JP2000110207A - 給水栓 - Google Patents

給水栓

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JP2000110207A
JP2000110207A JP10303309A JP30330998A JP2000110207A JP 2000110207 A JP2000110207 A JP 2000110207A JP 10303309 A JP10303309 A JP 10303309A JP 30330998 A JP30330998 A JP 30330998A JP 2000110207 A JP2000110207 A JP 2000110207A
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water
water tap
faucet
hydrant
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Norikazu Gama
範和 蒲
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KVK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用を欲するときに使用でき、不使用時には
邪魔にならない給水栓を提供する。 【解決手段】 台所、洗面所、浴室等の設置部位に設け
られた収納部13に、収納自在に設置される給水栓20
を提供する。この給水栓20では、使用時に露呈させ、
不使用時に収納すればよいため、使用を欲するときに使
用でき、不使用時には邪魔にならない。この他に、台
所、洗面所、浴室等の設置部位に設けられた取付部に、
着脱自在に設置される給水栓を提供する。この給水栓で
は、必要なときに取り付け、不要なときに取り外すこと
ができるため、使用を欲するときに使用でき、不使用時
には邪魔にならない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、使用を欲すると
きに使用でき、不使用時には邪魔にならない給水栓に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の給水栓は、台所、洗面所、浴室等
の設置部位に常時露呈する状態に設置されているのが一
般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、給水栓を使用
しないときには、この給水栓が邪魔になることがある。
例えば、流し台で大型食材(例えば、大型魚等)を調理
したり、処理する際に、給水栓が邪魔になり、この作業
を効率的に行うことができないことがある。また、流し
台、洗面台、浴室内等の掃除を行う際にも、給水栓が邪
魔になり、この清掃を効率的に行うことができないこと
がある。一方、各設置部位に対して、メインに用いられ
る給水栓の他に、補助的な給水栓を並設すると便利なこ
とがある。例えば、複数人が台所仕事を行う際に、個々
の者が同時に別の給水栓を使用できると、この台所仕事
を効率的に行うことができるからである。その反面、こ
の場合には、メインの給水栓ばかりか、使用頻度が低い
補助的な給水栓をも常設設置することになるため、設置
部位に存在する「不使用時に邪魔な給水栓」の数が多く
なる。
【0004】本各発明はこのような実状に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、先ず、請求項
1の発明については、設置部位の収納部に収納自在に設
置することで、使用を欲するときに使用でき、不使用時
には邪魔にならない給水栓を得ることである。次に、請
求項2の発明については、設置部位の取付部に着脱自在
に設置することで、使用を欲するときに使用でき、不使
