JPH09193829A - 走行車両のキャビン取付構造 - Google Patents

走行車両のキャビン取付構造

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Publication number
JPH09193829A
JPH09193829A JP8024589A JP2458996A JPH09193829A JP H09193829 A JPH09193829 A JP H09193829A JP 8024589 A JP8024589 A JP 8024589A JP 2458996 A JP2458996 A JP 2458996A JP H09193829 A JPH09193829 A JP H09193829A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cabin
elastic body
stopper
cabin frame
frame
Prior art date
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Pending
Application number
JP8024589A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyuki Kisami
信行 木佐美
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Ltd
Priority to JP8024589A priority Critical patent/JPH09193829A/ja
Publication of JPH09193829A publication Critical patent/JPH09193829A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高強度化したキャビンを、弾性体を介して車
体に装着した走行車両において、キャビンに大きな荷重
が加えられた場合でも弾性体が弾性限度以上に変形した
り破損することがない構造とする。 【解決手段】 キャビンフレーム3を装着するサポート
5にリング状弾性体8を内蔵した底孔付き凹プレート7
を固設する。キャビンフレーム3はリング状弾性体8に
載置され、受け板10とチューブ状スペーサ9とを介し
てキャビンフレーム3にボルト11で締着する。受け板
10と底孔付き凹プレート7との隙間はδ1 、底孔付き
凹プレート7とキャビンフレーム3との隙間はδ2 であ
る。また、サポート5にキャビンフレーム3から距離δ
3 だけ離間してストッパ12を固設する。前記各隙間を
リング状弾性体8の各方向に対する弾性限度よりも小さ
くしたので、キャビンフレーム3の全方向の動きに対し
てリング状弾性体8の永久変形や破損が回避される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体に対し、弾性
体を介してキャビンを装着する走行車両のキャビン取付
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】走行車両のキャビンとしては、例えばR
OPSの支柱を介し、ROPSの前後左右及び上面に保
護壁を設けた高強度化キャビンが知られる。このような
キャビンを車体に結合するときは弾性体を介さずボルト
締結するのが普通である。また最近はキャビンを防振す
る目的で弾性体を介してボルト締結する構成が増えてき
た。
【0003】上記構成によれば、キャビンが弾性体によ
って車体に対し半フロート状態となる。このため通常走
行時、エンジンや路面からの振動が弾性体に吸収されて
キャビンに伝わりにくく、好適な運転性や居住性が得ら
れる。一方衝突時、転落時、頭上への落石時等、大きな
荷重がキャビンに加わったとき、弾性体が弾性限度を超
えて変形し、また破損し、これによりキャビンと車体と
が一体化してオペレータの安全や機器の保護が図られ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のキャビン取付構造は、車両の衝突時、転落時、頭上へ
の落石時等、キャビンに大きな荷重が加わったとき、弾
性体が弾性限度以上に変形し、または破損するために、
弾性体の交換を余儀なくされる。そして弾性体の交換に
当たり、弾性体の準備はもとより、クレーン等の設備も
必要とするため、稼動現場での交換が容易でなく、また
費用も嵩むものとなっている。
【0005】本発明は上記従来の問題点に着目し、衝
突、転落、落石等によりキャビンに大きな荷重が加えら
れても、弾性体が弾性限度以上に変形したり破損するこ
とのない走行車両のキャビン取付構造を提供することを
目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段および効果】上記目的を達
成するため、本発明に係る走行車両のキャビン取付構造
の第1発明は、高強度化したキャビンを弾性体を介して
車体に装着した走行車両のキャビン取付構造において、
前記弾性体の弾性限度内でキャビンが当接可能なストッ
パを車体に固設したことを特徴としている。
【0007】上記第1発明によれば、通常走行時、エン
ジンや路面からの振動は弾性体に吸収されるため、快適
な運転性や居住性を確保できる。一方、車両の衝突時、
転落時、落石時等、キャビンに大きな荷重が加わってキ
ャビンがストッパに当接するときは、キャビンと車体と
がストッパを介して一体化するため、キャビンが保護さ
れてオペレータの安全や機器が保護される。しかもキャ
ビンのストッパへの当接は弾性体の弾性限度内で生ずる
ため、弾性体の永久変形や破損も回避でき、継続使用が
可能となる。
【0008】また第2発明は、上記第1発明の構成にお
