JPH11339449A - 情報再生装置 - Google Patents

情報再生装置

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JPH11339449A
JPH11339449A JP14570598A JP14570598A JPH11339449A JP H11339449 A JPH11339449 A JP H11339449A JP 14570598 A JP14570598 A JP 14570598A JP 14570598 A JP14570598 A JP 14570598A JP H11339449 A JPH11339449 A JP H11339449A
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JP14570598A
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English (en)
Inventor
Takashi Omori
隆 大森
Eiji Tadokoro
英司 田所
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Automatic Disk Changers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 MD(ミニディスク)チェンジャーシステム
などにおいて、ユーザが、ある曲を選択したとき、その
曲の導入部から直ちに、その曲が再生されて、音の途切
れを生じないようにする。 【解決手段】 DRAM50に、1枚目のMDの1曲目
の曲の導入部データDa1、2枚目のMDの1曲目の曲
の導入部データDb1…を蓄えておく。ユーザが2枚目
のMDの1曲目の曲を選択したとき、まず、DRAM5
0に蓄えられている、2枚目のMDの1曲目の曲の導入
部データDb1を読み出し、ATRACデコーダ部によ
って伸長して、2枚目のMDの1曲目の曲の導入部を再
生する。同時に、2枚目のMDをスピンドルモータにチ
ャッキングし、1曲目の曲を選択して、その曲の導入部
データDb1後の圧縮データをDRAM50に書き込
む。DRAM50から、これに蓄えられている導入部デ
ータDb1を最後まで読み出したら、2枚目のMDから
の1曲目の曲の導入部データDb1後の圧縮データを、
DRAM50から読み出し、ATRACデコーダ部によ
って伸長する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、MD(ミニディ
スク)やCD(コンパクトディスク)など、複数の曲デ
ータなどの情報データが記録されている記録媒体から、
任意の情報データを選択して再生する、MDプレイヤー
やCDプレイヤーなどの情報再生装置に関する。また、
この発明は、MDやCDなどの記録媒体を複数装填で
き、その複数の記録媒体から任意の記録媒体の任意の情
報データを選択して再生する、MDチェンジャーシステ
ムやCDチェンジャーシステムなどの情報再生装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】MDプレイヤーやCDプレイヤーなどの
ディスクプレイヤーでは、複数の曲が記録されているデ
ィスクから、任意の曲を選択して再生することができ
る。また、MDやCDなどのディスクを複数装填でき、
その複数のディスクから任意のディスクの任意の曲を選
択して再生する、MDチェンジャーシステムやCDチェ
ンジャーシステムなどのディスクチェンジャーシステム
も存在する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ディスクプレイヤーでは、ユーザが、ある曲を選択した
とき、ディスク上のその曲のトラックが選択されて、実
際にその曲が再生されるまでに、ある時間を要し、その
間、ユーザは、その曲が再生されるのを待たなければな
らず、ある曲を聴いている状態から他の曲を聴こうとし
た場合には、その間、音が途切れてしまう。
【0004】特に、上記のディスクチェンジャーシステ
ムでは、ディスクの交換が完了して、選択されたディス
クから目的の曲が再生されるまでに、10秒程度もの長
い時間がかかり、その間は無音の状態が継続するので、
ユーザに不快感を与える。
【0005】既存のディスクチェンジャーシステムで、
いわゆるシャッフル再生のように次に再生される曲が分
かっている場合に、前もってディスクを交換して、音が
途切れないように曲データを先読みしておくものがあ