用時には邪魔にならない給水栓を得ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本各発明が採った手段は、先ず、請求項1の発明
については、「台所、洗面所、浴室等の設置部位に設け
られた収納部に、収納自在に設置されること」をその要
旨とする。請求項1の発明によると、給水栓を使用時に
は露呈させ、不使用時には収納すればよいため、使用を
欲するときに使用でき、不使用時には邪魔にならないと
共に、設置部位周り(キッチン周り、浴室のデッキ周
り、壁面周り等)の収まりが良くなる。
【0006】尚、請求項1の発明の給水栓においては、
その使用時に、少なくとも「吐水口」と「操作部(ハン
ドル、レバー)」が露呈すれば足り、この給水栓全体を
露呈させることは必ずしも必要とされない。また、請求
項1の発明の給水栓は、「常設タイプの給水栓」が別途
設置された設置部位に、「補助的」に設置されるもので
あっても、「常設タイプの給水栓」が設置されない設置
部位に、「メインの給水栓」として設置されるものであ
ってもよい。
【0007】ここで、請求項1の発明のより具体的な態
様を例示すると、(イ)給水栓自体若しくは給水栓を載
置した台座を可動させ、収納部より給水栓を出没させる
タイプ、(ロ)収納部を可動させ、固定状態にある給水
栓を露呈させるタイプ、(ハ)給水栓自体若しくは給水
栓を載置した台座と、収納部との双方を可動させ、給水
栓を露呈させるタイプ、(ニ)固定的に配置された収納
部内に給水栓を固設し、収納部を覆う隠蔽部(蓋、扉
等)を開放して、給水栓を露呈させるタイプ等を例示で
きる。尚、(イ)〜(ハ)に示す態様においても、隠蔽
部を備えることが望ましい。
【0008】次に、請求項2の発明については、「台
所、洗面所、浴室等の設置部位に設けられた取付部に、
着脱自在に設置されること」をその要旨とする。請求項
2の発明によると、給水栓を必要なときに取り付け、不
要なときに取り外すことができるため、使用を欲すると
きに使用でき、不使用時には邪魔にならない。
【0009】請求項2の発明の給水栓は、(a)「常設
タイプの給水栓」が別途設置された設置部位に、「補助
的」に設置される給水栓であっても、(b)「常設タイ
プの給水栓」が設置されない設置部位に、「メインの給
水栓」として設置される給水栓であってもよい。そし
て、前者(a)の場合には、請求項2の発明の給水栓の
不使用時に、設置部位に設置される給水栓の数を最小数
とでき、後者(b)の場合には、請求項2の発明の給水
栓の不使用時に、給水栓を一切設置しない状態とでき
る。
【0010】また、(a)及び(b)の場合において、
各設置部位に設けられる「取付部」の数や位置等は種々
選択できる。例えば、(a)及び(b)の場合には、
「各設置部位において、使用者からの距離若しくは床面
からの高さの少なくとも一方が異なる複数の箇所」に
「取付部」を各々設けることができる。また、(a)の
場合には、「各設置部位において、常設タイプの給水栓
の設置個所とは、使用者からの距離若しくは床面からの
高さの少なくとも一方が異なる箇所」に「取付部」を設
けることもできる。これらの場合には、各使用者が自己
の体格等に適応した箇所に設置された給水栓(常設タイ
プの給水栓も含む。)を、楽な姿勢で使用できるという
メリットを生ずる。
【0011】更に、請求項2の発明において、取付部と
給水栓との接続方法は種々選択できる。例えば、「配管
の端末具(例えば、カプラー等)を備えた取付部」と、
給水栓に設けられた「被取付部(例えば、プラグ等)」
と、を嵌合接続する態様や、螺合接続する態様等を例示
できる。これらの態様においては、給水栓の不使用時
に、所定の隠蔽部(蓋、扉等)で「取付部」を隠蔽し、
設置部位の外観の向上等を図ることができる。尚、請求
項1及び請求項2の発明の「給水栓」には、単水栓、湯
水混合栓等の通常の給水栓に限らず、「水処理器」、
「水処理器を備えた水処理器水栓」、「食器洗い器」、
「食器洗い乾燥器」等の特殊態様の給水栓も含まれる。
尚、「水処理器」には、給水源より供給された「原水」
を、浄化等(例えば、「原水」中よりカルキ分等の不要
成分やトリハロメタン等を除去等)する「浄水器」の他
に、電気分解により生成されたアルカリイオン水や酸性
イオン水、ミネラル分が補充された成分添加水等の種々
の「処理水」を製造する各種の機器が含まれる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本各発明に係わる給水栓の
実施の形態を各発明毎に図面に従って詳細に説明する。 (1)請求項1の発明の実施の形態 図1は請求項1の発明を満足する給水栓の第1例を示
す。本例は、請求項1の発明の「設置部位」の一例を示
す流し台10に設置される給水栓20に関するものであ
る。この流し台10の上面奥側にはカウンター11が設
けられている。また、カウンター11には、洗い場12
略中央に対応する箇所に、請求項1の発明の構成要件で
ある「収納部13」が設けられている。
【0013】この収納部13には、請求項1の発明に付
加される「隠蔽部」の一例を示す右側扉14と、左側扉
15とが、各々スライド開閉可能な状態に配置されてい
る。尚、右側扉14は、カウンター11の右方側内部へ
のスライド挿入が可能とされ、左側扉15はカウンター
11の左方側内部へのスライド挿入が可能とされてい
る。尚、本例では、この「隠蔽部」の態様は特に問わ
ず、また、隠蔽部を省略することもできる。また、収納
部13には、台座Dが前後に進退可能な状態に配置さ
れ、この台座D上に給水栓20が載置されている。尚、
この隠蔽部(右側扉14及び左側扉15)の開閉や、台
座Dの可動は、手動で行っても、電気式、油圧式、空圧
式、機械式(ボールネジ等)等の各種のアクチュエータ
ーを用いて行ってもよい。また、台座Dを省略して、給
水栓20を単独で進退させてもよい。
【0014】この第1例において、給水栓20を使用す
るときは、右側扉14及び左側扉15を開き、給水栓2
0を台座Dと一体で前進させ、吐水管Tを洗い場12上
へと到達させる。一方、給水栓20を使用しないとき
は、給水栓20を台座Dと一体で、収納部13内に後退
させ、右側扉14及び左側扉15を閉鎖する。尚、本例
では、吐水管Tを洗い場12方向へと十分に突出させ、
給水栓20の使用勝手を向上させることができる。本例
では、吐水管Tの「突出方向」と、給水栓20の「出没
方向」とが一致するため、吐水管Tを少々長尺状として
も、この吐水管Tが給水栓20を出没動させる際の邪魔
にならないからである。但し、吐水管Tを伸縮可能なタ
イプとすれば、「突出方向」と「出没方向」が一致しな
くても、給水栓20を円滑に出没動させられる。
【0015】図2は請求項1の発明を満足する給水栓の
第2例を示す。第2例は、請求項1の発明の「設置部
位」の他の例を示す浴室30に設置される給水栓20に
関するものである。この浴室30には、浴槽31側方に
カウンター33が設置され、カウンター33上面の浴槽
31寄り部分には、請求項1の発明の構成要件である
「第1の収納部34」が開口している。この「第1の収
納部34」には、請求項1の発明に付加される「隠蔽
部」の他の例を示す蓋35が配置され、この蓋35が左
右にスライドすることで、第1の収納部34の開閉が行
われる。また、第1の収納部34には、台座Dが上下動
可能な状態に配置され、この台座D上に給水栓20が載
置されている。
【0016】更に、カウンター33背後の壁面32で
は、請求項1の発明の構成要件である「第2の収納部3
6」を開口させている。この第2の収納部36には、請
求項1の発明に付加される「隠蔽部」の更に他の例を示
す蓋37が配置され、この蓋37が上下にスライドする
ことで、第2の収納部36の開閉が行われる。更に、第
2の収納部36内には、その奥端側と壁面32との間を
進退可能な台座dが配置され、この台座dには、シャワ
ーヘッドHを係止するためのフックFと、シャワーホー
