JPH11340816A - 電子カウンタ - Google Patents

電子カウンタ

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JPH11340816A
JPH11340816A JP14525898A JP14525898A JPH11340816A JP H11340816 A JPH11340816 A JP H11340816A JP 14525898 A JP14525898 A JP 14525898A JP 14525898 A JP14525898 A JP 14525898A JP H11340816 A JPH11340816 A JP H11340816A
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JP
Japan
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program
electronic counter
cpu
flash memory
input
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Pending
Application number
JP14525898A
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English (en)
Inventor
Soichi Takano
惣一 高野
Yasuhiko Murai
保彦 村井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koyo Electronics Industries Co Ltd
Original Assignee
Koyo Electronics Industries Co Ltd
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Publication date
Application filed by Koyo Electronics Industries Co Ltd filed Critical Koyo Electronics Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種形式の電子カウンタを任意に構成できる
ことを目的とする。 【解決手段】 フラッシュメモリ13内蔵のワンチップ
マイコン12を備え、所定の形式のカウンタを実現する
ためのプログラムが通信用ポート10及びインタフェー
ス11を介して入力されるとフラッシュメモリ13に書
き込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、顧客の要求に応じ
てその都度、所定形式のカウンタ或いはタイマとして構
成できる電子カウンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子カウンタには、単機能のものと、多
機能を備えたものとがある。単機能のものとしては、例
えば、入力されるパルス列を加算し、その加算値が予め
キースイッチで設定されたプリセット値に達したとき出
力をONするものがある。また、プリセット値の設定と
して二段設定可能な電子カウンタもあり、計数方式とし
て加算の他に減算、加減算がある。また、多機能を備え
た電子カウンタは、例えば、加算、減算、加減算の切換
機能、プリセット値の多段設定機能、パルスの計数速度
の切換機能、出力動作の切換機能や、入力パルスを時間
列のパルスに切り換えるタイマ機能等、各種の機能を備
えており、これらの機能は各キースイッチにより切り換
えられるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た単機能の電子カウンタでは、ユーザにとっては操作が
容易でほとんど誤操作がないが、この種の電子カウンタ
は種類が多いために、設計施工する業者にとっては設計
段階での選定が煩わしく、現場での管理が面倒であっ
た。さらに、多機能を備えた電子カウンタでは、単機能
のものと比べ種類が少ないので選定及び管理が容易であ
るが、各種の機能を備えているために現場での用途に応
じた機能設定が煩わしく、しかもユーザによる操作も複
雑になり誤操作を招くことがあった。また、電子カウン
タの高機能化に伴い制御系を電子カウンタに合わせるの
でなく制御系に適合した電子カウンタや、機能が複雑な
