JP4312434B2 - 画像読取装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、紙面上に形成された画像を光学的に読み取り、その画像をデジタル化された信号に変換する画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子写真プロセスを利用した複写機等の入力装置として用いられている画像読取り装置は、原稿の印字面を露光した際の反射光をCCD上に結像させることにより画像を読み取り、CCDの出力に基づいてデジタル化された信号を出力する装置である。
【0003】
画像読取装置の従来例を図10に示す。図10は、複写機に用いられている画像読取装置の構造を示す縦断側面図である。
【0004】
画像読取装置101は、画像読取部102と自動原稿送り装置(ADF)103とから構成されている。
【0005】
画像読取部102は、搬送原稿読取部104、ブック原稿読取部105、スケール106、フレーム107及び光学部材108を備えている。
【0006】
また、自動原稿送り装置103は、搬送経路103aの両端に搬送トレイ103b及び排紙トレイ103cを備えている。
【0007】
搬送原稿読取部104及びブック原稿読取部105には、上部に搬送原稿用コンタクトガラス104a及びブック原稿用コンタクトガラス105aが配設されている。搬送原稿用コンタクトガラス104a及びブック原稿用コンタクトガラス105aは、それぞれ並列に配置されており、それらの間には隙間が開けられている。
【0008】
スケール106は、搬送原稿用コンタクトガラス104a及びブック原稿用コンタクトガラス105aの上に跨るように配設されている板状部材である。また、搬送原稿用コンタクトガラス104aと接する部分についてはADF103の搬送経路103aの一部を構成しており、その部分には孔部106aが開けられている。また、ブック原稿用コンタクトガラス105aと接する部分については、図示しない接着部材によってブック原稿用コンタクトガラス105aと接着されている。
【0009】
ここで、ブック原稿用コンタクトガラス105aに原稿を載置する場合、原稿を載置する位置はブック原稿用コンタクトガラス105aに接着されたスケール106の端面に原稿の一辺を突き当てることにより決定する。この位置は、例えば複写機等で複写を行う場合においては、原稿に形成された画像の位置等を忠実に再現するための基準とされている。そのため、複写等の画像形成を行う場合、再現性を向上させるための手段として、スケール106の設置位置の精度を向上させることが上げられる。
【0010】
この設置位置精度を向上させる考案として、実公平7-45077号公報では、ブック原稿用コンタクトガラスの一ヶ所に溝を、スケールに脚部を形成し、これらを嵌合させることによりスケールの位置精度を向上させ、複写紙に形成される画像の位置精度を向上させるための考案が公開されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ブック原稿用コンタクトガラス105aと搬送原稿用コンタクトガラス104aとの間を跨り、搬送原稿用コンタクトガラス104aの上において搬送経路の一部を構成する形状を有するスケール106は、ブック原稿用コンタクトガラス105aと接する部分が接着部材によって接着されている。このため、メンテナンス時等において、ブック原稿用コンタクトガラス105aを取り外す際には、ブック原稿用コンタクトガラス105aと共にスケール106も取り外される。このとき、スケール106が搬送原稿用コンタクトガラス104aの上に跨る構造を有すると、ブック原稿用コンタクトガラス105a及びスケール106を取り外す際に、スケール106が搬送原稿用コンタクトガラス104aやその周囲に配置された部品等と接触しないようにする必要があり、ブック原稿用コンタクトガラス105a等の取扱いが煩雑になるという問題点がある。
【0012】
次いで、実公平7-45077号公報では、スケールの位置精度を向上させるための技術が公開されている。しかし、この技術はブック原稿用コンタクトガラスの表面に溝を形成する必要があり、製作効率が悪いという問題点がある。
【0013】
本発明の目的は、メンテナンス時における各部材の脱着性及び作業効率を向上させることである。
