JPH11344623A - プラスチック光ファイバ母材及びプラスチック光ファイ バの製造方法 - Google Patents

プラスチック光ファイバ母材及びプラスチック光ファイ バの製造方法

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JPH11344623A
JPH11344623A JP10361268A JP36126898A JPH11344623A JP H11344623 A JPH11344623 A JP H11344623A JP 10361268 A JP10361268 A JP 10361268A JP 36126898 A JP36126898 A JP 36126898A JP H11344623 A JPH11344623 A JP H11344623A
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JP
Japan
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cylindrical
optical fiber
plastic optical
cylindrical tubes
glass transition
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JP10361268A
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Takashi Fujii
隆志 藤井
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラスチック光ファイバの伝送損失の増加を
十分に防止できるプラスチック光ファイバ母材及びプラ
スチック光ファイバの製造方法を提供することを目的と
する。 【解決手段】 本発明のプラスチック光ファイバ母材1
0の製造方法は、互いに異なる屈折率をもった重合体か
らなる円筒管1,2を用意する第1の工程と、円筒管
1,2を同軸状に配置する第2の工程と、円筒管1,2
を加熱手段4により加熱してコラップスせしめると共
に、隣接する各円筒管1,2同士を熱融着させてプラス
チック光ファイバ母材を得る第3の工程とを備えること
を特徴とする。この場合、重合体を構成する材料の種類
にかかわらず、円筒管1,2同士の間の界面付近におけ
る反応が十分に防止され、単一ポリマードメインの形成
が抑えられるため、白濁の発生が十分に防止された母材
10が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチック光フ
ァイバ母材及びプラスチック光ファイバの製造方法に関
し、より詳細には、外側から中心に向かって屈折率が大
きくなるグレーテッド・インデックス型のプラスチック
光ファイバ母材及びプラスチック光ファイバの製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】グレーテッド・インデックス型のプラス
チック光ファイバ母材の製造方法には、例えば従来から
特開昭60−119509号公報に記載される方法があ
る。この方法は、まず、一定量の重合性材料を遠心成型
用円筒内に注入し、遠心成型用円筒を回転させて、その
円筒の外部から加熱等により重合性材料を重合させ、そ
の重合性材料がほとんど流動しなくなったときに回転を
停止する。その後、次の重合性材料を円筒内に注入し、
以後同様な操作を繰り返し、円筒の内側に屈折率の異な
る複数の重合体層を積層したプラスチック光ファイバ母
材を製造するものである。そして、この母材について線
引を行うことによりプラスチック光ファイバが得られ
る。
【0003】また、プラスチック光ファイバ母材の製造
方法には、特開平9−230145号公報に記載される
ものがあり、この方法は、回転する円筒管内で重合性材
料を重合させた後に、円筒管の内壁面に形成された重合
体に対して加熱や真空乾燥により揮発成分を除去し、こ
の操作を繰り返してプラスチック光ファイバ母材を製造
するものである。この方法で得られた母材について線引
きすることによりプラスチック光ファイバが得られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来からある製造方法においては、得られるプラスチ
ック光ファイバ母材において、互いに隣接する重合体を
構成するモノマーの組み合わせによっては、重合体同士
間の界面付近において白濁が生じる場合があり、その結
果、得られるプラスチック光ファイバについてその伝送
損失が増加するという問題があった。
【0005】そこで、本発明は、上記事情に鑑み、プラ
スチック光ファイバの伝送損失の増加を十分に防止でき
るプラスチック光ファイバ母材およびプラスチック光フ
ァイバの製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、プラスチ
ック光ファイバ母材及びプラスチック光ファイバの製法
について鋭意研究した結果、隣接する重合体同士間の界
面付近における白濁の原因が、重合体同士間の界面付近
において、反応しやすいモノマー同士が反応することに
より界面付近において単一ポリマードメインが形成され
ることにあることを見い出し、本発明を完成させた。
【0007】すなわち、本発明のプラスチック光ファイ
バ母材の製造方法は、互いに異なる屈折率をもった重合
体からなる複数の円筒管を用意する第1の工程と、複数
の円筒管を同軸状に配置する第2の工程と、複数の円筒
管を加熱手段により加熱してコラップスせしめると共
に、隣接する各円筒管同士を熱融着させてプラスチック
光ファイバ母材を得る第3の工程とを備えることを特徴
とする。
【0008】この発明によれば、あらかじめ屈折率の異
なる重合体からなる複数の円筒管が形成され、この円筒
管同士が熱融着されるため、重合体を構成する材料の種
類にかかわらず、円筒管同士の間の界面付近における反
応が十分に防止され、単一ポリマードメインの形成が抑
えられる。このため、得られるプラスチック光ファイバ
母材において白濁の発生が十分に防止される。
【0009】また、本発明のプラスチック光ファイバの
製造方法は、互いに異なる屈折率をもった重合体からな
る複数の円筒管を用意する第1の工程と、複数の円筒管
を同軸状に配置する第2の工程と、複数の円筒管を加熱
手段により加熱してコラップスせしめると共に、隣接す
る各円筒管同士を熱融着させながら線引してプラスチッ
ク光ファイバを得る第3の工程とを備えることを特徴と
する。
【0010】この場合、あらかじめ屈折率の異なる重合
体からなる複数の円筒管が形成され、これらの円筒管同
士が熱融着されかつ線引が行われるため、重合体を構成
