JPH11351010A - 過給機付き内燃機関 - Google Patents

過給機付き内燃機関

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JPH11351010A
JPH11351010A JP10163056A JP16305698A JPH11351010A JP H11351010 A JPH11351010 A JP H11351010A JP 10163056 A JP10163056 A JP 10163056A JP 16305698 A JP16305698 A JP 16305698A JP H11351010 A JPH11351010 A JP H11351010A
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JP
Japan
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target
supercharging pressure
opening
throttle
pressure
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Application number
JP10163056A
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English (en)
Inventor
Takashi Matsuura
崇 松浦
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Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
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Publication date
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Abstract

(57)【要約】 【課題】 過給機を有する内燃機関の耐久性を維持しつ
つ加速応答性を向上し得るようにする。 【解決手段】 エンジン回転数とアクセル開度とに基づ
いて目標過給圧を演算し、過給圧センサ38により検出
された過給圧と目標過給圧とに基づいてスロットル開度
の補正値を演算し、エンジン回転数とアクセル開度とに
より演算された基本目標スロットル開度と前記補正値と
に基づいて目標スロットル開度を演算する。スロットル
バルブを作動する電子スロットル制御装置25は、目標
スロットル開度に基づいて制御され、過給圧値が目標過
給圧を超えたときには、スロットルバルブの開度を小さ
くするように電子スロットル制御装置25は作動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は燃焼室内に吸入され
る空気を過給する過給機を有するとともに、スロットル
バルブの開度を制御する電子スロットル制御装置を有す
る過給機付き内燃機関に関する。
【0002】
【従来の技術】ターボチャージャを備えたエンジンにあ
っては、エンジンからの排気ガスにより回転するタービ
ンによってコンプレッサを駆動し、燃焼室内に供給され
る吸入空気をコンプレッサにより過給するようにしてお
り、過給圧が所定値以上に上昇しないようにするため
に、タービンを迂回するバイパス通路をウエストゲート
バルブにより開閉するようにしている。
【0003】過給圧の制御は、アクセルペダルの操作量
とエンジン回転数とに応じて目標過給圧を設定し、ター
ボチャージャにより過給される吸気通路内の過給圧を目
標過給圧とするように、ウエストゲートバルブの開閉を
制御することにより行われている(たとえば、特開平5-
141258号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、過給圧が
目標過給圧となるようにウエストゲートバルブを制御す
るようにした場合には、制御処理の遅れつまり制御系の
遅れや、ウエストゲートバルブを作動するためのアクチ
ュエータの作動遅れなどによって、過給圧が目標過給圧
以上となってしまうオーバーシュートが発生し、エンジ
ンの耐久性を損なうおそれがある。
【0005】そのため、ウエストゲートバルブを作動さ
せて過給圧が目標過給圧値になるように過給圧制御を行
う場合には、制御系の遅れなどを考慮して、過大な過給
圧が加わらないように制御速度を遅くしたり、目標過給
圧を低めに設定する必要がある。しかしながら、制御速
度を遅くしたりすると、エンジンの応答性が悪くなって