スhの挿脱孔Aが設けられている。
【0017】また、本給水栓20では、温調用の操作部
21の操作によって吐水温度が設定され、切換用の操作
部22の操作によって、吐水方向が吐水管(カラン)T
側若しくはシャワーヘッドH側に切り換えられる。尚、
本例においても、蓋35、37の開閉や、台座D、dの
可動を手動で行っても、電気式、油圧式、空圧式等の各
種のアクチュエーターを用いて行ってもよい。また、台
座D、dを省略して、給水栓20やシャワーヘッドHを
各々単独で出没動させてもよい。尚、本例では、この
「隠蔽部」の態様は特に問わず、また、蓋35、37等
の隠蔽部を省略することもできる。
【0018】本例において、カラン吐水を行うときは、
蓋35を開き、給水栓20を台座Dと一体で上昇させ、
カウンター33の上面に露呈させる。このとき、図2に
示すように、「吐水管Tの突出端」を、給水栓20の浴
槽31側端部に支持された「吐水管Tの基端部」を軸心
として反浴槽31側に回動すれば、給水栓20を円滑に
昇降させられる。そして、浴槽31内に吐水する場合に
は、「吐水管Tの突出端」を浴槽31上に回動させ、洗
い場側に吐水する場合には、「吐水管Tの突出端」を洗
い場上に回動させる。このように、本例では、単一の吐
水管Tを、浴槽31及び洗い場の双方で用いるために吐
水管Tを長尺状とするが、この吐水管Tを前記の如く、
回動可能とすることで、給水栓20の円滑な昇降を可能
としている。
【0019】一方、シャワー吐水を行う場合には、蓋3
7を開き、第2の収納部36の奥端側に収まっていたシ
ャワーヘッドH等を、台座dと一体で浴室30内へとせ
り出させればよい。このように、請求項1の発明では、
「給水栓、その吐水口(本例では、シャワーヘッド
H)、操作部、若しくは、吐水口の係止部品(本例で
は、フックF)等」を、各設置部位(本例では浴室3
0)の中間位置や上方位置(本例では、壁面32)に配
置した場合に、これらを、この中間位置や上方位置に設
けられた収納部(本例では、第2の収納部36)内に収
納することができる。従って、使用者や設置部位の清掃
を行う者等が、「給水栓、その吐水口、係止部品等」
に、頭部や胸部等を誤って接触させたり、衝突させる等
の事故を確実に防止できる。この点は、ワンルームマン
ションの浴室内等、狭い設置部位の壁面等に、シャワー
ヘッドや給水栓全体等を設置する場合に特に大きな意義
を有することになる。
【0020】図3は請求項1の発明を満足する給水栓の
第3例を示す。第3例は、請求項1の発明の「設置部
位」の更に他の例を示す浴槽31に設置される給水栓に
関するものである。本例では、浴槽31の外側壁面3a
に、請求項1の発明の構成要件である「収納部3b」を
開口させている。また、収納部3bには、請求項1の発
明に付加される「隠蔽部」の更に別の例を各々示す右側
扉3cと、左側扉3dが配置されている。尚、右側扉3
cは、外側壁面3aの右方側背後へのスライド挿入が可
能とされ、左側扉3dは、外側壁面3aの左方側背後へ
のスライド挿入が可能されている。尚、この隠蔽部(右
側扉3c及び左側扉3d)の開閉は、手動で行っても、
電気式、油圧式、空圧式、機械式(ボールネジ等)等の
各種のアクチュエーターを用いて行ってもよい。尚、本
例では、この「隠蔽部」の態様は特に問わず、また、隠
蔽部を省略することもできる。
【0021】また、本例では、給水栓の水栓本体(図示
を省略)を、収納部3bの底面下、若しくは浴室内の他
の部位(例えば、カウンター33や壁面、デッキ面等)
等に配置している。そして、収納部3bの底面からは、
シャワーヘッドHと、操作部(本例では、吐水温度及び
吐水量を調節するためのハンドルを例示)Kを突出させ
ている。このように、請求項1の発明では、給水栓全体
が収納部3bより露呈可能とされる必要はない。そし
て、本例では、右側扉3c及び左側扉3dを開放する
と、シャワーヘッドH及び操作部Kがそのまま浴室内に
