JPH11342968A - 流体ポンプディスペンサ - Google Patents

流体ポンプディスペンサ

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JPH11342968A
JPH11342968A JP11122595A JP12259599A JPH11342968A JP H11342968 A JPH11342968 A JP H11342968A JP 11122595 A JP11122595 A JP 11122595A JP 12259599 A JP12259599 A JP 12259599A JP H11342968 A JPH11342968 A JP H11342968A
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パレス モンタネル ペドロ
Turro Victor Ribera
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  • Reciprocating Pumps (AREA)
  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)
  • Details Of Reciprocating Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 流体ポンプディスペンサはポンプ本体２を有し、ポンプ
本体２は、ポンプ室４と通じる弁制御の内容物入口路を
有するポンプ室を構成するポンプシリンダを有し、手動
による往復動ポンププランジャ１２がポンプ室４からの
排出路を構成する中空棒２２を有し、ポンプピストン２
６が相対的に摺動する中空棒２２の内端に取り付けら
れ、ポンプ本体２がポンププランジャ１２を上昇位置に
偏らせるためのプランジャ戻りスプリング１３を有し、
中空棒２２とピストン２６との間に作用して排出開放位
置と閉止位置との相対的な摺動を限定する手段が設けら
れ、ピストン２６がポンプ室４の下端へ延びる環状突出
部２８を有する。空動き効果がピストン２６と中空棒２
２の間に生じ、それにより圧縮ストローク中に排出弁が
閉じ、吸気ストローク中に排出弁が開く。ポンププラン
ジャ１２はアップ及びダウン位置でロックされ、プラグ
部材３２の外側面は、ポンププランジャ１２のロックダ
ウン位置で閉じた入口路を密閉する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポンプ室を区画す
るポンプシリンダを有するポンプ本体とポンプ室に至る
弁で制御された内容物(product；製品)の通路とを有す
る流体ポンプディスペンサに関する。詳しくは、手動に
よる往復動ポンププランジャが中空棒(hollow stem)を
有し、この中空棒は、ポンプ室から該中空棒の外端の排
出口に至る弁制御の内容物通路を区画し、また相対的な
摺動のために中空棒の内側端に取り付けられるポンプピ
ストンを有する。上記ポンプ本体は、ポンププランジャ
を上昇位置に偏らせるためのプランジャ戻りスプリング
を有する。
【０００２】
【従来の技術】上記の型の流体ポンプディスペンサは既
に知られているが、これら公知ディスペンサは難点をも
っており、高いレベルの技術的進歩がみられるものは往
々にして製造及び組立コストが高く、他方、経済的であ
るものは技術的な利点が著しく劣る。
【０００３】米国特許第5,615,806号は、プランジャ・
ロックアップ・ディスペンサを開示しており、これは、
ポンプピストンが取り付けられている中空プランジャ棒
を下降させるために手動でプランジャ／噴出口を押圧す
ることによって作動し、それにより、ディスペンサ本体
のポンプシリンダにより限定されるポンプ室中に充填さ
れている液体が圧縮される。ポンプ室中に配置されてい
るピストン戻りスプリングは、ピストンと、ポンプ本体
