JPH11342504A - 木質製品の製造方法及び製造用型 - Google Patents

木質製品の製造方法及び製造用型

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JPH11342504A
JPH11342504A JP16616398A JP16616398A JPH11342504A JP H11342504 A JPH11342504 A JP H11342504A JP 16616398 A JP16616398 A JP 16616398A JP 16616398 A JP16616398 A JP 16616398A JP H11342504 A JPH11342504 A JP H11342504A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接着剤を実質的に添加しない木材粉、木材小
片等の木質原料から木質製品を製造することができだけ
でなく、その製造を簡易、安価且つ小型の装置により効
率的に行うことができる方法及び製造用型を提供する。 【解決手段】 木質ボードの製造用型1は、開口及び底
の有る容器部2と、容器部2にその開口から嵌挿し得る
押え部3と、容器部2に木質原料Mを充填し押え部3を
容器部2内に押し込んで木質原料Mを圧縮したときに、
押え部3をその押し込み位置にロックするロック機構4
と、容器部2を載置する基板5と、基板5から垂立して
押え部3に延設した延設板6の案内穴7を貫通する案内
柱8,9と、押え部3を支持する支持バネ10とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、木材粉、木材小
片、木材繊維、竹材繊維、枝葉、木材薄板等の木質原料
から、ボード状、柱状、棒状、塊状、三次元形状等の各
種形状をなす木質製品を製造する方法と製造用型に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、木質ボードの製造方法としては、
木材小片、木材繊維、竹材繊維等の木質原料と、接着剤
としての熱硬化性樹脂(フェノール樹脂等)とを混合
し、所定の形状に成形し、これを熱板ホットプレスで加
熱して熱硬化性樹脂を熱硬化させ、木質原料を固着させ
る方法(MDF)が一般的に行なわれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の木質ボードは熱硬化性樹脂を使用するので、樹脂材料
費が必要で、高価となってしまう。また、木質原料と熱
硬化性樹脂とを混合して固着・堅牢化することから、木
材の特質である吸水性が失われるとともに、廃棄すると
きには、再利用ができず、熱硬化性樹脂による有害ガス
等の公害が発生するという問題があった。
【0004】そこで、最近、接着剤としての樹脂等を使
用せずに、木材小片、木材繊維等の木質原料だけを使用
して木質ボードを製造する方法が検討されている。この
新しい木質ボードは、従来のMDFの設備では製造不可
能であり、新しい製造装置が必要となる。この新しい製
造装置としては、高温高圧水蒸気加熱装置と圧縮装置
(プレス機等)とを組合わせたものが検討されている
が、複雑な装置となるため設備費が高くなり、また、大
型の装置となるため設置に困ることになる。また、同時
に製造できる木質ボードの数が限られるので、効率上の
問題がある。
【0005】本発明の目的は、上記問題を解決し、接着
剤を実質的に添加しない木材粉、木材小片、木材繊維、
竹材繊維、枝葉、木材薄板等の木質原料から木質製品を
製造することができ、木材の吸水性を保てる、廃棄時の
再利用が可能になる、接着剤による公害を無くせる等の
効果が得られるだけでなく、その製造を簡易、安価且つ
小型の装置により効率的に行うことができる木質製品の
製造方法及び製造用型を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】(1)まず、本発明に係
