JPH11342643A - 熱転写印字装置 - Google Patents
熱転写印字装置Info
- Publication number
- JPH11342643A JPH11342643A JP15276998A JP15276998A JPH11342643A JP H11342643 A JPH11342643 A JP H11342643A JP 15276998 A JP15276998 A JP 15276998A JP 15276998 A JP15276998 A JP 15276998A JP H11342643 A JPH11342643 A JP H11342643A
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- JP
- Japan
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- thermal head
- ribbon
- printing
- print medium
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- Common Mechanisms (AREA)
- Electronic Switches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 印字媒体(包装フィルム)が非常に短い時間
だけ間歇的に停止し搬送される場合や、印字間隔が短い
場合であっても良好な印字ができるようにする。 【解決手段】 サーマルヘッド3により包装フィルム1
に印字する印字長さに応じてサーマルヘッド3の往復移
動方向の往復移動長さを制御する制御装置30を設け、
包装フィルム1の搬送速度を検出器9により検出し、そ
れに同期させてリボン4を搬送する。それによって、包
装フィルム1の搬送が間歇的に非常に短い時間だけ搬送
停止が繰り返されながら行なわれる場合等であっても、
印字する印字長さに応じてサーマルヘッド3の往復移動
長さが制御されるため、1つの印字動作が終了する度に
サーマルヘッド3が印字開始位置まで素早く戻されるの
で、印字長さに見合った時間で包装フィルム1に連続的
に印字することができる。
だけ間歇的に停止し搬送される場合や、印字間隔が短い
場合であっても良好な印字ができるようにする。 【解決手段】 サーマルヘッド3により包装フィルム1
に印字する印字長さに応じてサーマルヘッド3の往復移
動方向の往復移動長さを制御する制御装置30を設け、
包装フィルム1の搬送速度を検出器9により検出し、そ
れに同期させてリボン4を搬送する。それによって、包
装フィルム1の搬送が間歇的に非常に短い時間だけ搬送
停止が繰り返されながら行なわれる場合等であっても、
印字する印字長さに応じてサーマルヘッド3の往復移動
長さが制御されるため、1つの印字動作が終了する度に
サーマルヘッド3が印字開始位置まで素早く戻されるの
で、印字長さに見合った時間で包装フィルム1に連続的
に印字することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、サーマルヘッド
を移動させながら印字を行なうことにより、印字媒体の
搬送が停止されているときでも、その印字媒体に印字を
行なうことができる熱転写印字装置に関する。
を移動させながら印字を行なうことにより、印字媒体の
搬送が停止されているときでも、その印字媒体に印字を
行なうことができる熱転写印字装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シート等の印字媒体の搬送が停止
されているときに、その印字媒体にインクリボンを介し
て印字を行なうことができる熱転写印字装置としては、
例えば特開平8−216478号公報に記載されている
ものがある。
されているときに、その印字媒体にインクリボンを介し
て印字を行なうことができる熱転写印字装置としては、
例えば特開平8−216478号公報に記載されている
ものがある。
【0003】この熱転写印字装置は、ステッピングモー
タ等からなる駆動源により回転ディスクを回転させるこ
とにより、その回転ディスクに回転中心から距離rを隔
てた位置に植設してある支軸ピンを回転させ、その支軸
ピンに一端が枢支されている連結バー部材の他端側を往
復移動させている。その連結バー部材の他端側は、サー
マルヘッド搭載台車に取り付けられているので、上記の
ように連結バー部材の他端側を往復移動させると、それ
によってサーマルヘッドが往復移動する。
タ等からなる駆動源により回転ディスクを回転させるこ
とにより、その回転ディスクに回転中心から距離rを隔
てた位置に植設してある支軸ピンを回転させ、その支軸
ピンに一端が枢支されている連結バー部材の他端側を往
復移動させている。その連結バー部材の他端側は、サー
マルヘッド搭載台車に取り付けられているので、上記の
ように連結バー部材の他端側を往復移動させると、それ
によってサーマルヘッドが往復移動する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の熱転写印字装置は、回転中心から距離r
を隔てた位置に支軸ピンが植設してある回転ディスクを
回転させることにより、その支軸ピンに一端が枢支され
ている連結バー部材の他端側を往復移動させるリンク機
構を使用してサーマルヘッドを往復移動させるようにし
ているため、そのサーマルヘッドを往復移動させるスト
ロークは、上記支軸ピンが植設されている回転ディスク
の回転中心からの距離rによって決まってしまい、それ
は常に一定であった。
たような従来の熱転写印字装置は、回転中心から距離r
を隔てた位置に支軸ピンが植設してある回転ディスクを
回転させることにより、その支軸ピンに一端が枢支され
ている連結バー部材の他端側を往復移動させるリンク機
構を使用してサーマルヘッドを往復移動させるようにし
ているため、そのサーマルヘッドを往復移動させるスト
ロークは、上記支軸ピンが植設されている回転ディスク
の回転中心からの距離rによって決まってしまい、それ
は常に一定であった。
【0005】そのため、印字媒体に形成する印字部分の
印字長さが、その印字媒体の搬送方向に短いときであっ
ても、上記のようにサーマルヘッドが移動するストロー
クは常に一定のストロークであるため、その設定された
ストロークだけサーマルヘッドが移動してからでないと
元の位置(印字を開始するホームポジション)に戻って
次の印字を開始することができなかったので、このよう
な場合にはサーマルヘッドが無駄な移動をするという問
題点があった。
印字長さが、その印字媒体の搬送方向に短いときであっ
ても、上記のようにサーマルヘッドが移動するストロー
クは常に一定のストロークであるため、その設定された
ストロークだけサーマルヘッドが移動してからでないと
元の位置(印字を開始するホームポジション)に戻って
次の印字を開始することができなかったので、このよう
な場合にはサーマルヘッドが無駄な移動をするという問
題点があった。
【0006】また、このように一定のストロークだけサ
ーマルヘッドが往復移動し、そのストロークが40mm
程度の長さの印字を可能にする長さに設定されていると
きには、そのサーマルヘッド移動機構を備えた熱転写印
字装置を、例えばシート(印字媒体)で製品をパック詰
めする包装機械に装着して使用したとき等に問題が生じ
ることがあった。
ーマルヘッドが往復移動し、そのストロークが40mm
程度の長さの印字を可能にする長さに設定されていると
きには、そのサーマルヘッド移動機構を備えた熱転写印
字装置を、例えばシート(印字媒体)で製品をパック詰
めする包装機械に装着して使用したとき等に問題が生じ
ることがあった。
【0007】すなわち、その包装機械のシートを搬送す
る搬送系が、上記熱転写印字装置が製造年月日等を5m
m程度印字する極めて短い時間だけ間歇的に停止するよ
うになっていて、その包装機械はその停止時間の間に製
品をシートで覆ってそれにシーム(熱溶着)行程を行な
い、その後すぐに次の製品のシームのために搬送系の駆
動を再開させるようになっているときに、その搬送系が
停止している極めて短い時間の間に熱転写印字装置によ
りシート上に製造年月日等を5mm程度だけ印字しよう
としても、それができないことがあった。
る搬送系が、上記熱転写印字装置が製造年月日等を5m
m程度印字する極めて短い時間だけ間歇的に停止するよ
うになっていて、その包装機械はその停止時間の間に製
品をシートで覆ってそれにシーム(熱溶着)行程を行な
い、その後すぐに次の製品のシームのために搬送系の駆
動を再開させるようになっているときに、その搬送系が
停止している極めて短い時間の間に熱転写印字装置によ
りシート上に製造年月日等を5mm程度だけ印字しよう
としても、それができないことがあった。
【0008】つまり、上述した従来の熱転写印字装置
は、サーマルヘッドの往復移動機構がリンク方式である
ためストロークが常に一定であり、しかもそのストロー
クは通常のものでは40mm程度の印字が行なえるよう
なストロークに設定してある(5mm程度の印字では用
途が限られてしまうので、通常はこのようになってい
る)ため、上述したように包装機械の搬送系が最初に停
止したときには製造年月日等を5mm程度印字すること
ができても、サーマルヘッドはその5mm程度の印字を
した後も上記ストローク分だけシートの搬送方向と逆の
方向に移動し続ける。
は、サーマルヘッドの往復移動機構がリンク方式である
ためストロークが常に一定であり、しかもそのストロー
クは通常のものでは40mm程度の印字が行なえるよう
なストロークに設定してある(5mm程度の印字では用
途が限られてしまうので、通常はこのようになってい
る)ため、上述したように包装機械の搬送系が最初に停
止したときには製造年月日等を5mm程度印字すること
ができても、サーマルヘッドはその5mm程度の印字を
した後も上記ストローク分だけシートの搬送方向と逆の
方向に移動し続ける。
【0009】ところが、包装機械の搬送系がサーマルヘ
ッドの上記移動とは関係なしに独自のサイクルで、印字
部分を5mm程度印字をする時間ぐらいの極めて短い時
間だけ間歇的に停止して、その後は再び搬送を繰り返す
ようになっているときには、上記のようにサーマルヘッ
ドが既に所定の印字が完了しているにも拘らず設定され
たストロークに達するまで印字時の移動方向(シート搬
送方向と逆の方向)に移動し続けるようになっている
と、既に次の印字を開始しなければならないタイミング
になっても、まだサーマルヘッドがホームポジションの
印字位置(以下印字開始位置というときがある)に戻る
ことができなくて、次の印字ができないことがある。し
たがって、この場合にはシートの所定の位置に連続して
所定のピッチで製造年月日等を印字することができな
い。
ッドの上記移動とは関係なしに独自のサイクルで、印字
部分を5mm程度印字をする時間ぐらいの極めて短い時
間だけ間歇的に停止して、その後は再び搬送を繰り返す
ようになっているときには、上記のようにサーマルヘッ
ドが既に所定の印字が完了しているにも拘らず設定され
たストロークに達するまで印字時の移動方向(シート搬
送方向と逆の方向)に移動し続けるようになっている
と、既に次の印字を開始しなければならないタイミング
になっても、まだサーマルヘッドがホームポジションの
印字位置(以下印字開始位置というときがある)に戻る
ことができなくて、次の印字ができないことがある。し
たがって、この場合にはシートの所定の位置に連続して
所定のピッチで製造年月日等を印字することができな
い。
【0010】また、シート搬送方向で、印字部分と次の
印字部分との間の印字間隔(未印字部分)が短い時も、
次の印字開始タイミングまでにサーマルヘッドがホーム
ポジションに戻れない場合が生じてしまうことがあると