【0014】
本発明の目的は、スケールを取り付ける際の位置精度を向上させることにより、原稿の読取精度を向上させることである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、上面に原稿を載置するブック原稿用コンタクトガラスと、前記ブック原稿用コンタクトガラスと隙間を開けて並列に配置され、自動原稿送り装置によって原稿が搬送される搬送経路に接するように位置づけられる搬送原稿用コンタクトガラスと、上面に、前記搬送原稿用コンタクトガラスの表面に連続して搬送経路の一部を構成するよう位置づけられる原稿ガイド面と、前記ブック原稿用コンタクトガラスに載置された原稿の一辺を位置決めする延出部材と、前記ブック原稿用コンタクトガラス突き当て位置決めする突き当て部材と、を有するスケールと、前記スケールには下方へ延出する一対の脚部が主走査方向の両端面側に形成され、前記脚部との嵌合を許容することによって嵌合された前記スケールを位置決めする一対の孔部が形成されているフレームと、を具備し、前記延出部材の前記ブック原稿用コンタクトガラスの表面と接する面には接着部材が設けられ、かつ前記一対の孔部の手前側の孔部を副走査方向と直交す方向に延びる溝形状として前記スケールと前記ブック原稿用コンタクトガラスとを手前側に回動可能としたことを特徴とする。
【0016】
したがって、スケールは、搬送原稿用コンタクトガラスとブック原稿用コンタクトガラスとの隙間に配置され、そのスケールの上面に形成される原稿ガイド面は搬送原稿用コンタクトガラスの表面に連続して搬送経路の一部を構成し、かつスケールにはブック原稿用コンタクトガラスに載置された原稿の位置決めを行う形状を有する延出部材が設けてあるので、搬送される原稿の搬送経路を有する機能及び位置決め機能については従来例と同様の機能を有する。また、スケールは搬送原稿用コンタクトガラスとブック原稿用コンタクトガラスとの隙間に配置した構造であるので、その形状の小型化を図ることが可能になり、メンテナンス時等においてブック原稿用コンタクトガラス及びスケールを脱着する際にスケールが搬送原稿用コンタクトガラスやその周囲の部品と接触しないようにする必要がなくなり、ブック原稿用コンタクトガラス等の取扱いの煩雑さを解消することが可能になる。
そして、スケールには下方へ延出する一対の脚部が主走査方向の両端面側に形成されており、その脚部との嵌合を許容する孔部がフレームに設けられているので、フレームに対して直接スケールの位置決めをすることが可能になる。
【0017】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記ブック原稿用コンタクトガラスに対して前記スケールを位置決めする位置決め部材を具備することを特徴とする
【0018】
したがって、ブック原稿用コンタクトガラスに対してスケールの位置決めを行う位置決め部材と、ブック原稿用コンタクトガラスの位置決めを行う突き当て部材とを具備し、スケールとブック原稿用コンタクトガラスとを接着することにより、ブック原稿用コンタクトガラスを介してスケールの位置決めを行うことが可能になる。
【0021】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記フレームに設けられている一方の前記孔部は、この孔部に嵌合する前記脚部側を支点として前記スケールを回動させた場合にその脚部と干渉しない遊びを有している。
【0022】
したがって、メンテナンス時にスケールを取り外す際、一方の脚部を支点としてスケールを回動させた場合に、その脚部と嵌合する孔部の形状を回動する脚部と干渉しない遊びを有する形状としたので、メンテナンス時等において、ブック原稿用コンタクトガラスやスケールの取り外し等の作業を簡便に行うことが可能になる。
【0023】
【発明の実施の形態】
本発明の第一の実施の形態を図1ないし図4に基づいて説明する。本発明の第一の実施の形態は、画像読取装置を備えている電子機器の一例として、複写機への適用例について説明する。
【0024】
図1は、第一の実施の形態である画像読取装置を備えている複写機の構成を示す模式図、図2は、本実施の形態である画像読取装置の構成を示す縦断側面図、図3は、図2で示した画像読取装置のうち、スケール周辺の部材の配置等を示す分解斜視図、図4は、図2で示した画像読取装置のうち、スケール周辺の各部材の位置関係を詳述した部分拡大図である。