る。しかしながら、ユーザが任意に曲を選択する場合に
は、前もってディスクを交換して、曲データを先読みし
ておくことはできず、上述したように目的の曲が再生さ
れるまでに長い時間がかかる。
【0006】そこで、この発明は、第1に、複数の情報
データが記録されている記録媒体から任意の情報データ
を選択して再生する情報再生装置において、ユーザが、
ある情報を選択したとき、その情報の導入部から直ち
に、その情報が再生されて、音などの情報の途切れを生
じないようにしたものである。
【0007】この発明は、第2に、それぞれ複数の情報
データが記録されている複数の記録媒体を装填でき、そ
の複数の記録媒体から任意の記録媒体の任意の情報デー
タを選択して再生する情報再生装置において、ユーザ
が、どの位置に、どの記録媒体が装填されているかを、
容易かつ確実に知ることができるようにしたものであ
る。
【0008】この発明は、第3に、それぞれ複数の情報
データが記録されている複数の記録媒体を装填でき、そ
の複数の記録媒体から任意の記録媒体の任意の情報デー
タを選択して再生する情報再生装置において、メモリア
ドレスを増加させることなくメモリを拡張増設して、装
置のハードウエアおよびソフトウエアの追加や変更を伴
うことなく、多くの情報の導入部データをメモリに格納
し、管理することができるようにしたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、複
数の情報データが記録されている記録媒体から任意の情
報データを選択して再生する情報再生装置において、上
記複数の情報データの全てまたは一部についての導入部
データが格納されるメモリと、このメモリに導入部デー
タが格納されている情報の再生時、初めに上記メモリか
ら、その導入部データを読み出して出力し、これに引き
続いて、上記記録媒体から再生された情報データの導入
部データ後のデータを出力する出力制御部と、を設け
る。
【0010】請求項2の発明では、請求項1の情報再生
装置において、当該情報再生装置を、複数の記録媒体を
装填でき、その複数の記録媒体から任意の記録媒体を選
択して再生するものとする。
【0011】請求項1または2の情報再生装置におい
て、情報データの総数が多く、全ての情報データの導入
部データをメモリに格納すると、メモリとして大容量の
ものが必要となるなどのために、一つのまたはそれぞれ
の記録媒体に記録されている複数の情報データの一部に
ついての導入部データのみをメモリに格納する場合に
は、請求項3の発明のように、一つのまたはそれぞれの
記録媒体に記録されている複数の情報データのうちの、
先頭トラックからトラック番号の小さい順に、一部の情
報データについての導入部データのみが、メモリに格納
されるようにすることができる。
【0012】あるいはまた、請求項4の発明のように、
一つのまたはそれぞれの記録媒体に記録されている複数
の情報データのうちの、その記録媒体から最後に再生さ
れた情報データまたはその次の情報データの導入部デー
タが、優先的にメモリに格納されるように、メモリ内の
導入部データが入れ替えられるようにすることができ
る。
【0013】請求項5の発明では、それぞれ複数の情報
データが記録されている複数の記録媒体を装填でき、そ
の複数の記録媒体から任意の記録媒体の任意の情報デー
タを選択して再生する情報再生装置において、上記情報
データの導入部データが格納されるメモリと、当該情報
再生装置に装填された記録媒体に記録されている複数の
情報データのうちの、少なくとも最初の情報データの導
入部データを上記メモリに格納する書き込み制御部と、
を設ける。
【0014】請求項6の発明では、それぞれ複数の情報
データが記録されている複数の記録媒体を装填でき、そ
の複数の記録媒体から任意の記録媒体の任意の情報デー
タを選択して再生する情報再生装置において、それぞれ
上記情報データの導入部データが格納される、同一アド
レスに指定される複数のメモリを接続できるようにし、
情報再生時、上記複数のメモリから該当するメモリが選
択されるようにする。
【0015】上記のように構成した請求項1の発明の情
報再生装置においては、あらかじめ記録媒体とは別のD
RAMなどのメモリに、記録媒体に記録されている複数
の情報データの少なくとも一部についての導入部デー
タ、すなわち情報データが曲データである場合には、曲
の頭のいわゆるイントロ部分のデータが蓄えられる。
【0016】そして、このメモリに導入部データが格納
されている情報の再生時には、出力制御部による制御に
よって、まず初めにメモリから、その導入部データが読
み出されて出力され、これに引き続いて、記録媒体から
