JPH11348950A - 粘着フィルムの貼り付け装置および貼り付け方法 - Google Patents

粘着フィルムの貼り付け装置および貼り付け方法

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JPH11348950A
JPH11348950A JP10166649A JP16664998A JPH11348950A JP H11348950 A JPH11348950 A JP H11348950A JP 10166649 A JP10166649 A JP 10166649A JP 16664998 A JP16664998 A JP 16664998A JP H11348950 A JPH11348950 A JP H11348950A
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adhesive film
die
punch
punched
punching
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JP10166649A
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Ryuji Itagaki
隆二 板垣
Takahito Ando
隆仁 安藤
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 片面に粘着剤層を有する粘着フィルムを所定
の形状に打抜き加工し、被着物である製品上に貼り付け
る粘着フィルムの貼り付け装置および貼り付け方法に関
し、少ない工数でしかも精度良く貼り付けることができ
るものを提供することを目的とする。 【解決手段】 帯状の粘着フィルム34を金型部26の
ポンチ22で所定の形状に打ち抜くと共に、打ち抜いた
粘着フィルム5をポンチ22先端でダイ24の下方まで
押し下げて、金型部26のダイ24の真下に構成した製
品保持部30に保持した被着物であるスイッチケース1
上に貼り付けるようにしたため、粘着フィルム5を被着
物に少ない工数で、打ち抜くと共に即座にかつ高精度に
貼り付けることができる粘着フィルムの貼り付け装置お
よび貼り付け方法を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、片面に粘着剤を有
する粘着フィルムを所定の形状に打抜き加工し、被着物
である製品上に貼り付ける粘着フィルムの貼り付け装置
および貼り付け方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の小形・薄形化が進展
し、それに伴って搭載される電子部品も高性能でありな
がら小形・薄形で軽量化したものが要望されているが、
その方法として電子部品の上面にフィルムを貼り付けて
防塵性を高めたものが多く見られるようになってきてお
り、例えば信号切り替え用のスイッチとしては図5に示
すプッシュオンスイッチが知られており、このプッシュ
オンスイッチを例として従来の粘着フィルムの貼り付け
装置および貼り付け方法について説明する。
【0003】図5(a)は上記プッシュオンスイッチの
外観斜視図、同(b)は断面図であり、同図において、
1は上方開口の成形樹脂製のスイッチケースで、その内
底面には端子2Aおよび3Aと一体形成された中央およ
び周辺接点2および3がそれぞれインサート成形によっ
て固定されており、周辺接点3上には弾性金属薄板から
なるドーム状の可動接点4が載置されている。
【0004】そして、5は裏面に粘着剤が塗布された絶
縁性の粘着フィルムで、図5(a)の斜線部分で示すよ
うに、スイッチケース1の開口部分を覆うように貼り付
けられている。
【0005】上記構成のプッシュオンスイッチは、絶縁
性の粘着フィルム5の中央を押し下げると可動接点4が
反転し、中央および周辺接点2および3すなわち端子2
Aおよび3Aの間を電気的に接続し、上記押圧力を除く
と、可動接点4がその弾性力によって元の形状に復元す