【0025】
本実施の形態である複写機1は、画像読取装置2、画像形成部3及び給紙部4から構成されている。
【0026】
画像形成部3は、感光体5を主要素として、その周囲には、帯電装置6、露光装置7、現像装置8、転写装置9及びクリーニング装置10が電子写真プロセス順に配置されている。また、給紙部4は給紙トレイ11、通紙経路12から構成されており、通紙経路12には、定着装置13が配置されている。
【0027】
画像読取装置2は、自動原稿送り装置(以下、単にADF14という)、コンタクトガラス15、スケール16、光学部材17及びフレーム18から構成されている。
【0028】
ADF14は、搬送経路14aに沿って搬送される原稿を予め載置させておく搬送トレイ14b、搬送経路14aにおいて原稿を搬送する複数の搬送ローラ14c及び搬送し終えた原稿が排出される排紙トレイ14dから構成されている。搬送トレイ14bにセットされた原稿は、搬送ローラ14cによって搬送経路14aを搬送され、排紙トレイ14dに排紙される。
【0029】
コンタクトガラス15は、例えばブック原稿のような搬送できない原稿を載置させるブック原稿用コンタクトガラス15aと、搬送経路14aの一部と接するように位置づけられる搬送原稿用コンタクトガラス15bとから構成されており、ブック原稿用コンタクトガラス15aと搬送原稿用コンタクトガラス15bは、それらの間に隙間を開けて並列に配置されている。
【0030】
スケール16は、ブック原稿用コンタクトガラス15aと搬送原稿用コンタクトガラス15bとの間に開けられた隙間に配置されており、上面には搬送経路14aの一部を構成する原稿ガイド面16aが形成され、側方にはブック原稿用コンタクトガラス15aの上方に乗り上げ配置され、載置された原稿の一辺を位置決めする延出部材16bが設けられている。スケール16を前述した隙間に配置させた場合には、原稿ガイド面16aは搬送原稿用コンタクトガラス15bの表面と連続して搬送経路の一部を構成するように位置づけられる。
【0031】
延出部材16bは、その下方にブック原稿用コンタクトガラス16aと嵌合する嵌合スペース16cを有しており、嵌合スペース16cには、ブック原稿用コンタクトガラス15aを突き当て位置決めする位置決め面16dを有する。また、延出部材16bのうちブック原稿用コンタクトガラス15aの表面と接する面16eには、図示しない両面テープ等の接着部材が設けられており、ブック原稿用コンタクトガラス15aとスケール16とが接着可能な構造を有している。
【0032】
また、延出部材16bの端面16fは、ブック原稿用コンタクトガラス15aの上に載置される原稿の一辺を延出部材16bの端面16fに突き当てて原稿の位置決めを行う。
【0033】
光学部材17は、光源17a、複数のミラー17b、レンズ17c及びCCD17dから構成されており、これらの部材は、すべて搬送原稿用コンタクトガラス15b及びブック原稿用コンタクトガラス15aの下方に配置されている。光源17aは、原稿の印字面等を露光し、その時に得られる反射光をミラー17b及びレンズ17cによってCCD17dに結像させる。CCD17dは、結像した画像に基づいてデジタル信号を出力する。
【0034】
フレーム18には、ブック原稿用コンタクトガラス15a、搬送原稿用コンタクトガラス15b、スケール16、光学部材17等が配置されており、その上方にADF14が設けられている。フレーム18とADF14とは、一辺が蝶番等の部材で取り付けられており、ADF14は、蝶番等の部材で取り付けられた点を回転中心として、フレーム18の上面に対して垂直方向に向けて回動自在な構造を有する。また、フレーム18の上部には、主走査方向に沿って突き当て部材18aが設けられており、組立時やメンテナンス時においてブック原稿用コンタクトガラス15aをフレーム18に取り付ける際、ブック原稿用コンタクトガラス15aを突き当て部材18aに突き当てることにより、フレーム18に対するブック原稿用コンタクトガラス15aの位置決めが行える構造を有する。
【0035】
このような構成において、ブック原稿用コンタクトガラス15a及びスケール16は、フレーム18に対して図3及び図4に示すように配置される。
【0036】