ものでも操作の簡単な電子カウンタが望まれている。
【0004】本発明は、かかる課題を解決するためにな
されたもので、機能が複雑なものであっても施工業者に
よる機能設定が容易で、しかもユーザによる操作も簡単
な電子カウンタを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
電子カウンタは、パルスが入力される入力回路と、信号
を出力するための出力回路と、通信用ポート及びインタ
フェースと、RAMと、フラッシュメモリとを有する電
子カウンタにおいて、通信用ポート及びインタフェース
と、フラッシュメモリと、所定の形式のカウンタ或いは
タイマ機能を実現するためのプログラムが前記通信用ポ
ート及びインタフェースを介して入力されると前記フラ
ッシュメモリに書き込み、当該プログラムにアクセスし
てそのプログラムの持つカウンタ或いはタイマ機能を実
現するCPUを備えたものである。
【0006】本発明の請求項2に係る電子カウンタは、
前記CPUは、前記プログラムを前記フラッシュメモリ
に書き込むとき、プログラムに含まれるデータを前記R
AMに書き込むようにしたものである。
【0007】本発明の請求項3に係る電子カウンタは、
補助記憶部を有し、前記CPUは、電源が遮断される
際、前記RAMに書き込んだデータを前記補助記憶部に
転送するようにしたものである。
【0008】本発明の請求項4に係る電子カウンタは、
切換スイッチが設けられ、前記CPUは、該切換スイッ
チが押下されたときは、前記通信用ポート及びインタフ
ェースに代えて、前記入力及び出力回路を通信用として
用いるようにしたものである。
【0009】本発明の請求項5に係る電子カウンタは、
前記通信用ポート及びインタフェースに代えて通信専用
の入力回路が設けられ、前記CPUは、通信を行う際、
前記出力回路を通信の出力用として用いるようにしたも
のである。
【0010】本発明の請求項6に係る電子カウンタは、
前記CPUは、前記フラッシュメモリに書き込まれたプ
ログラム実行中に、予め設けられたスイッチの操作或い
は命令によって前記フラッシュメモリ或いはRAMのあ
る特定のアドレスに記憶されている数値と同一の数値デ
ータを強制的に前記出力回路から外部機器に出力させる
ようにしたものである。
【0011】本発明の請求項7に係る電子カウンタは、
表示部が設けられ、前記CPUは、予め設けられたスイ
ッチの操作或いは命令によって信号が入力されたとき
は、該信号に基づくデータを外部機器に出力し、外部機
器からデータが入力されたときは前記表示部に表示する
ようにしたものである。
【0012】本発明の請求項8に係る電子カウンタは、
予め設定された複数の信号に対応してそれぞれデータが
前記フラッシュメモリ或いはRAMに格納され、前記C
PUは、前記複数の信号のうち何れかの信号が入力され
たときは、入力信号に対応するデータをタイマの設定値
として設定するようにしたものである。
【0013】本発明の請求項9に係る電子カウンタは、
所定の桁数をそれぞれ上下に表示する表示部が設けら
れ、前記CPUは、前記桁数を越える数値を前記表示部
に表示する際、上下に亘って表示するようにしたもので
ある。
【0014】本発明の請求項1においては、CPUは、
所定の形式のカウンタ或いはタイマ機能を実現するため
のプログラムが通信用ポート及びインタフェースを介し
て入力されるとフラッシュメモリに書き込む。そして、
フラッシュメモリ内のプログラムにアクセスした場合に
は、そのプログラムの持つカウンタ或いはタイマ機能を
実現する。
【0015】本発明の請求項2においては、CPUは、
通信用ポート及びインタフェースを介して入力されるプ
ログラムをフラッシュメモリに書き込むとき、そのプロ
グラムに含まれるデータをRAMに書き込む。
【0016】本発明の請求項3においては、CPUは、
電源が遮断される際、RAMに書き込んだデータを補助
記憶部に転送する。
【0017】本発明の請求項4においては、CPUは、
切換スイッチが押下されたときは、パルスが入力される
入力回路と信号を出力するための出力回路を通信用とし
て用いる。
【0018】本発明の請求項5においては、CPUは、
通信専用の入力回路を用いて通信を行う際、信号を出力
するための出力回路を通信の出力用として用いる。
【0019】本発明の請求項6においては、CPUは、
フラッシュメモリに書き込まれたプログラム実行中に、
予め設けられたスイッチの操作或いは命令によって前記
