JPH1134784A - エアバッグ装置 - Google Patents

エアバッグ装置

Info

Publication number
JPH1134784A
JPH1134784A JP9195417A JP19541797A JPH1134784A JP H1134784 A JPH1134784 A JP H1134784A JP 9195417 A JP9195417 A JP 9195417A JP 19541797 A JP19541797 A JP 19541797A JP H1134784 A JPH1134784 A JP H1134784A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
airbag
opening
slit
airbag device
peripheral edge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP9195417A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Sakurai
浩史 櫻井
Osamu Hirose
修 広瀬
Norio Umemura
紀夫 梅村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
Priority to JP9195417A priority Critical patent/JPH1134784A/ja
Publication of JPH1134784A publication Critical patent/JPH1134784A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air Bags (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 開口部を小径化しても容易に反転させて製造
することができるエアバッグを備えたエアバッグ装置を
提供すること。 【解決手段】 エアバッグ20は、インフレーター本体
を挿入させる開口部21を備え、かつ、開口部周縁22
に貫通した複数の取付孔23を備えて構成されるととも
に、各取付孔23を挿通するボルトを利用して、開口部
周縁22をリテーナとバッグホルダとで挟持させて、バ
ッグホルダに保持させるように構成されている。さら
に、エアバッグ20は、開口部21を備えた車体側基布
27と、開口部21と対向する天井部26を備えた乗員
側基布28と、の外周縁を縫合した後、開口部21を利
用して、反転して製造されている。エアバッグ20の開
口部21の周縁22には、スリット24が形成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作動時に膨張する
エアバッグを備えたエアバッグ装置に関し、特に、エア
バッグが、インフレーターを挿入させる開口部を備え、
かつ、その開口部周縁に貫通した複数の取付孔を備えて
構成されるとともに、各取付孔を挿通する固着手段を利
用して、開口部周縁をリテーナとバッグホルダとで挟持
させて、バッグホルダに保持させるように構成されたエ
アバッグ装置に関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】従来、エアバッグ装置のエア
バッグでは、特開平7−125596号公報等で知られ
ているように、インフレーターを挿入させる開口部を備
え、かつ、開口部周縁に貫通した複数の取付孔を備えて
構成されていた。そして、エアバッグは、各取付孔を挿
通する固着手段を利用して、開口部周縁をリテーナとバ
ッグホルダとで挟持させて、バッグホルダに保持されて
いた。
【0003】また、エアバッグは、開口部を備えた車体
側基布と、開口部と対向する天井部を備えた乗員側基布
と、の外周縁を縫合した後、開口部を利用して、反転し
て製造されていた。
【0004】しかし、昨今、エアバッグの膨張用のガス
を供給するインフレーターが小型化されており、エアバ
ッグの開口部の開口径を小径化する必要が生じている。
【0005】しかしながら、エアバッグは、その製造時
に、開口部を利用して反転しているため、開口部を小径
化すると、その反転作業が行ない難くなってしまう。
【0006】なお、車体側基布と乗員側基布の外周縁相
互を縫合した後に反転させる理由は、縫合した際の縫い
代部分がエアバッグの外表面側に露出しないようにする
ためである。
【0007】本発明は、上述の課題を解決するものであ
り、開口部を小径化しても容易に反転させて製造するこ
とができるエアバッグを備えたエアバッグ装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るエアバッグ