つまり、ブック原稿用コンタクトガラス15aは、フレーム18に設けられている突き当て部材18aと突き当てられて位置決めが行われる。次に、突き当て部材18aと突き当てられたブック原稿用コンタクトガラス15aの側面部の上部に、スケール16を載置する。このとき、スケール16に設けられている位置決め面16dとブック原稿用コンタクトガラス15aの側面部15bとを突き当てて載置すると共に、接着部材を用いてスケール16とブック原稿用コンタクトガラス15aとを接着する。
【0037】
したがって、フレーム18に設けられた突き当て部材18aにブック原稿用コンタクトガラス15aを突き当ててブック原稿用コンタクトガラス15aの位置決めを行い、スケール16は、ブック原稿用コンタクトガラス15aに対してブック原稿用コンタクトガラス15aの側面部15bとスケール16に形成されている位置決め面16dとが接するように配置することにより、フレーム18に対するスケール16の位置決めが実現される。
【0038】
また、メンテナンス時において、スケール16を取り外す際には、接着されているブック原稿用コンタクトガラス15aと共にスケール16を取り外せばよい。このとき、スケール16はブック原稿用コンタクトガラス15aと搬送原稿用コンタクトガラス15bとの間に開けられた隙間に配置できるように小型化されているので、メンテナンス時におけるブック原稿用コンタクトガラス15aの取り外しや取付けを容易に行うことが可能になると共に、ブック原稿用コンタクトガラス15a及びスケール16の取扱いの煩雑さを解消することが可能である。
【0039】
なお、本実施の形態では、ブック原稿用コンタクトガラス15aをフレーム18の上に載置した後にスケール16を設置する方法を説明したが、ブック原稿用コンタクトガラス15aとスケール16とを予め接着し、その後にフレーム18の上に載置したとしても同様の効果が得られる。
【0040】
また、本実施の形態では、スケール16の接着をする際に両面テープ等の接着部材を用いる構造としているが、スケール16を搬送原稿用コンタクトガラス15bとブック原稿用コンタクトガラス15aとの間に挟み込む構造としても同様の効果が得られる。
【0041】
次いで、本発明の第二の実施の形態について、図5及び図6に基づいて説明する。図5は、図2で示した画像読取装置のうち、第二の実施の形態についてスケール周辺の部材の配置等を示す分解斜視図、図6は、図2で示した画像読取装置のうち、スケール周辺の各部材の位置関係を詳述した部分拡大図である。
【0042】
なお、第二の実施の形態については、第一の実施の形態と同一部分は同一符号で示し説明も省略する。
【0043】
本実施の形態では、原稿ガイド面16a及び延出部材16bが設けられているスケール16には、主走査方向の両端面側に下方へ延出する一対の脚部16gが形成されている。また、画像読取に必要なブック原稿用コンタクトガラス15a等の部材が配設されているフレーム18には、脚部16gと嵌合を許容する一対の孔部18bが形成されている。
【0044】
このような構成において、ブック原稿用コンタクトガラス15a及びスケール16は、フレーム18に対して図5及び図6に示すように配置される。
【0045】
つまり、組立時やメンテナンス時にブック原稿用コンタクトガラス15aを取り付ける際は、フレーム18に設けられている突き当て部材18aに突き当てられて、ブック原稿用コンタクトガラス15aは位置決めが行われる。次に、フレーム18に形成された一対の孔部18bとスケール16に形成された一対の脚部16gとを嵌合させてスケール16をフレーム18に固定する。このとき、スケール16の延出部材16bとブック原稿用コンタクトガラス15aとは、接着部材によって接着される。
【0046】
したがって、スケール16及びフレーム18には、それぞれを嵌合させる嵌合構造を形成し、スケール16とフレーム18とを嵌合させることにより、フレーム18に対するスケール16の位置決めを直接行うことができるので、スケール16をフレーム18に取り付ける際の位置決めの精度を向上させることが可能である。
【0047】
次いで、本発明の第三の実施の形態について、図7及び図8に基づいて説明する。図7は、図2で示した画像読取装置のうち、第三の実施の形態についてスケール周辺の部材の配置等を示す分解斜視図、図8は、図2で示した画像読取装置のうち、スケール周辺の各部材の位置関係を詳述した部分拡大図である。
