JP2912998B2 - 接着剤を用いない木質ボード及び積層板と、これらの製造方法 - Google Patents

接着剤を用いない木質ボード及び積層板と、これらの製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、接着剤を用いる
事なく形成される木質ボード及び積層板と、これらの製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】木質ボードはチップ等の細分化された木
質原料を構成要素にし、この構成要素を接着剤等の結合
材によって再編成したものである。また、これらは加熱
圧締などを行うので、圧縮された状態で一時的に固定さ
れている。この様な木質ボードには、木材小片からなる
パーティクルボード、木材繊維(ファイバー)からなる
ファイバーボード、ウェファー状木材からなるウェファ
ーボード等がある。また、積層板は、単板を構成要素に
し、この単板に接着剤を塗布したものを積層して加熱圧
縮したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ただ、これらの木質ボ
ードや積層板には比較的多量の接着剤が使用されてお
り、接着剤の量は、完成した木質ボードなどに対する重
量比で、数10%程度の内訳比になっている。例えばフ
ァイバーボードの一種であるMDFでは、接着剤が30
%を越えるなどして相当量になる。特に木質ボードは木
材小片などの構成要素が小さいほど接着面が広くなるた
め、それだけ多くの接着剤を必要としている。しかも接
着剤を多量に用いる事により、吸湿性など木材本来の材
質特性が損なわれてしまう。更には、製造時での接着剤
の塗布、或いは用いる装置に付着した接着剤の除去など
に多くの時間を要し、その他、接着剤の材料負担も伴う
事となる。
【0004】また昨今、木質ボードや積層板に用いる接
着剤の大半は合成樹脂である。その為、使用済みの木質
ボードや積層板を処分する時、焼却しようとすれば、有
害ガスを発生させ、また焼却炉が過熱化により破損する
など、様々な問題がある。また、投棄により処分するに
しても、木材部分は腐って自然界に帰化するが、接着剤
部分は腐らず、よって帰化する事なく残ってしまい、や
はり問題である。
【0005】さらに、木質ボートや積層板は水に弱く、
水を含む事により圧縮された木質原料が元の厚さに回復
するため接着剤を割ってしまい、その為、例えば木材小
片間の接着剤による止めが無くなって、木質ボードの崩
れや積層板の剥がれを起こす基となっている。従ってこ
の様な事がない様に、吸水厚さ膨潤率の低い事が求めら
れ、例えばJIS規格ではファイバーボードの膨潤率上
限を10%に定めている。そして、木材加工品に必要な
寸法安定性を確保しようとしているのである。特に、圧
縮された状態で固定された木質ボートや積層板は、水を
含む事による膨潤の他に、組織が元に戻るためのスプリ
ングバック(回復)と呼ばれる現象が起きて圧縮が解け
てしまい、一層、木質ボードの崩れが起き易くなってし
まう。
【0006】なお一般に、木材加工品を製造する時に
は、天然の樹木を原材料とするのであるが、ただ、樹木
の形状や太さなどが様々であるため、製品の各種規格に
合わせた加工を行う必要上、余剰の端材を多量に排出し
ている。また、加工時の木粉、大鋸屑なども多量に排出
する事となる。さらに、天然の樹木には当初から利用価
値の乏しい枝材などもあり、また樹木とは少し異なる
が、竹などにあっては利用分野が比較的限定されてお
り、これらは、何れにしても自然の恵みを余す事なく利
用している訳ではない。
【0007】以上の問題を鑑み、本発明の目的とすると
ころは、未利用資源或いは木材廃棄物の有効利用を可能
にすると共に、接着剤を用いる事なく形成され、しかも
従来の方法では得られなかった寸法安定性や耐水性を有
する木質ボード及び積層板を提供し、またその為の製造