いう問題点があった。
印字部分との間の印字間隔(未印字部分)が短い時も、
次の印字開始タイミングまでにサーマルヘッドがホーム
ポジションに戻れない場合が生じてしまうことがあると
いう問題点があった。
【0011】この発明は、上記の問題点に鑑みてなされ
たものであり、印字媒体が非常に短い時間だけ間歇的に
停止し搬送されていく場合や、印字媒体搬送方向で印字
部分と次の印字部分との間の印字間隔が短い場合であっ
ても、その印字媒体の所定の位置に確実に印字を行なう
ことができるようにすることを目的とする。また、リボ
ンに殆ど未使用部分を残さない経済的な使用、いわゆる
リボンセーブを行ないながら、印字を連続的に行なうこ
とができるようにすることも目的とする。
たものであり、印字媒体が非常に短い時間だけ間歇的に
停止し搬送されていく場合や、印字媒体搬送方向で印字
部分と次の印字部分との間の印字間隔が短い場合であっ
ても、その印字媒体の所定の位置に確実に印字を行なう
ことができるようにすることを目的とする。また、リボ
ンに殆ど未使用部分を残さない経済的な使用、いわゆる
リボンセーブを行ないながら、印字を連続的に行なうこ
とができるようにすることも目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、熱転写印字装置に、サーマルヘッドを印
字媒体に押しつける押しつけ位置と印字媒体から離れる
退避位置とに移動させるサーマルヘッド接離機構と、印
字媒体上をその印字媒体の搬送方向とそれと反対の方向
とにサーマルヘッドを往復移動させるサーマルヘッド往
復移動機構と、サーマルヘッドにより印字媒体に印字す
る印字長さに応じてサーマルヘッドの上記往復移動方向
の往復移動長さを制御する往復移動長制御手段と、印字
媒体の搬送速度を検出する印字媒体搬送速度検出手段
と、サーマルヘッドによりインクリボンが加熱されるこ
とにより印字に使用されるリボンを供給するリボン供給
部と、印字に使用された後のリボンを巻き取るリボン巻
取部と、上記印字媒体搬送速度検出手段が出力する搬送
速度に同期して上記リボンを搬送するリボン搬送制御手
段とを具備したものである。
達成するため、熱転写印字装置に、サーマルヘッドを印
字媒体に押しつける押しつけ位置と印字媒体から離れる
退避位置とに移動させるサーマルヘッド接離機構と、印
字媒体上をその印字媒体の搬送方向とそれと反対の方向
とにサーマルヘッドを往復移動させるサーマルヘッド往
復移動機構と、サーマルヘッドにより印字媒体に印字す
る印字長さに応じてサーマルヘッドの上記往復移動方向
の往復移動長さを制御する往復移動長制御手段と、印字
媒体の搬送速度を検出する印字媒体搬送速度検出手段
と、サーマルヘッドによりインクリボンが加熱されるこ
とにより印字に使用されるリボンを供給するリボン供給
部と、印字に使用された後のリボンを巻き取るリボン巻
取部と、上記印字媒体搬送速度検出手段が出力する搬送
速度に同期して上記リボンを搬送するリボン搬送制御手
段とを具備したものである。
【0013】このようにすれば、印字媒体の搬送が間歇
的に非常に短い時間だけ搬送停止が繰り返されながら行
なわれる場合や、印字媒体搬送方向の印字部分と次の印
字部分との印字間隔が短い場合であっても、その印字す
る印字長さに応じてサーマルヘッドの往復移動長さが往
復移動長制御手段により制御される。
的に非常に短い時間だけ搬送停止が繰り返されながら行
なわれる場合や、印字媒体搬送方向の印字部分と次の印
字部分との印字間隔が短い場合であっても、その印字す
る印字長さに応じてサーマルヘッドの往復移動長さが往
復移動長制御手段により制御される。
【0014】したがって、往復移動長制御手段が制御す
るサーマルヘッドの上記往復移動長さを印字長さと略同
じか若干長い程度にすれば、1つの印字動作が終了する
度にサーマルヘッドがサーマルヘッド往復移動機構によ
り印字開始位置まで素早く戻されるので、印字長さに見
合った時間で印字媒体に連続的に印字することができ
る。そして、印字媒体の搬送速度が印字媒体搬送速度検
出手段により検出され、その搬送速度に同期してリボン
がリボン搬送制御手段により搬送されるので、常に印字
媒体とリボンを同期させた状態で搬送することができ
る。
るサーマルヘッドの上記往復移動長さを印字長さと略同
じか若干長い程度にすれば、1つの印字動作が終了する
度にサーマルヘッドがサーマルヘッド往復移動機構によ
り印字開始位置まで素早く戻されるので、印字長さに見
合った時間で印字媒体に連続的に印字することができ
る。そして、印字媒体の搬送速度が印字媒体搬送速度検
出手段により検出され、その搬送速度に同期してリボン
がリボン搬送制御手段により搬送されるので、常に印字
媒体とリボンを同期させた状態で搬送することができ
る。
【0015】また、上記熱転写印字装置において、上記
サーマルヘッド接離機構によりサーマルヘッドが上記押
しつけ位置に移動された状態でそのサーマルヘッドによ
り印字媒体にその印字媒体の搬送方向と反対の方向に所
定長さの印字が行なわれた後、上記サーマルヘッド往復
移動機構を駆動制御してサーマルヘッドを上記押しつけ
位置にある状態のまま印字媒体の搬送方向に戻し、その
サーマルヘッドが印字開始位置まで戻った後又は戻る途
中で上記リボン搬送制御手段を駆動制御してリボンを印
字媒体の搬送と同期して印字に使用された印字済みリボ
ン終端がサーマルヘッドの印字開始位置に達するか若干
過ぎるまで搬送させるようにする制御手段を設けるとよ
い。
サーマルヘッド接離機構によりサーマルヘッドが上記押
しつけ位置に移動された状態でそのサーマルヘッドによ
り印字媒体にその印字媒体の搬送方向と反対の方向に所
定長さの印字が行なわれた後、上記サーマルヘッド往復
移動機構を駆動制御してサーマルヘッドを上記押しつけ
位置にある状態のまま印字媒体の搬送方向に戻し、その
サーマルヘッドが印字開始位置まで戻った後又は戻る途
中で上記リボン搬送制御手段を駆動制御してリボンを印
字媒体の搬送と同期して印字に使用された印字済みリボ
ン終端がサーマルヘッドの印字開始位置に達するか若干
過ぎるまで搬送させるようにする制御手段を設けるとよ
い。
【0016】そうすれば、前述したように往復移動長制
御手段が制御するサーマルヘッドの上記往復移動長さを
印字長さと略同じか若干長い程度にすれば、1つの印字
動作が終了する度にサーマルヘッドがサーマルヘッド接
離機構により上記押しつけ位置に移動された状態のまま
退避位置に戻されることなしに、サーマルヘッド往復移
動機構により印字開始位置まで印字長さに見合った時間
で素早く戻されるので、印字媒体が高速で間歇的に搬送
が停止されながら搬送される場合であっても、その動作
に追従して印字媒体に連続的に印字することができる。
御手段が制御するサーマルヘッドの上記往復移動長さを
印字長さと略同じか若干長い程度にすれば、1つの印字
動作が終了する度にサーマルヘッドがサーマルヘッド接
離機構により上記押しつけ位置に移動された状態のまま
退避位置に戻されることなしに、サーマルヘッド往復移
動機構により印字開始位置まで印字長さに見合った時間
で素早く戻されるので、印字媒体が高速で間歇的に搬送
が停止されながら搬送される場合であっても、その動作
に追従して印字媒体に連続的に印字することができる。
【0017】そして、上記のようにサーマルヘッドが印
字開始位置まで戻った後、又はその戻る途中でリボンが
その印字に使用された印字済みリボン終端が印字媒体に
印字された画像の終端と同期してリボン搬送制御手段に
よりサーマルヘッドの印字開始位置まで確実に搬送され
るので、リボン巻取部により巻取られたリボンに殆ど未
使用部分を残さずに印字を連続的に行なうことができ
る。また、印字媒体の印字部分と次の印字部分との間隔
が短い場合であっても連続的に確実に印字することがで
きる。
字開始位置まで戻った後、又はその戻る途中でリボンが
その印字に使用された印字済みリボン終端が印字媒体に
印字された画像の終端と同期してリボン搬送制御手段に
よりサーマルヘッドの印字開始位置まで確実に搬送され
るので、リボン巻取部により巻取られたリボンに殆ど未
使用部分を残さずに印字を連続的に行なうことができ
る。また、印字媒体の印字部分と次の印字部分との間隔
が短い場合であっても連続的に確実に印字することがで
きる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1はこの発明による熱転写印
字装置の一実施形態例を示す概略構成図である。この熱
転写印字装置は、印字媒体である包装フィルム1上を、
その包装フィルム1の搬送方向(同図で左方)とそれと
反対の方向とに往復移動可能なサーマルヘッド3によ
り、同図で左方に搬送される包装フィルム1にベルトプ
ラテン5のベルト56上で印字を行なう。
面に基づいて説明する。図1はこの発明による熱転写印
字装置の一実施形態例を示す概略構成図である。この熱
転写印字装置は、印字媒体である包装フィルム1上を、
その包装フィルム1の搬送方向(同図で左方)とそれと
反対の方向とに往復移動可能なサーマルヘッド3によ
り、同図で左方に搬送される包装フィルム1にベルトプ
ラテン5のベルト56上で印字を行なう。
【0019】そして、この熱転写印字装置は、サーマル
ヘッド3を上述した包装フィルム1上をその包装フィル
ム1の搬送方向とそれと反対の方向とにモータ65の回
転方向を変えることにより往復移動させるサーマルヘッ
ド往復移動機構70(図7及び図8で詳しい説明は後述
する)と、サーマルヘッド3を包装フィルム1への印字
を開始する図1に示す押しつけ位置とその押しつけ位置
から離れる退避位置(図9に実線で示す包装フィルム1
から上方に退避した位置)とに移動させるサーマルヘッ
ド接離機構20とを設けている。
ヘッド3を上述した包装フィルム1上をその包装フィル
ム1の搬送方向とそれと反対の方向とにモータ65の回
転方向を変えることにより往復移動させるサーマルヘッ
ド往復移動機構70(図7及び図8で詳しい説明は後述
する)と、サーマルヘッド3を包装フィルム1への印字
を開始する図1に示す押しつけ位置とその押しつけ位置
から離れる退避位置(図9に実線で示す包装フィルム1
から上方に退避した位置)とに移動させるサーマルヘッ
ド接離機構20とを設けている。
【0020】また、この熱転写印字装置は、図7及び図
8で詳しい説明は後述するが、サーマルヘッド3により
包装フィルム1に印字する印字長さに応じてサーマルヘ
ッドの往復移動方向の往復移動長さをモータ65の基準
位置からの回転量を可変することにより制御し、モータ
65を正方向に印字長さに対応する分だけ回転させてサ
ーマルヘッド3を包装フィルム1の搬送方向と反対の方
向に移動させ、印字完了直後にモータ65を逆回転させ
てサーマルヘッド3を上記印字開始位置に戻すように制
御する往復移動長制御手段と、サーマルヘッド3の移動
量を検出するサーマルヘッド移動量検出手段であるエン
コーダユニット78が出力するサーマルヘッド3の移動
量が所定の移動量に達した時にサーマルヘッド3に通電
して印字ドットを形成するサーマルヘッド印字制御手段
として機能する制御装置30とを設けている。
8で詳しい説明は後述するが、サーマルヘッド3により
包装フィルム1に印字する印字長さに応じてサーマルヘ
ッドの往復移動方向の往復移動長さをモータ65の基準
位置からの回転量を可変することにより制御し、モータ
65を正方向に印字長さに対応する分だけ回転させてサ
ーマルヘッド3を包装フィルム1の搬送方向と反対の方
向に移動させ、印字完了直後にモータ65を逆回転させ
てサーマルヘッド3を上記印字開始位置に戻すように制
御する往復移動長制御手段と、サーマルヘッド3の移動
量を検出するサーマルヘッド移動量検出手段であるエン
コーダユニット78が出力するサーマルヘッド3の移動
量が所定の移動量に達した時にサーマルヘッド3に通電