装置は、エアバッグが、インフレーターを挿入させる開
口部を備え、かつ、前記開口部周縁に貫通した複数の取
付孔を備えて構成されるとともに、前記各取付孔を挿通
する固着手段を利用して、前記開口部周縁をリテーナと
バッグホルダとで挟持させて、前記バッグホルダに保持
させるように構成され、さらに、前記エアバッグが、前
記開口部を備えた車体側基布と、前記開口部と対向する
天井部を備えた乗員側基布と、の外周縁を縫合した後、
前記開口部を利用して、反転して製造されているエアバ
ッグ装置であって、前記エアバッグの開口部の周縁にス
リットが形成されていることを特徴とする。
【0009】前記スリットの外方側の先端は、該スリッ
トの両側の前記取付孔を連結する直線より外方側へ突出
させることが望ましい。
【0010】前記エアバッグの開口部周縁に補強布を縫
合する場合には、縫合部位を前記スリットの延長方向の
外方側に配置させることが望ましい。
【0011】また、前記リテーナは、前記縫合部位や前
記スリットを覆うことが望ましく、前記エアバッグ装置
がステアリングホイールのボス部の上部に配置される場
合には、ステアリングホイールの左右方向の部位に、前
記スリットを配置させることが望ましい。
【0012】
【発明の効果】本発明に係るエアバッグ装置のエアバッ
グは、エアバッグの開口部の周縁にスリットが形成され
ていることから、車体側基布と乗員側基布との外周縁を
縫合した後、開口部を利用して反転させる際、開口部自
体が小径となっていても、スリットが開口部の内径を広
げる役目を果たすため、容易に反転させることができ
る。
【0013】そのため、本発明に係るエアバッグ装置で
は、開口部を小径化しても容易に反転させてエアバッグ
を製造することができ、製造工数や製造コストを低減さ
せることができる。
【0014】そして、エアバッグにおけるスリットの外
方側の先端を、スリットの両側の取付孔を連結する直線
より外方側へ突出させるようにして、スリットを長くし
ておけば、エアバッグの開口部を小径としても、一層、
反転時に開口部を広げ易くなるため、エアバッグの製造
がさらに容易となる。
【0015】また、エアバッグの開口部周縁に補強布を
縫合する場合には、縫合部位をスリットの延長方向の外
方側に配置させれば、エアバッグの膨張時に、開口部周
縁に強く引張力が作用して、スリットを延長させるよう
にエアバッグが裂けようとしても、縫合部位がその裂け
を防止することができる。
【0016】さらに、リテーナが縫合部位を覆うように
すれば、開口部周縁をバッグホルダとで挟持するリテー
ナが、縫合部位に圧接されて、縫合部位に対する摩擦力
を高めるため、エアバッグの膨張時におけるエアバッグ
のずれを抑えることができて、エアバッグの取付孔周縁
の裂けを防止することができる。
【0017】そしてさらに、エアバッグ装置がステアリ
ングホイールのボス部の上部に配置される場合には、ス
テアリングホイールの左右方向の部位に、スリットを配
置させれば、リテーナが、そのスリットやその外方の縫
合部位を覆うように、左右方向に大きくなるものの、ス
テアリングホイールの前後方向に大きくならず、ボス部
が前後方向に大きくなることを抑えることができて、ス
テアリングホイールの前方側の視認性低下を防止するこ
とができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0019】実施形態のエアバッグ装置Mは、図1・2
に示すように、ステアリングホイールWの中央のボス部
Bにおける上部に配置されるものであり、ステアリング
ホイールWは、操舵時に把持するリング部Rと、リング
部Rの中央のボス部Bと、リング部Rとボス部Bとを連
結する4本のスポーク部Sと、を備えて構成されてい
る。
【0020】エアバッグ装置Mは、エアバッグ20と、
折り畳まれたエアバッグ20を覆うカバー1と、エアバ
ッグ20に膨張用ガスを供給するインフレーター13
と、エアバッグ20・カバー1・インフレーター13を
保持するバッグホルダ5と、カバー1をバッグホルダ5
に保持させる際に使用するバックアッププレート9と、
エアバッグ20をバッグホルダ5に保持させる際に使用
するリテーナ17と、を備えて構成されている。
【0021】カバー1は、オレフィン系やスチレン系等
の熱可塑性エラストマー等の合成樹脂から形成されて、
天井壁部2と、天井壁部2の周縁の下面から下方へ突出
する略四角筒形状の側壁部3と、を備えて構成されてい
る。天井壁部2には、上方から見て略H字形状に配置さ
れる薄肉の破断予定部2aが形成されている。側壁部3
には、内周側に、係止溝3aが形成され、下端面に、挿
入溝3bが形成されている。なお、挿入溝3bは、カバ
