JPH11343638A - 旋回式クローラキャリア - Google Patents

旋回式クローラキャリア

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Publication number
JPH11343638A
JPH11343638A JP15134898A JP15134898A JPH11343638A JP H11343638 A JPH11343638 A JP H11343638A JP 15134898 A JP15134898 A JP 15134898A JP 15134898 A JP15134898 A JP 15134898A JP H11343638 A JPH11343638 A JP H11343638A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
upper frame
lower frame
vibration
crawler
Prior art date
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Pending
Application number
JP15134898A
Other languages
English (en)
Inventor
Kinichi Hirano
金一 平野
Hiroshi Tanigawa
弘 谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP15134898A priority Critical patent/JPH11343638A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構造でありながら運転室に対して効果的
な防振作用がなされ、かつ堅固であり、製造費も安価と
なり、さらに操作上も好都合となる旋回式クローラキャ
リアを提供する。 【解決手段】クローラを有する走行体1上に旋回装置2
を設置する。旋回装置2上に設置するメインフレーム6
を、旋回装置2の旋回輪4上に固定する下フレーム7
と、下フレーム7上に取り付ける上フレーム11とに分
割する。上フレーム11は、下フレーム7の後部におい
てピン12により連結する。下フレーム7の前部におい
て、防振ゴム13を介して上フレーム11を結合する。
上フレーム11の前部に運転室8を搭載する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、林道工事や河川工
事等に使用され、クローラ式走行体上に旋回装置を介し
て荷台や運転席等を搭載した構造を有する旋回式クロー
ラキャリアに関する。
【0002】
【従来の技術】旋回式クローラキャリアは、ダンプベッ
セルが旋回可能であるため、林道工事や河川工事等にお
いて、狭隘な不整地、軟弱地盤等において車体の向きを
変更することなくダンプ方向を変更できるという利便性
がある。
【0003】このような旋回式クローラキャリアとし
て、荷台を降下させたときの振動や走行時の振動を吸収
するため、実用新案登録第3035735号公報に記載
のように、荷台、運転席およびパワーユニット等からな
る上部構造体と旋回板との間に防振ゴムを介在させたも
のがある。すなわち、旋回板上に左右2列にフレームを
設け、該フレームと、上部構造体を搭載するメインフレ
ームとの間に左右2列に防振ゴムを配列して防振機構を
構成している。また、過荷重時の振れ止めとして、下方
向荷重および前後方向荷重に対しては、ゴムストッパを
設置し、上方向過荷重の跳ね上がり防止機構は、空気ば
ね方式を採用している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構造において
は、防振ゴムの配列が縦2列であり、多くの防振ゴムを
必要とする上、過荷重時における防振ゴムの過大な変形
を防止するため、下方向荷重および前後方向荷重に対し
てはゴムストッパを設置しているが、上方向過荷重の跳
ね上がり防止機構は空気ばね方式であり、建設機械用に
は複雑にして高価すぎるという問題点がある。
【0005】また、メインフレームにストッパ装着のた
めのブラケットを部分的に設けており、そのため、メイ
ンフレーム構造が複雑になり、応力集中によって強度的
に弱くなる。
【0006】本発明は、上記問題点に鑑み、簡単な構造
でありながら運転室に対して効果的な防振作用がなさ
れ、かつ堅固であり、製造費も安価となり、さらに操作
上も好都合となる旋回式クローラキャリアを提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、クローラを有
する走行体上に旋回装置を設置し、該旋回装置上に設置
するメインフレームを、旋回装置の旋回輪上に固定する
下フレームと、該下フレーム上に取り付ける上フレーム
とに分割し、前記上フレームは、前記下フレームの後部
においてピン付けすると共に、前記下フレームの前部に
おいて、防振ゴムを介して前記上フレームを結合し、前
記上フレームの前部に運転室を搭載したことを特徴とす
る。
【0008】これにより、運転室が搭載される前部は防
振ゴムにより充分な防振作用がなされるため、簡単な構
造でありながら、運転室には下フレーム全体に防振ゴム
を配置した場合とそれほど変わらない防振効果が得られ
る。また、下フレームの後部において上フレームがピン
付けされるため、上下フレーム間の結合が堅固である。
また、前後、左右の振動、衝撃に対しては剛性支持とさ
れ、上フレームや運転室の変動が少なく、過大荷重に対
しても変動が少ないため、オペレータの操作上好都合で
ある。
【0009】
【発明の実施の形態】図1(A)は本発明による旋回式
クローラキャリアの一実施の形態を示す側面図、図1
(B)はその部分拡大図、図2は図1(A)の平面図で
ある。図1および図2において、1はクローラ式走行
体、2はそのフレーム上に設置した旋回装置であり、3
は旋回モータ、4は旋回輪、5は走行体1の走行モータ
等に圧油を供給するためのセンタージョイントである。
【0010】6はメインフレームであり、該メインフレ
ーム6は、前記旋回輪4にボルト等(図示せず)により
固定される下フレーム7と、運転室8、パワーユニット
9およびダンプベッセル10等を搭載する上フレーム1
1とからなる。下フレーム7には前記旋回モータ3やセ
ンタージョイント5が取付られる。
【0011】下フレーム7は矩形をなし、その後部にお
いて、上フレーム11をピン12により起伏可能に結合
する。また、下フレーム7の前部と上フレーム11との
間には、複数個の防振ゴム13を介在させ、該各防振ゴ
ム13を図1(B)に示すように、それぞれ下フレーム
7、上フレーム11にボルト14、ナット15によって
固定することにより、下フレーム7と上フレーム11と
を結合する。
【0012】上フレーム11には、前記ダンプベッセル
10がピン16を中心として起伏自在に取り付けられ、
前部に前記運転室8やパワーユニット9が搭載される。
【0013】このように、下フレーム7と上フレーム1
1とを、下フレーム7の後部においてピン12により結
合し、下フレーム7の前部において、防振ゴム13を介
して結合することにより、上フレーム11の前部に搭載
される運転室8に対しては不整地走行等によって生じる
振動、衝撃が、下フレーム7の全周に防振ゴム13を配
置した場合と同様に緩和され、振動、衝撃が効果的に緩
和される。また、少ない防振ゴム13ですむため、安価
に製造できる。
【0014】また、上フレーム11の下フレーム7に対
する後部の結合がピン12によってなされるため堅固と
なる。また、下フレーム7の全周にわたり防振ゴム13
を配置する場合に比較し、運転室8の変動が少なくな
り、オペレータの操作上好都合となる。また、前後、左
右の振動、衝撃に対しては、実質的に剛性支持されるた
め、前後、左右方向についての上フレーム11の変動が
少なく、オペレータの操作上好都合である。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、クローラを有する走行
体上に旋回装置を設置し、該旋回装置上に設置するメイ
ンフレームを、旋回装置の旋回輪上に固定する下フレー
ムと、該下フレーム上に取り付ける上フレームとに分割
し、前記上フレームは、前記下フレームの後部において
ピン付けすると共に、前記下フレームの前部において、
防振ゴムを介して前記上フレームを結合し、前記上フレ
ームの前部に運転室をしたので、運転室が搭載される上
フレームの前部は防振ゴムにより充分な防振作用がなさ
れるため、簡単な構造でありながら、運転室には下フレ
ーム全体に防振ゴムを配置した場合とそれほど変わらな
い防振効果が得られる。従って、少ない防振ゴムにより
防振作用がなされ、防振構造のクローラキャリアが安価
に製造できる。また、下フレームの後部において上フレ
ームがピン付けされるため、上下フレーム間の結合が堅
固となる。また、前後、左右の振動、衝撃に対しては剛
性支持とされ、上フレームや運転室の変動が少なく、ま
た、過大荷重に対しても変動が少ないため、オペレータ
の操作上好都合である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明による旋回式クローラキャリア
の一実施の形態を示す側面図、(B)はその部分拡大図
である。
【図2】図1(A)の平面図である。
【符号の説明】
1:クロ−ラ式走行体、2:旋回装置、4:旋回輪、
6:メインフレーム、7:下フレーム、8:運転室、
9:パワーユニット、11:上フレーム、12:ピン、
13:防振ゴム、14:ボルト、15:ナット、16:
ピン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クローラを有する走行体上に旋回装置を設
    置し、 該旋回装置上に設置するメインフレームを、旋回装置の
    旋回輪上に固定する下フレームと、該下フレーム上に取
    り付ける上フレームとに分割し、 前記上フレームは、前記下フレームの後部においてピン
    付けすると共に、前記下フレームの前部において、防振
    ゴムを介して前記上フレームを結合し、 前記上フレームの前部に運転室を搭載したことを特徴と
    する旋回式クローラキャリア。
JP15134898A 1998-06-01 1998-06-01 旋回式クローラキャリア Pending JPH11343638A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15134898A JPH11343638A (ja) 1998-06-01 1998-06-01 旋回式クローラキャリア

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15134898A JPH11343638A (ja) 1998-06-01 1998-06-01 旋回式クローラキャリア

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11343638A true JPH11343638A (ja) 1999-12-14

Family

ID=15516607

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15134898A Pending JPH11343638A (ja) 1998-06-01 1998-06-01 旋回式クローラキャリア

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JP (1) JPH11343638A (ja)

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