いて、ストッパは、上下方向の荷重を受けるストッパ
と、前後方向の荷重を受けるストッパと、左右方向の荷
重を受けるストッパとからなることを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態および実施例】本発明に係る走行車
両のキャビン取付構造の実施例を図面を参照し説明す
る。図1は実施例を搭載した例機なるダンプトラックの
側面図、図2はキャビンフレームと車体フレームの一部
との概略構成を示す斜視図、図3はキャビン取付構造を
示す断面図である。
【0010】図1に示したダンプトラック1のキャビン
2は車体前部左側に搭載され、図2に示すように、キャ
ビンフレーム3はROPS仕様に準じた高強度部材で構
成される。そしてキャビンフレーム3は、車体フレーム
4に固設されたフロントサポート5とリヤサポート6と
に弾性体を介して装着されている(以下、フロントサポ
ート5とリヤサポート6とを単にサポート5と総称す
る)。
【0011】具体的には、図3に示すように、サポート
5に底孔付き凹プレート7が固設され、この底孔付き凹
プレート7内にリング状弾性体8を嵌め込まれている。
リング状弾性体8の上端面と下端面とは底孔付き凹プレ
ート7の上面7aと下面7bとから外部へ突出してお
り、リング状弾性体8の軸心に設けた孔にチューブ状ス
ペーサ9を内嵌している。キャビンフレーム3はリング
状弾性体8に載置され、下方から順に受け板10とチュ
ーブ状スペーサ9とを介してボルト11でキャビンフレ
ーム3に締着されてサポート5に固定される。なおこの
とき受け板10の上面と底孔付き凹プレート7の下面7
bとの間には所定隙間δ1 が形成され、一方、底孔付き
凹プレート7の上面7aとキャビンフレーム3の下面と
の間には所定隙間δ2 が形成される。
【0012】従ってキャビンフレーム3はサポート5に
対しリング状弾性体8を介して全方向において半フロー
ト状態となっている。なおリング状弾性体8の弾性限度
はキャビンフレーム3の上方への動きに対しΔ1 、下方
への動きに対しΔ2 、水平方向の動きに対しΔ3 とす
る。
【0013】一方、図4に示すように、リング状弾性体
8の装着部近傍のサポート5には、キャビンフレーム3
の水平方向の変位を規制するストッパ12が固設されて
いる。このストッパ12の固設位置は、キャビンフレー
ム3を所定の位置に装着した状態において、キャビンフ
レーム3から距離δ3 だけ離間した位置としてある。そ
してキャビンフレーム3の全方向の動きに対して、δ1
<Δ1 、δ2 <Δ2 、δ3 <Δ3 の関係としてある。な
お例えば隙間δ2 に示すように、所定隙間δ2に調整す
るため、キャビンフレーム3とリング状弾性体8との間
にシム13を挟着してもよい。
【0014】本例機でのストッパ12の装着位置は、図
5に示すように、キャビン2の後方と右方のサポート5
上のそれぞれ2か所としてある。即ち、上下方向の大き
な荷重(即ち、弾性体8の弾性限度を越えるような荷
重)は底孔付き凹プレート7の上面7aと下面7bで受
ける。右方へ又後方への大きな荷重(即ち、弾性体8の
弾性限度を越える右方へ又後方への荷重)は、前記4か
所のストッパ12で受けるようにしてある。尚、ストッ
パ12の装着位置は、本実施例に限定されることなく、
キャビン2からの所定隙間δ1 、δ2 、δ3 (δ1 <Δ
1 、δ2 <Δ2 、δ3 <Δ3 )を確保できるサポート5
上(即ち、車体上)の位置であるならば、幾つでもまた
何処でも適宜決定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ダンプトラックの側面図である。
【図2】キャビンフレーム及び車体フレーム前部の概略
構成を示す斜視図である。
【図3】キャビン取付構造を示す断面図である。
【図4】水平方向の変形量を規制するストッパを備えた
キャビン取付構造の断面図である。
【図5】キャビンに対するストッパ配設位置の一例を示
す平面図である。
【符号の説明】
2 キャビン 3 キャビンフレーム 4 車体フレーム 5 フロントサポート 6 リヤサポート 7 底孔付き凹プレート 8 リング状弾性体 9 チューブ状スペーサ 10 受け板 11 ボルト 12 ストッパ 13 シム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高強度化したキャビンを弾性体を介して
    車体に装着した走行車両のキャビン取付構造において、
    前記弾性体の弾性限度内でキャビンが当接可能なストッ
    パを車体に固設したことを特徴とする走行車両のキャビ
    ン取付構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の走行車両のキャビン取付
    構造において、ストッパは、上下方向の荷重を受けるス
    トッパと、前後方向の荷重を受けるストッパと、左右方
    向の荷重を受けるストッパとからなることを特徴とする
    走行車両のキャビン取付構造。
JP8024589A 1996-01-18 1996-01-18 走行車両のキャビン取付構造 Pending JPH09193829A (ja)

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JP8024589A JPH09193829A (ja) 1996-01-18 1996-01-18 走行車両のキャビン取付構造

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010030581A (ja) * 2008-07-04 2010-02-12 Hitachi Constr Mach Co Ltd 運搬車両
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