フラッシュメモリ或いはRAMのある特定のアドレスに
記憶されている数値と同一の数値データを強制的に前記
出力回路から外部機器に出力させる。
【0020】本発明の請求項7においては、CPUは、
予め設けられたスイッチの操作或いは命令によって信号
が入力されたときは、その信号に基づくデータを外部機
器に出力し、外部機器からデータが入力されたときは表
示部に表示する。
【0021】本発明の請求項8においては、予め設定さ
れた複数の信号に対応してそれぞれデータがフラッシュ
メモリ或いはRAMに格納されおり、CPUは、複数の
信号のうち何れかの信号が入力されたときは、入力信号
に対応するデータをタイマの設定値として設定する。
【0022】本発明の請求項9においては、所定の桁数
をそれぞれ上下に表示する表示部が設けられ、前記CP
Uは、桁数を越える数値をその表示部に表示するとき、
上下に亘って表示する。
【0023】
【発明の実施の形態】実施形態1.図1は本発明の実施
形態1に係る電子カウンタの構成を示すブロック回路
図、図2は電子カウンタにプログラムを書き込むときの
上位装置との接続を示す図である。図において、1、2
はセンサ等から出力されるパルスを入力する入力回路、
3はリセットパルス入力用の入力回路、4、5は例えば
パルス計数値がプリセット値(設定値)に達したときに
出力をON(又はOFF)する出力回路、6は例えばプ
リセット値、表示切換、リセット等を設定するキースイ
ッチ、7はキースイッチ6の操作に応じて後述のワンチ
ップマイコンに信号を出力するキー入力回路である。8
はワンチップマイコンの制御に基づいてプリセット値や
パルス計数値等を表示部9(例えば液晶ディスプレイ)
に表示する表示駆動回路、10は例えば図2に示すよう
に変換器30を介してコンピュータ40と接続するため
の通信用ポート、11はワンチップマイコンと通信用ポ
ート10との間に設けられたインタフェースである。
【0024】12はワンチップマイコン(以下、単に
「マイコン」という)で、図示せぬI/Oポートと、所
定の形式のカウンタ或いはタイマ機能を実現するための
プログラムが格納されるフラッシュメモリ13と、プロ
グラム実行中に得られる各種データを一時的に記憶する
RAM14と、フラッシュメモリ13内のプログラム命
令に基づいて動作して、そのプログラムの持つカウンタ
或いはタイマ機能を実現するCPU15とからなってい
る。このマイコン12に内蔵されたフラッシュメモリ1
3には、例えば初期の段階ではRAM転送プログラムと
書込/消去制御プログラムとが書き込まれている。16
はマイコン12に接続された例えばEEPROMで、電
力系の故障等による電源遮断や、通常の電源のオン・オ
フの際にRAM14内の各種データが書き込まれる。
【0025】前述した変換器30は、マイコン12から
出力される信号レベルを一般的な信号形態、例えばRS-4
22、RS-485等への電気的仕様やコネクタ仕様に変換する
ものである。なお、この変換器30を電子カウンタ20
内に設けてもよい。コンピュータ40は、ユーザ又は施
工業者の要求に応じた形式のカウンタ或いはタイマを構
成するためのプログラムを作成するものである。
【0026】コンピュータ40によるプログラム作成に
は上位言語が使用されており、例えば、電子カウンタ2
0の入力回路1、2及び出力回路4、5の選択、計数速
度(高速、5kcps、30cps )の設定、リセットパルス
入力時の処理に対する設定、表示部9の表示方式につい
ての設定、表示内容の切替についての設定、プリセット
値の設定、プリセット値と計数値との比較方式(一致、
大、小)の設定、小数点位置の設定、計数方式(加算、
減算、加減算)の設定、キースイッチ6の操作に応じた
処理設定、タイマとしてのタイマ時間の設定等が使用目
的に応じて盛り込まれる。なお、上位言語に例えばプロ
グラマブル・ロジック・コントローラで使用されている
シーケンス命令言語でもよい。
【0027】作成されたプログラムを電子カウンタ20
に書き込む場合は、まず書込命令を出してからプログラ
ムを転送する。電子カウンタ20においては、書込命令
が入力されると、マイコン12のCPU15が、予めフ
ラッシュメモリ13に書き込まれたRAM転送プログラ
ムを起動して書込/消去制御プログラムをRAM14に
転送し、次いでその書込/消去制御プログラムを起動し
て、コンピュータ40から送られてくるプログラムをフ
ラッシュメモリ13に書き込む。この時、プログラムに
含まれるデータ、例えばプリセット値のデータ、キース
