JPH1134181A - 帯状部材の供給方法及び供給装置 - Google Patents

帯状部材の供給方法及び供給装置

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JPH1134181A
JPH1134181A JP9195987A JP19598797A JPH1134181A JP H1134181 A JPH1134181 A JP H1134181A JP 9195987 A JP9195987 A JP 9195987A JP 19598797 A JP19598797 A JP 19598797A JP H1134181 A JPH1134181 A JP H1134181A
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JP
Japan
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shaped member
belt
cutting
unwinding
forming drum
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JP9195987A
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Kazuo Sato
和男 佐藤
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Ohtsu Tire and Rubber Co Ltd
Original Assignee
Ohtsu Tire and Rubber Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D30/00Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
    • B29D30/06Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
    • B29D30/38Textile inserts, e.g. cord or canvas layers, for tyres; Treatment of inserts prior to building the tyre
    • B29D30/46Cutting textile inserts to required shape
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D30/00Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
    • B29D30/06Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
    • B29D30/38Textile inserts, e.g. cord or canvas layers, for tyres; Treatment of inserts prior to building the tyre
    • B29D30/42Endless textile bands without bead-rings

Abstract

(57)【要約】 【課題】 タイヤ製造工程中の第一段階成形工程におい
て、例えばインナライナWを成形ドラム7へ巻回状に貼
り付ける工程では、製造しようとするタイヤサイズに応
じて幅寸法の異なる多種のインナライナWを準備してお
く必要があった。そのため、ストック量が多くなり、管
理や交換手数等も面倒になっていた。 【解決手段】 材料Vを、そのロール体Rから巻出装置
17により巻き出しつつ、切出し装置18により、イン
ナライナWの幅として必要とされる長さ分を切り出す。
この切り出した材料Vを、縦横組替装置19によって平
面直交方向へ搬送しながら連結させる。これにより所定
幅のインナライナWを形成させたうえで、送出装置20
を介して成形ドラム7へ貼り付ける。従って、製造しよ
うとするタイヤサイズが種々に変更されるとしても、準
備するロール体Rは一種類でよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する利用分野】本発明は、タイヤの製造工程
等において実施可能な帯状部材の供給方法及び供給装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】タイヤの製造工程では、例えば特開昭5
