JPH11343646A - 浴室用給水栓 - Google Patents

浴室用給水栓

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JPH11343646A
JPH11343646A JP16629298A JP16629298A JPH11343646A JP H11343646 A JPH11343646 A JP H11343646A JP 16629298 A JP16629298 A JP 16629298A JP 16629298 A JP16629298 A JP 16629298A JP H11343646 A JPH11343646 A JP H11343646A
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JP
Japan
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bathroom
water
bathtub
faucet
wall
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JP16629298A
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English (en)
Inventor
Norikazu Gama
範和 蒲
Hiroshi Yokoi
博 横井
Makoto Ishihara
誠 石原
Masanori Adachi
正範 安達
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KVK Corp
Original Assignee
KVK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 育児用、介護用等として好的に用いられるよ
うにした浴室用給水栓を提供する。 【解決手段】 洗い場51を備えた浴室50で用いられ
る浴室用給水栓10である。浴槽部70の壁部72に設
置したことを特徴としている。例えば、保護者が浴槽部
70内で子供を入浴させながら、身体を洗う場合等に
は、この保護者は子供を視野に入れた状態で、この浴室
用給水栓10を使用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は浴室で用いられる
浴室用給水栓に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、浴室50の洗い場51で用いら
れる浴室用給水栓10は、浴室50の側壁面52や、図
7に示すように、カウンター60の前面若しくは上面等
に設置される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、この浴室用給
水栓10には、以下のような問題がある。例えば、保護
者Aが、子供Bを浴槽部70内で入浴させつつ、洗い場
51で身体を洗う際に、この保護者Aが子供Bから目を
離した状態となる。このため、身体を洗い終わるまでの
間、保護者Aと子供Bの会話が途切れてしまうことがあ
る。また、子供Bが浴槽部70内に誤って沈みそうにな
る等の危険な状態となっても、保護者Aが瞬時に対応で
きないこと等がある。
【0004】更に、一般家庭の浴室50では、洗い場5
1の横手幅(図7の符号Xで示す幅)が必ずしも十分と
言えないため、老人や身体障害者等(以下、「被介護
者」という。)Cを浴室用給水栓10の前方に着座させ
て介護を行う場合には、介護を行う者(以下、「介護
者」という。)Dが、被介護者Cの後方側から介護作業
(身体を洗ったり、洗髪を行ったりする。)を行わざる
得ない。このため、介護者Dが優しさにあふれた十分な
介護作業を行うことができなかったり、無理な姿勢での
介護作業を強いられることがある。
【0005】本発明は前記各問題点を解決するものであ
り、浴槽部の壁部に設置することにより育児用、介護用
等として好的に用いられるようにした浴室用給水栓を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の浴室用給水栓
(以下、「給水栓」という。)は、洗い場を備えた浴室
で用いられる給水栓であって、浴槽部の壁部に設置した
ことを特徴とする。
【0007】本給水栓は、浴槽部の壁部に設置されるた
め、給水栓の使用者(保護者等)が、浴槽に視線を向け
た状態で使用できる。また、浴室用給水栓の周囲(側方
等)に十分な空き空間が確保され、使用者(介護者等)
