JPH1134669A - 自動車用ウエザストリップ - Google Patents

自動車用ウエザストリップ

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JPH1134669A
JPH1134669A JP9189697A JP18969797A JPH1134669A JP H1134669 A JPH1134669 A JP H1134669A JP 9189697 A JP9189697 A JP 9189697A JP 18969797 A JP18969797 A JP 18969797A JP H1134669 A JPH1134669 A JP H1134669A
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JP
Japan
Prior art keywords
seal
seal portion
hood
water
weather strip
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9189697A
Other languages
English (en)
Inventor
Yusuke Kagotani
祐介 篭谷
Tsuyoshi Takahara
強 高原
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Toyo Tire Corp
Original Assignee
Toyo Tire and Rubber Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オープンカータイプの自動車のヘッダー部に
取付けられるウエザストリップにおいて、車室内への水
漏れを防止するとともに、幌開時における車室内への雨
ダレを低減する。 【解決手段】 第1シール部12と第2シール部14の
間にシールリップ24を突設し、幌4閉状態において、
このシールリップ24の先端部を、第1シール部14と
の間で隙間Dを確保しながら幌4先端部内面と当接させ
る。これにより、第1シール部12を越えて水が進入し
ても、シールリップ24が防壁となって第2シール部1
4は水の影響を受けない。また、シールリップ24によ
り幌4先端部内面に付着する進入水が少量となり、幌4
開時に車室内に滴下する水が減少する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用ウエザス
トリップに関する。詳細には、オープンカータイプの自
動車においてフロントガラスの上端に位置するヘッダー
部と幌先端部との間をシールするウエザストリップに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ルーフ部が幌によって開閉可
能であるオープンカータイプの自動車においては、フロ
ントガラスの上端に位置するヘッダー部と幌先端部との
間が、ヘッダー部に取付けられたウエザストリップによ
りシールされるようになっている。
【0003】例えば、図4に示すように、フロントガラ
ス1の上端のヘッダー部2には、第1シール部102と
第2シール部104を備えるウエザストリップ100が
取付けられており、このウエザストリップ100が幌4
の先端部、即ち前端部と当接することにより、両者間を
シールするように構成されている。詳細には、第1シー
ル部102が幌4の先端に当接し、第2シール部104
がその車内側において幌4の先端部内面に当接すること
により、前後2重にシールするようになっている。
【0004】このウエザストリップ100においては、
第1シール部102と幌4の先端部との当接によって車
外からの水の進入を防いでいるが、この当接部を越えて
第1シール部102と第2シール部104との間の空間
部106に水が進入することがあり、かかる進入水は第
2シール部104によって車室内への進入が防止されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構造では、進入水の進入具合によって、第2シール
部104が水の影響を受けて、車室内への水漏れに繋る
という問題がある。
【0006】また、上記空間部106に進入した水が幌
4の内面に付着し、この付着した水W1が幌4の開時に
車室内に滴下して、いわゆる雨ダレが生じるという問題
がある。
【0007】そこで、本発明は、かかるオープンカータ
イプの自動車のヘッダー部に取付けられるウエザストリ
ップにおいて、第1シール部を越えて進入する水による
第2シール部への影響を防いで、車室内への水漏れを防
止するとともに、幌開時における車室内への雨ダレを低
減することのできるウエザストリップを提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の自動車用ウエザ
ストリップは、オープンカータイプの自動車におけるヘ
ッダー部に取付けられて幌先端部との間をシールするウ
エザストリップであって、幌先端部に当接する第1シー
ル部と、この第1シール部の車内側において幌先端部内
面に当接する第2シール部とを備え、第1シール部と第
2シール部の間にシールリップが突設され、幌閉状態に
おいて、このシールリップの先端部が、第1シール部と
の間で隙間を保持しながら当該第1シール部の近傍にお
いて幌先端部内面と当接し、これにより、幌先端部の内
側に形成される第1シール部と第2シール部との間の空