る木質製品の製造方法は、製造用型の容器部にその開口
から接着剤を実質的に添加しない木材粉、木材小片、木
材繊維、竹材繊維、枝葉、木材薄板等の木質原料を充填
する木質原料充填工程と、前記製造用型を加熱装置に入
れ、木質原料を80℃以上に加熱することにより軟化さ
せる木質原料軟化工程と、前記製造用型を加熱装置から
出して圧縮装置にセットし、容器部にその開口から嵌挿
した製造用型の押え部を容器部内に押し込んで木質原料
を圧縮するとともに、押え部をその押し込み位置にロッ
ク機構によりロックする木質原料圧縮工程と、前記製造
用型を圧縮装置から外して加熱装置に入れ、圧縮状態の
木質原料を180℃以上に加熱してから、前記製造用型
を加熱装置中で又は加熱装置から出して冷却することに
より木質原料を圧縮状態のままに固定化して木質製品に
する木質原料固定化工程と、前記ロック機構のロックを
解除して容器部から押え部を外すとともに木質製品を脱
型する木質製品脱型工程とを含む。
【0007】ここで、木質原料軟化工程における加熱
は、湿式加熱(積極的に水分を加えて行う加熱をい
う。)が好ましいが、木質原料が水分を含んでいる場合
には乾式加熱(積極的に水分を加えることはしない加熱
をいう。)でもよい。湿式加熱としては、高温高圧水蒸
気加熱や、予め木質原料に水分を含ませてからの高周波
加熱等を例示できる。この加熱温度は、100℃以上が
さらに好ましい。この加熱温度の上限は、特に限定され
ないが、150℃程度までが適当である。なお、軟化は
加熱以外の方法(例えば軟化剤の添加等)でも可能であ
るが、本製造用型を使用する場合には、効率、費用等の
点で加熱が最も適する。
【0008】木質原料固定化工程における加熱について
も、湿式加熱が好ましいが、木質原料が水分を含んでい
る場合には乾式加熱でもよい。湿式加熱の例示は、上記
の通りである。この加熱温度は、湿式加熱の場合は18
0℃以上が好ましいが、乾式加熱の場合は200℃以上
が好ましい。この加熱温度の上限は、特に限定されず、
木質原料を傷めない程度が適当である。
【0009】木質原料軟化工程で使用する加熱装置は、
木質原料固定化工程で使用する加熱装置と共用してもよ
いし別の加熱装置としてもよい。
【0010】木質原料充填工程と木質原料軟化工程との
間に、「前記製造用型を圧縮装置にセットし、木質原料
を予備圧縮する木質原料予備圧縮工程」を含ませること
が好ましい。同工程の主目的は、嵩高な木質原料の高さ
を減少させることにあるので、木質原料を充填時の高さ
に対して1/4〜3/4の高さにまで予備圧縮すること
が好ましい(さらに好ましくは1/3〜2/3)。
【0011】これに対し、木質原料圧縮工程の主目的
は、木質原料の木材粉、木材小片、木材繊維、竹材繊
維、枝葉、木材薄板等をその後の木質原料固定化工程で
固定化できる程度に圧密することにあり、また木質原料
の種類によって充填時の密度が異なるので、適当な圧縮
率を高さの変化で特定するのは困難である。
【0012】さらに、前記予備圧縮後に、容器部の開口
側部分を取り外して予備圧縮した木質原料が入っている
底側部分だけにすることにより容器部の高さを減少させ
れば、その後の木質原料軟化工程、木質原料圧縮工程及
び木質原料固定化工程において、使用する加熱装置や圧
縮装置の高さを低くしたり、同時に処理できる木質原料
の数を増やしたりすることができる。
【0013】また、木質原料軟化工程、木質原料圧縮工
程及び木質原料固定化工程においては、複数の容器部と
複数の押え部とを交互にして複数段に配設し、木質原料
の軟化、圧縮及び固定化の各処理を全段で同時に行うこ
とが、効率、費用等の点で好ましい。
【0014】(2)次に、本発明に係る木質製品の製造
用型は、開口及び底の有る容器部と、前記容器部にその
開口から嵌挿し得る押え部と、前記容器部に木材粉、木
材小片、木材繊維、竹材繊維、枝葉、木材薄板等の木質