が楽な姿勢で、優しく、しかも、十分な介護作業を行う
ことができる。
【0008】ここで、本発明の「浴槽部」は、(1)単
層構造若しくは複層構造とされた浴槽体のみで構成され
るものに限定されない。例えば、(2)浴槽体と、これ
を包囲等する外装体(例えば、防水、保温等を目的とす
る。)とを備える複層構造のものや、(3)浴槽体と、
その洗い場側壁面に沿って配置されるエプロン板とから
なるもの、(4)タイル、モルタル等の建築資材を用い
て浴室に固定的に配置されるもの等も含まれる。
【0009】本発明の「給水栓を壁部に設置」する態様
としては、壁部の洗い場側壁面に突出状に設置する場合
の他に、一部(給水栓本体等)を壁部に埋設し、他部
(例えば、ハンドル、レバー等の操作部や、吐水管等の
吐水部)を洗い場側等に露出させるもの等を例示でき
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を説
明する。本発明の実施の形態として、図1及び図2を用
いて本発明を具体化した浴室用給水栓(以下、「給水
栓」という。)10の浴室50への一適用例を述べる。
【0011】浴室50には、図1及び図2(a)に示す
ように、入口側に洗い場51が設けられ、奥側に浴槽部
70が配置されている。また、浴槽部70の側方にはカ
ウンター60が配置されている。
【0012】浴槽部70は、図1に示すように、二層構
造の浴槽体(例えば、樹脂製)を用いて構成されてお
り、洗い場51との境界位置に壁部72を配置してい
る。この壁部72は、空間部73を挟んだ二層構造とさ
れており、夫々の上端部で一体となる外壁体75と、内
壁体76とを備えている。
【0013】また、図1に示すように、外壁体75の長
手方向に沿った略中心位置には略長円状の凹部7bが、
壁部72の洗い場側壁面7aで開口する状態に設けられ
ている。更に、この凹部7bの下方には略半円柱型空間
を呈する洗面器挿入部7dが凹設されている。また、洗
い場51の床面パネル5aは、洗面器挿入部7dの下方
にまで延設され、この延設された部分には排水口5cが
設けられている。
【0014】本給水栓10は、この浴室50内に配置さ
れるものであり、図1に示すように、給水栓本体11
と、操作レバー12とを備える。このうち、給水栓本体
11は、空間部73のうちの凹部7bの背後に配置さ
れ、側面より供給管1aを突出させ、下面より吐水管1
3を垂下させている。また、吐水管13は、その下端部
を洗面器挿入部7dに到達させている。
【0015】この供給管1aは、空間部73内を通過す
る配管(図示を省略)を通じて浴室50外に配置された
給湯機に連絡されている。従って、給水栓本体11に
は、給湯機によって調温された湯のみが供給される。ま
た、給湯機を操作するためのコントローラー(図示を省
略)は浴室50の壁面や、脱衣場の壁面等の所望の箇所
に配置される。
【0016】給水栓本体11の内部には、互いに摺動し
て流路の開閉を行う固定ディスクと可動ディスクとを用
いて構成される摺動ディスク方式の弁装置(図示を省
略)が収納されている。そして、その可動ディスクは、
操作軸(図示を省略)等に介在されて操作レバー12に
連係されている。この操作レバー12は、凹部7bに納
まる略板状のものであり、下方側に操作孔1bを備えて
いる。
【0017】この給水栓10では、操作孔1bに使用者
の指を挿入し、図2(b)に示すように、操作レバー1
2を、その上端側を支点として上方へと傾動させると
(仮想線を参照)、吐水状態となる。この吐水状態か
ら、操作レバー12を下方へと傾動させ、再び凹部7b
に収納すると、止水状態となる。また、吐水管13から
の湯の吐水量は、操作レバー12の傾動量に応じて規制
される。
【0018】尚、この給水栓10では、上方へと傾動さ
せた操作レバー12に使用者等の身体が接触し、この操
作レバー12を誤って下方へと傾動させたとしても、止
水状態となるだけである。即ち、このような誤操作によ
り、例えば、吐水管13から熱湯が噴出するといった事
故を生ずることはない。
【0019】尚、本給水栓10は、給湯機で調温された
湯のみを扱うものであるが、給水栓本体11に、湯を供
給するための供給管1aの他に、水を供給するための供
給管を設け、湯水の混合等をも行うものとしてもよい。
この場合、湯水の混合比率の調節等の際に、操作レバー
12に対して前述の傾動操作の他に、左右方向への回転
操作が加えられる。
【0020】ここで、「湯水の混合等」をも行う給水栓
と、本給水栓10とを比較すると、本給水栓10の方
が、その給水栓本体11に湯、水の混合機構を設ける必