方法を提供する事にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の課題に対し、まず
木質ボードを得るためには、木質原料(チップ状、繊維
状、又は木紛状等)を型枠に充填した後、軟化処理を
し、これを所定の圧縮率で圧縮し、最後に、高圧水蒸気
Aにより形状の固定化処理を施して、木質ボードを形成
する様にした。
【0009】また積層板を得るためには、複数の単板を
積層した後、前述同様に軟化処理をし、これを所定の圧
縮率で圧縮し、最後に、高圧水蒸気Aにより形状の固定
化処理を施して、積層板を形成する様にした。
【0010】また、軟化、圧縮、固定化の各処理
は、一つの高圧容器の中で連続処理として行う方法があ
る。これによれば、処理の自動化を可能とし、著しい省
力化が可能となる。その際、軟化処理をこの高圧容器内
に充填される高圧水蒸気Bにより成す事ができる。また
軟化〜固定化の各工程は、時系列的な前後関係を有
して連続処理しても良く、或いは、明確な前後関係を持
たせずに各工程を並行して進めても良い。例えば、軟化
処理をしつつ圧縮をしても良く、圧縮をしつつ固定化処
理をしても良い。
【0011】以上の手段を詳説する。まず最初は、木質
原料や単板を蒸沸する事により、木材構成成分中のリグ
ニンやヘミセルロースを軟化させ、流動性を持たせるの
である。さらにこの状態の木質原料や単板を所定の圧縮
率で圧縮すると、軟化された各構成要素の表面同士に物
理的な係合を細かく生じさせ、この係合により接着させ
る事ができるのである。同時に、流動性を得た樹液やリ
グニン、ヘミセルロースの一部が圧縮により搾出される
が、これらが粘性を持つと共に高圧水蒸気の作用で縮合
反応を起こす事により、構成要素同士を接着させている
のである。つまり、この様な物理的接着と、リグニンな
ど木材成分による化学的な接着とが複合する事により、
接着剤を用いなくても強力に自己接着が成されるのであ
る。そして更に、高圧水蒸気下で圧縮状態を所定時間維
持する事により、圧縮された形状の固定化処理を施すの
である。
【0012】つまり、回復の主要な原因となっているセ
ルロースミクロフィブリルの非晶領域を、高圧水蒸気に
よって変形された状態で安定的な結晶へ変換する事によ
って形状の安定化が得られ、よってスプリングバックは
起きないのである。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明において、木質ボードに用
いる木質原料は広範な材料であってよい。例えば大鋸屑
などの木粉、木材加工時に排出される各種端材による木
材小片、樹木を伐採した時に出る不要な枝材、間伐材、
樹皮、爆砕などにより得た木材繊維、竹材繊維等があ
る。
【0014】また本発明の積層板に用いる単板には、厚
さが0.2〜3.0mm程度でのものでよく、例えば従
来の合板に用いられていた単板を用いればよい。
【0015】軟化処理には、熱水、温水などに浸ける方
法、水蒸気下に置く方法、マイクロ波や高周波の照射に
より加熱する方法、アンモニアなどの薬品処理による方
法などがある。
【0016】特に、木粉などの構成要素を、高圧容器内
に入れて軟化する場合は70〜150℃程度の高圧水蒸
気Bの下に5〜20分程度さらしておくのが好適であ
る。またその他、木質原料の特性に合わせ、高圧水蒸気
の温度とこれにさらしておく時間を上記以外に調整して
もよい。なお、単板の場合、積層したものを軟化処理し
ても、また軟化処理したものを積載しても、何れであっ
てもよい。
【0017】圧縮をする場合、木質原料であれば、粉
状、小片状、ファイバー状などであるため型容器などに
入れてボード状に形を整えれば良く、これをプレス機で
プレスして圧縮する事となる。この際、5〜20kg/
cm2程度の圧力が目安であり、圧縮率は、木粉など木
質原料の比重が、圧縮前の1.5〜3倍になる程度であ
るのが適している。
【0018】固定化処理は、前記の様にして圧縮された
