JPH11339175A - 移動体管理装置 - Google Patents

移動体管理装置

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JPH11339175A
JPH11339175A JP14707298A JP14707298A JPH11339175A JP H11339175 A JPH11339175 A JP H11339175A JP 14707298 A JP14707298 A JP 14707298A JP 14707298 A JP14707298 A JP 14707298A JP H11339175 A JPH11339175 A JP H11339175A
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JP
Japan
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vehicle
data
type
vehicle type
unit
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Application number
JP14707298A
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English (en)
Inventor
Masaharu Nishino
雅晴 西野
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 検出過剰等に起因して架空車両が発生したと
きには、直ちにその不都合な事態を正常に復帰させるこ
とにより、車種判定の精度を上げる。 【解決手段】 車両V3がレーザセンサ7a〜7cに達
したときに第1のナンバープレート認識部17aによる
上流端Hinでのナンバー3を車両管理テーブル21aに
登録する。車両V3がレーザセンサ7a〜7cを通過し
たときに車種判定情報D13を生成し車種3を登録す
る。車両V3が通過検出器2に達したときに第2のナン
バープレート認識部17bによる下流端Hout でのナン
バー3′を登録するが、架空車両U1が存在するときは
ナンバー3′は架空車両U1についてのデータとなる。
架空車両U1のナンバー2とナンバー2′とが不一致の
ときであって、ナンバー2′とナンバー3とが一致して
いるときは架空車両U1があると判断し、架空車両U1
のデータを車両管理テーブル21aから消去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、何らかの移動体の
種類を弁別する移動体管理装置にかかわり、特には有料
道路や有料駐車場等の料金収受に有効な車両管理装置に
関し、とりわけ架空移動体(架空車両)が発生したとき
の処理の技術に関する。
【0002】
【従来の技術】移動体管理装置にかかわる従来の技術と
して車両管理装置を例にあげて説明する。車両管理装置
の主な役割は、有料道路や有料駐車場等の設備を利用し
ようとする車両について、その車種に応じた課金を行う
上で効率良い車種判別を行うことである。車種の判別を
行うには、車種判別領域に進入してきた車両のナンバー
プレートを撮像し、画像処理によってナンバープレート
の大きさおよび車種番号を認識することを通じて車種を
判別するものである。あるいは、タイヤ検出器を用いて
軸数・軸距データを取得するとともにレーザセンサを用
いて車両の3次元車両形状データを取得し、それら2種
のデータもしくはナンバープレート情報データとの3種
類のデータに基づいて車種を判別するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の技術に
は次のような問題点がある。車種判別領域に進入してき
たときを起点として車種判別処理を開始する。そのため
に車両分離器を設けてある。この車両分離器で1台1台
の車両を切り分けるようにして検出している。しかし、
例えば、牽引車に被牽引車を連結した牽引タイプの車両
については、それ全体が1台であるにもかかわらず、車
両分離器の分離ミスにより、牽引車を1台の車両、被牽
引車をさらに1台の車両と誤検出してしまうおそれがあ
る(検出過剰)。
【0004】架空車両が1台でも発生すると、次々に進
入してくるすべての車両について芋づる式に車種判別に
誤判別を起こしてしまう。このことを図20を用いて簡
単に説明する。何らかの原因によって、架空車両U1が
発生し、CPU(中央演算処理装置)はその制御動作上
で車種判別領域Hに実車が残っていると認識していると
する。模式的に表現すると、図20(a)のようにな
る。Q1は上流端の車両分離器1aによる分離ライン、
Q2は下流端の車両分離器2aによる分離ライン、8は
車両のナンバープレートを撮像する撮像装置であり、車
種判別領域Hは両分離ラインQ1,Q2間の領域であ
る。車種判別領域Hに実車が何も存在していないにもか
かわらず、CPUはその制御動作では実車が存在してい
ると認識しているという事態が発生する場合があり、こ
れが架空車両U1である。架空車両U1についても車種
C1が判定されている。同図(b)のように次の車両V
2が分離ラインQ1に達し、分離ラインQ1を通過する
と、その車種判別が行われ、車種C2が登録される。同
図(c)のように車両V2が分離ラインQ2に達する
と、料金所ブース等に向けて車種の判定結果データを通
知するが、そのときCPUは先に把握している架空車両
U1についての車種C1を車両V2に割り当てるので、
車両V2については車種C1の判定結果データが通知さ
れることになり、車両V2の本来の車種C2を正しく通
知することができないでいる。この車種C2は新たな架
空車両U2についてのものとなる。同図(d)のように
さらに次の車両V3が分離ラインQ1に達し、分離ライ
ンQ1を通過すると、その車種判別が行われ、車種C3
が登録される。同図(e)のように車両V3が分離ライ
ンQ2に達すると、料金所ブース等に向けて車種の判定
結果データを通知するが、そのときCPUは先に把握し
ている架空車両U2についての車種C2を車両V3に割
り当てるので、車両V3については車種C2の判定結果
データが通知されることになり、車両V3の本来の車種
C3を正しく通知することができないでいる。この車種
C3は新たな架空車両U3についてのものとなる。以下
同様のことを繰り返し、一旦架空車両が発生したときに
は、後続のすべての車両について次々と車種判定ミスを
連続的に生じる事態となり、料金収受員にとっては非常
な混乱をもたらすことになる。車種判定ミスが連続した
としても、料金収受員が収受する合計金額にはほとんど
誤差が生じはしないが、例えば軽車両に対して大型車両
なみの料金を課金したり、特大車両に対して普通車両な
みの料金を課金したりといった不都合を招来しかねな
い。
【0005】また、車種別の台数データを収集する場合
には、若干の狂いが生じ、収受料金に誤差が発生し、事
後処理が面倒になる。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みて創案され
たものであって、分離ミス(検出過剰)等に起因して架
空車両等の架空移動体が発生したときには、直ちにその
不都合な事態を正常に復帰させることにより、車種判定
の精度を上げることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明にかかわる請求項
1の移動体管理装置は、車両などの移動体を個体的に識
別するためのナンバープレート情報などの識別情報を移
動体種類判別領域の入口と出口とで取得し、移動体種類
判別領域で移動体の種類を判別し、入口での識別情報と
出口での識別情報との対比から架空移動体と実移動体と
を識別し、架空移動体についてはその識別情報および移
動体種類情報を消去するようにしたものである。架空移
動体を弁別し、架空移動体についての移動体種類情報を
消去してしまうので、何らかの要因によって架空移動体
が発生したとしても、その架空移動体についての移動体
種類情報は出力しないので、芋づる式の移動体種類判別
の誤判定が防止される。
【0008】本発明にかかわる請求項2の移動体管理装
置は、次のような構成となっている。すなわち、移動体
種類判別領域の入口で移動体(例えば車両など)の識別
情報(例えばナンバープレート情報)を取得する手段
と、その入口での識別情報を記憶する手段を備えてい
る。また、移動体種類判別領域の出口で移動体(車両な
ど)の識別情報(ナンバープレート情報)を取得する手
段と、その出口での識別情報を記憶する手段を備えてい
る。また、移動体種類判別領域で移動体の種類(例えば
車種)を判別する手段を備えている。さらに、1つの判
定対象車両について入口での識別情報と出口での識別情
報とが一致するかどうかを判断し、一致するときは判別
した移動体の種類の情報を出力する手段を備えている。
加えて、前記両識別情報が不一致のときは1つの判定対
象移動体における出口での識別情報と記憶順序が隣り合
う移動体の入口での識別情報とが一致するかどうかを判
断し、一致するときは判定対象移動体を架空移動体と見
做してその移動体の移動体種類情報は出力せず記憶順序
が隣り合う移動体の移動体種類情報を出力する手段を備
えている。さらに、出力後に両移動体についての記憶情
報を消去する手段を備えている。ある判定対象移動体に
ついて入口での識別情報と出口での識別情報とが不一致
となるときは、架空移動体が発生している可能性があ
る。架空移動体かどうかは、判定対象移動体における出
口での識別情報と記憶順序が隣り合う移動体の入口での
識別情報とが一致するかどうかによって判断する。一致
しているときは判定対象移動体が架空移動体となってい
るのである。逆にいうと、架空移動体を判定対象移動体
としてしまっているのである。そこで、その架空移動体