ー1における左右方向の部位の側壁部3には、設けられ
ていない。
【0022】インフレーター13は、上部に膨張用ガス
を吐出可能な複数のガス吐出口14aを配置させた略円
柱状の本体14と、本体14の外周面から突出するフラ
ンジ部15と、を備えて構成されている。フランジ部1
5には、リテーナ17の後述する各ボルト17dをそれ
ぞれ挿通させる貫通孔15aが形成されている。
【0023】バッグホルダ5は、板金製として、長方形
板状の底壁部6と、底壁部6の周縁から上方へ延びる側
壁部7と、を備えて構成されている。底壁部6には、中
央に、インフレーター13の本体14を下方から挿入可
能な挿通孔6aが形成されるとともに、挿通孔6aの周
縁に、リテーナ17の後述する各ボルト17dをそれぞ
れ挿通させる貫通孔6bが形成されている。側壁部7に
は、上端に、カバー1の側壁部3の係止溝3aに係止さ
せるための係止鉤7aが形成されている。
【0024】バックアッププレート9は、板金製とし
て、長方形板状の底壁部10と、底壁部10の前後方向
の縁から上方へ延びる側壁部11と、を備えて構成され
ている。底壁部10には、中央に、インフレーター13
の本体14を下方から挿入可能な挿通孔10aが形成さ
れるとともに、挿通孔10aの周縁に、リテーナ17の
後述する各ボルト17dをそれぞれ挿通させるための貫
通孔10bが形成されている。
【0025】リテーナ17は、板金製で略四角環状とし
た本体17aと、本体17aの四隅付近で下方へ突出す
る4本のボルト17dと、を備えて構成され、本体17
aには、外周縁に上方へ突出する補強用のリブ17bが
形成されている。そして、本体17aは、内径をインフ
レーター本体14を挿入可能として構成されるととも
に、ステアリングホイールWの左右方向の部位を、前後
方向の部位より幅寸法を広くする幅広部17cとしてい
る。
【0026】エアバッグ20は、インフレーター13の
本体14を下方から挿入可能な円形の開口部21を備え
た略球状の袋状として構成され、ポリアミドやポリエス
テル等の織布から構成されている。また、開口部21の
周縁22には、図5・6に示すように、リテーナ17の
各ボルト17dを挿通させる取付孔23が形成され、さ
らに、ステアリングホイールWの左右方向の部位に(車
両直進させるように操舵した状態での左右方向の部位
に)、2つずつのスリット24が形成されている。スリ
ット24の長さは、各スリット24の外方側の先端を、
各スリット24の両側の取付孔23・23を開口部周縁
22で連結する直線L(図6参照)より外方側へ突出さ
せるような長さに設定されている。なお、25は、ベン
トホールである。
【0027】そして、実施形態の場合、エアバッグ20
は、図3に示すように、開口部21・スリット24・ベ
ントホール25を備えた円形状の車体側基布27と、開
口部21に対向する天井部26を備えた円形状の乗員側
基布28と、開口部21の周縁の補強を図る補強布29
と、から構成されている。補強布29は、開口部21に
対応する開口部21・スリット24等を備えた本体部2
9aと、本体部29aの両側から延びる2つの脚部29
bと、を備えて構成されている。各脚部29bの先端
は、図4のDに示すように、天井部26に縫合されてい
る。
【0028】エアバッグ20の製造について述べると、
まず、図4のAに示すように、車体側基布27に、縫合
糸30を利用して、補強布29の本体部29aを縫合す
る。この縫合時、実施形態の場合、図6に示すように、
縫合部位31は、3本の略円環状の縫合部位として構成
されて、本体部29aの外周縁側では、円形状に二重の
縫合部位31a・31bを設け、開口部21側の縫合部
位31cでは、開口部21に沿わせるとともに、スリッ
ト24の延長方向の外方を包囲するように連続的に縫合
する。そして、各取付孔23の孔明け加工を車体側基布
27と補強布29とに行なう。
【0029】なお、この孔明け加工時、基布27や補強
布29に、同時に、開口部21やスリット24を設ける
ようにして、両者の縫合前には、それぞれ、開口部21
やスリット24を設けないようにしておいても良い。ま
た、車体側基布27に補強布29の本体部29aを縫合
する際、各ベントホール25の周囲にも、補強布を縫合
しても良く、さらに、これらの補強布を縫合した後、各
ベントホール25の孔明け加工を行なうようにし、当初
から基布27にベントホール25を設けないようにして
おいても良い。
【0030】その後、図4のBに示すように、乗員側基
布28を配置させ、縫合糸30を利用して、基布27・
28の外周縁相互を縫合する。
【0031】ついで、図4のCに示すように、所定の反
転装置31に配置させ、開口部21を利用して、反転さ
せる。この反転装置33は、挿入孔34aを備えたベー