再生された情報データの導入部データ後のデータが出力
される。
【0017】したがって、メモリに導入部データが格納
されている情報の再生時には、その情報の導入部から直
ちに、その情報が再生されて、音などの情報の途切れを
生じない。
【0018】特に、上記のように構成した請求項2の発
明の情報再生装置においては、ディスクチェンジャーシ
ステムなどのように記録媒体を交換するものにおいて、
記録媒体の交換が完了して、選択された記録媒体から目
的の情報が再生されるまでの間、メモリから、その情報
の導入部データが読み出されて出力されるので、長い時
間に渡って音などの情報が途切れることがない。
【0019】上記のように構成した請求項3の発明の情
報再生装置においては、記録媒体に記録されている複数
の情報データのうちの、先頭トラックを含むトラック番
号の小さい情報データの導入部データがメモリに格納さ
れるので、メモリから、その導入部データを読み出して
出力することによって、ユーザは、どの記録媒体が装填
されているかを、容易かつ確実に知ることができる。
【0020】上記のように構成した請求項4の発明の情
報再生装置においては、ユーザがその後、その記録媒体
を再生する場合に、ユーザの希望する情報である可能性
が高い情報の導入部データが優先的にメモリに格納され
るので、ユーザがその後、その記録媒体を再生したと
き、ユーザの希望する情報が、その導入部から直ちに再
生されて、音などの情報の途切れを生じない可能性が高
くなる。
【0021】上記のように構成した請求項5の発明の情
報再生装置においては、ディスクチェンジャーシステム
などのように記録媒体を交換するものにおいて、装置に
記録媒体が装填されたときなどにおいて、書き込み制御
部によって、装填された記録媒体に記録されている複数
の情報データのうちの、少なくとも最初の情報データの
導入部データがメモリに格納されるので、そのメモリか
ら、その導入部データを読み出して出力することによっ
て、ユーザは、どの位置に、どの記録媒体が装填されて
いるかを、容易かつ確実に知ることができる。
【0022】上記のように構成した請求項6の発明の情
報再生装置においては、ディスクチェンジャーシステム
などのように記録媒体を交換するものにおいて、装置に
複数のメモリを接続して、それぞれに情報データの導入
部データを格納することによって、情報再生時、ユーザ
の情報選択操作に応じて、複数のメモリから該当するメ
モリが選択されて、上述した音などの情報の途切れを生
じない再生がなされるとともに、メモリアドレスを増加
させることなくメモリを拡張増設して、装置のハードウ
エアおよびソフトウエアの追加や変更を伴うことなく、
多くの情報の導入部データをメモリに格納し、管理する
ことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】この発明をMD(ミニディスク)
チェンジャーシステムに適用した場合につき、この発明
の一実施形態を示す。
【0024】図1は、この実施形態のMDチェンジャー
システムの機能構成を示し、そのMDチェンジャーシス
テムは、大別して、ディスクブロック10とチェンジャ
ーメカブロック90とからなる。
【0025】ディスクブロック10は、光学ピックアッ
プ21、対物レンズ22、2軸アクチュエータ23、ス
レッドモータ24、サーボドライバ25、スピンドルモ
ータ26、スピンドルドライバ27、RFマトリクスア
ンプ30、プロセッサ40、DRAM50、D/Aコン
バータ60、メカコントローラ70および操作部80な
どを備える。
【0026】ただし、プロセッサ40のサーボプロセッ
サ部41、EFM(eight to fourteen modulation)デ
コーダ部42、エラー訂正デコーダ部43、メモリコン
トロール部44およびATRAC(adaptive transform
acoustic coding)デコーダ部45は、プロセッサ40
の機能を分離して示したにすぎず、必ずしもプロセッサ
40が物理的に、これら各部に分離されているというも
のではない。また、プロセッサ40は機能的に、MD1
にデータを記録するためのATRACエンコーダ部やE
FMエンコーダ部なども有するが、この発明と直接関係
がないので、図では省略した。
【0027】光学ピックアップ21内の半導体レーザか
ら出射したレーザ光は、対物レンズ22によって集光さ
れて、MD1上にビームスポットとして照射される。M
D1からの反射光は、対物レンズ22を介して、光学ピ
ックアップ21内の光検出器によって検出され、その検
出信号がRFマトリクスアンプ30に供給されて、MD