のノド部との間に延長しており、該ノド部で球体ケージ
又は入口ボール逆止弁を形成する。ピストンは、限定さ
れた摺動のため中空棒に取り付けられ、圧縮ストローク
中に中空棒における排出口を見つけ、加圧下に排出路及
び噴出口を通じて流体を導出する。ピストンのフルスト
ロークによりポンプ室からある量の内容物が吐出され、
その量は、ピストンストロークの長さに比例する。上方
へのストロークによりスプリングの作用でピストンはそ
の上昇位置に戻り、それによりポンプ室を拡大させて室
内を減圧することにより、ポンプディスペンサが取り付
けられている液体容器から開いた入口弁を通じて、内容
物をポンプ室に吸引する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】すべての手動ディスペ
ンサと同様に、ポンプ室は、室内の空気を置き換えるた
めに内容物による呼び水がなければならない。プランジ
ャをストロークさせることにより空気が先ず排除され
る。しかし、そのような公知構造では、室内の空気を排
除するための排出口を見つけられず、室内の圧縮空気に
より下降ストロークの終了まで中空棒とピストンがしば
しば一致して動き、そこで排出口を探すためのピストン
ストロークの下端で中空棒が僅かに下動する。戻りスト
ロークで排出口が閉じ、内容物が、シートされていない
ボール逆止弁を経由して拡大したポンプ室へ引き込まれ
る。
【０００５】このようなディスペンサは、基本的に例え
ば液体石鹸などの平均的な粘度の流体を吐出するよう設
計されているが、多くの場合、低粘度の流体を釣り合わ
せようとする試みは、密閉域における密閉の性質が比較
的不完全であるため、うまくいっていない。また、高粘
度流体又は変化する（ゲル状）粘度流体を吐出させる場
合、このような流体の広範な使用は比較的最近であり、
ポンプディスペンサの入口路がそのような流体に適合し
ていないこともあり、望ましい結果を得ることは困難で
ある。従って本発明の課題は、これらの難点を克服する
ことである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明によるディスペン
サは、その内端がピストン中空棒に固定されているプラ
グ部材を有し、このピストンは、相対的な摺動のため中
空棒の内端に取り付けられており、ピストンプラグ部材
の直立した環状溝にシートしている排出弁を構成する環
状突出部が設けられる。圧縮ストローク中の中空棒とピ
ストンとの相対的な摺動により排出弁が開き、プラグ部
材の下流側の環状間隙を露出させ、排出路を構成する中
空棒の内側と連通させる。種々の寸法の排出口を設ける
必要性がなくなり、従って高粘度流体の吐出は良好に行
われる。
【０００７】本発明によるポンプディスペンサも同様に
ポンププランジャのロックアップ（look-up；ロックし
た状態）位置及びロックダウン（look-down；ロックが
解除された状態）位置を取ることができる。後者の状態
では、プラグ部材の環状密閉部は、ポンプ室の底部の狭
い内側面部分と係合し、搬送や保蔵などの不使用時に入
口路を積極的に密閉する。本発明の他の課題、利点及び
新規な特徴は、添付図面を参照しつつ以下の詳細な説明
を読むことにより明らかになろう。
【０００８】
【発明の実施の形態】図１及び図２に示す本発明による
流体ディスペンサはポンプ本体２を有し、このポンプ本
体２は、内側面６及び底壁８を有するポンプ室４を区画
するポンプシリンダを有する。上記ポンプ本体２は、吐
出される内容物の容器（図示せず）にディスペンサを取
り付けるための慣用な閉鎖キャップ１０を有する。上記
ポンプ室４の内径は符号９の位置で狭くなっており、環
状のテーパ部分１１が底壁８周囲に形成されており、こ
れは以下に詳細に説明するように機能する。
【０００９】ディスペンサは、中空棒２２が連設された
手動で往復動するポンププランジャ１２を設け、この中
空棒２２の上端には従来型の噴出口１９が取り付けられ