ス34と、ベース34の挿入孔34aに挿入可能に上下
動するプッシャ35と、から構成されている。そして、
挿入孔34aは、開口部21の開口径と略等しく、プッ
シャ35の下端における円板状の押圧部35aの外径
は、エアバッグ20の天井部26付近の厚さや補強布2
9の本体部29aを含めた開口部周縁22の厚さや、そ
れらのしわ等の厚さを含めても、挿入孔34aに押圧部
35aが挿入可能な外径としている。
【0032】そして、このプッシャ35が下降すれば、
天井部26側が押圧部35aに押圧されて開口部21を
挿通することとなって、エアバッグ20が反転され、図
4のDに示すように、基布27・28相互の外周縁の縫
い代部分Hが、エアバッグ20の内周側に配置されるこ
ととなる。
【0033】その後、図4のDに示すように、補強布2
9の各脚部29b・29bの先端を天井部26に縫合す
れば、エアバッグ20を製造することができる。なお、
各脚部29bの天井部26への縫合は、開口部21より
縫合部位が小さいため、開口部21を利用して容易に行
なうことができる。
【0034】なお、エアバッグ20の製造において、図
4のBに示す状態から、補強布29の端部29bを天井
部26に縫合し、その後に、反転装置33を使用して、
反転させ、エアバッグ20を製造しても良い。
【0035】さらに、エアバッグ装置Mの組み立てにつ
いて述べると、まず、各取付孔23からボルト17dを
突出させるように、リテーナ17を開口部21からエア
バッグ20の内部に入れた後、エアバッグ20を折り畳
む。ついで、折り畳んだエアバッグ20をバッグホルダ
5の底壁部6上に配置させて、各ボルト17dを貫通孔
6bから下方へ突出させ、さらに、上方からカバー1を
嵌めて、各係止溝3aに係止鉤7aを係止させる。その
後、バックアッププレート9の側壁部11を挿入溝3b
に挿入させるとともに、各ボルト17dを貫通孔10b
から下方へ突出させる。そして、インフレーター13の
本体14をバックアッププレート9やバッグホルダ5の
挿通孔10a・6aに下方から挿入させるとともに、各
ボルト17dを貫通孔15aから突出させ、各ボルト1
7dにナット18を螺合させれば、エアバッグ装置Mを
組み立てることができる。
【0036】このように組み立てたエアバッグ装置Mで
は、バッグホルダ5に設けられた図示しない連結部位を
利用して、ステアリングホイールWに取り付けることと
なる。そして、ステアリングホイールWが車両に装着さ
れて、インフレーター本体14のガス吐出口14aから
膨張用ガスが吐出されれば、折り畳まれていたエアバッ
グ20が、カバー1の天井壁部2を押して破断予定部2
aを破断させ、さらに天井壁部2を開かせて、図7に示
すように、大きく膨張することとなる。
【0037】そして、この実施形態のエアバッグ装置M
では、エアバッグ20の開口部21の周縁22にスリッ
ト24が形成されていることから、車体側基布27と乗
員側基布28との外周縁を縫合した後、開口部21を利
用して反転させる際、開口部21自体が小径となってい
ても、スリット24が開口部21の内径を広げる役目を
果たすため、容易に反転させることができる。
【0038】そのため、実施形態のエアバッグ装置Mで
は、開口部21を小径化しても容易に反転させてエアバ
ッグ20を製造することができ、製造工数や製造コスト
を低減させることができる。
【0039】そして、実施形態では、エアバッグ20に
おけるスリット24の外方側の先端24aを、両側の各
取付孔23を連結する直線Lより外方側へ突出させるよ
うにして、スリット24を長くしているため、エアバッ
グ20の開口部21を小径としても、一層、反転時に開
口部21を広げ易くなって、エアバッグ20の製造がさ
らに容易となる。
【0040】また、実施形態では、エアバッグ20の開
口部周縁22に補強布29を縫合させて、さらに、その
縫合部位33cにおいて、スリット24の延長方向の外
方側に縫合部位33dを配置させているため、エアバッ
グ20の膨張時に、開口部周縁22に強く引張力が作用
して、スリット24を延長させるようにエアバッグ20
が裂けようとしても、縫合部位31dがその裂けを防止
することができる。
【0041】さらに、実施形態では、図6に示すよう
に、リテーナ本体17aが縫合部位31cを覆うように
構成されているため、開口部周縁22をバッグホルダ底
壁部6とで挟持するリテーナ本体17aが、縫合部位3
1cに圧接されて、縫合部位31cに対する摩擦力を高
めるため、エアバッグ20の膨張時におけるエアバッグ
20のずれを抑えることができて、エアバッグ20の取
付孔23周縁の裂けを防止することができる。
【0042】そしてさらに、実施形態では、エアバッグ
装置MがステアリングホイールWのボス部Bの上部に配