間部が当該シールリップによって第1シール部側の第1
空間部と第2シール部側の第2空間部とにシール状態に
仕切られることを特徴とする。
【0009】このウエザストリップにおいては、幌閉状
態において、第1シール部を越えてしまう進入水はシー
ルリップの第1シール部側の第1空間部に導かれ、そこ
に溜る。そして、第2空間部側に位置する第2シール部
については、第1シール部を越えて進入する水の進入具
合に拘らず、シールリップが防壁となるため、その影響
を排除することができる。これにより、第2シール部か
ら車室内への水漏れを防止することができる。
【0010】また、幌閉状態におけるシールリップと幌
との当接部を第1シール部と幌との当接部に近接させる
ことによって、幌先端部内面における進入水の付着面積
を小さくすることができる。そのため、幌先端部内面に
付着する水が少量となり、幌開時に車室内に滴下する水
を減らすことができる。つまり、雨ダレを減少すること
ができる。
【0011】上記においては、前記シールリップの先端
部が、幌開状態において第1シール部と当接し、幌閉時
における幌先端部の押圧による第1シール部の変形にと
もなって当該第1シール部との間に前記隙間が確保され
ることが好ましい。
【0012】この場合、幌開状態においては、第1シー
ル部とシールリップの先端部とが当接して、外観上、両
者が一連的になるため、第1シール部とシールリップの
間に入った進入水やほこりが見えにくく、見栄えが良
い。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の1実施形態を図面
を参照して説明する。
【0014】図1,2は、本発明の1実施形態に係る自
動車用ウエザストリップ10の車両装着状態における断
面図であり、図1は幌開状態における断面、図2は幌閉
状態における断面をそれぞれ示している。図1,2は、
図3に示すオープンカータイプの自動車のフロントガラ
ス1の上端に位置するヘッダー部2における断面を示し
ている(図3のX−X断面)。
【0015】図1に示すように、ヘッダー部2の後縁部
にはウエザストリップ10が取付けられる凹部3がボデ
ィを折曲形成することにより設けられている。この凹部
3は、ヘッダー部2のルーフ面2aの後端から後方かつ
下方に傾斜して延びる傾斜壁部3aと、この傾斜壁部3
aの下端から後方に延設された平面部3bと、この平面
部3bの後端から上方に折曲形成されたフランジ部3c
とよりなる。
【0016】ウエザストリップ10は、ヘッダー部2の
全幅にわたって配されており、凹部3の傾斜壁部3aに
配されて幌4の先端に当接する第1シール部12と、凹
部3のフランジ部3cに嵌着されて第1シール部12の
後方、即ち車内側において幌4の先端部内面に当接する
第2シール部14と、凹部3の傾斜壁部3aから平面部
3b上を延び、第1及び第2シール部12,14を連結
する連結部16とよりなる。
【0017】第1シール部12は、スポンジゴムにより
中空状に形成されており、傾斜壁部3aの上部に配され
て、その前方に延びるヘッダー部2のルーフ面2aと概
略面一となるよう形成されている。
【0018】第2シール部14は、フランジ部3cに嵌
着される断面略逆U字状の基部18と、この基部18の
上端から上方に膨出する中空シール部20とよりなる。
そして、基部18は、ソリッドゴムよりなり、内部にイ
ンサートメタル22が埋設されており、一方、中空シー
ル部20はスポンジゴムよりなる。
【0019】連結部16は、スポンジゴムよりなり、第
1シール部12の下端部から第2シール部14の基部1
8の前側下端部とを連結している。
【0020】ここで、このウエザストリップ10におい
ては、第1シール部12と第2シール部14との間にス
ポンジゴムよりなるシールリップ24が突設されてい
る。このシールリップ24は、第2シール部14の基部
18の前側壁面から前方かつ上方に傾斜して、即ち第1
シール部12に向って延びており、図1に示すように、
幌4の開状態において、その先端部が第1シール部12
に当接して、車外側からみて第1シール部12と一連的
に繋がるように形成されている。これにより、シールリ
ップ24の下側には第1シール部12及び連結部16と
の間で第1空間部26が形成されている。
【0021】このシールリップ24は、図2に示すよう
に、幌4の閉状態において、幌4の先端部の押圧による
第1シール部12の変形に伴なって第1シール部12と
非接触となり、かつ幌4の先端部内面に当接するよう構
成されている。すなわち、幌4の先端部が第1シール部
12を傾斜壁部3aに対して押え付けるように押圧し、
これにより第1シール部12が偏平な形状に変形する。
そのため、シールリップ24は、第1シール部12との
当接状態から離されて、第1シール部12との間で所定
の隙間Dを保持しながら第1シール部12の近傍におい
て幌4の内面に当接する。
【0022】これにより、幌4の閉状態において、幌4
の先端部の内側に形成される第1シール部12と第2シ
ール部14との間の空間部が、シールリップ24によっ
て、その第1シール部12側の第1空間部26と、第2
シール部14側の第2空間部28とにシール状態に仕切
られる。そして、この第1空間部26側に、車外側から
進入する水に対する第1の障壁となる第1シール部12
と幌4との当接部30が配されている。
【0023】以上の構成により、このウエザストリップ
10においては、図2に示すように、幌4の閉状態にお
いて、第1シール部12と幌4の先端部との当接部30