1上のビームスポットの位置および大きさの情報、MD
1のアドレス情報、およびMD1上のデータが得られ
る。
【0028】ビームスポットの位置および大きさの決定
は、対物レンズ22をMD1の半径方向に動かし、MD
1に近づけ、またはMD1から遠ざける2軸アクチュエ
ータ23によってなされ、2軸アクチュエータ23では
行うことができない、光学ピックアップ21および対物
レンズ22のMD1の半径方向の大きな移動は、スレッ
ドモータ24によってなされる。
【0029】そのため、RFマトリクスアンプ30から
得られた、ビームスポットの位置および大きさの情報
が、プロセッサ40のサーボプロセッサ部41によって
処理されて、サーボプロセッサ部41からサーボドライ
バ25にサーボコントロール信号が供給され、サーボド
ライバ25によって、MD1上のビームスポットが所定
の位置および大きさとなるように、2軸アクチュエータ
23およびスレッドモータ24が駆動される。
【0030】RFマトリクスアンプ30から得られた、
MD1のアドレス情報も、サーボプロセッサ部41によ
って処理されて、サーボプロセッサ部41からスピンド
ルドライバ27にサーボコントロール信号が供給され、
スピンドルドライバ27によって、MD1が所定の回転
数で回転するように、スピンドルモータ26が駆動され
る。
【0031】RFマトリクスアンプ30から得られた、
MD1上のデータは、プロセッサ40のEFMデコーダ
部42によってEFM復調され、さらにエラー訂正デコ
ーダ部43によってエラー訂正されて、メモリコントロ
ール部44によってDRAM50に書き込まれる。DR
AM50に書き込まれるデータは、ATRACにより圧
縮されたものである。
【0032】DRAM50に書き込まれたデータは、所
定のタイミングで、メモリコントロール部44によって
DRAM50から読み出され、ATRACデコーダ部4
5によって伸長されて音声(楽曲)データとされ、さら
にD/Aコンバータ60によってアナログ音声(楽曲)
信号に変換されて、図では省略した音声アンプを通じて
スピーカまたはイヤホンに供給される。
【0033】チェンジャーメカブロック90は、MDチ
ェンジャーシステムに装填された複数枚のMD中の特定
の1枚のMDを上記のディスクブロック10の所定位置
に移動させるもので、図2に、6枚のMDを装填できる
MDチェンジャーシステムの概略構成を示す。同図
(A)は上から見た図、(B)は正面から見た図であ
る。
【0034】ディスクブロック10は、メカデッキベー
ス91に固定され、このメカデッキベース91は、エレ
ベーターガイド92に沿って上下方向に移動できるよう
にされる。そして、図1に示すように、メカコントロー
ラ70からのメカコントロール信号によって、モータド
ライバ93によりエレベーターモータ94が駆動される
ことによって、メカデッキベース91およびディスクブ
ロック10が上下方向に移動する。
【0035】メカデッキベース91の側方には、6枚の
MD1a〜1fが装填される。そして、メカデッキベー
ス91およびディスクブロック10が、あるMDに対応
した上下方向位置に移動した状態で、図1に示すよう
に、メカコントローラ70からのメカコントロール信号
によって、モータドライバ93によりローディングモー
タ95が駆動されることによって、そのMDがメカデッ
キベース91およびディスクブロック10の上方に移動
する。
【0036】この様子を、さらに図3によって示す。同
図は、2枚目のMD1bを選択して曲を再生する場合
で、まず、エレベーターモータ94が駆動されることに
よって、同図(A)に示すように、破線の位置にあった
メカデッキベース91およびディスクブロック10が、
MD1bに対応した実線の位置に移動する。
【0037】次に、ローディングモータ95が駆動され
ることによって、同図(B)に示すように、破線の位置
にあったMD1bが、メカデッキベース91およびディ
スクブロック10の上方の実線の位置に移動する。
【0038】次に、エレベーターモータ94が駆動され
ることによって、同図(C)に示すように、破線の位置
(同図(B)の位置)にあったメカデッキベース91お
よびディスクブロック10が、幾分上方の実線の位置に
移動し、MD1bがスピンドルモータ26にチャッキン
グされる。
【0039】MD1bを元の位置に戻す場合には、上記
と逆の動作を行う。他のMDを選択して曲を再生し、ま
たは他のMDを元の位置に戻す場合にも、同様である。
【0040】図1のDRAM50にはアドレスが割り当
てられ、DRAM50の入力アドレスと出力アドレスは