半完成状態の木質ボードや積層板を、圧縮されたままの
状態で150〜200℃の高圧水蒸気Aの下に5〜30
分程度おく事により処理ができる。
【0019】なお、先に述べた様に、軟化〜固定化
の各処理を一つの高圧容器の中で連続処理として行う事
もできるが、ただこれに限らず、異なる装置を用いて別
個独立の処理として行ってもよい。例えば、温水に浸け
て軟化させ、軟化したものを温水から取り出して圧縮機
で圧縮したのち圧縮状態で回復しない様にロックする
か、乾燥させ(これをドライセットという)、その後、
高圧容器に入れて機械的拘束を維持しながら高圧水蒸気
にさらす様にしてもよい。また、軟化を高圧水蒸気Bで
行うなら、一つの高圧容器の中で連続処理として行う事
ができるが、この高圧水蒸気Bに必要な温度は、一般に
高圧水蒸気Aより低い温度で良い。ただ、それを上回っ
た高い温度でも軟化処理は可能であり、その為、高圧水
蒸気Bを最初から高圧水蒸気Aでまかなう様にしても良
い。
【0020】
【実施例】木質ボードの木質原料に木粉を選択した場合
の製造方法と製造された木質ボードを説明する。まず図
1に示す様な型容器3を、図示しない移動台の上に組み
立てておくのである。組み立てるときには、まず移動台
の上にステンレス製などによる台座板2を載せ、さらに
その上にステンレス製又はアルミ製による上下に開口し
た四角筒状の枠材1を載せるのである。そして、この枠
材1の中に、スギやヒノキ等の木粉を枠材深さの8〜9
割程度入れ、これにステンレス板の上蓋4を落し蓋とし
て載せておくのである。
【0021】次に、この型容器3を図2に示す様な高圧
容器5に入れるのである。この高圧容器5は、大型の円
筒を横置きした形状に形成され、また高圧容器5の上部
には、下向きにプレスする多数のプレス機6が、高圧容
器5の長さ方向の一列に配置されている。そして高圧容
器5の蓋部7を開けて、木粉を入れておいた先の型容器
3を、移動台ごと移動させて入れ、最終的にはプレス機
6の下方に位置する様にして高圧容器5に収納させるの
である。そして高圧容器5の蓋部7を密閉し、水蒸気管
9から高圧水蒸気を供給して高圧容器5内を120℃の
高圧水蒸気Bで充填して、この状態を20分間維持する
のである。この様にすれば、枠材1と上蓋4との隙間な
どから、型容器3の中に高圧水蒸気Bが浸入し、木粉が
高温の高圧水蒸気Bを吸収して、軟化させる事ができる
のである。
【0022】その後、木粉が軟化したら、プレス機6に
より約5kg/cm2程度の圧力で上蓋4をプレスし
て、木粉を圧縮するのである。その際、圧縮しきったと
ころで、木粉の厚みは圧縮前の1/7〜1/10程度に
なる様にする。次に、圧縮したままの状態で高圧容器5
内に約180℃の高圧水蒸気Aを充填し、そのままの状
態で10分程度維持する。この様に維持する事により、
高圧水蒸気Aが圧縮された半完成の木質ボードXの内部
に浸透して、固定化処理が施されるからである。こうし
て10分程度経過したら、その後は自然冷却をさせ、冷
却しきったところで、最後に、型容器3から脱型させれ
ば請求項2、3に係る製造方法による請求項1の木質ボ
ードは完成する。
【0023】なお、上記一連の処理により最終製品とし
ての木質ボードを直接製造してもよいが、上記の方法に
より厚めの木質ブロックを形成しておき、これから所望
の板厚を切りだして、最終製品の木質ボードとしてもよ
い。さらに、成形型に入れて圧縮する事により、立体成
型品を容易に得る事ができる。例えば、表面が凹凸加工
されたコンクリートパネルの代替品として利用する事が
できる。また、リリーフなどの装飾品を型成形により容
易に得る事ができる。さらに、木質ボードとは異なる
が、お椀やサラダボールなどの容器類に成形する事もで
きる。
【0024】なお、この様にして得られた木質ボードか
らサンプルの木片を切り出し、水中に24時間放置して
吸水厚さ膨潤率(下記計算式)を測定したところ、6.