イッチ6のON/OFFに対するデータ等はRAM14
に書き込む。
【0028】このようにしてプログラムが書き込まれた
電子カウンタ12では、起動時には、CPU15がフラ
ッシュメモリ13内のプログラムにアクセスしてそのプ
ログラムの持つカウンタ或いはタイマ機能を実現する。
例えば、プリセット値2段設定の加算型で、ある制御系
に適合したシーケンス的な動作をするようプログラムが
組まれていた場合には、以下のように動作する。まず、
マイコン12のCPU15は、1段目のプリセット値を
表示駆動回路8を通じて表示部9に表示し、かつ、入力
回路1を介して入力されるパルスを加算すると共に、そ
の結果を表示部9に表示する。この時、CPU15は、
加算値と1段目のプリセット値とを比較しており、加算
値がそのプリセット値に達したときは、出力回路4を起
動して信号を外部装置側(例えばプログラマブル・ロジ
ック・コントローラ)に出力させ、入力回路1に入力さ
れるパルスの計数を停止する。
【0029】一方、外部装置側で何等かの作業が終了
し、その旨の信号が入力回路2に入力されると、CPU
15は、出力回路4の出力信号を停止すると共に、2段
目のプリセット値を表示部9に表示し、かつ、入力回路
1に入力されるパルスの加算を再開する。この加算値が
2段目のプリセット値に達したときは、出力回路5を起
動して信号を外部装置側に出力させる。そして、入力回
路3にリセットパルスが入力されたときは、出力回路5
の出力信号を停止すると共に、パルスの加算値をゼロに
して入力回路1に入力されるパルスの計数を開始し、一
連の動作を繰り返す。
【0030】また、このシーケンス的な動作において、
例えば、プログラムの中に外部装置側の動作条件となる
データを出力させる命令があった場合は、そのデータを
RAM14から読み込んで、インタフェース11及び通
信用ポート10を介して外部装置側に出力する。
【0031】以上のように、書き込み、消去及び読み出
し可能なフラッシュメモリ13が内蔵されたマイコン1
2を電子カウンタ20に設けて、そのフラッシュメモリ
13に所定の形式のカウンタ或いはタイマ機能を実現す
るためのプログラムを書き込みできるようにしたので、
使用目的に応じた電子カウンタ20を構成でき、このた
め、制御系に適合した電子カウンタ20を提供でき、ま
た、多機能を備えた従来の電子カウンタと比べた場合、
機能設定の際の操作が容易になり、しかもユーザによる
操作が簡素化されるので誤操作がなくなるという効果が
ある。
【0032】また、電源が遮断される際、RAM14に
書き込んだデータをEEPROM16に転送するように
しているので、電源復帰の場合、継続して処理を実行で
きるという効果がある。
【0033】さらに、プログラムをフラッシュメモリ1
3に書き込むとき、データをRAM14に書き込むよう
にしているので、データの書き換えが容易で、しかもそ
の処理速度を速くできるという効果がある。
【0034】さらにまた、外部装置側の動作条件となる
データを電子カウンタ20から一方的に出力できるよう
にした場合には、外部装置側から電子カウンタにアクセ
スする必要がなくなるので、外部装置側の制御動作が簡
素化されるという効果がある。
【0035】実施形態2.実施形態2は、カウンタ機能
として使用していた入力回路と出力回路を通信用に転用
できるようにしたものであり、以下、図1を用いて説明
する。なお、図1には通信用ポート10及びインタフェ
ース11が設けられているが、これらを備えていない電
子カウンタ20とし、また、フラッシュメモリ13に
は、使用目的に応じたカウンタ或いはタイマ機能を実現
するためのプログラムが格納されているものとする。実
施形態2においては、キー入力回路7に切換スイッチが
接続されている。この切換スイッチが押下された場合、
CPU15は、通信速度に同期するように切り換わる。
例えば、入力回路1と出力回路4とがコンピュータ40
に接続され、このコンピュータから例えば機能変更のプ
ログラム或いはデータのみが入力されると、前述したよ
うに書込/消去制御プログラムを起動してフラッシュメ
モリ13に書き込む。また、フラッシュメモリ13に書
き込まれたプログラムに対して読み出しの命令があった
ときは、出力回路4を介してコンピュータ40に送信す
る。
【0036】このように、切換スイッチが押下されたと
き、コンピュータ40と通信ができるようにしてプログ
ラムの書き換えや読み出しができるようにしたので、フ
ラッシュメモリ13に書き込まれたプログラムの持つカ