ている。上記ポンプ室４で中空棒２２外側を囲むように
プランジャ戻りスプリング１３が配設され、このプラン
ジャ戻りスプリング１３は、ポンプ本体２の内部に固定
された内側ライナ１４のフランジ１４′（図８及び図
９）がポンプ本体２上の外側フランジ２′に被せる状態
で、プランジャスカート１２′の内側面に形成された適
当なリブ１７と、該内側ライナ１４の内側フランジ７と
の間に介装されている。
【００１０】更に、このプランジャ戻りスプリング１３
は、「乾燥した」スプリングである。なぜなら、これは
ポンプ室４に対して外側に配置され、その結果として吐
出される液体により濡れないからである。このことによ
って、上記戻りスプリング１３と液体内容物との間の両
立性の問題などの内容物流動による干渉の問題が避けら
れる。上記戻りスプリング１３は、通常の態様でポンプ
プランジャ１２の往復動中、該ポンププランジャ１２を
図２の下降位置から図１の上昇位置まで戻す機能を持
つ。
【００１１】図８及び図９に示す型の内側ライナ１４又
は図１０〜図１３に示す型の内側ライナ１４Ａは、ポン
プ本体２中に固定されている。これら内側ライナ１４，
１４Ａは、一対の対向する軸方向溝部１５，１５、上側
円形溝部１６及び下側円形溝部１８を設ける。この上側
溝部１６には、ストップショルダ１６′を連設し、下側
溝部１８はストップショルダ１８′を連設する。
【００１２】前記ポンププランジャ１２は、ポンプ本体
２に対して、中心軸線を中心として回転可能に支持さ
れ、そのプランジャスカート１２′には、放射方向外側
へ突出する一対のラグ２０，２０（図７）を夫々対向す
る反対側に設ける。これら一対のラグ２０，２０の相互
間には、所定の距離をおいてノッチ５０，５０又は間隙
を配設している。図７では、このようなラグ２０，２０
の一方のみが図示されており、これら一対のラグ２０，
２０はプランジャスカート１２′の反対側に一対ずつ配
置されていることが理解されるべきである。
【００１３】前記ポンププランジャ１２が完全に上昇し
た位置にある時には、これを手動で回転させることがで
き、それにより上側円形溝部１６に沿って該ラグ２０…
を軸方向溝部１５，１５と整合するまで移動させる。従
って、ポンププランジャ１２は、通常の態様で吐出工程
を行えるように押圧可能となり、この場合、ラグ２０…
は対向する一対の軸方向溝部１５，１５に沿って案内さ
れながら摺動する。ポンププランジャ１２は、ラグ２０
…がストップショルダ１６′と係合して、該ポンププラ
ンジャ１２を押圧することができなくなるまで回転させ
ると、その上昇位置でロックされる。また別の場合に
は、ポンププランジャ１２をラグ２０…が軸方向溝部１
５，１５と整合するまで回転させて、これら両者が整合
中はポンププランジャ１２を押圧すると共に回転してラ
グ２０…と軸方向溝部１５，１５との整合を外すと共
に、ストップショルダ１８′の下に位置するまで回転移
動することにより、下方位置で停止させることができ
る。この状態では、ラグ２０…とストップショルダ１
８′との係合により、ポンププランジャ１２は図２に示
す下方位置でロックされる。
【００１４】前記ポンププランジャ１２の中空棒２２
は、内側ターミナル端縁２４（図４）を設け、この内側
ターミナル端縁２４は狭くなって内側ショルダ２５及び
外側ショルダ２５′を形成している。この中空棒２２の
内側ターミナル端縁２４を囲むように中空のピストン２
６を設け、このピストン２６には、図３に詳細に示す如
く内部ショルダ２９を形成している。この内部ショルダ
２９は、図１及び図２に示すように中空棒２２の外側シ
ョルダ２５′と向かい合っている。ピストン２６は中空
棒２２に取り付けられ、中空棒２２に対して図２に示す
排出開口位置と図１に示す排出閉鎖位置との間を軸方向
へ摺動し、ピストン２６の上限は外側ショルダ２５′に
内部ショルダ２９が突き当たることによって制限されて
いる。
【００１５】前記ピストン２６には、環状突出部２８が