原料を充填し、押え部を容器部内に押し込んで木質原料
を圧縮したときに、押え部をその押し込み位置にロック
するロック機構とを備える。
【0015】前記容器部を載置する基板と、前記基板か
ら垂立して押え部に延設した延設板の案内穴を貫通する
ことにより押え部の押し込み時の移動を案内する案内柱
とを備えることが好ましい。この場合、基板と延設板と
の間に、押え部を容器部の上方にフローティング状態で
支持する支持バネを介装するとさらに好ましい。
【0016】ロック機構は、上記各構成に応じて、次の
のように構成することが好ましい。 ロックできる押し込み位置を段階的又は連続的に変
更可能に構成すること。 押え部を押し込むだけで押え部をその押し込み位置
に自動的にロックするように構成すること。同ロック機
構としては、ラチェット機構を例示できる。 押え部を案内柱に対して係止するように構成するこ
と。 案内柱に形成した溝爪と、溝爪に係止し得るように
押え部に設けた止め爪と、止め爪を溝爪側へ付勢する付
勢バネとからなるラチェット機構とすること。なお、ロ
ック機構は、ラチェット機構に限るものではなく、例え
ば、ネジ締付機構や、ピン差込み機構でもよい。
【0017】また、前記容器部を、開口側の枠部と、底
側の有底枠部とに分割構成し、有底枠部に対して枠部を
取り外し可能に取り付けることが好ましい。この場合、
有底枠部と枠部との全高に対して、有底枠部の高さを1
/4〜3/4とすることが好ましい(さらに好ましくは
1/3〜2/3)。
【0018】前記容器部の底の内面上に、中敷部を離脱
可能に設置することが好ましい。この場合、容器部の底
に、中敷部を押して離脱させるための抜き穴を形成する
とさらに好ましい。
【0019】また、同時に処理できる木質原料の数を増
やすために、上記各構成に応じて、次の(a)(b)の
ように構成することが好ましい。
【0020】(a)複数の容器部と複数の押え部とを交
互にして複数段に配設することにより、全段の押え部を
容器部内に同時に押し込めるように構成するとともに、
全段の押え部をその押し込み位置に同時にロックできる
ようにロック機構を構成すること。
【0021】(b)案内柱に複数の押え部の延設板を貫
通させ、各押え部の上に複数の容器部を一つずつ載置
し、もって複数の容器部と複数の押え部とを交互にして
複数段に配設することにより、全段の押え部を容器部内
に同時に押し込めるように構成するとともに、全段の押
え部をその押し込み位置に同時にロックできるようにロ
ック機構を構成すること。
【0022】なお、上記各発明において、木材粉、木材
小片、木材繊維、竹材繊維、枝葉、木材薄板等の木質原
料は、その一単位が製造する木質製品よりも寸法、厚さ
等の小さいものであれば、具体的形状は限定されず、ま
た、新材でも屑材でも廃材(再利用)でもよい。
【0023】木質原料の充填方法は、特に限定されず、
木材粉、木材小片、木材繊維、竹材繊維、枝葉等の一種
又は複数種をランダムに充填したり、あるいは所定の規
則に従って充填したり、木材薄板を積層したり、木材
粉、木材小片、木材繊維、竹材繊維、枝葉等の充填と木
材薄板の積層とを交互に繰り返したりする方法を例示で
きる。
【0024】「接着剤を実質的に添加しない」とは、接
着剤を全く添加しない場合のみならず、木の特質である
吸水性が失われない程度の微量の接着剤を添加した場合
や、廃材となった場合に接着剤による公害が発生しない
程度の微量の接着剤を添加した場合も含む意味である。
【0025】製造する木質製品の形状は、特に限定され
ず、ボード状、柱状、棒状、塊状、三次元形状等を例示
できる。従って、製造用型の容器部及び押え部の形状
は、木質製品の形状に応じて適宜決定できる。例えば、
木質製品が木質ボードの場合、製造用型の容器部をトレ
ー状とし、押え部を蓋状の押え板とする等である。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明を木質ボードの製造
