JPH1134630A - フロントサスペンション装置 - Google Patents

フロントサスペンション装置

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Publication number
JPH1134630A
JPH1134630A JP19371697A JP19371697A JPH1134630A JP H1134630 A JPH1134630 A JP H1134630A JP 19371697 A JP19371697 A JP 19371697A JP 19371697 A JP19371697 A JP 19371697A JP H1134630 A JPH1134630 A JP H1134630A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
shaft
solenoid valve
air spring
vehicle
Prior art date
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Pending
Application number
JP19371697A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshito Takekuma
隈 芳 人 武
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by UD Trucks Corp filed Critical UD Trucks Corp
Priority to JP19371697A priority Critical patent/JPH1134630A/ja
Publication of JPH1134630A publication Critical patent/JPH1134630A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 最大積載量が大きくでき、低摩擦路面でも発
進が容易な前2軸の車両のフロントサスペンションを提
供すること。 【解決手段】 前2軸をそれぞれエアスプリング懸架と
し、エアスプリング(5、6)にエアを供給する空気回
路に電磁弁(12、13、14)を設け、前前軸(1)
及び後軸(31)に車高センサ(20、21)を設け、
発進補助機構をオン・オフするスイッチ(26)ととも
に制御装置(25)に接続し、制御装置(25)で車
高、軸重を制御するよう構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、前2軸を有しそれ
らの軸がそれぞれエアスプリングで懸架されている車両
のフロントサスペンション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】前2軸、後1軸を備えた車両は一般的に
使用されており、また、それらの前前軸及び前後軸、後
軸の全て或は一部をエアスプリングで懸架された車両も
知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】また、前2軸を備えた
車両において、最大積載量を大きくしようとする場合、
各軸及びタイヤが強度的及び法規上許容できる荷重の最
大値を分担できることが理想である。例えば図4を参照
して、前2軸+後1軸の軸配置を有する大型トラックの
場合、車両総重量を23トン程度を想定すると前前軸1
と前後軸2は同一軸重の約6.5トン、後軸は約10ト
ンの分担とすることが一般的に考えられる。(法規上、
1軸の軸重は10トンを越えられない)。
【0004】しかしながら、実際の車両レイアウトの関
係上、積車と空車の重量差が大であるトラックの場合、
積車時は前後軸2の軸重が前前軸1の軸重より大となっ
てしまい最大積載量がとれないという問題がある。ま
た、このような軸重分担を前前軸1と前後軸2のサスペ
ンションをリンク36等で連結し同じ軸重とするイコラ
イズ機構を用いたとしても、空車時に駆動軸である後軸
31の軸重が小となり、濡れた路面等の低摩擦路での発
進能力が低下するという問題がある。ここで、符号3
2、37、38はリーフスプリング、Cはキャブ、Nは
荷台をそれぞれ示している。
【0005】したがって、本発明は最大積載量が大き
く、空車時に低摩擦路で発進能力が低下しないフロント
サスペンション装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、 前2
軸を有しそれらの軸がそれぞれエアスプリングで懸架さ
れている車両のフロントサスペンション装置において、
エアスプリングにエアを供給するエアリザーバが減圧弁
を介して第1軸のエアスプリングに接続され、第1軸の
エアスプリングと第2軸のエアスプリングとは第1の電
磁弁を介して空気回路で接続されており、それらの第1
軸のエアスプリングと第2軸のエアスプリングとは第2
の電磁弁、チェックバルブ及び第3の電磁弁を介して前