吊り下がって形成され、この環状突出部２８は内側円筒
面３０を有する。
【００１６】前記中空棒２２の内側ターミナル端縁２４
には、プラグ部材３２が固定されており、このプラグ部
材３２は、図４に示す如くポンプ室４の底壁８と対面す
る平坦外面３４を連設すると共に対向側部３６を構成す
る。この平坦外面３４には環状密閉スカート部３７が形
成され、図示のように軸方向及び下方の双方へ延びてい
る。この環状密閉スカート部３７からなるシールは、前
記ポンププランジャ１２が図２に示す下降ロック位置に
ある時に、ポンプ室４の内側面６のテーパ部分１１と係
合する。従って、搬送や保蔵などの不使用期間中には、
ポンプからシールされていない入口のボール逆止弁３９
を通じた漏出が実質的に防止される。
【００１７】更に、上記プラグ部材３２の対向側部３６
は、一対のスプリング脚部３８により所定位置に固定さ
れており、このスプリング脚部３８には内側ショルダ２
５と係合するためのスナップビード４０が連設されてい
る。
【００１８】図９及び図１１〜図１３に示される如くこ
れら対向して配置された軸方向溝部１５，１５には、夫
々の実質的な中心に軸方向へ長いビード５６，５６が夫
々連設される。従って、前記ポンププランジャ１２のロ
ックを解いて吐出できるように、対向するラグ２０…が
軸方向溝部１５，１５と整合するまで該ポンププランジ
ャ１２を回転させた場合には、対向して配置された一対
のラグ２０…のうち先行するラグ２０，２０が上記ビー
ド５６，５６に夫々衝突して接触している。このことに
よって操作者にはポンププランジャ１２が作動可能位置
にあることがわかる。操作者がポンププランジャ１２を
同じ方向へ更に移動させると、上述の対向して配置され
た一対のラグ２０…のうち先行するラグ２０，２０が、
夫々直面するビード５６，５６を乗り越え、それにより
ビード５６，５６はノッチ５０，５０中に達し、ポンプ
プランジャ１２をそのロックが解除された吐出位置に積
極的に保持する。ビード５６，５６を乗り越えてノッチ
５０，５０中に達した過程で、操作者は、そのような動
きを感じ取ることができると共にポンププランジャ１２
が非ロック位置にあることを知らせる小さなクリック音
が聞き取れる。
【００１９】前記内側ライナ１４，１４Ａの内側には、
図９に示す如くストップショルダ１６′に隣接してビー
ド部分６０，６０が同様に形成されている。従って、ポ
ンププランジャ１２がその上方位置で回転してラグ２０
…が軸方向溝部１５，１５及びストップショルダ１６′
との整合から外れるようにすると、上述の対向して配置
された一対のラグ２０…のうち先行するラグ２０，２０
がビード部分６０，６０と係合する。この状態から操作
者により僅かの回転動作が与えられると、これら先行す
るラグ２０，２０はビード部分６０，６０を乗り越え、
ノッチ５０，５０へ延びる該ビード部分６０，６０で係
止する。この場合も、操作者はラグ２０，２０とビード
部分６０，６０との係合を感じ取ると共にクリック音を
聞き分け、それによりポンププランジャ１２が上昇位置
でロックされたことが確認できる。
【００２０】ポンププランジャ１２が目的とする下降位
置でロックされることを操作者に知らせるためには、内
側ライナ１４，１４Ａの厚い対向する壁部（これは事実
上、対向するストップショルダ１６′，１８′を限定し
ている）が設けられており、これは、下側円形溝部１８
を構成する貫通開口部が設けられる。そして、各対向す
る底部のストップショルダ１８′，１８′に連係するビ
ード５４，５４が、弾性アーム部５２に形成されてい
る。このビード５４，５４は、ポンププランジャ１２が
回転する時に前記ビード部分６０，６０と同様に機能
し、そのラグ２０…がビード５４，５４を広げてノッチ
５０，５０中に入る。従って、操作者はポンププランジ
ャ１２がそのロック位置にあることを触覚的かつ聴覚的
に感知できる。
【００２１】一方、軸方向へ長いビード５６，５６につ