方法及び製造用型に具体化した実施形態例について、図
面を参照して説明する。
【0027】まず、図1〜図4に示す第一実施形態の製
造用型1は、開口及び底の有るトレー状の容器部2と、
容器部2にその開口から嵌挿し得る押え部3と、容器部
2に木材粉、木材小片、木材繊維、竹材繊維、枝葉、木
材薄板等の木質原料を充填し、押え部3を容器部2内に
押し込んで木質原料を圧縮したときに、押え部3をその
押し込み位置にロックするロック機構4とを備えてい
る。さらに、製造用型1は、容器部2(後述する枠部2
1を外した有底枠部22のみ)を載置する基板5と、基
板5から垂立して、押え部3に延設した延設板6の案内
穴7を貫通することにより押え部3の押し込み時の移動
を案内する太細2種類の案内柱8,9とを備えている。
なお、基板5上には容器部2の位置決め手段(図示略)
が設けられている。
【0028】容器部2や押え部3は金属で形成されてい
るが、金属に限定されるものではなく、例えばセラミッ
ク等の耐熱硬質材料でもよい。
【0029】基板5と延設板6との間であって細い案内
柱9の周囲には、押え部3を上へ付勢して容器部2の上
方にフローティング状態で支持する支持バネ10が介装
されている。また、細い案内柱9の上端部にはロックナ
ット11が位置調節可能に螺着され、該ロックナット1
1が延設板6の上面に当接して押え部3の上限位置を規
制している。
【0030】ロック機構4は、太い案内柱8に形成した
テーパー面15付きの溝爪16と、溝爪16に係止し得
るように押え部3の延設板6に回動可能に軸支した一対
の止め爪17と、図3に示すように、一対の止め爪17
を接近させるようにして溝爪16側へ付勢する付勢バネ
18とからなるラチェット機構である。このロック機構
4によれば、図1から図2に示すように、押え部3を押
し込むだけで押え部3をその押し込み位置に自動的にロ
ックできる。図示例では、溝爪16が一段であるが、溝
爪16を複数段に形成することにより、ロックできる押
し込み位置を段階的に変更できるようになる。
【0031】容器部2は、図4に示すように、開口側の
枠部21と、底側の有底枠部22とに分割構成され、枠
部21の周囲に取着された複数個の位置決め部材23が
有底枠部22を抱持することにより、有底枠部22に対
して枠部21が取り外し可能に取り付けられている。
【0032】また、容器部2は、木質原料Mを所望寸法
の木質ボードP(製品)にするために、製品面積と同じ
内法面積を有するとともに、製品厚みに対して約5倍
(2〜10倍が好ましい。)の内法高さを有している。
本例では、製品厚みを2cmとするので、容器部2の内
法高さは10cmである。また、有底枠部22と枠部2
1との全高(前記内法高さより底分だけ大きい)に対し
て、有底枠部22の高さは約1/2とされている。つま
り、有底枠部22と枠部21の高さは略同じである。
【0033】有底枠部22の底の内面上には、板状の中
敷部24が離脱可能に設置されている。また、有底枠部
22の底には、中敷部24を脱型治具(37)により押
して離脱させるための抜き穴25が形成されている。
【0034】次に、図5及び図6に示す第二実施形態の
製造用型1は、次の諸点においてのみ、第一実施例と相
違するものである。 太い案内柱8を長く形成し、この太い案内柱8に複
数の押え部3の延設板6を貫通させたこと。 基板5と最上部の押え部3の延設板6との間に、最
上部の押え部3を上へ付勢して最上部の容器部2の上方
にフローティング状態で支持する長い支持バネ10を介
装したこと。 細い案内柱9及びロックナット11に代え、最上部
から順に、相対的に上側の押え部3の延設板6から下方
へ延びて相対的に下側の押え部3の延設板6を貫通する
支持柱26を設け、該支持柱26とその下端部に螺合し
た支持ナット27とにより、相対的に下側の押え部3を
吊下支持したこと。この吊下支持により、上から二段目
以下の各押え部3を各段の容器部2の上方にフローティ