ることにより、中央および周辺接点2および3の間を電
気的に切り離すものとなっている。
【0006】そして、上記操作時の操作フィーリング
は、可動接点4の動作力に依存するため、良好な操作フ
ィーリングを得るためには、粘着フィルム5は薄いもの
を使用しなければならず、またその裏面には粘着剤が塗
布されているために、個片としての粘着フィルム5の取
り扱いは難しく、本構成のプッシュオンスイッチを製作
する工程の中で粘着フィルム5の貼り付け工程は専用装
置で行うことが多く、以下にその装置および方法につい
て図面を用いて説明する。
【0007】図6は従来の粘着フィルムの貼り付け装置
の概念図で、その基部6上には、上記プッシュオンスイ
ッチのスイッチケース1の凹部の中に可動接点4が載置
された連結状態のフープ状仕掛品7およびそれと平行に
粘着フィルム5が所定のピッチで貼り付けられた帯状の
剥離紙8が互いに同期するように、かつ所定の間欠動作
で図6に示すX方向に搬送されており、帯状の剥離紙8
は、同図中のY方向に往復移動可能な基部6の傾斜部6
Aに沿って下方に引っ張られている。
【0008】そして、スイッチケース1の上面に粘着フ
ィルム5を貼り付ける時の動作は、まずフープ状仕掛品
7と帯状の剥離紙8を、図6に示す基部6の傾斜部6A
端部において所定の粘着フィルム5が帯状の剥離紙8か
ら約半分剥離される状態になるまでX方向に同期させて
搬送し、この状態で吸着チャック9が下降して帯状の剥
離紙8から約半分剥離された粘着フィルム5を吸着し、
続いて基部6の傾斜部6Aが図中のX方向に対して少し
後退する方向に移動することにより、その粘着フィルム
5は帯状の剥離紙8から剥がされて吸着チャック9によ
り完全に吸着保持され、その後吸着チャック9は上昇し
て所定のスイッチケース1の上方位置に移動して下降す
ることにより、保持している粘着フィルム5をスイッチ
ケース1の上面に貼り付けるものであった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の粘着フィルムの貼り付け装置および貼り付け方法にお
いては、粘着フィルム5を吸着チャック9にて吸着しつ
つ帯状の剥離紙8から剥がすため、吸着時の位置ずれが
発生し易いと共に、その後の吸着チャック9の移動工数
も多いため工数低減が難しく、さらに粘着フィルム5を
貼り付けた帯状の剥離紙8を製作する加工費用も高価な
ものとなるため、高品質で安価な製品を大量に生産する
ことは難しかった。
【0010】本発明は、このような従来の課題を解決す
るものであり、粘着フィルムを少ない工数でしかも精度
良く貼り付けることができる粘着フィルムの貼り付け装
置および貼り付け方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の粘着フィルムの貼り付け装置および貼り付け
方法は、剥離紙から剥がした状態の粘着フィルムを金型
部のポンチで所定の形状に打ち抜くと共に、打ち抜いた
粘着フィルムをポンチ先端でダイの下方まで押し下げ、
金型部のダイの真下に構成した製品保持部に保持した製
品上に押し付けて貼り付けるものである。
【0012】これにより、ポンチの下降のみの動作すな
わち少ない工数で粘着フィルムを打ち抜くと共に即座に
その粘着フィルムを製品上に精度高く貼り付けることが
できる粘着フィルムの貼り付け装置および貼り付け方法
を得ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、打抜き切断用切刃部を残して各々の外径および孔径
を切刃部よりも細径および大径の逃げ部とし、逃げ部に
粘着剤の付き難い表面処理を施したポンチおよびダイか
らなり、下面に粘着剤層を有する粘着フィルムを打抜き
加工して打ち抜かれた粘着フィルムをポンチ先端でダイ
の下方まで押し下げる金型部と、金型部のダイの真下に
被着物である製品を位置決め保持し、ポンチ先端を製品
に押し付けて打抜かれた粘着フィルムを貼り付ける際
に、所定の値以上の力が加わると撓む弾性体を下面に装
着した製品保持部からなる粘着フィルムの貼り付け装置
