュラウドと、この1対の
    シュラウド内に設けられた複数枚の板金製ブレードと、
    この板金製ブレードから入口方向に連続する形状を持つ
    複数枚の樹脂製インデューサと、この樹脂製インデュー
    サの基部にあたる樹脂製ハブと、この樹脂製ハブ外縁部
    に設けられた薄肉平面部を有する電動送風機。
  2. 【請求項2】 電動機の回転軸に固定される後面シュラ
    ウドと、これに対向する前面シュラウドと、この1対の
    シュラウド内に設けられた複数枚の板金製ブレードと、
    この板金製ブレードから入口方向に連続する形状を持つ
    複数枚の樹脂製インデューサと、この樹脂製インデュー
    サの基部にあたる樹脂製ハブと、この樹脂製ハブ外縁部
    に設けられた薄肉平面部を有し、この薄肉平面部の最外
    周端を、前記後面シュラウドへと滑らかにつながる傾斜
    部とした電動送風機。
  3. 【請求項3】 電動機の回転軸に固定される後面シュラ
    ウドと、これに対向する前面シュラウドと、この1対の
    シュラウド内に設けられた複数枚の板金製ブレードと、
    この板金製ブレードから入口方向に連続する形状を持つ
    複数枚の樹脂製インデューサと、この樹脂製インデュー
    サの基部にあたる樹脂製ハブと、この樹脂製ハブ外縁部
    に設けられた薄肉平面部を有し、この薄肉平面部の最外
    周端に微小凹凸部を設けた電動送風機。
  4. 【請求項4】 電動機の回転軸に固定される後面シュラ
    ウドと、これに対向する前面シュラウドと、この1対の
    シュラウド内に設けられた複数枚の板金製ブレードと、
    この板金製ブレードから入口方向に連続する形状を持つ
    複数枚の樹脂製インデューサと、この樹脂製インデュー
    サの基部にあたる樹脂製ハブと、この樹脂製ハブ外縁部
    に設けられた薄肉平面部を有し、この薄肉平面部の最外
    周端底部に切り欠き部を設け、この切り欠き部に少なく
    とも接着剤、塗料、樹脂のいずれか1つを充填する電動
    送風機。
  5. 【請求項5】 電動機の回転軸に固定される後面シュラ
    ウドと、これに対向する前面シュラウドと、この1対の
    シュラウド内に設けられた複数枚の板金製ブレードと、
    この板金製ブレードから入口方向に連続する形状を持つ
    複数枚の樹脂製インデューサと、この樹脂製インデュー
    サの基部にあたる樹脂製ハブと、この樹脂製ハブ外縁部
    に設けられた薄肉平面部を有し、前記インデューサ外側
    延長上で、かつ前記薄肉平面部上面にブレード差込溝を
    設け、前記板金製ブレードの前記後面シュラウド側内周
    部に先端切り欠き部を設け、前記板金製ブレードには前
    記切り欠き部に近接する位置にかしめ突起を設けた電動
    送風機。
  6. 【請求項6】 電動機の回転軸に固定される後面シュラ
    ウドと、これに対向する前面シュラウドと、この1対の
    シュラウド内に設けられた複数枚の板金製ブレードと、
    この板金製ブレードから入口方向に連続する形状を持つ
    複数枚の樹脂製インデューサと、この樹脂製インデュー
    サの基部にあたる樹脂製ハブと、この樹脂製ハブ外縁部
    に設けられた薄肉平面部を有し、前記インデューサ外周
    延長上の薄肉平面部には前記板金製ブレードの内周端部
    が嵌合する平面嵌合部を設けた電動送風機。
  7. 【請求項7】 電動機の回転軸に固定される後面シュラ
    ウドと、これに対向する前面シュラウドと、この1対の
    シュラウド内に設けられた複数枚の板金製ブレードと、
    この板金製ブレードから入口方向に連続する形状を持つ
    複数枚の樹脂製インデューサと、この樹脂製インデュー
    サの基部にあたる樹脂製ハブと、この樹脂製ハブ外縁部
    に設けられた薄肉平面部を有し、前記インデューサ外周
    延長上の薄肉平面部には、前記板金製ブレードの内周端
    部の片面が当接する片平面切り欠き部を設け、前記前記
    板金製ブレードの片面を前記インペラ回転方向に対して
    前方側とした電動送風機。
  8. 【請求項8】 電動機の回転軸に固定される後面シュラ
    ウドと、これに対向する前面シュラウドと、この1対の
    シュラウド内に設けられた複数枚の板金製ブレードと、
    この板金製ブレードから入口方向に連続する形状を持つ
    複数枚の樹脂製インデューサと、この樹脂製インデュー
    サの基部にあたる樹脂製ハブと、この樹脂製ハブ外縁部
    に設けられた薄肉平面部を有し、前記インデューサ外周
    延長上の薄肉平面部には、前記板金製ブレードの内周端
    部の片面が当接する片平面切り欠き部を設け、前記前記
    板金製ブレードの片面を前記インペラ回転方向に対して
    後方側とした電動送風機。
  9. 【請求項9】 電動機の回転軸に固定される後面シュラ
    ウドと、これに対向する前面シュラウドと、この1対の
    シュラウド内に設けられた複数枚の板金製ブレードと、
    この板金製ブレードから入口方向に連続する形状を持つ
    複数枚の樹脂製インデューサと、この樹脂製インデュー
    サの基部にあたる樹脂製ハブと、この樹脂製ハブ外縁部
    に設けられた薄肉平面部を有し、前記インデューサ間の
    薄肉平面部の一部を除去した電動送風機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2018181084A1 (ja) * 2017-03-27 2018-10-04 三菱重工コンプレッサ株式会社 インペラ、及び、回転機械
WO2019006442A1 (en) * 2017-06-30 2019-01-03 Borgwarner Inc. COMPRESSOR WHEEL WITH MULTIPLE PARTS

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