ング状態で支持するようになっている。 各押え部3の上に複数の容器部2(枠部21を外し
た有底枠部22のみ)を一つずつ載置したこと。これら
〜の構成により複数の容器部2と複数の押え部3と
を交互にして複数段に配設し、もって全段の押え部3を
容器部2内に同時に押し込めるようにしている。 最上部の押え部3を押し下げたときに、順に全ての
押え部3が押し下がり、最上部の延設板6に設けたロッ
ク機構4の止め爪17が、案内柱9の一ヵ所に形成した
溝爪16に係止することで、全段の押え部3をその押し
込み位置に同時にロックできるようにしたこと。
【0035】次に、図7及び図8に示す第三実施形態の
製造用型1は、次の諸点においてのみ、第一実施例と相
違するものである。 前記案内柱8,9に代えて、長く形成した案内柱2
8を基板5に垂立し、この案内柱28に最上部の押え部
3の延設板6を貫通させたこと。 基板5の上に複数の容器部2と複数の押え部3(前
記最上部を除いて延設板6は無い。)とを交互に載置し
て複数段に配設し、全段の押え部3を容器部2内に同時
に押し込めるようにしたこと。 最上部の押え部3を押し下げたときに、全ての押え
部3が押し下がり、所望の押し込み位置に達したとき
に、案内柱28の上端部に螺合したロック機構としての
締付ナット29を最上部の延設板6に締め付けること
で、全段の押え部3をその押し込み位置に同時にロック
できるようしたこと。本例では、ロックできる押し込み
位置を、締付ナット29の調節により連続的に変更でき
る。
【0036】次に、上記製造用型1を使用して行う木質
ボードの製造方法を、図9及び図10並びに前出の図1
〜図8を参照して説明する。図10は製造現場の概略平
面図であり、30は木質原料置場、31は重量計、32
はフリーベアーテーブル、33は圧縮装置である。34
は高温高圧水蒸気加熱装置、34aはその圧力容器、3
4bはそのボイラーである。35は運搬車、36は脱型
作業場、37は脱型治具である。
【0037】(1)木質原料充填工程 図4(b)に示すように、容器部2の有底枠部22に対
して枠部21を取り付けるとともに、有底枠部22の底
の上に中敷部24を設置する。本例では、木質原料Mを
約10cmの高さに充填するので、枠部21の上端まで
容器部2の高さが必要となる。なお、次の予備圧縮が小
さく、この充填高さが5cm程度でよい場合は、充填時
から枠部21を取り付けなくてもよい。図9(a)に示
すように、同容器部2にその開口から接着剤を実質的に
添加しない木材粉、木材小片、木材繊維、竹材繊維、枝
葉、木材薄板等の木質原料Mを約10cmの高さ(本例
では略満杯)に充填する。木質原料Mは木質原料置場3
0に置いてあったもので、重量計31で計量する。
【0038】(2)木質原料予備圧縮工程 図9(b)に示すように、木質原料Mを充填した容器部
2を圧縮装置33にセットし、木質原料を充填時の高さ
に対して約1/2の高さ(約5cm)にまで予備圧縮す
る。この予備圧縮後に、容器部2の枠部21を取り外し
て予備圧縮した木質原料Mが入っている有底枠部22だ
けにすることにより、容器部2の高さを1/2に減少さ
せれば、その後の木質原料軟化工程、木質原料圧縮工程
及び木質原料固定化工程において、使用する高温高圧水
蒸気加熱装置34や圧縮装置33の高さを低くしたり、
同時に処理できる木質原料の数を増やしたりすることが
できる。
【0039】(3)製造用型セット工程 第一実施形態の場合は、図1に示すように、予備圧縮さ
れた木質原料Mが入った容器部2の有底枠部22だけを
基板5の上に横から搬入して載置し、製造用型1をセッ
トする。このとき、ロックナット11の螺合位置を調節
することにより、押え部3の上下位置を、有底枠部22
の横からの搬入(及び後の搬出)に邪魔にならないレベ
ルであって且つ極力低いレベルにセットしておくとよ
い。ロック機構4の止め爪17は、溝爪16から上方へ
外れている。第二又は第三実施形態の場合は、それぞれ