して印字ドットを形成するサーマルヘッド印字制御手段
として機能する制御装置30とを設けている。
【0021】そして、その制御装置30は、搬送ローラ
50の回転から印字媒体搬送速度検出手段である検出器
9を介して得る包装フィルム1の搬送速度とリボン4の
搬送速度とが同一になるような回転速度でリボン巻取モ
ータ22を駆動制御してリボン搬送ローラ6を矢示A方
向に回転させ、印字済みリボン終端が包装フィルム1に
印字された画像の終端と同期して搬送されるようにリボ
ン4を搬送するリボン搬送制御手段としての機能も有す
る。
50の回転から印字媒体搬送速度検出手段である検出器
9を介して得る包装フィルム1の搬送速度とリボン4の
搬送速度とが同一になるような回転速度でリボン巻取モ
ータ22を駆動制御してリボン搬送ローラ6を矢示A方
向に回転させ、印字済みリボン終端が包装フィルム1に
印字された画像の終端と同期して搬送されるようにリボ
ン4を搬送するリボン搬送制御手段としての機能も有す
る。
【0022】また、この熱転写印字装置は、サーマルヘ
ッド3に加熱されることにより印字に使用されるリボン
4を供給するリボン供給部となるリボン供給コア8と、
印字に使用された後のリボン4を巻き取るリボン巻取部
となるリボン巻取コア12と、そのリボンを搬送するリ
ボン搬送部となるリボン搬送ローラ6とリボン接離ロー
ラ7とを設けている。
ッド3に加熱されることにより印字に使用されるリボン
4を供給するリボン供給部となるリボン供給コア8と、
印字に使用された後のリボン4を巻き取るリボン巻取部
となるリボン巻取コア12と、そのリボンを搬送するリ
ボン搬送部となるリボン搬送ローラ6とリボン接離ロー
ラ7とを設けている。
【0023】そして、この熱転写印字装置は、後述する
サーマルヘッド接離機構20がソレノイド25を動作さ
せることによりサーマルヘッド3を退避位置から図1に
示した押しつけ位置に移動させるのに連動してリボン接
離ローラ7を図1に仮想線で示す位置にしてリボン4の
搬送を開始するように動作させ、サーマルヘッド3を上
述した退避位置に移動させるのに連動してリボン搬送ロ
ーラ6とリボン接離ローラ7とによるリボン4の搬送を
停止させるように動作させる連動機構10を設けてい
る。
サーマルヘッド接離機構20がソレノイド25を動作さ
せることによりサーマルヘッド3を退避位置から図1に
示した押しつけ位置に移動させるのに連動してリボン接
離ローラ7を図1に仮想線で示す位置にしてリボン4の
搬送を開始するように動作させ、サーマルヘッド3を上
述した退避位置に移動させるのに連動してリボン搬送ロ
ーラ6とリボン接離ローラ7とによるリボン4の搬送を
停止させるように動作させる連動機構10を設けてい
る。
【0024】包装フィルム1は搬送ローラ対2により矢
示K方向に搬送され、その搬送ローラ対2はこの熱転写
印字装置が装着される包装機械側に設けられていて、そ
の包装機械側の制御系により駆動制御される。なお、こ
の搬送ローラ対2は、それを熱転写印字装置内に設け
て、制御装置30により駆動制御されるようにすること
もできる。
示K方向に搬送され、その搬送ローラ対2はこの熱転写
印字装置が装着される包装機械側に設けられていて、そ
の包装機械側の制御系により駆動制御される。なお、こ
の搬送ローラ対2は、それを熱転写印字装置内に設け
て、制御装置30により駆動制御されるようにすること
もできる。
【0025】サーマルヘッド接離機構20は、連動機構
10によりリボン4がリボン搬送ローラ6に圧接された
ときにサーマルヘッド3を押しつけ位置に移動させ、リ
ボン4のリボン搬送ローラ6に対する圧接が解除された
とき(リボン接離ローラ7が図1に実線で示した位置に
移動したとき)にサーマルヘッド3を図示の押しつけ位
置から上方の退避位置(図9に実線図示位置)に移動さ
せる。
10によりリボン4がリボン搬送ローラ6に圧接された
ときにサーマルヘッド3を押しつけ位置に移動させ、リ
ボン4のリボン搬送ローラ6に対する圧接が解除された
とき(リボン接離ローラ7が図1に実線で示した位置に
移動したとき)にサーマルヘッド3を図示の押しつけ位
置から上方の退避位置(図9に実線図示位置)に移動さ
せる。
【0026】リボン巻取コア12は、リボン巻取モータ
22が回転することにより回転し、それによってリボン
4がリボン供給コア8から繰り出され、それが複数のリ
ボンガイドローラ33にガイドされながらリボン巻取コ
ア12に巻き取られていく。すなわち、リボン巻取モー
タ22の回転軸22aにベルト駆動プーリ31を固定
し、リボン搬送ローラ6の支持軸にはプーリ11を固定
している。そして、そのベルト駆動プーリ31とプーリ
11との間にタイミングベルト21を掛け渡し、そのタ
イミングベルト21をリボン巻取コア12に一体に固定
された駆動力伝達チャック43に対して連結分離可能に
設けられたリボン巻取プーリ27と、アイドルプーリ1
3にも掛け渡している。
22が回転することにより回転し、それによってリボン
4がリボン供給コア8から繰り出され、それが複数のリ
ボンガイドローラ33にガイドされながらリボン巻取コ
ア12に巻き取られていく。すなわち、リボン巻取モー
タ22の回転軸22aにベルト駆動プーリ31を固定
し、リボン搬送ローラ6の支持軸にはプーリ11を固定
している。そして、そのベルト駆動プーリ31とプーリ
11との間にタイミングベルト21を掛け渡し、そのタ
イミングベルト21をリボン巻取コア12に一体に固定
された駆動力伝達チャック43に対して連結分離可能に
設けられたリボン巻取プーリ27と、アイドルプーリ1
3にも掛け渡している。
【0027】したがって、リボン巻取モータ22を回転
させるとベルト駆動プーリ31が回転し、それによって
回動するタイミングベルト21によりプーリ11とリボ
ン巻取プーリ27とアイドルプーリ13とがそれぞれ回
転し、リボン搬送ローラ6が矢示A方向に回転する。さ
らに、この熱転写印字装置は、印字に使用された後のリ
ボン4を巻き取るリボン巻取コア12に、リボン搬送ロ
ーラ6を駆動するリボン巻取モータ22の駆動力を駆動
力伝達チャック43を介して伝達して回転させたり、そ
の駆動力の伝達を断ったりする駆動力伝達機構40(詳
しい説明は後述する)を設けている。
させるとベルト駆動プーリ31が回転し、それによって
回動するタイミングベルト21によりプーリ11とリボ
ン巻取プーリ27とアイドルプーリ13とがそれぞれ回
転し、リボン搬送ローラ6が矢示A方向に回転する。さ
らに、この熱転写印字装置は、印字に使用された後のリ
ボン4を巻き取るリボン巻取コア12に、リボン搬送ロ
ーラ6を駆動するリボン巻取モータ22の駆動力を駆動
力伝達チャック43を介して伝達して回転させたり、そ
の駆動力の伝達を断ったりする駆動力伝達機構40(詳
しい説明は後述する)を設けている。
【0028】そして、この熱転写印字装置は、リボン4
が連動機構10によりリボン搬送ローラ6に圧接された
ときに駆動力伝達機構40をリボン巻取モータ22から
の駆動力がリボン巻取コア12に伝達される位置にし、
リボン4のリボン搬送ローラ6に対する圧接が解除され
たときに駆動力伝達機構40を上記駆動力の伝達が断た
れる位置にする駆動力接離機構60を設けている。
が連動機構10によりリボン搬送ローラ6に圧接された
ときに駆動力伝達機構40をリボン巻取モータ22から
の駆動力がリボン巻取コア12に伝達される位置にし、
リボン4のリボン搬送ローラ6に対する圧接が解除され
たときに駆動力伝達機構40を上記駆動力の伝達が断た
れる位置にする駆動力接離機構60を設けている。
【0029】連動機構10は、リボン接離ローラ7と、
そのリボン接離ローラ7を一端側に回転自在に保持し、
略中央部が軸14により揺動可能に支持された揺動アー
ム15と、その揺動アーム15の他端側に回動可能に取
り付けられた中間アーム16と、その中間アーム16に
取り付けられ、その中間アーム16の長手方向に沿って
所定量だけ移動が可能であり、一端がサーマルヘッド接
離機構20のクランクアーム19の上端側にピンにより
回動可能に取り付けられた駆動アーム17とからなる。
そのリボン接離ローラ7を一端側に回転自在に保持し、
略中央部が軸14により揺動可能に支持された揺動アー
ム15と、その揺動アーム15の他端側に回動可能に取
り付けられた中間アーム16と、その中間アーム16に
取り付けられ、その中間アーム16の長手方向に沿って
所定量だけ移動が可能であり、一端がサーマルヘッド接
離機構20のクランクアーム19の上端側にピンにより
回動可能に取り付けられた駆動アーム17とからなる。
【0030】中間アーム16には、図2に示すように長
手方向に間隔を置いて2個の長孔16a,16bを形成
し、その長孔16aに段付きピン28を、長孔16bに
段付きピン28よりも背の低い段付きピン29をそれぞ
れ嵌入させ、その段付きピン28と29を駆動アーム1
7に形成した孔にそれぞれ嵌入させて、その先端部をか
しめることにより駆動アーム17にそれぞれ固定してい
る。
手方向に間隔を置いて2個の長孔16a,16bを形成
し、その長孔16aに段付きピン28を、長孔16bに
段付きピン28よりも背の低い段付きピン29をそれぞ
れ嵌入させ、その段付きピン28と29を駆動アーム1
7に形成した孔にそれぞれ嵌入させて、その先端部をか
しめることにより駆動アーム17にそれぞれ固定してい
る。
【0031】そして、中間アーム16の図2で右方の端
部を折り曲げてスプリング受け16cを形成し、そのス
プリング受け16cと段付きピン28との間にスプリン
グ32を取り付け、フリー状態ではスプリング32の付
勢力により段付きピン28が長孔16aの右端縁に、段
付きピン29が長孔16bの右端縁にそれぞれ図2に示
すように当接するようにしている。したがって、中間ア
ーム16を拘束した状態で駆動アーム17を図2で左方
に移動させると、その駆動アーム17を移動させた分だ
けスプリング32が伸びる。
部を折り曲げてスプリング受け16cを形成し、そのス
プリング受け16cと段付きピン28との間にスプリン
グ32を取り付け、フリー状態ではスプリング32の付
勢力により段付きピン28が長孔16aの右端縁に、段
付きピン29が長孔16bの右端縁にそれぞれ図2に示
すように当接するようにしている。したがって、中間ア
ーム16を拘束した状態で駆動アーム17を図2で左方
に移動させると、その駆動アーム17を移動させた分だ
けスプリング32が伸びる。
【0032】図1に示したサーマルヘッド接離機構20
のソレノイド25は、本体部分がこの熱転写印字装置の
固定部に固定されている。そして、そのソレノイド25
をオン状態にすると、プランジャ部25aが同図で左方
に移動することによってソレノイド連結アーム24が左
方に移動する。それによって、クランクアーム19が支
点軸18を中心にして同図で反時計回り方向に揺動す
る。
のソレノイド25は、本体部分がこの熱転写印字装置の
固定部に固定されている。そして、そのソレノイド25
をオン状態にすると、プランジャ部25aが同図で左方
に移動することによってソレノイド連結アーム24が左
方に移動する。それによって、クランクアーム19が支
点軸18を中心にして同図で反時計回り方向に揺動す
る。
【0033】すると、駆動アーム17が中間アーム16
を図1で左方に押すため、揺動アーム15が軸14を支
点として同図で時計回り方向に回動し、リボン接離ロー
ラ7がリボン搬送ローラ6にリボン4を介して圧接す
る。その際、リボン接離ローラ7がリボン搬送ローラ6
にリボン4を介して当接した後も駆動アーム17は図1
で左方に若干押されるため、その駆動アーム17の移動
をスプリング32が伸びることによって吸収し、それに
よってリボン接離ローラ7によりリボン4がリボン搬送
ローラ6に、そのリボン4の搬送に適した所定の加圧力
で圧接される。