としたものであり、粘着フィルムの外形の打ち抜きおよ
び打ち抜かれた粘着フィルムの製品上への貼り付け動作
をポンチの下降のみの動作すなわち少ない工数で実現で
き、しかもその貼り付けの際に製品に加わる必要以上の
押圧力は製品保持部にて吸収できるため、高速で精度良
くしかも確実に粘着フィルムを製品上に貼り付けること
ができて高品質な製品を大量かつ安価に提供できるとい
う作用を有する。
【0014】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
発明において、製品保持部の下面に装着する弾性体が弾
性金属線からなるスプリングであるものであり、スプリ
ングは占有面積が小さくて伸縮耐久性および応答性が高
いため、小型でしかも長期間に亘って安定した動作を実
現できるという作用を有する。
【0015】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2記載の発明において、ポンチ、ダイ共に打抜き切断用
切刃部の長さが0.4〜0.6mmであると共に、逃げ部
の粘着剤の付き難い表面処理としてテフロンコーティン
グを施したものであり、打抜き切断用切刃部の寸法を長
く、しかもそれ以外は非接着性に優れたテフロンコーテ
ィングで覆っているため、切刃部付近に不要な粘着剤が
こびりつくことが無く、本装置のメンテナンス回数を少
なくできるという作用を有する。
【0016】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれか一つに記載の発明において、打ち抜かれた粘着
フィルムを保持するための真空吸着部をポンチに設けた
ものであり、粘着フィルムを切断すると同時にそれを確
実にポンチに吸着することができるため、ポンチの下方
への移動の際の粘着フィルムの位置ずれを少なくできる
という作用を有する。
【0017】請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の
いずれか一つに記載の発明において、粘着フィルムの送
り高さを、ダイ上面よりも1.5〜2.5mm離して設け
たものであり、剥離紙から剥がされた粘着フィルムの粘
着剤面を間隔を保った状態で搬送することができるの
で、粘着フィルムが不用意にダイ等にくっつくことを無
くすことができ、長時間に亘って本装置を稼働させるこ
とができるという作用を有する。
【0018】請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の
いずれか一つに記載の発明において、ダイの打抜き切断
用切刃部の周囲に粘着剤の付き難い処理を施すと共に、
ダイ上面よりも1.5mm以上離れてポンチの上死点より
も低い位置に、粘着フィルムとポンチを離すためのスト
リッパを設けたものであり、繰り返して粘着フィルムを
打ち抜いてもダイに粘着フィルムが貼り付き難く、また
ポンチ周囲に粘着剤が付いてポンチと共に粘着フィルム
が上方に持ち上げられた場合でも、強制的にストリッパ
によって両者を分離させて作業を続行させることができ
るという作用を有する。
【0019】請求項7に記載の発明は、請求項1〜6の
いずれか一つに記載の発明において、粘着フィルムを打
抜き加工した後のスクラップを送るためのローラを設
け、その外周に針を植設したものであり、残部の少ない
スクラップに対して、ローラの針を突き刺して巻き取る
ことができるため、確実にスクラップを除去することが
できるという作用を有する。
【0020】請求項8に記載の発明は、ポンチおよびダ
イからなる金型部で、下面に粘着剤を有する粘着フィル
ムを打抜き加工し、打ち抜かれた粘着フィルムをポンチ
先端でダイの下方まで押し下げてダイの真下に位置決め
保持した被着物である製品上に押し付けることによっ
て、打ち抜かれた粘着フィルムを製品上に貼り付ける粘
着フィルムの貼り付け方法としたものであり、粘着フィ
ルムの外形の打ち抜きおよび打ち抜かれた粘着フィルム
の製品上への貼り付けをポンチの下降のみの少ない工数
で実現できるため、その製造コストを大幅に低減するこ