する材料の種類にかかわらず、円筒管同士の間の界面付
近における反応が十分に防止され、単一ポリマードメイ
ンの形成が抑えられ、得られるプラスチック光ファイバ
母材において白濁の発生が十分に防止される。また、複
数の円筒管から直接プラスチック光ファイバが得られる
ため、製造に係る工程数が減少され、生産効率が向上す
る。
【0011】また、本発明のプラスチック光ファイバ母
材の製造方法は、互いに異なる屈折率をもった重合体か
らなる円筒管及び円柱体を用意する第1の工程と、円筒
管と円柱体とを同軸状に配置する第2の工程と、円筒管
を加熱手段により加熱してコラップスせしめると共に、
円柱体と円筒管とを熱融着させる第3の工程と、円筒管
の外側にその円筒管と屈折率の異なる重合体からなる少
なくとも一つの円筒管を同軸状に配置する第4の工程
と、円筒管を加熱手段により加熱してコラップスせしめ
ると共に、複数の円筒管同士を熱融着させてプラスチッ
ク光ファイバ母材を得る第5の工程とを備えることを特
徴とする。
【0012】この場合、あらかじめ屈折率の異なる複数
の重合体からなる円筒管および円柱体が熱融着されるた
め、重合体を構成する材料の種類にかかわらず、円筒管
同士の間の界面付近における反応が十分に防止され、単
一ポリマードメインの形成が抑えられる。このため、得
られるプラスチック光ファイバ母材において白濁の発生
が十分に防止される。
【0013】更に、本発明のプラスチック光ファイバの
製造方法は、互いに異なる屈折率をもった重合体からな
る円筒管及び円柱体を用意する第1の工程と、円筒管と
円柱体とを同軸状に配置する第2の工程と、円筒管を加
熱手段により加熱してコラップスせしめると共に、円筒
管と円柱体とを熱融着させる第3の工程と、円筒管の外
側にその円筒管と屈折率の異なる重合体からなる少なく
とも一つの円筒管を同軸状に配置する第4の工程と、円
筒管を加熱手段により加熱してコラップスせしめると共
に、複数の円筒管同士を熱融着させながら線引してプラ
スチック光ファイバを得る第5の工程とを備えることを
特徴とする。
【0014】この場合、あらかじめ屈折率の異なる重合
体からなる複数の円筒管が形成され、この円筒管同士が
熱融着されかつ線引が行われるため、重合体を構成する
材料の種類にかかわらず、円筒管同士の間の界面付近に
おける反応が十分に防止され、単一ポリマードメインの
形成が抑えられ、得られるプラスチック光ファイバ母材
において白濁の発生が十分に防止される。また、複数の
円筒管から直接プラスチック光ファイバが得られるた
め、製造に係る工程数が減少され、生産効率が向上す
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明のプラスチック光フ
ァイバの製造方法の好適な実施形態について図1〜図3
を用いて説明する。なお、全図中、同一又は相当する構
成要素には、同一符号を付す。
【0016】図1は、本発明のプラスチック光ファイバ
母材の製造方法の好適な実施形態をに係る一連の工程図
である。プラスチック光ファイバは、以下のようにして
作製される。まず、プラスチック光ファイバ母材を作製
する。この場合、図1(a)に示すように、円柱状のク
ラッド部(円柱体)1と、このクラッド部1の外径より
大きい内径を有する円筒状の第1コア部(円筒管)2
と、この第1コア部2の外径よりも大きい内径を有する
円筒状の第2コア部(円筒管)3とをそれぞれ用意する
(第1の工程:準備工程)。このクラッド部1、第1コ
ア部2及び第2コア部3は、互いに異なる屈折率分布を
もった重合体からなる。ここで、クラッド部1のガラス
転移温度(以下、「Tg」という)は第1コア部2のT
gより低く、第1コア部2のTgは、第2コア部3のT
gより低くなっている。ここで、クラッド部1と第2コ
ア部3とのTgの差は60℃以内であることが好まし
い。このようにクラッド部1と第2コア部3との間のT
gの差を60℃以内とするのは、Tgの差が60℃を越
えると、クラッド部1および第1コア部2をコラップス
させたり熱融着させる際に、気泡が混入しやすくなる傾
向があるからである。
【0017】上記クラッド部1、第1コア部2および第
2コア部3は、例えば以下のようにして作製される。ま
ず、クラッド部1、第1コア部2については、図2に示
すように、遠心成形用円筒管4を水平に配置し、この遠
心成形用円筒管4内に少なくとも1種類のモノマー、重
合開始剤および連鎖移動剤及び/又はドーパントを含有
する重合性材料を投入する。その後、遠心成形用円筒管
をその中心軸D回りに回転させつつリング状ヒータ5を
作動させて加熱することにより遠心成形用円筒管4の内
側にクラッド部1又は第1コア部2を得る。なお、図2
において、6は重合性材料供給口、7は円筒端開口蓋、
8は回転力伝達チャック、9は軸受け、11は軸受け固
定台、12は円筒端開口蓋密閉用ゴム弾性リング、19
は重合性材料供給管コック、20は窒素ガス供給管コッ
ク、21は減圧用排気管コック、22は供給管を示す。
【0018】一方、第2コア部3については、上記のよ
うにして得られるクラッド部1又は第1コア部2をヒー
タにより加熱しつつクラッド部1と第1コア部2との隙
間を減圧したり、クラッド部1の外側に被覆した熱収縮
チューブの熱収縮を利用したりすることにより得られ
る。
【0019】上記のモノマーとしては、重合後に伝送光
に対して透明であれば特に制限されないが、例えばメタ
クリル酸メチル(以下、「MMA」という)、メタクリ
ル酸エチル、メタクリル酸n−プロピル、メタクリル酸
i−プロピル、メタクリル酸シクロヘキシル、メタクリ
ル酸ベンジル、メタクリル酸フェニル、メタクリル酸
2,2,2−トリフルオロエチル(以下、「3FMA」
という)、メタクリル酸テトラフルオロプロピル、メタ
クリル酸1,1−ジハイドロパーフルオロプロピル、メ
タクリル酸1,1,1,2,3,3−ヘキサフルオロブ
チル、メタクリル酸2−パーフルオロオクチルエチル、
メタクリル酸1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ
イソプロピル、2−フルオロアクリル酸メチル、2−フ
ルオロアクリル酸テトラフルオロプロピル、2−フルオ
ロアクリル酸2,2−ビス(トリフルオロメチル)プロ
ピル、2−フルオロアクリル酸1,1,1,3,3,3
−ヘキサフルオロイソプロピル、2−フルオロアクリル
酸2,2,2−トリフルオロエチル、2−フルオロアク
リル酸1,1−ジハイドロパーフルオロプロピル、2−
フルオロアクリル酸ヘキサフルオロイソプロピル、2−
フルオロアクリル酸ノナフルオロt−ブチル、スチレ
ン、置換スチレン又はこれらの混合物などが用いられ
る。重合開始剤としては、例えば過酸化ベンゾイル、過