8−78740号公報等に記載されているように、複数
の成形ステーション間を移動可能で且つ回転可能に設け
られた成形ドラムに、各成形ステーションでインナライ
ナ、プロファイルストリップ、チェファ、プライ等のタ
イヤ構成部材を巻回状に次々に貼り付けて、筒形状をし
た生タイヤの原形を組み立てる工程(いわゆる第一段階
成形工程)が含まれている。
【0003】上記タイヤ構成部材は、未加硫のゴムによ
って帯状乃至細帯状に形成されたもので、それぞれ、は
じめはタイヤ幅に相当する幅をもつ帯状部材がロール状
態で準備されており、成形ドラムへの供給に合わせて必
要長さ(成形ドラムの周長に対応する長さ)だけ巻き出
すようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】製造するタイヤのサイ
ズが異なる場合、成形ドラムの仕様(直径や軸方向長
さ)を変更する必要があることは言うまでもないが、上
記した各々のタイヤ構成部材についても幅寸法が異なる
ものへ交換する必要が生じる。従って、各タイヤ構成部
材のロールとして、個々に、幅寸法が異なる多種のもの
を準備しておく必要があった。そのため、全体としての
ストック量が極めて多くなり、管理が面倒で複雑なもの
になる欠点があった。
【0005】勿論、製造しようとするタイヤのサイズを
異ならせるたびに、各タイヤ構成部材のロールを適切に
交換する必要があり、この作業自体、面倒であり、結果
としてタイヤの製造効率を高めようとする場合に大きな
ネックとなっている。一方、上記のように各タイヤ構成
部材ごとに幅寸法の異なる多種のロールが存在すると、
そのそれぞれのタイヤ構成部材につき、別々に使用残り
が発生することになる。これら使用残りは殆どの場合、
スクラップとされる。すなわち、材料として無駄が発生
していることになり、製造コストの低廉化にとって障害
になっていた。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であって、例えば上記したようなタイヤ製造工程で用い
られるタイヤ構成部材(以下、このようなものをタイヤ
構成部材以外のものをも含めて「帯状部材」と言う)に
つき、幅寸法が異なるものを供給する場合でも、その都
度、帯状部材のロールを交換するといった面倒な対応措
置を採らなくてよいものとして、帯状部材に関するスト
ック面、交換作業面、材料使用の効率面等において、従
来の欠点を全て解消・除去できるようにした帯状部材の
供給方法及び供給装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明に係る帯状部材の供給方法では、ロール状態から巻き
出した材料を所定間隔で次々に切断し、切断後の材料を
それ自体の向きは変えないまま上記巻き出し方向と直交
する側方へ順次横送りすると共に、この横送り方向に沿
って材料相互を連結して上記の切断間隔を幅寸法とする
帯状部材に形成させたうえで、この帯状部材を供給先へ
供給するようにしている。
【0008】すなわち、はじめにロール状態とされてい
る材料から、その都度、必要な幅寸法を有した帯状部材
を形成させていることになる。従って、帯状部材の供給
先を筒形立体品の組み立てに用いられる成形ドラムとす
るときに、ロール状態で準備する材料は一定幅に統一し
ておきながら、この材料の切断間隔を必要に応じて変更
させるだけで、成形ドラムで組み立てる筒形立体品の軸
方向寸法の変更に対応できるものである。
【0009】このように、はじめに準備する材料は一種
類でよいことになり、帯状部材としての幅寸法を異なら
せる必要がある場合でも、材料の交換は不要である。一
方、本発明に係る帯状部材の供給装置では、ロール状態
とされた材料を巻き出し可能に保持する巻出装置と、こ
の巻出装置によって巻き出される材料を所定間隔で切断
する切出し装置と、この切出し装置で切断された材料を
それ自体の向きは変えないまま上記巻き出し方向と直交
する側方へ順次横送りしつつこの横送り方向に沿って材
料相互を連結して上記の切断間隔を幅寸法とする帯状部
材に形成させる縦横組替装置と、この縦横組替装置によ
って形成された帯状部材を、例えば筒形立体品へ組み立
てる成形ドラムへ巻回可能な状態で供給する送出装置と
を有している。
【0010】この構成は、本発明に係る供給方法の実施
のうえで必要とされるものであるが、巻出装置、切出し
装置、送出装置等は、従来における帯状部材の供給装置