図5又は図7に示すように、前述の通り製造用型1をセ
ットする。図9(c)は、こうしてセットした第二実施
形態の製造用型1を示している。
【0040】(4)木質原料軟化工程 図9(d)に示すように、前記セットした製造用型1
(同図では第二実施形態のものであるが、勿論、第一又
は第三実施形態のものでもよい。)を高温高圧水蒸気加
熱装置34の圧力容器34aに入れ、ボイラー34bか
ら圧力容器34aに圧填した高温高圧水蒸気で、木質原
料Mを100℃以上に加熱することにより軟化させる。
【0041】(5)木質原料圧縮工程 図9(e)に示すように、前記製造用型1を高温高圧水
蒸気加熱装置34から出して圧縮装置33(ここではプ
レス機)にセットし、各容器部2にその開口から嵌挿し
た製造用型1の押え部3を容器部2内に押し込んで木質
原料Mを圧縮するとともに、各押え部3をその押し込み
位置にロック機構4により自動的にロックする。軟化し
た木質原料Mは、常圧下で圧力を加えると、容易に変形
して圧縮成形ができる。本例では、木質原料Mの圧縮後
の厚さを約2cmとする。第一実施形態は図2の状態と
なり、第二実施形態は図6の状態となり、第三実施形態
は図8の状態となる。ロック機構4の動作については前
述の通りである。
【0042】(6)木質原料固定化工程 図9(f)に示すように、前記製造用型1を圧縮装置3
3から外して再び高温高圧水蒸気加熱装置34の圧力容
器34aに入れ、ボイラー34bから圧力容器に圧填し
た高温高圧水蒸気で、圧縮状態にある木質原料Mを18
0℃以上に湿式加熱し、その状態で所定時間(10分以
上が好ましい。)おく。その後、製造用型1を圧力容器
34aから出して冷却すれば(少なくとも120℃以下
に冷却することが好ましい。)、木質原料Mは圧縮状態
のままに固定化して、厚さ2cmの木質ボードPとな
る。なお、この冷却は、圧力容器34aの中で行なって
もよいが、圧力容器34aから出して行なった方が効率
的である。
【0043】(7)木質製品脱型工程 前記製造用型1を脱型作業場36でさらに冷却(作業者
がさわれる程度の温度に冷却)した後で、ロック機構4
のロックを解除して容器部2から押え部3を上昇させて
外し、容器部2を横にスライドさせて取り出し、図9
(g)に示すように、容器部2から木質ボードPを脱型
する。このとき、抜き穴25から棒状の脱型治具37で
中敷部24を突き上げると、簡単に脱型することができ
る。また、中敷部24の上面、押え部3の下面、容器部
2の内側面等にテフロンコーティング等の剥離性のよい
表面処理をしておくと、脱型が一層容易になる。木質ボ
ードPを脱型した後、空になった容器部2は、この製造
方法のスタート点である木質原料充填工程に戻される。
【0044】以上の通り、容器部2と押え部3とロック
機構4とを備えた本実施形態の製造用型1を使用するこ
とにより、木質原料軟化工程と木質原料圧縮工程と木質
原料固定化工程とを分けることができるとともに、それ
らの工程に使用する高温高圧水蒸気加熱装置34と圧縮
装置33とを別々に構成することができるため、両装置
33,34を簡易、安価且つ小型のものとすることがで
きる。また、その高温高圧水蒸気加熱装置34及び圧縮
装置33の運転が短時間で簡単になり、連続化及び自動
化も可能となって、生産性が著しく向上する。
【0045】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ものではなく、例えば以下のように、発明の趣旨から逸
脱しない範囲で適宜変更して具体化することもできる。 (1)位置決め部材23に代えて、枠部21の下端面と
有底枠部22の上端面とに位置決め凹部と位置決め凸部
とを相対的に設け、これら凹・凸部の嵌合により、有底
枠部22に対して枠部21を取り外し可能に取り付ける
こと。 (2)容器部2及び押え部3の一方又は両方に、加熱装
置を直接設けること。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る木質