を図1で左方に押すため、揺動アーム15が軸14を支
点として同図で時計回り方向に回動し、リボン接離ロー
ラ7がリボン搬送ローラ6にリボン4を介して圧接す
る。その際、リボン接離ローラ7がリボン搬送ローラ6
にリボン4を介して当接した後も駆動アーム17は図1
で左方に若干押されるため、その駆動アーム17の移動
をスプリング32が伸びることによって吸収し、それに
よってリボン接離ローラ7によりリボン4がリボン搬送
ローラ6に、そのリボン4の搬送に適した所定の加圧力
で圧接される。
【0034】サーマルヘッド接離機構20は、ソレノイ
ド25とソレノイド連結アーム24と支点軸18とクラ
ンクアーム19の前述した連動機構10を兼ねる各部品
と、一端が支軸34により回動可能に支持されたヘッド
押え板35と、そのヘッド押え板35を図1で上方へ付
勢する押え板付勢バネ36と、ヘッド押え板35の下面
に転接自在に設けられたコロ41と、そのコロ41を回
転自在に保持するコロ保持ブラケット42と、サーマル
ヘッド3を一体に固定したヘッドブラケット39と、そ
のコロ保持ブラケット42とヘッドブラケット39との
間に介装されたヘッド押圧スプリング37と、ヘッドブ
ラケット39を図1で上下方向に移動自在に保持するサ
ーマルヘッドキャリッジ38と、ヘッドブラケット39
を図1で上方に付勢することによりコロ41をヘッド押
え板35の下面に接触させている図示しないブラケット
上昇付勢バネとからなる。
ド25とソレノイド連結アーム24と支点軸18とクラ
ンクアーム19の前述した連動機構10を兼ねる各部品
と、一端が支軸34により回動可能に支持されたヘッド
押え板35と、そのヘッド押え板35を図1で上方へ付
勢する押え板付勢バネ36と、ヘッド押え板35の下面
に転接自在に設けられたコロ41と、そのコロ41を回
転自在に保持するコロ保持ブラケット42と、サーマル
ヘッド3を一体に固定したヘッドブラケット39と、そ
のコロ保持ブラケット42とヘッドブラケット39との
間に介装されたヘッド押圧スプリング37と、ヘッドブ
ラケット39を図1で上下方向に移動自在に保持するサ
ーマルヘッドキャリッジ38と、ヘッドブラケット39
を図1で上方に付勢することによりコロ41をヘッド押
え板35の下面に接触させている図示しないブラケット
上昇付勢バネとからなる。
【0035】このサーマルヘッド接離機構20は、ソレ
ノイド25がオン状態になってリボン4がリボン搬送ロ
ーラ6に圧接されたときには、クランクアーム19が図
1に示す位置から支点軸18を中心にして反時計回り方
向に回動するため、ヘッド押え板35の同図で右端側が
押え板付勢バネ36の付勢力に抗して押し下げられる。
ノイド25がオン状態になってリボン4がリボン搬送ロ
ーラ6に圧接されたときには、クランクアーム19が図
1に示す位置から支点軸18を中心にして反時計回り方
向に回動するため、ヘッド押え板35の同図で右端側が
押え板付勢バネ36の付勢力に抗して押し下げられる。
【0036】それによって、コロ41がコロ保持ブラケ
ット42と共に押し下げられるため、ヘッドブラケット
39がヘッド押圧スプリング37を介して押し下げら
れ、サーマルヘッド3がリボン4及び包装フィルム1を
介してベルトプラテン5のベルト56上に押し付けられ
る。そして、そのサーマルヘッド3の押し下げ時には、
ヘッド押圧スプリング37が適度に圧縮されることによ
りヘッドブラケット39の下方への移動量を吸収するた
め、サーマルヘッド3がリボン4及び包装フィルム1を
介してベルトプラテン5のベルト56上に印字に適した
所定の加圧力で圧接する。
ット42と共に押し下げられるため、ヘッドブラケット
39がヘッド押圧スプリング37を介して押し下げら
れ、サーマルヘッド3がリボン4及び包装フィルム1を
介してベルトプラテン5のベルト56上に押し付けられ
る。そして、そのサーマルヘッド3の押し下げ時には、
ヘッド押圧スプリング37が適度に圧縮されることによ
りヘッドブラケット39の下方への移動量を吸収するた
め、サーマルヘッド3がリボン4及び包装フィルム1を
介してベルトプラテン5のベルト56上に印字に適した
所定の加圧力で圧接する。
【0037】駆動力伝達機構40は、ベルト駆動プーリ
31と、タイミングベルト21と、リボン巻取プーリ2
7と、連結時にはそのリボン巻取プーリ27から回転力
が伝達される駆動力伝達チャック43と、その駆動力伝
達チャック43に図4に示すように一体に嵌入されて固
定されたリボン巻取コア12と、軸47とからなる。
31と、タイミングベルト21と、リボン巻取プーリ2
7と、連結時にはそのリボン巻取プーリ27から回転力
が伝達される駆動力伝達チャック43と、その駆動力伝
達チャック43に図4に示すように一体に嵌入されて固
定されたリボン巻取コア12と、軸47とからなる。
【0038】また、駆動力接離機構60は、両端に形成
された軸部44a,44b(図1参照)が揺動可能に支
持されることにより図4の矢示B方向に揺動可能な揺動
アーム45と、その揺動アーム45を揺動させる図1で
矢示C方向及びその矢示Cと反対の方向にスライド可能
なスライド板46と、サーマルヘッド接離機構20も兼
ねるソレノイド25及びソレノイド連結アーム24とか
らなる。
された軸部44a,44b(図1参照)が揺動可能に支
持されることにより図4の矢示B方向に揺動可能な揺動
アーム45と、その揺動アーム45を揺動させる図1で
矢示C方向及びその矢示Cと反対の方向にスライド可能
なスライド板46と、サーマルヘッド接離機構20も兼
ねるソレノイド25及びソレノイド連結アーム24とか
らなる。
【0039】そして、この駆動力接離機構60は、リボ
ン4が連動機構10によりリボン搬送ローラ6に圧接さ
れたときに、駆動力伝達機構40をリボン巻取モータ2
2からの駆動力がリボン巻取コア12に、ベルト駆動プ
ーリ31,タイミングベルト21,リボン巻取プーリ2
7及び駆動力伝達チャック43を介して伝達される位置
にし、リボン4のリボン搬送ローラ6に対する圧接が解
除されたときにその駆動力伝達機構40を上記駆動力の
伝達が断たれる位置にする。
ン4が連動機構10によりリボン搬送ローラ6に圧接さ
れたときに、駆動力伝達機構40をリボン巻取モータ2
2からの駆動力がリボン巻取コア12に、ベルト駆動プ
ーリ31,タイミングベルト21,リボン巻取プーリ2
7及び駆動力伝達チャック43を介して伝達される位置
にし、リボン4のリボン搬送ローラ6に対する圧接が解
除されたときにその駆動力伝達機構40を上記駆動力の
伝達が断たれる位置にする。
【0040】スライド板46は、図1に示すような略L
字状をしており、そこには同図で左右方向を長手側とす
る長孔46b,46cが間隔を置いて形成されていて、
その長孔46b,46c内にそれぞれピン48を嵌入さ
せて、それによって矢示C方向及びその矢示Cと反対の
方向にのみ移動ができるようになっている。そして、こ
のスライド板46の先端部には、図3に示すような傾斜
部46aが形成されている。
字状をしており、そこには同図で左右方向を長手側とす
る長孔46b,46cが間隔を置いて形成されていて、
その長孔46b,46c内にそれぞれピン48を嵌入さ
せて、それによって矢示C方向及びその矢示Cと反対の
方向にのみ移動ができるようになっている。そして、こ
のスライド板46の先端部には、図3に示すような傾斜
部46aが形成されている。
【0041】リボン巻取プーリ27は、図4に示したよ
うに軸47に固定されていて、その軸47を中心にして
回転するようになっている。そして、そのリボン巻取プ
ーリ27の同図で右方側はテーパ状に形成されていて、
そのテーパ面にかさ歯車状に歯27aが全周に亘って等
間隔に多数形成されている。軸47には、駆動力伝達チ
ャック43が回転自在に嵌入されていて、その駆動力伝
達チャック43の図4で左方側の面は、リボン巻取プー
リ27のテーパ面に対応する凹状のテーパ面に形成さて
れおり、そのテーパ面にはリボン巻取プーリ27側の歯
27aと噛み合う多数の歯43aが周方向に等間隔に形
成されている。
うに軸47に固定されていて、その軸47を中心にして
回転するようになっている。そして、そのリボン巻取プ
ーリ27の同図で右方側はテーパ状に形成されていて、
そのテーパ面にかさ歯車状に歯27aが全周に亘って等
間隔に多数形成されている。軸47には、駆動力伝達チ
ャック43が回転自在に嵌入されていて、その駆動力伝
達チャック43の図4で左方側の面は、リボン巻取プー
リ27のテーパ面に対応する凹状のテーパ面に形成さて
れおり、そのテーパ面にはリボン巻取プーリ27側の歯
27aと噛み合う多数の歯43aが周方向に等間隔に形
成されている。
【0042】リボン巻取プーリ27は、通常の状態では
図示しないスプリングにより図4で左方に付勢されて、
駆動力伝達チャック43から同図に示すように離間して
いる(駆動力の伝達が断たれる位置)。したがって、こ
の状態ではリボン巻取プーリ27がタイミングベルト2
1により回転されても、そのリボン巻取プーリ27から
駆動力伝達チャック43へは駆動力が伝達されない。
図示しないスプリングにより図4で左方に付勢されて、
駆動力伝達チャック43から同図に示すように離間して
いる(駆動力の伝達が断たれる位置)。したがって、こ
の状態ではリボン巻取プーリ27がタイミングベルト2
1により回転されても、そのリボン巻取プーリ27から
駆動力伝達チャック43へは駆動力が伝達されない。
【0043】そのリボン巻取プーリ27の背面には揺動
アーム45の上端部が常に当接しており、その揺動アー
ム45の下端部の図3に示す一端縁45aがスライド板
46の傾斜部46aに接している。したがって、図1に
示したソレノイド25をオン状態にして、ソレノイド連
結アーム24を同図で左方に移動させることによりスラ
イド板46を同方向にスライドさせると、そのスライド
板46が図3で矢示E方向(図4で紙面手前方向)にス
ライドするため、それによって揺動アーム45の下端部
の一端縁45aが図3で矢示G方向(図4も参照)に押
し出されるようになり、揺動アーム45が軸部44a,
44b(図1)を支点として、図4で時計回り方向に揺
動する。
アーム45の上端部が常に当接しており、その揺動アー
ム45の下端部の図3に示す一端縁45aがスライド板
46の傾斜部46aに接している。したがって、図1に
示したソレノイド25をオン状態にして、ソレノイド連
結アーム24を同図で左方に移動させることによりスラ
イド板46を同方向にスライドさせると、そのスライド
板46が図3で矢示E方向(図4で紙面手前方向)にス
ライドするため、それによって揺動アーム45の下端部
の一端縁45aが図3で矢示G方向(図4も参照)に押
し出されるようになり、揺動アーム45が軸部44a,
44b(図1)を支点として、図4で時計回り方向に揺
動する。
【0044】それによって、リボン巻取プーリ27が図
4で右方に押し出されて駆動力伝達チャック43に押し
当てられるため、そのリボン巻取プーリ27の歯27a
と駆動力伝達チャック43の歯43aとが噛み合って
(駆動力が伝達される位置)、リボン巻取プーリ27か
らの回転力が駆動力伝達チャック43側へ伝達される。
したがって、駆動力伝達チャック43が、リボン巻取コ
ア12上に巻き掛けられたリボン4を巻き取る方向に回
転する。
4で右方に押し出されて駆動力伝達チャック43に押し
当てられるため、そのリボン巻取プーリ27の歯27a
と駆動力伝達チャック43の歯43aとが噛み合って
(駆動力が伝達される位置)、リボン巻取プーリ27か
らの回転力が駆動力伝達チャック43側へ伝達される。
したがって、駆動力伝達チャック43が、リボン巻取コ
ア12上に巻き掛けられたリボン4を巻き取る方向に回
転する。
【0045】そのリボン4は、図1に示したリボン供給
コア8から繰り出されるが、そのリボン供給コア8には