で用いられたものをそのまま用いることも可能であり、
結果、これらに対して所定動作を行う縦横組替装置を新
規に組み合わせるという簡潔構成により、その実施を可
能にできるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図2は、タイヤ製造工程中に含ま
れる第一段階成形工程を示した平面図である。この第一
段階成形工程は、帯状乃至細帯状をしたタイヤ構成部材
(以下、いずれも「帯状部材W」と言う)を各別に供給
する複数の成形ステーション1〜5を有していると共
に、回転可能な成形ドラム7を有した移送機台8が、こ
れら各成形ステーション1〜5に対して順次横付け停止
しつつ、巡回状に移動可能になっている。
【0012】この第一段階成形工程での組立手順を示し
た図3(a)乃至(e)から明らかなように、成形ステ
ーション1及び2で供給する帯状部材W(W1 ,W2
は1番、2番のインナライナであり、成形ステーション
3で供給する帯状部材W(W 3 )はプロファイルストリ
ップであり、成形ステーション4で供給する帯状部材W
(W4 )はチェファであり、成形ステーション5で供給
する帯状部材W(W5)はプライである。
【0013】従って、移送機台8が最終の成形ステーシ
ョン5へ達した時点で、成形ドラム7まわりには生タイ
ヤの原形となる筒形立体品Pが組み立てられていること
になる。なお、この後、移送機台8は、成形ドラム7を
第二段階成形工程10への受渡しステーション(図示
略)へと移送し、図8に示すように移載リング装置11
等を介してこの第二段階成形工程10の成形ドラム12
へと上記筒形立体品Pを移載したうえで、最初の成形ス
テーション1へ向け、往路の側方又は下方を介して回帰
復動するようになっている。
【0014】このような第一段階成形工程に対し、本発
明に係る供給装置15は、ある程度の幅寸法で且つ厚さ
が均一である帯状部材Wを扱う成形ステーション1,
2,5において適用されている。図1は、成形ステーシ
ョン1として適用された供給装置15を概略的に示した
斜視図である。この供給装置15は、巻出装置17と切
出し装置18と縦横組替装置19と送出装置20とを有
したもので、帯状部材Wは、成形ドラム7への供給に際
してこれと並行しながら、その都度、材料Vから形成さ
せるようになっている。
【0015】なお、この材料Vは、帯状部材Wとして必
要とされる厚さと同一の厚さ寸法を有して形成されたも
のであるが、幅については、帯状部材Wのものとは無関
係に形成されている。巻出装置17は、材料Vのロール
体Rを、その軸心が成形ドラム7の軸心と直交するよう
に保持した状態で、このロール体Rから必要に応じて材
料Vを必要量だけ巻き出し可能になったものである。
【0016】材料Vの巻き出しは、ロール体Rを直接的
に回転駆動させたり、ロール体Rを回転自在にして材料
Vを引っ張り出したり、或いはこれらを同時に行ったり
することで行われる。この巻出装置17の巻出側には、
ダンサーローラ機構等を備えた一次側張力調整装置23
を設けて、巻き出される材料Vの張力を一定に保持させ
るのが好適であり、場合によってはこの一次側張力調整
装置23によって巻出時期の自動検出をも行わせればよ
い。
【0017】切出し装置18は、巻出装置17によって
巻き出された材料Vを所定間隔おきに、次々に切断可能
になったものである。このときの切断方向は、材料Vの
幅方向に沿った方向であることは言うまでもないが、切
断部分はその後に形成される帯状部材Wとして、その長
手方向の側縁部を形成することになるので、巻出装置1
7による巻出方向に対して正確に直交させておくのが、
好適となる。そのため、この切出し装置18の作動時に
は、巻出装置17において材料Vの巻き出しを停止させ
るのがよい。
【0018】具体的な構造としては、例えば図4に示す
ようにカッタ24を、その待機位置に設けたヒータ25
等で加熱させておき、流体圧シリンダや巻き掛け伝動手
段等の直線移動装置26によって材料Vの幅方向一端側
から他端側へ(又は中央から両側へ)移動させるように
したものを用いることができる。そして、直線移動装置
26は、材料Vの先端が所定位置に設けられたセンサ2
7によって検出されたときに、カッタ24を移動させる
ようになっている。従って、このセンサ27の位置付け
を変更することにより、材料Vの切断間隔を任意に変更
することができる。
【0019】縦横組替装置19は、切出し装置18によ
って切断された材料Vをそれ自体の向きは変えないま
ま、上記した巻き出し方向とは直交する側方へ向けて、