酸化アセチル、アゾビスイソブチロニトリル、クメンハ
イドロパーオキサイド、t−ブチルパーオキサイド、ジ
−t−ブチルパーオキサイドなどが用いられ、また、連
鎖移動剤としては、例えばn−ブチルメルカプタン、n
−オクチルメルカプタン、ラウリルメルカプタン等のメ
ルカプタン系の連鎖移動剤が用いられる。ドーパントと
しては、安息香酸フェニル、安息香酸ベンジル、フタル
酸ジフェニル、フタル酸ブチルベンジル、フタル酸ベン
ジル−n−ブチル、テレフタル酸ジベンジル、リン酸ト
リフェニル、リン酸トリクレジル、リン酸トリス(2−
クロロエチル)、ビフェニル、ジフェニルメタン、ジフ
ェニルエーテル、ジフェニルスルフィド、ベンジルフェ
ニルエーテル、ジベンジルエーテル、アジピン酸ジメチ
ル、アジピン酸ジブチル、アジピン酸ジオクチル、アジ
ピン酸ジイソプロピル、アジピン酸ジ(2−エチルヘキ
シル)、セバシン酸ジメチル、セバシン酸ジブチル、セ
バシン酸ジオクチル、セバシン酸ジ(2−エチルヘキシ
ル)、リン酸トリ−n−ブチル、リン酸トリオクチル、
リン酸トリス(2−クロロエチル)、リン酸トリス(フ
ルオロアルキル)、1,4−シクロヘキサンジカルボン
酸ジメチル、1,4−シクロヘキサノン−2,5−ジカ
ルボン酸ジメチル、1,2−シクロヘキサンジカルボン
酸ジグリシジル、ジイソブチルスルフィド、テトラメチ
レンスルフォン等が用いられる。
【0020】次に、上記のようにして得られる第2コア
部3に対し、クラッド部1、第1コア部2を同軸状に配
置する(第2の工程:配置工程)。ここで、クラッド部
1、第1コア部2、第2コア部3は、これらのTgのう
ち最も高いTg(以下、「最大Tg」という)以上の温
度で熱処理することが好ましい。本実施形態では第2コ
ア部3のTgが最も高いので、この最大Tg以上の温度
で熱処理する。熱処理の温度が第1コア部2、第2コア
部3の最大Tg未満の温度では、重合体中の揮発成分の
拡散速度が遅く、揮発成分が重合体中に残留しやすい傾
向があり、最大Tg以上の温度では、揮発成分が拡散さ
れ、重合体外へ放出されやすい傾向があるからである。
【0021】最大Tg以上の温度の上限は、重合体が分
解し始める温度、あるいは各重合体が軸対称にコラップ
スできなくなるほど変形し始める温度であり、好ましく
は(最大Tg+100)℃であり、より好ましくは(最
大Tg+50)℃である。
【0022】その後、クラッド部1、第1コア部2およ
び第2コア部3を水平に保持する。そして、このように
保持されたクラッド部1、第1コア部2および第2コア
部3を中心軸Cの回りに回転させながら、その一端か
ら、クラッド部1よりも内径の大きいリング状ヒータ
(加熱手段)4内に挿入し、クラッド部1の延び方向に
沿ってクラッド部1の他端まで加熱する。このときのク
ラッド部1、第1コア部2および第2コア部3の回転速
度は、好ましくは500〜10000rpmである。こ
のようにしてクラッド部1、第1コア部2をコラップス
せしめると共に、クラッド部1と第1コア部2、およ
び、第1コア部2と第2コア部3を熱融着させることに
よりプラスチック光ファイバ母材10が得られる(第3
の工程:熱融着工程)。
【0023】ここで、クラッド部1の内側、即ちクラッ
ド部1と第1コア部2との間の隙間、および第1コア部
2の内側、即ち第1コア部2と第2コア部3との間の隙
間の圧力は0.8〜1.0atmとすることが好まし
い。これは、上記範囲を外れると、得られるプラスチッ
ク光ファイバ母材10の真円度、即ち最大外径に対する
最小外径の比が小さくなる傾向があるからである。
【0024】更に、クラッド部1の内側、および第1コ
ア部2の内側のそれぞれの湿度(相対湿度)は1%以下
であり、かつ酸素濃度が1%以下であることが好まし
い。湿度が1%を越えると、クラッド部1と第1コア部
2同士、および第1コア部2と第2コア部3同士を融着
する際、気泡が発生する傾向があり、酸素濃度が1%を
越えると、酸化が起こる傾向がある。湿度を1%以下と
しかつ酸素濃度を1%以下とするには、クラッド部1の
内側、および第1コア部2の内側に乾燥した不活性ガス
を導入することが好ましい。不活性ガスとしては、例え
ば窒素又はヘリウムが用いられ、コストの点では窒素が
好ましく、放熱性、酸素置換の速さ及び揮発成分除去効
果の点では、ヘリウムが好ましい。ここで、乾燥とは、
湿度が0.5%以下の状態をいう。
【0025】更に、このようにして得られるプラスチッ
ク光ファイバ母材10を鉛直に配置し、図3に示すよう
に、その下端から線引装置13のケース18に形成され
た上端開口17aを通して加熱炉14内に挿入し、母材
10の下端を溶融し、巻取リール15を用いて、ケース
18の下部開口17bを通して線引きすることによりプ
ラスチック光ファイバ16が得られる。
【0026】以上のようなプラスチック光ファイバ母材
10の作製においては、あらかじめ屈折率の異なる重合
体からなるクラッド部1、第1コア部2および第2コア
部3が形成され、クラッド部1と第1コア部2、および
第1コア部2と第2コア部3が熱融着される。このた
め、重合体を構成する材料の種類にかかわらず、クラッ
ド部1と第1コア部2との間、および第1コア部2と第
2コア部3との間の界面付近における反応が十分に防止
され、単一ポリマードメインの形成が抑えられる。この
ため、得られるプラスチック光ファイバ母材10におい
て白濁の発生が十分に防止される。
【0027】次に、本発明のプラスチック光ファイバの
製造方法の第2の実施形態について説明する。
【0028】まず、図4(a)に示すように、円柱状の
クラッド部(円柱体)1と、このクラッド部1の外径よ
り大きい内径を有する円筒状の第1コア部(円筒管)2
と、この第1コア部2の外径よりも大きい内径を有する
円筒状の第2コア部(円筒管)3とをそれぞれ用意する
(第1の工程:準備工程)。このクラッド部1、第1コ
ア部2及び第2コア部3は、互いに異なる屈折率分布を
もった重合体からなる。なお、クラッド部1、第1コア
部2および第2コア部3の製法、並びにクラッド部1、
第1コア部2および第2コア部3を構成する重合体につ
いては、第1実施形態における重合体と同様のものを用
いる。
【0029】次に、第2コア部3に対し、クラッド部
1、第1コア部2を同軸状に配置する(第2の工程(第
1熱融着工程))。ここで、クラッド部1、第1コア部
2、第2コア部3は、第1実施形態と同様に、これらの
Tgのうち最大Tg以上の温度で熱処理することが好ま
しい。本実施形態では、第2コア部3のTgが最も高い
ので、この最大Tg以上の温度で熱処理する。熱処理温
度の上限は、好ましくは(最大Tg+100)℃であ
り、より好ましくは(最大Tg+50)℃である。
【0030】その後、クラッド部1、第1コア部2およ