いては内側ライナ１４と同じである内側ライナ１４Ａを
設け、一対の対向するビード６０，６０が上側ストップ
ショルダ１６′及び下側ストップショルダ１８′に対し
て実質的な中心をもつようにしても良い。これらビード
６０，６０は、成形工程中に中断部５８が設けられる下
側円形溝部１８を形成した切欠部分をまたぐようにす
る。
【００２２】操作にあたっては、ポンププランジャ１２
が十分に上昇した位置であって非ロック状態の場合、ラ
グ２０…が回転して対向する軸方向溝部５０，５０と整
合すると、ポンプ室４内の内容物をポンププランジャ１
２の往復運動中に亙り通常のように圧縮させるため、プ
ランジャヘッド１２は手で押圧される。ポンププランジ
ャ１２の下方圧縮行程の間、ピストン２６は隣接する外
側ショルダ２５′及び内部ショルダ２９によって限定さ
れる図１の位置から図２の位置へ、中空棒２２に対して
相対的に上方に移動する。ピストン２６とポンプシリン
ダの内側面６との摩擦係合により、中空棒２２の下降は
ピストン２６の下降よりも僅かに先行し、それにより空
動き(lost-motion)効果が生じる。
【００２３】ピストン２６の環状突出部２８は、プラグ
部材３２上にある直立した環状溝４４とで開閉自在な排
出弁を構成する。上記プラグ部材３２の対向側部３６の
周囲には環状間隙４２が形成され、この環状間隙４２は
中空棒２２の内部と連通しており、これはスプリング脚
部３８（図６参照）との間隙を経由する排出路を形成す
る。従って、ピストン２６の各戻り吸引工程中における
ピストン２６と中空棒２２との間の空動き中、環状突出
部２８が環状溝４４に密接しているため排出弁が閉じ
る。それにより内容物は、通常の態様で、浸漬管３５及
びシートされない入口のボール逆止弁３９を経由してポ
ンプ室４へ吸引される。ピストン２６とポンプ室４の内
側面６との間に生じる僅かの摩擦抵抗により、中空棒２
２の戻り方向への軸移動がピストン２６により僅かに先
行する。
【００２４】ポンププランジャ１２は手動による回転に
より上昇位置でロックされ、ラグ２０…と軸方向溝部１
５，１５及び上側ストップショルダ１６′との整合を解
き、ラグ２０…が所定の「クリック音」を生じさせる。
またポンププランジャ１２は、ラグ２０…を図２の下動
位置でロックさせても良い。この場合には、ラグ２０…
が先ず非整合状態の軸方向溝部１５，１５と整合するま
でポンププランジャ１２を回転し、次いで下のストップ
ショルダ１８′へ下降した時にラグ２０…が所定の「ク
リック音」を生じる。
【００２５】本発明のディスペンサは、通気穴(bent)が
無いものであっても良い。即ち、漏れをより積極的に避
けるよう、米国特許第5,615,806号のディスペンサのよ
うな通気穴により制御される容器通気穴口(container v
ent port)を持たないものであっても良い。この目的の
ため、内容物は外部薄板容器(outer shell)内に収容さ
れる折り畳み式のバックなどにに保蔵されるか、或いは
ディスペンサ用の容器は従動ピストン(follower pisto
n)を有するものであっても良く、これは良く知られてい
るように、容器空の内容物を吐出する間中内方へ移動し
て、容器の内容物体積を連続的に減少させるようにする
ものである。
【００２６】
【発明の効果】本発明のディスペンサは、種々の粘度の
内容物、例えば皮膚クリーム、化粧品、リポゾーム(lip
osome)、機械用の特別な石鹸類、粘度の高いゲル、液体
手袋(liquid glove)、医用ゲルなどを吐出することがで
きる。また、このディスペンサは過酸化水素、メルクロ
ミナ(mercromina)、ヨードなどを吐出するためにも適当
であり、一般的に流動性に欠けるため点滴注入(drip-fe
eds)により現在供給される製品や、チューブに詰めて配
布されるプロテインや薬剤を含む製品についても、「通