記第1の電磁弁をバイパスするよう接続され、第1軸と
後軸とにそれぞれ車高センサが取り付けられ、第1軸に
はエア圧センサが設けられており、第1、第2及び第3
の電磁弁、第1軸及び後軸の車高センサ、エア圧センサ
がそれぞれエアスプリングのエア圧を制御する制御装置
に電気回路で接続されており、車両の発進を容易にする
発進補助機構を開閉するスイッチが電気回路で前記制御
装置に接続されている。
【0007】また、本発明によれば、前記制御装置は、
通常走行時には第1の電磁弁を開、第2及び第3の電磁
弁を閉とし、予め設定されている車高から変位した場合
第2及び第3の電磁弁を制御して復元し、発進補助機構
スイッチがオンの場合は、第1及び第2の電磁弁を閉
じ、第3の電磁弁を開とするよう制御されている。
【0008】本発明は上記のように構成されており、前
2軸の軸重が車両レイアウトに拘らずイコライズできる
ため、最大積載量を大とすることが可能となる。また、
前後軸のエア圧を制御することで後軸の軸荷重を制御で
きるため、低摩擦路での発進を容易にすることができ、
後軸の軸重をセンシングすることで、後軸の軸重が過大
となることを防止できる。
【0009】さらに、エアスプリングの採用でサスペン
ションの重量軽減が可能となり、したがって、最大積載
量をさらに大きくすることが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を説明する。
【0011】図において、従来技術と同じ機能を有する
部材には同じ符号を付して重複説明は省略する。
【0012】図1において、第1軸である前前軸1は前
端が枢着されたサスペンションアーム3により上下方向
に移動自在に支持され、そのアーム3の上部には図示し
ないフレームとの間にエアスプリング5が介装されてい
る。
【0013】また同様に、第2軸である前後軸2は前端
が枢着されたサスペンションアーム4により上下方向に
移動自在に支持され、そのアーム4の上部には図示しな
いフレームとの間にエアスプリング6が介装されてい
る。そして、エアスプリング5はエアリザーバ17に減
圧弁16を介して空気回路cで接続されており、そのエ
アスプリング5は同時に第1の電磁弁12を介してエア
スプリング6に空気回路aで接続されている。
【0014】さらに、エアスプリング5と6とは空気回
路bにより第2の電磁弁13、チェックバルブ15及び
第3の電磁弁14とを介して第1の電磁弁12をバイパ
スするよう接続されている。また、エアスプリング5に
はエア圧センサ22が接続され、前前軸1には車高セン
サ20、リーフスプリング32で懸架された後軸31に
は車高センサ21がそれぞれ取り付けられている。
【0015】そして、エアスプリング5、6と第1〜第
3の電磁弁12、13、14、車高センサ20、21及
びエア圧センサ22はそれぞれ電気回路により電磁弁1
2、13、14を制御してエアスプリングの空気圧を制
御する制御装置25に接続されている。さらに、後軸の
タイヤ31aが低摩擦路上で滑りやすい場合、軸重を増
加させて発進を容易にする発進補助機構スイッチ26が
制御装置25に接続されている。ここで、符号1aは前
前軸のタイヤ、2aは前後軸のタイヤをそれぞれ示して
いる。
【0016】以下、図2を参照して、作用について説明
する。発進補助機構のスイッチ26がオフの場合の通常
走行時には、制御装置25は前前軸に設けられているフ
ロント側の車高センサ20からの信号により車高が設定
値になっているか否かを確認する(ステップS1)。車
高が設定値になっていない場合は、エアスプリング5、
6のエアを供給又は排出してフロントの車高を調整する
(ステップS2)。即ち、車高が高い場合は第1の電磁
弁を閉じ、第2及び第3の電磁弁を開いてチェックバル
ブ15の大気開放口15aから排出し、低い場合は減圧
弁16で一定値に減圧されたエアを第1の電磁弁12を
開いてエアスプリング5、6に供給して所定高さとす
る。所定高さとなった状態で前後軸2がバウンドすれ
ば、前後軸2のエアスプリング6のエアが前前軸1のエ
アスプリング5に開いている第1の電磁弁12を介して
供給されるが車高センサからの信号でエアスプリング5
のエアが第2の電磁弁を介して排出されるので前前軸の
車高は一定に保たれ、前後軸2がリバウンドの場合は上
記とは逆にエアがエアスプリング5に供給されて車高は
一定に保たれる。
【0017】車高が設定値になっている場合は発進補助
機構スイッチ26がオンになっているかを確認し(ステ
ップS3)、NOの場合は、第2、第3の電磁弁13、
14を閉じ、第1の電磁弁12を開いてエアスプリング
5、6を連通し、前前軸1と前後軸2とをイコライズし
て同軸重として通常走行状態とする(ステップS4)。
発進補助機構スイッチ26がオンになっている場合は、
車高センサとリヤスプリングのばね定数から後軸重が発
進補助機構作動可能軸重、即ち過大軸重にならない状態
になっているかを確認し(ステップS5)、YESだっ
たら、第1及び第2の電磁弁12、13を閉じ、第3の
電磁弁14を開いて前後軸のエアスプリング6のエアを