び第2コア部3を鉛直に保持する。そして、図4(b)
に示すように、鉛直に保持されたクラッド部1、第1コ
ア部2および第2コア部3をその下端から、下方に設け
られたリング状ヒータ(加熱手段)4内に挿入し、クラ
ッド部1の延び方向に沿ってクラッド部1の上端まで加
熱する。このとき、クラッド部1、第1コア部2および
第2コア部3は回転させない。そして、クラッド部1、
第1コア部2をそれぞれコラップスせしめると共に、ク
ラッド部1と第1コア部2、および第1コア部2と第2
コア部3を熱融着させながら線引きを行うことによりプ
ラスチック光ファイバ16が得られる(第3の工程(熱
融着・線引き工程))。
【0031】なお、クラッド部1、第1コア部2をコラ
ップスさせるときは、クラッド部1と第1コア部2との
隙間、および第1コア部2と第2コア部3との隙間の圧
力は0.8〜1.0atmとすることが好ましい。これ
は、上記範囲を外れると、得られるプラスチック光ファ
イバ母材10の真円度が小さくなる傾向があるからであ
る。
【0032】更に、クラッド部1の内側、および第1コ
ア部2の内側の湿度(相対湿度)は1%以下であり、か
つ酸素濃度が1%以下であることが好ましい。湿度が1
%を越えると、クラッド部1と第1コア部2同士、およ
び第1コア部2と第2コア部3同士を融着する際に気泡
が発生する傾向があり、酸素濃度が1%を越えると、酸
化が起こる傾向がある。湿度を1%以下としかつ酸素濃
度を1%以下とするには、第1実施形態の場合と同様
に、クラッド部1と第1コア部2との間の隙間、および
第1コア部2と第2コア部3との間の隙間に、乾燥した
不活性ガス(例えば乾燥窒素又は乾燥ヘリウム)を導入
することが好ましい。
【0033】以上のようなプラスチック光ファイバの製
造方法によれば、あらかじめ屈折率の異なる重合体から
なるクラッド部1、第1コア部2および第2コア部3が
形成され、クラッド部1と第1コア部2、および第1コ
ア部2と第2コア部3が熱融着されつつ線引されるた
め、重合体を構成する材料の種類にかかわらず、クラッ
ド部1と第1コア部2、および第1コア部2と第2コア
部3との間の界面付近における反応が十分に防止され、
単一ポリマードメインの形成が抑えられる。このため、
白濁が十分に防止されたプラスチック光ファイバ16が
得られる。また、クラッド部1、第1コア部2および第
2コア部3から直接プラスチック光ファイバ16が得ら
れるため、プラスチック光ファイバ16の製造に要する
時間が短縮され、生産効率が向上する。
【0034】なお、本発明によるプラスチック光ファイ
バ母材の製造方法は、前述した実施形態に係るものに限
定されない。例えば、以下のようにしてプラスチック光
ファイバ母材を作製することも可能である。すなわち、
まず、図5(a)に示すように、円柱状の第2コア部3
とこれよりも内径の大きい第1コア部2とを同軸状に配
置し、図5(b)に示すように、リング状ヒータ4など
の加熱手段によって第1コア部2を加熱してコラップス
せしめると共に第2コア部3と熱融着させる。その後、
更に第1コア部2より内径の大きいクラッド部1を同軸
状に配置し、リング状ヒータ4によってクラッド部1を
加熱しコラップスせしめると共にクラッド部1と第1コ
ア部2とを熱融着させることによりプラスチック光ファ
イバ母材を得る。
【0035】また、プラスチック光ファイバおよびプラ
スチック光ファイバ母材を作製する際のクラッド部1お
よび第1コア部2のコラップスは、以下のように行って
もよい。すなわち、クラッド部1の延び方向に沿ってリ
ング状ヒータ4をクラッド部1に対して複数回(好まし
くは2〜4回)往復移動させることにより行ってもよ
い。このような操作を行うことにより、得られるプラス
チック光ファイバ母材10の真円度が大きくなる傾向が
ある。
【0036】更に、複数の円筒管のうち少なくとも1本
の円筒管が、互いに異なるガラス転移温度を有する複数
の層からなることが好ましい。この場合、例えば疑似G
I型の屈折率分布を有するプラスチック光ファイバ母材
又はプラスチック光ファイバを作製しようとすると、極
めて多数の円筒管が必要となりその融着作業も煩雑とな
るが、複数の円筒管のうち少なくとも1本の円筒管が、
ドーパントの添加によりTgの異なる複数の層からなる
ものであれば、融着すべき円筒管の本数も減らすことが
でき、製造効率が向上することとなる。
【0037】更に、コア部は、第1コア部2、第2コア
部3に限定されず、3つ以上のコア部を用いてもよい。
この場合でも、プラスチック光ファイバ母材10および
プラスチック光ファイバ16における白濁の発生が十分
に防止される。
【0038】また、第2コア部3は、円柱形状に限ら
ず、円筒形状であってもよい。
【0039】以下、実施例により、本発明の内容を更に
具体的に説明する。
【0040】
【実施例】(実施例1)まず、外径35mm、内径30
mm、長さ60cmの円筒状のクラッド部(Tg=85
℃)と、外径28mm、内径20mm、長さ60cmの
円筒状の第1コア部(Tg=95℃)と、外径18m
m、長さ60cmの円柱状の第2コア部(Tg=115
℃)とを別個に用意した。
【0041】このとき、クラッド部は、以下のようにし
て作製した。すなわち、内径35mm、長さ60cmの
遠心成形用円筒管を水平に配置し、両端をそれぞれ円筒
端開口蓋および円筒端開口蓋密閉用ゴム弾性リングでシ
ールした状態でこの遠心成形用円筒管内に、MMAと3
FMAが体積比でMMA:3FMA=1:1でありかつ
MMA100重量部に対して、重合開始剤としてのt−
ブチルペルオキシイソプロピルカーボネート(PBI)
が1.0重量部、連鎖移動剤としてのn−ブチルメルカ
プタン(n−BM)が0.30重量部添加された溶液を
190mlだけ投入した。その後、遠心成形用円筒管を
リングヒータで外側から80℃で20時間加熱しつつ遠
心成形用円筒管の中心軸回りに3000rpmの回転速
度で回転させることにより溶液を重合させてクラッド部
を得た。
【0042】また、第1コア部は以下のようにして作製
した。すなわち、内径28mm、長さ60cmの遠心成
形用円筒管を水平に配置し、両端をそれぞれ円筒端開口
蓋および円筒端開口蓋密閉用ゴム弾性リングでシールし
た状態でこの遠心成形用円筒管内に、MMAと3FMA
が体積比でMMA:3FMA=3:1でありかつMMA
100重量部に対して、PBIが0.68重量部、n−
BMが0.20重量部添加された溶液を225mlだけ
投入した。その後、遠心成形用円筒管をリングヒータで
外側から80℃で20時間加熱しつつ遠心成形用円筒管
の中心軸回りに3000rpmの回転速度で回転させる
ことにより溶液を重合させて第1コア部を得た。
【0043】他方、第2コア部は以下のようにして作製
した。すなわち、内径21mm、長さ60cmの遠心成
形用円筒管を水平に配置し、両端をそれぞれ円筒端開口
蓋および円筒端開口蓋密閉用ゴム弾性リングでシールし
た状態でこの遠心成形用円筒管内に、MMAと3FMA
が体積比でMMA:3FMA=10:0でありかつMM
A100重量部に対して、PBIが0.5重量部、n−
BMが0.15重量部添加された溶液を200mlだけ
投入した。その後、遠心成形用円筒管をリングヒータで
外側から80℃で20時間加熱しつつ遠心成形用円筒管
の中心軸回りに3000rpmの回転速度で回転させる
ことにより溶液を重合させた。このようにして外径21
mm、内径6mm、長さ60cmの円筒体を得た。この
円筒体を3mm/分の速度で、250℃に設定したリン
グヒータ内に挿入し、円筒体を加熱してコラップスせし
めることにより外径18mmの第2コア部を得た。
【0044】このようにして得られたクラッド部、第1
コア部および第2コア部を、第2コア部に対し、クラッ
ド部および第1コア部を同軸状にかつ水平に配置した。
そして、このクラッド部、第1コア部および第2コア部
について一端をテフロンテープでシールし、クラッド部
と第1コア部との隙間、及び、第1コア部と第2コア部
との隙間を0.95atmに保持した。
【0045】このクラッド部、第1コア部および第2コ
ア部を30rpmで回転させながら、その一端から、内
径40mm、外径55mmの250℃に設定したリング
状ヒータ内に1mm/分の速度で挿入し、クラッド部の
延び方向に沿ってクラッド部の他端まで加熱した。この
ようにして、クラッド部および第1コア部を加熱してコ
ラップスせしめると共に、互いに隣接するクラッド部と
第1コア部、および、第1コア部と第2コア部とを熱融
着させて、外径32mmのプラスチック光ファイバ母材
を得た。このようにして得られたプラスチック光ファイ
バ母材には、白濁がまったく見られなかった。
【0046】次いで、このプラスチック光ファイバ母材
について図3に示す線引装置を用いて線引を行い、プラ
スチック光ファイバを得た。このプラスチック光ファイ
バについて、白色光源(安藤電気社製、AQ−4303
B)及びスペクトルアナライザ(安藤電気社製、AQ−
6315B)を用いて650nmの光に対する伝送損失
を測定すると共に、外径測定装置(NIKON社製、プ
ロジェクター6C−2)を用いて真円度を測定した。そ
の結果を表1に示す。
【0047】
【表1】
【0048】(実施例2)円筒状のクラッド部、第1コ
ア部、および円柱状の第2コア部を鉛直に保持し、その
下端からリングヒータに挿入すると同時に、図3に示す
線引装置を用いて線引した以外は実施例1と同様にして
外径0.6mmのプラスチック光ファイバを得た。この
プラスチック光ファイバについて、実施例1と同様にし
て650nmの光に対する伝送損失、及び真円度を測定
した。その結果を表1に示す。
【0049】(実施例3)クラッド部内の圧力を0.8
atmにした以外は、実施例2と同様にして、外径0.
6mmのプラスチック光ファイバを得た。このプラスチ
ック光ファイバについて、実施例1と同様にして650
nmの光に対する伝送損失、及び真円度を測定した。そ
の結果を表1に示す。
【0050】(実施例4)まず第1コア部と第2コア部
とを同軸状に配置し、リング状ヒータを用いて第2コア
部を加熱しコラップスせしめて第1コア部に融着させ、
クラッド部を第1コア部および第2コア部と同軸状に配
置した後、これらをリングヒータに通して加熱すること
によりクラッド部をコラップスせしめかつ第2コア部と
融着させた以外は、実施例1と同様にして、外径32m
mのプラスチック光ファイバ母材を得た。このようにし
て得られたプラスチック光ファイバ母材には、白濁がま
ったく見られなかった。
【0051】次に、このプラスチック光ファイバ母材に
ついて図3に示す線引装置を用いて線引を行い、プラス
チック光ファイバを得た。このプラスチック光ファイバ
について、実施例1と同様にして650nmの光に対す
る伝送損失、および真円度を測定した。その結果を表1
に示す。
【0052】(比較例1)外径40mm、内径35m
m、長さ60cmの遠心成形用円筒管を水平に配置し、
一端をテフロンテープでシールした状態でこの遠心成形
用円筒管内に、MMAと3FMAが体積比でMMA:3
FMA=1:1でありかつMMA100重量部に対し
て、PBIが1.0重量部、n−BMが0.30重量部
添加された溶液を190mlだけ投入した。その後、遠
心成形用円筒管をリングヒータで外側から80℃で20
時間加熱しつつ遠心成形用円筒管の中心軸回りに300
0rpmの回転速度で回転させることにより溶液を重合
させた。このようにして外径35mm、内径30mm、
長さ60cmのクラッド部を得た。
【0053】次いで、遠心成形用円筒管内に形成された
クラッド部内に、MMAと3FMAが体積比でMMA:
3FMA=3:1でありかつMMA100重量部に対し
て、PBIが0.68重量部、n−BMが0.20重量
部添加された溶液を220mlだけ投入した。その後、
遠心成形用円筒管をリングヒータで外側から80℃で2
0時間加熱しつつ遠心成形用円筒管の中心軸回りに30
00rpmの回転速度で回転させることにより溶液を重
合させた。このようにして外径30mm、内径23m
m、長さ60cmの第1コア部を得た。
【0054】続いて、この第1コア部内に、MMAと3
FMAが体積比でMMA:3FMA=10:0でありか
つMMA100重量部に対して、PBIが0.5重量
部、n−BMが0.15重量部添加された溶液を200
mlだけ投入した。その後、遠心成形用円筒管をリング
ヒータで外側から80℃で20時間加熱しつつ遠心成形
用円筒管の中心軸回りに3000rpmの回転速度で回
転させることにより溶液を重合させた。このようにして
外径23mm、内径14mm、長さ60cmの第2コア
部を得た。
【0055】このようにして外径35mm、内径14m
m、長さ60cmの円筒体を得た。この円筒体を1mm
/分の速度で、250℃に調整したリング状ヒータ内に
挿入することにより円筒体をコラップスして、外径32
mm、長さ60cmのプラスチック光ファイバ母材を得
た。このようにして得られたプラスチック光ファイバ母
材については、クラッド部と第1コア部との界面、およ
び第1コア部と第2コア部との界面が白濁していた。
【0056】このプラスチック光ファイバ母材について
図3に示す線引装置を用いて線引を行い、プラスチック
光ファイバを得た。このプラスチック光ファイバについ
て、実施例1と同様にして650nmの光に対する伝送
損失、及び真円度を測定した。その結果を表1に示す。
【0057】(実施例5)まず、実施例1と同様の方法
で円筒状のクラッド部と円筒状の第1コア部、更に円柱