風孔がない(ventless)」という特性を生かして吐出する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の一実施例を示す流体ポンプディスペ
ンサであって、ポンププランジャが完全に上昇してロッ
クされた状態の縦断正面図である。
【図２】 ポンププランジャが完全に下降してロックさ
れた状態の縦断正面図である。
【図３】 ポンプピストンを拡大して示す縦断正面図で
ある。
【図４】 中空棒の下端に固定されたプラグ部材の縦断
正面図である。
【図５】 図４の（５）−（５）線に沿える横断平面図
である。
【図６】 図５の（６）−（６）線に沿える縦断側面図
である。
【図７】 ポンププランジャの部分的な側面図である。
【図８】 内側ライナの拡大側面図である。
【図９】 図８の縦断側面図である。
【図１０】 本発明による他の実施例を示す内側ライナ
の拡大側面図である。
【図１１】 図１０に示す内側ライナの平面図である。
【図１２】 図１０に示す内側ライナの斜視図である。
【図１３】 図１１の（１３）−（１３）線に沿える内
側ライナの縦断側面図である。
【符号の説明】
２ ポンプ本体 ４ ポンプ室 ６ 内側面 ７ 内側フランジ ８ 底壁 １０ 閉鎖キャップ １１ 環状テーパ部分 １２ ポンププラン
ジャ １２′ プランジャスカート １３ プランジャ戻
りスプリング １４，１４Ａ 内側ライナ １４′ フランジ １５ 軸方向溝部 １６ 上側円形溝部 １６′ ストップショルダ １８ 下側溝部 １８′ ストップショルダ ２０ ラグ手段（ラ
グ） ２２ 中空棒 ２４ 内側ターミナ
ル端縁 ２５ 内側ショルダ ２５′ 外側ショル
ダ ２６ ピストン ２８ 環状突出部 ２９ 内部ショルダ ３２ プラグ部材 ３４ 平坦外面 ３５ 入口路（浸漬
管） ３６ 対向側 ３７ 環状密閉部
（環状密閉スカート部） ３８ 結合部（スプリング脚部） ３９ 弁（ボール逆
止弁） ４０ スナップビード ４２ 環状間隙 ５０ ノッチ ５４ 弾性突出部
（ビード） ５６ 第１軸ビード（ビード） ６０ 第２軸ビード
（ビード部）
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ビクトル リビエラ トゥーロ スペイン、バルセロナ 08015 ビラドマ ート 154

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 流体ポンプディスペンサにおいて、ポン
    プ本体（２）は、該ポンプ本体（２）を吐出される内容
    物の容器上に取り付ける手段（１０）を有し、このポン
    プ本体（２）は、ポンプ室（４）を構成するポンプシリ
    ンダを有し、弁（３９）で制御された内容物の入口路
    （３５）が該ポンプ室（４）と通じ、手動による往復動
    ポンププランジャ（１２）が前記ポンプ室（４）からの
    排出路を構成する中空棒（２２）を有し、前記ポンププ
    ランジャ（１２）は、前記中空棒（２２）外端の排出口
    を有し、ポンプピストン（２６）が相対的に摺動する前
    記中空棒（２２）の内端に取り付けられ、前記ポンプ本
    体（２）が前記ポンププランジャ（１２）を上昇位置に
    偏らせるためのプランジャ戻りスプリング（１３）を有
    し、前記中空棒（２２）と前記ピストン（２６）との間
    に作用して排出開放位置と閉止位置との相対的な摺動を
    限定する手段が設けられ、前記ピストン（２６）が前記
    ポンプ室（４）の下端へ延びる環状突出部（２８）を有
    し、前記中空棒（２２）の内端にプラグ部材（３２）が
    固定され、前記プラグ部材（３２）は前記ポンプ室
    （４）の下端に面する外面（３４）を有し、前記突出部
    （２８）がピストン（２６）との相対的な摺動により排
    出閉止位置で前記プラグ部材（３２）と密閉係合すると
    共に排出開放位置で前記プラグ部材（３２）と間隔をお