別個に設定することができる。そして、例えば、図4に
示すように、MDからの圧縮データがDRAM50に、
アドレス00000から順に書き込まれ、アドレス00
010までデータが蓄えられたとき、アドレス0000
0から順に圧縮データが読み出され、その読み出された
圧縮データがATRACデコーダ部45により伸長され
ることによって、希望の曲が連続して再生される。
【0041】しかし、従来は、MDの交換が完了して、
選択されたMDから目的の曲が再生されるまでの間、音
が途切れる。すなわち、図2および図3に示したMDチ
ェンジャーシステムにおいて、例えば、ユーザが4枚目
のMD1dに記録されている曲を聴いている時に、2枚
目のMD1bに記録されている曲を聴こうとした場合、
MDチェンジャーシステムは、4枚目のMD1dを元の
位置に戻した後、2枚目のMD1bをディスクブロック
10のスピンドルモータ26にチャッキングさせる一連
の動作を行わなければならず、この動作が完了するまで
は、ユーザは希望した2枚目のMD1bに記録されてい
る曲を聴くことができない。
【0042】これに対して、この発明の一実施形態で
は、あらかじめDRAM50に、後述するような方法に
よって、MDに記録されている曲の導入部、すなわち曲
の頭のいわゆるイントロ部分のデータを格納しておく。
【0043】例えば、図2のように6枚のMD1a〜1
fが装填されたMDチェンジャーシステムでは、例え
ば、図5に示すように、DRAM50の途中のアドレス
から最後のアドレスまでに渡って、1枚目のMD1aの
1曲目の曲の導入部データDa1、2枚目のMD1bの
1曲目の曲の導入部データDb1、…6枚目のMD1f
のn曲目の曲の導入部データDfn、というように、装
填された全てのMD1a〜1fの1曲目からn曲目まで
の曲の導入部データを蓄えておく。
【0044】格納される導入部データは、それぞれAT
RACにより圧縮されたものとする。また、それぞれの
導入部データのデータ量は、後述するように導入部デー
タがDRAM50から読み出されてATRACデコーダ
部45によって伸長されたとき、MDの交換に伴う音の
途切れを埋める(生じない)ものとする。
【0045】そして、ユーザが操作部80で選曲操作を
したとき、プロセッサ40は、まず、ユーザにより指示
された曲の導入部データがDRAM50に格納されてい
るか否かを判断し、格納されていないときには、メカコ
ントローラ70によってMDを交換し、選択したMDか
らユーザにより指示された曲を選択し、図4で上述した
ように、その曲の導入部データを含む圧縮データを、D
RAM50に書き込み、DRAM50から読み出して、
ATRACデコーダ部45により伸長することによっ
て、その曲を導入部から連続して再生する。
【0046】これに対して、ユーザにより指示された曲
の導入部データがDRAM50に格納されているときに
は、プロセッサ40は、その導入部データをDRAM5
0から読み出し、ATRACデコーダ部45によって伸
長して、その曲の導入部を再生するとともに、メカコン
トローラ70によってMDを交換し、選択したMDから
ユーザにより指示された曲を選択し、その曲の導入部デ
ータ後の圧縮データを、DRAM50に書き込み、DR
AM50からの導入部データの読み出しに引き続いてD
RAM50から読み出し、ATRACデコーダ部45に
よって伸長して、その曲の導入部後の曲部分を、導入部
に対して連続して再生する。
【0047】例えば、図5に示したように、DRAM5
0に6枚のMD1a〜1fの1曲目からn曲目までの曲
の導入部データが格納されている場合に、ユーザが2枚
目のMD1bの1曲目の曲を選択したときには、同図に
示すように、まず、DRAM50に蓄えられている、2
枚目のMD1bの1曲目の曲の導入部データDb1が、
その最初から最後までに渡って、メモリコントロール部
44によって読み出され、ATRACデコーダ部45に
よって伸長されて、2枚目のMD1bの1曲目の曲の導
入部が再生される。
【0048】これと同時に、MDチェンジャーシステム
においては、ユーザがそれまで曲を聴いていたMDが元
の位置に戻されるとともに、2枚目のMD1bがディス
クブロック10のスピンドルモータ26にチャッキング
され、2枚目のMD1bの1曲目の曲が選択されて、メ
モリコントロール部44によって、図5に示すように、
その曲の導入部データDb1後の圧縮データが、DRA
M50に、アドレス00000から順に書き込まれる。
【0049】そして、DRAM50から、これにあらか
じめ蓄えられている導入部データDb1が、最後まで読
み出されると、DRAM50の出力アドレスがアドレス