置され、そのステアリングホイールWの左右方向の部位
に(車両直進させるように操舵した状態での左右方向の
部位に)、スリット24を配置させており、リテーナ1
7が、それらのスリット24やその外方の縫合部位33
dを覆うように幅広部17cを有して、左右方向に大き
くなるものの、ステアリングホイールWの前後方向に大
きくならず、ボス部Bが前後方向に大きくなることを抑
えることができて、ステアリングホイールWの前方側の
視認性低下を防止することができる。
【0043】なお、実施形態では、エアバッグ20に設
けるスリット24を、ステアリングホイールWの左右方
向で2つずつ設けた場合を示したが、図8に示すよう
に、1つずつのスリット24を設けるようにして、それ
らにリテーナ17の形状を対応させるようにしても良
い。
【0044】また、請求項6の作用・効果は抑えられる
ものの、図9に示すように、エアバッグ20の開口部2
1の周縁の放射状の4箇所にスリット24を設けるよう
にして、それらのスリット24を覆うようにリテーナ1
7を対応させて配置させても良い。
【0045】さらに、スリット24としては、線状に構
成する他、図10や図11に示すように、インフレータ
ー本体14から突出するような、三角状や三日月状とし
たり、さらには、図12に示すように、帯状に突出する
ように構成しても良い。
【0046】さらにまた、実施形態では、エアバッグ2
0の各取付孔23に挿通させる固着手段として、リテー
ナ17に設けたボルト17dを例示したが、他にリベッ
ト等を利用しても良い。
【0047】さらに、実施形態では、エアバッグ装置M
として、ステアリングホイールWに配設されるものを示
したが、インストルメントパネルに配置される助手席用
のものや、シートやドアに配置される側突用のエアバッ
グ装置に本発明を応用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のエアバッグ装置が使用さ
れるステアリングホイールの平面図である。
【図2】同実施形態の断面図であり、図1のII−II部位
の断面図である。
【図3】同実施形態のエアバッグの製造時における構成
部材を示す斜視図である。
【図4】同エアバッグの製造工程を順に示す図である。
【図5】同エアバッグの展開状態の底面図である。
【図6】同エアバッグの内側から見た開口部付近の拡大
平面図である。
【図7】同エアバッグの膨張時の状態を示す概略断面図
である。
【図8】他の実施形態のエアバッグにおける開口部付近
の内側から見た平面図である。
【図9】さらに他の実施形態のエアバッグにおける開口
部付近の内側から見た平面図である。
【図10】さらに他の実施形態のエアバッグにおける開
口部付近の内側から見た平面図である。
【図11】さらに他の実施形態のエアバッグにおける開
口部付近の内側から見た平面図である。
【図12】さらに他の実施形態のエアバッグにおける開
口部付近の内側から見た平面図である。
【符号の説明】
5…バッグホルダ、 13…インフレーター、 14…本体、 17…リテーナ、 17d…(固着手段)ボルト、 20…エアバッグ、 21…開口部、 22…周縁、 23…取付孔、 24…スリット、 24a…先端、 26…天井部、 27…車体側基布、 28…乗員側基布、 29…補強布、 31c・31d…縫合部位、 L…直線、 M…エアバッグ装置、 W…ステアリングホイール、 B…ボス部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアバッグが、インフレーターを挿入さ
    せる開口部を備え、かつ、前記開口部周縁に貫通した複
    数の取付孔を備えて構成されるとともに、前記各取付孔
    を挿通する固着手段を利用して、前記開口部周縁をリテ
    ーナとバッグホルダとで挟持させて、前記バッグホルダ
    に保持させるように構成され、 さらに、前記エアバッグが、前記開口部を備えた車体側
    基布と、前記開口部と対向する天井部を備えた乗員側基
    布と、の外周縁を縫合した後、前記開口部を利用して、
    反転して製造されているエアバッグ装置であって、 前記エアバッグの開口部の周縁にスリットが形成されて
    いることを特徴とするエアバッグ装置。
  2. 【請求項2】 前記スリットの外方側の先端が、該スリ
    ットの両側の前記取付孔を連結する直線より外方側へ突
    出されていることを特徴とする請求項1記載のエアバッ
    グ装置。
  3. 【請求項3】 前記エアバッグの開口部周縁に補強布が
    縫合されるとともに、前記縫合部位が前記スリットの延
    長方向の外方側に配置されていることを特徴とする請求
    項1若しくは請求項2記載のエアバッグ装置。