製品の製造方法及び製造用型によれば、接着剤を実質的
に添加しない木材粉、木材小片、木材繊維、竹材繊維、
枝葉、木材薄板等の木質原料から木質製品を製造するこ
とができ、木材の吸水性を保てる、廃棄時の再利用が可
能になる、接着剤による公害を無くせる等の諸効果が得
られるだけでなく、その製造を簡易、安価且つ小型の装
置により効率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態に係る木質ボードの製造
用型の圧縮前の状態を示す断面図である。
【図2】同製造用型の圧縮後の状態を示す断面図であ
る。
【図3】同製造用型の平面図である。
【図4】同製造用型の容器部を示し、(a)は組立前の
状態を示す分解斜面図、(b)は組立後の状態を示す斜
面図である。
【図5】本発明の第二実施形態に係る木質ボードの製造
用型の圧縮前の状態を示す断面図である。
【図6】同製造用型の圧縮後の状態を示す断面図であ
る。
【図7】本発明の第三実施形態に係る木質ボードの製造
用型の圧縮前の状態を示す断面図である。
【図8】同製造用型の圧縮後の状態を示す断面図であ
る。
【図9】本発明の木質ボードの製造方法における各工程
を示す概略説明図である。
【図10】同製造方法の製造現場の概略平面図である。
【符号の説明】
1 製造用型 2 容器部 3 押え部 4 ロック機構 5 基板 6 延設板 7 案内穴 8 太い案内柱 9 細い案内柱 10 支持バネ 11 ロックナット 15 テーパー面 16 溝爪 17 止め爪 18 付勢バネ 21 枠部 22 有底枠部 23 位置決め部材 24 中敷部 25 抜き穴 26 支持柱 27 支持ナット 28 案内柱 29 締付ナット 33 圧縮装置 34 高温高圧水蒸気加熱装置 34a 圧力容器 34b ボイラー 37 脱型治具 M 木質原料 P 木質ボード

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製造用型の容器部にその開口から接着剤
    を実質的に添加しない木材粉、木材小片、木材繊維、竹
    材繊維、枝葉、木材薄板等の木質原料を充填する木質原
    料充填工程と、 前記製造用型を加熱装置に入れ、木質原料を80℃以上
    に加熱することにより軟化させる木質原料軟化工程と、 前記製造用型を加熱装置から出して圧縮装置にセット
    し、容器部にその開口から嵌挿した製造用型の押え部を
    容器部内に押し込んで木質原料を圧縮するとともに、押
    え部をその押し込み位置にロック機構によりロックする
    木質原料圧縮工程と、 前記製造用型を圧縮装置から外して加熱装置に入れ、圧
    縮状態の木質原料を180℃以上に加熱してから、前記
    製造用型を加熱装置中で又は加熱装置から出して冷却す
    ることにより木質原料を圧縮状態のままに固定化して木
    質製品にする木質原料固定化工程と、 前記ロック機構のロックを解除して容器部から押え部を
    外すとともに木質製品を脱型する木質製品脱型工程とを
    含む木質製品の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記木質原料充填工程と木質原料軟化工
    程との間に、「前記製造用型を圧縮装置にセットし、木
    質原料を予備圧縮する木質原料予備圧縮工程」を含む請
    求項1記載の木質製品の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記予備圧縮後に、容器部の開口側部分
    を取り外して予備圧縮した木質原料が入っている底側部
    分だけにすることにより容器部の高さを減少させる請求
    項2記載の木質製品の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記木質原料軟化工程、木質原料圧縮工