から水が進入してきた場合、その水は、シールリップ2
4の第1シール部12側の第1空間部26に導かれて、
この第1空間部26に溜る。一方、第2シール部14側
の第2空間部28については、シールリップ24と幌4
の内面との当接によって、第1空間部26に対してシー
ルされているため、第1空間部26から第2空間部28
への水の進入が防止される。すなわち、第1シール部1
2を越えて進入する進入水の進入具合に拘らず、シール
リップ24が防壁となって第2シール部14への水の影
響を排除することができる。よって、第2シール部14
から車室内への水漏れを防止することができる。
【0024】また、幌4の閉状態におけるシールリップ
24の幌4に対する当接位置を、第1シール部12と幌
4との当接部30に近接させて、シールリップ24の先
端と第1シール部12との隙間Dを小さく設定すること
により、幌4先端部内面における進入水の付着面積が小
さくなっている。そのため、幌4内面に付着する進入水
が少量となるため、幌4の開時に車室内に滴下する水を
減らすことができる。すなわち、幌4の開時における雨
ダレを減少することができる。
【0025】さらに、幌4の開状態においては、第1シ
ール部12とシールリップ24の先端とが当接して、外
観上、両者が一連的になっているため、第1シール部1
2とシールリップ24の間に入った進入水やほこりが見
えにくく、見栄えが良い。
【0026】なお、上記実施形態においては、幌4の開
状態において、シールリップ24の先端部が第1シール
部12に当接する構成としたが、当接させずに当該先端
部が第1シール部12の近傍に位置するように構成して
もよい。
【0027】また、シールリップ24は、必ずしも第2
シール部14の基部18から突設していなくてもよく、
例えば連結部16から第1シール部12に向って延びる
ように設けてもよい。
【0028】
【発明の効果】本発明の自動車用ウエザストリップであ
ると、第1シール部と第2シール部との間にシールリッ
プを設けて、このシールリップで幌内側の空間部を第1
シール部側と第2シール部側とに仕切るよう構成したの
で、第1シール部を越えて幌内面側に進入する水の進入
具合に拘らず、このシールリップが防壁となって第2シ
ール部への水の影響を排除することができる。また、幌
閉状態において幌内面と当接するシールリップの先端部
が第1シール部の近傍に位置しているので、幌先端部の
内面に付着する水の量を減して幌開時に車室内に滴下す
る水を減らすことができる。
【0029】また、このシールリップの先端部を幌開状
態にて第1シール部と当接するよう構成することによ
り、幌開状態における見栄えを向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態に係る自動車用ウエザスト
リップ10の車両装着状態(幌開状態)における断面図
である。
【図2】自動車用ウエザストリップ10の車両装着状態
(幌閉状態)における断面図である。
【図3】自動車の斜視図である。
【図4】従来のウエザストリップの車両装着状態におけ
る断面図である。
【符号の説明】
1……フロントガラス 2……ヘッダー部 4……幌 10……ウエザストリップ 12……第1シール部 14……第2シール部 24……シールリップ 26……第1空間部 28……第2空間部 D……シールリップと第1シール部との隙間

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オープンカータイプの自動車におけるヘ
    ッダー部に取付けられて幌先端部との間をシールするウ
    エザストリップであって、 幌先端部に当接する第1シール部と、この第1シール部
    の車内側において幌先端部内面に当接する第2シール部
    とを備え、 第1シール部と第2シール部の間にシールリップが突設
    され、 幌閉状態において、このシールリップの先端部が、第1
    シール部との間で隙間を保持しながら当該第1シール部
    の近傍において幌先端部内面と当接し、これにより、幌
    先端部の内側に形成される第1シール部と第2シール部
    との間の空間部が当該シールリップによって第1シール
    部側の第1空間部と第2シール部側の第2空間部とにシ
    ール状態に仕切られることを特徴とする自動車用ウエザ
    ストリップ。
  2. 【請求項2】 前記シールリップの先端部が、幌開状態
    において第1シール部と当接し、幌閉時における幌先端
    部の押圧による第1シール部の変形にともなって当該第
    1シール部との間に前記隙間が確保されることを特徴と
    する請求項1記載の自動車用ウエザストリップ。
JP9189697A 1997-07-15 1997-07-15 自動車用ウエザストリップ Withdrawn JPH1134669A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003063342A (ja) * 2001-08-27 2003-03-05 Toyota Motor Corp 頭部保護エアバッグ装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003063342A (ja) * 2001-08-27 2003-03-05 Toyota Motor Corp 頭部保護エアバッグ装置
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