についての移動体種類情報を消去するので、その架空移
動体についての移動体種類情報は出力しないですみ、芋
づる式の移動体種類判別の誤判定が防止される。
【0009】本発明にかかわる請求項3の移動体管理装
置は、上記請求項1または請求項2において、移動体を
車両とし、移動体の識別情報を車両のナンバープレート
情報とするものである。車種判別装置として適用した場
合に、架空車両が発生しても、そのことを検出し、架空
車両についての車種の出力は行わないですみ、芋づる式
の車種誤判定が防止される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかわる移動体管
理装置の実施の形態の一例としての車両管理装置につい
て図面に基づいて詳細に説明する。図1は実施の形態に
かかわる車両管理装置の概略的なハードウェア構成を示
す外観斜視図、図2は車両管理装置の電気的構成を示す
ブロック図である。
【0011】この車両管理装置は、そこを通過する移動
体としての車両Vの車種を判別するもので、図1に示す
ように有料道路・有料駐車場等の料金所ブースBの直前
の道路R上に設置されている。車両管理装置は道路Rの
長手方向に沿って所定の長さを有する移動体種類判別領
域としての車種判別領域Hを有しており、この車種判別
領域Hを車両Vが通過する間にその車両Vの外観的な特
徴を抽出し、車種の判別を行うようになっている。車種
判別領域Hにおける車両の入口側端部である上流端Hin
に車両の進入を検出する進入検出器1が設けられ、車両
の出口側端部である下流端Hout に車両の通過開始を検
出する通過検出器2が設けられている。進入検出器1と
通過検出器2とはそれぞれ道路Rを挟んで対向する両側
の路側に配置されたセンサヘッド1a,2aと回帰反射
板1b,2bから構成されており、センサヘッド1a,
2aが照射し回帰反射板1b,2bで正反射する光が車
両Vによって遮断されることをセンサヘッド1a,2a
で検出することによりそれぞれ車両の進入と通過開始と
を検出するようになっている。
【0012】進入検出器1および通過検出器2はともに
車両分離器によって構成されている。その車両分離器の
具体的構成を図3(a)に基づいて説明する。センサヘ
ッド1a,2aは、光ビームを出射する半導体レーザー
や発光ダイオード等の発光素子51aおよび発光素子5
1aからの光を平行な光ビームにするコリメートレンズ
51bからなる投光部51と、投光部51からの光ビー
ムを回帰反射板1b,2bに向けて走査するポリゴンミ
ラーやガルバノミラーなどからなる光走査部52と、光
走査部52からの反射光を集光するコンデンサレンズ5
3aおよびコンデンサレンズ53aで集光された光を受
光して電気信号に変換するフォトダイオード等の受光素
子53bからなる受光部53とをもって構成されてい
る。回帰反射板1b,2bは多数のプリズムなどの正反
射素子をセンサヘッド1a,2aの光ビームの走査方向
に沿って縦列配置したもので、入射した光ビームを正反
射させるものである。発光素子51aから出射された光
はコリメートレンズ51bによって平行な光ビームに変
換され、一定速度で回転する光走査部52により図3
(b)示すように光ビームは道路Rをほぼ直角に横切る
状態に垂直方向で扇状に走査されて回帰反射板1b,2
bに向けて出射される。センサヘッド1a,2aと回帰
反射板1b,2bとの間に車両Vが存在しないときは、
センサヘッド1a,2aから出射された光ビームは回帰
反射板1b,2bに入射されてそこから正反射され、反
射光が光走査部52を介してコンデンサレンズ53aに
よって集光され、受光素子53bで受光されて電気信号
に変換される。センサヘッド1a,2aと回帰反射板1
b,2bとの間に車両Vが存在するときは、センサヘッ
ド1a,2aから出射された光ビームは途中で車両Vに
よって遮光され、回帰反射板1b,2bに入射されず、
車両Vからの反射光は回帰反射板1b,2bで正反射さ
れる場合に比べ光強度が弱く、受光素子53bでの受光
量が少なくなる。そして、判定回路(図示せず)におい
て受光量を所定の閾値と比較することにより車両Vの有
無を判定し、車両Vを検出したときにそれぞれ車両検知
信号S1,S2を図2に示す車両検知制御部15に出力
するようになっている。
【0013】車種判別領域Hの上流端Hinにある進入検
出器1の車両進行方向Aの下流側近傍の路側に車両Vの
タイヤを検出するタイヤ検出器6が設けられている。タ
イヤ検出器6は図4に示すように、発光素子71aおよ
びコリメートレンズ71bからなる投光部71と、エン
コーダを有するモータにより回転駆動されるポリゴンミ
ラーからなる光走査部72と、反射光を集光するコンデ
ンサレンズ73aおよび集光した反射光を受光して電気
信号に変換する受光素子73bからなる受光部73とに
よって構成されている。タイヤ検出器6は、三角測距の
原理に基づいて測定した路面または車両Vまでの距離の
出力特性は車両VのタイヤTYに投光したときに測定距
離が短くなることを利用してタイヤTYを検出し、タイ
ヤ検知信号S3を図2の軸数・軸距算出部16に出力し
ている。軸数・軸距算出部16はタイヤ検知信号S3に
基づいて車両Vの軸数および1−2軸距(図5により後
述する)を算出するようになっている。
【0014】車種判別領域Hの上流端Hinおよび下流端
Hout にはそれぞれ道路Rを跨ぐ状態のコの字状の門柱
3,4が配設され、これら門柱3,4間に道路Rの幅方
向中央部を通る状態に梁5が掛け渡されている。上流端
Hin側の門柱3の梁部3aに車両Vの進入を検出すると
ともに通過する車両Vの形状を検出する車両形状検出用
レーザセンサ7a,7b,7cが設けられている。レー
ザセンサ7a〜7cは下方の道路Rに向けて道路Rを横
切る方向に沿ってレーザビームを走査し、レーザビーム
が反射するポイントまでの距離を測定することでレーザ
ビームの走査領域を横切る車両の有無やその横断面形状
を計測するデータを取得する。人や動物の進入を車両の
進入と誤判定しないようにするため、進入検出器1によ
る検出動作と車両形状検出用レーザセンサ7a,7b,
7cによる検出動作の両方が同時にあったときに限って
車両Vが車種判別領域Hに進入したと判定する。それは
例えば1m程度のものである。
【0015】車種判別領域H内の走行中の車両Vの車頭
位置を検出する車頭位置検出用レーザセンサ9a,9b
が梁5の前後に設けられている。レーザセンサ9a,9
bは道路Rに向けて道路Rの長手方向に沿ってレーザビ
ームを走査し、レーザビームが反射するポイントまでの
距離を測定することでその走査領域を走行する車両の有
無やその車頭位置を計測するデータを取得する。レーザ
センサ9a,9bの個数はその走査範囲の長さと判別対
象となる車両の最大車長とにより規定され、本実施の形
態では2つとしてある。
【0016】車種判別領域Hのほぼ中央の路側に上流端
Hinに進入した車両Vの識別情報であるナンバープレー
トを撮影する第1の撮像装置8aが設けられ、車種判別
領域Hと料金所ブースBとの間の路側に下流端Hout を
通過開始した車両Vのナンバープレートを撮影する第2
の撮像装置8bが設けられている。これらの撮像装置8
a,8bとしては例えばCCD固体撮像素子を利用した
モノクロカメラが使用される。カラーカメラでもよい。
撮像装置8a,8bは常時的な撮影状態になっており、
図2に示す第1のナンバープレート認識部17aおよび
第2のナンバープレート認識部17bも撮像装置8a,
8bによる画像データを常時的に取り込んでおり、第1
のナンバープレート認識部17aは、進入検出器1と車
両形状検出用レーザセンサ7a〜7cで車両Vの進入を
検出したタイミングでナンバープレート認識処理を開始
するように構成され、第2のナンバープレート認識部1
7bは、通過検出器2が車両Vの通過開始を検出したタ
イミングでナンバープレート認識処理を開始するように
構成されている。
【0017】次に、車両管理装置の全体の制御を司る制
御部10について図2に基づいて説明する。制御部10
は装置全体の制御を司るCPU(中央演算処理装置)と
制御のためのプログラムを格納しているROM(リード
オンリーメモリ)と制御を補助するとともにデータを格
納するRAM(ランダムアクセスメモリ)とからなるマ
イクロコンピュータによって構成されているが、図2は
そのマイクロコンピュータを機能ブロックで示してあ
る。制御部10はその機能ブロックとして、レーザ制御
部11a〜11c、12a,12bと断面計測部13と
車両位置計測部14と車両検知制御部15と軸数・軸距
算出部16と第1のナンバープレート認識部17aと第
2のナンバープレート認識部17bと車両形状計測部1
8と車両諸元計測部19と車種判定部20と車両管理部
21とを備えている。
【0018】レーザ制御部11a〜11cは車両形状検
出用レーザセンサ7a〜7cそれぞれのレーザ送受波制
御を行い、それによってレーザセンサ7a〜7cから得
られる受波データd1〜d3を基にして測距データD1
〜D3を算出する。レーザ制御部12a,12bは車頭
位置検出用レーザセンサ9a,9bそれぞれのレーザ送
受波制御を行い、それによってレーザセンサ9a,9b
から得られる受波データd4,d5を基にして測距デー
タD4,D5を算出する。断面計測部13はレーザ制御
部11a〜11cが算出した測距データD1〜D3を基
にして車両Vの進行方向に垂直な断面形状を計測し、断
面形状データD6を車両検知制御部15と車両形状計測
部18とに送出する。車両位置計測部14はレーザ制御
部12a,12bが算出した測距データD4,D5を基
にして車両Vの車頭位置を計測し、車両位置データD7
を車両形状計測部18と軸数・軸距算出部16に送出す
る。車両検知制御部15は進入検出器1による車両検知
信号S1と断面計測部13による断面形状データD6と
に基づいて車両が上流端Hinに進入してきたことを示す