とができて、安価で高品質な製品を大量に提供できると
いう作用を有する。
【0021】以下、本発明の実施の形態による粘着フィ
ルムの貼り付け装置および貼り付け方法について、従来
の技術の場合と同様にプッシュオンスイッチのスイッチ
ケース1上に粘着フィルム5を貼り付けることを例とし
て説明するが、従来の技術の項で説明した構成と同一構
成の部分には同一符号を付して、詳細な説明は省略す
る。
【0022】図1は本発明の一実施の形態による粘着フ
ィルムの貼り付け装置の断面図であり、同図に示すよう
に、下型21に設けられた支柱21Aに、上型20の支
持用孔部20Aが高精度に挿通されることによって、上
型20は上下動可能に支持されており、その中央にはポ
ンチ22が、通気用の孔を有する止め部材23によって
位置決め装着されている。
【0023】このポンチ22は、中心に真空吸着部とな
る中空部22Aを備えると共に、下端の打抜き切断用切
刃部22Bよりも上方部分は細径の逃げ部22Cとなっ
ており、逃げ部22Cには粘着剤の付き難い表面処理と
してテフロンコーティングが施されている。
【0024】そして、ポンチ22と対向する下型21の
中央には、打抜き切断用切刃部24Aの下方が大径の逃
げ部24Bとなったダイ24がダイホルダー25によっ
て保持され、上記ポンチ22とダイ24により金型部2
6を構成している。
【0025】また、ダイホルダー25の下方のダイホル
ダー支持ブロック27にも、ポンチ22の外径よりも大
きい貫通孔27Aが設けられ、この貫通孔27Aおよび
ダイ24の逃げ部24Bの中心軸位置は一致していると
共に、両者の内周面とダイ24の打抜き切断用切刃部2
4Aの周囲部分にはそれぞれポンチ22の逃げ部22C
と同様にテフロンコーティングが施されている。
【0026】そして、ダイホルダー支持ブロック27の
下方には、フープ状仕掛品7のスイッチケース1を位置
決めする凹部28Aを備えると共に、所定の値以上の力
が加わると撓む弾性金属線からなるスプリング29によ
って常に上方に付勢されている台座部28が設けられ、
この台座部28とスプリング29にて製品保持部30が
構成されている。
【0027】また、この製品保持部30の台座部28お
よび金型部26は、ダイホルダー支持ブロック27を介
して位置決めピン等により中心位置が一致するように配
列されている。
【0028】さらに、下型21にはストリッパ31が装
着されており、ポンチ22の周囲を囲んでいる先端部分
は、ダイ24の打抜き切断用切刃部24Aの上端よりも
1.5mm以上離れ、かつ、ポンチ22の上死点よりも低
い位置に位置している。
【0029】そして、図2の外観斜視図を示すように、
32は帯状の剥離紙33とそれと同形の帯状の粘着フィ
ルム34が貼り付けられている剥離紙付粘着フィルム
で、上記金型部26および製品保持部30の側方に装填
されており、上記フープ状仕掛品7の間欠送りと同期し
て送出され、帯状の剥離紙33は補助ローラ35を介し
て剥離紙巻取りローラ36に巻き取られ、残った帯状の
粘着フィルム34はその粘着面とダイ24上面とが常に
1.5〜2.5mmの距離が開くように金型部26内に挿
通され、最後に外周に針37Aを植設したスクラップ用
補助ローラ37を介してスクラップ巻取りローラ38に
巻き取られるようになっている。
【0030】上記構成の粘着フィルムの貼り付け装置の
動作は、間欠動作で送られるフープ状仕掛品7と同期し
て送出される帯状の粘着フィルム34の停止時に、金型
部26のポンチ22が下降し、帯状の粘着フィルム34
を所定の形状すなわち粘着フィルム5の形状に打ち抜く
と同時に止め部材23を介してポンチ22の中空部22
Aを吸引して打ち抜いた粘着フィルム5をポンチ22先
端に吸着保持し、この状態のままでポンチ22は下降し
続ける。
【0031】そして、図3の拡大部分断面図に示すよう
に、このポンチ22の下死点位置は、製品保持部30の
台座部28に保持したスイッチケース1上にその打抜き
切断用切刃部22Bが当接するよりも少し下方の位置に
設定されており、このポンチ22の下死点位置付近にお
