JPH11343358A - 自動車内装材用発泡シート並びに自動車内装材用積層シートおよび自動車内装材 - Google Patents

自動車内装材用発泡シート並びに自動車内装材用積層シートおよび自動車内装材

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JPH11343358A
JPH11343358A JP14895198A JP14895198A JPH11343358A JP H11343358 A JPH11343358 A JP H11343358A JP 14895198 A JP14895198 A JP 14895198A JP 14895198 A JP14895198 A JP 14895198A JP H11343358 A JPH11343358 A JP H11343358A
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resin
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laminated
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JP14895198A
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English (en)
Inventor
Kiyoyuki Minamimura
清之 南村
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐熱性、剛性、軽量性を満たした自動車内装
材用発泡シート並びに自動車内装材用積層シートおよび
自動車内装材を提供する。 【解決手段】 変性ポリフェニレンエーテル系樹脂を基
材樹脂とする発泡シートの残存揮発成分量が3〜5重量
%であり、目付量が100〜240g/m2 である自動
車内装材用発泡シート12を構成し、さらにその自動車
内装材用発泡シート12の片面または両面に、熱可塑性
樹脂を基材樹脂とする非発泡層14,16を積層して自
動車内装材用積層シート18を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、詳しくは耐熱性、軽量
性に優れた自動車内装材用発泡シート並びに自動車内装
材用積層シートおよび自動車内装材に関するものであ
る。
【0002】
【従来技術】従来、自動車内装材として、熱可塑性樹脂
発泡体を主体とする基材にウレタンフォームを積層した
ものや、スチレン−無水マレイン酸共重合体の発泡層の
上下面にスチレン−無水マレイン酸共重合体の非発泡層
を積層した積層シートを所望の形状に成形したものが広
く用いられている。これらの自動車内装材は、軽量で断
熱性が高く、成形加工性がすぐれているという特徴があ
る。しかしながら、それら従来の自動車内装材を、特に
自動車天井材のように高温に長時間さらされる用途に用
いた場合には、耐熱性が不十分であるため、自動車天井
材のフロント部が自重で垂れ下がったり(ヒートサ
グ)、変形を生じるなどの問題を発生することがあっ
た。
【0003】このため、これらの問題を解決するため
に、従来、無機質のガラス繊維とプラスチックの複合材
料をベースとした自動車内装材が使用されてきている。
しかし、この複合材料は、耐熱性という品質は維持でき
るものの、軽量化が図れない上に、ガラス繊維があるた
めリサイクル性が悪く、またコスト高になるといった問
題がある。
【0004】そこで、軽量で耐熱性のある変性ポリフェ
ニレンエーテル(PPE)系樹脂発泡層の両面に、変性
PPE系樹脂非発泡層を積層した発泡積層シートを用い
た自動車天井材用発泡積層シートが提案されている(実
開平4−11162号公報)。この変性PPE系樹脂を
用いた自動車天井材用発泡積層シートは、耐熱性に優
れ、軽量であるため、高温下での変形や自重による垂れ
下がりを改善することができるとされている。
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】一方、近年自動車
の剛性、軽量性に対する要求はさらに厳しくなっている
ため、この市場要求に対応するさらなる改善が必要であ
る。一般的に剛性を得るために、材料の目付を増すこと
で厚みを増したり、材料の弾性率を上げることがあげら
れる。しかし、材料の目付を増すことは軽量性という要
求と矛盾する。また、耐熱性に優れた変性PPE系樹脂
を使用する場合は、材料の弾性率は限られてしまうこと
になる。
【0006】本発明者らは、前記のごとき実状に鑑み、
優れた耐熱性、軽量性を有する、安価で且つ容易に製造
可能な自動車内装材用発泡シート並びに自動車内装材用
積層シートおよび自動車内装材を提供するために、変性
PPE系樹脂を使用する発泡シートの残存揮発成分およ
び目付にたいして鋭意検討を行った結果、剛性が高く、
軽量で、従来にない耐熱性の高い、良好な寸法安定性、
成形性、耐衝撃性、遮音性、断熱性、コスト競争力を有
する変性PPE系樹脂の自動車内装材を製造できること
が解り、本発明を完成するに至った。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る自動車内装
材用発泡シートの要旨とするところは変性ポリフェニレ
ンエーテル系樹脂を基材樹脂とする発泡シートの残存揮
発成分量が3〜5重量%であり、目付量が100〜28
0g/m2 であることにある。また、かかる自動車内装
材用発泡シートにおいて、前記残存揮発成分の主成分が
C3〜C6の炭化水素系化合物であることにある。
【0008】さらに、かかる自動車内装材用発泡シート
において、当該発泡シートの厚みが1.6〜3.2mm
であることにある。さらに、かかる自動車内装材用発泡
シートにおいて、前記発泡シートの基材樹脂である変性
ポリフェニレンエーテル系樹脂中のフェニレンエーテル
成分の含有量が35重量%以上75重量%以下であり、
スチレン系成分の含有量が65重量%以上25重量%以
下であることにある。
【0009】次に、本発明に係る自動車内装材用積層シ
ートの要旨とするところは、上記自動車内装材用発泡シ
ートの片面または両面に、熱可塑性樹脂を基材樹脂とす
る非発泡層を積層してなることにある。また、本発明に
係る自動車内装材用積層シートの他の要旨とするところ
は、上記自動車内装材用発泡シートの一方の面に変性ポ
リフェニレンエーテル系樹脂を基材樹脂とする非発泡層
を、該他方の面にポリスチレン系樹脂を基材樹脂とする