車両進入信号S4を生成して第1のナンバープレート認
識部17aと車両管理部21に送出するとともに、車両
検知信号S1と断面形状データD6とに基づいて車両形
状計測を開始するタイミングを与える車両分離信号S5
を生成して車両形状計測部18と車両管理部21に送出
する。軸数・軸距算出部16はタイヤ検出器6によるタ
イヤ検知信号S3と車両位置計測部14による車両位置
データD7とに基づいて車両ごとの軸数・軸距データD
10を生成して車種判定部20に送出する。第1のナン
バープレート認識部17aは車種判別領域Hの上流端H
inに進入してきた車両Vについて車両検知制御部15か
らの車両進入信号S4の入力のタイミングで第1の撮像
装置8aの撮影による撮像データd8からその車両Vの
ナンバープレートを認識して、ナンバープレート情報デ
ータ(プレートサイズ、車種コード、一連コード等)D
8を生成し、車種判定部20と車両管理部21に送出す
る。第2のナンバープレート認識部17bは車種判別領
域Hの下流端Hout を通過開始した車両Vについて通過
検出器2からの車両検知信号S2の入力のタイミングで
第2の撮像装置8bの撮影による撮像データd9からそ
の車両Vのナンバープレートを認識して、ナンバープレ
ート情報データ(プレートサイズ、車種コード、一連コ
ード等)D9を生成し、車両管理部21に送出する。も
っとも、第2のナンバープレート認識部17bによるナ
ンバープレート情報データD9のうち利用するのは車種
コードと一連コードだけあるいは一連コードのみでもよ
い。車両形状計測部18は車両検知制御部15からの車
両分離信号S5の受け取りのタイミングから車両形状計
測を開始するもので、断面計測部13が生成した断面形
状データD6および車両位置計測部14が生成した車両
位置データD7に基づいて3次元車両形状データD11
を生成する。車両諸元計測部19は車両形状計測部18
からの3次元車両形状データD11を基にして車両Vの
外観特徴(車幅・車高・車長・車形等)を抽出し、外観
特徴データD12を車種判定部20に送出する。車種判
定部20は、車両諸元計測部19が抽出した外観特徴デ
ータD12と軸数・軸距算出部16が算出した軸数・軸
距データD10と第1のナンバープレート認識部17a
が生成したナンバープレート情報データD8とに基づい
て車両Vの車種を判定して車種判定情報D13を車両管
理部21に送出する。車両管理部21は、通過検出器2
からの車両検知信号S2と車両検知制御部15による車
両進入信号S4および車両分離信号S5と第1のナンバ
ープレート認識部17aによるナンバープレート情報デ
ータD8と第2のナンバープレート認識部17bによる
ナンバープレート情報データD9と車種判定部20から
の車種判定情報D13とに基づいて、検知過剰により発
生した架空車両の排除を行った後に、移動体種類情報と
しての車種判定結果データD14を料金所ブースBへ出
力する。
【0019】以下、上記のように構成された車両管理装
置の動作を説明する。
【0020】車両Vが料金所ブースBの手前の車種判別
領域Hの上流端Hinに進入すると、そのことを進入検出
器1が検出する。車両Vの車頭が車両形状検出用レーザ
センサ7a〜7cのセンサ領域に達すると、レーザセン
サ7a〜7cが車両Vを検知する。所定の間隔で離間配
置された進入検出器1とレーザセンサ7a〜7cとの両
方において同時に車両Vを検知して初めて、進入してき
た物体を判別対象である車両として判定する。これによ
り車両とそれ以外のものとを区別している。前記両要素
によって車両Vの進入を検知すると、進入してきた車両
Vの3次元形状の計測、軸数の計測およびナンバープレ
ートの判定を行う。
【0021】軸数・軸距算出部16はタイヤ検出器6か
らのタイヤ検知信号S3のカウントに基づいて車両Vの
軸数を計測するとともに、図5に示すように車両Vの先
頭タイヤの軸と2番目のタイヤの軸との間の距離すなわ
ち1−2軸距を計測する。すなわち、車両位置計測部1
4による車両位置データD7をタイヤ検知信号S3のタ
イミングで抽出した位置Z1,Z2に基づいて、1−2
軸距=Z2−Z1により算出する。軸数・軸距算出部1
6は得た軸数・軸距データD10を車種判定部20に送
出する。
【0022】次に、車両の3次元形状の計測について説
明する。車両形状検出用レーザセンサ7a〜7cで得ら
れた送受波データd1〜d3を基にしてレーザ制御部1
1a〜11cはレーザ反射点までの測距データD1〜D
3を生成し、断面計測部13に送出する。断面計測部1
3は測距データD1〜D3に基づいてレーザセンサ7a
〜7cの1走査毎に車両Vの断面形状データD6を生成
し、車両形状計測部18と車両検知制御部15とに送出
する。一方、車頭位置検出用レーザセンサ9a,9bで
得られた受波データd4,d5に基づいてレーザ制御部
12a,12bはレーザ反射点までの測距データD4,
D5を生成し、車両位置計測部14に送出する。車両位
置計測部14は測距データD4,D5に基づいてレーザ
センサ9a,9bの1走査毎に車両Vの車頭位置を示す
車両位置データD7を生成し、車両形状計測部18と軸
数・軸距算出部16とに送出する。
【0023】車両検知制御部15は、進入検出器1によ
る車両検知信号S1と断面計測部13による断面形状デ
ータD6の最終データとに基づいて車両形状計測を開始
するタイミングを与える車両分離信号S5を生成して車
両形状計測部18に送出する。車両形状計測部18は車
両検知制御部15からの車両分離信号S5の受け取りの
タイミングから車両形状計測を開始し、断面計測部13
が生成した1走査ごとの断面形状データD6と車両位置
計測部14が生成した1走査ごとの車両位置データD7
に基づいて3次元車両形状データD11を生成する。
【0024】図6(a)はある車両Vが通過したときに
断面計測部13によって得た1走査ごとの2次元の断面
形状データをまとめて示している。x軸は車幅方向、y
軸は車高方向、z軸は時間をそれぞれ示す。z軸に沿っ
て各データごとに添えた数値は車両位置計測部14によ
る車両位置データである。車両は位置0から位置6.0
まで前進して停止し、そこから位置3.8まで後進して
停止し、そこから再び前進して位置7.0でレーザセン
サ9bを通過した場合の例が図示されている。このまま
の状態では車両の正確な2次元の断面形状が判明しない
ので、車両形状計測部18は正規化処理を行う。すなわ
ち、車両位置計測部14による車両の位置ごとに2次元
の断面形状データをサンプリングし、図6(b)に示す
ような車両の正確な3次元車両形状データを得る。な
お、この形状はトレーラーの牽引車(トレーラーヘッ
ド)の3次元車両形状データである。以上のような正規
化処理を行うことにより、車両の前進、後進、加速、減
速、一旦停止等に影響されない車両の正確な3次元車両
形状を求めることができる。特に料金所ブースBの近傍
では進入してくる車両が停止のために減速するが、この
ような速度変化に影響を受けない計測精度を確保するこ
とができる。
【0025】車両の後端が車両形状検出用レーザセンサ
7a〜7cを通過するか車両の先端が通過検出器2に到
達するかどちから早いタイミングで車両検知制御部15
は車両分離信号S5を車両形状計測部18と車両管理部
21とに送出する。車両分離信号S5を受けた車両形状
計測部18は上記のようにして求めた3次元車両形状デ
ータD11を車両諸元計測部19に送出する。車両諸元
計測部19は3次元車両形状データD11に基づいて車
幅・車高・車長・車形等の外観特徴データD12を生成
し、車種判定部20に送出する。
【0026】次に、ナンバープレートの認識について説
明する。車種判別領域Hの上流端Hinで進入検出器1お
よび車両形状検出用レーザセンサ7a〜7cによって車
両Vの先端の進入を検出したタイミングにおいては第1
の撮像装置8aが撮像した画像にはナンバープレートを
含む車両前面の画像が含まれるが、第1のナンバープレ
ート認識部17aはそのときの撮像データd8を取り込
み、車両Vのナンバープレートの情報(プレートサイ
ズ、車種コード、一連コード等)を認識し、その認識結
果のナンバープレート情報データD8を車種判定部20
および車両管理部21に送出する。また、車種判別領域
Hの下流端Hout で通過検出器2によって車両Vの先端
の通過開始を検出したタイミングにおいても第2の撮像
装置8bが撮像した画像にはナンバープレートを含む車
両前面の画像が含まれるが、第2のナンバープレート認
識部17bはそのときの撮像データd9を取り込み、車
両Vのナンバープレートの情報(プレートサイズ、車種
コード、一連コード等)を認識し、その認識結果のナン
バープレート情報データD9を車両管理部21に送出す
る。
【0027】車種判定部20は受け取った車幅・車高・
車長・車形等の外観特徴データD12と軸数・軸距デー
タD10とプレートサイズ・車種コード・一連コード等
のナンバープレート情報データD8に基づいて判定対象
車両の車種判定処理を実行する。その動作を図7〜図1
1に示すフローチャートに基づいて説明する。ステップ
S10において判定対象車両が牽引を行っているかどう
かを外観特徴データD12(特に車形データ)に基づい
て判断し、牽引を行っていないときはステップS12に
進み、図8、図9に示す5車種フローAに基づいた車種
判定処理と、図10に示す5車種フローBに基づいた車
種判定処理を並列して実行し、車種を判定する。
【0028】まず5車種フローAによる車種判定処理に
ついて図8および図9のフローチャートに従って説明す
る。ステップS20において外観特徴データD12の車
幅、車長、車高のそれぞれを軽車両の判定基準となる閾
値W1,L1,H1と比較する。そして、車幅<W1、
車長≦L1、車高≦H1の条件をすべて満たすときには
ステップS50に進んで5車種フローAでの車種判定バ
ッファ〔車種A〕=軽車両とセットする。ステップS2