23%の高性能が得られた。 膨潤率=(Ta−Tb)/Tbb;吸水前のサ
ンプル厚さ Ta;吸水後のサンプル厚さ
【0025】以上は木質ボードとその製造についてであ
るが、積層板とその製造についても以上の手順と殆ど同
じである。ただ型容器に入れる必要はなく、図示しない
が、代わりにステンレスの台座板上に単板を積層し、そ
の上にステンレス製の上板を載せておくのである。この
様に、台座板と上板とで上下から挟まれた単板の積層体
を高圧容器に入れ、木質ボード同様の方法で軟化させ
る。そして、上部のプレス機により、積層された単板を
プレスして圧縮するのである。その後、前記木質ボード
と同様の固定化処理行えば、請求項5、6に係る製造方
法による請求項4の木質ボードは完成する。
【0026】
【発明の効果】以上、請求項1に記載された木質ボード
によれば、従来の木質ボードに用いられていた木材小
片、木材繊維、竹材繊維は勿論の事、その他に木工加工
時に排出される木粉、端材、樹木の伐採時に排出される
枝材、樹皮、間伐など幅広く材料を選択する事ができ
る。
【0027】また、請求項1に記載された木質ボート、
及び請求項4に記載された積層板は、接着剤を用いない
ので、吸湿性など木材本来の材質特性が保たれ、木材の
良さを享受する事ができる。
【0028】さらに、一時的ではなく恒久的な固定化が
成されるため木質ボード及び積層板の何れも圧縮が回復
せず、その為、吸水厚さ膨潤率に低い値が得られ、また
堅牢で寸法安定性に優れる。
【0029】しかも、これらの木質ボード及び積層板は
接着剤を用いないので、廃材となった木質ボードや積層
板を破砕解体した場合、得られた破砕物は合成樹脂など
を一切含まない完全な木質材料であり、よってこの破砕
物を新たな木質ボードの木質原料として再利用する事が
可能である。
【0030】また、再利用する事なく廃棄する場合に
は、廃棄処分が容易であり、例えば焼却処分をするので
あれば接着剤を含まないので有害ガスを出す事もなく、
また過熱により焼却炉を傷める事もない。また、埋設な
どの投棄をするのであれば、天然の木質材料のみから成
るため腐敗などによる自然界への帰化が容易であり、何
れにしても、環境汚染を伴わない廃棄が可能である。
【0031】また、請求項2、3、5、6に記載の製造
方法によれば、接着工程を省略する事ができるので塗布
作業や接着剤の材料負担が不要となり、また更に装置に
付着した接着剤の除去などの後処理も不要となり、結
果、製造工程が簡単になる。特に、請求項2に記載の製
造方法によれば、従来、利用価値の乏しかった木粉、端
材、枝材なども木質原料とする事ができ、よって資源の
有効利用を図る事ができる。また、請求項3、5に記載
の製造方法によれば、連続化処理が可能なため大幅な省
力化が可能であり、短時間での製造が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この図は、実施例で用いた木質ボードの型容器
の斜視図である。
【図2】この図は、高圧容器の中に型容器を収納し、プ
レス機で上蓋をプレスして木粉を圧縮し、半完成の木質
ボードが得られた様子の説明図である。
【符号の説明】
1 枠材 2 台座板 3 型容器 4 上蓋 5 高圧容器 6 プレス機 9 水蒸気管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−124839(JP,A) 特開 平6−155417(JP,A) 特開 平6−254816(JP,A) 特開 平5−50409(JP,A) 特開 平7−256611(JP,A) 特公 昭50−9828(JP,B2) 特公 昭57−41321(JP,B2) 特公 昭55−12147(JP,B2) 特公 平7−2326(JP,B2) 特公 昭38−6634(JP,B1) 特公 昭38−26773(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B27D 1/04 B27K 5/00 B27M 3/00 B27N 3/00 - 3/04

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木粉、木材小片、枝材、木材繊維等の木
    質原料に軟化処理を施し、その後、前記木質原料を所定
    の圧縮率で圧縮すると共に高圧水蒸気による固定化処理
    を施したことを特徴とする木質ボード。
  2. 【請求項2】 木粉、木材小片、枝材、木材繊維等の木
    質原料を軟化処理する工程と、 軟化処理された前記木質原料を所定の圧縮率で圧縮する
    工程と、 圧縮された前記木質原料に高圧水蒸気Aによる固定化処
    理を施す工程と、を含むことを特徴とする木質ボードの
    製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載された木質ボードの製造
    方法において、3つの工程が一つの高圧容器内で連続的
    に処理され、その際、軟化処理が、この高圧容器内に充
    填される高圧水蒸気Bにより成されることを特徴とする
    木質ボードの製造方法。
  4. 【請求項4】 積層された単板に軟化処理を施し、この
    単板を所定の圧縮率で圧縮すると共に高圧水蒸気による
    固定化処理を施したことを特徴とする積層板。
  5. 【請求項5】 積層された単板を軟化処理する工程と、 軟化処理された前記単板を所定の圧縮率で圧縮する工程
    と、 圧縮された前記単板を高圧水蒸気Aによる固定化処理を
    施す工程と、を含むことを特徴とする積層板の製造方
    法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載された積層板の製造方法
    において、3つの工程が一つの高圧容器内で連続的に処
    理され、その際、軟化処理が、この高圧容器内に充填さ
    れる高圧水蒸気Bにより成されることを特徴とする積層
    板の製造方法。
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