露呈し、使用可能な状態となる。
【0022】尚、第3例では、図3に示すように、シャ
ワーホースhが浴槽31の近傍に配置され、シャワーホ
ースh内の「残留水」を浴槽31内の「湯」で暖めるこ
とができるため、シャワー吐水の開始時に吐水される、
この「残留水」を、そのまま「適温な湯水」として使用
できる。また、使用者は浴槽31方向を目視した状態
で、給水栓を使用できるため、浴槽31内に子供を入
れ、洗い場で給水栓を使用する使用者(保護者)は、子
供の浴槽31内での挙動に注意を払ったり、子供との十
分なコミュニケーションを図ることもできる。また、老
人、身体障害者等を、収納部3b前方に着座させ、介護
(例えば、洗髪等)を行う場合にも、洗い場における収
納部3bの側方に、十分な空きスペースが確保されるた
め、この空きスペースから効率的な介護を行うことがで
きる。そして、第3例では種々の有益な効果を備えるに
も係わらず、隠蔽部(右側扉3c、左側扉3d)を閉鎖
すれば、シャワーヘッドH等が浴槽31への出入りを行
う者の邪魔にならない。
【0023】(2)請求項2の発明の実施の形態 図4は請求項2の発明を満足する給水栓の第1例を示
す。本例は、請求項2の発明の「設置部位」の一例を示
す流し台10に設置される給水栓50、60、70、8
0に関するものである。この流し台10の上面には、第
1の洗い場1aと、第2の洗い場1bとが並設され、流
し台10の上面奥側には、カウンター11が設けられて
いる。また、カウンター11上面の「第1の洗い場1
a」後方の箇所には、常設タイプの給水栓50が設置さ
れている。
【0024】更に、カウンター11上面の「第2の洗い
場1b」後方の箇所には、請求項2の発明の「取付部」
の一例を示す「第1の取付部1c」が設けられている。
また、本例では、この第1の取付部1cの一具体例とし
て、給水管の端末具と給湯管の端末具とを備えた雌型タ
イプのもの(例えば、カプラー等)を用いている。更
に、第1の取付部1cに接続される給水栓60には、第
1の取付部1cと対をなす被取付部61が設けられてい
る。また、被取付部61は、「給水管の端末具」に対応
する「水側流路管の端末具」と、「給湯管の端末具」に
対応する「湯側流路管の端末具」とを備えた雄型タイプ
(例えば、プラグ等)のものである。
【0025】そして、給水栓60を第1の取付部1cに
取り付ける際には、被取付部61が第1の取付部1cに
挿入嵌合される。尚、第1の取付部1cの「給水管の端
末具」と「給湯管の端末具」には、各々弁体が内蔵さ
れ、給水管の端末具(給湯管の端末具)に水側流路管の
端末具(湯側流路管の端末具)を挿入嵌合すると、この
弁体は開弁状態となる。一方、給水管の端末具(給湯管
の端末具)を水側流路管の端末具(湯側流路管の端末
具)から抜脱すると、この弁体は閉弁状態となり、給水
管の端末具(給湯管の端末具)からの水(湯)の漏洩が
防止される。
【0026】但し、請求項2の発明の「取付部」と「給
水栓」との取付態様は、ここに例示するものに限定され
ない。例えば、第1の取付部1cと、被取付部61の雌
雄を逆にしてもよいし、両者が螺合接続されるもの等で
あってもよい。また、被取付部61と第1の取付部1c
とを相対的に回動させ、両者を回動摺接させながら嵌合
してもよい。尚、この点に関しては、後述する他の「取
付部1e、1n」についても同様である。また、第1の
取付部1cの両脇に、請求項2の発明に付加される「隠
蔽部」の一例を示す左右一対の扉1d、1dが設けられ
ている。そして、給水栓60を第1の取付部1cに接続
しないときには、第1の取付部1cを隠蔽し、両扉1
d、1dの表面が、カウンター11の上面と略面一の状
態となる。
【0027】更に、流し台10上面の右脇には、第1の
取付部1cと略同様な「第2の取付部1e」が設けられ
ている。そして、第2の取付部1eに給水栓70を取着
しない場合には、第2の取付部1eに、請求項2の発明
に付加される「隠蔽部」の他の例を示す「蓋1m」が挿
入嵌合される。尚、この蓋1mとして、その全体が第2
の取付部1e内に挿入される、いわゆる「落とし蓋状」
のものを選択することが望ましい。特に、この蓋1mを
装着した際に、蓋1mの上面と流し台10上面とが面一
になれば、この蓋1mが台所の美観を損なわないと共
に、台所仕事の邪魔になり難くなる。尚、この点に関し
ては、後述する他の「蓋1p」についても同様である。
【0028】更に、流し台10上面の左脇には、請求項
2の発明の「取付部」の一例を示す「給水管の端末具の
みを備え、給湯管の端末具を備えない、第3の取付部1
n」が設けられている。この給水管の端末具にも、給水
栓80の流路管(水用)の端末具の挿脱に伴って、開閉
する弁体が内蔵されている。また、第3の取付部1nに
給水栓80を接続しない場合には、この第3の取付部1
nに、請求項2の発明に付加される「隠蔽部」の更に他
の例を示す蓋1pが挿入嵌合される。
【0029】本例では、常設用の給水栓50のみを使用
する場合には、第1の取付部1cを扉1d、1dで隠蔽
すると共に、第2の取付部1e及び第3の取付部1nを
各々対応する蓋1m、1pで隠蔽する。これにより、流
し台10の上面からは、使用しない給水栓60、70、
80と、不要な取付部(第1の取付部1c、第2の取付
部1e及び第3の取付部1n)とが姿を消す。尚、この
場合には、第2の洗い場1bを蓋等で覆っておくと、流
し台10上面の空きスペースがより一層、大きくなる。
一方、給水栓50以外の給水栓(60、70、80)を
使用する場合には、使用を欲する給水栓(60、70若
しくは80)に対応する取付部(第1の取付部1c、第
2の取付部1e若しくは第3の取付部1n)を露呈さ
せ、所望の給水栓(60、70若しくは80)を接続す
ればよい。例えば、第1の取付部1cに給水栓60を接
続すれば、2人の者が、別個の給水栓50、60を略同
じ条件で用いることができる。
【0030】また、給水栓50、60と、給水栓70と
を比べると、給水栓50、60は、流し台10の奥側
(流し台10前面に起立する使用者から離間した位置)
で、しかも、比較的、高い箇所(カウンター11上)に
設置されるため、主婦等の大人(但し、健常者)にとっ
て使用勝手が良い。一方、給水栓70は、流し台10の
上面中央よりも手前側(流し台10前面の使用者に近接
した位置)で、しかも、カウンター11よりも低い位置
に設置されるため、子供や車椅子に着座した身障者等に
とって使用勝手が良い。尚、この給水栓70は、健常者
である主婦等にとっても、日常の家事に疲れた場合等
に、椅子等に座ったままの状態で快適に用いることがで
きる。
【0031】即ち、請求項2の発明によると、台所、洗
面所、浴室等の設置部位において、使用者の体格や事情
等に適応する所望の箇所に給水栓を設置できる。例え
ば、本例に示すように、台所等の各設置部位において、
常設タイプの給水栓(50)の設置個所とは、使用者か
らの距離若しくは床面からの高さの少なくとも一方が異
なる箇所に取付部(1e)を設ければ、使用者の体格や
事情等に適した給水栓(50若しくは70)を使用でき
る。同様に、各設置部位において、使用者からの距離若
しくは床面からの高さの少なくとも一方が異なる複数の
箇所に取付部(1c及び1e)を設けても、使用者の体
格や事情等に適した給水栓(60若しくは70)を使用
できる。更に、これらの態様では、一つの給水栓(60
若しくは70)を、複数の取付部(1c及び1e)より
選択される好的な取付部(1c若しくは1e)に対して
択一的に取着してもよい。
【0032】また、請求項2の発明では、何れかの取付
部(1c、1e若しくは1n)に、特殊態様の給水栓
(「水処理器」、「水処理器水栓」、「食器洗い器」、
「食器洗い乾燥器」等)を接続してもよい。本例では、
その一具体例として、第3の取付部1nに、水処理器8
0を接続する態様を示している。このような特殊態様の