非発泡層を積層したことにある。
【0010】さらに、これら自動車内装材用積層シート
において、当該積層シートの目付量が300〜600g
/m2 であることにある。次いで、本発明に係る自動車
内装材の要旨とするところは、上記自動車内装材用積層
シートを所定の形状に成形して成ることにある。また、
かかる自動車内装材において、前記発泡シートの厚みが
4〜7mmであり、発泡シートと非発泡層の合計目付量
が300〜600g/m2 であることにある。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る自動車内装材
用発泡シート並びに自動車内装材用積層シートおよび自
動車内装材の実施形態を説明する。図1に示すように、
本発明の自動車内装材10は、自動車内装材用発泡シー
ト12の片面または両面に熱可塑性樹脂を基材樹脂とす
る非発泡層14,16を積層してなる自動車内装材用積
層シート18を形成し、必要に応じてその自動車内装材
用積層シート18の片面に接着剤層20を介して表皮材
22を積層した後、その自動車内装材用積層シート18
を加熱して2次発泡させ、所定の形状に成形して得られ
た成形体であり、特に、自動車用天井材に好適である。
自動車天井材(10)は図2に示すように、自動車の屋
根24の室内側に配置されるものである。
【0012】自動車内装材10の基体となる層である自
動車内装材用発泡シート12は、変性ポリフェニレンエ
ーテル(以下、変性PPEという。)系樹脂を基体樹脂
とする発泡シートであり、その発泡シートの残存揮発成
分量が3〜5重量%であり、且つ目付量が100〜28
0g/m2 のものが用いられる。この自動車内装材用発
泡シート12は変性PPE系樹脂を1次発泡させた1次
発泡層として得られ、この1次発泡層の片面または両面
に非発泡層14,16を積層して自動車内装材用積層シ
ート18が得られる。
【0013】上述の自動車内装材10、特に自動車天井
材を構成する発泡シート12は自動車天井材の基体とな
る層であり、この層が変性PPE系樹脂から形成されて
いるため、耐熱性および成形性が良好である。したがっ
て、耐熱性の良好な2次発泡積層シート18が容易に成
形可能となり、また、この層(12)が発泡層であるた
め、軽量で、遮音性、断熱性にすぐれ、また密度が低い
ため使用樹脂量が少量で済み、コスト競争力を有するも
のとなる。
【0014】変性PPE系樹脂を基材樹脂とする自動車
内装材用発泡シート12は残存揮発成分量が3〜5重量
%であり、且つ目付量が100〜280g/m2 である
ことが必要である。また、残存揮発成分量は好ましくは
3.2〜4.2重量%、更に好ましくは3.2〜3.8
重量%であり、目付量は好ましくは100〜240g/
2 、より好ましくは140〜210g/m2 、更に好
ましくは150〜200g/m2 、特に好ましくは16
0〜190g/m2 である。残存揮発成分量が3重量%
未満の場合、発泡層の1次厚み(成形前の厚み)および
2次厚み(成形後の厚み)が低くなり、充分な剛性を得
ることができない。残存揮発成分量が5重量%を越える
場合、非発泡層との間に空気だまりができたり、寸法安
定性が悪くなったりする。また、目付量が100g/m
2 未満の場合、1次厚みおよび2次厚みが低くなり、剛
性を得ることができない。目付量が280g/m2 を越
えると、内装材が重くなり軽量性の要求が満たされな
い。
【0015】なお、残存揮発成分量は通常、発泡層サン
プルを変性PPE系樹脂が軟化しはじめる温度以上で分
解温度以下に加熱して(例えば220℃で30分)、充
分揮発成分を揮発させて、加熱前後の重量差により測定
される。発泡シートを作製して間もない場合は(約2週
間以内)、セル内に置換されていない空気の揮発成分量
を換算して加える。
【0016】自動車内装材用発泡シート(1次発泡層)
12の厚さとしては1次厚みが1.6〜3.2mm、さ
らには1.8〜2.6mmが好ましく、発泡倍率として
は5〜20倍、さらには8〜15倍が好ましく、セル径
が0. 05〜0. 9mm、さらには0.1〜0.7mm
が好ましく、独立気泡率が70%以上、さらには80%
以上であるのが好ましい。
【0017】1次発泡層である自動車内装材用発泡シー
ト12の厚さが1.6mm未満の場合、剛性および断熱
性に劣り、それを用いて形成した積層シートは自動車内
装材用発泡積層シートとして適当でない場合がある。一
方、厚さが3.2mmを越える場合、成形加熱時に熱が
発泡層の厚み方向の中心部まで伝わり難く、そのため充
分な加熱が行なえず、成形性が悪くなる場合がある。ま
た、充分な加熱を行うべく加熱時間を長くすると、発泡
層表面のセルに破泡等が生じ、製品として許容できるも
のが得られ難くなる場合がある。また、1次発泡倍率が
5倍未満の場合は、柔軟性に劣り、曲げなどによる破損
が生じ易く、また軽量化の効果が少ない。1次発泡倍率
が20倍を越える場合、強度が低下し、中心部まで加熱
しにくくなり、成形性が低下する傾向がある。更に、セ
ル径が0.05mm未満の場合、充分な強度が得られ難
く、0.9mmを越える場合、断熱性に劣る傾向があ
る。また、独立気泡率が70%未満の場合、断熱性、剛
性に劣るとともに成形加熱によっても目的とする2次発
泡倍率がえ難くなり、成形性に劣る傾向がある。
【0018】自動車内装材用発泡シート12を形成する
基材樹脂である変性PPE系樹脂としては、PPE系樹
脂とポリスチレン系樹脂(以下、「PS系樹脂」と記
す。)との混合樹脂、PPE系樹脂にスチレン系単量体
(以下、「St系単量体」と記す。)を重合させたグラ
フト共重合体、ブロック共重合体などの共重合体(以
下、「PPE−St共重合体」と記す。)などが挙げら
れ、次のような混合・重合の形態がある。すなわち、 (イ)「PPE系樹脂」+「PS系樹脂」 (ロ)「PPE−St共重合体」 (ハ)「PPE−St共重合体」+「PS系樹脂」 (ニ)「PPE系樹脂」+「PPE−St共重合体」 (ホ)「PPE系樹脂」+「PPE−St共重合体」+
「PS系樹脂」 これらのうちでは、PPE系樹脂とPS系樹脂との混合
樹脂(イ)が、製造が容易であるなどの点から好まし
い。
【0019】発泡シート12を形成する変性PPE系樹
脂中のフェニレンエーテル(PhE)成分の含有量は通
常35重量%〜75重量%、好ましくは35重量%〜6
0重量%であり、St系成分の含有量は65重量%〜2
5重量%、好ましくは65重量%〜40重量%である。
変性PPE系樹脂中のPhE成分の割合が小さすぎると
耐熱性が劣る傾向があり、PhE成分の割合が大きすぎ
