JPH11346065A - 筐体製造方法およびその製造方法により製造された筐体を備えた画像読取装置および画像形成装置 - Google Patents

筐体製造方法およびその製造方法により製造された筐体を備えた画像読取装置および画像形成装置

Info

Publication number
JPH11346065A
JPH11346065A JP10167753A JP16775398A JPH11346065A JP H11346065 A JPH11346065 A JP H11346065A JP 10167753 A JP10167753 A JP 10167753A JP 16775398 A JP16775398 A JP 16775398A JP H11346065 A JPH11346065 A JP H11346065A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
case
manufacturing
picture image
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10167753A
Other languages
English (en)
Inventor
Taro Ikeda
太郎 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP10167753A priority Critical patent/JPH11346065A/ja
Publication of JPH11346065A publication Critical patent/JPH11346065A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 残留ひずみが少なく、容易かつ高寸法精度で
製造可能とする筐体製造方法およびその製造方法により
製造された筐体を備えた画像読取装置および画像形成装
置を提供する。 【解決手段】 筐体は1枚の金属製の板を2点鎖線の部
分で箱状に折り曲げて、折り曲げた接合面どうしを溶接
することによって製造する。そして、平面C内にX方向
とY方向の基準となる穴と長丸穴を設けたとすれば、す
べての製造工程の基準(外形打ち抜き,穴あけ,絞り,
曲げ,溶接工程等)を同一にすることができ、他平面と
の寸法関係の精度を向上させることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、装置の外枠を構成
する筐体の筐体製造方法に関するものであり、特に複写
機またはプリンター,イメージスキャナーなどの画像読
取装置あるいは画像形成装置などに備えられる筐体の筐
体製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の画像読取装置、ある
いは、画像形成装置としては、例えば、複写機、プリン
ター、あるいは、イメージスキャナーなどがある。
【0003】複写機は、画像形成装置、および、画像読
取装置としての機能を備えており、一般的に、原稿等の
画像を読み取る機能を備え、読み取った画像情報に基づ
いてシートに画像を形成するものであるが、近年では、
通信機能等を備えて外部から送られる画像情報を入力す
る機能を備えた複写機もある。
【0004】また、プリンターは、画像形成装置として
の機能を備えたもので、一般的に外部の装置、例えば、
コンピュータなどの装置から送られる画像情報に基づい
てシートに画像を形成するものである。
【0005】イメージスキャナーは、原稿画像を読み取
る読取装置を備えたもので、読み取った画像情報をコン
ピュータやプリンタ等に送る装置である。
【0006】このような画像読取装置、あるいは、画像
形成装置における外枠を構成する筐体は、従来、複数の
金属製の板をねじ締結等で締結することによって形成さ
れていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術の場合には、下記のような問題が生じて
いた。
【0008】筐体に対して高寸法精度が必要とされる場
合、構成する部品が多くなればなるほど、個々の部品の
寸法公差の積み上げにより、結果として組み立てられた
筐体の高寸法精度化は困難であった。
【0009】また、この状態で組み立てることによっ
て、個々の部品に微少な変形を与えることになるため、
組み立て後の筐体にある程度の残留ひずみを発生させる
ことになる。
【0010】例えば治具を用いて高寸法精度に個々の部
品を位置決めして組み立てる場合、この残留ひずみ量が
大きいと治具で固定された状態と、治具から取り出した
状態とで寸法精度が変化してしまい、治具による位置決
めが無効になってしまっていた。
【0011】さらに、部品を複数に分けることにより個
々の部品の製造メーカーが異なる場合、あるいは部品製
造メーカーと組み立てメーカーが異なるような場合に
は、コストが上昇することにもなっていた。
【0012】本発明は上記の従来技術の課題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、残留
ひずみが少なく、容易かつ高寸法精度で製造可能とする
筐体製造方法およびその製造方法により製造された筐体
を備えた画像読取装置および画像形成装置を提供するこ
とにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、画像読取装置あるいは画像形成装
置の外枠を構成する筐体の筐体製造方法において、1枚
の金属製の板を箱状に折り曲げて筐体を製造することを
特徴とする。
【0014】したがって、1枚の金属製の板を折り曲げ
るだけで、筐体が製造されるので、複数の板を組み立て
る場合に比べて残留ひずみ量が少なく、容易に精度良く
形成される。
【0015】折り曲げた板の平面部どうしを溶接により
締結するとよい。
【0016】筐体を構成平面部のうち唯一の平面内に、
全ての製造工程の寸法基準を有するとよい。
【0017】したがって、誤差伝播が抑えられ精度良く
製造される。
【0018】また、上記目的を達成するために本発明の
画像読取装置にあっては、上記の筐体製造方法により製
造された筐体を備えたことを特徴とする。
【0019】さらに、上記目的を達成するために本発明
の画像形成装置にあっては、上記の筐体製造方法により
製造された筐体を備えたことを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ないかぎりは、この発明の範囲をそれらのみに限定する
趣旨のものではない。
【0021】図1〜図3を参照して、本発明の実施の形
態に係る筐体の筐体製造方法について説明する。
【0022】図1は本発明の実施の形態に係る筐体の筐
体製造方法によって製造された筐体の概略構成図であ
り、図2は筐体の製造前の展開図であり、図3は本発明
の実施の形態に係る筐体の筐体製造方法の説明図であ
る。
【0023】この筐体10は図2に示す1枚の金属製の
板(以下板金とする)10aを図中2点鎖線の部分で箱
状に折り曲げて、図3に示す折り曲げた接合面Aと接合
面Bを図中に示した溶接箇所で溶接することによって製
造される。
【0024】従来は、図中2の平面C,D,E,F,G