状の第2コア部を用意し、クラッド部と第1コア部との
間の隙間、第1コア部と第2コア部との間の隙間に乾燥
窒素を導入し、相対湿度0.5%、酸素濃度0.1%と
した以外は実施例1と同様にしてプラスチック光ファイ
バ母材を得た。このようにして得られたプラスチック光
ファイバ母材には、気泡が発生しておらず、しかも、白
濁がまったく見られなかった。
【0058】次いで、このプラスチック光ファイバ母材
について実施例1と同様にして線引を行い、外径0.6
mmのプラスチック光ファイバを得た。このプラスチッ
ク光ファイバについて、実施例1と同様にして伝送損失
及び真円度を測定した。その結果を表2に示す。
【0059】
【表2】
【0060】(比較例2)まず、実施例1と同様の方法
で円筒状のクラッド部と円筒状の第1コア部、更に円柱
状の第2コア部を用意し、クラッド部と第1コア部との
間の隙間、第1コア部と第2コア部との間の隙間に乾燥
窒素を導入し、相対湿度1.5%、酸素濃度0.1%と
した以外は実施例1と同様にしてプラスチック光ファイ
バ母材を得た。このようにして得られたプラスチック光
ファイバ母材には、気泡が発生せず、白濁も見られなか
った。
【0061】次いで、このプラスチック光ファイバ母材
について実施例1と同様にして線引を行い、外径0.6
mmのプラスチック光ファイバを得た。このプラスチッ
ク光ファイバについて、実施例1と同様にして伝送損失
及び真円度を測定した。その結果を表2に示す。表2に
示すように、伝送損失は、実施例5に比べて大きくなっ
ていた。
【0062】(実施例6)クラッド部、第1コア部及び
第2コア部を同軸状に配置した後、熱融着させる前に、
120℃で20時間窒素雰囲気下で熱処理した以外は、
実施例5と同様にしてプラスチック光ファイバ母材を作
製した。このようにして得られたプラスチック光ファイ
バ母材には、気泡が発生しておらず、白濁もまったく見
られなかった。
【0063】次いで、このプラスチック光ファイバ母材
について実施例1と同様にして線引を行い、外径0.6
mmのプラスチック光ファイバを得た。このプラスチッ
ク光ファイバについて、実施例1と同様にして伝送損失
及び真円度を測定した。その結果を表2に示す。表2に
示すように、伝送損失は、実施例5に比べて小さくなる
ことが分かった。
【0064】(実施例7)まず、MMA100重量部に
対して重合開始剤としてのPBIを0.5重量部、連鎖
移動剤としてのn−BMを0.2重量部添加した溶液1
90mlを用いた以外は、実施例1と同様にして、内径
30mm、外径35mm、長さ600mmのクラッド部
の第1層を作製した。次いで、第1層の内部に、MMA
100重量部に対して安息香酸ベンジル(BEN)10
重量部、PBI0.5重量部、n−BM0.2重量部を
添加した溶液300mlを注入し、その後再び、第1層
を作製する場合と同様にして第1層の内部に第2層を作
製し、2層からなる内径20mm、外径35mm、長さ
600mmのクラッド部を得た。
【0065】一方、MMA100重量部に対してBEN
25重量部、PBI0.5重量部、n−BM0.2重量
部を添加した溶液200mlを用いた以外は、実施例1
と同様にして、内径6mm、外径18mm、長さ600
mmの第1コア部を作製した。
【0066】そして、クラッド部と、第1コア部とを同
軸状に配置し、これらを実施例1と同様にして3mm/
分の速度で熱融着させてプラスチック光ファイバ母材を
得た。このようにして得られたプラスチック光ファイバ
母材には、気泡が発生しておらず、しかも白濁が全く見
られなかった。
【0067】(参考例1)まず、MMA100重量部に
対してPBIを0.5重量部、n−BMを0.2重量部
添加した溶液490mlを用いた以外は実施例1と同様
にして、内径20mm、外径35mm、長さ600mm
の円筒状クラッド部を得た。
【0068】一方、MMA100重量部に対してPBI
を0.5重量部、n−BMを0.2重量部を添加した溶
液200mlを用いた以外は、実施例1と同様にして、
内径6mm、外径18mm、長さ600mmの円筒状の
第1コア部を作製した。
【0069】そして、クラッド部と、第1コア部とを同
軸状に配置し、これらを実施例1と同様にして3mm/
分の速度で熱融着させてプラスチック光ファイバ母材を
得た。このようにして得られたプラスチック光ファイバ
母材には、融着界面に気泡が多数発生した。
【0070】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のプラスチッ
ク光ファイバ母材バの製造方法によれば、重合体を構成
する材料の種類にかかわらず、円筒管同士の間の界面付
近における反応による単一ポリマードメインの形成が十
分に抑えられ、プラスチック光ファイバ母材に生ずる白
濁が十分に低減され、この結果、得られるプラスチック
光ファイバの伝送損失の増加が十分に防止される。
【0071】また、本発明のプラスチック光ファイバの
製造方法によれば、複数の円筒管から直接プラスチック
光ファイバが得られるため、製造に係る工程数が減少さ
れ、生産効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(c)は、本発明のプラスチック光フ
ァイバ母材の製造方法の一実施形態に係る一連の工程図
である。
【図2】図1のクラッド部、第1コア部および第2コア
部を形成する装置を示す断面図である。
【図3】線引装置の構成を示す概略断面図である。
【図4】(a)および(b)は、本発明のプラスチック
光ファイバの製造方法の第2の実施形態に係る一連の工
程図である。
【図5】(a)〜(d)は、本発明のプラスチック光フ
ァイバ母材の製造方法の他の実施形態に係る一連の工程
図である。
【符号の説明】
1…クラッド部(円筒管)、2…第1コア部(円筒
管)、3…第2コア部(円柱体)、4…リング状ヒータ
(加熱手段)。

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに異なる屈折率をもった重合体から
    なる複数の円筒管を用意する第1の工程と、 前記複数の円筒管を同軸状に配置する第2の工程と、 前記複数の円筒管を加熱手段により加熱してコラップス
    せしめると共に、隣接する前記複数の円筒管同士を熱融
    着させてプラスチック光ファイバ母材を得る第3の工程
    と、を備えることを特徴とするプラスチック光ファイバ
    母材の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記複数の円筒管のガラス転移温度のう
    ち最も高いガラス転移温度と最も低いガラス転移温度と
    の差が60℃以内であることを特徴とする請求項1に記