ると加熱流動時の粘度が上昇し、発泡成形が困難になる
場合がある。
【0020】PPE系樹脂としては例えば、ポリ(2,
6−ジメチルフェニレン−1,4−エーテル)、ポリ
(2−メチル−6−エチルフェニレン−1,4−エーテ
ル)、ポリ(2,6−ジエチルフェニレン−1,4−エ
ーテル)、 ポリ (2,6−ジエチルフェニレン−
1,4−エーテル)、ポリ(2−メチル−6−n−プロ
ピルフェニレン−1,4−エーテル)、ポリ(2−メチ
ル−6−n−ブチルフェニレン−1,4−エーテル)、
ポリ(2−メチル−6−クロルフェニレン−1,4−エ
ーテル)、ポリ(2−メチル−6−ブロムフェニレン−
1,4−エーテル)、ポリ(2−エチル−6−クロルフ
ェニレン−1,4−エーテル)などがあげられる。これ
らは単独で用いてもよく、2種以上組み合わせて用いて
もよい。これらのうちではポリ(2,6−ジメチルフェ
ニレン−1,4−エーテル)が、原料の汎用性、コスト
の点から好ましい。また、難燃性を付与したい場合はハ
ロゲン系元素が含まれるポリ(2−メチル−6−クロル
フェニレン−1,4−エーテル)、ポリ(2−メチル−
6−ブロムフェニレン−1,4−エーテル)、ポリ(2
−エチル−6−クロルフェニレン−1,4−エーテル)
などが好ましい。
【0021】PPE系樹脂と混合樹脂を形成するPS系
樹脂はスチレンまたはその誘導体、例えばα−メチルス
チレン、2,4−ジメチルスチレン、モノクロルスチレ
ン、ジクロルスチレン、p−メチルスチレン、エチルス
チレン等を主成分とする樹脂である。したがって、PS
系樹脂はスチレンまたはスチレン誘導体だけからなる単
独重合体に限らず他の単量体と共重合することによって
作られた共重合体であってもよい。また、たとえばハイ
インパクトポリスチレン(以下、「HIPS」と記
す。)のように、スチレンまたはスチレン誘導体を重合
させる際に、合成ゴムまたはゴムラテックスを添加して
重合させたものであってもよい。
【0022】さらに、PPE系樹脂と混合樹脂を形成す
るPS系樹脂の製造に使用されうるスチレンまたはその
誘導体と共重合可能な他の単量体としては、たとえばア
クリロニトリル、メタクリロニトリル、メチル(メタ)
アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル
(メタ)アクリレート、無水マレイン酸、アクリル酸、
メタアクリル酸、イタコン酸などが挙げられ、これらは
単独で用いてもよく、2種以上を組合わせて用いてもよ
い。
【0023】PS系樹脂の具体例としては、たとえば、
ポリスチレン、スチレン−α−メチルスチレンの共重合
体、ハイイインパクトポリスチレンで代表されるスチレ
ン・ブタジエン共重合体、スチレン・アクリロニトリル
共重合体などが挙げられる。このうちでは、ポリスチレ
ンがその汎用性、コストの面から好ましい。また、PP
E系樹脂に重合、好ましくはグラフト重合させるスチレ
ン系単量体の具体例としては、たとえばスチレン、α−
メチルスチレン、2,4−ジメチルスチレン、モノクロ
ルスチレン、ジクロルスチレン、p−メチルスチレン、
エチルスチレンなどが挙げられる。これらは単独で用い
てもよく、2種以上組み合わせてもよい。これらのうち
ではスチレンが汎用性、コストの点から好ましい。
【0024】PPE系樹脂にスチレン系単量体を重合さ
せる際に、スチレン系単量体が主成分(60重量%以
上)になる範囲でスチレン系単量体と共重合可能な単量
体、たとえばアクリロニトリル、メタクリロニトリル、
メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレ
ート、ブチル(メタ)アクリレート、無水マレイン酸、
アクリル酸、メタアクリル酸、イタコン酸などの1種ま
たは2種以上含有させてもよい。
【0025】PPE系樹脂にPS系単量体を重合させた
グラフト共重合体は、従来周知の方法、たとえば特公昭
52−30991号公報、特公昭52−38596号公
報、などに開示されている、PPE系樹脂にラジカル開
始剤およびスチレン系単量体を加え、無水の状態で、有
機溶媒の存在下または不存在下、130〜200℃の温
度範囲で撹拌しながらスチレン系単量体を重合する方法
により製造される。
【0026】変性PPE系樹脂を発泡シート12の基材
樹脂として使用すると、耐熱性および剛性等の品質に優
れているうえに、加工性および製造が容易である点で好
ましい。発泡シート12は、2種以上の発泡層を積層し
てシート状にしたものであってもよい。本発明において
使用される変性PPE系樹脂発泡シート12の基材樹脂
には、必要に応じて気泡調整剤、耐衝撃性改良剤、滑
剤、酸化防止剤、静電防止剤、顔料、安定剤、臭気低減
剤等を添加してもよい。
【0027】次に、本発明の自動車内装材用発泡シート
12の片面または両面に積層される非発泡層14,16
に使用される耐熱性樹脂は、耐熱性を有するとして当業
者に知られるいずれの樹脂をも用いることができる。例
示すれば、スチレン−アクリル酸共重合体、スチレン−
無水マレイン酸共重合体、スチレン−イタコン酸共重合
体等の耐熱ポリスチレン樹脂;ポリスチレンあるいは耐
熱ポリスチレンとポリフェニレンエーテル(PPE)と
のブレンド体、共重合体等の変性ポリフェニレンエーテ
ル系樹脂;ポリカーボネート樹脂;およびポリブチレン
テレフタレートやポリエチレンテレフタレートで例示さ
れるポリエステル樹脂などである。これらの樹脂は、2
種以上を用いることもできる。この中でも、変性ポリフ
ェニレンエーテル系樹脂を非発泡層14,16の基材樹
脂として使用すると、耐熱性および剛性等の品質に優れ
ているうえに、加工性および製造が容易である点で好ま
しい。非発泡層14,16は、2種以上の発泡層を積層
してシート状にしたものであってもよい。
【0028】非発泡層14,16、特に車内側の非発泡
層16に使用される熱可塑性樹脂としては変性PPE系
樹脂が好適である。なお、PPE系樹脂の具体例、好ま
しいもの、スチレン系の単量体の具体例は発泡シート1
2において説明した例と同じであるので省略する。PP
E樹脂に混合されるPS系樹脂、およびPPE系樹脂に
重合させるスチレン系単量体の割合としては、PPE系
樹脂15重量%以上75重量%以下、さらには25重量
%以上60重量%以下に対して、PS系樹脂またはスチ
レン系単量体の量は、85重量%以上25重量%以下、
さらには75重量%以上40重量%以下が好ましい。P
PE系樹脂の混合重量部が小さいときは耐熱性が劣る傾
向にあり、PPE系樹脂の混合重量部が大きいときは加