しまうという問題点がある。
【0006】燃焼室内に吸入される空気の量は、スロッ
トルバルブにより調整されるようになっており、スロッ
トルバルブの作動方式としては、スロットルバルブとア
クセルペダルとをリンクやレバーなどにより機械的に連
結させてスロットルバルブをアクセルペダルにより直接
作動させるようにした機械式と、エンジンの回転数とア
クセルペダルの踏み込み量つまりアクセル開度とに応じ
てスロットルバルブの開度を電子制御するようにした電
子スロットル制御(ETC)式とがある。
【0007】このETC装置を備えた場合には、アクセ
ルペダルの操作量とスロットルバルブの開度または駆動
量の関係を任意に設定できるので、アクセル操作量に対
して駆動量を大きくする等して機械式の場合に比して、
高い応答性で過給圧を目標過給圧に近づけることができ
るが、その場合にも、ウエストゲートバルブを作動させ
るまでに時間遅れがあり、過給圧のオーバーシュートが
発生するおそれがある。また、ETC装置の応答性を調
整して、オーバーシュートを妨げるようにすると、応答
性が低下して加速感を高めることができなくなる。
【0008】一方、燃焼室内に燃料を直接噴射するよう
にした筒内インジェクタと、吸気通路内に噴射するよう
にした筒外インジェクタとを有する燃料噴射式エンジン
においては、運転状況に応じて成層燃焼と均一燃焼とに
設定することができるが、このタイプのエンジンにあっ
ては、同じスロットル開度でも、成層燃焼時と均一燃焼
時とではエンジン出力が異なるため、エンジン回転数と
スロットル開度では一義的に目標過給圧を設定すること
ができない。
【0009】本発明の目的は、過給機を有する内燃機関
の耐久性を維持しつつ加速応答性を向上し得るようにす
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の過給機付き内燃
機関は、燃焼室内に吸入される空気を過給する過給機を
有する過給機付き内燃機関であって、スロットルバルブ
の開度を調整する電子スロットル制御手段と、吸気通路
内の過給圧を検出する過給圧検出手段と、エンジン回転
数とアクセル開度とに基づいて目標過給圧を演算する目
標過給圧演算手段と、前記過給圧検出手段により検出さ
れた過給圧と前記目標過給圧とに基づいてスロットル開
度の補正値を演算する補正値演算手段と、エンジン回転
数とアクセル開度とにより演算された基本目標スロット
ル開度と前記補正値とに基づいて目標スロットル開度を
演算する目標スロットル開度演算手段と、前記目標スロ
ットル開度に基づいて前記電子スロットル制御手段に作
動信号を送るスロットル開度制御手段とを有し、前記過
給圧値が前記目標過給圧を超えたときには、前記スロッ
トルバルブの開度を小さくするようにしたことを特徴と
する。
【0011】本発明にあっては、過給圧が目標過給圧を
超えた場合には、スロットルバルブの開度が小さくなる
ようにバルブの開度を調整するようにしたので、迅速に
過給圧を所定値以下に設定することができ、過給圧のオ
ーバーシュート量を低減することができる。これによ
り、耐久性を維持しつつ、加速時の応答性を高く設定す
ることができ、エンジンの加速感を高めることができ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0013】図1は過給機を有する内燃機関の概略図で
あり、シリンダブロック1と、これの上部に設けられた
シリンダヘッド2とによりエンジン本体が形成されてい
る。シリンダブロック1とこの下部に設けられたオイル
パン3とにより形成されたクランク室4内にはクランク
軸5が回転自在に設けられ、シリンダボア内に軸方向に
往復動自在に設けられたピストン6は、コンロッド7に
よりクランク軸5に接続されている。このクランク軸5
の回転角度を検出するために、クランク角センサ9が設
けられており、このクランク角センサ9からの信号によ
りクランク軸5の回転数、つまりエンジン回転数を検出
することができ、クランク角センサ9はエンジン回転数
センサを構成している。なお、シリンダブロック1に
は、4つあるいは6つなどの所定の数のピストン6が設
けられているが、図1には1つのみが示されている。
【0014】エンジン本体内の燃焼室8に燃焼に必要な
空気を供給するための吸気ポート10と、燃焼したガス
を排出するための排気ポート11とがそれぞれシリンダ
ヘッド2に形成されており、吸気ポート10は吸気バル
ブ12により開閉され、排気ポート11は排気バルブ1
3により開閉されるようになっている。
【0015】エンジン本体には吸気系15と排気系16
と燃料供給系17が設けられ、吸気系15は導入空気を