0の判断で車幅<W1、車長≦L1、車高≦H1の条件
のいずれか1つでも満たさないときにはステップS22
に進んでナンバープレート情報データD8に基づいてナ
ンバープレートの存在が確認できたか否かを判定し、ナ
ンバープレートの存在が確認できないときはステップS
24に進み、軸数・軸距データD10に基づいてその判
定対象車両の軸数を判定し、5軸以上のときはステップ
S58に進んで車種判定バッファ〔車種A〕=特大車両
にセットし、4軸以下のときはステップS60に進んで
車種判定バッファ〔車種A〕=車種不明にセットする。
ステップS22においてナンバープレートの存在を確認
できたときはステップS26に進んでナンバープレート
のサイズを判定し、普通板サイズのときはステップS2
8に進み、車種コードを判定し、車種コードの先頭数字
が“3”,“4”,“5”,“6”,“7”のときはス
テップS52に進んで車種判定バッファ〔車種A〕=普
通車両にセットし、“1”,“2”のときはステップS
54に進んで車種判定バッファ〔車種A〕=中型車両に
セットし、“9”のときはステップS58に進んで車種
判定バッファ〔車種A〕=特大車両にセットし、“8”
のときはステップS60に進んで車種判定バッファ〔車
種A〕=車種不明にセットする。ステップS26におい
てナンバープレートが大板サイズと判定したときは図9
のステップS30に進み、車種コードを判定し、車種コ
ードの先頭数字が“2”のときは車種は大型車両か特大
車両であるものの特定できずステップS60(図8のS
60と同じ)に進んで車種判定バッファ〔車種A〕=車
種不明にセットする。ステップS30において車種コー
ドの先頭数字が“1”のときはステップS32に進み、
車形を判定し、トレーラヘッドタイプのときはステップ
S34に進み、軸数を判定し、2軸のときはステップS
54(図8のS54と同じ)に進んで車種判定バッファ
〔車種A〕=中型車両にセットし、3軸のときはステッ
プS56に進んで車種判定バッファ〔車種A〕=大型車
両にセットする。ステップS32においてトレーラヘッ
ドタイプ以外のときはステップS36に進み、軸数を判
定し、3軸以下のときはステップS56に進んで車種判
定バッファ〔車種A〕=大型車両にセットし、5軸以上
のときはステップS58(図8のS58と同じ)に進ん
で車種判定バッファ〔車種A〕=特大車両にセットし、
4軸のときはステップS38に進み、軸数・軸距データ
D10による1−2軸距を大型車両と特大車両とを判別
する基準である閾値T1と比較し、1−2軸距≧T1の
ときはステップS58に進んで車種判定バッファ〔車種
A〕=特大車両とセットし、1−2軸距<T1のときは
ステップS56に進んで車種判定バッファ〔車種A〕=
大型車両にセットする。ステップS30において車種コ
ードの先頭数字が“8”のときはステップS40に進
み、車形を判定し、トレーラヘッドタイプのときはステ
ップS42に進み、トラクタの軸数を判定し、2軸のと
きはステップS54に進んで車種判定バッファ〔車種
A〕=中型車両にセットし、3軸のときは車種判定バッ
ファ〔車種A〕=大型車両にセットする。ステップS4
0においてトレーラヘッドタイプ以外のときはステップ
S44に進み、軸数を判定し、5軸以上のときはステッ
プS58に進んで車種判定バッファ〔車種A〕=特大車
両にセットし、4軸以下のときは大型車両か特大車両で
あるものの特定できずステップS60に進んで車種判定
バッファ〔車種A〕=車種不明にセットする。以上のよ
うにして5車種フローAによる車種判定処理の特徴的な
部分が終わり、ステップS120(図11参照)に進
む。
【0029】次に、5車種フローBによる車種判定処理
を図10で説明する。ステップS70において外観特徴
データD12の車幅を軽車両の判定基準となる閾値W1
と比較し、車幅≧W1の条件を満たさないときはステッ
プS72に進み、車長を軽車両の判定基準となる閾値L
1と比較し、車長≦L1の条件を満たさないときはステ
ップS102に進んで5車種フローBでの車種判定バッ
ファ〔車種B〕=普通車両にセットする。ステップS7
2において車長≦L1の条件を満たすときはステップS
74に進んで車高を軽車両の判定基準となる閾値H1と
比較し、車高≦H1の条件を満たさないときはステップ
S102に進んで車種判定バッファ〔車種B〕=普通車
両にセットし、車高≦H1の条件を満たすときはステッ
プS100に進んで車種判定バッファ〔車種B〕=軽車
両にセットする。ステップS70において車幅≧W1の
条件を満たすときはステップS76に進み、車幅を普通
車両および中型車両の判定基準となる閾値W2と比較
し、車幅≧W2の条件を満たさないときはステップS7
8に進み、車形を判定し、トラックタイプ以外のときは
ステップS82に進むが、トラックタイプのときはステ
ップS80に進み、車幅、車高および車長のそれぞれを
トラックタイプにおける中型車両の判定基準となるW
3,H3,L3と比較し、車幅≧W3、車高≧H3、車
長≧L3の各条件のうちのいずれかの条件を満たすとき
はステップS104に進んで車種判定バッファ〔車種
B〕=中型車両にセットし、各条件のいずれをも満たさ
ないときはステップS82に進み、車長をトラックを含
むすべての車種における中型車両の判定基準となる閾値
L4と比較し、車長≧L4の条件を満たすとときはステ
ップS104に進んで車種判定バッファ〔車種B〕=中
型車両にセットし、車長≧L3の条件を満たさないとき
はステップS84に進み、車高をトラックを含むすべて
の車種における普通車両の判定基準となる閾値H5と比
較し、車高≧H5の条件を満たさないときはステップS
102に進んで車種判定バッファ〔車種B〕=普通車両
にセットし、車高≧H5の条件を満たすときは普通車両
か中型車両であるものの特定できずステップS110に
進んで車種判定バッファ〔車種B〕=車種不明にセット
する。ステップS76において車幅≧W2の条件を満た
すときはステップS86に進み、車形を判定し、トレー
ラヘッドタイプのときはステップS88に進み、軸数を
判定し、軸数が3軸であるときはステップS106に進
んで車種判定バッファ〔車種B〕=大型車両にセット
し、軸数が2軸であるときはステップS104に進んで
車種判定バッファ〔車種B〕=中型車両にセットする。
ステップS86でトレーラヘッドタイプ以外であるとき
はステップS90に進み、車形を判定し、特殊タイプの
ときはステップS108に進んで車種判定バッファ〔車
種B〕=特大車両にセットし、バスタイプのときはステ
ップS92に進み、車長をバス型車両における中型車両
の判定基準となる閾値L6と比較し、車長≧L6の条件
を満たさないときはステップS104に進んで車種判定
バッファ〔車種B〕=中型車両にセットし、車長≧L6
の条件を満たすときは大型車両か特大車両であるものの
特定できずステップS110に進んで車種判定バッファ
〔車種B〕=車種不明にセットする。ステップS90に
おいて車形がトラックタイプであると判断したときはス
テップS94に進み、軸数を判定し、5軸以上のときは
ステップS108に進んで車種判定バッファ〔車種B〕
=特大車両にセットし、4軸のときはステップS96に
進み、1−2軸距と閾値T1とを比較し、1−2軸距≧
閾値T1のときはステップS108に進んで車種判定バ
ッファ〔車種B〕=特大車両にセットし、1−2軸距≧
閾値T1でないときはステップS106に進んで車種判
定バッファ〔車種B〕=大型車両にセットする。ステッ
プS94において軸数が3軸のときはステップS106
に進んで車種判定バッファ〔車種B〕=大型車両にセッ
トし、2軸のときは中型車両か大型車両であるものの特
定できずステップS110に進んで車種判定バッファ
〔車種B〕=車種不明にセットする。以上のようにして
5車種フローBによる車種判定処理の特徴的な部分が終
わり、ステップS120(図11参照)に進む。
【0030】S120〜S126(図11参照)は5車
種フローAB共通の処理フローである。すなわち、ステ
ップS120において5車種フローAによって判定され
た車種判定結果をセットしている車種判定バッファ〔車
種A〕の内容と5車種フローBによって判定された車種
判定結果をセットしている車種判定バッファ〔車種B〕
の内容とが一致するかどうかを判断し、一致していると
きはステップS126に進んで車種判定結果バッファ
〔車種〕に5車種フローAでの車種判定結果バッファ
〔車種A〕の内容を書き込む(〔車種〕←〔車種
A〕)。つまり、車種判定結果バッファ〔車種〕=〔車
種A〕にセットする。不一致のときはステップS122
に進んで〔車種A〕=が車種不明かどうかを判断し、車
種不明であるときは〔車種A〕≠〔車種B〕であること
から〔車種B〕は何らかの具体的な車種を意味してお
り、このときはステップS124に進んで車種判定結果
バッファ〔車種〕に5車種フローBでの車種判定結果バ
ッファ〔車種B〕の内容を書き込む(〔車種〕←〔車種
B〕)。ステップS122において〔車種A〕が車種不
明でないときは〔車種A〕は何らかの具体的な車種を意
味しており、このときはステップS126に進み、上記
と同様に車種判定結果バッファ〔車種〕に5車種フロー
Aでの車種判定結果バッファ〔車種A〕の内容を書き込
む(〔車種〕←〔車種A〕)。すなわち、特別な場合を
除いて、5車種フローAによる判定結果の方を優先す
る。車種判定結果バッファ〔車種〕にセットしたとき
は、図7〜図11に示した車種判定処理を終了する。上
記のように原則として5車種フローAによる判定結果の
方を5車種フローBによる判定結果よりも優先する理由
は次のとおりである。有料道路の料金車種区分は、ナン
バープレートを基本として定められているため、ナンバ
ープレート情報を基本とした車種Aが求まった場合にお
いては、それを優先する。
【0031】車両が牽引状態にあるときは、前方の牽引
車で割り出した車種によってのみ課金することはできな