ウンタ或いはタイマ機能を変更することが可能になり、
しかも、コンピュータ40との接続に入力回路1と出力
回路4とを用いるようにしているので、回路構成が複雑
になることなく安価な電子カウンタを提供でき、また、
機能変更がプログラムによるものであるため、施工業者
やユーザによる操作が簡素化されるという効果もある。
【0037】なお、切換スイッチでコンピュータ40と
通信ができるようにしたが、プログラムキーの命令で切
り換えるようにしてもよい。また、実施形態2では、入
力回路1と出力回路4を用いてコンピュータ40と通信
できるようにしたが、電子カウンタ20に通信専用の入
力回路を設け、この入力回路と出力回路4、5のうちい
ずれか一方の出力回路を用いて、フラッシュメモリ13
内のプログラムを書き換えたり、読み出したりできるよ
うにしてもよい。この場合、通信専用の入力回路を介し
て書き換え或いは読み出しの命令が入力されたときは、
CPU15が通信速度に同期するように切り換わってコ
ンピュータ40との間でデータ通信を行う。コンピュー
タ40側への出力については、コンピュータ40と接続
された出力回路4又は5を介して行う。通信専用の入力
回路が設けられた電子カウンタにおいても、前述したよ
うにフラッシュメモリ13に書き込まれたプログラムの
持つカウンタ或いはタイマ機能を変更することが可能な
電子カウンタを提供できるという効果がある。
【0038】実施形態3.実施形態3は、例えば、清
掃、始業点検、ライン上の製品の排除等を行うときに、
電子カウンタの出力を強制的にONさせるようにしたも
のである。なお、本実施形態の電子カウンタの回路構成
は、基本的には実施形態1と同じであるため図1を用い
て説明する。本実施形態においては、フラッシュメモリ
13或いはRAM14に出力を強制的にONさせるデー
タ、例えば数値が書き込まれており、電子カウンタ20
に設けられたキースイッチ6により前記数値と同一の数
値が入力された場合、出力を強制的にONさせる。キー
スイッチ6で数値を入力する際、例えば2秒経過しない
とこの動作に切り換わらないようになっている。これ
は、誤ったプリセット値の設定を防止するためである。
このように電子カウンタ20に設けられたキースイッチ
6で出力を強制的にONさせるようにしたので、従来、
電子カウンタと別に必要であったスイッチが不要にな
り、設備全体として制御系が簡素化されるという効果が
ある。
【0039】実施形態4.本実施形態は、電子カウンタ
のキースイッチ及び表示部をプログラマブル・ロジック
・コントローラ(PLC)の入出力部として用いるよう
にしたものである。例えば、電子カウンタ20に設けら
れた所定のキースイッチ(図示せず)の操作に応じてP
LCをスタート及びストップさせる命令、及びPLCか
らの表示命令に基づく制御プログラムがフラッシュメモ
リ13或いはRAM14に書き込まれており、PLCを
スタートさせるための操作を行った場合、CPUは、そ
の操作に基づく命令をフラッシュメモリ13或いはRA
M14から読み込んで、インタフェース11及び通信用
ポート10を介してPLCに送信する。また、表示命令
が入力されたときは、PLCからのデータを表示駆動回
路8を通じて表示部9に表示する。このように、通信用
ポート10及びインタフェース11とを備え、しかもP
LCとの間で通信を行うためのプログラム命令をフラッ
シュメモリ13に書き込むことができるので、PLCの
入出力部として使用できるという効果がある。
【0040】実施形態5.本実施形態は、入力回路1、
2に入力する信号の組合せでタイマ機能としてのタイマ
時間を設定できるようにしたものである。例えば、複数
の信号、ON−ON、ON−OFF、OFF−ON、O
FF−OFFの信号に対応してそれぞれタイマ時間をデ
ータとしてRAM14に格納しておき、目的のタイマ時
間を設定する場合、入力回路1、2からそのタイマ時間
に対応する組合せの信号を入力する。この時、CPU1
5は、入力された組合せの信号に基づいてタイマ時間を
選択して設定する。この信号は例えばスイッチで入力す
る。このように信号の組合せでタイマ時間を設定できる
ようにしたので、タイマ時間の設定をするときの複雑な
操作を簡素化できるという効果がある。
【0041】実施形態6.本実施形態は、計数値を表示
するだけで制御出力を要しないトータルカウンタとして
用いた場合の一例を示す。例えば、4桁の数値を上下2
段表示可能な表示部9を備えた電子カウンタの場合、パ
ルスが例えば入力回路1を介して入力されると、CPU