熱流動時の粘度が上昇し押出成形が困難になる場合があ
る。
【0029】非発泡層14,16の基材樹脂として変性
PPE系樹脂を用いる場合、必要に応じて、充填剤、滑
剤、酸化防止剤、静電防止剤、顔料、安定剤、臭気低減
剤等を単独又は、2種以上組み合わせて添加してもよ
い。充填剤は強度、剛性、寸法安定性などを向上するた
めに使用される成分であり、使用される充填剤には特に
制限はない。充填材の具体例としては、ガラス繊維、タ
ルク(ケイ酸マグネシウム)、炭酸カルシウム(重質、
軽質、膠質等)、マイカ、酸化マグネシウム、炭酸マグ
ネシウム、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、亜硫酸カル
シウム、シリカ、クレー、カオリン、ホワイトカーボ
ン、水酸化マグネシウム、カーボンブラック、ゼオライ
ト、モリブデンなどがあげられる。これらの中では特に
ガラス繊維、タルク、炭酸カルシウム、マイカが好まし
い。
【0030】また、充填剤の添加量は変性PPE樹脂1
00重量部に対して、1〜50重量部、好ましくは5〜
40重量部である。この添加量が1重量部未満の場合、
充填物(無機物)を充填した明確な効果が得られず、5
0重量部を越えて添加すると樹脂組成物の粘度が増加
し、押出機に大きな負荷がかかるため好ましくない。車
内側の非発泡層16に使用される変性PPE系樹脂には
実質的にゴム成分が含まれないことが必要である。ゴム
成分が含まれた場合、弾性率が小さくなり、加熱収縮率
が大きくなるため、天井材の耐熱性が悪くなるからであ
る。また、車内側にはホットメルト接着剤20を介して
表皮材22が積層されるため、トリミング時の割れ等は
ゴム成分が無くても問題ない。ここで、実質的にゴム成
分が含まれないとは上記効果を満たす範囲でゴム成分が
含まれる場合を言い、例えば3重量%以内である。
【0031】非発泡層14,16特には車外側の非発泡
層14に使用される熱可塑性樹脂としては、ポリスチレ
ン系樹脂も好適である。PS系樹脂はスチレンまたはそ
の誘導体、例えばα−メチルスチレン、2,4−ジメチ
ルスチレン、モノクロルスチレン、ジクロルスチレン、
p−メチルスチレン、エチルスチレン等を主成分(60
重量%以上好ましくは70重量%以上)とする樹脂であ
る。したがって、PS系樹脂はスチレンまたはスチレン
誘導体だけからなる単独重合体に限らず、他の単量体と
共重合することによって作られた共重合体であってもよ
い。また、たとえばハイインパクトポリスチレンのよう
に、スチレンまたはスチレン誘導体を重合させる際に、
合成ゴムまたはゴムラテックスを添加して重合させたも
のであってもよい。前記PS系樹脂の製造に使用されう
るスチレンまたはその誘導体と共重合可能な他の単量体
としては、たとえばアクリロニトリル、メタクリロニト
リル、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)ア
クリレート、ブチル(メタ)アクリレートなどがあげら
れ、これらは単独で用いてもよく、2種以上を組合わせ
て用いてもよい。前記PS系樹脂の具体例としては、た
とえば、ポリスチレン、スチレン−α−メチルスチレン
の共重合体、ハイインパクトポリスチレンで代表される
スチレン・ブタジエン共重合体、スチレン・アクリロニ
トリル共重合体などが挙げられる。このうちでは、ポリ
スチレン、ハイインパクトポリスチレンがその汎用性、
コストの面から好ましい。耐熱のより高いPS系樹脂と
しては、スチレンとカルボキシル基含有モノマーとの共
重合体が挙げられ、例えばスチレン−無水マレイン酸共
重合体、スチレン−イタコン酸共重合体がある。
【0032】PS系樹脂は単独で用いても良く2種類以
上組み合わせても良い。また、他の熱可塑性樹脂とブレ
ンドしても良い。一方、車外側の非発泡層14を形成す
る場合、必要に応じて、耐衝撃性改良剤、充填剤、滑
剤、酸化防止剤、静電防止剤、顔料、安定剤、臭気低減
剤等を単独叉は、2種以上組み合わせて添加してもよ
い。
【0033】耐衝撃性改良剤としては、基材樹脂に混合
することによってその効果を発揮するものや、基材樹脂
に重合させることによってその効果を発揮するものであ
ればとくに限定なく使用しうる。たとえばハイインパク
トポリスチレンなどは非発泡層14として単独で、また
はポリスチレン系樹脂に混合して使用される。耐衝撃性
改良剤の例としては、天然ゴム、合成ゴムのようなゴム
や、ゴム粒子のまわりにスチレン、メチルメタクリレー
トなどのオレフィン二重結合をもつ単量体をグラフト重
合させたものなどが好適に使用される。ゴムの具体例と
しては、たとえばスチレン・ブタジエンゴム、水添スチ
レン・ブタジエンゴム、ブタジエンゴム、イソプレンゴ
ム、エチレン・プロピレン共重合体、エチレン・プロピ
レン・ジエン共重合体、アクリロニトリル・ブタジエン
共重合体、クロロプレンゴム、ブチルゴム、アクリルゴ
ム、エチレン・アクリルゴムなどがある。これらは単独
で使用してもよく、2種以上組み合わせてもよい。これ
らのうちでは、PS系樹脂、耐熱PS系樹脂、変性PP
E樹脂との相溶性の高さ汎用性などからスチレン・ブタ
ジエンゴム、水添スチレンブタジエンゴムが好ましい。
【0034】次に、非発泡層14,16に使用する変性
PPE系樹脂およびPS系樹脂と、発泡シート12に使
用する変性PPE系樹脂は接着性が高く、この点でも良
好である。最も好ましくは、発泡シート12の片面に変
性PPE系樹脂を基体樹脂とする非発泡層(14)を、
もう一方の片面にPS系樹脂を基体樹脂とする非発泡層
(16)を配置し、非発泡層(14)を室外側に、非発
泡層(16)を室内側に配置することが耐熱性の観点で
好ましい。
【0035】本発明における発泡積層シート18におい
て発泡シート12に積層される非発泡層14,16は発
泡シート12の片面または両面に積層できる。非発泡層
14,16の厚みは50〜300μm、さらには75〜
200μmが好ましい。非発泡層14,16の厚さが5
0μmより薄い場合には、強度、剛性、耐熱性などが劣
り、300μmより厚い場合には、積層シートの成形性
が劣る傾向にある。
【0036】1次発泡層である発泡シート12の両面に
非発泡層14,16を設ける場合には、剛性、耐熱性、
寸法安定性に優れるが、この場合には、非発泡層14,
16の厚さを50〜200μmにするのが好ましい。非
発泡層を片面にのみ積層する場合には、積層体として軽
量化が図れるうえ、材料費が節減でき、製造工程が簡略
化され、コスト上のメリットがある。また、片面にのみ
非発泡層を設ける場合の非発泡層の厚さは75〜300
μmにするのが好ましい。
【0037】1次発泡層である発泡シート12を加熱
し、2次発泡させて成形する際には、1次発泡シート1
2(発泡倍率:5〜20倍、好ましくは8〜15倍、厚
さ:1.6〜3.2mm、好ましくは、1.8〜2.6
mm)に対して、通常1.2〜4倍に2次発泡させる
が、さらには1.5〜3倍に2次発泡させるのが好まし
い(この結果、2次発泡倍後のシート倍率は、6〜60
倍、好ましくは10〜30倍、厚さは、3〜10.0m
m、好ましくは4〜7mmとなる)。目付量は軽量性と
剛性のバランスより300〜600g/m2 、さらには
350〜500g/m2 、特には360〜460g/m
2 が好ましい。
【0038】自動車内装材10には表皮材22が積層さ
れているのが一般的である。表皮材22の具体例として
は、従来の自動車用天井材として用いられる表皮材であ
る、たとえば織布、不織布などがあげられる。これら
は、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポ
リアミド(ナイロン)、ポリアクリロニトリル、モダア
クリル(カネカロン)等の合成樹脂や羊毛、木綿等の天
然素材を使用したものであってもよく、それらを組み合
わせてもよい。また、織布、不織布と発泡積層シートと
の間にウレタン、ポリオレフィンなどの発泡層が積層さ
れていてもよい。また、本発明の自動車用天井材に難燃
性が必要とされる場合、難燃性を付与されている表皮材
22を使用することが好ましい。
【0039】つぎに、本発明の自動車内装材の製造法に
ついて説明する。本発明において使用される変性PPE
系樹脂を基材樹脂とする発泡シート(1次発泡層)12
は、PPE系樹脂とPS系樹脂との混合樹脂またはPP
E系樹脂にスチレン系単量体をグラフト共重合させた共
重合体などに、必要であれば各種の添加材を加えたもの
を押出機により150℃〜400℃で溶融・混練し、つ
いで150〜400℃、30〜500気圧の高温高圧下
で樹脂100重量部に対して発泡剤1〜15重量部を圧
入し、発泡最適温度(150〜300℃)に調節して、
サーキュラーダイなどを使い低圧帯(通常大気中)に押
し出す。その後、マンドレルなどに接触させて、例えば
0.5〜40m/分の速度で引き取りながらシート状に
成形し、カットした後、巻き取る等の方法により、発泡
シート12を製造することができる。
【0040】変性PPE系樹脂発泡層を製造する際に使
用される発泡剤としては、ブタン、プロパン、ペンタ
ン、塩化メチル、ジクロロメタン、クロロフロロメタ
ン、ジクロロエタン、ジクロロジフロロエタン等の炭化
水素系発泡剤、ハロゲン化炭化水素系発泡剤等が挙げら
れる。これらは単独で使用してもよく、2種以上組み合
わせて使用しても良い。なかでもC3〜C6の炭化水素
系発泡剤が環境適合性、汎用性、コストの面から好まし
い。C3より小さい場合、樹脂へ溶解させるために、よ
り高圧の条件が必要となり、不利となる場合がある。他
方、C6より大きい場合は、分子量が大きくなるため、
同じ発泡倍率を得るためにはより多くの重量部の発泡剤
が必要であり、また沸点が高くなるため、必要な発泡倍
率が得られなくなる場合がある。
【0041】1次発泡層である発泡シート12に熱可塑
性樹脂非発泡層14,16を積層する方法としては、あ
らかじめフィルム状に成形した樹脂を発泡成形され供給
される発泡シート12の上面および(または)下面に熱
ロール等により接着する方法や、多層押出金型を用いて
行う共押出積層方法等が挙げられるが、あらかじめ発泡
成形して、供給される発泡シート12の上面および(ま
たは)下面に押出機から供給した非発泡層用樹脂組成物
を層状に積層し、可塑状態にある非発泡層14,16を
冷却ローラー等によって固着する方法が好ましい。なか
でも、発泡シート12の押出発泡シート成形と非発泡層
14,16の押出をインラインで行って積層する方法が
製造工程が簡略化できる点で望ましい。
【0042】得られた1次発泡積層シート18から自動
車内装材10である成形した2次発泡積層シートを成形
する方法としては、上下にヒーターを持つ加熱炉の中央
に1次発泡積層シート18をクランプして導き、成形に
適した温度、たとえば120〜200℃に加熱して2次
発泡させた後、温度調節した金型にて真空成形、圧空成
形する。真空成形、圧空成形の例としてプラグ成形、フ
リードローイング成形、プラグ・アンド・リッジ成形、
リッジ成形、マッチド・モールド成形、ストレート成
形、ドレープ成形、リバースドロー成形、エアスリップ
成形、プラグアシスト成形、プラグアシストリバースド
ロー成形等の方法が挙げられる。このうち、プラグ成
形、マッチド・モールド成形等、自動車内側(凸)金
型、自動車外側(凹)金型の両方の金型が存在し、それ
ぞれの温調可能な金型を使用するのが望ましい。
【0043】成形における加熱によって発泡積層シート
18の表面にケロイド状態が発生する前の状態で成形す
るのが好ましい。本発明者の研究の結果、成形加熱時に
表面にケロイド状態が発生した状態で成形を行うと、独
立気泡率が低くなり、成形体の剛性が低下することが見
出されている。ケロイド状態は発泡層の破泡により生ず
るものであり、そのため独立気泡率の低下が生じるため
である。
【0044】また、1次発泡積層シート18を、所定の
クリアランスを有する金型で2次発泡積層シートの厚さ
Tが、1発泡積層シート18をフリーで2次発泡させた
ときの厚さtに対して、0.5t≦Tを満足するように
2次発泡させ、成形するのが望ましい。なお、tとは、
金型を用いて成形する場合と同じ条件で加熱して、金型
による成形を行わないで、冷却したときの発泡積層シー
トの厚さを言う。このようにして、本発明の自動車用天
井材等の自動車内装材が製造される。
【0045】成形された2次発泡積層成形体である自動
車内装材が表皮を有する場合の製造法としては、あらか
じめ表皮材22に接着剤20をつけてあるものを1次発
泡積層シート18に熱ロールなどを用いて接着する方
法、接着剤20を1次発泡積層シート18に被着させて
おいて表皮材22を熱ロールなどを用いて接着するバイ
ンダーラミネーション法や、あらかじめフィルム状に成
形された接着剤を1次発泡積層シート18と表皮材22
との間に挟み、熱ロールなどを用いて接着する熱ラミネ
ーション法、1次発泡積層シート18に場合により接着
剤20を介して表皮材22を仮止めし、加熱成型時に成
形と接着を同時に行う方法、接着剤20を1次発泡積層
シート18に積層する際に表皮材22を同時に接着する
方法等が挙げられる。
【0046】使用される接着剤20としては、熱可塑性
接着剤、ホットメルト接着剤、ゴム系接着剤、熱硬化性
接着剤、モノマー反応型接着剤、無機系接着剤、天然物
接着剤等があげられるが、接着が容易な点でホットメル
ト接着剤が好適である。ホットメルト接着剤としては、
ポリオレフィン系、変性ポリオレフィン系、ポリウレタ
ン系、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂系、ポリアミド
系、ポリエステル系、熱可塑性ゴム系、スチレン−ブタ
ンジエン共重合体系、スチレン−イソプレン共重合体系
などの樹脂を成分とするものがあげられる。
【0047】その他、本発明に係る自動車内装材用発泡
シート並びに自動車内装材用積層シートおよび自動車内
装材の実施形態を種々説明したが、本発明は上述の実施
形態に限定されるものではない。たとえば、自動車内装
材としては特に自動車天井材に適用するのが好ましい
が、それに限定されるものではなく、各種の車内の内装
材に使用できるだけでなく、さらにボンネットなどの内
側に防音のために配設される防音材としても使用するこ
とができる。更に、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲
内で、当業者の知識に基づき、種々なる改良、変更、修
正を加えた態様で実施し得るものである。
【0048】
【実施例】以下に本発明の実施例について説明する。な
お、本発明はこれらにより何ら制限を受けるものではな
い。実施例・比較例に用いた樹脂を表1に、また、表皮
材および接着剤を表2に示す。
【0049】
【表1】
【0050】
【表2】
【0051】(残存揮発成分量の測定)発泡シートを2
20℃で30分加熱し、加熱前後の発泡シートの重量を
測定した。残存揮発成分量は次式にて算出し、%で表示
した。 (加熱前発泡シート重量−加熱後発泡シート重量)/加
熱前発泡シート重量 (剛性の測定)成形した自動車天井材を手で持ち官能試
験をおこなった。
【0052】 ○:良好 △:少し弱いが実用に耐える ×:弱い (耐熱性評価)実装耐熱性試験方法として、図3に示す
ように、自動車天井材(サイズ930mm×1425mm)
を成形し、それを自動車天井部に装着し、サンバイザー
・ルームミラー・ルームランプ・ガニッシュ・ピラーを
介して実車と同等となる様に固定した。なお、図中に示
す符号は、アシストグリップ取り付け穴26、サンバイ
ザー取り付け穴28、サンバイザー留め取付孔30、ル
ームミラー取り付け穴32及び室内灯取り付け穴34で
ある。また、フロント部分に測定点を6点、成形体の中
心線と対称に120mm間隔で刻印した(図3中a〜
f)。フロント部の測定点付近に標線を設け、垂直方向
の距離を測定した。次に、100±1℃に設定した恒温
室に取り付けた自動車天井部を24時間投入し、その
後、成形体フロント部に刻印された測定点の垂直方向の
寸法変化量を測定した。
【0053】 ○:変位量2mm以内 ×:変位量2mm以上
【0054】
【実施例1】PPE樹脂成分40重量%,PS樹脂成分
60重量%となるように変性PPE樹脂(A)72.7
重量部とPS樹脂(B)27.3重量部とを混合した混
合樹脂(樹脂密度約1.05g/m3 )100重量部に
対して、iso−ブタンを主成分とする発泡剤(iso
/n=85/15)3.3重量部及びタルク0.3重量
部を押出機により混練し、樹脂温度201℃まで冷却
し、サーキュラーダイスにより押出し、8m/分の速さ
の引き取りロールを介して巻取りロールにロール状に巻
き取った。得られた発泡シートは、1次厚み2.1m
m、1次発泡倍率12倍、独立気泡率90%、セル径
0.20mm、目付量180g/m2 であった。3週間
後にその発泡シートの残存揮発成分量を測定したとこ
ろ、3.1重量%であった。得られた発泡シートを繰り
出し、PPE樹脂成分が30重量%、PS樹脂成分が7
0重量%となるように変性PPE樹脂(A)54.5重
量部とPS樹脂(B)45.5重量部を溶融・混練し、
Tダイを用いて樹脂温度280℃で押出し、発泡シート
の片面に厚み120μmの非発泡層を積層した。次い
で、発泡シートの他の片面にHIPS樹脂(C)を溶融
し、Tダイを用いて樹脂温度280℃で押出し、厚み1
20μmの非発泡層を積層し、両面に非発泡層を有する
発泡積層シートを得た。得られた発泡積層シートの目付
量は430g/m2 であった。
【0055】次に、得られた発泡積層シートを繰り出
し、同時にゴム成分の含有しない非発泡層の面にホット
メルト接着剤フィルム(D)を繰り出し、120℃に温
調された熱ロールを介して10m/分の速さで巻取りホ
ットメルト接着剤を積層した発泡積層シートを得た。次
いで、得られた発泡積層シートのホットメルト接着剤面
に表皮材(E)を仮止めし、四方をクランプして、オー
ブンに入れ、発泡積層シートの表面温度が135℃とな
るように30秒間加熱した後、20℃に温調した金型に
て金型クリアランス5.0mmでプラグ成形を行い、ト
リミング、パンチング加工を施し、良好な自動車天井材
用成形体を得た。得られた成形体について剛性、耐熱性
を評価した。結果を表3に示す。
【0056】
【表3】
【0057】
【実施例2】PPE樹脂成分40重量%,PS樹脂成分
60重量%となるように変性PPE樹脂(A)72.7
重量部とPS樹脂(B)27.3重量部とを混合した混
合樹脂100重量部に対して、iso−ブタンを主成分
とする発泡剤(iso/n=85/15)3.5重量部
及びタルク0.3重量部を押出機により混練し、樹脂温
度201℃まで冷却し、サーキュラーダイスにより押出
し、8m/分の速さの引き取りロールを介して巻取りロ
ールにロール状に巻き取った。得られた発泡シートは、
1次厚み2.4mm、1次発泡倍率14倍、独立気泡率
89%、セル径0.22mm、目付量180g/m2
あった。3週間後にその発泡シートの残存揮発成分量を
測定したところ、3.3重量%であった。
【0058】得られた発泡シートを繰り出し、PPE樹
脂成分が30重量%、PS樹脂成分が70重量%となる
ように、変性PPE樹脂(A)54.5重量部とPS樹
脂(B)45.5重量部とを溶融・混練し、Tダイを用
いて樹脂温度280℃で押出し、発泡シートの片面に厚
み120μmの非発泡層を積層した。次いで、発泡シー
トの他の片面にHIPS樹脂(C)を溶融し、Tダイを
用いて樹脂温度280℃で押出して、厚み120μmの
非発泡層を積層し、両面に非発泡層を有する発泡積層シ
ートを得た。得られた発泡積層シートの目付量は430
g/m2 であった。
【0059】次に、得られた発泡積層シートを繰り出
し、同時にゴム成分の含有しない非発泡層の面にホット
メルト接着剤フィルム(D)を繰り出し、120℃に温
調された熱ロールを介して10m/分の速さで巻取りホ
ットメルト接着剤を積層した発泡積層シートを得た。次
いで、得られた発泡積層シートのホットメルト接着剤面
に表皮材(E)を仮止めして四方をクランプし、オーブ
ンに入れ、発泡積層シートの表面温度が135℃となる
ように30秒間加熱した後、20℃に温調した金型にて
金型クリアランス6.0mmでプラグ成形を行い、トリ
ミング、パンチング加工を施し、良好な自動車天井材用
成形体を得た。得られた成形体について剛性、耐熱性を
評価した。その結果を表3に示す。
【0060】
【実施例3】PPE樹脂成分40重量%,PS樹脂成分
60重量%となるように変性PPE樹脂(A)72.7
重量部とPS樹脂(B)27.3重量部とを混合した混
合樹脂100重量部に対して、iso−ブタンを主成分
とする発泡剤(iso/n=85/15)3.7重量部
及びタルク0.3重量部を押出機により混練した後、樹
脂温度を201℃まで冷却し、サーキュラーダイスによ
り押出し、8m/分の速さの引き取りロールを介して巻
取りロールにロール状に巻き取った。得られた発泡シー
トは、1次厚み2.7mm、1次発泡倍率16倍、独立
気泡率87%、セル径0.25mm、目付量180g/
2 であった。3週間後にその発泡シートの残存揮発成
分量を測定したところ、3.5重量%であった。
【0061】得られた発泡シートを繰り出し、PPE樹
脂成分が30重量%、PS樹脂成分が70重量%となる
ように変性PPE樹脂(A)54.5重量部とPS樹脂
(B)45.5重量部とを溶融・混練し、Tダイを用い
て樹脂温度280℃で押出し、発泡シートの片面に厚み
120μmの非発泡層を積層した。次いで、発泡シート
の他の片面にHIPS樹脂(C)を溶融し、Tダイを用
いて樹脂温度280℃で押出して、厚み120μmの非
発泡層を積層し、両面に非発泡層を有する発泡積層シー
トを得た。得られた発泡積層シートの目付量は430g
/m2 であった。
【0062】次に、得られた発泡積層シートを繰り出
し、同時にゴム成分の含有しない非発泡層面にホットメ
ルト接着剤フィルム(D)を繰り出し、120℃に温調
された熱ロールを介して10m/分の速さで巻取り、ホ
ットメルト接着剤を積層した発泡積層シートを得た。次
いで、得られた発泡積層シートのホットメルト接着剤面
に表皮材(E)を仮止めして四方をクランプし、オーブ
ンに入れ、発泡積層シートの表面温度が135℃となる
ように30秒間加熱した後、20℃に温調した金型にて
金型クリアランス6.5mmでプラグ成形を行い、トリ
ミング、パンチング加工を施し、良好な自動車天井材用
成形体を得た。得られた成形体について剛性、耐熱性を
評価した。その結果を表3に示す。
【0063】
【比較例1】PPE樹脂成分40重量%,PS樹脂成分
60重量%となるように変性PPE樹脂(A)72.7
重量部とPS樹脂(B)27.3重量部とを混合した混
合樹脂100重量部に対して、iso−ブタンを主成分
とする発泡剤(iso/n=85/15)2.7重量部
及びタルク0.3重量部を押出機により混練し、樹脂温
度201℃まで冷却し、サーキュラーダイスにより押出
し、8m/分の速さの引き取りロールを介して巻取りロ
ールにロール状に巻き取った。得られた発泡シートは、
1次厚み1.6mm、1次発泡倍率9倍、独立気泡率9
2%、セル径0.15mm、目付量180g/m2 であ
った。3週間後にその発泡シートの残存揮発成分量を測
定したところ、2.6重量%であった。
【0064】得られた発泡シートを繰り出し、PPE樹
脂成分が30重量%、PS樹脂成分が70重量%となる
ように変性PPE樹脂(A)54.5重量部とPS樹脂
(B)45.5重量部を溶融・混練し、Tダイを用いて
樹脂温度280℃で押出し、発泡シートの片面に厚み1
20μmの非発泡層を積層した。次いで、その発泡シー
トの他の片面にHIPS樹脂(C)を溶融し、Tダイを
用いて樹脂温度280℃で押出し、厚み120μmの非
発泡層を積層し、両面に非発泡層を有する発泡積層シー
トを得た。得られた発泡積層シートの目付量は430g
/m2 であった。
【0065】次に、得られた発泡積層シートを繰り出
し、同時にゴム成分の含有しない非発泡層の面にホット
メルト接着剤フィルム(D)を繰り出し、120℃に温
調された熱ロールを介して10m/分の速さで巻取り、
ホットメルト接着剤を積層した発泡積層シートを得た。
次いで、得られた発泡積層シートのホットメルト接着剤
面に表皮材(E)を仮止めして四方をクランプし、オー
ブンに入れ、発泡積層シートの表面温度が135℃とな
るように30秒間加熱した後、20℃に温調した金型に
て金型クリアランス3mmでプラグ成形を行い、トリミ
ング、パンチング加工を施し、良好な自動車天井材用成
形体を得た。得られた成形体について剛性、耐熱性を評
価した。その結果を表3に示す。
【0066】
【比較例2】PPE樹脂成分40重量%,PS樹脂成分
60重量%となるように変性PPE樹脂(A)72.7
重量部とPS樹脂(B)27.3重量部とを混合した混
合樹脂100重量部に対して、iso−ブタンを主成分
とする発泡剤(iso/n=85/15)5.3重量部
及びタルク0.3重量部を押出機により混練し、樹脂温
度を201℃まで冷却し、サーキュラーダイスにより押
出し、8m/分の速さの引き取りロールを介して巻取り
ロールにロール状に巻き取った。得られた発泡シート
は、1次厚み4.0mm、1次発泡倍率23倍、独立気
泡率50%、セル径0.35mm、目付量180g/m
2 であった。3週間後にその発泡シートの残存揮発成分
量を測定したところ、5.1重量%であった。
【0067】得られた発泡シートを繰り出し、PPE樹
脂成分が30重量%、PS樹脂成分が70重量%となる
ように変性PPE樹脂(A)54.5重量部とPS樹脂
(B)45.5重量部を溶融・混練し、Tダイを用いて
樹脂温度280℃で押出し、発泡シートの片面に厚み1
20μmの非発泡層を積層した。次いで、この発泡シー
トの他の片面にHIPS樹脂(C)を溶融し、Tダイを
用いて樹脂温度280℃で押出し、厚み120μmの非
発泡層を積層し、両面に非発泡層を有する発泡積層シー
トを得た。得られた発泡積層シートの目付量は430g
/m2 であった。
【0068】次に、得られた発泡積層シートを繰り出
