JPH11346074A - 被取付物の取付構造 - Google Patents

被取付物の取付構造

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JPH11346074A
JPH11346074A JP15164998A JP15164998A JPH11346074A JP H11346074 A JPH11346074 A JP H11346074A JP 15164998 A JP15164998 A JP 15164998A JP 15164998 A JP15164998 A JP 15164998A JP H11346074 A JPH11346074 A JP H11346074A
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rail engaging
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JP15164998A
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English (en)
Inventor
Masaki Ouchi
正樹 大内
Junji Tanaka
純二 田中
Hiromi Ishihara
博巳 石原
Hiroaki Ishida
洋明 石田
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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  • Mounting Components In General For Electric Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 工具を用いることなく、装置本体をレールか
ら取り外すことができて、作業環境の悪い取付場所で
も、取り外し作業に伴う保守、メンテナンスが容易で、
その作業効率を良好にする被取付物の取付構造を提供す
る。 【解決手段】 指で押してその付勢が解除できる強さの
力でレール係合部材3をレール30側に付勢して、レー
ル係合部材3をレール30に係脱可能に係合させるレー
ル係合部材保持手段を、レール係合部材用摺動部7の上
側摺動部8にく字形状の係合孔部12L、12Rを設
け、レール係合部材3の上側案内部15に、レール係合
部材3の移動方向に沿うばね片部22L、22Rを設け
ると共に、このばね片部22L、22Rの先端部に係合
突起部23L、23Rを突設し、この係合突起部23
L、23Rを係合孔部12L、12Rに摺動可能に挿入
して構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、温度調整器、タイ
マー等の被取付物である電子機器をレール(DINレー
ル)に取り付ける被取付物の取付構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の、この種の被取付物の取付構造と
しては、固定側に設けたレールを、電子機器等に設けた
レール用溝部に挿入した際に、ばね力に抗して後退し、
レール用溝部にレールが挿入された時点で、ばね力によ
り前進してレールに係合するレール係合部材を有するも
のがある。
【0003】すなわち、図7に示すように、電子機器等
の装置本体61に設けたレール用溝部60の下方にはレ
ール係合部材摺動溝部63が形成してあり、このレール
係合部材摺動溝部63の左、右側壁部には断面コ字形状
の案内溝部64が形成してあり、レール係合部材摺動溝
部63の底面部には、センターSから左右に等距離に位
置させて係合突起部65、66が形成してある。
【0004】また、レール係合部材67は、片本体67
Aの左、右縁部に案内レール部68を形成し、片本体6
7Aの中央部に柱状部69を、また、この柱状部69の
左右に位置させて逆ハ字状に成るばね片部70A、70
Bをそれぞれ形成し、片本体67Aの上縁部に,この片
本体67Aの上端面部より上方に突出する係止爪部71
を形成して構成してある。
【0005】そして、レール係合部材67を、その左右
の案内レール部68を案内溝部64に摺動可能に挿入し
てレール係合部材摺動溝部63に取り付けて、左のばね