15は、その計数値を表示部9の下段に表示し、この計
数値が5桁目に達したときは上段に表示し、8桁まで表
示することができる。この表示はフラッシュメモリ13
に書き込まれたプログラムに基づくものである。なお、
6桁の数値を上下2段表示可能な表示部9の場合は、下
段を6桁まで表示し、7桁目からは上段に表示し、12
桁まで表示することができる。本実施形態においては、
表示部9に設定された桁数より大きいパルス計数値を表
示する場合、上下2段に亘って表示できるようにしたの
で、数字のサイズを小さくする必要がなくなり読み易い
という効果がある。
【0042】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1によれ
ば、電子カウンタにフラッシュメモリが設けられている
ので、使用目的に応じたカウンタ或いはタイマ機能を実
現するためのプログラムを書き込むことが可能になり、
そのため、制御系に適合した電子カウンタを提供でき、
また、多機能を備えた従来の電子カウンタと比べた場
合、機能設定の際の操作が容易になり、しかもユーザに
よる操作が簡素化されるので誤操作がなくなるという効
果がある。
【0043】本発明の請求項2によれば、プログラムを
フラッシュメモリに書き込むときデータのみをRAMに
書き込むようにしているので、データの書き換えが容易
で、しかもその処理速度を速くできるという効果があ
る。
【0044】本発明の請求項3によれば、電源が遮断さ
れる際、RAMに書き込んだデータを補助記憶部に転送
するようにしたので、電源復帰の場合、継続して処理を
実行できるという効果がある。
【0045】本発明の請求項4によれば、切換スイッチ
が押下されたときは、パルスが入力される入力回路と信
号を出力するための出力回路を通信用としてプログラム
の書き換えや読み出しができるようにしたので、フラッ
シュメモリに書き込まれたプログラムの持つカウンタ或
いはタイマ機能を変更することが可能になり、しかも、
外部との接続に入力回路と出力回路とを用いるようにし
ているので、回路構成が複雑になることなく安価な電子
カウンタを提供でき、また、機能変更がプログラムによ
るものであるため、施工業者やユーザによる操作が簡素
化されるという効果もある。
【0046】本発明の請求項5によれば、通信専用の入
力回路を用いて通信を行う際、信号を出力するための出
力回路を通信の出力用として用いるようにしているの
で、フラッシュメモリ或いはRAMに書き込まれたプロ
グラムの持つカウンタ或いはタイマ機能を変更すること
が可能な電子カウンタを提供できるという効果がある。
【0047】本発明の請求項6によれば、フラッシュメ
モリに書き込まれたプログラム実行中に予め設けられた
スイッチの操作或いは命令が入力されたときは、フラッ
シュメモリ或いはRAMのある特定のアドレスに記憶さ
れている数値と同一の数値データを強制的に出力回路か
ら外部機器に出力させるようにしたので、従来、電子カ
ウンタと別に必要であったスイッチが不要になり、設備
全体として制御系が簡素化されるという効果がある。
【0048】本発明の請求項7によれば、予め設けられ
たスイッチの操作或いは命令によって信号が入力された
ときは、その信号に基づくデータを外部機器に出力し、
外部機器からデータが入力されたときは表示部に表示で
きるようにしたので、外部機器の入出力部として使用で
きるという効果がある。
【0049】本発明の請求項8によれば、予め設定され
た複数の信号に対応してそれぞれデータがフラッシュメ
モリ或いはRAMに格納されおり、複数の信号のうち何
れかの信号を入力したときは、入力信号に対応するデー
タをタイマの設定値として設定するようにしたので、タ
イマ時間の設定をするときの複雑な操作を簡素化できる
という効果がある。
【0050】本発明の請求項9によれば、表示部に設定
された桁数より大きいパルス計数値を表示する場合、上
下2段に亘って表示するようにしたので、数字のサイズ
を小さくする必要がなくなり読み易いという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る電子カウンタの構成を
示すブロック回路図である。
【図2】電子カウンタにプログラムを書き込むときの上
位装置との接続を示す図である。
【符号の説明】
1、2、3 入力回路、4、5 出力回路、6 キース
イッチ、7 キー入力回路、8 表示駆動回路、9 表
示部、10 通信用ポート、11 インタフェース、1