順次横送りしつつ、この横送り方向に沿って材料V相互
を連結するものである。すなわち、この縦横組替装置1
9を経ることにより、上記材料Vは、切出し装置18に
よる切断間隔を幅寸法とした帯状部材Wへと仕立て直さ
れることになる。
【0020】この縦横組替装置19では、切出し装置1
8による切断前と切断後とにおける材料V間の切り離し
を容易にするために、切出し装置18の下流側を独立し
た中間コンベヤ30とし、この中間コンベヤ30の搬出
端側に搬送方向を直交させた横送りコンベヤ31を設
け、これら両コンベヤ30,31の接続部上部間に移載
装置32を設けたものとしてある。
【0021】この移載装置32は、各コンベヤ30,3
1の搬送面とそれらの上方との間を昇降可能な昇降台3
4を有しており、適宜吸着手段により、この昇降台34
における下面の略全面で材料Vの吸着・離反が可能にな
っている。そして、この移載装置32は、中間コンベヤ
30の搬出端上方で昇降台34を上昇させて待機してお
り、中間コンベヤ30による単独動作によってその搬出
端へ切断後の材料Vが搬入されたときは、これをセンサ
(図示略)等によって検出して、昇降台34の下降、吸
着手段の吸着開始、昇降台34の上昇、横送りコンベヤ
31上への移動、横送りコンベヤ31上での昇降台34
の下降、吸着手段の吸着停止、昇降台34の上昇、中間
コンベヤ30上への復動という1サイクル動作を行う。
【0022】横送りコンベヤ31は、移載装置32によ
って材料Vが移載されたときに、この材料Vの幅寸法
(ロール体Rの軸方向寸法)を1単位としてピッチ送り
をするようになっている。なお、切出し装置18におい
て最初に切断された材料Vが横送りコンベヤ31へ移載
されたとき、この横送りコンベヤ31は、上記1単位分
に少し満たないズラシ搬送を行うように設定されてい
る。従って、その後の材料Vが横送りコンベヤ31へ移
載されると、この移載された材料Vと、前回移載後に横
送りコンベヤ31上を1ピッチ送りされた一つ前の材料
Vとには、上記ズラシ搬送に伴う寸法差のオーバーラッ
プが生じるようになる。
【0023】従って、移載装置32の昇降台34が横送
りコンベヤ31上へ材料Vを移載する過程で、昇降台3
4を下降させたとき、この移載された材料Vと一つ前の
材料Vとがオーバーラップ分で圧着されることになる。
上記のオーバーラップ現象は、その後、横送りコンベヤ
31へ材料Vが移載されるたびに、常に繰り返されるの
で、横送りコンベヤ31上では、その横送り方向(即
ち、巻出装置17による材料Vの巻き出し方向とは直交
する方向)に沿って材料V相互が連結され、帯状部材W
とされるわけである。
【0024】なお、このオーバーラップさせる寸法は、
極端に短すぎず且つ長すぎない範囲であれば特に限定さ
れるものではなく、各回ごとの精度としても1〜2mm
程度のバラツキは許容される。図1に示すようにこの横
送りコンベヤ31の下流部にも、ダンサーローラ機構等
を備えた二次側張力調整装置35を設けて、帯状部材W
の張力を一定に保持させるのが好適である。
【0025】送出装置20は、縦横組替装置19によっ
て形成された帯状部材Wを成形ドラム7に対して供給す
るためのものである。この送出装置20の一例を図5及
び図6に示す。図例の送出装置20は、成形ドラム7に
対して近接・離反方向に水平移動可能になった送出コン
ベヤ38と、この送出コンベヤ38における搬出端の下
部で成形ドラム7へ向けて揺動可能に設けられた押圧ロ
ーラ39と、同じく送出コンベヤ38の搬出端で、その
搬送面から押圧ローラ39へ至る帯状部材W用の掛け渡
し空間に対して出入動可能に設けられた切断装置40と
を有している。
【0026】切断装置40は、カッタ41をヒータ42
等で加熱しつつ、流体圧シリンダや巻き掛け伝動手段等
の直線移動装置43によって帯状部材Wの幅方向一端側
から他端側へ(又は中央から両側へ)移動させるように
したものを用いてある。従って、送出コンベヤ38が成
形ドラム7へ近接し、押圧ローラ39が成形ドラム7か
ら離反し、また切断装置40が掛け渡し空間から退出し
た状態にあるとき(図5の状態)、帯状部材Wが送出コ
ンベヤ38上を送り出され、且つ成形ドラム7が同調回
転することで、この成形ドラム7まわりに帯状部材Wが
巻回状に貼り付けられてゆく。
【0027】またこのとき、適当な時期に押圧ローラ3
9が成形ドラム7へ向けて揺動して、帯状部材Wの貼り
付けを援助する。この押圧ローラ39による帯状部材W
の押圧は、材料V相互の連結部(圧着部分)の連結強度