片部70Aを左の係合突起部65に、右のばね片部70
Bを右の係合突起部66にそれぞれ摺接させてある。
【0006】そして、装置本体61の裏側をレール81
に沿わせて、係止爪部71の外面をレール81の下縁部
に当てて、装置本体61をレール81に押し付けること
により、係止爪部71の外面が傾斜面になっているため
に、押付け力が係止爪部71を押し下げる力に変換され
て、レール係合部材67が押し下げられ、ばね片部70
A、70Bが左右の係合突起部65,66により内方に
寄せられてばね力を蓄える。
【0007】上記のようにレール係合部材67が押し下
げられることにより、装置本体61のレール用溝部60
にレール81が挿入される。そして、装置本体61を少
し下げることにより、レール用溝部60の上側壁部に設
けた係止爪部61Aの内面とレール用溝部60の底面部
との間にレール81の上縁部が挿入され、また、レール
係合部材67は、左右のばね片部70A、70Bの付勢
力により押上げられて、レール係合部材67の係止爪部
71がレール81に係止される。このようにして、装置
本体61がレール81に取り付けられる。
【0008】また、装置本体61をレール81から取り
外す場合には、図8に示すようにレール係合部材67を
工具80を用いて押し下げて、レール係合部材67の係
止爪部71をレール81より離し、レール81の下縁部
の係止を解除して、装置本体61をレール81から取り
外す。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
被取付物の取付構造にあっては、装置本体61をレール
81から取り外す場合に、レール係合部材67を工具8
0を用いて押し下げて、レール係合部材67の係止爪部
71をレール81より離して行うように、工具80でレ
ール係合部材67を操作しなければならなかった。
【0010】このために、片手に工具を持ち、もう片方
の手に電子機器等の装置本体61を押えていなければな
らず、両手が塞がってしまうし、また、狭くて暗い作業
環境の悪い取付場所での作業になると、レール係合部材
67の工具の引掛け部分(孔)が見えにくくなり、取り
外し作業がし辛くなっていたし、また、レール係合部材
67を工具80を用いて押し下げる場合に、力を入れ過
ぎてレール係合部材67が装置本体61から外れて飛ん
でいったりすることもあり、取り外し作業に伴う保守、
メンテナンスの作業効率が著しく悪くなるという問題点
があった。
【0011】本発明は、上記の問題点に着目して成され
たものであって、その目的とするところは、工具を用い
ることなく、装置本体をレールから取り外すことができ
て、作業環境の悪い取付場所でも、取り外し作業に伴う
保守、メンテナンスが容易で、その作業効率を良好にす
る被取付物の取付構造を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明に係る被取付物の取付構造は、固
定側に設けたレールに、被取付物の装置本体に設けたレ
ール用溝部を引っ掛けて前記被取付物を前記レールに着
脱可能に取り付ける被取付物の取付構造において、前記
装置本体に設けられて前記レール用溝部に直交する方向
に移動可能になされ且つ前記レールに係脱可能に係合す
るレール係合部材と、指で押してその付勢が解除できる
強さの力で前記レール係合部材を前記レール側に付勢し
て、このレール係合部材を前記レールに係脱可能に係合
させると共に、前記レール係合部材の付勢方向の端部を
前記装置本体外に突出させるレール係合部材保持手段と
を備えたことを特徴とする。
【0013】かかる構成により、装置本体をレールから
取り外す場合に、レール係合部材保持手段により保持さ
れたレール係合部材を片手の指で移動させて、この状態
で、装置本体を手前に引くことにより行うことができ
て、工具を用いることなく、装置本体をレールから取り
外すことができる。
【0014】このために、狭くて暗い作業環境の悪い取
付場所での作業であっても、取り外し作業を容易に行う
ことができるし、また、レール係合部材を工具を用いて
押し下げる場合に、力を入れ過ぎてレール係合部材が装
置本体から外れて飛んで行くということがなく、取り外
し作業に伴う保守、メンテナンスが容易になり、その作
業効率を良好にすることができる。
【0015】また、上記の目的を達成するために、請求
項2の発明に係る被取付物の取付構造は、請求項1に記