浄化するエアクリーナ18を通って流入した空気を冷却
するインタークーラ19が設けられた吸気管20と、吸
気ポート10に分岐して接続される吸気管分岐部21を
備えたインテークマニホールド22とを有している。こ
のインテークマニホールド22は吸気管分岐部21を介
してそれぞれの吸気ポート10に連通するコレクトチャ
ンバ23を有している。吸気系15には吸入空気量を検
出するためのエアフローメータ24と、燃焼室8に供給
される空気の量を調整するためのスロットルバルブ25
aとが設けられており、このスロットルバルブ25a
は、電子スロットル制御(ETC)装置25により駆動
されるようになっている。
【0016】排気系16は排気ポート11に接続される
排気管が集合されたエグゾーストマニホールド26と、
触媒27およびマフラー28を備えた排気管29とを有
している。
【0017】図示するエンジンは過給機つまりターボチ
ャージャ31を備えており、ターボチャージャ31は排
気ガスにより回転するタービン32と、このタービン3
2により駆動されて吸入空気を加圧するコンプレッサ3
3とを有している。排気管29のタービン入口には、過
給圧を調整するためにタービン32を迂回するようにバ
イパス通路34が設けられ、このバイパス通路34はウ
エストゲートバルブ35によって開閉されるようになっ
ている。このウエストゲートバルブ35は、アクチュエ
ータ36により駆動されるようになっており、このアク
チュエータ36は過給圧調整用のソレノイド37によっ
て作動し、ターボチャージャ31による過給圧が調整さ
れることになる。
【0018】ターボチャージャ31による過給圧、つま
り吸気通路内の過給された吸入空気の圧力を検出するた
めに、吸気通路に連通して絶対圧センサ38が設けられ
ており、この絶対圧センサ38は過給圧センサを構成し
ている。
【0019】シリンダヘッド2には、燃焼室8内に燃料
を噴射し高圧インジェクタとも言われる筒内インジェク
タ41が取り付けられており、インテークマニホールド
22には吸気バルブ12の直前の吸入管通路内に燃料を
噴射し低圧インジェクタとも言われる筒外インジェクタ
42が取り付けられている。
【0020】筒外インジェクタ42に燃料を供給するた
めに、低圧ポンプ43とフィルタ44を有する低圧燃料
供給管45が筒外インジェクタ42と燃料タンク46と
の間に接続され、筒外インジェクタ42から噴射される
燃圧つまり燃料の圧力は低圧レギュレータ47により調
整されるようになっている。
【0021】筒内インジェクタ41に燃料を供給するた
めに、筒内インジェクタ41に接続されたコモンレール
48と低圧燃料供給管45との間に接続された高圧燃料
供給管51には、高圧燃料ポンプ52が設けられてお
り、筒内インジェクタ41からは高圧燃料ポンプ52に
より加圧された燃圧で燃料が噴射される。なお、高圧燃
料供給管51には、逆止弁53とバイパス弁54が設け
られている。
【0022】図2はエンジンの運転状況に応じて、ウエ
ストゲートバルブ35を開閉作動するソレノイド37
と、ETC装置25とに制御信号を送る制御回路を示す
ブロック図であり、制御手段としての電子制御装置(E
CU)61はCPU62、ROM63、RAM64を有
しており、これらはバス線を介して接続されている。
【0023】CPU62にはクランク角センサつまりエ
ンジン回転数センサ9が接続されており、このセンサ9
からの信号間隔に基づいて演算することによりエンジン
回転数が検出される。車室内に設けられたアクセルペダ
ル55の踏み込み量、つまりアクセル開度を検出するア
クセル開度センサ56がCPU62に接続されており、
スロットルバルブ25aの開度を検出するスロットル開
度センサ57と、絶対圧センサつまり過給圧センサ38
とがCPU62に接続されている。このCPU62には
電子スロットル制御装置つまりETC装置25と、ソレ
ノイド37とが接続されている。CPU62は入力信号
と出力信号を制御する図示しない入力インターフェース
と出力インターフェースを有している。また、それぞれ
のセンサ56,57,38からのアナログ信号は、デジ
タル信号に変換されてCPU62に送られるようになっ
ている。
【0024】ROM63には、アクセル開度とエンジン
回転数に応じた目標過給圧を設定するマップデータが格
納されており、エンジン回転数センサ9に基づいて演算
されたエンジン回転数とアクセル開度センサ56からの
信号により得られたアクセル開度とによって、ROM6
3内のマップデータが読み出されて、CPU62内の目
標過給圧演算部65により目標過給圧が演算される。
【0025】過給圧センサ38により検出された吸気通