し、同時にゴム成分の含有しない非発泡層面にホットメ
ルト接着剤フィルム(D)を繰り出し、120℃に温調
された熱ロールを介して10m/分の速さで巻取り、ホ
ットメルト接着剤を積層した発泡積層シートを得た。次
に、得られた発泡積層シートのホットメルト接着剤面に
表皮材(E)を仮止めして四方をクランプし、オーブン
に入れ、発泡積層シートの表面温度が135℃となるよ
うに30秒間加熱した後、20℃に温調した金型にて金
型クリアランス7mmでプラグ成形を行い、トリミン
グ、パンチング加工を施し、良好な自動車天井材用成形
体を得た。得られた成形体について剛性、耐熱性を評価
した。その結果を表3に示す。
【0069】
【比較例3】PS樹脂(B)100重量部に対してis
o−ブタンを主成分とする発泡剤(iso/n=85/
15)3.5重量部及びタルク0.3重量部を押出機に
より混練し、樹脂温度を180℃まで冷却し、サーキュ
ラーダイスにより押出し、8m/分の速さの引き取りロ
ールを介して巻取りロールにロール状に巻き取った。得
られた発泡シートは、1次厚み2.4mm、1次発泡倍
率14倍、独立気泡率90%、セル径0.22mm、目
付量180g/m2 であった。3週間後にその発泡シー
トの残存揮発成分量を測定したところ、3.3重量%で
あった。
【0070】得られた発泡シートを繰り出し、HIPS
樹脂(C)を溶融し、Tダイを用いて樹脂温度280℃
で押出し、発泡シートの片面に厚み120μmの非発泡
層を積層した。次いで、その発泡シートの他の片面にH
IPS樹脂(C)を溶融し、Tダイを用いて樹脂温度2
80℃で押出し、厚み120μmの非発泡層を積層し
て、両面に非発泡層を有する発泡積層シートを得た。得
られた発泡積層シートの目付量は430g/m2 であっ
た。
【0071】次に、得られた発泡積層シートを繰り出
し、同時にゴム成分の含有しない非発泡層の面にホット
メルト接着剤フィルム(D)を繰り出し、120℃に温
調された熱ロールを介して10m/分の速さで巻取り、
ホットメルト接着剤を積層した発泡積層シートを得た。
次いで、得られた発泡積層シートのホットメルト接着剤
面に表皮材(E)を仮止めして四方をクランプし、オー
ブンに入れ、発泡積層シートの表面温度が135℃とな
るように30秒間加熱した後、20℃に温調した金型に
て金型クリアランス6.0mmでプラグ成形を行い、ト
リミング、パンチング加工を施し、良好な自動車天井材
用成形体を得た。得られた成形体について剛性、耐熱性
を評価した。その結果を表3に示す
【0072】
【発明の効果】本発明に係る自動車内装材用発泡シート
並びに自動車内装材用積層シートおよび自動車内装材
は、変性PPE系樹脂を基材樹脂とする発泡シートの残
存揮発成分量が3〜5重量%であり、目付量が100〜
280g/m2 であるため、2次発泡成形後においても
充分な剛性と軽量性が得られる。また、かかる構成の発
泡シートを用いて形成した自動車内装材用積層シート及
び自動車内装材は、剛性が高く、軽量で、従来にない耐
熱性の高い、良好な寸法安定性、成形性、耐衝撃性、遮
音性、断熱性、コスト競争力を有するものが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) 乃至(c) は、本発明に係る自動車内装材用
発泡シート、自動車内装材用積層シート及び自動車内装
材の構成を示す拡大断面説明図である。
【図2】本発明に係る自動車内装材の一例である自動車
用天井材を自動車に装着した状態を示すための一部切欠
説明図である。
【図3】本発明の実施例及び比較例において成形された
自動車天井材用成形体をパンチングによるトリミングを
行った後の平面形状を説明するための説明図である。
【符号の説明】
10:自動車内装材 12:自動車内装材用発泡シート 14,16:非発泡層 18:自動車内装材用積層シート 20:接着剤 22:表皮材

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変性ポリフェニレンエーテル系樹脂を基
    材樹脂とする発泡シートの残存揮発成分量が3〜5重量
    %であり、目付量が100〜280g/m2であること
    を特徴とする自動車内装材用発泡シート。
  2. 【請求項2】 前記残存揮発成分の主成分がC3〜C6
    の炭化水素系化合物であることを特徴とする請求項1に
    記載する自動車内装材用発泡シート。
  3. 【請求項3】 当該発泡シートの厚みが1.6〜3.2
    mmであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記
    載する自動車内装材用発泡シート。
  4. 【請求項4】 前記発泡シートの基材樹脂である変性ポ
    リフェニレンエーテル系樹脂中のフェニレンエーテル成
    分の含有量が35重量%以上75重量%以下であり、ス
    チレン系成分の含有量が65重量%以上25重量%以下
    であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれ
    かに記載する自動車内装材用発泡シート。
  5. 【請求項5】 前記請求項1乃至請求項4のいずれかに
    記載する自動車内装材用発泡シートの片面または両面
    に、熱可塑性樹脂を基材樹脂とする非発泡層を積層して
    なることを特徴とする自動車内装材用積層シート。
  6. 【請求項6】 前記請求項1乃至請求項4のいずれかに
    記載する自動車内装材用発泡シートの一方の面に変性ポ
    リフェニレンエーテル系樹脂を基材樹脂とする非発泡層
    を、該他方の面にポリスチレン系樹脂を基材樹脂とする
    非発泡層を積層したことを特徴とする自動車内装材用積
    層シート。
  7. 【請求項7】 当該積層シートの目付量が300〜60
    0g/m2 であることを特徴とする請求項5又は請求項
    6に記載する自動車内装材用積層シート。
  8. 【請求項8】 前記請求項5乃至請求項7のいずれかに
    記載する自動車内装材用積層シートを所定の形状に成形
    して成ることを特徴とする自動車内装材。
  9. 【請求項9】 前記発泡シートの厚みが4〜7mmであ
    り、発泡シートと非発泡層の合計目付量が300〜60
    0g/m2 であることを特徴とする請求項8に記載する
    自動車内装材。
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