載の被取付物の取付構造において、前記装置本体に、前
記レール用溝部に直交する方向にレール係合部材用摺動
部を設け、このレール係合部材用摺動部を、前記装置本
体のケースに形成した開口部とこの開口部を挟んだ一対
の摺動部とで構成すると共に、前記摺動部の側壁部に案
内溝部を設け、前記レール係合部材を、その中間部のレ
ール用溝形成部と、このレール用溝形成部を挟んだ一対
の案内部とで構成すると共に、前記案内部に案内レール
部を設け、前記レール係合部材の前記レール用溝形成部
を前記開口部に挿入して、前記案内レール部を前記案内
溝部に摺動可能に挿入して、前記レール係合部材の前記
一方の案内部を前記一方の摺動部に、前記他方の案内部
を前記他方の摺動部にそれぞれ摺動可能に挿入するよう
にした。
【0016】かかる構成により、上記した請求項1の発
明の作用効果と同様な作用効果を奏し得るばかりか、レ
ール係合部材の移動がケースの一部が移動するようにな
る。
【0017】また、上記の目的を達成するために、請求
項3の発明に係る被取付物の取付構造は、請求項2に記
載の被取付物の取付構造において、前記レール係合部材
を前記装置本体のケースの厚さと同じ厚さにした。
【0018】かかる構成により、上記した請求項1の発
明の作用効果と同様な作用効果を奏し得るばかりか、レ
ール係合部材の厚さは、装置本体のケースの厚さと同じ
であって、レール係合部材の移動がケースの一部が移動
するようになるために、電子機器(製品)自体の厚さに
は全く影響がないものになる。
【0019】また、上記の目的を達成するために、請求
項4の発明に係る被取付物の取付構造は、請求項2又は
請求項3に記載の被取付物の取付構造において、前記レ
ール係合部材保持手段を、前記レール係合部材用摺動部
の前記摺動部に、前記レール係合部材の移動方向に対し
て傾斜する係合孔部を設け、前記レール係合部材の前記
案内部に、前記レール係合部材の移動方向に沿うばね片
部を設けると共に、このばね片部の先端部に係合突起部
を突設し、この係合突起部を前記係合孔部に摺動可能に
挿入して構成した。
【0020】かかる構成により、上記した請求項1の発
明の作用効果と同様な作用効果を奏し得るばかりか、レ
ール係合部材が押し上げられ、ばね片部の係合突起部が
係合孔に押し付けられて、ばね片部は曲げられて、弾性
付勢力を蓄えるようになり、指で押してその付勢が解除
できる強さの力でレール係合部材をレール側に付勢し
て、このレール係合部材をレールに係脱可能に係合させ
ることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0022】本発明の実施の形態例を図1乃至図6に示
す。図1は本発明に係る被取付物の取付構造によりレー
ルに取り付けられた電子機器の斜視図、図2は本発明に
係る被取付物の取付構造を備えた電子機器の後面図、図
3は同電子機器の側面図、図4は同電子機器の装置本体
の後面図である。
【0023】本発明に係る被取付物の取付構造は、被取
付物である電子機器Aの装置本体1のケース1Aの裏側
に形成されてレール30が挿入されるレール用溝部2
と、このレール用溝部2に直交するレール係合部材用摺
動部7と、このレール係合部材用摺動部7内を摺動する
レール係合部材3と、指で押してその付勢が解除できる
強さの力でレール係合部材3をレール30側に付勢し
て、このレール係合部材3をレール30に係脱可能に係
合させると共に、レール係合部材3の付勢方向の端部を
装置本体1外に突出させるレール係合部材保持手段とを
備えている。
【0024】すなわち、装置本体1のケース1Aの裏側
には、左右方向にレール用溝部2が形成してあり、この
レール用溝部2の下側壁部には、左右方向に所定の間隔
をおいて左右に下側係合爪部(一方の係合爪部)5が形
成してあり、下側係合爪部5の内面とレール用溝部2と
の間はレール挿入溝6が形成してある。
【0025】また、装置本体1の裏側には、レール用溝
部2に直交するレール係合部材用摺動部7が形成してあ
る。このレール係合部材用摺動部7は、図4に示すよう
に上側摺動部(一方の摺動部)8と、下側摺動部(他方
の摺動部)9と、上側摺動部8から下側摺動部9に至る
開口部10とから構成してある。そして、上側摺動部8
の左、右側壁部には、断面コ字形状の上側案内溝部11
が形成してあり、これらの上側案内溝部11の下端11
