JPH11341227A - 画像読取装置、画像読取方法及び記憶媒体 - Google Patents

画像読取装置、画像読取方法及び記憶媒体

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JPH11341227A
JPH11341227A JP10145588A JP14558898A JPH11341227A JP H11341227 A JPH11341227 A JP H11341227A JP 10145588 A JP10145588 A JP 10145588A JP 14558898 A JP14558898 A JP 14558898A JP H11341227 A JPH11341227 A JP H11341227A
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JP10145588A
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Koji Kobayashi
宏次 小林
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿が載置される下地の色が任意の色であっ
ても原稿幅を正確に検出できるようにする。 【解決手段】 原稿をイメージセンサで撮像して画像デ
ータを生成し、上記画像データの有効画素領域より得ら
れた原稿先端位置を主走査方向に一端から他端まで走査
して、上記画像データ内の画素値より算出される位置を
原稿端候補位置として原稿の左右両端の位置を決定する
画像読取装置において、上記原稿を撮像してRGB のカラ
ー画像データを生成するカラーイメージセンサ1と、上
記カラーイメージセンサ1によって生成されたカラー画
像データのRGB 各色について原稿幅位置の検出を行って
上記原稿の左右両端の位置を決定する原稿幅検知手段2
08とを設け、上記原稿の左右両端の位置を決定する処
理をRGB の各色について行い、原稿の下地の色に影響さ
れることなく原稿幅を検出できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像読取装置、画
像読取方法及び記憶媒体に関し、特に、搬送した原稿を
イメージセンサにて電気的な画像信号に変換するととも
に、A/D 変換器にてデジタル化して画像データを生成
し、上記画像データを外部装置に転送する画像読取装置
に用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、原稿幅を自動的に検知する機能を
備えた画像読取装置においては、原稿を単一色で読み取
ってモノクロの画像データを生成し、上記モノクロの画
像データをもとに原稿幅を決定するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のように
単一色で読み取って生成したモノクロ画像データをもと
にして原稿幅を検出する場合、原稿の下地の色によって
は原稿幅を正確に検知できない問題があった。本発明は
上述のような問題点を解消するためのものであり、原稿
が載置される下地の色が任意の色であっても原稿幅を正
確に検出できるようにすることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の画像読取装置
は、原稿をイメージセンサで撮像して画像データを生成
し、上記画像データの有効画素領域より得られた原稿先
端位置を主走査方向に一端から他端まで走査して、上記
画像データ内の画素値より算出される位置を原稿端候補
位置として原稿の左右両端の位置を決定する画像読取装
置において、上記原稿を撮像してRGB のカラー画像デー
タを生成するカラーイメージセンサと、上記カラーイメ
ージセンサによって生成されたカラー画像データのRGB
各色について原稿幅位置の検出を行って上記原稿の左右
両端の位置を決定する原稿幅検知手段とを備えることを
特徴としている。また、本発明の画像読取装置の他の特
徴とするところは、原稿が載置されたことを検知するた
めの原稿載置検知手段と、上記載置された原稿を所定位
置まで搬送する原稿搬送手段と、上記原稿載置検知手段
により原稿の載置が検知されて上記原稿搬送手段により
所定位置まで搬送された原稿を画像として読み取って電
気的な画像信号に変換するイメージセンサと、上記画像
信号をデジタル信号に変換するA/D 変換手段と、上記デ
ジタル信号に変換された画像信号を外部装置に転送する
転送手段とを有する画像読取装置において、上記イメー
ジセンサの有効画素領域より得られた原稿先端位置の画
像データを主走査方向に一端から他端まで走査し、上記
画像データ内の画素値より算出される位置を原稿端候補
位置として原稿の左右両端の位置を決定するようにする
原稿幅位置検知手段と、上記原稿端候補位置をRGB 各色
で比較することによって上記原稿の左右両端の位置を決