いて、ポンチ22先端に吸着保持された粘着フィルム5
を、ポンチ22によってスイッチケース1上に押し付け
て貼り付けるものである。
【0032】このときに、台座部28の下方にスプリン
グ29を配しているため、樹脂製のスイッチケース1に
は必要以上の押圧力が加わることがなく、スイッチケー
ス1の破損を防止できると共に、粘着フィルム5はスイ
ッチケース1上に所定の押圧力および時間で押し付け続
けられるようになっている。
【0033】その後、ポンチ22の吸引が停止して、ポ
ンチ22は上死点まで上昇し、続いてフープ状仕掛品7
および帯状の粘着フィルム34が所定の距離のみ送ら
れ、再度上記動作が繰り返して行われるものである。
【0034】このように、本発明による粘着フィルムの
貼り付け装置および貼り付け方法は帯状の粘着フィルム
34の打ち抜きおよび製品保持部30に保持された製品
への貼り付け作業を、金型部26のポンチ22の上下動
のみで行うようにしたため、装置全体の占有面積および
製品の組立工数が少なくて済むと共に、粘着フィルム5
のポンチ22の吸着時の位置ずれも少なく、常に粘着フ
ィルム5を被着物であるスイッチケース1上の正確な位
置に貼り付けることができるものである。
【0035】そして、金型部26のポンチ22およびダ
イ24は、それぞれの打抜き切断用切刃部22Bおよび
24Aよりも細径および大径の逃げ部22Cおよび24
Bを有すると共に、この部分に加えてダイ24の打抜き
切断用切刃部24Aの上面周囲およびポンチ22が挿通
するダイホルダー支持ブロック27の貫通孔27A内に
も非接着性に優れたテフロンコーティングを施している
ため、不要な粘着剤は金型部26内に付着し難くて、例
えば1分間に60回程度の粘着フィルム5の打ち抜き貼
り付けが容易に実現でき、仮にポンチ22が粘着フィル
ム5を貼り付けた後に、粘着フィルム34の残部で構成
される孔から抜けずに、ポンチ22の上昇に伴って帯状
の粘着フィルム34を一緒に持ち上げたとしても、ポン
チ22の上死点よりも低い位置に配されたストリッパ3
1によって、両者を強制的に引き剥がすことができるた
めに、装置停止を少なくできるものである。
【0036】また、この帯状の粘着フィルム34の打ち
抜き後のスクラップは残部の少ない巻き取り難いものと
なるが、本装置においてはスクラップ用補助ローラ37
に針37Aを埴設して上記スクラップをムラなく確実に
引っ張るようにしたため、スクラップの排出不良等に起
因する装置停止も低減できるものである。
【0037】なお、金型部26のポンチ22およびダイ
24の打抜き切断用切刃部22Bおよび24Aの長さを
0.4〜0.6mmに設定しておけば、不要な粘着剤は打
抜き切断用切刃部22Bおよび24Aに付着し難く、ま
たその刃先が摩耗した際に研磨して再使用できることは
勿論である。
【0038】さらに、本発明による粘着フィルムの貼り
付け装置および貼り付け方法においては、帯状の粘着フ
ィルム34をポンチ22で所定の形状に打ち抜いて貼り
付けるため、従来の技術の項で説明した粘着フィルム5
を所定のピッチで帯状の剥離紙上に貼り付けたものを準
備する必要がなく、その加工費を無くすことができる
上、帯状の剥離紙付粘着フィルム32の共用化および標
準化も容易に図ることができるものである。
【0039】また、上記の説明においてはスプリング2
9を下型21内に配した構成により説明したが、図4の
断面図に示すように、上型20のポンチ22上方に配す
るようにしても良く、さらにスプリングの代わりにゴム
材等の弾性材料により構成しても良いことは言うまでも
ない。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明の粘着フィルムの貼
り付け装置および貼り付け方法によれば、薄い粘着フィ
ルムをポンチの上下動のみの少ない工数で、所定の形状
に打ち抜くと共にそれを確実かつ位置ずれが少なく被着
物である製品上に高速で貼り付けることができるため、
製品の組立て効率およびその品質を向上させることがで
き、高品質な製品を大量かつ安価に生産することが可能
となるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による粘着フィルムの貼
り付け装置の断面図
【図2】同外観斜視図
【図3】同ポンチで粘着フィルムをスイッチケース上に
貼り付ける状態を説明する拡大部分断面図
【図4】同他の実施の形態による粘着フィルムの貼り付
け装置の断面図
【図5】(a)プッシュオンスイッチの外観斜視図 (b)同断面図
【図6】従来の粘着フィルムの貼り付け装置の概念図
【符号の説明】
1 スイッチケース 5 粘着フィルム 7 フープ状仕掛品 20 上型 20A 支持用孔部 21 下型 21A 支柱 22 ポンチ 22A 中空部 22B ポンチの打抜き切断用切刃部 22C ポンチの逃げ部 23 止め部材 24 ダイ 24A ダイの打抜き切断用切刃部 24B ダイの逃げ部 25 ダイホルダー 26 金型部 27 ダイホルダー支持ブロック 27A 貫通孔 28 台座部 28A 凹部 29 スプリング 30 製品保持部 31 ストリッパ 32 剥離紙付粘着フィルム 33 帯状の剥離紙 34 帯状の粘着フィルム 35 補助ローラ 36 剥離紙巻取りローラ 37 スクラップ用補助ローラ 37A 針 38 スクラップ巻取りローラ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 打抜き切断用切刃部を残して各々の外径
    および孔径を切刃部よりも細径および大径の逃げ部と
    し、逃げ部に粘着剤の付き難い表面処理を施したポンチ
    およびダイからなり、下面に粘着剤を有する粘着フィル
    ムを打抜き加工して打ち抜かれた粘着フィルムをポンチ
    先端でダイの下方まで押し下げる金型部と、金型部のダ
    イの真下に被着物である製品を位置決め保持し、ポンチ
    先端を製品に押し付けて打ち抜かれた粘着フィルムを貼
    り付ける際に、所定の値以上の力が加わると撓む弾性体
    を下面に装着した製品保持部からなる粘着フィルムの貼
    り付け装置。
  2. 【請求項2】 製品保持部の下面に装着する弾性体が弾
    性金属線からなるスプリングである請求項1記載の粘着
    フィルムの貼り付け装置。
  3. 【請求項3】 ポンチ、ダイ共に打抜き切断用切刃部の
    長さが0.4〜0.6mmであると共に、逃げ部の粘着剤
    の付き難い表面処理としてテフロンコーティングを施し
    た請求項1または2記載の粘着フィルムの貼り付け装
    置。
  4. 【請求項4】 打ち抜かれた粘着フィルムを保持するた
    めの真空吸着部をポンチに設けた請求項1〜3のいずれ
    か一つに記載の粘着フィルムの貼り付け装置。
  5. 【請求項5】 粘着フィルムの送り高さを、ダイ上面よ
    りも1.5〜2.5mm離して設けた請求項1〜4のいず
    れか一つに記載の粘着フィルムの貼り付け装置。
  6. 【請求項6】 ダイの打抜き切断用切刃部の周囲に粘着
    剤の付き難い処理を施すと共に、ダイ上面よりも1.5
    mm以上離れてポンチの上死点よりも低い位置に、粘着フ
    ィルムとポンチを離すためのストリッパを設けた請求項
    1〜5のいずれか一つに記載の粘着フィルムの貼り付け
    装置。
  7. 【請求項7】 粘着フィルムを打抜き加工した後のスク
    ラップを送るためのローラを設け、その外周に針を植設
    した請求項1〜6のいずれか一つに記載の粘着フィルム
    の貼り付け装置。
  8. 【請求項8】 ポンチおよびダイからなる金型部で、下
    面に粘着剤を有する粘着フィルムを打抜き加工し、打ち
    抜かれた粘着フィルムをポンチ先端でダイの下方まで押
    し下げてダイの真下に位置決め保持した被着物である製
    品上に押し付けることによって、打ち抜かれた粘着フィ
    ルムを製品上に貼り付ける粘着フィルムの貼り付け方
    法。
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