要がない分だけ、小型化が容易である。従って、本給水
栓10には、壁部72が薄肉状とされ、空間部73が小
サイズとなっても、余裕を持って設置できるという特徴
がある。
【0021】本給水栓10は、図2(a)に示すよう
に、浴槽部70の壁部72に設置されるため、使用者は
浴槽部70の方向を向いた状態で、この給水栓10を使
用できる。このため、例えば、保護者Aが浴槽部70内
で子供Bを入浴させながら、身体を洗う場合等には、こ
の保護者Aは子供Bを視野に入れた状態で、この給水栓
10を使用することができる。従って、保護者Aと、子
供Bとの「ふれあい」を増すことができると共に、保護
者Aは、浴槽部70内で子供Bが危険な行動をとった場
合に瞬時に対応できる。
【0022】また、浴室50の洗い場51は、通常、浴
槽部70の長手方向に沿って幅広となっている。このた
め、被介護者Cを給水栓10の前方に着座させた場合
に、介護者Dは被介護者Cの後方のみならず、両側方等
の広範な箇所から、優しく、十分な介護作業を行うこと
ができる。
【0023】尚、小型のユニットバス等のように、洗い
場51が余り広くない場合には、給水栓10を壁部72
の長手方向に沿った端部寄り(7m、7n)に配置する
ことで、被介護者Cの左側方若しくは右側方に、介護者
Dの入り込める十分なスペースを確保できる。
【0024】また、本給水栓10は、洗い場51側に突
出しない状態となっており、しかも、操作レバー12を
凹部7b内に納めて、その前面を洗い場側壁面7aと略
面一としているため、浴槽部70への出入りを行う者の
邪魔にならない。
【0025】本実施の形態の給水栓10は、育児用、介
護用として特に好的に用いられるが、これら以外の用途
でも好的に用いられる。例えば、健常者が、浴槽部70
に湯をはりながら、洗い場51で身体を洗う場合にも、
湯の溜り具合をチェックしながら、この給水栓10を使
用できる。また、身体の大きな者(力士等)が小型の浴
室50を使用する場合にも、本発明を利用すれば、狭い
洗い場51を目いっぱい使い、快適な状態で身体を洗っ
たり、洗髪を行うこと等ができる。
【0026】また、本発明の範囲は本実施の形態に示す
ものに限定されず、本発明の範囲内で種々の変形例を例
示できる。即ち、本実施の形態では、浴室50内に、シ
ャワーユニットを配置しなかったが、この浴室50の側
壁面等にシャワーユニットを配置することもできる。
【0027】かかる場合には、浴室50内に本実施の形
態の給水栓10とは別個の「シャワー吐水用の給水栓」
を配置すること(以下、「第1の変形例」という。)
や、本実施の形態の給水栓10をカラン吐水、シャワー
吐水の切換を行うものに変更すること(以下、「第2の
変形例」という。)等によって対応できる。
【0028】但し、第2の変形例では、通常、給水栓本
体11に流量調節弁装置、切換弁装置等の複数の弁装置
が配置されるため、この給水栓本体11が大型化するこ
とがある。従って、壁部72が薄肉状となる場合等に
は、(a)第1の変形例によるか、(b)第2の変形例
における各弁装置を別体化させ、小型の各弁装置を所定
の配管等で連絡したセパレートタイプの給水栓本体11
とするか、(c)給水栓本体11に配置される弁装置を
切換弁装置のみとし、給水栓本体11の小型化を図るこ
と等が望ましい。
【0029】ここで、(c)の手法を採用する場合に
は、切換弁装置が「流路の切換」及び「吐止水の選択」
のみを行うものであってもよいが、給水栓の使い勝手を
向上させる上では、「流量調節」をも行う切換弁装置と
することが望ましい。このような切換弁装置としては、
互いに摺接する少なくとも2つのディスクの相対的な移
動により流路の切換及び流量の調節を行う摺動ディスク
方式の切換弁装置や、対向する一対の弁口に対して弁体
を進退させて流路の切換及び流量の調節を行うリフト式
の一時止水タイプの切換弁装置等を例示できる。この両
者を比べると、摺動ディスク方式のものが、操作軸のリ
フト、進退動等を伴わない構造とされ、小型化が特に容
易なため、給水栓10の小型化がより一層、容易とな
る。
【0030】また、シャワーユニットの配置箇所は、前
述の側壁面等に限定されず、例えば、カウンター60
や、図3及び図4に例示するような壁部72等であって
もよい。
【0031】ここで、図3(a)に示す第3の変形例で
は、壁部72に対し、その上面7hと、洗い場側壁面7
aで開口する切り欠き部78を凹設し、この切り欠き部
78の底面に貫通孔7kを設けている。また、シャワー
ユニットGがシャワーホース81と、シャワーヘッド8