定して原稿幅位置を検出する原稿幅検知手段とを具備す
ることを特徴としている。また、本発明の画像読取装置
のその他の特徴とするところは、上記原稿端候補位置を
RGB 各色より算出する際に、上記原稿端候補位置の右端
候補位置の中で最も右側にあるものを上記原稿の右端位
置として決定するとともに、上記原稿端候補位置の左端
候補位置の中で最も左側にあるものを上記原稿の左端位
置として決定することを特徴としている。また、本発明
の画像読取装置のその他の特徴とするところは、上記原
稿幅検知手段により検出された上記原稿の両端位置の差
が所定のしきい値以下になった場合、または上記両端位
置のうちの左端位置が右端位置よりも右側に決定された
場合、もしくは上記右端位置が上記左端位置よりも左側
に決定された場合には、原稿端の位置を上記イメージセ
ンサの有効画素領域の所定位置に決定することを特徴と
している。また、本発明の画像読取装置のその他の特徴
とするところは、上記原稿幅検知手段により検出された
上記原稿の両端位置のうちの左端位置が右端位置よりも
右側に決定され、かつ上記左端位置が上記イメージセン
サの有効画素領域の右端に決定された場合には、上記原
稿の左端位置を上記有効画素領域の左端位置に決定する
とともに、上記右端位置が上記左端位置よりも左側に決
定され、かつ上記右端位置が上記有効画素領域の左端に
決定された場合には、上記原稿の右端位置を上記有効画
素領域の右端位置に決定することを特徴としている。
【0005】本発明の画像読取方法は、原稿をイメージ
センサで撮像して画像データを生成し、上記画像データ
の有効画素領域より得られた原稿先端位置を主走査方向
に一端から他端まで走査し、上記画像データ内の画素値
より算出される位置を原稿端候補位置として原稿の左右
両端の位置を決定する画像読取方法において、上記原稿
をカラーイメージセンサによって撮像してRGB のカラー
画像データを生成するカラー画像データ生成処理と、上
記カラー画像データ生成処理によって生成されたカラー
画像データのRGB 各色について、上記原稿の左右両端の
位置検出を行って原稿幅位置を決定する原稿幅検知処理
とを行うことを特徴としている。また、本発明の画像読
取方法の他の特徴とするところは、原稿が載置されたこ
とを検知するための原稿載置検知処理と、上記載置され
た原稿を所定位置まで搬送する原稿搬送処理と、上記原
稿載置検知処理により原稿の載置が検知されて上記原稿
搬送処理により所定位置まで搬送された原稿をイメージ
センサにより画像として読み取り、電気的な画像信号に
変換する光電変換処理と、上記画像信号をデジタル信号
に変換するA/D 変換処理と、上記デジタル信号に変換さ
れた画像信号を外部装置に転送する転送処理とを行う画
像読取方法において、上記原稿搬送処理によって上記原
稿を上記所定位置まで搬送した後、上記イメージセンサ
の有効画素領域より得られた原稿先端位置の画像データ
を主走査方向に一端から他端まで走査し、上記画像デー
タ内の画素値より算出される位置を原稿端候補位置とし
て原稿の左右両端の位置を決定する原稿幅位置検知処理
と、上記原稿端候補位置をRGB 各色で比較することによ
って上記原稿の左右両端の位置を決定して原稿幅位置を
検出する原稿幅検知処理とを行うことを特徴としてい
る。また、本発明の画像読取方法のその他の特徴とする
ところは、上記原稿端候補位置をRGB 各色より算出する
際に、上記原稿端候補位置の右端候補位置の中で最も右
側にあるものを上記原稿の右端位置として決定するとと
もに、上記原稿端候補位置の左端候補位置の中で最も左
側にあるものを上記原稿の左端位置として決定すること
を特徴としている。また、本発明の画像読取方法のその
他の特徴とするところは、上記原稿幅検知処理により検
出された上記原稿の両端位置の差が所定のしきい値以下
になった場合、または上記両端位置のうちの左端位置が
右端位置よりも右側に決定された場合、もしくは上記右
端位置が上記左端位置よりも左側に決定された場合に
は、原稿端の位置を上記イメージセンサの有効画素領域
の所定位置に決定することを特徴としている。また、本
発明の画像読取方法のその他の特徴とするところは、上
記原稿幅検知処理により検出された上記原稿の両端位置
のうちの左端位置が右端位置よりも右側に決定され、か
つ上記左端位置が上記イメージセンサの有効画素領域の
右端に決定された場合には、上記原稿の左端位置を上記
有効画素領域の左端位置に決定するとともに、上記右端
位置が上記左端位置よりも左側に決定され、かつ上記右
端位置が上記有効画素領域の左端に決定された場合に
は、上記原稿の右端位置を上記有効画素領域の右端位置
に決定することを特徴としている。
【0006】本発明の記憶媒体は、上記各手段としてコ
ンピュータを機能させるためのプログラムを格納したこ
とを特徴としている。また、本発明の記憶媒体の他の特
徴とするところは、上記画像読取方法を構成する処理手
順をコンピュータに実行させるためのプログラムを格納