    載のプラスチック光ファイバ母材の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記第2の工程と前記第3の工程との間
    に、前記複数の円筒管のガラス転移温度のうち最も高い
    ガラス転移温度以上の温度で前記円筒管を熱処理するこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載のプラスチック光
    ファイバ母材の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記第2の工程において、更に重合体か
    らなる円柱体を前記複数の円筒管と同軸状に配置し、前
    記第3の工程において、前記複数の円筒管を前記加熱手
    段により加熱してコラップスせしめると共に、隣接する
    前記複数の円筒管同士および最も内側の前記円筒管と前
    記円柱体とを熱融着させることを特徴とする請求項1又
    は2に記載のプラスチック光ファイバ母材の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記複数の円筒管および前記円柱体のそ
    れぞれのガラス転移温度のうち最も高いガラス転移温度
    と最も低いガラス転移温度との差が60℃以内であるこ
    とを特徴とする請求項4に記載のプラスチック光ファイ
    バ母材の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記第3の工程において、前記各円筒管
    の内側の圧力を0.8〜1.0atmとすることを特徴
    とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のプラスチッ
    ク光ファイバ母材の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記第3の工程において、前記円筒管の
    延び方向に沿って前記加熱手段を前記円筒管に対して相
    対的に複数回往復移動させることにより、前記複数の円
    筒管を加熱してコラップスせしめることを特徴とする請
    求項1〜6のいずれか一項に記載のプラスチック光ファ
    イバ母材の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記第2の工程と前記第3の工程との間
    に、前記複数の円筒管及び前記円柱体のガラス転移温度
    のうち最も高いガラス転移温度以上の温度で前記円筒管
    及び前記円柱体を熱処理することを特徴とする請求項5
    〜7のいずれか一項に記載のプラスチック光ファイバ母
    材の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記第3の工程において、前記各円筒管
    の内側の湿度を1%以下としかつ酸素濃度を1%以下と
    することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記
    載のプラスチック光ファイバ母材の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記各円筒管の内側に乾燥した不活性
    ガスを導入することにより前記各円筒管の内側の湿度を
    1%以下としかつ酸素濃度が1%以下とすることを特徴
    とする請求項9に記載のプラスチック光ファイバ母材の
    製造方法。
  11. 【請求項11】 前記複数の円筒管のうち少なくとも1
    本の円筒管が、互いに異なるガラス転移温度を有する複
    数の層からなることを特徴とする請求項1〜10のいず
    れか一項に記載のプラスチック光ファイバ母材の製造方
    法。
  12. 【請求項12】 互いに異なる屈折率をもった重合体か
    らなる複数の円筒管を用意する第1の工程と、 前記複数の円筒管を同軸状に配置する第2の工程と、 前記各円筒管を加熱手段により加熱してコラップスせし
    めると共に、隣接する前記複数の円筒管同士を熱融着さ
    せながら線引してプラスチック光ファイバを得る第3の
    工程と、を備えることを特徴とするプラスチック光ファ
    イバの製造方法。
  13. 【請求項13】 前記複数の円筒管のガラス転移温度の
    うち最も高いガラス転移温度と最も低いガラス転移温度
    との差が60℃以内であることを特徴とする請求項12
    に記載のプラスチック光ファイバの製造方法。
  14. 【請求項14】 前記第2の工程において、更に重合体
    からなる円柱体を前記円筒管と同軸状に配置し、前記第
    3の工程において、前記複数の円筒管を前記加熱手段に
    より加熱してコラップスせしめると共に、隣接する前記
    各円筒管同士および最も内側の前記円筒管と前記円柱体
    とを熱融着させながら線引することを特徴とする請求項
    12又は13に記載のプラスチック光ファイバの製造方
    法。
  15. 【請求項15】 前記複数の円筒管および前記円柱体の
    それぞれのガラス転移温度のうち最も高いガラス転移温
    度と最も低いガラス転移温度との差が60℃以内である
    ことを特徴とする請求項14に記載のプラスチック光フ
    ァイバの製造方法。
  16. 【請求項16】 前記第3の工程において、前記各円筒
    管の内側の圧力を0.8〜1.0atmとすることを特
    徴とする請求項12〜15のいずれか一項に記載のプラ
    スチック光ファイバの製造方法。
  17. 【請求項17】 前記第3の工程において、前記円筒管
    の延び方向に沿って前記加熱手段を前記円筒管に対して
    相対的に複数回往復移動させることにより、前記複数の
    円筒管を加熱してコラップスせしめることを特徴とする
    請求項12〜16のいずれか一項に記載のプラスチック
    光ファイバの製造方法。
  18. 【請求項18】 前記第2の工程と前記第3の工程との
    間に、前記複数の円筒管及び前記円柱体のガラス転移温
    度のうち最も高いガラス転移温度以上の温度で前記円筒
    管及び前記円柱体を熱処理することを特徴とする請求項
    14〜17のいずれか一項に記載のプラスチック光ファ
    イバの製造方法。
  19. 【請求項19】 前記第3の工程において、前記各円筒
    管の内側の湿度を1%以下としかつ酸素濃度を1%以下
    とすることを特徴とする請求項12〜18のいずれか一
    項に記載のプラスチック光ファイバの製造方法。
  20. 【請求項20】 前記各円筒管の内側に乾燥した不活性