2とを備えると共に、シャワーホース81が貫通孔7k
から昇降自在とされ、シャワーヘッド82が切り欠き部
78内壁のフック83により支持されている。
【0032】このシャワーユニットGも、浴槽部70の
壁部72に設置されているため、本実施の形態の給水栓
10と同様に、育児用、介護用として特に好的に用いら
れる。また、このシャワーユニットGでは、図3(b)
に示すように、シャワーヘッド82を、貫通孔7kを中
心として、浴室50内の隅々まで移動させることができ
るため、このシャワーユニットGを用いると、浴室50
の清掃を効率的に行うことができる。
【0033】尚、この第3変形例では、給水栓10の操
作部としてハンドル87を例示しているが、このハンド
ル87も、前述の操作レバー12と同様に、洗い場側壁
面7aに設けられた凹部7bに収納されているため、洗
い場51側に突出しない状態、若しくは殆ど突出しない
状態となっている。このため、浴槽部70への出入りを
行う者の邪魔になったり、身体をハンドル87に誤って
接触させて不用意に操作すること等はない。
【0034】図4に示す第4の変形例においても、壁部
72に貫通孔7k付きの切り欠き部78を備えている。
また、シャワーユニットHは、貫通孔7kより昇降動す
るシャワースタンド85(若しくは切り欠き部78内で
伸縮自在なシャワースタンド85)と、その上端に配置
されたシャワーヘッド82とを備える。ここで、本例に
おいては、図示しないが、シャワーヘッド82をシャワ
ースタンド85に対して着脱自在としてあり、シャワー
ヘッド82を抜脱した際には、シャワーヘッド82に接
続されたシャワーホースがシャワースタンド85から引
き出されるようにしてある。
【0035】このシャワーユニットHも、第3の変形例
と同様に、育児用、介護用として好的に用いられる。
尚、このシャワーユニットHによると、シャワーヘッド
82の高さ調節を行うことができ、しかも、使用者がこ
のシャワーヘッド82を手で持つ必要がないため、自由
な両手を使って効率的な洗髪等を行うことができる。特
に、介護用として用いる場合に、介護者が自由な両手で
被介護者の洗髪を効率的に行うことができる点で大きな
意義を有している。
【0036】第3の変形例及び第4の変形例と、前述の
実施の形態とを比較すると、第3の変形例及び第4の変
形例では、シャワーユニットG、Hをも育児用、介護用
として好的に用いることができる点で優れるが、切り欠
き部78が浴槽部70への出入りを行う者の邪魔になる
ことがある。
【0037】但し、第3の変形例及び第4の変形例で
は、切り欠き部78を壁部72の端部寄り(7m等)に
配置することで、この欠点を解消できる。また、図3
(a)の破線で表示するように、壁部72に、その上面
7hで開口する縦穴状の収納部7sを設け、この収納部
7sにシャワーユニットG、Hを収納しても、この欠点
を解消できる。尚、切り欠き部78を大型化し、浴槽部
70への出入りの際の踏み台として積極的に利用するこ
ともできる。
【0038】前述の実施の形態及び各変形例では、「カ
ラン吐水のみを行う給水栓10」と、「カラン吐水及び
シャワー吐水を行う給水栓」について述べたが、本発明
は「シャワー吐水のみを行う給水栓」に対しても好的に
適用できる。また、「カラン吐水及びシャワー吐水を行
う給水栓」においては、吐水管と、シャワーユニットと
を別々に設けるのではなく、両吐水を択一的に行う吐水
ヘッドを用いることもできる。
【0039】本実施の形態では、給水栓本体11を壁部
72に埋設させた埋込式の給水栓10について述べた
が、図5に示すように、壁部72に取着される壁付きタ
イプの給水栓10や、図6に示すように、壁部72と一
体型のカバーKで覆われたカバー式の給水栓10に対し
ても本発明を適用できる。
【0040】ここで、図5(a)に示す第5の変形例で
は、給水栓10を壁部72の洗い場側壁面7aより突出
させているため、給水栓10が大型化し、洗い場51方
向への突出量が多くなると、浴室50の美感が低下した
り、浴槽部70への出入りを行う者の邪魔になる可能性
ある。従って、給水栓10としては、例えば、単水栓
や、唯一つの弁装置を備えるもの(例えば、切換弁装
置、好ましくは、流量調節機能付きの切換弁装置)等、
小型化の容易なものを用いることが望ましい。
【0041】図5(b)は、第5の変形例を改良した第
6の変形例を示しており、この変形例では、壁部72の
長手方向に沿った中央部に凹部7pを設け、この凹部7
pに給水栓10を設置している。本例によると、給水栓
10が少々大型のものとなっても、凹部7pの働きで、