したことを特徴としている。
【0007】
【作用】本発明は上記技術手段を有するので、原稿搬送
手段によって所定位置まで搬送された原稿は、カラーイ
メージセンサによってカラー画像として読み取られて電
気的な画像信号に変換され、その有効画素領域より得ら
れた原稿のRGB のカラー画像データが主走査方向に一端
から他端まで走査される。そして、上記カラー画像デー
タ内の画素値が所定のしきい値を超えた位置を原稿端候
補位置とする検出する処理がRGB の各色について行われ
るので、原稿の下地の色に影響されることなく、原稿幅
を正確に検出することが可能となる。また、原稿の下地
の濃度が暗く原稿幅検知が不可能な場合には、片端また
は両端を最大読み取り範囲の端に設定して読み取りを行
うことにより、原稿幅検知が正確に行えないと判断され
る場合でも、画像が欠けることなく原稿を読み取ること
が可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明の
画像読取装置、画像読取方法及び記憶媒体の実施の形態
を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施の形態の原
稿画像読取装置の内部構成を示す構成図である。図1に
おいて、1 は密着型のイメージセンサ( 以下CIS と呼
ぶ) であり、フォトダイオード2 、セルフォックレンズ
3 、LED アレイ4 、コンタクトガラス5 から構成されて
いる。
【0009】上記CIS 1 の前後には第1及び第2の搬送
ローラ6a(前)および6b(後)が配置されており、原稿
を所定の位置に配置するために使用される。コンタクト
シート7 は、原稿をCIS 1 に接触させるためのものであ
り、本実施の形態においては原稿幅検知を行う際に、原
稿とのコントラストを大きくするために黒色で構成され
ているとともに、CIS 1 の有効画素領域よりも広く構成
されている。
【0010】原稿検知レバー8 は、原稿が差し込まれた
ことを検知するためのレバーであり、原稿が差し込まれ
たことを検知すると、原稿検知レバー8 が傾くことによ
り、原稿検知センサ9 の出力が変化し、その出力状態が
CPU215(図2参照)に伝えられる。
【0011】CPU215は、原稿検知センサ9 の出力が変化
したことにより、画像読取装置内に原稿が差し込まれた
ことを判断して、第1及び第2の原稿搬送ローラ6a、6b
の駆動用モータ( 図示せず) を駆動させて原稿搬送を開
始させ、原稿の読み取り動作を開始する。
【0012】図2は、本実施の形態の画像読取装置にお
ける制御回路の構成を示すブロック図である。以下に、
図2を用いて、本実施の形態の画像読取装置の回路動作
を説明する。図2において、図1では省略した、光源で
あるLED202をCIS 1 に一体化して示しており、CIS 1 の
コンタクトガラス5 上を原稿を搬送させながら、LED 制
御回路203 にて1ライン毎にRGB 各色のLED を切り替え
て点灯させることにより、RGB線順次のカラー画像を読
み取ることができるようにしている。
【0013】AMP204 は、CIS 1 より出力された信号を
増幅させる増幅器である。また、205 はA/D 変換器であ
り、上記増幅器204 から出力された画像信号のA/D 変換
を行ない、例えば 8ビットのディジタル出力を得るため
のものである。
【0014】シェーディングRAM206は、キャリブレーシ
ョン用のシートをあらかじめ読み取ることによりシェー
ディング補正用のデータを記憶するものである。シェー
ディング補正回路207 は、上記シェーディングRAM206の
デ一タに基いて読み取られた画像データのシェーディン
グ補正を行う。
【0015】ピーク検知回路208 は、読み取られた画像
データにおけるピーク値をライン毎に検知する回路であ
り、原稿の先端を検知するために使用される。ガンマ変
換回路209 は、ホストコンピュータよりあらかじめ設定
されたガンマカーブに従って読み取られた画像データの
ガンマ変換を行う。
【0016】バッファRAM210は、実際の読み取り動作と
ホストコンピュータとの通信におけるタイミングを合わ
せるために、画像データを一時的に保持するために用い
られるRAM である。
【0017】パッキング/ バッファRAM 制御回路211
は、ホストコンピュータ(図示せず)よりあらかじめ設
定された画像出力モード(2値、4 ビット多値、8 ビット
多値、24ビット多値等) に従ったパッキング処理を行っ
た後に、そのデータをバッファRAM210に書き込む処理
と、バッファRAM210から読み出した画像データをインタ
ーフェース回路212 を介して外部に出力する処理とを行
う。
【0018】インターフェース回路212 は、パーソナル
コンピュータなどのような、本実施の形態に係わる画像
読取装置のホスト装置となる外部装置213 との問でコン
トロール信号の受容や画像信号の出力を行なう。
【0019】215 は、例えばマイクロコンピュータ形態