給水栓では、通常の単水栓や湯水混合栓に比べて大型に
なることがあるため、使用を欲する場合のみに設置し、
不使用時には取り外すこととすれば、設置部位のスペー
スを有効に活用できる。
【0033】更に、請求項2の発明は、1つの設置部位
に「水」や「予め調温された適温湯水(例えば、摂氏3
7度〜43度程度)」を吐水する給水栓(以下、「前
者」という。)と、熱湯を吐水可能な給水栓(以下、
「後者」という。)と、を並設するときにも好的に適用
される。例えば、前者を常設タイプとし、後者を着脱可
能なタイプとすれば、子供、老人等の弱者のみで給水栓
を使用をする場合に、後者を取り外せば、この弱者が熱
湯によって火傷を負うことを未然に防止できる。また、
請求項2の発明は、屋外型の給水栓にも好的に適用でき
る。例えば、庭、ガレージ等の屋外に取付部を設け、こ
の取付部に所望の給水栓を着脱自在に取着する。特に、
湯水混合栓を設置すれば、そこから吐水される湯水を用
いて自動車に「こびり付いた油汚れ」等を効率良く、洗
い流すことができる。
【0034】更に、請求項2の発明は、機能、用途等が
異なる給水栓を複数用意し、これらを設置部位に設けら
れた「単一の取付部」若しくは「複数の取付部」に対し
て、選択的に取着する態様にも適用できる。例えば、図
4に示す流し台10の取付部(1c、1e若しくは1
n)に対して、台所仕事用の湯水混合栓と、「シャワー
スタンド付きのシャワー給水栓」とを択一的に取着する
態様を例示できる。この態様によれば、「シャワースタ
ンド付きのシャワー給水栓」を備えた洗面所や、独立し
た洗面所自体を設けることが困難な住居(ワンルームマ
ンション等)においても、流し台10等において、「着
衣を付けたままの洗髪」が可能となる。
【0035】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明の給水栓
は、使用を欲するときに使用でき、不使用時には邪魔に
ならない。請求項2の発明の給水栓も、使用を欲すると
きに使用でき、不使用時には邪魔にならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の実施の形態の第1例の給水栓
が不使用状態から使用状態に移行する様子を示す概略的
な斜視図である。
【図2】請求項1の発明の実施の形態の第2例の給水栓
が不使用状態から使用状態に移行する様子を示す概略的
な斜視図である。
【図3】請求項1の発明の実施の形態の第3例の給水栓
の概略的な斜視図である。
【図4】請求項2の発明の実施の形態の給水栓の概略的
な斜視図である。
【符号の説明】
20、50、60、70、80;給水栓、21、22、
K;操作部、T;吐水管(カラン)、H;シャワーヘッ
ド、h;シャワーホース、61;被取付部、10;流し
台、11;カウンター、12;洗い場、13;収納部、
14;右側扉、15;左側扉、D、d;台座、30;浴
室、31;浴槽、32;壁面、33;カウンター、3
4;第1の収納部、36;第2の収納部、35、37;
蓋、F;フック、A;挿脱孔、3a;外側壁面、3b;
収納部、3c;右側扉、3d;左側扉、1a;第1の洗
い場、1b;第2の洗い場、1c;第1の取付部、1
e;第2の取付部、1n;第3の取付部、1d;扉、1
m、1p;蓋。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台所、洗面所、浴室等の設置部位に設け
    られた収納部に、収納自在に設置されることを特徴とす
    る給水栓。
  2. 【請求項2】 台所、洗面所、浴室等の設置部位に設け
    られた取付部に、着脱自在に設置されることを特徴とす
    る給水栓。
JP10303309A 1998-10-08 1998-10-08 給水栓 Pending JP2000110207A (ja)

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