路内における実際の過給圧の信号と、目標過給圧演算部
65により演算された目標過給圧の信号は、CPU62
内の過給圧制御部66に送られて、ここで過給圧値が目
標過給圧に一致するように、ソレノイド37に送られる
パルスの幅のデューティ比が演算される。ソレノイド3
7は演算されたデユーティ比により作動することにな
り、ウエストゲートバルブ35の開閉により過給圧が制
御されることになる。
【0026】ROM63には、アクセル開度とエンジン
回転数に応じて基本目標スロットル開度を設定するマッ
プデータが格納されており、エンジン回転数センサ9に
基づいて演算されたエンジン回転数とアクセル開度セン
サ56からの信号により得られたアクセル開度とによっ
てROM63内のマップデータが読み出されて、基本目
標スロットル開度が演算される。この演算値は目標スロ
ットル開度演算部67に送られるようになっている。
【0027】一方、目標過給圧演算部65により演算さ
れた目標過給圧の信号と、過給圧センサ38により検出
された実際の過給圧の信号とがスロットル開度の補正値
演算部68に送られるようになっている。ROM63に
は目標過給圧と実際の過給圧とに応じてスロットル開度
の補正値を設定する補正値データが格納されており、補
正値演算部68は、目標過給圧と実際の過給圧とに応じ
て補正値データを読み出してスロットル開度の補正値を
演算する。この演算結果は、目標スロットル開度演算部
67に送られて、ROM63から読み出された基本目標
スロットル開度の値とスロットル開度の補正値とに基づ
いて目標スロットル開度が目標開度演算部67により演
算される。
【0028】この演算結果の信号と、スロットル開度セ
ンサ57により検出された実際のスロットルバルブ25
aの開度に応じた信号とがスロットル開度制御部69に
送られる。このスロットル開度制御部69からは、実際
のスロットル開度が目標スロットル開度となるようにE
TC装置25のバルブ駆動用のアクチュエータに作動信
号が送られることになる。
【0029】目標スロットル開度を演算するための基本
目標スロットル開度の補正方式としては、過給圧センサ
38により得られた実際の過給圧が目標過給圧よりも高
くなったときに、スロットルバルブ25aの開度が小さ
くなるようにバルブの開度を調整する方式、および目標
過給圧と実際の過給圧値の差に応じてこの差がゼロない
し所定の範囲となるようにスロットルバルブ25aの開
度を調整する方式がある。
【0030】目標過給圧は前述のようにエンジン回転数
とアクセル開度とに基づいたマップデータをROM32
から読み出して演算するようにしているが、エンジン回
転数とアクセル開度とに基づいて目標トルクのマップデ
ータをROM32に格納するとともに、この目標トルク
とエンジン回転数とに基づいて目標過給圧のマップデー
タをROM32に格納しておき、目標トルクとエンジン
回転数により目標過給圧を演算するようにしても良い。
【0031】筒内インジェクタ41と筒外インジェクタ
42からの燃料噴射量は、この目標トルクが得られるよ
うに算出される。
【0032】図3はエンジン特性を示す図であり、エン
ジンを加速した場合には、従来のように、過給圧Pが目
標過給圧Paとなるようにウエストゲートバルブ35を
作動させるようにした場合には、ウエストゲートバルブ
35の作動を制御するための制御系の遅れなどを考慮し
て図において特性線図Aで示すように、過給圧がゆっく
りと目標過給圧となるように制御しなければならなかっ
た。これに対して、実際の過給圧と目標過給圧とに基づ
いてスロットルバルブ25aの開度を調整するようにす
ると、特性線図Bで示すように、過給圧が目標過給圧に
迅速に立ち上がるように制御することができ、加速感に
優れたエンジンが得られる。
【0033】しかも、過給圧が目標過給圧を僅かでも超
えた場合には、スロットルバルブの開度が小さくなるよ
うに制御されるので、吸入される空気の量が低下して迅
速に過給圧のオーバーシュートが発生することを防止
し、エンジンの耐久性を保つことができる。
【0034】次に、図4に示すフローチャートを参照し
つつ、ETC装置25の制御手順について説明する。
【0035】ステップS1ではエンジン回転数センサ9
によりエンジン回転数を検出し、ステップS2ではアク
セル開度センサ56によりアクセル開度を検出し、ステ
ップS3ではスロットル開度センサ57によりスロット
ルバルブ25aの開度を検出し、ステップS4では絶対
圧センサによって形成される過給圧センサ38により吸
気通路内の実際の過給圧を検出する。
【0036】ステップS5ではエンジンの回転数とアク
セル開度とに基づいて目標過給圧が演算され、その演算