    ガスを導入することにより前記各円筒管の内側の湿度を
    1%以下としかつ酸素濃度が1%以下とすることを特徴
    とする請求項19に記載のプラスチック光ファイバの製
    造方法。
  21. 【請求項21】 前記複数の円筒管のうち少なくとも1
    本の円筒管が、互いに異なるガラス転移温度を有する複
    数の層からなることを特徴とする請求項12〜20のい
    ずれか一項に記載のプラスチック光ファイバの製造方
    法。
  22. 【請求項22】 互いに異なる屈折率をもった重合体か
    らなる円筒管及び円柱体を用意する第1の工程と、 前記円筒管と前記円柱体とを同軸状に配置する第2の工
    程と、 前記円筒管を加熱手段により加熱してコラップスせしめ
    ると共に、前記円筒管と前記円柱体とを熱融着させる第
    3の工程と、 前記円筒管の外側にその円筒管と屈折率の異なる重合体
    からなる少なくとも一つの円筒管を同軸状に配置する第
    4の工程と、 前記円筒管を加熱手段により加熱してコラップスせしめ
    ると共に、前記各円筒管同士を熱融着させてプラスチッ
    ク光ファイバ母材を得る第5の工程と、を備えることを
    特徴とするプラスチック光ファイバ母材の製造方法。
  23. 【請求項23】 前記複数の円筒管および前記円柱体の
    それぞれのガラス転移温度のうち最も高いガラス転移温
    度と最も低いガラス転移温度との差が60℃以内である
    ことを特徴とする請求項22に記載のプラスチック光フ
    ァイバ母材の製造方法。
  24. 【請求項24】 前記第3及び/又は前記第5の工程に
    おいて、前記円筒管の内側の圧力を0.8〜1.0at
    mとすることを特徴とする請求項22又は23に記載の
    プラスチック光ファイバ母材の製造方法。
  25. 【請求項25】 前記第3及び/又は前記第5の工程に
    おいて、前記円筒管の延び方向に沿って前記加熱手段を
    前記円筒管に対して相対的に複数回往復移動させること
    により、前記各円筒管を加熱してコラップスせしめるこ
    とを特徴とする請求項22〜24のいずれか一項に記載
    のプラスチック光ファイバ母材の製造方法。
  26. 【請求項26】 前記第2の工程と前記第3の工程との
    間に、前記複数の円筒管及び前記円柱体のガラス転移温
    度のうち最も高いガラス転移温度以上の温度で前記円筒
    管及び前記円柱体を熱処理することを特徴とする請求項
    22〜25のいずれか一項に記載のプラスチック光ファ
    イバ母材の製造方法。
  27. 【請求項27】 前記第3及び/又は前記第5の工程に
    おいて、前記複数の円筒管の内側の湿度を1%以下とし
    かつ酸素濃度を1%以下とすることを特徴とする請求項
    22〜26のいずれか一項に記載のプラスチック光ファ
    イバ母材の製造方法。
  28. 【請求項28】 前記各円筒管の内側に乾燥した不活性
    ガスを導入することにより前記各円筒管の内側の湿度を
    1%以下としかつ酸素濃度が1%以下とすることを特徴
    とする請求項27に記載のプラスチック光ファイバ母材
    の製造方法。
  29. 【請求項29】 前記複数の円筒管のうち少なくとも1
    本の円筒管が、互いに異なるガラス転移温度を有する複
    数の層からなることを特徴とする請求項22〜28のい
    ずれか一項に記載のプラスチック光ファイバ母材の製造
    方法。
  30. 【請求項30】 互いに異なる屈折率をもった重合体か
    らなる円筒管及び円柱体を用意する第1の工程と、 前記円筒管と前記円柱体とを同軸状に配置する第2の工
    程と、 前記円筒管を加熱手段により加熱してコラップスせしめ
    ると共に、前記円筒管と前記円柱体とを熱融着させる第
    3の工程と、 前記円筒管の外側にその円筒管と屈折率の異なる重合体
    からなる少なくとも一つの円筒管を同軸状に配置する第
    4の工程と、 前記円筒管を加熱手段により加熱してコラップスせしめ
    ると共に、前記複数の円筒管同士を熱融着させながら線
    引してプラスチック光ファイバを得る第5の工程と、を
    備えることを特徴とするプラスチック光ファイバの製造
    方法。
  31. 【請求項31】 前記第3及び/又は前記第5の工程に
    おいて、前記円筒管の内側の圧力を0.8〜1.0at
    mとすることを特徴とする請求項30に記載のプラスチ
    ック光ファイバの製造方法。
  32. 【請求項32】 前記複数の円筒管および前記円柱体の
    それぞれのガラス転移温度のうち最も高いガラス転移温
    度と最も低いガラス転移温度との差が60℃以内である
    ことを特徴とする請求項30又は31に記載のプラスチ
    ック光ファイバの製造方法。
  33. 【請求項33】 前記第3及び/又は前記第5の工程に
    おいて、前記円筒管の延び方向に沿って前記加熱手段を
    前記円筒管に対して相対的に複数回往復移動させること
    により、前記各円筒管を加熱してコラップスせしめるこ
    とを特徴とする請求項30〜32のいずれか一項に記載
    のプラスチック光ファイバの製造方法。
  34. 【請求項34】 前記第2の工程と前記第3の工程との
    間に、前記複数の円筒管及び前記円柱体のガラス転移温
    度のうち最も高いガラス転移温度以上の温度で前記円筒
    管及び前記円柱体を熱処理することを特徴とする請求項
    30〜33のいずれか一項に記載のプラスチック光ファ
    イバの製造方法。
  35. 【請求項35】 前記第3及び/又は前記第5の工程に
    おいて、前記各円筒管の内側の湿度を1%以下としかつ
    酸素濃度を1%以下とすることを特徴とする請求項30
    〜34のいずれか一項に記載のプラスチック光ファイバ
    の製造方法。
  36. 【請求項36】 前記各円筒管の内側に乾燥した不活性
    ガスを導入することにより前記各円筒管の内側の湿度を
    1%以下としかつ酸素濃度が1%以下とすることを特徴
    とする請求項35に記載のプラスチック光ファイバの製
    造方法。
  37. 【請求項37】 前記複数の円筒管のうち少なくとも1
    本の円筒管が、互いに異なるガラス転移温度を有する複
    数の層からなることを特徴とする請求項30〜36のい
    ずれか一項に記載のプラスチック光ファイバの製造方
    法。
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