00000にされて、2枚目のMD1bからの1曲目の
曲の導入部データDb1後の圧縮データが、DRAM5
0から読み出されて、ATRACデコーダ部45によっ
て伸長される。
【0050】したがって、DRAM50に導入部データ
が格納されている曲の再生時には、その曲の導入部から
直ちに、その曲が再生されて、音の途切れを生じないと
ともに、導入部に対して連続して導入部後の曲部分が再
生される。
【0051】DRAM50に蓄えることのできる導入部
データの量は、DRAM50の容量に依存し、MDチェ
ンジャーシステムに装填されたMDの枚数が多い場合、
または個々のMDに記録されている曲数が多い場合に
は、全てのMDの全ての曲の導入部データをDRAM5
0に格納すると、DRAM50として大容量のものが必
要となり、かつDRAM50のアドレスを増加させる必
要がある。
【0052】例えば、MDチェンジャーシステムに装填
されたMDの枚数をm、個々のMDに記録されている曲
数をkとしたとき、図6に示すように、1枚目のMDの
1曲目の曲の導入部データDa1、2枚目のMDの1曲
目の曲の導入部データDb1、…m枚目のMDのk曲目
の曲の導入部データDmk、というように、装填された
全てのMDの全ての曲の導入部データをDRAM50に
格納する場合には、総曲数m×kが多いとき、同図に示
すように、DRAM50として大容量のものが必要とな
り、かつDRAM50のアドレスを増加させる必要があ
る。
【0053】そこで、このように総曲数が多い場合に
は、一つの方法として、装填された全てのMDにつき、
1曲目(先頭トラック)から曲番(トラック番号)の小
さい順に、一部の曲の導入部データのみを、DRAM5
0に蓄える。例えば、図2のように6枚のMD1a〜1
fが装填されたMDチェンジャーシステムでは、図5に
おいて、nを1,2または3などの、kより小さい数と
する。
【0054】これによれば、DRAM50として大容量
のものが不要となり、かつDRAM50のアドレスを増
加させなくてもよいとともに、DRAM50から、その
導入部データを読み出して出力することによって、ユー
ザは、MDチェンジャーシステムに、どのMDが装填さ
れているかを、容易かつ確実に知ることができる。
【0055】実際に、どのMDが装填されているかをユ
ーザが知るためには、そのための制御プログラムをプロ
セッサ40に設けるとともに、ユーザが操作部80でM
Dの装填位置とプログラムの実行を指示できるようにす
る。
【0056】これによって、プロセッサ40は、指示さ
れた装填位置のMDの1曲目を含む曲番の小さい曲の導
入部データを、DRAM50から読み出し、ATRAC
デコーダ部45によって伸長して、その一部の曲のそれ
ぞれの導入部を連続して再生し、ユーザは、指示した装
填位置のMDが、どのような曲が記録されているMDで
あるかを知ることができる。
【0057】総曲数が多い場合には、他の一つの方法と
して、装填された全てのMDにつき、それぞれに記録さ
れている複数の曲のうちの、そのMDから最後に再生さ
れた曲またはその次の曲の導入部データが優先的にDR
AM50に格納されるように、DRAM50内の導入部
データを入れ替えるようにする。
【0058】あるMDから最後に再生された曲またはそ
の次の曲は、ユーザがその後、そのMDを再生する場合
に、ユーザの希望する曲である可能性が高い。したがっ
て、上記の方法によれば、ユーザがその後、そのMDを
再生したとき、ユーザの希望する曲が、その導入部から
直ちに再生されて、音の途切れを生じない可能性が高く
なる。
【0059】実際に、このようにDRAM50内の導入
部データを入れ替えるには、そのための制御プログラム
をプロセッサ40に設ける。これによって、プロセッサ
40は、MDから曲を再生するごとに、その曲の導入部
データまたは次の曲の導入部データを、そのMDから読
み取って、そのMDについての上位の導入部データとし
て、直前にDRAM50に蓄えられていた、そのMDに
つき下位となる導入部データに代えて、DRAM50に
蓄える。
【0060】上述した2つの方法を組み合わせて、装填
された全てのMDにつき、1曲目を含む曲番の小さい曲
の導入部データは、常にDRAM50に蓄えるととも
に、そのMDから最後に再生された曲またはその次の曲
の導入部データが優先的にDRAM50に格納されるよ
うに、DRAM50内の導入部データを入れ替えるよう
にすることもできる。
【0061】さらに、上述した方法は一つのDRAM5
0に導入部データを格納する場合であるが、複数の導入
部データを同一アドレスに指定される複数のメモリに分