を高め、また空気抜きをする等の点で、一層有益なもの
となる。そして、成形ドラム7が略一回転となる所定回
転角度で停止すると、送出コンベヤ38も停止し、且つ
成形ドラム7から離反して、そのうえで切断装置40が
上記掛け渡し空間へカッタ41を進入させ、切断動作す
る。従って、帯状部材Wにおいて成形ドラム7へ貼り付
けられた側の後端部は押圧ローラ39に引っ掛かった状
態で垂れ下がる。
【0028】そこで、この状態のまま成形ドラム7が再
び所定角度の回転を行い、押圧ローラ39に引っ掛かっ
た帯状部材Wの後端部を成形ドラム7(帯状部材Wの巻
回始端)へと貼り付けて、これをエンドレス状にする。
その後、送出コンベヤ38、押圧ローラ39、切断装置
40が元の待機状態へ戻って、送出装置20の1サイク
ル動作が完了し、これと同時に供給装置15としての1
サイクル動作も完了する。
【0029】上記のような供給装置15(図1参照)の
説明から明らかなように、本発明に係る帯状部材Wの供
給方法では、はじめにロール状態とされている材料Vか
ら、巻出装置17、切出し装置18、縦横組替装置1
9、送出装置20の各動作により、その都度、必要な幅
寸法を有した帯状部材Wを形成させていることになる。
従って、製造しようとするタイヤサイズが種々に変更さ
れるとしても、準備するロール体Rとしては、材料Vの
幅寸法を一定幅に統一しておけばよい。即ち、一種類の
材料V(ロール体R)だけでよい。
【0030】成形ステーション2については、帯状部材
Wが上記と同じインナライナであるため、供給装置15
の構成及び作用効果も上記実施形態と略同一になってい
る。図7は、成形ステーション5として適用された供給
装置15を示している。この供給装置15も、基本的に
は上記実施形態(図4参照)と略同じものであるが、切
出し装置18や縦横組替装置19の細部構造において若
干の相違点がある。
【0031】例えば、切出し装置18及び縦横組替装置
19では、巻出装置17から材料Vを巻き出すのに用い
られるコンベヤ45をそのまま搬送手段として利用して
おり(即ち、中間コンベヤ30と個別に対応するものが
ない)、このため切出し装置18のカッタ24は下向き
に設けられ、且つ切断部位側近を暫時的に不動保持させ
るためのクランプ装置46が付設された構造となってい
る。
【0032】また、この成形ステーション5で扱われる
材料Vを幅広のものとしてある関係上、縦横組替装置1
9の移載装置32では、材料Vの先端部のみを吸着する
吸着手段47を昇降台34に設けている。従って、この
移載装置32によって移送される材料Vは、吸着手段4
7に吸着されない方の端部が引きずられるようなかたち
になる。
【0033】更に、上記のような移載手段32では、横
送りコンベヤ31上で材料V相互をオーバーラップさせ
ても、このオーバーラップ部位を連結(圧着)のために
昇降台34(吸着手段47)で押圧することはできない
ため、図2に示すように横送りコンベヤ31の搬送方向
中途部に、切断後の材料V相互を連結するための端部圧
着装置50を別個独立して設けている。
【0034】その他の構成や作用効果は、成形ステーシ
ョン1,2に適用された供給装置15と略同様である。
なお、成形ドラム7は、図9に示すように中心部にリン
ク接合骨部52を有して、これが押引手段や送りねじ手
段等の軸移動手段53によって径方向へ拡縮される構造
になっており、製造しようとするタイヤサイズが変更さ
れる場合も、成形ドラム7としての交換は不要になって
いる。
【0035】この成形ドラム7の外周面には、帯状部材
Wの貼り付けを確実にするために、軟質性のゴムや樹脂
等より成る粘着性部材55を設けたり、或いはバキュー
ム構造を設けたりすると好適である。ところで、本発明
は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、
縦横組替装置19において材料V相互を連結(圧着)さ
せる構造として、図示は省略するが、横送りコンベヤ3
1における下流側の上部に、材料Vの1枚の肉厚分程度
の隙間をあけて圧着用のプレスローラを架設しておき、
その下へ材料Vを通過させるようにしたり、或いは圧着
用のプレスローラを材料Vの該当部位へ押し付けつつ、
帯状部材Wとしての幅方向へ平行移動させたりすること
も可能である。
【0036】本発明に係る帯状部材の供給方法及び供給
装置は、タイヤの製造工程で実施されることが限定され
るものではない。従って、材料V相互の連結も、互いの
圧着によるものとする他、接着等にすることが可能であ
る。