2 ワンチップマイコン、13 フラッシュメモリ、1
4 RAM、15 CPU、16 EEPROM、20
電子カウンタ、30 変換器、40 コンピュータ。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パルスが入力される入力回路と、信号を
    出力するための出力回路と、通信用ポート及びインタフ
    ェースと、RAMと、フラッシュメモリとを有する電子
    カウンタにおいて、 所定の形式のカウンタ或いはタイマ機能を実現するため
    のプログラムが前記通信用ポート及びインタフェースを
    介して入力されると前記フラッシュメモリに書き込み、
    当該プログラムにアクセスしてそのプログラムの持つカ
    ウンタ或いはタイマ機能を実現するCPUを備えたこと
    を特徴とする電子カウンタ。
  2. 【請求項2】 前記CPUは、前記プログラムを前記フ
    ラッシュメモリに書き込むとき、プログラムに含まれる
    データを前記RAMに書き込むことを特徴とする請求項
    1記載の電子カウンタ。
  3. 【請求項3】 補助記憶部を有し、前記CPUは、電源
    が遮断される際、前記RAMに書き込んだデータを前記
    補助記憶部に転送することを特徴とする請求項1又は2
    の何れかに記載の電子カウンタ。
  4. 【請求項4】 切換スイッチが設けられ、前記CPU
    は、該切換スイッチが押下されたときは、前記通信用ポ
    ート及びインタフェースに代えて、前記入力及び出力回
    路を通信用として用いることを特徴とする請求項1〜3
    の何れかに記載の電子カウンタ。
  5. 【請求項5】 前記通信用ポート及びインタフェースに
    代えて通信専用の入力回路が設けられ、前記CPUは、
    通信を行う際、前記出力回路を通信の出力用として用い
    ることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の電子
    カウンタ。
  6. 【請求項6】 前記CPUは、前記フラッシュメモリに
    書き込まれたプログラム実行中に、予め設けられたスイ
    ッチの操作或いは命令によって前記フラッシュメモリ或
    いはRAMのある特定のアドレスに記憶されている数値
    と同一の数値データを強制的に前記出力回路から外部機
    器に出力させることを特徴とする請求項1〜5の何れか
    に記載の電子カウンタ。
  7. 【請求項7】 表示部が設けられ、前記CPUは、予め
    設けられたスイッチの操作或いは命令によって信号が入
    力されたときは、該信号に基づくデータを外部機器に出
    力し、外部機器からデータが入力されたときは前記表示
    部に表示することを特徴とする請求項1〜5の何れかに
    記載の電子カウンタ。
  8. 【請求項8】 予め設定された複数の信号に対応してそ
    れぞれデータが前記フラッシュメモリ或いはRAMに格
    納され、前記CPUは、前記複数の信号のうち何れかの
    信号が入力されたときは、入力信号に対応するデータを
    タイマの設定値として設定することを特徴とする請求項
    1〜5の何れかに記載の電子カウンタ。
  9. 【請求項9】 所定の桁数をそれぞれ上下に表示する表
    示部が設けられ、前記CPUは、前記桁数を越える数値
    を前記表示部に表示する際、上下に亘って表示すること
    を特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の電子カウン
    タ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001228274A (ja) * 2000-02-21 2001-08-24 Koyo Electronics Ind Co Ltd 電子カウンタ
JP2010118981A (ja) * 2008-11-14 2010-05-27 Omron Corp カウント装置
JP2010161461A (ja) * 2009-01-06 2010-07-22 Yamatake Corp 制御機器
JP2011044806A (ja) * 2009-08-19 2011-03-03 Sanyo Electric Co Ltd 基準パルス生成装置

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