のCPU であり、処理手順を格納したROM215A 及び作業用
のRAM215B を有し、ROM215A に格納されている処理手順
に従って各部の制御を行なう。
【0020】216 は、例えば水晶発振器であり、214 は
CPU215の設定に応じて発振器216 の出力を分周して動作
の基準となる各種タイミング信号を発生するタイミング
信号発生回路である。
【0021】次に、図3及び図4のフローチャートを用
いて、本実施の形態の画像読取装置に係る読み取り動作
の制御方法について説明する。本実施の形態の画像読取
装置は、電源が投入されると、先ず、ステップS1におい
てCPU215への原稿検知センサがオンか否かを判断する。
そして、原稿検知センサがオンであることにより、原稿
が差し込まれたことを検知すると、ステップS2に進む。
【0022】ステップS2においては、インターフェース
回路212 からの読取り開始コマンドを受信すると、原稿
搬送を開始する。そして、所定位置まで原稿を搬送した
ら、次に、ステップS3に進み、CIS 1 よりRGB 各色で原
稿画像の読み取りを行い、読み取った画像データをバッ
ファRAM210に格納する。
【0023】次のステップS4では、バッファRAM210に格
納された画像データに対して、原稿幅検知処理を行うRG
B の色の設定、及び設定された色のCIS 1 の有効画素領
域の左端より得られた画像データの座標をx=Xminと設定
し、左端位置候補値検出処理を開始する。
【0024】ステップS5では、左端位置候補値を検出す
る処理を開始して、バッファRAM210より画素値 P(x) を
読み出す。次に、ステップS6では、画素値P(x)と所定の
しきい値Thとの比較を行い、画素値P(x)が所定のしきい
値Thを超えない場合はステップS7にて座標x を更新し
て、バッファRAM210より画素値P(x)を再度読み出す処理
(ステップS5) を行い、画素値P(x)がしきい値Thを超え
るまで上述の処理を繰り返す。
【0025】一方、ステップS6にて、画素値P(x)がしき
い値Thを超えたと判断した場合は、ステップS8に進み、
その座標x を原稿の左端位置候補値LcとしてバッファRA
M210に格納する。画素値P(x)がCIS 1 の有効画素領域の
右端の座標(x=Xmax)までしきい値Thを超えない場合は、
左端位置候補値Lc=Xmax としてバッファRAM210に格納す
る。
【0026】ステップS9では、RGB 全色について左端位
置候補値Lcを検出したか否かを判断する。この判断の結
果、RGB 全色についての左端位置候補値が決定していな
ければ、ステップS4に戻り、上述したRGB の色の設定、
左端開始座標x の設定を再度行い、全色について左端位
置候補値が決定されるまで上述の処理を繰り返す。
【0027】また、ステップS9で全色について左端位置
候補値(Lr 、Lg、Lb) が決定されていると判断した場合
にはステップS10 に進み、左端位置候補値(Lr 、Lg、L
b) の最小値を原稿左端位値L として決定してバッファR
AM210に格納する。
【0028】次に、ステップS11 では、右端位置候補値
検出処理を行うRGB の色の設定、及び設定された色のCI
S 1 の有効画素領域の右端より得られた画像データの座
標をx=Xmaxと設定する。
【0029】次に、ステップS12 では、画素値P(x)をバ
ッファRAM210より読み出す。次に、ステップS13 で画素
値P(x)と所定のしきい値Thとを比較し、画素値P(x)が所
定のしきい値Thを超えない場合はステップS14 に進んで
座標x を更新し、その後ステップS12 に戻ってバッファ
RAM210より画素値P(x)を再度読み出し、画素値P(x)がし
きい値Thを超えるまで上述の処理を繰り返し行う。
【0030】一方、ステップS13 の判断の結果、画素値
P(x)がしきい値Thを超えた場合は、ステップS15 に進
み、その座標x を原稿の右端位置候補値Rcとしてバッフ
ァRAM210に格納する。画素値P(x)がCIS 1 の有効画素領
域の左端の座標(x=Xmin)までしきい値Thを超えない場合
は、右端位置候補値Rc=Xmin としてバッファRAM210に格
納する。
【0031】次に、ステップS16 にて、RGB 全色につい
ての右端位置候補値が決定したか否かを判断し、この判
断の結果、RGB 全色について右端位置候補値が決定して
いなければ、ステップS11 に戻ってRGB の色の設定、左
端開始座標x の設定を再度行って、全色について右端位
置候補値が決定されるまで上述の処理を繰り返す。
【0032】一方、ステップS16 の判断の結果、全色に
ついて右端位置候補値(Rr,Rg,Rb)が決定されていれば、
ステップS17 に進み、右端位置候補値(Rr,Rg,Rb)の最大
値を原稿右端位置R として決定してバッファRAM210に格
納し、ステップS18 より原稿端位置決定処理を開始す