【0037】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る帯状部材の供給方法では、はじめにロール状態と
されている材料を所定間隔で切断しつつ、これを直交方
向に連結することで、その都度、必要な幅寸法を有した
帯状部材に形成させているものである。従って、帯状部
材の供給先を筒形立体品の組み立てに用いられる成形ド
ラムとするときに、ロール状態で準備する材料は一定幅
に統一しておきながら、この材料の切断間隔を必要に応
じて変更させることで、成形ドラムで組み立てる筒形立
体品の軸方向寸法の変更に対応させることができるもの
である。
【0038】従って、幅寸法が異なる帯状部材を供給す
る必要のある場合でも、準備する材料は一種類だけでよ
く、その対応が極めて簡単に行え、帯状部材に関しての
ストック面、交換作業面、材料使用の効率面等におい
て、従来の欠点を全て解消・除去できる。一方、本発明
に係る帯状部材の供給装置では、巻出装置、切出し装
置、送出装置等、従来における帯状部材の供給装置でも
用いられるものに、所定動作を行う縦横組替装置を新規
に組み合わせるという簡潔構成により、その実施を可能
にできるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る帯状部材の供給装置を概略的に示
す斜視図である。
【図2】タイヤ製造工程の第一段階成形工程における一
部へ本発明の供給装置を適用した例を示す平面図であ
る。
【図3】タイヤ製造工程の第一段階成形工程における作
業手順を示した説明図である。
【図4】図2のA−A線拡大矢視図である。
【図5】成形ドラムに対する帯状部材の貼り付け状況を
示す側面図である。
【図6】図5に続く動作説明図である。
【図7】図2のB−B線拡大矢視図である。
【図8】成形ドラムから第二段階成形工程への筒形立体
品の受渡し状況を示した側断面図である。
【図9】成形ドラムの一例を示す側断面図である。
【符号の説明】
7 成形ドラム 8 移送機台 15 供給装置 17 巻出装置 18 切出し装置 19 縦横組替装置 20 送出装置 V 材料 R 材料のロール体 W 帯状部材 P 筒形立体品

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール状態から巻き出した材料(V)を
    所定間隔で次々に切断し、切断後の材料(V)をそれ自
    体の向きは変えないまま上記巻き出し方向と直交する側
    方へ順次横送りすると共に、この横送り方向に沿って材
    料(V)相互を連結して上記の切断間隔を幅寸法とする
    帯状部材(W)に形成させたうえで、該帯状部材(W)
    を供給先へ供給することを特徴とする帯状部材の供給方
    法。
  2. 【請求項2】 帯状部材(W)の供給先を筒形立体品
    (P)の組み立てに用いられる成形ドラム(7)とする
    ときに、ロール状態で準備する材料(V)は一定幅に統
    一しておきながら、該材料(V)の切断間隔を必要に応
    じて変更させることで、成形ドラム(7)で組み立てる
    筒形立体品(P)の軸方向寸法の変更に対応させること
    を特徴とする請求項1記載の帯状部材の供給方法。
  3. 【請求項3】 ロール状態とされた材料(V)を巻き出
    し可能に保持する巻出装置(17)と、該巻出装置(1
    7)によって巻き出される材料(V)を所定間隔で切断
    する切出し装置(18)と、該切出し装置(18)で切
    断された材料(V)をそれ自体の向きは変えないまま上
    記巻き出し方向と直交する側方へ順次横送りしつつこの
    横送り方向に沿って材料(V)相互を連結して上記の切
    断間隔を幅寸法とする帯状部材(W)に形成させる縦横
    組替装置(19)と、該縦横組替装置(19)によって
    形成された帯状部材(W)を供給先へ供給する送出装置
    (20)とを有していることを特徴とする帯状部材の供
    給装置。
  4. 【請求項4】 前記帯状部材(W)が未加硫ゴムによっ
    て略均一厚さに形成された帯状のタイヤ構成部材である
    とされ、この帯状部材(W)が送出装置(20)によ
    り、筒形状をした生タイヤ原形の組み立てに用いられる
    成形ドラム(7)へ向けて巻回可能に供給されることを
    特徴とする請求項3記載の帯状部材の供給装置。
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