給水栓10の洗い場51方向への突出量を少なくできる
か、突出しない状態とできる。但し、本例においても、
給水栓10の小型化を図れば、凹部7pの凹み量を少な
くできるため、壁部72の洗い場側壁面7aがフラット
面に近づき、浴室50内の美感を向上させることができ
る。
【0042】尚、第5の変形例及び第6の変形例におい
ても、各給水栓10を壁部72の端部寄り(7m、7
n)に配置すれば、各給水栓10が少々、大型であって
も、浴槽部70への出入りを行う者の邪魔になり難い。
【0043】図6に示す第7の変形例では、給水栓10
を洗い場51方向に突出させているが、これをカバーK
で被覆することで、浴室50内の美感の向上を図ってい
る。本例を、実施の形態と比較すると、洗い場51方向
に突出する給水栓10及びカバーKが、浴槽部70への
出入りを行う者の邪魔になり易い点が、本例の欠点と言
える。但し、第5の変形例等と同様に、給水栓10の単
純化やコンパクト化等を図ったり、各給水栓を壁部72
の端部寄り(7m等)に配置することで、これに対処す
ることができる。
【0044】一方、実施の形態においては、壁部72が
薄手となると、洗面器挿入部7dの奥行きが不十分とな
り、洗面器Sの使い勝手が悪くなることがある。これに
対し、第7の変形例では、吐水管13が洗い場51上に
配置されているため、たとえ、壁部72が薄手となって
も、洗面器Sの中心部を吐水管13に位置合わせするこ
とが容易である。
【0045】尚、本実施の形態及び各変形例では、浴槽
70の一側方に洗い場51が設けられる浴室50を中心
に述べたが、浴室50はこのタイプに限定されない。例
えば、浴槽70の直交する2つの側方に略L字状の洗い
場51が設けられても、3つの側方に略コ字型の洗い場
51が設けられても、浴槽70を周回する状態に洗い場
51が設けられてもよい。この場合には、2以上の壁部
72若しくは周回状とされた壁部72に対して、本発明
の給水栓を設置することができる。
【0046】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明による
と、育児用、介護用として特に好的に用いられる給水栓
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施の形態の給水栓を説明するための概
略的な斜視図である。
【図2】(a)は図1の給水栓の機能等を説明するため
の概略的な平面図、(b)は図1の操作レバー12の操
作方法等を説明するために、壁部72の凹部7bを通過
する縦断面に沿って操作レバー12等の側面を示した概
略的な説明図である。
【図3】(a)は第3の変形例を説明するための概略的
な斜視図、(b)は図3(a)のシャワーユニットの機
能等を説明するための概略的な平面図である。
【図4】第4の変形例を説明するための概略的な斜視図
である。
【図5】(a)は第5の変形例を説明するための概略的
な平面図、(b)は第6の変形例を説明するための概略
的な平面図である。
【図6】第7の変形例を説明するための概略的な斜視図
である。
【図7】従来例に係わる給水栓の機能等を説明するため
の概略的な平面図である。
【符号の説明】
10;給水栓(浴室用給水栓)、11;給水栓本体、1
2;操作レバー、13;吐水管、1a;供給管、1b;
操作孔、50;浴室、51;洗い場、52;側壁面、5
a;床面パネル、5c;排水口、60;カウンター、7
0;浴槽部、72;壁部、73;空間部、75;外壁
体、76;内壁体、7a;洗い場側壁面、7h;上面、
7b;凹部、7d;洗面器挿入部、7m、7n;端部寄
り、78;切り欠き部、7k;貫通孔、7p;凹部、
G、H;シャワーユニット、81;シャワーホース、8
2;シャワーヘッド、83;フック、87;ハンドル、
85;シャワースタンド、K;カバー、A;保護者、
B;子供、C;被介護者、D;介護者、S;洗面器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安達 正範 岐阜市黒野308番地 株式会社ケーブイケ ー内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗い場を備えた浴室で用いられる浴室用
    給水栓であって、浴槽部の壁部に設置したことを特徴と
    する浴室用給水栓。
JP16629298A 1998-05-30 1998-05-30 浴室用給水栓 Pending JPH11343646A (ja)

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