    程及び木質原料固定化工程においては、複数の容器部と
    複数の押え部とを交互にして複数段に配設し、木質原料
    の軟化、圧縮及び固定化の各処理を全段で同時に行う請
    求項1、2又は3記載の木質製品の製造方法。
  5. 【請求項5】 開口及び底の有る容器部と、前記容器部
    にその開口から嵌挿し得る押え部と、前記容器部に木材
    粉、木材小片、木材繊維、竹材繊維、枝葉、木材薄板等
    の木質原料を充填し、押え部を容器部内に押し込んで木
    質原料を圧縮したときに、押え部をその押し込み位置に
    ロックするロック機構とを備えた木質製品の製造用型。
  6. 【請求項6】 前記容器部を載置する基板と、前記基板
    から垂立して押え部に延設した延設板の案内穴を貫通す
    ることにより押え部の押し込み時の移動を案内する案内
    柱とを備えた請求項5記載の木質製品の製造用型。
  7. 【請求項7】 前記基板と延設板との間に、押え部を容
    器部の上方にフローティング状態で支持する支持バネを
    介装した請求項6記載の木質製品の製造用型。
  8. 【請求項8】 前記ロック機構は、ロックできる押し込
    み位置を段階的又は連続的に変更可能に構成した請求項
    5、6又は7記載の木質製品の製造用型。
  9. 【請求項9】 前記ロック機構は、押え部を押し込むだ
    けで押え部をその押し込み位置に自動的にロックするよ
    うに構成した請求項5、6又は7記載の木質ボード製造
    用型。
  10. 【請求項10】 前記ロック機構は、ラチェット機構で
    ある請求項9記載の木質ボード製造用型。
  11. 【請求項11】 前記ロック機構は、押え部を案内柱に
    対して係止するように構成した請求項6又は7記載の木
    質製品の製造用型。
  12. 【請求項12】 前記ロック機構は、案内柱に形成した
    溝爪と、溝爪に係止し得るように押え部に設けた止め爪
    と、止め爪を溝爪側へ付勢する付勢バネとからなるラチ
    ェット機構である請求項11記載の木質製品の製造用
    型。
  13. 【請求項13】 前記容器部を、開口側の枠部と、底側
    の有底枠部とに分割構成し、有底枠部に対して枠部を取
    り外し可能に取り付けた請求項5、6又は7記載の木質
    製品の製造用型。
  14. 【請求項14】 前記有底枠部と枠部との全高に対し
    て、有底枠部の高さを1/4〜3/4とした請求項13
    記載の木質製品の製造用型。
  15. 【請求項15】 前記容器部の底の内面上に、中敷部を
    離脱可能に設置した請求項5、6又は7記載の木質製品
    の製造用型。
  16. 【請求項16】 前記容器部の底に、中敷部を押して離
    脱させるための抜き穴を形成した請求項15記載の木質
    製品の製造用型。
  17. 【請求項17】 複数の容器部と複数の押え部とを交互
    にして複数段に配設することにより、全段の押え部を容
    器部内に同時に押し込めるように構成するとともに、全
    段の押え部をその押し込み位置に同時にロックできるよ
    うにロック機構を構成した請求項5記載の木質ボード製
    造用型。
  18. 【請求項18】 前記案内柱に複数の押え部の延設板を
    貫通させ、各押え部の上に複数の容器部を一つずつ載置
    し、もって複数の容器部と複数の押え部とを交互にして
    複数段に配設することにより、全段の押え部を容器部内
    に同時に押し込めるように構成するとともに、全段の押
    え部をその押し込み位置に同時にロックできるようにロ
    ック機構を構成した請求項6又は7記載の木質ボード製
    造用型。
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