    き、前記プラグ部材（３２）の外面（３４）が前記プラ
    グ部材（３２）の下方位置で入口路（３５）を密閉閉止
    するよう構成したことを特徴とする流体ポンプディスペ
    ンサ。
  2. 【請求項２】 前記ピストン戻りスプリング（１３）
    が、前記ポンプ室（４）外側の前記ポンプ本体（２）中
    に取り付けられている請求項１記載の流体ポンプディス
    ペンサ。
  3. 【請求項３】 前記プラグ部材（３２）が、その下方位
    置において前記ポンプ室（４）の下端で限定された内径
    で係合する環状密閉部（３７）を有する請求項１記載の
    流体ポンプディスペンサ。
  4. 【請求項４】 前記プラグ部材（３２）が、該プラグ部
    材（３２）を中空棒（２２）に固定させるための内端で
    中空棒（２２）内に延びる結合部（３８）を有する請求
    項１記載の流体ポンプディスペンサ。
  5. 【請求項５】 前記結合部（３８）と前記中空棒（２
    ２）との間に作用する手段（４０）が、それらの間でス
    ナップ係合させるようにした請求項４記載の流体ポンプ
    ディスペンサ。
  6. 【請求項６】 前記ポンププランジャ（１２）が、その
    軸線を中心として自由に回転することができて放射方向
    に突出するラグ手段（２０）と、前記ポンプ本体（２）
    に固定された内側ライナ（１４，１４Ａ）と、ストップ
    ショルダ（１６′，１８′）を形成して縦方向へ上側溝
    部（１６）及び下側溝部（１８）を有する上記内側ライ
    ナ（１４，１４Ａ）の内壁と、ポンププランジャ（１
    ２）の往復動中に前記ラグ手段（２０）を受け入れる前
    記上側溝部（１６）及び下側溝部（１８）の間に延びる
    少なくとも一つの軸方向溝部（１５）を有する前記内側
    ライナ（１４，１４Ａ）とを有し、このラグ手段（２
    ０）が、ポンププランジャ（１２）のロックアップ位置
    では前記上側溝部（１６）のストップショルダ（１
    ６′）と係合し、ポンププランジャ（１２）のロックダ
    ウン位置では前記下側溝部（１８）のストップショルダ
    （１８′）と係合する請求項１記載の流体ポンプディス
    ペンサ。
  7. 【請求項７】 前記ラグ手段（２０）が、放射方向外側
    へ開口するノッチ（５０）を有し、前記内側ライナ（１
    ４，１４Ａ）が、前記軸方向溝部（１５）と連係した第
    １軸ビード（５６）と、前記上側溝部（１６）のストッ
    プショルダ（１６′）に連係した第２軸ビード（６０）
    を有し、前記ノッチ（５０）が、ポンププランジャ（１
    ２）の往復動中に前記ラグ手段（２０）を積極的に保持
    するため前記第１軸ビードと係合しており、前記ポンプ
    プランジャ（１２）のロックアップ位置では前記ラグ手
    段（２０）を積極的に保持するため前記第２軸ビード
    （６０）と係合している請求項６記載の流体ポンプディ
    スペンサ。
  8. 【請求項８】 前記下側溝部（１８）のストップショル
    ダ（１８′）が弾性突出部（５４）を有し、前記ノッチ
    （５０）は前記ポンププランジャ（１２）のロックダウ
    ン位置では前記ラグ手段（２０）を積極的に保持するた
    め前記弾性突出部（５４）と係合している請求項６記載
    の流体ポンプディスペンサ。
  9. 【請求項９】 前記第２軸ビード（６０）が、前記下側
    溝部（１８）のストップショルダ（１８′）と隣接し、
    前記ノッチ（５０）は前記ポンププランジャ（１２）の
    ロックダウン位置では前記ラグ手段（２０）を積極的に
    保持するため前記第２軸ビード（６０）と係合している
    請求項７記載の流体ポンプディスペンサ。
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