けて格納することもでき、これによれば、メモリアドレ
スを増加させることなくメモリを拡張増設して、MDチ
ェンジャーシステムのハードウエアおよびソフトウエア
の追加や変更を伴うことなく、多くの曲の導入部データ
をメモリに格納し、管理することができるようになる。
【0062】例えば、曲単位で複数のメモリないし複数
の導入部データを管理する場合、図2のように6枚のM
D1a〜1fが装填されるMDチェンジャーシステムで
は、図7に示すように、DRAM50は、TOC(Ta
ble of Contents)情報と、MD1a〜
1fからの圧縮データの書き込みおよび読み出し用と
し、DRAM51は、MD1a〜1fのそれぞれ1曲目
の曲の導入部データDa1〜Df1の格納用とし、DR
AM52は、MD1a〜1fのそれぞれ2曲目の曲の導
入部データDa2〜Df2の格納用とし、DRAM5n
は、MD1a〜1fのそれぞれn曲目の曲の導入部デー
タDan〜Dfnの格納用とする。
【0063】そして、図8に示すように、メモリコント
ロール部44からのチップセレクト信号を、セレクタ5
9において、メカコントローラ70からの切替信号によ
って切り替えて、DRAM51,52…5nのうちの、
ユーザが選択した曲の導入部データが格納されているも
のを選択する。
【0064】これによれば、ユーザがMD1a〜1fの
いずれかの2曲目を選択したときには、図9に示すよう
に、DRAM52がメモリコントロール部44に接続さ
れ、ユーザがMD1a〜1fのいずれかのn曲目を選択
したときには、DRAM5nがメモリコントロール部4
4に接続される、というように、メモリコントロール部
44に対する見かけ上のメモリ構成は、図5の例におい
て、DRAM50にMD1a〜1fのそれぞれ1曲目の
曲の導入部データDa1〜Df1のみが格納される場合
と変わらない。
【0065】したがって、メモリコントロール部44と
メモリとの間のアドレスバスを増加させることなく、導
入部データ格納用のDRAMを拡張増設して、多くの曲
の導入部データをDRAMに格納し、管理することがで
きるとともに、DRAMの最大増設可能数が、あらかじ
め定められていれば、実際の拡張増設数のいかんにかか
わらず、MDチェンジャーシステムのハードウエアおよ
びソフトウエアの追加や変更を必要としない。
【0066】図5ないし図6の例のDRAM50、また
は図7ないし図8の例のDRAM51,52…5nに、
あらかじめ導入部データを格納するには、そのための制
御プログラムをプロセッサ40に設ける。これによっ
て、プロセッサ40は、MDチェンジャーシステムにM
Dが装填されたとき、またはユーザが操作部80でMD
またはMDと曲番を指定して導入部データの書き込みを
指示したとき、またはそれぞれの曲を最初に再生したと
き、などにおいて、MDから導入部データを読み取っ
て、DRAM50または51,52…5nに書き込む。
【0067】上述した実施形態は、再生する記録媒体が
MDの場合であるが、この発明は、MD以外の光ディス
クや光ディスク以外の記録媒体を再生する装置にも適用
することができる。また、記録媒体に記録されていて、
それから再生する情報データは、曲データに限らず、画
像データやその他の情報データでもよい。
【0068】
【発明の効果】上述したように、請求項1または2の発
明によれば、ユーザが、ある情報を選択したとき、その
情報の導入部から直ちに、その情報が再生されて、音な
どの情報の途切れを生じないようになる。
【0069】請求項5の発明によれば、ユーザは、どの
位置に、どの記録媒体が装填されているかを、容易かつ
確実に知ることができるようになる。
【0070】請求項6の発明によれば、メモリアドレス
を増加させることなくメモリを拡張増設して、装置のハ
ードウエアおよびソフトウエアの追加や変更を伴うこと
なく、多くの情報の導入部データをメモリに格納し、管
理することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態のMDチェンジャーシス
テムの機能構成を示す図である。
【図2】この発明の一実施形態のMDチェンジャーシス
テムのMD装填状態を示す図である。
【図3】図2のMDチェンジャーシステムにおいてMD
が交換される様子を示す図である。
【図4】従来のMDチェンジャーシステムにおけるメモ
リの構成および動作を示す図である。
【図5】この発明の一実施形態のMDチェンジャーシス
テムにおけるメモリの構成および動作の例を示す図であ
る。
【図6】この発明の一実施形態のMDチェンジャーシス
テムにおけるメモリの構成および動作の例を示す図であ