  4. 【請求項4】 前記リテーナが、前記縫合部位を覆って
    いることを特徴とする請求項3記載のエアバッグ装置。
  5. 【請求項5】 前記リテーナが前記スリットを覆ってい
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項4記載のエアバ
    ッグ装置。
  6. 【請求項6】 前記エアバッグ装置がステアリングホイ
    ールのボス部の上部に配置され、 前記ステアリングホイールの左右方向の部位に、前記ス
    リットが配置されていることを特徴とする請求項4若し
    くは請求項5記載のエアバッグ装置。
JP9195417A 1997-07-22 1997-07-22 エアバッグ装置 Withdrawn JPH1134784A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9195417A JPH1134784A (ja) 1997-07-22 1997-07-22 エアバッグ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9195417A JPH1134784A (ja) 1997-07-22 1997-07-22 エアバッグ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1134784A true JPH1134784A (ja) 1999-02-09

Family

ID=16340748

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9195417A Withdrawn JPH1134784A (ja) 1997-07-22 1997-07-22 エアバッグ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1134784A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015000714A (ja) * 2013-06-18 2015-01-05 オートリブ ディベロップメント エービー エアバッグ装置
JP2016159654A (ja) * 2015-02-26 2016-09-05 日本プラスト株式会社 エアバッグ及びエアバッグ装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015000714A (ja) * 2013-06-18 2015-01-05 オートリブ ディベロップメント エービー エアバッグ装置
JP2016159654A (ja) * 2015-02-26 2016-09-05 日本プラスト株式会社 エアバッグ及びエアバッグ装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6851704B2 (en) Air bag assembly
JP5251032B2 (ja) エアバッグ及びエアバッグ装置
JP3357937B2 (ja) 側突用エアバッグの折り畳み方法
JP3900008B2 (ja) エアバッグ
JP2002264753A (ja) 管状エアバックを備えた、ドライバー側のエアバックモジュール
JPH10100838A (ja) エアバッグ装置
JPH10157546A (ja) 運転席用エアバッグ
JP3136897B2 (ja) 助手席用エアバッグ装置
JP2003170796A (ja) エアバッグ
JP2000016222A (ja) 側突用エアバッグ装置
JP2019123275A (ja) エアバッグ
JP2007055577A (ja) エアバッグ及びエアバッグ装置
JP7400764B2 (ja) エアバッグ装置
JP4573443B2 (ja) 側面衝突用エアバッグ装置
JP2020125053A (ja) 助手席用エアバッグ
JPH08142789A (ja) 車両側方用エアバッグ袋体
JP2668332B2 (ja) 助手席用エアバッグ装置
JP2007307990A (ja) エアバッグ装置
JP4096847B2 (ja) 助手席用エアバッグ装置
JP2003040071A (ja) 膝保護用エアバッグ装置
CN110740904B (zh) 气囊装置
JPH1134784A (ja) エアバッグ装置
JP2003267178A (ja) 膝保護用エアバッグ装置
JP2005329749A (ja) 助手席用エアバッグ
JP2003072498A (ja) 助手席用エアバッグ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20041005