クラッチ49が取り付けられていて、そのクラッチ49
にバックテンションワイヤ51が図示のように巻き掛け
られていて、その一端が固定されている。そのバックテ
ンションワイヤ51の他端側は、バックテンションスプ
リング52によって引っ張られている。
コア8から繰り出されるが、そのリボン供給コア8には
クラッチ49が取り付けられていて、そのクラッチ49
にバックテンションワイヤ51が図示のように巻き掛け
られていて、その一端が固定されている。そのバックテ
ンションワイヤ51の他端側は、バックテンションスプ
リング52によって引っ張られている。
【0046】したがって、リボン供給コア8には、バッ
クテンションスプリング52の付勢力による回転付勢力
が常に図1で反時計回り方向に作用しているため、その
リボン供給コア8から繰り出されるリボン4には所定の
張力が働き、それによってリボン4にたるみが生じない
ようになっている。ベルトプラテン5は、図5及び図6
に明示するように、2個のプラテン張装ローラ53と5
4との間にベルト56を矢示J方向に回動可能に張装
し、そのベルト56のベルト面56a上に包装フィルム
1とリボン4(共に図1を参照)がサーマルヘッド3に
より押圧されて印字が行なわれるようにしている。
クテンションスプリング52の付勢力による回転付勢力
が常に図1で反時計回り方向に作用しているため、その
リボン供給コア8から繰り出されるリボン4には所定の
張力が働き、それによってリボン4にたるみが生じない
ようになっている。ベルトプラテン5は、図5及び図6
に明示するように、2個のプラテン張装ローラ53と5
4との間にベルト56を矢示J方向に回動可能に張装
し、そのベルト56のベルト面56a上に包装フィルム
1とリボン4(共に図1を参照)がサーマルヘッド3に
より押圧されて印字が行なわれるようにしている。
【0047】そのプラテン張装ローラ53と54は、各
軸部53a,54aのそれぞれ両端部が軸受57によ
り、ユニットケース26に回転自在に保持されている。
そして、このベルトプラテン5は、図5に示すようにベ
ルト56のサーマルヘッド3に対応する部分の内面側
に、そのベルト56の同図で下方への撓みを抑制するベ
ルト受け板55(図6では図示を省略している)を設け
ている。
軸部53a,54aのそれぞれ両端部が軸受57によ
り、ユニットケース26に回転自在に保持されている。
そして、このベルトプラテン5は、図5に示すようにベ
ルト56のサーマルヘッド3に対応する部分の内面側
に、そのベルト56の同図で下方への撓みを抑制するベ
ルト受け板55(図6では図示を省略している)を設け
ている。
【0048】そのベルト56とベルト受け板55とが摺
接する互いの面のいずれか一方、あるいはその両方の面
には、サーマルヘッド3によりベルト56がベルト受け
板55に押圧された際の摩擦力を低減するための処理
(例えばフッ素コーティング処理)が施されている。こ
のベルトプラテン5は、ベルト56を2個のプラテン張
装ローラ53と54と共にユニットケース26に収納し
てユニット状態にしてあり、そのユニット状態で、この
包装プリンタの下部に設けられているユニット装着部に
対して着脱自在になっている。
接する互いの面のいずれか一方、あるいはその両方の面
には、サーマルヘッド3によりベルト56がベルト受け
板55に押圧された際の摩擦力を低減するための処理
(例えばフッ素コーティング処理)が施されている。こ
のベルトプラテン5は、ベルト56を2個のプラテン張
装ローラ53と54と共にユニットケース26に収納し
てユニット状態にしてあり、そのユニット状態で、この
包装プリンタの下部に設けられているユニット装着部に
対して着脱自在になっている。
【0049】また、このベルトプラテン5は、独自の駆
動源は有しておらず、ベルト56のベルト面56aに接
触しながら図1で矢示K方向に搬送される包装フィルム
1の搬送力により、ベルト56が矢示J方向に連れ回り
で回動する。なお、ベルト56は、3個以上のプラテン
張装ローラの間に張装するようにしてもよいし、複数の
コロの間に張装するようにしてもよい。
動源は有しておらず、ベルト56のベルト面56aに接
触しながら図1で矢示K方向に搬送される包装フィルム
1の搬送力により、ベルト56が矢示J方向に連れ回り
で回動する。なお、ベルト56は、3個以上のプラテン
張装ローラの間に張装するようにしてもよいし、複数の
コロの間に張装するようにしてもよい。
【0050】制御装置30は、各種判断及び処理機能を
有する中央処理装置(CPU)と、各処理プログラム及
び固定データを格納したROMと、処理データを格納す
るデータメモリであるRAMと、入出力回路(I/O)と
からなるマイクロコンピュータを備えている。この制御
装置30は、エンコーダやタコジェネレータ等で構成さ
れた検出器9から包装フィルム1の搬送速度に対応する
信号を入力すると共に、この包装プリンタの各部に設け
られている各種センサ類から所定のタイミングで出力さ
れる各種の信号をそれぞれ入力する。
有する中央処理装置(CPU)と、各処理プログラム及
び固定データを格納したROMと、処理データを格納す
るデータメモリであるRAMと、入出力回路(I/O)と
からなるマイクロコンピュータを備えている。この制御
装置30は、エンコーダやタコジェネレータ等で構成さ
れた検出器9から包装フィルム1の搬送速度に対応する
信号を入力すると共に、この包装プリンタの各部に設け
られている各種センサ類から所定のタイミングで出力さ
れる各種の信号をそれぞれ入力する。
【0051】また、この制御装置30には、前述したよ
うに、図7で詳しい説明を後述するサーマルヘッド移動
量検出手段であるエンコーダユニット78から、そのエ
ンコーダユニット78の移動量に対応したパルス信号が
入力される。そして、この制御装置30は、そのパルス
信号が所定の移動量に達した時にサーマルヘッド3に通
電して印字ドットを形成する。
うに、図7で詳しい説明を後述するサーマルヘッド移動
量検出手段であるエンコーダユニット78から、そのエ
ンコーダユニット78の移動量に対応したパルス信号が
入力される。そして、この制御装置30は、そのパルス
信号が所定の移動量に達した時にサーマルヘッド3に通
電して印字ドットを形成する。
【0052】また、この制御装置30は、サーマルヘッ
ド接離機構20によりサーマルヘッド3が前述した押し
つけ位置に移動された状態でそのサーマルヘッド3によ
り包装フィルム1にその包装フィルム1の搬送方向と反
対の方向に所定長さの印字が行なわれた後、サーマルヘ
ッド往復移動機構70を駆動制御してサーマルヘッド3
を上記押しつけ位置にある状態のまま包装フィルム1の
搬送方向に戻し、そのサーマルヘッド3が印字開始位置
まで戻った後又は戻る途中でリボン搬送制御手段を駆動
制御してリボン4を包装フィルム1の搬送と同期して印
字に使用された印字済みリボン終端がサーマルヘッド3
の印字開始位置に達するか若干過ぎるまで搬送させるよ
うにする制御手段としても機能する。
ド接離機構20によりサーマルヘッド3が前述した押し
つけ位置に移動された状態でそのサーマルヘッド3によ
り包装フィルム1にその包装フィルム1の搬送方向と反
対の方向に所定長さの印字が行なわれた後、サーマルヘ
ッド往復移動機構70を駆動制御してサーマルヘッド3
を上記押しつけ位置にある状態のまま包装フィルム1の
搬送方向に戻し、そのサーマルヘッド3が印字開始位置
まで戻った後又は戻る途中でリボン搬送制御手段を駆動
制御してリボン4を包装フィルム1の搬送と同期して印
字に使用された印字済みリボン終端がサーマルヘッド3
の印字開始位置に達するか若干過ぎるまで搬送させるよ
うにする制御手段としても機能する。
【0053】そして、この制御装置30は、リボン巻取
モータ22と、連動機構10に設けられているソレノイ
ド25と、モータ65とに、それらを駆動させる各種の
信号をそれぞれ所定のタイミングで出力する。また、こ
の熱転写印字装置に設けられているその他の各種負荷類
に対しても、それらを駆動させるための信号をそれぞれ
所定のタイミングで出力する。
モータ22と、連動機構10に設けられているソレノイ
ド25と、モータ65とに、それらを駆動させる各種の
信号をそれぞれ所定のタイミングで出力する。また、こ
の熱転写印字装置に設けられているその他の各種負荷類
に対しても、それらを駆動させるための信号をそれぞれ
所定のタイミングで出力する。
【0054】次に、図7乃至図9を参照してサーマルヘ
ッド往復移動機構70について詳しく説明する。サーマ
ルヘッド往復移動機構70は、上部保持フレーム71の
下面に一体に固定された下部保持フレーム76に回転軸
65aを上側に向けて固定されたモータ65と、そのモ
ータ65の回転軸65aに固定されたプーリ72と、そ
のプーリ72に対応して上部保持フレーム71の図7で
右端部に回転自在に取り付けられたプーリ73と、その
プーリ72と73との間に張装されたタイミングベルト
74と、図8に示すようにそのタイミングベルト74
(一本の線で簡略化して図示している)に固定位置91
で固定されて2本のキャリッジスライドシャフト75
a,75bにガイドされて同図で左右方向に移動可能な
サーマルヘッドキャリッジ38と、図7に示すようにサ
ーマルヘッド3を保持した状態でサーマルヘッドキャリ
ッジ38に対して同図で上下方向に移動可能に取り付け
られたヘッドブラケット39等からなる。
ッド往復移動機構70について詳しく説明する。サーマ
ルヘッド往復移動機構70は、上部保持フレーム71の
下面に一体に固定された下部保持フレーム76に回転軸
65aを上側に向けて固定されたモータ65と、そのモ
ータ65の回転軸65aに固定されたプーリ72と、そ
のプーリ72に対応して上部保持フレーム71の図7で
右端部に回転自在に取り付けられたプーリ73と、その
プーリ72と73との間に張装されたタイミングベルト
74と、図8に示すようにそのタイミングベルト74
(一本の線で簡略化して図示している)に固定位置91
で固定されて2本のキャリッジスライドシャフト75
a,75bにガイドされて同図で左右方向に移動可能な
サーマルヘッドキャリッジ38と、図7に示すようにサ
ーマルヘッド3を保持した状態でサーマルヘッドキャリ
ッジ38に対して同図で上下方向に移動可能に取り付け
られたヘッドブラケット39等からなる。
【0055】そして、下部保持フレーム76は、装置の
固定部に固定されている。また、2本のキャリッジスラ
イドシャフト75a,75bは、互いに平行した状態に
設けられており、その各両端部が下部保持フレーム76
の一部にそれぞれ固定されている。
固定部に固定されている。また、2本のキャリッジスラ
イドシャフト75a,75bは、互いに平行した状態に
設けられており、その各両端部が下部保持フレーム76
の一部にそれぞれ固定されている。
【0056】サーマルヘッドキャリッジ38は、サーマ
ルヘッドユニットを構成する一部品であり、そこにはエ
ンコーダユニット78が取り付けられていて、そのエン
コーダユニット78にはエンコーダディスク80(図7
にのみ示す)の回転軸に固定されたエンコーダプーリ7
9が設けられていて、そのエンコーダプーリ79に、上
部保持フレーム71の左右の両端部間に張装されたワイ
ヤ81が巻き掛けられている。
ルヘッドユニットを構成する一部品であり、そこにはエ
ンコーダユニット78が取り付けられていて、そのエン
コーダユニット78にはエンコーダディスク80(図7
にのみ示す)の回転軸に固定されたエンコーダプーリ7
9が設けられていて、そのエンコーダプーリ79に、上
部保持フレーム71の左右の両端部間に張装されたワイ
ヤ81が巻き掛けられている。
【0057】したがって、モータ65を図8で時計回り
方向に回転させると、それに伴ってプーリ72が同方向
に回転するため、タイミングベルト74が同図で時計回