る。
【0033】すなわち、ステップS18 の処理では、L=Xm
axか否かの判断を行う。この判断は、上述の処理により
決定された左端位置L が、原稿の濃度が暗い等の原因で
正確に検出されず、CIS 1 の有効画素領域の右端に決定
された場合に、実際に画像を読み取る際に画像欠けを生
じさせないようにするためのものである。
【0034】ステップ18の判断の結果、L=Xmaxである場
合はステップS19 に進み、有効画素領域の左端座標x=Xm
inに左端位置L の値を補正する。また、ステップS18 の
判断の結果、左端位置L が正確に検出できている場合は
ステップS20 に進み、上述の処理により決定された右端
位置R が、R=Xminであるか否かの判断を行う。この判断
の結果、R=Xminである場合には原稿の濃度が暗い等の原
因で正確に検出されず、CIS 1 の有効画素領域の左端に
決定された場合、実際に画像を読み取る際に画像欠けを
生じさせないために、ステップS21 で有効画素領域の右
端座標x=Xmaxに右端位置R の値を補正する。
【0035】また、ステップS20 で右端位置R が正確に
検出できている場合は、ステップS22 に進んで、右端位
置R と左端位置L との差が所定の値A より小さいか否か
を判断する。この判断の結果、上記右端位置R と左端位
置L との差が所定の値A より小さい場合は、実際に画像
を読み取る際に画像欠けを生じさせないために、ステッ
プS23 に進み、右端位置R をCIS 1 の有効画素領域の右
端座標x=Xmax、左端位置を有効画素領域の左端座標x=Xm
inに補正する。
【0036】また、ステップS22 の判断の結果、右端位
置R と左端位置L との差が所定の値A より大きい場合に
はステップS24 に進み、以上の処理で決定された原稿の
左端位置L と右端位置R をバッファRAM210から読み込ん
で、インターフェース回路212 を介して外部装置213 へ
出力させる原稿イメージの読み取り処理を行う。
【0037】なお、上述した実施の形態においては、画
像読み取り用のセンサーには、コンタクトイメージセン
サを使用したが、従来より使用されているCCD イメージ
センサを用いるようにしてもよい。
【0038】(本発明の他の実施形態)本発明は複数の
機器(例えば、ホストコンピュータ、インタフェース機
器、リーダ、プリンタ等)から構成されるシステムに適
用しても1つの機器からなる装置に適用しても良い。
【0039】また、上述した実施形態の機能を実現する
ように各種のデバイスを動作させるように、上記各種デ
バイスと接続された装置あるいはシステム内のコンピュ
ータに対し、上記実施形態の機能を実現するためのソフ
トウェアのプログラムコードを供給し、そのシステムあ
るいは装置のコンピュータ(CPUあるいはMPU)に
格納されたプログラムに従って上記各種デバイスを動作
させることによって実施したものも、本発明の範疇に含
まれる。
【0040】また、この場合、上記ソフトウェアのプロ
グラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコード自体、およびそのプ
ログラムコードをコンピュータに供給するための手段、
例えばかかるプログラムコードを格納した記憶媒体は本
発明を構成する。かかるプログラムコードを記憶する記
憶媒体としては、例えばフロッピーディスク、ハードデ
ィスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、
磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用い
ることができる。
【0041】また、コンピュータが供給されたプログラ
ムコードを実行することにより、上述の実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードがコン
ピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティング
システム)あるいは他のアプリケーションソフト等の共
同して上述の実施形態の機能が実現される場合にもかか
るプログラムコードは本発明の実施形態に含まれること
は言うまでもない。
【0042】さらに、供給されたプログラムコードがコ
ンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続され
た機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そ
のプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボー
ドや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の
一部または全部を行い、その処理によって上述した実施
形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれること
は言うまでもない。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数色で読み取ったカラー画像データに基づいて原稿幅
検知処理を行うようにしたので、単一色で読み取ったモ
ノクロ画像データに基づいて原稿幅検知処理を行う場合
よりも、原稿幅の検出を正確に行うことができる。これ
により、原稿の濃度が暗いことにより、従来は原稿幅の
検出を行うことが不可能と判断されていた場合でも、画
像欠けを起こすことなく原稿読み取りを行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した画像読取装置の内部構成を示
す図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る画像読取装置の電気
的構成の一例を示すブロック図である。
【図3】実施の形態の画像読取装置の処理動作の一例を
示すフローチャートである。
【図4】実施の形態の画像読取装置の処理動作の一例を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 密着型イメージセンサ(CIS) 2 フォトダイオード 3 セルフォックレンズ 4 LED アレイ 5 コンタクトガラス 6a 第1の搬送ローラ (前) 6b 第2の搬送ローラ (後) 7 コンタクトシート 8 原稿検知レバー 9 原稿検知センサ 201 CIS 202 LED 203 LED 制御回路 204 AMP 205 A/D 変換回路 206 シェーディングRAM 207 シェーディング補正回路 208 ピーク検知回路 209 ガンマ変換回路 210 バッファRAM 211 パッキング/ バッファRAM 制御回路 212 インターフェース回路 213 外部装置 214 タイミング信号発生回路 215 CPU 215A CPU ROM 215B CPU RAM 216 水晶発振器

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿をイメージセンサで撮像して画像デ
    ータを生成し、上記画像データの有効画素領域より得ら
    れた原稿先端位置を主走査方向に一端から他端まで走査
    して、上記画像データ内の画素値より算出される位置を
    原稿端候補位置として原稿の左右両端の位置を決定する
    画像読取装置において、 上記原稿を撮像してRGB のカラー画像データを生成する
    カラーイメージセンサと、 上記カラーイメージセンサによって生成されたカラー画
    像データのRGB 各色について原稿幅位置の検出を行って
    上記原稿の左右両端の位置を決定する原稿幅検知手段と
    を備えることを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 原稿が載置されたことを検知するための
    原稿載置検知手段と、上記載置された原稿を所定位置ま
    で搬送する原稿搬送手段と、上記原稿載置検知手段によ
    り原稿の載置が検知されて上記原稿搬送手段により所定
    位置まで搬送された原稿を画像として読み取って電気的
    な画像信号に変換するイメージセンサと、上記イメージ
    センサによって生成された画像信号をデジタル信号に変
    換するA/D 変換手段と、上記デジタル信号に変換された
    画像信号を外部装置に転送する転送手段とを有する画像
    読取装置において、 上記イメージセンサの有効画素領域より得られた原稿先
    端位置の画像データを主走査方向に一端から他端まで走
    査し、上記画像データ内の画素値より算出される位置を
    原稿端候補位置として原稿の左右両端の位置を決定する
    ようにする原稿幅位置検知手段と、 上記原稿端候補位置をRGB 各色で比較することによって
    上記原稿の左右両端の位置を決定して原稿幅位置を検出
    する原稿幅検知手段とを具備することを特徴とする画像
    読取装置。
  3. 【請求項3】 上記原稿端候補位置をRGB 各色より算出
    する際に、上記原稿端候補位置の右端候補位置の中で最
    も右側にあるものを上記原稿の右端位置として決定する
    とともに、上記原稿端候補位置の左端候補位置の中で最
    も左側にあるものを上記原稿の左端位置として決定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 【請求項4】 上記原稿幅検知手段により検出された上
    記原稿の両端位置の差が所定のしきい値以下になった場
    合、または上記両端位置のうちの左端位置が右端位置よ
    りも右側に決定された場合、もしくは上記右端位置が上
    記左端位置よりも左側に決定された場合には、原稿端の
    位置を上記イメージセンサの有効画素領域の所定位置に