排出し、前後軸2の軸重を低下させて後軸31の軸重を
増加させ(ステップS6)、駆動軸のトルクがタイヤ3
1aを介して路面に十分伝達されるようにする。したが
って、低摩擦路面でもタイヤのスピンが防止され容易に
発進することができる。
【0018】なお、チェックバルブ15はエアスプリン
グがその形状を保持できる程度の圧を保持するよう設定
されてエアスプリングを保護する機能を有しており、ま
た、後軸31の軸重が補助機構のスイッチ26のオンに
より強度及び法規上許容できる軸重を越えないようエア
圧センサ22からの信号及び車高センサ21からの信号
により制御装置が監視し、予め設定された軸重を越えた
場合は第2、第3の電磁弁を閉じ、第1の電磁弁12を
開いて発進補助機構をキャンセルするよう構成されてい
る。
【0019】図3は、本発明の別の実施の形態を示し、
リヤスプリングにもエアスプリング34を用いた場合で
あり、後軸31にサスペンションアーム33及びエアス
プリング34を設け、エアスプリング34にエア圧セン
サ35を取り付けてエア圧をセンシングすることにより
軸重を監視することで、リーフスプリングの場合と同様
の機能をもたせることができる。
【0020】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されており、
以下の優れた効果を奏することができる。 (1) 前2軸の軸重が車両レイアウトに拘らずイコラ
イズできるため、最大積載量を大とすることが可能とな
る。 (2) 前後軸のエア圧を制御することで後軸の軸荷重
を制御でき、低摩擦路での発進を容易にすることができ
る。 (3) 後軸の軸重をセンシングすることで、後軸の軸
重が過大となることを防止できる。 (4) エアスプリングの採用でサスペンションの重量
軽減が可能となり、より大きい積載量をとることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すサスペンションの
全体構成図。
【図2】図1の作用を説明する図。
【図3】本発明の別の実施の形態を示すサスペンション
の全体構成図。
【図4】従来技術の例を示す図。
【符号の説明】
1・・・前前軸 2・・・全後軸 3、4、33・・・サスペンションアーム 5、6、34・・・エアスプリング 12・・・第1の電磁弁 13・・・第2の電磁弁 14・・・第3の電磁弁 15・・・チェックバルブ 16・・・減圧弁 17・・・エアリザーバ 20、21・・・車高センサ 22、35・・・エア圧センサ 25・・・制御装置 26・・・スイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前2軸を有しそれらの軸がそれぞれエア
    スプリングで懸架されている車両のフロントサスペンシ
    ョン装置において、エアスプリングにエアを供給するエ
    アリザーバが減圧弁を介して第1軸のエアスプリングに
    接続され、第1軸のエアスプリングと第2軸のエアスプ
    リングとは第1の電磁弁を介して空気回路で接続されて
    おり、それらの第1軸のエアスプリングと第2軸のエア
    スプリングとは第2の電磁弁、チェックバルブ及び第3
    の電磁弁を介して前記第1の電磁弁をバイパスするよう
    接続され、第1軸と後軸とにそれぞれ車高センサが取り
    付けられ、第1軸にはエア圧センサが設けられており、
    第1、第2及び第3の電磁弁、第1軸及び後軸の車高セ
    ンサ、エア圧センサがそれぞれエアスプリングのエア圧
    を制御する制御装置に電気回路で接続されており、車両
    の発進を容易にする発進補助機構を開閉するスイッチが
    電気回路で前記制御装置に接続されていることを特徴と
    するフロントサスペンション装置。
  2. 【請求項2】 前記制御装置は、通常走行時には第1の
    電磁弁を開、第2及び第3の電磁弁を閉とし、予め設定
    されている車高から変位した場合第2及び第3の電磁弁
    を制御して復元し、発進補助機構スイッチがオンの場合
    は、第1及び第2の電磁弁を閉じ、第3の電磁弁を開と
    するよう制御されている請求項1記載のフロントサスペ
    ンション装置。
JP19371697A 1997-07-18 1997-07-18 フロントサスペンション装置 Pending JPH1134630A (ja)

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JP (1) JPH1134630A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9522582B2 (en) 2014-05-09 2016-12-20 Ford Global Technologies, Llc Systems and methods for setting front axle load restoration

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