り方向に回動してサーマルヘッドキャリッジ38と、そ
れと一体のエンコーダユニット78とが同図で右方に移
動する。したがって、そのサーマルヘッドキャリッジ3
8に図7に示したようにヘッドブラケット39を介して
取り付けられているサーマルヘッド3も同方向に移動す
る。
方向に回転させると、それに伴ってプーリ72が同方向
に回転するため、タイミングベルト74が同図で時計回
り方向に回動してサーマルヘッドキャリッジ38と、そ
れと一体のエンコーダユニット78とが同図で右方に移
動する。したがって、そのサーマルヘッドキャリッジ3
8に図7に示したようにヘッドブラケット39を介して
取り付けられているサーマルヘッド3も同方向に移動す
る。
【0058】また、その際にエンコーダユニット78が
図7で右方に移動することにより、そこに設けられてい
るエンコーダプーリ79が、そこに巻き掛けられている
ワイヤ81により回転される。したがって、エンコーダ
ユニット78から、そのエンコーダユニット78の移動
量に対応したパルス信号が制御装置30(図1)に対し
て出力される。
図7で右方に移動することにより、そこに設けられてい
るエンコーダプーリ79が、そこに巻き掛けられている
ワイヤ81により回転される。したがって、エンコーダ
ユニット78から、そのエンコーダユニット78の移動
量に対応したパルス信号が制御装置30(図1)に対し
て出力される。
【0059】そして、モータ65を逆の図8で反時計回
り方向に回転させると、今度はタイミングベルト74が
同図で反時計回り方向に回動するため、上述した場合と
逆にサーマルヘッドキャリッジ38とエンコーダユニッ
ト78とが同図で左方に移動し、サーマルヘッド3も同
方向に移動する。
り方向に回転させると、今度はタイミングベルト74が
同図で反時計回り方向に回動するため、上述した場合と
逆にサーマルヘッドキャリッジ38とエンコーダユニッ
ト78とが同図で左方に移動し、サーマルヘッド3も同
方向に移動する。
【0060】そのサーマルヘッド3がサーマルヘッドキ
ャリッジ38と共に図7に示した印字開始位置となるホ
ームポジションまで移動すると、そのサーマルヘッドキ
ャリッジ38を図8に示すキャリッジホームポジション
センサ(例えば透過型のフォトセンサ)95が検知し、
それによってモータ65の回転が停止されて、サーマル
ヘッドキャリッジ38がサーマルヘッド3と共に図7に
示したホームポジションで停止する。
ャリッジ38と共に図7に示した印字開始位置となるホ
ームポジションまで移動すると、そのサーマルヘッドキ
ャリッジ38を図8に示すキャリッジホームポジション
センサ(例えば透過型のフォトセンサ)95が検知し、
それによってモータ65の回転が停止されて、サーマル
ヘッドキャリッジ38がサーマルヘッド3と共に図7に
示したホームポジションで停止する。
【0061】次に、この熱転写印字装置を、例えば包装
フィルム1で製品をパック詰めする包装機械に装着し、
その包装機械の包装フィルム1を搬送する搬送系(例え
ば図1に示した搬送ローラ2)が、この熱転写印字装置
のサーマルヘッド3が製造年月日等を5mm程度印字す
るような極めて短い時間だけ間歇的に停止して、その停
止時間の間に製品を覆う包装フィルム1をシーム(熱溶
着)する行程を行ない、そのシーム工程の終了後はすぐ
に次の製品のシームのために搬送系の駆動を再開させる
ような場合について説明する。
フィルム1で製品をパック詰めする包装機械に装着し、
その包装機械の包装フィルム1を搬送する搬送系(例え
ば図1に示した搬送ローラ2)が、この熱転写印字装置
のサーマルヘッド3が製造年月日等を5mm程度印字す
るような極めて短い時間だけ間歇的に停止して、その停
止時間の間に製品を覆う包装フィルム1をシーム(熱溶
着)する行程を行ない、そのシーム工程の終了後はすぐ
に次の製品のシームのために搬送系の駆動を再開させる
ような場合について説明する。
【0062】まず、図1に示した熱転写印字装置が装着
された包装機械を駆動させて包装フィルム1により製品
をパックする動作を開始させる。その包装機械側の搬送
ローラ対2は、予め設定された搬送プログラムに基づい
て駆動され、所定の休止時間(シーム工程)をとりながら
包装フィルム1が矢示K方向に間歇的に搬送される。な
お、この熱転写印字装置は、包装フィルム1の所定の休
止部分(シーム部分)が包装機械のシーム工程に来たと
きには、熱転写印字装置のサーマルヘッド3がサーマル
ヘッドキャリッジ38と共に図7に示した印字開始位置
となるホームポジションに位置して、その包装フィルム
1の被印字部分に製造年月日等が印字できるように、包
装機械側に組み込まれている。
された包装機械を駆動させて包装フィルム1により製品
をパックする動作を開始させる。その包装機械側の搬送
ローラ対2は、予め設定された搬送プログラムに基づい
て駆動され、所定の休止時間(シーム工程)をとりながら
包装フィルム1が矢示K方向に間歇的に搬送される。な
お、この熱転写印字装置は、包装フィルム1の所定の休
止部分(シーム部分)が包装機械のシーム工程に来たと
きには、熱転写印字装置のサーマルヘッド3がサーマル
ヘッドキャリッジ38と共に図7に示した印字開始位置
となるホームポジションに位置して、その包装フィルム
1の被印字部分に製造年月日等が印字できるように、包
装機械側に組み込まれている。
【0063】包装フィルム1が図1に示した搬送ローラ
対2により搬送されて、その包装フィルム1の被印字部
分(製造年月日印字部分)が、図9に実線で示したホー
ムポジションにあるサーマルヘッド3の位置に来たとこ
ろで、サーマルヘッド接離機構20がサーマルヘッド3
を退避位置から図1に示した押しつけ位置に移動させる
と、制御装置30はモータ65を図8で時計回り方向に
回転させ、サーマルヘッド3を印字長さである印字部分
の量(=5mm程度)だけ図9で右側に往復移動長制御
手段により制御して移動させる(説明している例が5m
m程度の印字を行なう場合であるためであり、その移動
量はモータ65のステップ数を制御する事により適宜変
更できる)。
対2により搬送されて、その包装フィルム1の被印字部
分(製造年月日印字部分)が、図9に実線で示したホー
ムポジションにあるサーマルヘッド3の位置に来たとこ
ろで、サーマルヘッド接離機構20がサーマルヘッド3
を退避位置から図1に示した押しつけ位置に移動させる
と、制御装置30はモータ65を図8で時計回り方向に
回転させ、サーマルヘッド3を印字長さである印字部分
の量(=5mm程度)だけ図9で右側に往復移動長制御
手段により制御して移動させる(説明している例が5m
m程度の印字を行なう場合であるためであり、その移動
量はモータ65のステップ数を制御する事により適宜変
更できる)。
【0064】ここで、この印字部分に実際に印字ドット
として形成される文字としての製造年月日は、サーマル
ヘッド印字制御手段がサーマルヘッド3を制御すること
により印字される。
として形成される文字としての製造年月日は、サーマル
ヘッド印字制御手段がサーマルヘッド3を制御すること
により印字される。
【0065】プーリ72と73との間に張装されたタイ
ミングベルト74が、図8で時計回り方向に回動するこ
とにより、サーマルヘッドキャリッジ38とエンコーダ
ユニット78とが図8で右方に移動し、それによって図
9に示すヘッドブラケット39を介してサーマルヘッド
3が同方向に上記印字の5mm程度だけ移動されるが、
サーマルヘッド印字制御手段により、まず文字としての
1ライン目の各印字ドットを印字するために、サーマル
ヘッド3に通電するように制御される。
ミングベルト74が、図8で時計回り方向に回動するこ
とにより、サーマルヘッドキャリッジ38とエンコーダ
ユニット78とが図8で右方に移動し、それによって図
9に示すヘッドブラケット39を介してサーマルヘッド
3が同方向に上記印字の5mm程度だけ移動されるが、
サーマルヘッド印字制御手段により、まず文字としての
1ライン目の各印字ドットを印字するために、サーマル
ヘッド3に通電するように制御される。
【0066】次に、文字としての2ライン目の各印字ド
ットを印字するために、サーマルヘッド3を移動させる
が、サーマルヘッド3の移動量を検出するエンコーダユ
ニット78がサーマルヘッド3の移動に伴って、この実
施の形態では図17に示すように1エンコーダパルス移
動量P1 が4パルス出力された時に、サーマルヘッド移
動方向寸法がサーマルヘッド基本画素と同じ1印字ドッ
トパルス移動量P0 に達したと判断されて、サーマルヘ
ッド3に通電するようにサーマルヘッド印字制御手段に
より制御される。
ットを印字するために、サーマルヘッド3を移動させる
が、サーマルヘッド3の移動量を検出するエンコーダユ
ニット78がサーマルヘッド3の移動に伴って、この実
施の形態では図17に示すように1エンコーダパルス移
動量P1 が4パルス出力された時に、サーマルヘッド移
動方向寸法がサーマルヘッド基本画素と同じ1印字ドッ
トパルス移動量P0 に達したと判断されて、サーマルヘ
ッド3に通電するようにサーマルヘッド印字制御手段に
より制御される。
【0067】以下、同様にして、印字部分として5mm
程度のサーマルヘッド3の移動中に文字として必要なラ
イン数分の各ドットの印字がなされるように制御され
る。モータ65によるサーマルヘッド3の移動は、図1
2に示すように加速、減速領域が含まれるが、等速領域
でなくても1エンコーダパルス移動量P1 が4パルス出
力された時に結果的に1印字ドットパルス移動量P0 に
達するサーマルヘッド3に通電すれば、1印字ドット単
位がずれることなく包装フィルム1に画像を形成するこ
とができる。
程度のサーマルヘッド3の移動中に文字として必要なラ
イン数分の各ドットの印字がなされるように制御され
る。モータ65によるサーマルヘッド3の移動は、図1
2に示すように加速、減速領域が含まれるが、等速領域
でなくても1エンコーダパルス移動量P1 が4パルス出
力された時に結果的に1印字ドットパルス移動量P0 に
達するサーマルヘッド3に通電すれば、1印字ドット単
位がずれることなく包装フィルム1に画像を形成するこ
とができる。
【0068】なお、1ラインでの各ドットは、サーマル
ヘッド3の印字媒体と直交する方向に配列された各発熱
素子を印字データにしたがって選択的に通電することに
より制御される。また、この実施の形態では、1印字ド
ットパルス移動量P0 に対して1エンコーダパルス移動
量P1 が4パルス出力されるような分解能で構成した
が、分解能を上げれば、さらに印字精度が上がることは
勿論である。
ヘッド3の印字媒体と直交する方向に配列された各発熱
素子を印字データにしたがって選択的に通電することに
より制御される。また、この実施の形態では、1印字ド
ットパルス移動量P0 に対して1エンコーダパルス移動
量P1 が4パルス出力されるような分解能で構成した
が、分解能を上げれば、さらに印字精度が上がることは
勿論である。
【0069】上記サーマルヘッド3の移動による印字が
終了すると、モータ65を図8で反時計回り方向に逆回
転させ、サーマルヘッドキャリッジ38とエンコーダユ
ニット78を同図で左方に移動させ、キャリッジホーム
ポジションセンサ95がサーマルヘッドキャリッジ38
のホームポジション(印字開始位置に一致)への戻りを
検知してオンになるとモータ65の回転を停止させる。
このとき、サーマルヘッド3は図9上で左方側に仮想線
で示した位置にある。
終了すると、モータ65を図8で反時計回り方向に逆回
転させ、サーマルヘッドキャリッジ38とエンコーダユ
ニット78を同図で左方に移動させ、キャリッジホーム
ポジションセンサ95がサーマルヘッドキャリッジ38
のホームポジション(印字開始位置に一致)への戻りを
検知してオンになるとモータ65の回転を停止させる。