をそれぞれ独立した部品として形成していたため、それ
ぞれ部品の位置関係を最適化して高寸法精度の筐体を製
造するためには、それぞれの部品の寸法基準,寸法公差
等を最大限に考慮して、関係する部品間において発生す
る公差をなるべく抑え、かつ締結部の締結方法を十分に
考慮する必要があった。
【0025】一方、本発明の実施の形態においては、例
えば図2に示す平面C内にX方向とY方向の基準となる
穴と長丸穴を設けたとすれば、すべての製造工程の基準
(外形打ち抜き,穴あけ,絞り,曲げ,溶接工程等)を
同一にすることができ、他平面との寸法関係の精度を向
上させることが可能となる。
【0026】また、従来のように複数の部品によって筐
体を構成すると、個々の部品の寸法公差上発生する形状
のバラツキによっては締結により変形が発生して、完成
後の筐体にひずみが残留することがあった。
【0027】一方、本発明の実施の形態においては、前
述した接合面Aと接合面Bは不図示の専用治具によって
外形を高精度で位置決めされる。
【0028】そして、その後溶接を行うことによって、
溶接後の筐体の変形を最小限度に押さえることができ、
結果として完成後の筐体の残留ひずみを低減することが
できる。
【0029】また、本実施の形態において、筐体は構成
する部品は1部品のみであるので、外形打ち抜き,穴あ
け,絞り,曲げ,溶接工程等をなるべく少ない加工メー
カーが行うことによって、部品コストの削減も期待でき
る。
【0030】上述の筐体製造方法によって製造する筐体
は、複写機,プリンター、イメージスキャナー等の画像
読取装置あるいは画像形成装置の筐体、特に小型の装置
に採用されると有効である。
【0031】以下、その一例として、画像読取装置およ
び画像形成装置の両方の機能を持った複写機を構成する
画像読取部の装置に、上記の製造方法によって製造され
た筐体を適用した場合について図4を参照して説明す
る。
【0032】図4は複写機の一部の概略構成図である。
【0033】複写機は、原稿画像の画像を読み取る画像
読取機能と、得た画像情報に基づいて用紙などのシート
等に画像を形成する画像形成機能の両方の機能を備えた
装置であるが、装置全体の技術については公知技術であ
るので、その説明は省略し、以下、画像読取部について
のみ図4を参照して簡単に説明する。
【0034】原稿台ガラス1に載置された不図示の原稿
の画像情報は、光源を備えた原稿照明ユニット2を速度
Vで図中2aの位置から2bの位置に移動させる間に、
折り返しミラーユニット3を速度V/2で図中3aの位
置から3bの位置に移動させることで、原稿の反射光を
レンズ群4を経てCCD5上に結像させることで読み取
られる。
【0035】原稿台ガラス1,レンズ群4,CCD5な
どは、原稿照明ユニット2および折り返しミラーユニッ
ト3が走行する不図示のレールの表面または外枠を構成
する筐体10bの底面または側面を寸法基準にして組み
付けられる。
【0036】前記レールも基本的には筐体10bに取り
付けられる。
【0037】ここで、光学性能はこれらの構成部品の寸
法関係の精度によって大いに左右される。
【0038】よって筐体の寸法精度を向上させ、また筐
体の残留ひずみを減少させることはすなわち、装置とし
ての性能を向上させることになる。
【0039】したがって、画像読取装置の外枠に上述し
た製造方法によって製造された筐体を適用すれば、読取
画像の精度の向上に貢献し、画像形成装置の外枠に適用
すれば形成する画像の精度の向上に貢献することとな
る。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の筐体製造
方法により、1枚の金属製の板を折り曲げるだけで、筐
体を形成するので、複数の板を組み立てる場合に比べて
残留ひずみ量が少なく、容易かつ高寸法精度で筐体を製
造することができる。
【0041】折り曲げた板の平面部どうしを溶接により
締結すれば、容易に製造することができる。
【0042】筐体を構成する平面部のうち唯一の平面内
に、全ての製造工程の寸法基準を有するようにすれば、
誤差伝播を抑えて精度良く製造できる。
【0043】また、本発明の画像読取装置に、上記の筐
体製造方法により製造された筐体を備えれば、読取画像
の精度が向上し、本発明の画像形成装置に、上記の筐体
製造方法により製造された筐体を備えれば、形成する画
像の精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施の形態に係る筐体の筐体製
造方法によって製造された筐体の概略構成図である。
【図2】図2は筐体の製造前の展開図である。
【図3】図3は本発明の実施の形態に係る筐体の筐体製
造方法の説明図である。
【図4】図4は複写機の一部の概略構成図である。
【符号の説明】
1 原稿台ガラス 2 原稿照明ユニット 3 折り返しミラーユニット 4 レンズ群 5 CCD 10,10b 筐体 10a 金属製の板(板金)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像読取装置の外枠を構成する筐体の筐体
    製造方法において、 1枚の金属製の板を箱状に折り曲げて筐体を製造するこ
    とを特徴とする筐体製造方法。
  2. 【請求項2】画像形成装置の外枠を構成する筐体の筐体
    製造方法において、 1枚の金属製の板を箱状に折り曲げて筐体を製造するこ
    とを特徴とする筐体製造方法。
  3. 【請求項3】折り曲げた板の平面部どうしを溶接により
    締結することを特徴とする請求項1または2に記載の筐
    体製造方法。
  4. 【請求項4】筐体を構成平面部のうち唯一の平面内に、
    全ての製造工程の寸法基準を有することを特徴とする請
    求項1,2または3に記載の筐体製造方法。
  5. 【請求項5】請求項1,3または4に記載の筐体製造方
    法により製造された筐体を備えたことを特徴とする画像
    読取装置。
  6. 【請求項6】請求項2,3または4に記載の筐体製造方
    法により製造された筐体を備えたことを特徴とする画像
    形成装置。
JP10167753A 1998-06-01 1998-06-01 筐体製造方法およびその製造方法により製造された筐体を備えた画像読取装置および画像形成装置 Pending JPH11346065A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10167753A JPH11346065A (ja) 1998-06-01 1998-06-01 筐体製造方法およびその製造方法により製造された筐体を備えた画像読取装置および画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10167753A JPH11346065A (ja) 1998-06-01 1998-06-01 筐体製造方法およびその製造方法により製造された筐体を備えた画像読取装置および画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11346065A true JPH11346065A (ja) 1999-12-14

Family

ID=15855469

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10167753A Pending JPH11346065A (ja) 1998-06-01 1998-06-01 筐体製造方法およびその製造方法により製造された筐体を備えた画像読取装置および画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11346065A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003318567A (ja) * 2002-04-24 2003-11-07 Shin Kobe Electric Mach Co Ltd 天板又は底板及びそれらを用いた箱体
US6786101B2 (en) 2001-06-07 2004-09-07 Canon Kabushiki Kaisha Weld strength determination method, casing structure, casing structure for image forming apparatus, and weld strength determination method in casing for image forming apparatus
WO2021182494A1 (ja) * 2020-03-11 2021-09-16 いすゞ自動車株式会社 機器保護部材および機器保護部材の製造方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6786101B2 (en) 2001-06-07 2004-09-07 Canon Kabushiki Kaisha Weld strength determination method, casing structure, casing structure for image forming apparatus, and weld strength determination method in casing for image forming apparatus
JP2003318567A (ja) * 2002-04-24 2003-11-07 Shin Kobe Electric Mach Co Ltd 天板又は底板及びそれらを用いた箱体
WO2021182494A1 (ja) * 2020-03-11 2021-09-16 いすゞ自動車株式会社 機器保護部材および機器保護部材の製造方法
JP2021142837A (ja) * 2020-03-11 2021-09-24 いすゞ自動車株式会社 機器保護部材および機器保護部材の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3679259B2 (ja) 支持構造体
JP4302415B2 (ja) 画像形成装置
JP4278945B2 (ja) 光書込装置、画像形成装置、および位置調整方法
JPH11346065A (ja) 筐体製造方法およびその製造方法により製造された筐体を備えた画像読取装置および画像形成装置
JP2000082881A (ja) 画像形成装置の支持構造体
JP4447191B2 (ja) 駆動機構の軸受構造、画像読取装置および画像形成装置
JP3789287B2 (ja) 機能装置の筐体構造及びその組立て方法
JPH11135956A (ja) 筐体の製造方法及び画像読取装置又は画像形成装置
JP3397992B2 (ja) 画像形成装置
JP2006215267A (ja) 光走査装置および画像形成装置
JP4226203B2 (ja) 光走査装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2002171387A (ja) 画像読取装置
JP2001245098A (ja) 画像読取装置
JP3809647B2 (ja) 画像読み取り装置
JP2014013274A (ja) 画像形成装置の枠体構造体
JP4312434B2 (ja) 画像読取装置
WO2021049177A1 (ja) 画像読取装置
JP2017200055A (ja) 画像読取装置およびそれを備えた画像形成装置
JPH1158455A (ja) ルーフプリズムレンズアレイの射出成形用金型
JP4175105B2 (ja) 画像形成装置におけるレーザ走査ユニットのスキュー調整方法及びスキュー調整用治具
JP3380657B2 (ja) 画像形成装置の原稿載置台
JP3800014B2 (ja) 画像読取装置
JPH10271274A (ja) 画像読取装置
JP2002218181A (ja) 原稿読取装置の組立方法、原稿読取装置及び複写装置
JP2000022888A (ja) 画像読取装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050208

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050328

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050712