    決定することを特徴とする請求項2または3に記載の画
    像読取装置。
  5. 【請求項5】 上記原稿幅検知手段により検出された上
    記原稿の両端位置のうちの左端位置が右端位置よりも右
    側に決定され、かつ上記左端位置が上記イメージセンサ
    の有効画素領域の右端に決定された場合には、上記原稿
    の左端位置を上記有効画素領域の左端位置に決定すると
    ともに、上記右端位置が上記左端位置よりも左側に決定
    され、かつ上記右端位置が上記有効画素領域の左端に決
    定された場合には、上記原稿の右端位置を上記有効画素
    領域の右端位置に決定することを特徴とする請求項2〜
    4の何れか1項に記載の画像読取装置。
  6. 【請求項6】 原稿をイメージセンサで撮像して画像デ
    ータを生成し、上記画像データの有効画素領域より得ら
    れた原稿先端位置を主走査方向に一端から他端まで走査
    し、上記画像データ内の画素値より算出される位置を原
    稿端候補位置として原稿の左右両端の位置を決定する画
    像読取方法において、 上記原稿をカラーイメージセンサによって撮像してRGB
    のカラー画像データを生成するカラー画像データ生成処
    理と、 上記カラー画像データ生成処理によって生成されたカラ
    ー画像データのRGB 各色について、上記原稿の左右両端
    の位置検出を行って原稿幅位置を決定する原稿幅検知処
    理とを行うことを特徴とする画像読取方法。
  7. 【請求項7】 原稿が載置されたことを検知するための
    原稿載置検知処理と、上記載置された原稿を所定位置ま
    で搬送する原稿搬送処理と、上記原稿載置検知処理によ
    り原稿の載置が検知されて上記原稿搬送処理により所定
    位置まで搬送された原稿をイメージセンサにより画像と
    して読み取り、電気的な画像信号に変換する光電変換処
    理と、上記画像信号をデジタル信号に変換するA/D 変換
    処理と、上記デジタル信号に変換された画像信号を外部
    装置に転送する転送処理とを行う画像読取方法におい
    て、 上記原稿搬送処理によって上記原稿を上記所定位置まで
    搬送した後、上記イメージセンサの有効画素領域より得
    られた原稿先端位置の画像データを主走査方向に一端か
    ら他端まで走査し、上記画像データ内の画素値より算出
    される位置を原稿端候補位置として原稿の左右両端の位
    置を決定する原稿幅位置検知処理と、 上記原稿端候補位置をRGB 各色で比較することによって
    上記原稿の左右両端の位置を決定して原稿幅位置を検出
    する原稿幅検知処理とを行うことを特徴とする画像読取
    方法。
  8. 【請求項8】 上記原稿端候補位置をRGB 各色より算出
    する際に、上記原稿端候補位置の右端候補位置の中で最
    も右側にあるものを上記原稿の右端位置として決定する
    とともに、上記原稿端候補位置の左端候補位置の中で最
    も左側にあるものを上記原稿の左端位置として決定する
    ことを特徴とする請求項7に記載の画像読取方法。
  9. 【請求項9】 上記原稿幅検知処理により検出された上
    記原稿の両端位置の差が所定のしきい値以下になった場
    合、または上記両端位置のうちの左端位置が右端位置よ
    りも右側に決定された場合、もしくは上記右端位置が上
    記左端位置よりも左側に決定された場合には、原稿端の
    位置を上記イメージセンサの有効画素領域の所定位置に
    決定することを特徴とする請求項7または8に記載の画
    像読取方法。
  10. 【請求項10】 上記原稿幅検知処理により検出された
    上記原稿の両端位置のうちの左端位置が右端位置よりも
    右側に決定され、かつ上記左端位置が上記イメージセン
    サの有効画素領域の右端に決定された場合には、上記原
    稿の左端位置を上記有効画素領域の左端位置に決定する
    とともに、上記右端位置が上記左端位置よりも左側に決
    定され、かつ上記右端位置が上記有効画素領域の左端に
    決定された場合には、上記原稿の右端位置を上記有効画
    素領域の右端位置に決定することを特徴とする請求項7
    〜9の何れか1項に記載の画像読取方法。
  11. 【請求項11】 請求項1〜5の何れか1項に記載の各
    手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム
    を格納したことを特徴とする記憶媒体。
  12. 【請求項12】 請求項6〜10の何れか1項に記載の
    画像読取方法の手順をコンピュータに実行させるための
    プログラムを格納したことを特徴とする記憶媒体。
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