結果に基づいて、ステップS6では過給圧制御部66か
らの信号によってソレノイド37が駆動されて過給圧が
制御される。ステップS7ではエンジン回転数とアクセ
ル開度とに基づいてROM63内のマップデータから基
本目標スロットル開度が演算され、ステップS8では目
標過給圧と実際の過給圧とを比較してスロットル開度の
補正値が演算される。
【0037】これらの演算値に基づいて、ステップS9
では目標スロットル開度が演算されて、その演算結果に
基づいて、電子スロットル制御装置25が制御されてス
ロットルバルブ25aが調整されることになる。
【0038】このように、過給圧が目標過給圧を超えて
過給圧がオーバーシュートした場合には、ETC装置2
5を作動させて吸入空気量を減少させるようにしたの
で、迅速に目標過給圧以下の過給圧となるように調整す
ることができる。これにより、過給機を有するエンジン
を加速させる場合に加速の応答性を高くしても、オーバ
ーシュートすることを防止することができることにな
り、エンジンの耐久性を保持しつつ加速感に優れたエン
ジンとすることが可能となる。
【0039】本発明は前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能で
あることはいうまでもない。たとえば、過給機として
は、図示する場合にはターボチャージャ31を用いてい
るが、スーパーチャージャを用いるようにしても良い。
また、図示する場合には、筒内インジェクタと筒外イン
ジェクタとの両方を有するエンジンつまり内燃機関とな
っているが、筒外インジェクタのみを有するエンジンと
しても良い。
【0040】
【発明の効果】本発明にあっては、過給機を有するエン
ジンにおける加速応答性を高めることができ、加速感に
優れたエンジンが得られることになる。また、応答性を
高めても、過給圧のオーバーシュートを防止することが
できるので、エンジンの耐久性を維持することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である過給機付き内燃機
関を示す概略図である。
【図2】電子スロットル制御(ETC)装置の作動を制
御する制御回路を示すブロック図である。
【図3】エンジン特性を示す特性線図である。
【図4】電子スロットル制御装置の制御手順を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
25 電子スロットル制御装置(ETC装置) 25a スロットルバルブ 31 ターボチャージャ 35 ウエストゲートバルブ 37 過給圧設定用のソレノイド 38 過給圧センサ 55 アクセルベダル 56 アクセル開度センサ 57 スロットル開度センサ 61 ECU(電子制御装置) 62 CPU 65 目標過給圧演算部(目標過給圧演算手段) 67 目標スロットル開度演算部(目標スロットル
開度演算手段) 68 補正値演算部(補正値演算手段) 69 スロットル開度制御部(スロットル開度制御
手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F02D 45/00 322 F02D 45/00 322B 322C 364 364E

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼室内に吸入される空気を過給する過
    給機を有する過給機付き内燃機関であって、 スロットルバルブの開度を調整する電子スロットル制御
    手段と、 吸気通路内の過給圧を検出する過給圧検出手段と、 エンジン回転数とアクセル開度とに基づいて目標過給圧
    を演算する目標過給圧演算手段と、 前記過給圧検出手段により検出された過給圧と前記目標
    過給圧とに基づいてスロットル開度の補正値を演算する
    補正値演算手段と、 エンジン回転数とアクセル開度とにより演算された基本
    目標スロットル開度と前記補正値とに基づいて目標スロ
    ットル開度を演算する目標スロットル開度演算手段と、 前記目標スロットル開度に基づいて前記電子スロットル
    制御手段に作動信号を送るスロットル開度制御手段とを
    有し、 前記過給圧値が前記目標過給圧を超えたときには、前記
    スロットルバルブの開度を小さくするようにしたことを
    特徴とする過給機付き内燃機関。
JP10163056A 1998-06-11 1998-06-11 過給機付き内燃機関 Pending JPH11351010A (ja)

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