【0048】
本実施の形態では、図7においてフレーム18に形成されている左側の孔部18cは、この孔部18cに嵌合する脚部16hを支点としてスケール16を回動させた場合にその脚部16hと干渉しない遊びを副走査方向と直交する方向に有している。本実施の形態では、図7中に示す脚部16hを支点としてスケール16を回動させて持ち上げた場合に、フレーム18の孔部18cと嵌合し、回動する脚部16hと干渉しない遊びを有する構造として、孔部18cは溝形状を有している。
【0049】
孔部18cが副走査方向と直交する方向に遊びを有する構造とすると、スケール16の脚部16gとフレーム18の孔部18bとが干渉させずに容易に取り外すことが可能になる理由について、図9に基づいて説明する。図9は、図7中のa-a間における矢視図である。
【0050】
まず、孔部が脚部16hの外径とほぼ同一の寸法で設けられているとすれば、孔部と脚部16hとの間に隙間がほとんどなくなるので、脚部16hを支点としてスケール16を回動させることができない。したがって、脚部16hと孔部とが直交した状態を維持しつつ、スケール16を抜く必要があり、スケール16の取り外しに手間がかかる。
【0051】
これに対し、図9のように一方の孔部18cを溝形状とすると、スケール16が矢印Xの方向へ回動し、それに伴って脚部16hが回動する際には、脚部16hは図9の点線で示す移動軌跡に沿って移動し、その時の移動軌跡よりも孔部18bの孔径が大きいので、脚部16hと孔部18cとが互いに干渉しあうことはない。即ち、スケール16の一方の脚部16gを右上に持ち上げると、他方の脚部16hは右上に持ち上げられている脚部16gの高さに伴い、任意にその位置を変化させることができる。
【0052】
したがって、図9に示すような構造を有する場合は、フレーム18からスケール16を取り外す際には、フレーム18の一方の孔部18bと嵌合する一方の脚部16gを抜き、スケール16の状態を矢印Xの方向へ回動させて、フレーム18に対して斜めにした状態で取り外すことが可能になる。
【0053】
以上のことより、本実施の形態を用いることにより、スケール16を矢印Xの方向へ斜めに持ち上げた場合であっても、スケール16の脚部16hとフレーム18の孔部18cとが干渉しあうことがなく、スムーズにスケール16等を取り外すことが可能になる。
【0054】
なお、本実施の形態では、孔部18cの形状を溝状としたが、孔部18cと嵌合する脚部16hを支点としてスケール16を回動させることが可能であれば、溝状の形状としなくても同様の効果を得ることができる。
【0055】
また、上述した各実施の形態では、電子機器としては複写機に用いた例を示したが、これに限らず、例えばFAX等のような電子機器に用いても、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0056】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、スケールは、搬送原稿用コンタクトガラスとブック原稿用コンタクトガラスとの隙間に配置され、そのスケールの上面に形成される原稿ガイド面は搬送原稿用コンタクトガラスの表面に連続して搬送経路の一部を構成し、かつスケールにはブック原稿用コンタクトガラスに載置された原稿の位置決めを行う形状を有する延出部材が設けてあるので、搬送される原稿の搬送経路を有する機能及び位置決め機能については従来例と同様の機能を有し、また、スケールは、搬送原稿用コンタクトガラスとブック原稿用コンタクトガラスとの隙間に配置した構造であるので、その形状の小型化を図ることが可能になり、メンテナンス時等においてブック原稿用コンタクトガラス及びスケールを脱着する際にスケールが搬送原稿用コンタクトガラスやその周囲の部品と接触しないようにする必要がなくなり、ブック原稿用コンタクトガラス等の取扱いの煩雑さを解消することが可能になる。
また、請求項1記載の発明によれば、スケールには下方へ延出する一対の脚部が主走査方向の両端面側に形成されており、その脚部との嵌合を許容する孔部がフレームに設けられているので、フレームに対して直接スケールの位置決めをすることが可能になる。
【0057】