る。
【図7】この発明の一実施形態のMDチェンジャーシス
テムにおけるメモリ構成の例を示す図である。
【図8】図7のメモリ構成の場合のメモリとメモリコン
トロール部との接続構成を示す図である。
【図9】図8の接続構成において、あるDRAMが選択
された状態を示す図である。
【符号の説明】
1,1a〜1f…MD、10…ディスクブロック、21
…光学ピックアップ、26…スピンドルモータ、40…
プロセッサ、44…メモリコントロール部、50,5
1,52,5n…DRAM、59…セレクタ、60…D
/Aコンバータ、70…メカコントローラ、80…操作
部、90…チェンジャーメカブロック、91…メカデッ
キベース、92…エレベーターガイド

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の情報データが記録されている記録媒
    体から任意の情報データを選択して再生する情報再生装
    置において、 上記複数の情報データの全てまたは一部についての導入
    部データが格納されるメモリと、 このメモリに導入部データが格納されている情報の再生
    時、初めに上記メモリから、その導入部データを読み出
    して出力し、これに引き続いて、上記記録媒体から再生
    された情報データの導入部データ後のデータを出力する
    出力制御部と、 を備えることを特徴とする情報再生装置。
  2. 【請求項2】請求項1の情報再生装置において、 当該情報再生装置は、複数の記録媒体を装填でき、その
    複数の記録媒体から任意の記録媒体を選択して再生する
    ものであることを特徴とする情報再生装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2の情報再生装置におい
    て、 上記メモリには、一つのまたはそれぞれの記録媒体に記
    録されている複数の情報データのうちの、先頭トラック
    からトラック番号の小さい順に、一部の情報データにつ
    いての導入部データのみが、格納されることを特徴とす
    る情報再生装置。
  4. 【請求項4】請求項1または2の情報再生装置におい
    て、 一つのまたはそれぞれの記録媒体に記録されている複数
    の情報データのうちの、その記録媒体から最後に再生さ
    れた情報データまたはその次の情報データの導入部デー
    タが、優先的に上記メモリに格納されるように、上記メ
    モリ内の導入部データが入れ替えられることを特徴とす
    る情報再生装置。
  5. 【請求項5】それぞれ複数の情報データが記録されてい
    る複数の記録媒体を装填でき、その複数の記録媒体から
    任意の記録媒体の任意の情報データを選択して再生する
    情報再生装置において、 上記情報データの導入部データが格納されるメモリと、 当該情報再生装置に装填された記録媒体に記録されてい
    る複数の情報データのうちの、少なくとも最初の情報デ
    ータの導入部データを上記メモリに格納する書き込み制
    御部と、 を備えることを特徴とする情報再生装置。
  6. 【請求項6】それぞれ複数の情報データが記録されてい
    る複数の記録媒体を装填でき、その複数の記録媒体から
    任意の記録媒体の任意の情報データを選択して再生する
    情報再生装置において、 それぞれ上記情報データの導入部データが格納される、
    同一アドレスに指定される複数のメモリを接続できるよ
    うにされ、情報再生時、上記複数のメモリから該当する
    メモリが選択されることを特徴とする情報再生装置。
JP14570598A 1998-05-27 1998-05-27 情報再生装置 Pending JPH11339449A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010003381A (ja) * 2008-06-23 2010-01-07 Konami Digital Entertainment Co Ltd 再生装置、再生方法、ならびに、プログラム

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JP2010003381A (ja) * 2008-06-23 2010-01-07 Konami Digital Entertainment Co Ltd 再生装置、再生方法、ならびに、プログラム

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