このとき、サーマルヘッド3は図9上で左方側に仮想線
で示した位置にある。
【0070】包装機械のシーム工程が終了すると、再び
包装フィルム1が図1の矢示K方向に搬送されるが、搬
送ローラ50の回転から検出器9により検出される包装
フィルム1の搬送速度とリボン4の搬送速度とが同一に
なるように制御装置30により制御されるリボン巻取モ
ータ22により、印字済みリボン終端が包装フィルム1
に印字された画像の終端と同期してサーマルヘッド3の
印字開始位置迄送られるところまでソレノイド25をオ
ン状態のままにすることにより、リボン搬送ローラ6を
介して搬送されたリボン4はサーマルヘッド3の全移動
量(=印字長さ)と同じだけ図1で左方向に送られる。
包装フィルム1が図1の矢示K方向に搬送されるが、搬
送ローラ50の回転から検出器9により検出される包装
フィルム1の搬送速度とリボン4の搬送速度とが同一に
なるように制御装置30により制御されるリボン巻取モ
ータ22により、印字済みリボン終端が包装フィルム1
に印字された画像の終端と同期してサーマルヘッド3の
印字開始位置迄送られるところまでソレノイド25をオ
ン状態のままにすることにより、リボン搬送ローラ6を
介して搬送されたリボン4はサーマルヘッド3の全移動
量(=印字長さ)と同じだけ図1で左方向に送られる。
【0071】印字済みリボン終端が包装フィルム1に印
字された画像の終端と同期してサーマルヘッド3の印字
開始位置迄送られたところでソレノイド25をオフにす
ると、プランジャ部25aが図示しない戻しスプリング
の付勢力により、図1で右方(C方向)に移動するため
ソレノイド連結アーム24も同じ右方に移動する。それ
によって、クランクアーム19が支点軸18を中心にし
て同図で時計回り方向に揺動する。
字された画像の終端と同期してサーマルヘッド3の印字
開始位置迄送られたところでソレノイド25をオフにす
ると、プランジャ部25aが図示しない戻しスプリング
の付勢力により、図1で右方(C方向)に移動するため
ソレノイド連結アーム24も同じ右方に移動する。それ
によって、クランクアーム19が支点軸18を中心にし
て同図で時計回り方向に揺動する。
【0072】すると、駆動アーム17による中間アーム
16の図1で左方への押圧が解除されるため、揺動アー
ム15が軸14を支点として同図で反時計回り方向に回
動してリボン接離ローラ7が同図に実線で示す位置に移
動するため、そのリボン接離ローラ7によるリボン4の
リボン搬送ローラ6への加圧が解除されリボン4の搬送
が停止される。
16の図1で左方への押圧が解除されるため、揺動アー
ム15が軸14を支点として同図で反時計回り方向に回
動してリボン接離ローラ7が同図に実線で示す位置に移
動するため、そのリボン接離ローラ7によるリボン4の
リボン搬送ローラ6への加圧が解除されリボン4の搬送
が停止される。
【0073】したがって、引き続き包装フィルム1が搬
送ローラ対2により搬送されても、リボン接離ローラ7
によるリボン4のリボン搬送ローラ6への加圧が解除さ
れリボン4の搬送が停止されているので、リボン4が無
駄に消費されることは無く、経済的にリボン4が消費さ
れる。
送ローラ対2により搬送されても、リボン接離ローラ7
によるリボン4のリボン搬送ローラ6への加圧が解除さ
れリボン4の搬送が停止されているので、リボン4が無
駄に消費されることは無く、経済的にリボン4が消費さ
れる。
【0074】さらに上述したソレノイド連結アーム24
の図1で右方への移動により、クランクアーム19が支
点軸18を中心にして同図で時計回り方向に回動するた
め、ヘッド押え板35の図1で右端側が押え板付勢バネ
36の付勢力により押し上げられる。それによって、ヘ
ッド押え板35によるコロ41の下方への押し付けが解
除されるので、ヘッドブラケット39が図示しないブラ
ケット上昇付勢バネの付勢力によりサーマルヘッド3と
一体で上昇して図9に実線で示す退避位置まで移動する
ため、サーマルヘッド3の発熱ライン部3aによるリボ
ン4の包装フィルム1への加圧が解除される。
の図1で右方への移動により、クランクアーム19が支
点軸18を中心にして同図で時計回り方向に回動するた
め、ヘッド押え板35の図1で右端側が押え板付勢バネ
36の付勢力により押し上げられる。それによって、ヘ
ッド押え板35によるコロ41の下方への押し付けが解
除されるので、ヘッドブラケット39が図示しないブラ
ケット上昇付勢バネの付勢力によりサーマルヘッド3と
一体で上昇して図9に実線で示す退避位置まで移動する
ため、サーマルヘッド3の発熱ライン部3aによるリボ
ン4の包装フィルム1への加圧が解除される。
【0075】これにより、リボン4が停止状態でサーマ
ルヘッド3の包装フィルム1への加圧が解除されたま
ま、包装フィルム1のみが搬送方向(矢示K方向)に搬
送されていく。再び包装フィルム1の被印字部分(製造
年月日印字部分)が図9に実線で示したサーマルヘッド
3のホームポジション位置に来たところで、サーマルヘ
ッド接離機構20によりサーマルヘッド3を退避位置か
ら図1に示した押しつけ位置に移動させ、モータ65を
図8で時計回り方向に回転させ、サーマルヘッド3を図
9の右側に移動させて印字を行ない、以降上述したサイ
クルで印字が行なわれる。
ルヘッド3の包装フィルム1への加圧が解除されたま
ま、包装フィルム1のみが搬送方向(矢示K方向)に搬
送されていく。再び包装フィルム1の被印字部分(製造
年月日印字部分)が図9に実線で示したサーマルヘッド
3のホームポジション位置に来たところで、サーマルヘ
ッド接離機構20によりサーマルヘッド3を退避位置か
ら図1に示した押しつけ位置に移動させ、モータ65を
図8で時計回り方向に回転させ、サーマルヘッド3を図
9の右側に移動させて印字を行ない、以降上述したサイ
クルで印字が行なわれる。
【0076】図10は包装フィルム1にリボン4で所定
の印字長さPを所定の間隔Sを隔てて、印字部分a1 か
らa4 迄繰り返し印字した結果の例であり、包装フィル
ム1の印字部分a1 に対するリボン4上の消費されたイ
ンクリボンR1 、印字部分a2 に対するリボン4上の消
費されたインクリボンR2 の関係を図11に示す。
の印字長さPを所定の間隔Sを隔てて、印字部分a1 か
らa4 迄繰り返し印字した結果の例であり、包装フィル
ム1の印字部分a1 に対するリボン4上の消費されたイ
ンクリボンR1 、印字部分a2 に対するリボン4上の消
費されたインクリボンR2 の関係を図11に示す。
【0077】また、印字部分の間隔Sが極めて短い場合
には、ソレノイド25をオンしたままサーマルヘッド3
を移動させて印字を行なえば、ソレノイド25のオンと
オフに要する動作時間に影響されること無く包装フィル
ム1上に連続的に印字することができる。
には、ソレノイド25をオンしたままサーマルヘッド3
を移動させて印字を行なえば、ソレノイド25のオンと
オフに要する動作時間に影響されること無く包装フィル
ム1上に連続的に印字することができる。
【0078】このように、印字長さに応じて、サーマル
ヘッド往復移動機構70のモータ65を加減速回転させ
て、エンコーダユニット78がサーマルヘッド3の移動
に伴って出力するパルス数が所定の移動量(=1印字ド
ット単位)毎にサーマルヘッド3に通電するので、サー
マルヘッドの移動が等速でなくても印字媒体に連続的に
高い印字精度で印字ドットを形成することができるた
め、図14に示すような隣合う各矩形ドット間に隙間が
できたり、図15に示すような矩形ドットが重なり合う
ことによって生じる印字画像のつぶれ等が生じることな
しに、図13に示すような乱れの無いきれいな印字画像
を得ることができる。
ヘッド往復移動機構70のモータ65を加減速回転させ
て、エンコーダユニット78がサーマルヘッド3の移動
に伴って出力するパルス数が所定の移動量(=1印字ド
ット単位)毎にサーマルヘッド3に通電するので、サー
マルヘッドの移動が等速でなくても印字媒体に連続的に
高い印字精度で印字ドットを形成することができるた
め、図14に示すような隣合う各矩形ドット間に隙間が
できたり、図15に示すような矩形ドットが重なり合う
ことによって生じる印字画像のつぶれ等が生じることな
しに、図13に示すような乱れの無いきれいな印字画像
を得ることができる。
【0079】なお、図16は、一定の印字周期t0 を、
サーマルヘッド3の基本画素である例えば定寸の矩形ド
ット長さ分サーマルヘッド3が移動する時間として、サ
ーマルヘッド3の画素毎に印字パルスt1 を与えて印字
する場合を示した線図である。
サーマルヘッド3の基本画素である例えば定寸の矩形ド
ット長さ分サーマルヘッド3が移動する時間として、サ
ーマルヘッド3の画素毎に印字パルスt1 を与えて印字
する場合を示した線図である。
【0080】以上述べたように、この熱転写印字装置は
動作するので、包装フィルム1が非常に短い時間だけ間
歇的に停止し搬送されていく場合や、包装フィルム1の
搬送方向の印字部分と次の印字部分との印字間隔が短い
場合であっても、印字する印字長さに応じてサーマルヘ
ッド3の往復移動長さが往復移動長制御手段により制御
されて、サーマルヘッド3が印字長さ以上に無駄な移動
をしないので、包装フィルム1の所定の位置に確実に印
字を行なうことができる。
動作するので、包装フィルム1が非常に短い時間だけ間
歇的に停止し搬送されていく場合や、包装フィルム1の
搬送方向の印字部分と次の印字部分との印字間隔が短い
場合であっても、印字する印字長さに応じてサーマルヘ
ッド3の往復移動長さが往復移動長制御手段により制御
されて、サーマルヘッド3が印字長さ以上に無駄な移動
をしないので、包装フィルム1の所定の位置に確実に印
字を行なうことができる。
【0081】なお、図1に示した熱転写印字装置の連動
機構10は、ソレノイド25をオン動作させた時にリボ
ン4を回転中のリボン搬送ローラ6に圧接し、サーマル
ヘッド接離機構20がサーマルヘッド3を退避位置から
図1に示した押しつけ位置に移動させる構成のものであ
るが、それとは逆にソレノイド25をオフ動作させた時
に、リボン4を回転中のリボン搬送ローラ6に圧接し、
サーマルヘッド接離機構20がサーマルヘッド3を退避
位置から図1に示した押しつけ位置に移動させるような
機構にしてもよい。
機構10は、ソレノイド25をオン動作させた時にリボ
ン4を回転中のリボン搬送ローラ6に圧接し、サーマル
ヘッド接離機構20がサーマルヘッド3を退避位置から
図1に示した押しつけ位置に移動させる構成のものであ
るが、それとは逆にソレノイド25をオフ動作させた時
に、リボン4を回転中のリボン搬送ローラ6に圧接し、
サーマルヘッド接離機構20がサーマルヘッド3を退避
位置から図1に示した押しつけ位置に移動させるような
機構にしてもよい。
【0082】また、この実施の形態では、サーマルヘッ
ド3による印字完了直後にモータ65を逆回転させてサ
ーマルヘッド3を印字開始位置に戻すようにした場合の
例を示したが、そのサーマルヘッド3を印字開始位置に
戻すタイミングは、サーマルヘッド3の往復移動長さを
制御する往復移動長制御手段により任意に設定すること
ができる。
ド3による印字完了直後にモータ65を逆回転させてサ
ーマルヘッド3を印字開始位置に戻すようにした場合の
例を示したが、そのサーマルヘッド3を印字開始位置に
戻すタイミングは、サーマルヘッド3の往復移動長さを
制御する往復移動長制御手段により任意に設定すること
ができる。
【0083】さらに、リボン搬送制御手段を駆動制御し
てリボン4を包装フィルム1の搬送と同期して搬送させ
るタイミングは、サーマルヘッド3が印字を行なった
後、そのサーマルヘッド3が印字開始位置まで戻った後
又は戻る途中とすることを説明したが、そのタイミング
を後者の印字開始位置まで戻る途中とするときは、サー
マルヘッド3が印字後に印字開始位置まで戻る途中のタ