い。牽引車と被牽引車とを合わせた連結車に対して課金
すべきである。そこで、車両が牽引状態にあるときは、
次のような見做しの取り扱い処理を行って適切な課金を
行うようにしている。ステップS10において判定対象
車両が牽引を行っていると判断したときはステップS2
00,202において、ステップS12と同様の判定方
法(5車種フローA,B)により、前側の牽引車の車種
を判定する。判定した牽引車の車種が軽車両のときはス
テップS204に進み、牽引車に牽引されている後側の
被牽引車の軸数を軸数・軸距データD10に基づいて判
定し、1軸のときは課金上で軽車両に相当するのでステ
ップS222に進んで車種判定結果バッファ〔車種〕=
軽車両にセットし、2軸以上のときは課金上で中型車両
に相当するのでステップS224に進んで車種判定結果
バッファ〔車種〕=中型車両にセットする。判定した牽
引車の車種が普通車両のときはステップS206に進ん
で被牽引車の軸数を判定し、1軸のときは課金上で中型
車両に相当するのでステップS224に進んで車種判定
結果バッファ〔車種〕=中型車両にセットし、2軸以上
のときは課金上で大型車両に相当するのでステップS2
26に進んで車種判定結果バッファ〔車種〕=大型車両
にセットする。判定した牽引車の車種が中型車両のとき
はステップS208に進んで被牽引車の軸数を判定し、
1軸のときは課金上で大型車両に相当するので車種判定
結果バッファ〔車種〕=大型車両にセットし、2軸以上
のときは課金上で特大車両に相当するのでステップS2
28に進んで車種判定結果バッファ〔車種〕=特大車両
にセットする。判定した牽引車の車種が大型車両のとき
はステップS210に進んで被牽引車の全軸数を判定
し、3軸のときは課金上で大型車両に相当するのでステ
ップS226に進んで車種判定結果バッファ〔車種〕=
大型車両にセットし、4軸以上のときは課金上で特大車
両に相当するのでステップS228に進んで車種判定結
果バッファ〔車種〕=特大車両にセットする。
【0032】制御部10における車種判定部20は以上
のようにして車種判別領域Hに進入してきた判定対象車
両の車種を判定し、車種判定情報D13を車両管理部2
1へ送出する。
【0033】車種判別領域Hの下流端Hout で判定対象
車両の先頭が通過検出器2に達すると、通過検出器2は
車両の通過開始を検出して車両検知信号S2を車両検知
制御部15と車両管理部21に出力する。車両管理部2
1は、車両検知信号S2と車両進入信号S4と車両分離
信号S5と車種判定情報D13と第1および第2のナン
バープレート情報データD8,D9とに基づいて車種判
別領域Hを通過する判定対象車両の車種を正確に計測
し、移動体種類情報としての車種判定結果データD14
を料金所ブースBに出力する。料金所ブースBでは送信
されてきた車種判定結果データD14に基づいて図示し
ない表示装置において判定結果の車種を表示し、料金収
受員に車種判別領域Hの下流端Hout に先頭が達した直
後の判定対象車両の車種を知らせる。車種判定結果デー
タD14を料金所ブースBに出力するタイミングは判定
対象車両の先頭が通過検出器2に達したタイミングであ
り、通過検出器2は料金所ブースBから一定距離の地点
にあるから、いま表示装置に表示された車種は通過検出
器2の箇所に先頭がある車両についてのものであること
が一義的に決まり、料金収受員は迷うことなく料金収受
作業を行うことができる。
【0034】参考までに、料金所ブースBでの処理シス
テムの概略を説明しておく。図19がそのシステム構成
図である。符号の81は車両管理装置の制御部10にお
ける車両管理部21から送られてきた車種判定結果デー
タD14を入力するデータ入力部、82は入力した車種
判定結果データD14を一時的に格納しておく車種デー
タ格納部、83は演算部、84は課金データベース、8
5は車種別台数データ格納部、86は表示制御部、87
は表示部である。表示制御部86は車種データ格納部8
2への車種判定結果データD14の格納に伴って車種デ
ータ格納部82および課金データベース84をアクセス
し、その車種データとその車種データに対応した料金と
を読み出して表示部87に送出し、車種データを表示さ
せる。演算部83は車種データ格納部82と車種別台数
データ格納部85とをアクセスし、車種データ格納部8
2の車種データによって車種別台数データ格納部85を
検索し、該当する車種における台数を+1インクリメン
トして、更新する。表示部87には必要に応じて車種別
台数データ格納部85の内容を表示する。
【0035】次に、架空車両の検出および廃棄処理の動
作について説明する。この点に本発明の技術的ポイント
がある。
【0036】進入検出器1または車両形状検出用レーザ
センサ7a〜7cにおいて車両検知過剰が起こって架空
車両が発生することとなった場合には、車両管理部21
においてその架空車両を検出しかつ廃棄処理することに
より、その架空車両についての情報を料金所ブースBに
出力せずにすむ。なお、架空車両が発生したときに、そ
のままにしておくと派生する不都合については、図20
に基づいて説明した。
【0037】以下、架空車両を検出し廃棄処理する動作
について図12、図13のフローチャートに従って説明
する。ステップS300〜S304,S316,S32
4において現在の車両位置の状況の判断を行う。すなわ
ち、ステップS300〜S304は、(a)進入検出器
1と車両形状検出用レーザセンサ7a〜7cによって車
両の進入を検出した状態であるのかどうかの判断であ
り、ステップS316は、(b)車両の後端が車両形状
検出用レーザセンサ7a〜7cを通過した状態であるの
かどうかの判断であり、ステップS324は、(c)車
両の先頭の通過開始を通過検出器2によって検出した状
態であるのかどうかの判断である。ステップS300に
おいて車両形状検出用レーザセンサ7a〜7cに車両V
の先頭が達したかどうかを判断し(検知OFFから検知
ONに変化した状態であることを判断する)、達した場
合はS304に進み、進入検出器1による車両検知信号
S1が入力されているかどうかを判断し、入力されてい
る場合には車両が進入してきたと判断する。入力されて
ない場合には、車両以外の人その他の動物などが通過し
たものとしてステップS300に戻る。また、ステップ
S300の判断において車両の先頭がレーザセンサ7a
〜7cに達した状態でないときはステップS316に進
んで車両検知制御部15は断面計測部13からの断面形
状データD6の最終データに基づいて車両Vの後端が車
両形状検出用レーザセンサ7a〜7cを通過したかどう
かを判断し、通過していないときはステップS324に
進んで車両検知制御部15は通過検出器2から車両検知
信号S2を入力したかどうかを判断し、入力していない
ときはステップS300に戻る。車両Vが車両形状検出
用レーザセンサ7a〜7cに達しない限りは、通常は、
ステップS300→S316→S324→S300を繰
り返す。ステップS304の判断が肯定的となったとき
には、ステップS309において車両進入信号S4を生
成し第1のナンバープレート認識部17aと車両管理部
21に送出する。車両管理部21は車両進入信号S4を
受け取ったときに(a)が成立したと判断し、(a)が
成立したときはステップS310に進んで車両管理部2
1において車両管理テーブル21aに「車両Vi」を登
録する。ステップS312において第1のナンバープレ
ート認識部17aは車両進入信号S4を受け取ることに
よりアクティブとなって第1の撮像装置8aによる撮像
データd8からナンバープレート情報データD8を生成
し、車種判定部20に送出するとともに、ナンバープレ
ート情報データD8のうちの車両識別情報である車両ナ
ンバーデータ(Nin)を車両管理部21に送出する。こ
の車両ナンバーデータ(Nin)のサフィックスの「in」
は上流端Hinの「in」に対応している。ステップS31
4において車両管理部21は車両ナンバーデータ(Ni
n)を受け取り車両管理テーブル21aに「ナンバーN
i」を登録する。次いで、ステップS316に進む。
【0038】車両検知制御部15において断面形状デー
タD6の最終データの入力があったときと通過検出器2
から車両検知信号S2を入力したときとのいずれか早い
タイミングで(一般的には断面形状データD6の最終デ
ータの入力があったときに)車両分離信号S5を生成し
車両形状計測部18と車両管理部21に送出するが、車
両管理部21は車両分離信号S5を受け取ったときに
(b)が成立した、つまり車両の後端が車両形状検出用
レーザセンサ7a〜7cを通過したと判断する。(b)
が成立したときはステップS318に進み、車両形状計
測部18は車両分離信号S5を受け取ることによりアク
ティブとなって断面計測部13による断面形状データD
6および車両位置計測部14による車両位置データD7
に基づいて3次元車両形状データD11を生成し、車両
諸元計測部19は車両形状計測部18による3次元車両
形状データD11に基づいて車両の外観特徴データD1
2を生成し、車種判定部20に送出する。ステップS3
20において車種判定部20は車両諸元計測部19によ
る外観特徴データD12と軸数・軸距算出部16による
軸数・軸距データD10と第1のナンバープレート認識
部17aによるナンバープレート情報データD8とに基
づいて図7〜図11のフローに従って判定対象車両の車
種を判定して車種判定情報D13を生成し、車両管理部
21に送出する。ステップS322において車両管理部
21は車種判定情報D13を受け取り車両管理テーブル
21aに「車種Ci」を登録する。次いで、ステップS
324に進む。
【0039】車両管理部21は通過検出器2による車両
検知信号S2を受け取ったときに(c)が成立したと判
断する。(c)が成立したときはステップS326に進
んで第2のナンバープレート認識部17bは通過検出器
2からの車両検知信号S2を受け取ることによりアクテ
ィブとなって第2の撮像装置8bによる撮像データd9
からナンバープレート情報データD9として車両識別情
報である車両ナンバーデータ(Nout)のみを生成し、
車両管理部21に送出する。この車両ナンバーデータ
(Nout)のサフィックスの「out」は下流端Hout の
「out」に対応している。ステップS328において車
両管理部21は車両ナンバーデータ(Nout)を受け取
り車両管理テーブル21aに「ナンバーMi」を登録す
る。
【0040】次いで、ステップS330において車両管
理テーブル21aに車種がすでに登録されているかどう
かを判断する。一般的にはすでに登録されているが、特
殊な場合には登録されていない場合もある。それは、車
両が非常に長尺な場合であって、車両の後端が車両形状
検出用レーザセンサ7a〜7cを通過する前に車両の先
頭が通過検出器2を通過開始している場合である(図1
5の(c)参照)。車種がすでに登録されているときは
図12のステップS338にスキップするが、まだ登録
されていないときは次のような登録処理を行う。ステッ
プS332においては断面形状データD6および車両位
置データD7から3次元車両形状データD11を生成
し、3次元車両形状データD11から外観特徴データD
12を生成し、ステップS334において外観特徴デー
タD12と軸数・軸距データD10とナンバープレート
情報データD8から図7〜図11のフローに従って車種
判定情報D13を生成し、ステップS336において車
種判定情報D13に基づいて車両管理テーブル21aに
車種「Ci」を登録する。そして、図13のステップS
338に進む。このステップS332〜S336は図1
5に示すような車両が長尺な場合に生じる。
【0041】ステップS338以下において検知過剰に
よる架空車両の発生の有無の判断と車種判定結果の通知
の処理を実行する。ステップS338において車両管理
部21は車両管理テーブル21aを参照し当該判定対象
車両の上流端Hinでの車両ナンバーデータ(Nin)「ナ
ンバーNi」と下流端Hout での車両ナンバーデータ
(Nout)「ナンバーMi」とが一致しているかどうか
を判断し、一致しているときは正常でありステップS3
42に進む。第1のナンバープレート認識部17aによ
る認識処理と第2のナンバープレート認識部17bによ
る認識処理との間に差がなければ、あるいは架空車両が
発生していなければ、通常は2つの車両ナンバーデータ
(Nin),(Nout)は一致するので(Ni=Mi)、
ステップS342に進んで車両管理テーブル21aに登
録している「車種Ci」という車種判定結果データD1
4を料金所ブースBに通知し、次いで、ステップS34
4において車両管理テーブル21aから当該判定対象車
両の登録データを消去し、ステップS300に戻る。
【0042】ステップS338において2つの車両ナン
バーデータ(Nin),(Nout)が不一致である(Ni
≠Mi)と判断したときはステップS340に進んで車
両管理テーブル21aに次車両の登録が行われているか
どうかを判断する。登録されていないときは、両車両ナ
ンバーデータ(Nin),(Nout)の不一致(Ni≠M
i)は第1のナンバープレート認識部17aまたは第2
のナンバープレート認識部17bのいずれか一方または
両方の誤判読に起因したものであり、つまり架空車両の
発生に起因したものではなく、ステップS342に進ん
で前述と同様に車両管理テーブル21aに登録している
「車種Ci」という車種判定結果データD14を料金所
ブースBに通知する。このことは、後述する図14
(c)および図14(c)での「ナンバー1」≠「ナン
バー1′」(不一致)の場合に対応する。次いで、ステ
ップS344において車両管理テーブル21aから該当
判定対象車両の登録データを消去し、ステップS300
に戻る。
【0043】ステップS340の判断において車両管理
テーブル21aに次車両の登録が行われているときは、
その実態としては、架空車両が発生しているか、次車両
が登録されている状況下で両車両ナンバーデータ(Ni
n),(Nout)の不一致(Ni≠Mi)が生じているか
である。このことは、後述する図16(c)および図1
7(c)での「ナンバー1」≠「ナンバー1′」(不一
致)の場合や図18(h)での「ナンバー2」≠「ナン
バー3′」に対応する。このときはステップS346に
進んで車両管理テーブル21a上において判定対象車両
の下流端Houtでの車両ナンバーデータ(Nout)「M
i」と次車両の上流端Hinでの車両ナンバーデータ(N
in)「Nj」とが一致しているかどうかを判断し、一致
しているときは架空車両が発生していることを意味する
が、このときはステップS348に進んで車両管理テー
ブル21aに次車両の車種が登録されているかどうかを
判断する。登録されているときはステップS350〜S
354をスキップしてステップS356に進むが、登録
されていないときはステップS350に進んで断面形状
データD6および車両位置データD7から3次元車両形
状データD11を生成し、3次元車両形状データD11
から外観特徴データD12を生成し、ステップS352
において外観特徴データD12と軸数・軸距データD1
0とナンバープレート情報データD8から図7〜図11
のフローに従って車種判定情報D13を生成し、ステッ
プS354において車種判定情報D13に基づいて車両
管理テーブル21aに車種を登録する。そして、ステッ
プS356に進む。
【0044】ステップS356において車両管理テーブ
ル21aに登録している車種「Cj」という車種判定結
果データD14を料金所ブースBに通知し、次いで、ス
テップS358において車両管理テーブル21aから当
該判定対象車両すなわち架空車両「Vi」と次車両「V
j」との登録データを消去し、ステップS300に戻
る。
【0045】ステップS346の判断において否定的に
なるときは架空車両が発生していない状況下で次車両が
登録されているか、架空車両が発生している状況下で次
車両の第1のナンバープレート認識部17aまたは第2
のナンバープレート認識部17bまたは両方に誤判読が
生じているかである。後者の場合、架空車両の発生を検
知できないことになるが、これは検知過剰等による架空
車両の発生と次車両のナンバープレートの誤判読が重な
った場合であり、確率的に非常にまれなケースである。
この場合、ステップS360に進んで当該判定対象車両
の車種「Ci」を車種判定結果データD14として料金
所ブースBに通知し、ステップS362において車両管
理テーブル21aから当該判定対象車両「Vi」の登録
データを消去し、ステップS300に戻る。
【0046】次に、動作の具体例を図14〜図18に基
づいて説明する。これらの図において、P1は進入検出
器1による検出ライン、P2は車両形状検出用レーザセ
ンサ7a〜7cによる検出ライン、P3は通過検出器2
による検出ラインを表している。
【0047】(1)車両が車種判別領域Hの長さより短
いとき(図14参照) 図14の(a)に示すように車両V1の先頭が車両形状
検出用レーザセンサ7a〜7cに達したとき(ステップ
S304でYESのとき)、車両管理部21における車
両管理テーブル21aに「車両1」のデータと上流端H
inでの車両ナンバーデータ(Nin)である「ナンバー
1」のデータが登録される(ステップS310〜S31
4)。次いで、同図(b)に示すように車両V1の後端
が車両形状検出用レーザセンサ7a〜7cを通過したと
き(ステップS316でYESのとき)、車両V1の
「車種1」のデータを取得して車両管理テーブル21a
に登録する(ステップS318〜S322)。次いで、
同図(c)に示すように車両V1の先頭が通過検出器2
を通過開始するに至ったとき(ステップS324でYE
Sのとき)、下流端Hout での車両ナンバーデータ(N
out)である「ナンバー1′」のデータが車両管理テー
ブル21aに登録される(ステップS326,S32
8)。次いで、「ナンバー1」と「ナンバー1′」とが
比較され(ステップS338)、一致しているときはそ
の「車種1」のデータが車種判定結果データD14とし
て料金所ブースBに通知され(ステップS342)、通
知後は同図(d)に示すように車両管理テーブル21a
から車両V1「車両1」のデータが消去される(ステッ
プS344)。そして、次の車両の進入を待つ。上記の
場合において、「ナンバー1」と「ナンバー1′」とが
不一致のとき(ステップS338でNOのとき)は、車
両管理テーブル21aに次車両の登録がないので、同様
にして、「車種1」のデータが車種判定結果データD1
4として料金所ブースBに通知され(ステップS34
2)、通知後は同図(d)に示すように車両管理テーブ
ル21aから車両V1「車両1」のデータが消去される
(ステップS344)。そして、次の車両の進入を待
つ。
【0048】(2)車両が車種判別領域Hの長さより長
いとき(図15参照) 図15の(a)に示すように車両V2の先頭が車両形状
検出用レーザセンサ7a〜7cに達したとき(ステップ
S304でYESのとき)、車両管理部21における車
両管理テーブル21aに「車両1」のデータと上流端H
inでの車両ナンバーデータ(Nin)である「ナンバー
1」のデータが登録される(ステップS310〜S31
4)。長い車両V2はその後端が車両形状検出用レーザ
センサ7a〜7cを通過する前に先頭が通過検出器2を
通過開始する。したがって、次いで、同図(b)に示す
ように車両V2の先頭が通過検出器2を通過開始するに
至ったとき(ステップS324でYESのとき)、下流
端Hout での車両ナンバーデータ(Nout)である「ナ
ンバー1′」のデータが車両管理テーブル21aに登録
される(ステップS326,S328)。この場合、車
種の登録が未だ行われていないので(ステップS330
がNOとなる)、後端がレーザセンサ7a〜7cを通過
するか否かにかかわらず、車両V2の「車種1」のデー
タを取得して車両管理テーブル21aに登録する(ステ
ップS332〜S336)。次に、同図(c)に示すよ
うに「ナンバー1」と「ナンバー1′」とが比較され
(ステップS338)、一致しているときはその「車種
1」のデータが車種判定結果データD14として料金所
ブースBに通知され(ステップS342)、通知後は同
図(d)に示すように車両管理テーブル21aから車両
V1「車両1」のデータが消去される(ステップS34
4)。そして、次の車両の進入を待つ。上記の場合にお
いて、「ナンバー1」と「ナンバー1′」とが不一致の
とき(ステップS338でNOのとき)は、車両管理テ
ーブル21aに次車両の登録がないので、同様にして、
「車種1」のデータが車種判定結果データD14として
料金所ブースBに通知され(ステップS342)、通知
後は同図(d)に示すように車両管理テーブル21aか
ら車両V1「車両1」のデータが消去される(ステップ
S344)。そして、次の車両の進入を待つ。
【0049】(3)通過開始時に次車両が進入している
とき(図16参照) 図16の(a)に示すように車両V2の先頭が車両形状
検出用レーザセンサ7a〜7cに達したとき(ステップ
S304でYESのとき)、車両管理部21における車
両管理テーブル21aに「車両1」のデータと上流端H
inでの車両ナンバーデータ(Nin)である「ナンバー
1」のデータが登録される(ステップS310〜S31
4)。次いで、同図(b)に示すように車両V1の後端
が車両形状検出用レーザセンサ7a〜7cを通過したと
き(ステップS316でYESのとき)、車両V1の
「車種1」のデータを取得して車両管理テーブル21a
に登録する(ステップS318〜S322)。次いで、
同図(c)に示すように車両V1の先頭が通過検出器2
を通過開始するに至ったとき(ステップS324でYE
Sのとき)、下流端Hout での車両ナンバーデータ(N
out)である「ナンバー1′」のデータが車両管理テー
ブル21aに登録される(ステップS326,S32
8)。車両V1の先頭が通過検出器2を通過開始するに
至った時点で同時にあるいはそれよりも以前の段階で次
車両(後続車両)V3の先頭が車両形状検出用レーザセ
ンサ7a〜7cに達しており、車両管理テーブル21a
に「車両2」のデータと上流端Hinでの車両ナンバーデ
ータ(Nin)である「ナンバー2」のデータが登録され
ているとする。次いで、「ナンバー1」と「ナンバー
1′」とが比較され(ステップS338)、一致してい
るときはその「車種1」のデータが車種判定結果データ
D14として料金所ブースBに通知され(ステップS3
42)、通知後は同図(d)に示すように車両管理テー
ブル21aから車両V1のデータが消去される(ステッ
プS344)。そして、次車両V3についての処理が引
き続き行われる。上記の場合において、第1のナンバー
プレート認識部17aまたは第2のナンバープレート認
識部17bまたはその両方の誤判読に起因して「ナンバ
ー1」と「ナンバー1′」とが不一致となるとき(ステ
ップS338でNOのとき)は、車両管理テーブル21
aに次車両の登録があるので、当該判定対象車両の下流
端Hout での車両ナンバーデータ(Nout)「ナンバー
1′」と次車両の上流端Hinでの車両ナンバーデータ
(Nin)「ナンバー2」とを比較する(ステップS34
6)。通常は、これは不一致となる。車両V1と車両V
3とはもともと異なるからである。同図(c)に示すよ
うに判定対象車両の「車種1」が車種判定結果データD
14として料金所ブースBに通知され(ステップS36
0)、通知後は同図(d)に示すように車両管理テーブ
ル21aから車両V1のデータが消去される(ステップ
S362)。そして、次車両V3についての処理が引き
続き行われる。
【0050】(4)架空車両が発生したとき(図17、
図18参照) 図17の(a),(b)等に示す判定対象車両V1は牽
引車V1aと被牽引車V1bとを連結したタイプの車両
であり、ときおりこのような車両において検知過剰が生
じる。進入検出器1及び車両形状検出用レーザセンサ7
a〜7cが、牽引部分等で検知OFFを起こすと、1台
の車両であるにもかかわらず2台と把握されてしまうの
である。同図(a)のように判定対象車両V1の先頭つ
まりは牽引車V1aの先頭が車両形状検出用レーザセン
サ7a〜7cに達したとき(ステップS304でYES
のとき)、車両管理テーブル21aにおいて「車両1」
が登録され、第1のナンバープレート認識部17aによ
る上流端Hinでの車両ナンバーデータ(Nin)である
「ナンバー1」が登録される(ステップS310〜S3
14)。同図(b)に示すように判定対象車両V1にお
ける牽引車V1aと被牽引車V1bとの連結箇所が進入
検出器1及び車両形状検出用レーザセンサ7a〜7cを
通過するときに、本来は車両分離は起こさないが、誤検
出によって車両の分離が起こり、牽引車V1aの車種判
定が行われるとともに、被牽引車V1bが進入検出器1
によって検出され、第2の車両の進入と誤検出される。
このような場合には、牽引車V1aの後端がレーザセン
サ7a〜7cを通過したとき(ステップS316でYE
Sのとき)、牽引車V1aの「車種1」のデータを取得
して車両管理テーブル21aに登録する(ステップS3
18〜S322)。また、次車両としての被牽引車V1
bの先頭がレーザセンサ7a〜7cに達したとき(ステ
ップS304でYESのとき)、車両管理テーブル21
aにおいて「車両2」が登録され、第1のナンバープレ
ート認識部17aによる上流端Hinでの車両ナンバーデ
ータ(Nin)である「ナンバー2」が登録される(ステ
ップS310〜S314)。次いで、同図(c)に示す
ように牽引車V1aの先頭が通過検出器2を通過開始す
るに至ったとき(ステップS324でYESのとき)、
下流端Hout での車両ナンバーデータ(Nout)である
「ナンバー1′」のデータが車両管理テーブル21aに
登録される(ステップS326,S328)。次いで、
「ナンバー1」と「ナンバー1′」とが比較され(ステ
ップS338)、これは一般的に一致しているので、
「車種1」のデータが車種判定結果データD14として
料金所ブースBに通知され(ステップS342)、通知
後は同図(d)に示すように車両管理テーブル21aか
ら牽引車V1a「車両1」のデータが消去される(ステ
ップS344)。もっともこの場合、料金所ブースBに
通知された「車種1」のデータは誤判定されている。そ
して、次車両V3についての処理が引き続き行われる。
上記の場合において、第1のナンバープレート認識部1
7aまたは第2のナンバープレート認識部17bまたは
その両方の誤判読に起因して「ナンバー1」と「ナンバ
ー1′」とが不一致となるとき(ステップS338でN
Oのとき)は、車両管理テーブル21aに次車両の登録
があるので、当該判定対象車両の下流端Hout での車両
ナンバーデータ(Nout)「ナンバー1′」と次車両の
上流端Hinでの車両ナンバーデータ(Nin)「ナンバー
2」とを比較する(ステップS346)。通常は、これ
は不一致となる。牽引車V1aの「ナンバー1′」は意
味をもつが、被牽引車V1bの「ナンバー2」はナンバ
ープレートのないものを判断しているので、その「ナン
バー2」は無意味なものとなっているから、「ナンバー
1′」と「ナンバー2」とは一致しないのである(ステ
ップS346でNOと判断)。この場合も、「車種1」
のデータが車種判定結果データD14として料金所ブー
スBに通知され(ステップS360)、通知後は同図
(d)に示すように車両管理テーブル21aから牽引車
V1a「車両1」のデータが消去される(ステップS3
62)。もっともこの場合、料金所ブースBに通知され
た「車種1」のデータは誤判定されている。そして、次
車両V3についての処理が引き続き行われる。
【0051】次いで、図18に移って説明を続ける。図
18では説明の都合上、図面番号として(a)〜(d)
は用いず、(e)から始めている。図18の(e)に示
すように実際の判定対象車両V1は牽引車V1aに被牽
引車V1bを伴ったまま通過検出器2を通過して走り去
っていく。しかし、車両管理部21においては、その車
両管理テーブル21aに「車両2」「ナンバー2」「車
種2」の車両データが登録されたままであり、それに該
当する車両がいまだ通過検出器2を通過開始していない
ので、車両管理部21(CPU)ではそのような車両が
車種判別領域H内に残っていると判断する。しかし、実
際にはそのような車両は存在していない。これが「架空
車両」である。架空車両をU1で表す。
【0052】同図(f)に示すように次車両(後続車
両)V3の先頭が車両形状検出用レーザセンサ7a〜7
cに達したとき(ステップS304でYESのとき)、
車両管理部21における車両管理テーブル21aに「車
両3」のデータと上流端Hinでの車両ナンバーデータ
(Nin)である「ナンバー3」のデータが登録される
(ステップS310〜S314)。次いで、同図(g)
に示すように次車両V3の後端が車両形状検出用レーザ
センサ7a〜7cを通過したとき(ステップS316で
YESのとき)、次車両V3の「車種3」のデータを取
得して車両管理テーブル21aに登録する(ステップS
318〜S322)。次いで、同図(h)に示すように
次車両V3の先頭が通過検出器2を通過開始するに至っ
たとき(ステップS324でYESのとき)、下流端H
out での車両ナンバーデータ(Nout)である「ナンバ
ー3′」のデータが車両管理テーブル21aに登録され
る(ステップS326,S328)。このとき、車両管
理部21(CPU)では、この「ナンバー3′」が「車
両3」についてのものとの認識はできず、未だ登録され
ていない「車両2」についてのものであるとして取り扱
う。すなわち、「車両2」に対応して「ナンバー3′」
が登録されてしまうのである。次いで、「ナンバー2」
と「ナンバー3′」とが比較される(ステップS33
8)。これは一般的に不一致である。架空車両U1の
「ナンバー2」は無意味なものであるからである。車両
管理部21は現在、「車両2」についての車両を判定対
象車両としている。次車両があるかどうかを判断する
と、次車両があるので(ステップS340でYES)、
当該判定対象車両の下流端Hout での車両ナンバーデー
タ(Nout)「ナンバー3′」と次車両の上流端Hinで
の車両ナンバーデータ(Nin)「ナンバー3」とを比較
する(ステップS346)。通常は、これは一致するこ
とになる。「ナンバー3」は次車両V3に対しての第1
のナンバープレート認識部17aによるものであり、
「ナンバー3′」は同じく次車両V3に対して第2のナ
ンバープレート認識部17bによるものだからである。
この「ナンバー3′」=「ナンバー3」によって、架空
車両U1の存在が知られるところとなる。次車両V3の
「車種3」がすでに判明している場合はそのまま次に進
み、判明していないときは「車種3」を取得して車両管
理テーブル21aに登録して(ステップS350〜S3
54)から次に進む。次は、当該判定対象車両(架空車
両U1)についての「車種2」のデータの通知は行わ
ず、次車両V3についての「車種3」のデータが車種判
定結果データD14として料金所ブースBに通知され
(ステップS356)、通知後は車両管理テーブル21
aから「車両2」(架空車両U1)および「車両3」
(当該判定対象車両V3)のデータがともに消去される
(ステップS358)。
【0053】以上のようにして、進入検出器1または車
両形状検出用レーザセンサ7a〜7cにおいて車両検知
過剰が起こって架空車両が発生することとなった場合に
は、車両管理部21においてその架空車両を廃棄処理す
ることにより、その架空車両についての情報を料金所ブ
ースBに出力せずにすむ。以上のようにして何らかの要
因によって架空車両U1が発生したとしても、その架空
車両U1の発生を認識し、架空車両U1についての車種
判定結果データD14は消去してしまい料金所ブースB
には通知しないので、従来では避けられなかった芋づる
式の車種誤判定を防止することができ、車種判定の精度
を上げることができる。料金収受員にとって混乱をもた
らすことがなく、また、車種ごとの台数管理も正確に行
える。
【0054】なお、上記の実施の形態では、車両Vを通
過検出器2により検出していたが、本発明の車両検出手
段はこのような通過検出器2に限定されるものではな
く、車両Vの存在を検出できるものであれば、どのよう
なものでもよい。例えば、カメラで撮像した画像を画像
処理することにより、車両Vの存在を検出してもよい
し、レーザビームを投光しその反射光に応じて車両Vを
検出してもよい。また、センサヘッドから透光される光
の回帰反射板からの反射光に応じて検出してもよいし、
さらには、超音波を用いて検出してもよい。上記の実施
の形態では車両の識別情報としてナンバープレート情報
を採用したが、車両に搭載の発信器からID情報を電波
または赤外線で発信し、それを車両管理装置側で受信す
るようにしてもよい。
【0055】なお、特許請求の範囲に記載した個々の構
成要素を表す文言、構成要素間の結合関係を表す文言、
各状態・各動作・各作用・各処理等を表す文言を含めて
すべての任意の文言はいずれも説明上の便宜のために付
けた表現にすぎず、したがって決して限定的に解釈すべ
きではなく、本発明の技術的思想の精神に反しない範囲
で均等な任意の表現がすべて含まれると解釈しなければ
ならず、あるいは各文言についてその意味を最も広義に
解釈しなければならない。課題を解決するための手段の
項および発明の効果の項における文言についても同様に
解釈しなければならない。とりわけ、「移動体」「架空
移動体」「識別情報」「移動体種類情報」「移動体種類
判別領域」「車両」「ナンバープレート情報」等につい
てはそのように解釈しなければならない。例えば、「移
動体」は車両を初めとして移動する物体であれば何であ
ってもよく、それは人や家畜などであってもよく、ある
いは船舶等であってもよい。「移動体種類情報」はその
何らかの形態の移動体を種類分けするものであれば、ど
のような事象であってもよい。「車両」にはオートバイ
など単車も含む。「識別情報」はナンバープレート情報
を初めとして、何らかの個体識別機能をもつID情報で
あればよい。
【0056】
【発明の効果】移動体管理装置についての請求項1また
は請求項2にかかわる本発明によれば、何らかの要因に
よって架空移動体が発生したとしても、その架空移動体
の発生を検出し、架空移動体についての移動体種類情報
を消去し出力しないので、従来では避けられなかった芋
づる式の移動体種類判別の誤判定を防止することがで
き、移動体種類判定の精度を上げることができる。料金
収受員にとって混乱をもたらすことがなく、移動体種類
ごとの台数管理も正確に行える。
【0057】請求項3にかかわる発明によれば、判定対
象移動体を車両とし、移動体の識別情報を車両のナンバ
ープレート情報とするものであり、本発明の技術的利点
が最もよく反映される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかわる車両管理装置の
概略的なハードウェア構成を示す外観斜視図
【図2】実施の形態にかかわる車両管理装置の電気的構
成を示すブロック図
【図3】実施の形態における進入検出器または通過検出
器としての車両分離器の具体的構成図
【図4】実施の形態におけるタイヤ検出器の具体的構成
【図5】実施の形態における1−2軸距の計測の説明図
【図6】実施の形態において車両が通過したときに断面
計測部によって得られる1走査ごとの2次元の断面形状
データの図
【図7】実施の形態の動作を示すフローチャート
【図8】実施の形態の動作を示すフローチャート(図7
の続き)
【図9】実施の形態の動作を示すフローチャート(図8
の続き)
【図10】実施の形態の動作を示すフローチャート
【図11】実施の形態の動作を示すフローチャート
【図12】実施の形態の動作を示すフローチャート
【図13】実施の形態の動作を示すフローチャート(図
12の続き)
【図14】実施の形態の動作の具体例を示す図
【図15】実施の形態の動作の具体例を示す図
【図16】実施の形態の動作の具体例を示す図
【図17】実施の形態の動作の具体例を示す図
【図18】実施の形態の動作の具体例を示す図
【図19】実施の形態にかかわる料金所ブースの処理シ
ステムの概略構成図
【図20】従来の技術において架空車両が発生した場合
の不都合の説明図
【符号の説明】 1……進入検出器(車両分離器) 2……通過検出
器(車両分離器) 6……タイヤ検出器 7a,7b,7c……車両形状検出用レーザセンサ 8a……第1の撮像装置 8b……第2の
撮像装置 9a,9b……車頭位置検出用レーザセンサ 10……制御部 11a,11b,11c……レーザ制御部 12a,12b……レーザ制御部 13……断面計
測部 14……車両位置計測部 15……車両検
知制御部 16……軸数・軸距算出部 17a……第1のナンバープレート認識部 17b……第2のナンバープレート認識部 18……車両形状計測部 19……車両緒
元計測部 20……車種判定部 21……車両管
理部 21a……車両管理テーブル V,V1,V2,V3……車両(移動体) V1a……牽引車 V1b……被牽
引車 U1……架空車両 B……料金所ブ
ース H……車種判別領域(移動体種類判別領域) Hin……車種判別領域の上流端(入口) Hout ……車種判別領域の下流端(出口) d8,d9……撮像データ D1〜D5……
測距データ D6……断面形状データ D7……車両位
置データ D8,D9……ナンバープレート情報データ(識別情
報) D10……軸数・軸距データ D11……3次
元車両形状データ D12……外観特徴データ D13……車種
判定情報 D14……車種判定結果データ(移動体種類情報) S1,S2……車両検知信号 S3……タイヤ検知信号 S4……車両進
入信号 S5……車両分離信号 P1……進入検出器による検出ライン P2……車両形状検出用レーザセンサによる検出ライン P3……通過検出器による検出ライン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体の種類を判別し、架空移動体と実
    移動体とを識別し、架空移動体についてはその識別情報
    および移動体種類情報を消去するように構成してある移
    動体管理装置。
  2. 【請求項2】 移動体種類判別領域の入口で移動体の識
    別情報を取得する手段と、その入口での識別情報を記憶
    する手段と、移動体種類判別領域の出口で移動体の識別
    情報を取得する手段と、その出口での識別情報を記憶す
    る手段と、移動体種類判別領域で移動体の種類を判別す
    る手段と、1つの判定対象車両について入口での識別情
    報と出口での識別情報とが一致するときは判別した移動
    体種類情報を出力する手段と、前記両識別情報が不一致
    のときは1つの判定対象移動体における出口での識別情
    報と記憶順序が隣り合う移動体の入口での識別情報とが
    一致するときは判定対象移動体を架空移動体と見做して
    その移動体種類情報は出力せず記憶順序が隣り合う移動
    体の移動体種類情報を出力する手段と、出力後に両移動
    体についての記憶情報を消去する手段とを備えている移
    動体管理装置。
  3. 【請求項3】 移動体が車両であり、移動体の識別情報
    が車両のナンバープレート情報である請求項1または請
    求項2に記載の移動体管理装置。
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