aはレール用溝部2に連なり、また、上側案内溝部11
の上端11bは上側摺動部8の左、右側壁部の途中で行
き止まりにしてある。
【0026】そして、上側摺動部8の底面部には、セン
ターS´から左右に等距離に位置させて正面視でく字形
状の係合孔部(レール係合部材3の移動方向に対して傾
斜する係合孔部)12L、12Rが形成してある。ま
た、下側摺動部9の左、右側壁部には、断面コ字形状の
下側案内溝部13が形成してあり、これらの下側案内溝
部13の下端13aは装置本体1の下面側に抜けてお
り、また、下側案内溝部13の上端13bは下側摺動部
9の左、右側壁部の途中で行き止まりにしてある。
【0027】前記レール係合部材3は、図5の(1)〜
(3)に示すように、その中間部のレール用溝形成部1
4を、このレール用溝形成部14の上方に上側案内部
(一方の案内部)15を、レール用溝形成部14の下方
に下側案内部(他方の案内部)16をそれぞれ備えてお
り、上、下側案内部15、16とレール用溝形成部14
との間には段部17A、17Bが形成してある。そし
て、上側の段部17Aには上側係合爪部(他方の係合爪
部)18が形成してあり、上側係合爪部18の内面とレ
ール用溝形成部14との間はレール挿入溝19が形成し
てある。また、上側係止爪部18の外面は傾斜面18a
にしてある。
【0028】また、前記上側案内部15には開口部20
が形成してあり、この開口部20には、センターS´´
から左右に等距離に位置させて左右のばね片部22L、
22Rがそれぞれ配置してあり、左のばね片部22Lは
開口部20の上縁部に連結してあり、右のばね片部22
Rは開口部20の下縁部に連結してある。そして、左右
のばね片部22L、22Rの先端部には係合突起部23
L、23Rが突設してある
【0029】また、上側案内部15の左、右側部には上
側案内レール部24が形成してあり、下側案内部16の
左、右側部には下側案内レール部25が形成してある。
【0030】そして、レール係合部材3を、レール係合
部材用摺動部7にその前方から挿入する。すなわち、図
6に示すようにレール係合部材3のレール用溝形成部1
4を開口部10に挿入して、このレール係合部材3を上
方向に移行させて、左右の上側案内レール部24及び下
側案内レール部25を下側案内溝部13及び上側案内溝
部11に摺動可能に挿入して、このレール係合部材3の
上側案内部15を上側摺動部8に、レール用溝形成部1
4を開口部10に、下側案内部16を下側摺動部9にそ
れぞれ摺動可能に挿入する。
【0031】これと同時に、左のばね片部22Lの係合
突起部23Lが係合孔12Lの屈曲部12L−1より下
部に挿入されると共に、右のばね片部22Rの係合突起
部23Rが係合孔12Rの屈曲部12R−1より下部に
挿入されて、係合突起部23L、23Rが係合孔12
L、12Rの屈曲部12L−1、12R−1の下側傾斜
部に接する。そして、これらのばね片部22L、22R
と、係合突起部23L、23Rと、屈曲部12L−1、
12R−1を有する係合孔12L、12Rとでレール係
合部材保持手段が構成してあり、ばね片部22L、22
Rは指で押してその付勢が解除できる強さの力でレール
係合部材3をレール30側に付勢している。
【0032】次に、上記のように構成された被取付物の
取付構造を用いて被取付物である電子機器Aのレール
(DINレール)30への取付及びこの取付の解除を説
明する。なお、レール30は、電子機器Aを取り付ける
設備等に、例えば水平状態で設けてある。
【0033】装置本体1の裏側をレール30に沿わせ
て、上側係止爪部18の外面をレール30の上縁部に当
てて、装置本体1をレール30に押し付けることによ
り、上側係止爪部18の外面が傾斜面18aになってい
るために、押付け力が上側係止爪部18を押し上げる力
に変換されて、レール係合部材3が押し上げられ、左の
ばね片部22Lの係合突起部23Lが係合孔12Lの屈
曲部12L−1の下側傾斜部に押し付けられると共に、
右のばね片部22Rの係合突起部23Rが係合孔12R
の屈曲部12R−1の下側傾斜部に押し付けられる。こ
のために、左右のばね片部22L、22Rは横方向に曲
げられて、弾性付勢力を蓄える。
【0034】上記のようにレール係合部材3が押し上げ
られることにより、装置本体1のレール用溝部2にレー
ル30が挿入される。そして、装置本体1を少し下げる
ことにより、レール用溝部2の下側壁部に設けた下側係
止爪部5の内面とレール用溝部2の底面部との間のレー
ル挿入溝6にレール30の下縁部が挿入され、また、レ
ール係合部材3は、左右のばね片部22L、22Rの弾
性付勢力により押し下げられて、レール係合部材3の上
側係止爪部18がレール30の上縁部に係止される。こ
のようにして、装置本体1がレール2に取り付けられ
る。
【0035】次に、装置本体1をレール30から取り外
す場合には、図2に矢印で示すように、片手の指でレー
ル係合部材3を上方向に押し上げることにより、左右の
ばね片部22L、22Rを再び撓ませて、下側係合爪部
5からレール30の下縁部を外し、この状態で、装置本
体1を手前に引くことにより、下側係合爪部5をレール
30の下縁部より離し、更に、上側係合片部18をレー
ル30の上縁部より外して装置本体1をレール30から
取り外す。
【0036】上記した実施の形態例1にあっては、装置
本体1をレール30から取り外す場合に、片手の指でレ
ール係合部材3を押し上げ、この状態で、装置本体1を
手前に引くことにより行うことができて、工具を用いる
ことなく、装置本体1をレール30から取り外すことが
できる。
【0037】このために、狭くて暗い作業環境の悪い取
付場所での作業であって、レール係合部材の工具の引掛
け部分(孔)が見えにくい場合でも、取り外し作業を容
易に行うことができるし、また、レール係合部材を工具
を用いて押し下げる場合に、力を入れ過ぎてレール係合
部材が装置本体から外れて飛んで行くということがな
く、作業環境の悪い取付箇所でも、取り外し作業に伴う
保守、メンテナンスが容易になり、その作業効率を良好
にすることができる。
【0038】また、レール係合部材3の厚さは、装置本
体1のケース1Aの厚さと同じであって、レール係合部
材3の移動がケース1Aの一部が移動するようになるた
めに、電子機器(製品)自体の厚さには全く影響がない
ものになる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る被取
付物の取付構造によれば、装置本体をレールから取り外
す場合に、レール係合部材保持手段により保持されたレ
ール係合部材を片手の指で移動させて、この状態で、装
置本体を手前に引くことにより行うことができて、工具
を用いることなく、装置本体をレールから取り外すこと
ができる。
【0040】このために、狭くて暗い作業環境の悪い取
付場所での作業であっても、取り外し作業を容易に行う
ことができるし、また、レール係合部材を工具を用いて
押し下げる場合に、力を入れ過ぎてレール係合部材が装
置本体から外れて飛んで行くということがなく、取り外
し作業に伴う保守、メンテナンスが容易になり、その作
業効率を良好にすることができる。
【0041】また、本発明に係る被取付物の取付構造に
おいて、レール係合部材のレール用溝形成部を開口部に
挿入して、案内レール部を案内溝部に摺動可能に挿入し
て、レール係合部材の一方の案内部を一方の摺動部に、
他方の案内部を他方の摺動部にそれぞれ摺動可能に挿入
するようにし、レール係合部材を装置本体のケースの厚
さと同じ厚さにしたことにより、レール係合部材の移動
がケースの一部が移動するようになるために、電子機器
(製品)自体の厚さには全く影響がないものになる。
【0042】また、前記レール係合部材保持手段を、前
記レール係合部材用摺動部の摺動部に、前記レール係合
部材の移動方向に対して傾斜する係合孔部を設け、前記
レール係合部材の前記案内部に、前記レール係合部材の
移動方向に沿うばね片部を設けると共に、このばね片部
の先端部に係合突起部を突設し、この係合突起部を前記
係合孔部に摺動可能に挿入して構成したことにより、レ
ール係合部材が押し上げられ、ばね片部の係合突起部が
係合孔部に押し付けられて、ばね片部は曲げられて、弾
性付勢力を蓄えるようになり、指で押してその付勢が解
除できる強さの力でレール係合部材をレール側に付勢し
て、このレール係合部材をレールに係脱可能に係合させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る被取付物の取付構造によりレール
に取り付けられた電子機器の斜視図である。
【図2】本発明に係る被取付物の取付構造を備えた電子
機器の後面図である。
【図3】同電子機器の側面図である。
【図4】同電子機器の装置本体の後面図である。
【図5】(1)はレール係合部材の正面図である。
(2)はレール係合部材の側面図である。(3)は
(1)のX−X線に沿う断面図である。
【図6】レール係合部材のレール係合部材用摺動部への
装着状態の説明図である。
【図7】従来の被取付物の取付構造の正面図である。
【図8】従来の被取付物の取付構造におけるレールに取
り付けられた電子機器の取り外しの説明図である。
【符号の説明】
1 装置本体 2 レール用溝部 3 レール係合部材 7 レール係合部材用摺動部 8 上側摺動部(一方の摺動部) 9 下側摺動部(他方の摺動部) 12L 係合孔部 12R 係合孔部 15 上側案内部(一方の案内部) 16 下側案内部(他方の案内部) 22L ばね片部 22R ばね片部 23L 係合突起部 23R 係合突起部 30 レール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石田 洋明 岡山県岡山市海吉2075番地 オムロン岡山 株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定側に設けたレールに、被取付物の装
    置本体に設けたレール用溝部を引っ掛けて前記被取付物
    を前記レールに着脱可能に取り付ける被取付物の取付構
    造において、 前記装置本体に設けられて前記レール用溝部に直交する
    方向に移動可能になされ且つ前記レールに係脱可能に係
    合するレール係合部材と、 指で押してその付勢が解除できる強さの力で前記レール
    係合部材を前記レール側に付勢して、このレール係合部
    材を前記レールに係脱可能に係合させると共に、前記レ
    ール係合部材の付勢方向の端部を前記装置本体外に突出
    させるレール係合部材保持手段とを備えたことを特徴と
    する被取付物の取付構造。
  2. 【請求項2】 前記装置本体に、前記レール用溝部に直
    交する方向にレール係合部材用摺動部を設け、このレー
    ル係合部材用摺動部を、前記装置本体のケースに形成し
    た開口部とこの開口部を挟んだ一対の摺動部とで構成す
    ると共に、前記摺動部の側壁部に案内溝部を設け、 前記レール係合部材を、その中間部のレール用溝形成部
    と、このレール用溝形成部を挟んだ一対の案内部とで構
    成すると共に、前記案内部に案内レール部を設け、 前記レール係合部材の前記レール用溝形成部を前記開口
    部に挿入して、前記案内レール部を前記案内溝部に摺動
    可能に挿入して、前記レール係合部材の前記一方の案内
    部を前記一方の摺動部に、前記他方の案内部を前記他方
    の摺動部にそれぞれ摺動可能に挿入するようにした請求
    項1に記載の被取付物の取付構造。
  3. 【請求項3】 前記レール係合部材を前記装置本体のケ
    ースの厚さと同じ厚さにした請求項2に記載の被取付物
    の取付構造。
  4. 【請求項4】 前記レール係合部材保持手段を、前記レ
    ール係合部材用摺動部の前記摺動部に、前記レール係合
    部材の移動方向に対して傾斜する係合孔部を設け、前記
    レール係合部材の前記案内部に、前記レール係合部材の
    移動方向に沿うばね片部を設けると共に、このばね片部
    の先端部に係合突起部を突設し、この係合突起部を前記
    係合孔部に摺動可能に挿入して構成した請求項2又は請
    求項3に記載の被取付物の取付構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009194055A (ja) * 2008-02-13 2009-08-27 Yamatake Corp 電気機器の取り付け装置
CN113132819A (zh) * 2019-12-30 2021-07-16 启碁科技股份有限公司 安装结构

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JP2009194055A (ja) * 2008-02-13 2009-08-27 Yamatake Corp 電気機器の取り付け装置
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