請求項2記載の発明によれば、ブック原稿用コンタクトガラスに対してスケールの位置決めを行う位置決め部材と、フレームに対してブック原稿用コンタクトガラスの位置決めを行う突き当て部材とを具備し、スケールとブック原稿用コンタクトガラスとを接着することにより、ブック原稿用コンタクトガラスを介してフレームに対するスケールの位置決めを行うことが可能になる。
【0059】
請求項3記載の発明によれば、一方の脚部を支点としてスケールを回動させた場合に、その脚部と嵌合する孔部の形状を回動する脚部と干渉しない遊びを有する形状としたので、メンテナンス時等において、ブック原稿用コンタクトガラスやスケールの取り外し等の作業を簡便に行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態である画像読取装置を備えた複写機の構成を示す模式図である。
【図2】本発明の第一の実施の形態である画像読取装置の構成を示す縦断側面図である。
【図3】本発明の第一の実施の形態である画像読取装置のフレーム、スケール及びブック原稿用コンタクトガラスの位置関係について示す分解斜視図である。
【図4】本発明の第一の実施の形態である画像読取装置のフレーム、スケール、搬送原稿用コンタクトガラス及びブック原稿用コンタクトガラスの位置関係について示す部分拡大図である。
【図5】本発明の第二の実施の形態である画像読取装置のフレーム、スケール及びブック原稿用コンタクトガラスの位置関係について示す分解斜視図である。
【図6】本発明の第二の実施の形態である画像読取装置のフレーム、スケール、搬送原稿用コンタクトガラス及びブック原稿用コンタクトガラスの位置関係について示す部分拡大図である。
【図7】本発明の第三の実施の形態である画像読取装置のフレーム、スケール及びブック原稿用コンタクトガラスの位置関係について示す分解斜視図である。
【図8】本発明の第三の実施の形態である画像読取装置のフレーム、スケール、搬送原稿用コンタクトガラス及びブック原稿用コンタクトガラスの位置関係について示す部分拡大図である。
【図9】本発明の第三の実施の形態において、スケールを取り外す際のスケールの脚部とフレームの孔部との位置関係について示す模式図である。
【図10】本発明の従来技術の一例として示す画像読取装置の構成を示す縦断側面図である。
【符号の説明】
2 画像読取装置
14 自動原稿送り装置(ADF)
14a 搬送経路
15a ブック原稿用コンタクトガラス
15b 搬送原稿用コンタクトガラス
16 スケール
16a 原稿ガイド面
16d 脚部
18a 突き当て部材
18b 孔部

Claims (3)

  1. 上面に原稿を載置するブック原稿用コンタクトガラスと、
    前記ブック原稿用コンタクトガラスと隙間を開けて並列に配置され、自動原稿送り装置によって原稿が搬送される搬送経路に接するように位置づけられる搬送原稿用コンタクトガラスと、
    上面に、前記搬送原稿用コンタクトガラスの表面に連続して搬送経路の一部を構成するよう位置づけられる原稿ガイド面と、前記ブック原稿用コンタクトガラスに載置された原稿の一辺を位置決めする延出部材と、前記ブック原稿用コンタクトガラス突き当て位置決めする突き当て部材と、を有するスケールと、
    前記スケールには下方へ延出する一対の脚部が主走査方向の両端面側に形成され、前記脚部との嵌合を許容することによって嵌合された前記スケールを位置決めする一対の孔部が形成されているフレームと、を具備し、
    前記延出部材の前記ブック原稿用コンタクトガラスの表面と接する面には接着部材が設けられ、かつ前記一対の孔部の手前側の孔部を副走査方向と直交す方向に延びる溝形状として前記スケールと前記ブック原稿用コンタクトガラスとを手前側に回動可能としたことを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記ブック原稿用コンタクトガラスに対して前記スケールを位置決めする位置決め部材を具備する請求項1記載の画像読取装置。
  3. 前記フレームに設けられている一方の前記孔部は、この孔部に嵌合する前記脚部側を支点として前記スケールを回動させた場合にその脚部と干渉しない遊びを有している請求項1記載の画像読取装置。
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