イミングで包装フィルム1が停止状態から搬送が開始さ
れてしまう場合であり、このようなときでも、その包装
フィルム1の搬送開始のタイミングに合わせて印字済み
リボン終端が包装フィルム1と同期して搬送されるよう
にリボン搬送制御手段を駆動制御することにより、リボ
ン4の未印字部分を次の印字開始位置まで確実に搬送す
ることができるので、包装フィルム1の更なる高速搬送
にも対応ができる。
てリボン4を包装フィルム1の搬送と同期して搬送させ
るタイミングは、サーマルヘッド3が印字を行なった
後、そのサーマルヘッド3が印字開始位置まで戻った後
又は戻る途中とすることを説明したが、そのタイミング
を後者の印字開始位置まで戻る途中とするときは、サー
マルヘッド3が印字後に印字開始位置まで戻る途中のタ
イミングで包装フィルム1が停止状態から搬送が開始さ
れてしまう場合であり、このようなときでも、その包装
フィルム1の搬送開始のタイミングに合わせて印字済み
リボン終端が包装フィルム1と同期して搬送されるよう
にリボン搬送制御手段を駆動制御することにより、リボ
ン4の未印字部分を次の印字開始位置まで確実に搬送す
ることができるので、包装フィルム1の更なる高速搬送
にも対応ができる。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように、この発明による熱
転写印字装置によれば、印字媒体の搬送が間歇的に非常
に短い時間だけ搬送停止が繰り返されながら行なわれる
場合や、印字媒体搬送方向の印字部分と次の印字部分と
の印字間隔が短い場合であっても、その印字媒体の所定
の位置に確実に連続的に印字することができる。しか
も、リボンに殆ど未使用部分を残さないで印字を連続的
に行なうことができる。
転写印字装置によれば、印字媒体の搬送が間歇的に非常
に短い時間だけ搬送停止が繰り返されながら行なわれる
場合や、印字媒体搬送方向の印字部分と次の印字部分と
の印字間隔が短い場合であっても、その印字媒体の所定
の位置に確実に連続的に印字することができる。しか
も、リボンに殆ど未使用部分を残さないで印字を連続的
に行なうことができる。
【図1】この発明による熱転写印字装置の一実施形態例
を示す概略構成図である。
を示す概略構成図である。
【図2】同じくその熱転写印字装置に設けられている連
動機構の中間アームと駆動アームの接続部分を部分的に
断面にして示す平面図である。
動機構の中間アームと駆動アームの接続部分を部分的に
断面にして示す平面図である。
【図3】同じくその熱転写印字装置に設けられている駆
動力接離機構の一部と駆動力伝達機構の一部を断面にし
て示す平面構成図である。
動力接離機構の一部と駆動力伝達機構の一部を断面にし
て示す平面構成図である。
【図4】同じくその熱転写印字装置に設けられている揺
動アームを揺動させる機構部分を部分的に断面にして示
す側面図である。
動アームを揺動させる機構部分を部分的に断面にして示
す側面図である。
【図5】同じくその熱転写印字装置に設けられているベ
ルトプラテンを一部断面状態にして示す構成図である。
ルトプラテンを一部断面状態にして示す構成図である。
【図6】同じくそのベルトプラテンがユニット状に形成
されている様子を示す斜視図である。
されている様子を示す斜視図である。
【図7】図1の熱転写印字装置に設けられているサーマ
ルヘッド往復移動機構を説明するための正面から見た概
略構成図である。
ルヘッド往復移動機構を説明するための正面から見た概
略構成図である。
【図8】同じくそのサーマルヘッド往復移動機構を説明
するための平面から見た概略構成図である。
するための平面から見た概略構成図である。
【図9】同じくそのサーマルヘッド往復移動機構により
移動されるサーマルヘッドの移動範囲を示す正面から見
た概略図である。
移動されるサーマルヘッドの移動範囲を示す正面から見
た概略図である。
【図10】包装フィルム上に一定の間隔Sをあけて印字
部分を多数連続させて形成した例を示す概略図である。
部分を多数連続させて形成した例を示す概略図である。
【図11】図1の熱転写印字装置を使用して包装フィル
ム上に最初の印字部分a1 を印字し、次に包装フィルム
のみが搬送され印字部分a2 が印字され、サーマルヘッ
ドが再び退避位置に移動して再び包装フィルムのみが搬
送されていく様子を説明するための概略模式図である。
ム上に最初の印字部分a1 を印字し、次に包装フィルム
のみが搬送され印字部分a2 が印字され、サーマルヘッ
ドが再び退避位置に移動して再び包装フィルムのみが搬
送されていく様子を説明するための概略模式図である。
【図12】サーマルヘッドを停止位置から加速して等速
移動し減速して停止するまでの時間とサーマルヘッド移
動速度の関係を示す線図である。
移動し減速して停止するまでの時間とサーマルヘッド移
動速度の関係を示す線図である。
【図13】サーマルヘッドの移動方向に対しサーマルヘ
ッドがサーマルヘッド基本画素長さ分等間隔で移動して
印字された場合の画像を示す図である。
ッドがサーマルヘッド基本画素長さ分等間隔で移動して
印字された場合の画像を示す図である。
【図14】サーマルヘッドの移動方向に対しサーマルヘ
ッドがサーマルヘッド基本画素長さに対し余分に移動し
て印字された場合の画像を示す図である。
ッドがサーマルヘッド基本画素長さに対し余分に移動し
て印字された場合の画像を示す図である。
【図15】サーマルヘッドの移動方向に対しサーマルヘ
ッドがサーマルヘッド基本画素長さに対し少なく移動し
て印字された場合の画像を示す図である。
ッドがサーマルヘッド基本画素長さに対し少なく移動し
て印字された場合の画像を示す図である。
【図16】印字周期と印字パルスの関係を示す線図であ
る。
る。
【図17】1エンコーダパルス移動量と1印字ドット単
位の移動量を示す図である。
位の移動量を示す図である。
1:包装フィルム(印字媒体) 3:サーマルヘッド 4:リボン 6:リボン搬送ローラ 7:リボン接離ローラ 8:リボン供給コア(リボン供給部) 9:検出器 12:リボン巻取コア(リボン巻取部) 20:サーマルヘッド接離機構 30:制御装置 65:モータ 70:サーマルヘッド往復移動機構
Claims (2)
- 【請求項1】 サーマルヘッドを印字媒体に押しつける
押しつけ位置と印字媒体から離れる退避位置とに移動さ
せるサーマルヘッド接離機構と、印字媒体上をその印字
媒体の搬送方向とそれと反対の方向とにサーマルヘッド
を往復移動させるサーマルヘッド往復移動機構と、前記
サーマルヘッドにより印字媒体に印字する印字長さに応
じて前記サーマルヘッドの前記往復移動方向の往復移動
長さを制御する往復移動長制御手段と、印字媒体の搬送
速度を検出する印字媒体搬送速度検出手段と、前記サー
マルヘッドによりインクリボンが加熱されることにより
印字に使用されるリボンを供給するリボン供給部と、印
字に使用された後のリボンを巻き取るリボン巻取部と、
前記印字媒体搬送速度検出手段が出力する搬送速度に同
期して前記リボンを搬送するリボン搬送制御手段とを具
備したことを特徴とする熱転写印字装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の熱転写印字装置におい
て、前記サーマルヘッド接離機構により前記サーマルヘ
ッドが前記押しつけ位置に移動された状態で該サーマル
ヘッドにより印字媒体にその印字媒体の搬送方向と反対
の方向に所定長さの印字が行なわれた後、前記サーマル
ヘッド往復移動機構を駆動制御して前記サーマルヘッド
を前記押しつけ位置にある状態のまま印字媒体の搬送方
向に戻し、該サーマルヘッドが印字開始位置まで戻った
後又は戻る途中で前記リボン搬送制御手段を駆動制御し
てリボンを印字媒体の搬送と同期して印字に使用された
印字済みリボン終端が前記サーマルヘッドの印字開始位
置に達するか若干過ぎるまで搬送させるようにする制御
手段を設けたことを特徴とする熱転写印字装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15276998A JPH11342643A (ja) | 1998-06-02 | 1998-06-02 | 熱転写印字装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15276998A JPH11342643A (ja) | 1998-06-02 | 1998-06-02 | 熱転写印字装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11342643A true JPH11342643A (ja) | 1999-12-14 |
Family
ID=15547757
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15276998A Pending JPH11342643A (ja) | 1998-06-02 | 1998-06-02 | 熱転写印字装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11342643A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6798435B2 (en) | 2000-07-26 | 2004-09-28 | Tohoku Ricoh Co., Ltd. | Printer |
US8007190B2 (en) * | 2000-09-11 | 2011-08-30 | Zipher Limited | Tape drive and printing apparatus |
JP2011168001A (ja) * | 2010-02-22 | 2011-09-01 | Canon Inc | 印刷装置、制御方法、プログラム及び記録媒体 |
EP2744665B1 (en) | 2011-08-15 | 2018-07-25 | Videojet Technologies Inc. | Thermal transfer printer |
-
1998
- 1998-06-02 JP JP15276998A patent/JPH11342643A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6798435B2 (en) | 2000-07-26 | 2004-09-28 | Tohoku Ricoh Co., Ltd. | Printer |
US8007190B2 (en) * | 2000-09-11 | 2011-08-30 | Zipher Limited | Tape drive and printing apparatus |
JP2011168001A (ja) * | 2010-02-22 | 2011-09-01 | Canon Inc | 印刷装置、制御方法、プログラム及び記録媒体 |
EP2744665B1 (en) | 2011-08-15 | 2018-07-25 | Videojet Technologies Inc. | Thermal transfer printer |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20050530 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070615 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20070918 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20080304 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |