JPH11336259A - 棒状体交差部の結束工具 - Google Patents

棒状体交差部の結束工具

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JPH11336259A
JPH11336259A JP10143692A JP14369298A JPH11336259A JP H11336259 A JPH11336259 A JP H11336259A JP 10143692 A JP10143692 A JP 10143692A JP 14369298 A JP14369298 A JP 14369298A JP H11336259 A JPH11336259 A JP H11336259A
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rod
shaped
intersection
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JP10143692A
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English (en)
Inventor
Yoshiro Agata
好郎 阿形
Katsumitsu Kinoshita
勝光 木下
Hiroyuki Kinoshita
裕行 木下
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Fukutomi Kinzoku Kk
Original Assignee
Fukutomi Kinzoku Kk
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単純で、確実、かつ、短時間で結束すること
ができる結束工具を得ること。 【解決手段】 中空状のアウターロッド73の上端にレ
バー76を持つハンドル77が嵌合され、中空部にイン
ナーロッド74の上端がレバー76に、下端が装着治具
30のL字状内枠部37に接触するよう配置し、L字状
外枠部31を交差部の鉄筋に引っ掛けて、ハンドル77
とレバー76を握ることによりL字状内枠部37の内側
に保持した結束具1の挾持部15を鉄筋に押込み装着
し、鉄筋の交差部の結束を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、鉄筋また
はパイプ等の棒状体を交差させて配筋または組み立てる
にあたり、その交差状態を保持して互いに結束するため
の棒状体交差部の結束工具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鉄筋コンクリートを打設する場合、鉄筋
を交差させて配筋することは一般的である。その交差状
態を保持するために、従来では、その交差部に対し鉄線
を巻き付けて双方の鉄筋を互いに結束する方法や、鉄筋
相互を溶接止めする方法が採られていた。
【0003】ところが、上記方法では作業に時間が掛
り、作業自体にも熟練を要する問題があった。
【0004】そこで、特開平6−143200号公報に
は鉄板の曲げ加工により弾性的なクランプ部を一対設
け、この弾性力によって交差部を保持する結束具が提案
されている。
【0005】図26は従来の結束具を示す斜視図であ
る。
【0006】この提案された結束具は、図26に示すよ
うにクランプ部Aの内部に嵌合口Cから鉄筋を嵌め込
み、クランプ部Bの内部に嵌合口Dから鉄筋を嵌め込む
ことにより、各鉄筋を十字状に直交する状態で結束し、
各クランプ部A,B内に嵌め込まれた鉄筋は、その外周
面に各クランプ部A,Bが弾性的に挟持されることによ
り、結束状態が保持されるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
結束具は、鉄筋を挾持する各クランプ部A,Bの弾性力
がそのまま鉄筋の固定状態を保持する結束力となるた
め、各クランプ部A,Bの鉄板の幅及び/または厚みを
厚くしないと結束力が不十分でコンクリートの打設作業
中等に鉄筋が結束具から外れる恐れがあり、鉄板の幅
か、厚みを厚くすれば、結束具の重量が増加したり、嵩
ばることになり、結束具の材料コストが上がることにな
り、コストの低減が不可能であった。
【0008】また、上記従来の結束具を機械的に処理す
るには、同時に直交する外力が必要になり、治具で取付
けることが困難であった。
【0009】そこで、この発明は、上記の問題を解決
し、鉄筋等の棒状体の交差部を結束する結束具をその交
差部に単純で、確実、かつ、短時間で結束できる棒状体
交差部の結束工具を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1にかかる棒状体交差部の結束工具は、略直
角に折曲した棒状体と直状棒状体を、前記略直角に折曲
した棒状体のコーナの内面で、前記直状棒状体を交差さ
せて配筋し、その交差状態でその交差部を結束する棒状
体交差部の結束工具において、所要の長さを有する中空
状のアウターロッドと、前記アウターロッドの一端に配
設したハンドルと、前記アウターロッドの中空部に摺動
自在に配置したインナーロッドと、前記ハンドルに配設
した支点で回動自在とし、その一端が前記インナーロッ
ドの端部に連係させたレバーと、前記略直角に折曲した
棒状体の一方を引っ掛けて嵌合するフック部を端部に有
する略L字状外枠部と、前記略L字状外枠部の他端部に
は前記略直角に折曲した棒状体の他の一方を挿入するた
めの切欠部と、前記略L字状外枠部の前記切欠部に対向
する位置に切欠部を設け、前記略L字状外枠部の内側に
沿って移動自在に配設し、その略中央部から前記略L字
状外枠部を貫通して前記インナーロッドに接続した略L
字状内枠部と、前記インナーロッドと前記アウターロッ
ドとの間に弾性力を付勢するスプリングとを具備するも
のである。
【0011】請求項2にかかる棒状体交差部の結束工具
は、棒状体を略十字状に交差させて配筋し、その交差状
態でその交差部を結束する棒状体交差部の結束工具にお
いて、所要の長さを有する中空状のアウターロッドと、
前記アウターロッドの一端に配設したハンドルと、前記
アウターロッドの中空部に摺動自在に配置したインナー
ロッドと、前記ハンドルに配設した支点で回動自在と
し、その一端が前記インナーロッドの端部に連係させた
レバーと、前記一方の棒状体の2個所を引っ掛けて嵌合
するフック部を両端部に有する略U字状外枠部と、前記
略U字状外枠部の内側に沿って移動自在に配設し、その
略中央部から前記略U字状外枠部を貫通して前記インナ
ーロッドに接続したU字状内枠部と、前記インナーロッ
ドと前記アウターロッドとの間に弾性力を付勢するスプ
リングとを具備するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】実施の形態1 まず、本発明の実施の形態1の棒状体交差部の結束工具
に使用される結束具について説明する。
【0013】図1は本発明の実施の形態1の棒状体交差
部の結束工具に使用される結束具の正面図である。ま
た、図2は図1の要部側面図、図3は図2の切断線Z−
ZによるZ−Z拡大断面図、図4は図2の切断線A−A
によるA−A部分拡大断面図、図5は図1の要部平面
図、図6は本発明の実施の形態1の棒状体交差部の結束
工具の装着治具に結束具を装填した部分斜視図、図7は
本発明の実施の形態1の棒状体交差部の結束工具に結束
具を装着作業中の部分斜視図である。図8は本発明の実
施の形態1の棒状体交差部の結束工具に使用される結束
具の装着状態を示す斜視図である。
【0014】図において、本実施の形態の結束具1は、
例えば、図8に示すように、所定の距離として略直角
(略L字状)に折曲した棒状体としての鉄筋50と、直
線状の直状棒状体としての鉄筋60との一対の鉄筋5
0,60を、前記略直角に折曲した鉄筋50のコーナの
内面で、略直角に折曲した鉄筋50の2方向で形成され
る面に垂直に鉄筋60を交差させて配置し、その交差状
態で互いに固着するものである。この場合の鉄筋50,
60は、直角に折曲した鉄筋50が直状鉄筋60よりも
細いものであり、略L字状、即ち、略直角に曲がった二
方50c、50dより成形されている。これら略直角に
折曲した鉄筋50、直状鉄筋60の周囲には、軸線方向
に沿って延びる一対の長リブ50a、60aと、周方向
に沿って延びる多数の周リブ50b、60bがそれぞれ
形成されている。
【0015】図1に示すように、その結束具1は、全体
が適度な弾性を有するばね鋼の板材からできており、板
状のままを維持している本体部10の中央部は、棒状体
である直状鉄筋60の外周面に沿って把持し、直状鉄筋
60を本体部10の中央内側に保持するものである。前
記本体部10の片端部には、図2に示すように、略直角
に折曲した鉄筋50の一方50dを挿入するための入口
部12が本体部10と一体に成形されている。この入口
部12には、図4に示すように、折返ガイド13が本体
部10より75度程度折り曲げ一体に形成されている。
【0016】前記各入口部12から本体部10の中央方
向に入り込んだ鉄筋50を挾持するための挾持部15が
形成されている。この挾持部15には、図3の断面図に
示すように、折返片16が一体的に形成されている。入
口部12から挾持部15への移行部分の幅は鉄筋50の
直径より3〜10mm程度狭い開口になっている。前記
挾持部15から本体部10の中央方向に入り込むように
平行部と円孔からなる切孔穴部19(図2参照)が形成
されている。そして、本体部10の中央の内側には1片
(または複数片でもよい)の弾性片22が形成されてい
る。
【0017】ここで、挾持部15は、その幅が鉄筋50
の直径よりやや狭く形成され、略直角に折曲した鉄筋5
0の一方を弾性的に挾持できるようになっており、挾持
部15の端部には、挾持部15の一部を開口する入口部
12が形成されており、これら入口部12の空間が、略
直角に折曲した鉄筋50の一方50dを挾持部15に挿
入させるための挿入口となっている。そして、本体部1
0の中央部の鉄筋60の軸方向と挾持部15を通る鉄筋
50の一方50dの軸方向は、互いに直交するようにな
っている。なお、入口部12に本体部10と一体的に形
成された折返ガイド13の挾持部15側の端には、略直
角に折曲した鉄筋50の抜けを防止する抜止部14が略
直角に折曲した鉄筋50の直径より3〜10mm程狭い
開口で形成されている。
【0018】一方、前記本体部10の他端部には、図5
に示すように、略直角に折曲した鉄筋50の一方50c
を挿入するためのフック部入口20及びフック部21
が、本体部10に一体に打抜きによって成形されてい
る。このフック部入口20は、本体部10に長さ方向に
対して直角方向に鉄筋50の一方50cを挿入でき、し
かも、フック部21はフック部入口20よりもその端部
方向に延びている。したがって、フック部入口20から
鉄筋50の一方50cを挿入すると、フック部入口20
よりもその端部方向に延びているフック部21に鉄筋5
0の一方50cが移動し、そこで安定状態となり、容易
に離脱できなくなる。
【0019】上記実施の形態1である結束具1は、図6
に示すような鉄筋50,60への装着治具30を用いて
挿着される。
【0020】上記実施の形態である結束具1によれば、
まず、図6に示すように、装着治具30は、外枠になる
略L字状外枠部31及びその端部に直角に配設された移
動ガイド31aと、略L字状外枠部31の内面を移動ガ
イド31aに当接しながら摺動する略L字状内枠部37
と、略L字状外枠部31の端部に切り欠いて形成した切
欠孔32及び移動ガイド31aと杆体73との間に形成
した切欠孔39を有している。なお、略L字状外枠部3
1の内面を移動する略L字状内枠部37の内側によっ
て、空間部30Aを形成している。ここで、移動ガイド
31aは略L字状内枠部37が直線状に移動自在とした
ものであるが、略L字状外枠部31の内面に移動溝等を
設けて直線運動させる構造とすること、略L字状外枠部
31の縁ガイドを形成することもできる。即ち、前記移
動ガイド31aは、本発明を実施する場合には、必ずし
も必要ではない。
【0021】まず、結束具1を鉄筋50,60に装着す
る場合、略L字状内枠部37に結束具1の端部を部分的
に係合させることにより挿着する。そして、略L字状外
枠部31に形成された切欠孔39に鉄筋50の一方50
c側を嵌合させる。そして、略L字状外枠部31の切欠
孔39に嵌合する鉄筋50の一方50c側を支点とし
て、略L字状外枠部31の切欠孔32に鉄筋50の他方
50d側を嵌合させる。このとき、略L字状内枠部37
の内側の空間部30Aには、鉄筋60が存在する。ここ
で、装着治具30の杆体73の先端にあるレバー76
(図9参照)の操作により、略L字状内枠部37を鉄筋
50,60方向に移動させると、鉄筋50の他方50d
側が入口部12に入り込み、鉄筋50が挾持部15の内
部に挿入され、挾持部15で挾持される。同時に、鉄筋
60は略L字状内枠部37の空間部30Aの内部に位置
し、鉄筋50が挾持部15で挾持されるとき、鉄筋60
を本体部10及び弾性片22で押圧し、鉄筋60が鉄筋
50と密接するように、本体部10の長さが設定されて
いるから、鉄筋50のコーナ部に鉄筋60を堅固に結束
固定できる。このように、結束具1の鉄筋への装着作業
は、予め、配筋した鉄筋50,60を動かすことなく結
束具1の入口部12を鉄筋50に押し込む1回の動作で
簡単に行うことができる。
【0022】したがって、この結束具1を用いることに
より、鉄筋50,60の結束作業を行う作業員に対し
て、特に、熟練が要求されずに済むとともに、単純で確
実かつ短時間で鉄筋の結束作業を行うことができるよう
になる。
【0023】図6に示すように、略直角に折曲した鉄筋
50の一方50cをフック部入口20より挿入してフッ
ク部21に位置せしめ、直状棒状体60に結束具1の中
央部を位置させ、略直角に折曲した鉄筋50の他の一方
50dが結束具1の他端に位置する入口部12に入るよ
う合わせた後、装着治具30の図示しないレバー76
(図9参照)を押すことにより略直角に折曲した鉄筋5
0の一方50dを結束具1の挾持部15内に挿入し、挾
持すると同時に、直状鉄筋60を本体部10の中央部の
内側で保持することにより、一対の鉄筋を略直角に交差
した状態で結束することができる。
【0024】このように、結束具1の鉄筋への装着作業
は、予め、配筋した鉄筋を動かすことなく結束具1の端
部にあるフック部21を略直角に折曲した鉄筋50の一
方50cに引っ掛けて、他端の入口部12を略直角に折
曲した鉄筋50の一方50dに押し込む動作で簡単に行
える。
【0025】したがって、この結束具1を用いることに
より、鉄筋の結束作業を行う作業員に対して、特に、熟
練が要求されずに済むとともに、単純で確実、かつ、短
時間で鉄筋の結束作業を行うことができるようになる。
【0026】更に、この結束具1の場合、挾持部15に
は折返片16が本体部10より75度程度折り曲げて形
成され、図3の挾持部15の断面図に見られるように折
返片16は図の上方向が狭くテーパ状に形成されてい
る。そして、この狭い部分の幅は、ここに挾持する略直
角に折曲した鉄筋50の径よりやや狭く設定してあるの
で、略直角に折曲した鉄筋50を挿入すると、挾持部1
5は図3の矢印の方向に捩れ、多少幅が拡がって略直角
に折曲した鉄筋50を挾持する。
【0027】このため、挾持部15は略直角に折曲した
鉄筋50を捩れとは逆方向の捩れ反力と拡がり反力との
合成された弾性力により確実に強固に挾持される。
【0028】また、折返ガイド13の挾持部15側の端
には抜止部14が鋭角に形成され、本体部10より75
度程度の折り曲げ入口部12と一体に、かつ、挾持部1
5への移行部分の幅は略直角に折曲した鉄筋50の直径
より3〜10mm程度程狭くしている。
【0029】このとき、挾持部15に挿入された略直角
に折曲した鉄筋50の一方50dに、入口部12の方向
に脱出する力が働いても、抜止部14が釣針のアゴのよ
うに略直角に折曲した鉄筋50の一方50dに引掛か
り、略直角に折曲した鉄筋50は容易に挾持部15から
外れない。
【0030】このように、折返片16と抜止部14等の
働きによって本実施の形態の結束具1は、薄い素材板を
用いて簡単に成形することができ、鉄筋等の略直角交差
部を確実に強固に結束することができる。
【0031】更に、本実施の形態の結束具1が鉄筋の略
直角交差部に装着されると、弾性片22は本体部10の
中央部内側の内部に保持した直状鉄筋60を略直角に折
曲した鉄筋50のコーナ方向に押し付けるようにして、
本体部10で拘束されるので、直状鉄筋60は弾性片2
2と、略直角に折曲した鉄筋50とによって挾持される
ことになり、より強固に結束することができる。
【0032】更に、前述の結束具1を使用する本発明の
実施の形態1である棒状体交差部の結束工具について説
明する。
【0033】図9は本発明の実施の形態1である棒状体
交差部の結束工具の正面図、図10は本発明の実施の形
態1である棒状体交差部の結束工具の下面図、図11は
本発明の実施の形態1である棒状体交差部の結束工具の
側面図である。図12は本発明の実施の形態1である棒
状体交差部の結束工具の要部縦断面図で、図13は本発
明の実施の形態1である棒状体交差部の結束工具の装着
治具側の要部断面図である。図14は本発明の実施の形
態1である棒状体交差部の結束工具の装着治具の部分を
拡大して示す要部断面図である。図15は図14の切断
線C−CによるC−C拡大端面図、図16は図14の切
断線B−BによるB−B拡大端面図である。
【0034】図において、本発明の実施の形態の棒状体
交差部の結束工具70は、作業しやすい長さである約1
m程度の中空状のアウターロッド73の一端にハンドル
77が、アウターロッド73に対して強い回転力を与え
れば回動できるよう配設されている。このハンドル77
の中心より、アウターロッド73寄りにレバー76を回
動自在に支える支点となるリベットピン78が付設され
ている。中空状のアウターロッド73の中空部にはイン
ナーロッド74が上下にすべり運動自在に配置され、こ
のインナーロッド74の上端にレバー76の先端が接触
するように配設されている。アウターロッド73の端部
の内側には、装着治具30を固着する固着部としてメネ
ジ79が形成されている。
【0035】装着治具30は、アウターロッド73の端
部のメネジ79に係合するオネジ34を有するL字状内
枠部37並びにロッド35のバネ受部36とオネジ34
の間にL字状内枠部37を常に膨脹する方向に弾性力を
付勢するよう介在するスプリング33によって接続され
ている。
【0036】L字状外枠部31の下端には、鉄筋50の
一方50dを引っ掛けて係合する略U字状切欠になって
いるフック部32が、また、他端には鉄筋50の他の一
方50cを挿入するためU字状切欠になっている切欠部
39が形成されている。L字状内枠部37は、図14に
示すように、外枠となる略L字状外枠部31の内側に沿
って構成され、L字結束具1を弾接保持するピン38の
頭が出入できるよう構成され、他端は前記L字状外枠部
31の切欠部39と同様の対応する切欠部39aが同位
置に形成されている。そして、この切欠部39より先端
に掛けての内面は図14のB−B端面図である図15に
示すように、結束具1を保持したときに、L字結束具1
が左右にずれて落ちないよう窪みが形成されている。
【0037】このように構成された装着治具30のオネ
ジ34を前述のアウターロッド73の下端のメネジ79
にネジ込み固着しすることにより、棒状体交差部の結束
工具70となる。
【0038】本実施の形態の棒状体交差部の結束工具7
0は、略直角に折曲した鉄筋50からなる棒状体と鉄筋
60からなる直状棒状体を、前記略直角に折曲した鉄筋
50からなる棒状体のコーナの内面で、鉄筋60からな
る直状棒状体を交差させて配筋し、その交差状態でその
交差部を結束する棒状体交差部の結束工具70におい
て、所要の長さを有する中空状のアウターロッド73
と、前記アウターロッド73の一端に配設したハンドル
77と、前記アウターロッド73の中空部に摺動自在に
配置したインナーロッド74と、前記ハンドル77に配
設した支点で回動自在とし、その一端が前記インナーロ
ッド74の端部に連係させたレバー76と、前記略直角
に折曲した棒状体の一方を引っ掛けて嵌合するフック部
32を端部に有する略L字状外枠部31と、前記略L字
状外枠部31の他端部には前記略直角に折曲した棒状体
の他の一方を挿入するための切欠部39と、前記略L字
状外枠部31の前記切欠部39に対向する位置に対応す
る切欠部39aを設け、前記略L字状外枠部31の内側
に沿って移動自在に配設し、その略中央部から前記略L
字状外枠部31を貫通して前記インナーロッド74に接
続した略L字状内枠部37と、前記インナーロッド74
と前記アウターロッド73との間に弾性力を付勢するス
プリング33とを具備するものである。
【0039】次に、本発明の実施の形態1の棒状体交差
部の結束工具70を使用して前述の結束具1を配筋され
たコーナ部における棒状体である鉄筋の交差部に装着す
る結束作業について説明する。
【0040】図6乃至図8に示すように、まず、結束具
1を棒状体交差部の結束工具70の下端の装着治具30
の内側、即ち、L字状内枠部37に押し込む。押し込ま
れたL字状の結束具1はその弾性力により、結束具1の
切欠穴部19にピン38が嵌まり保持される。このよう
に、結束具1を装着治具30に装填した後、図7に示す
ように、略L字状に交差した一対の鉄筋のうち、L字状
に曲がっている鉄筋50の一方50cを装着治具30の
切欠部39より挿入して結束具1のフック部21に位置
せしめ、そして、直状鉄筋60に結束具1を被せるよう
にして、L字状の鉄筋50の他の一方50dをL字状フ
ック部31のフック部32より挿入し、L字状鉄筋50
の一方50dを該フック部32に引っ掛けて係合した
後、棒状体交差部の結束工具70のハンドル77とレバ
ー76を握るとリベットピン78を支点としてレバー7
6が梃の働きをしてインナーロッド74を介して装着治
具30のL字状内枠部37が握力より大きな力で押し下
げられL字状鉄筋50の一方50dをL字結束具1の挾
持部15内に挿入し挾持すると同時に、上側の直状鉄筋
60をラウンド部17の内部に保持する。ここで結束工
具70を取り去れば鉄筋の交差部へのL字結束具1の装
着は完了し、一対の鉄筋を略L字状に交差した状態で結
束することができる。
【0041】このように、L字結束具1の鉄筋への装着
作業は、装着治具30の切欠部39を略直角に折曲した
鉄筋50の一方50cに挿入し、L字状外枠部31のフ
ック部32を鉄筋50の一方50dに引っ掛けて、レバ
ー76を握る動作で簡単に行える。
【0042】したがって、この棒状体交差部の結束工具
70を用いることにより、鉄筋の結束作業を行う作業員
に対して、特に、熟練が要求されずに済むとともに、単
純で確実、かつ、短時間で鉄筋の結束作業を行うことが
できるようになる。
【0043】更に、この棒状体交差部の結束工具70の
場合、ハンドル77はアウターロッド73に対して回転
力を与えれば回動できるので、鉄筋の交差部と結束具1
との位置関係を結束具1が装着しやすい作業関係位置に
回動調節することができる。また。L字状内枠部37が
押し付けられると結束具1を保持しているピン38の背
面に間隙ができるよう、L字状外枠部31の内面には図
15に示すように中央部に窪みが形成されているので、
結束具1を保持していたピン38が右に移動して結束具
1の切欠穴部19から外れ、棒状体交差部の結束工具7
0の取り去りを容易にしている。
【0044】ところで、上記実施の形態1の棒状体交差
部の結束工具70では、装着治具30とアウターロッド
73とはネジ込み固着されているので、ネジをゆるめる
ことにより他の装着治具と交換することが容易にできる
が、本発明を実施する場合には、これに限定されるもの
ではなく溶接など他の固着法でもよい。そして、このア
ウターロッド73は長ければ長い程配筋された奥の方或
いは高い位置の交差部にL字結束具を装着できる。ま
た、L字状内枠部37の内側に結束具1をピンにより保
持する構成としているがこれに限定されるものではな
く、結束具1自身の弾性力或いはL字状内枠部37の内
面に磁石を付設して、この磁力により吸着する保持方法
でもよい。
【0045】実施の形態2 本発明の実施の形態2の棒状体交差部の結束工具につい
て説明する。
【0046】図17は本発明の実施の形態2の棒状体交
差部の結束工具で使用する結束具の正面図、図18は本
発明の実施の形態2の棒状体交差部の結束工具で使用す
る結束具の側面図である。なお、実施の形態1と同一符
号及び記号は実施の形態1の構成部分と同一または相当
する構成部分を示すものであるから、ここでは重複する
説明を省略する。
【0047】図において、この実施の形態の棒状体の結
束具2は、全体が適度な弾性を有するばね鋼の板材でで
きており、板状のままを維持している本体部10、その
本体部10の中央部は、棒状体である鉄筋60の外周面
に沿って把持する位置となっている。鉄筋60を本体部
10の中央部で保持し、前記本体部10の両端部には図
18に示すように鉄筋55(図25参照)を挿入するた
めの一対の入口部12が一体に成形されている。この各
入口部12には、折返ガイド13が本体部10より75
度程度折り曲げ一体的に形成されている。
【0048】前記各入口部12から本体部10の中央方
向に入り込んだ鉄筋55を挾持するための挾持部15が
形成されている。この各挾持部15には、折返片16が
一体的に形成されている。入口部12から挾持部15へ
の移行部分の幅は鉄筋55の直径より3〜10ミリ程度
狭い開口になっている。
【0049】前記挟接部15から本体部10の中央方向
には、更に、平行部と円孔からなる切孔穴部19が形成
されている。この平行部と円孔からなる切孔穴部19は
各入口部12の開口角度を広げることができないもの
の、図18の紙面の上及び下方向にずれが発生し、鉄筋
55に対して挿入を容易にする機能を有している。ま
た、挿入後には、鉄筋55からの離脱ができないよう
に、堅固に係合させている。即ち、挾持部15は、その
幅が鉄筋55の直径よりやや狭く形成され、鉄筋55を
弾性的に挾持できるようになっている。各挾持部15に
は、連続して入口部12が形成されており、これら入口
部12の空間が、鉄筋55を挾持部15に挿入させるた
めの入口となっている。
【0050】このように、挾持部15は、その幅(内
径)が鉄筋55の直径よりやや狭く形成され、鉄筋55
を弾性的に挾持できるようになっており、挾持部15に
対して連続して入口部12が形成されており、これら入
口部12が、鉄筋55が挾持部15に挿入させるための
挿入口となっている。そして、本体部10の中央部分と
各挾持部15の軸方向が互いに直交する状態となってい
る。なお、各入口部12に一体的に形成された折返ガイ
ド13の挾持部15側の端には鉄筋55の抜けを防止す
る抜止部14が鉄筋55の直径より3〜10ミリ程狭い
開口で形成されている。
【0051】特に、この結束具2が、実施の形態1の棒
状体交差部の結束工具で述べた結束具1と主な異なる点
を説示すると、本体板10の中央部分の形状が略U字状
をなしている点、棒状体である鉄筋を挿入し、挾持する
入部口12、挾持部15を本体板10の両端部に各々具
備している点にある。その他の構成は、結束具1と略同
一の構成であり、同一符号及び同一記号は前述の結束具
1と同一または相当部分を示すものである。
【0052】次に、本発明の実施の形態2である棒状体
交差部の結束工具について説明する。
【0053】図19は本発明の実施の形態2である棒状
体交差部の結束工具の正面図、図20は本発明の実施の
形態2である棒状体交差部の結束工具の下面図、図21
は本発明の実施の形態2である棒状体交差部の結束工具
の側面図、図22は本発明の実施の形態2である棒状体
交差部の結束工具の装着治具の部分を拡大して示す要部
拡大断面図で、図23は本発明の実施の形態2の棒状体
交差部の結束工具で使用する装着治具に結束具を装填し
た部分斜視図である。また、図24は本発明の実施の形
態2の棒状体交差部の結束工具で装着作業中の部分斜視
図、図25は本発明の実施の形態2の棒状体交差部の結
束工具による装着完了を示す斜視図である。なお、実施
の形態1と同一符号及び記号は実施の形態1の構成部分
と同一または相当する構成部分を示すものであるから、
ここでは重複する説明を省略する。
【0054】本発明の実施の形態2である棒状体交差部
の結束工具70Aと、前述の本発明の実施の形態1であ
る棒状体交差部の結束工具70と異るところは、図21
に示されるように棒状体交差部の結束工具70Aの下端
にはL字状の装着治具30に代わってU字状の装着治具
40が装着されている点である。このU字状装着治具4
0は図20に示すようにU字状外枠部41とその内側に
U字状内枠部47を具備するものである。このU字状外
枠部41が前述の実施の形態1のL字状外枠部31と異
なるところは切欠部39を形成せず、フック部32をU
字状の両端部に左右対称に一対形成していることであ
る。U字状内枠部47が前述の実施の形態1のL字状内
枠部37と異なるところは切欠部39を形成せず、U字
状に左右対称に形成されていることである。
【0055】即ち、本実施の形態の棒状体交差部の結束
工具70Aは、鉄筋55,60からなる棒状体を略十字
状に交差させて配筋し、その交差状態でその交差部を結
束する棒状体交差部の結束工具70Aにおいて、所要の
長さを有する中空状のアウターロッド73と、アウター
ロッド73の一端に配設したハンドル77と、アウター
ロッド73の中空部に摺動自在に配置したインナーロッ
ド74と、ハンドル77に配設した支点で回動自在と
し、その一端がインナーロッド74の端部に連係させた
レバー76と、一方の鉄筋55からなる棒状体の2個所
を引っ掛けて嵌合するフック部32を両端部に有する略
U字状外枠部41と、略U字状外枠部41の内側に沿っ
て移動自在に配設し、その略中央部から略U字状外枠部
41を貫通してインナーロッド74に接続したU字状内
枠部47と、インナーロッド74とアウターロッド73
との間に弾性力を付勢するスプリング34とを具備する
ものである。
【0056】つぎに、この棒状体交差部の結束工具70
Aを使って前述のU字結束具2を配筋された棒状体であ
る鉄筋の交差部に装着する結束作業について説明する。
【0057】図において、まず、結束具2を棒状体交差
部の結束工具70Aの下端のU字状の装着治具40の内
側、即ち、L字状内枠部47に押し込む、押し込まれた
結束具2はその弾性力により、結束具2の切欠穴部19
にピン38が嵌まり保持される。このように結束具2を
装着治具40に装填した後、図24に示すように、略十
字状に交差した一対の鉄筋のうち上側の直状鉄筋60に
装着治具40内の結束具2を被せるようにして、直状鉄
筋55をU字状外枠部41のフック部32より挿入し、
直状鉄筋55をU字状外枠部41のフック部32に引っ
掛けて係合した後、棒状体交差部の結束工具70Aのハ
ンドル77とレバー76を握り、リベットピン78を支
点としてレバー76が梃の働きをしてインナーロッド7
4を介して装着治具40のL字状内枠部47が握力より
大きな力で押し下げられ、直状鉄筋55を結束具2の挾
持部15内に挿入して挾持すると同時に、上側の直状鉄
筋60を本体部10の中央部分の内部に保持する。これ
で棒状体交差部の結束工具70Aを取り去れば鉄筋の交
差部への結束具2の装着は完了し、一対の鉄筋を略十字
状に交差した状態で結束することができる。
【0058】このように、結束具2の鉄筋への装着作業
は、装着治具40のフック部32を一対の交差部の直状
鉄筋55に引っ掛けて、レバー76を握る動作で簡単に
行える。
【0059】したがって、この棒状体交差部の結束工具
70Aを用いることにより、前述の実施の形態1と同様
に鉄筋の結束作業を行う作業員に対して特に熟練が要求
されずに済むとともに、単純で、確実、かつ、短時間で
鉄筋の結束作業を行うことができる。
【0060】このように、上記各実施の形態では、鉄筋
コンクリートを打設する場合における配筋を想定して、
棒状体として鉄筋50,55,60を例として本発明の
棒状体交差部の結束工具を説明したが、本発明を実施す
る場合には、この鉄筋に限定されるものではなく、テン
トやビニールハウスの配筋であるパイプは勿論のこと、
その材質も金属に限られるものではなく棒状体が交差す
るものであれば使用することができる。
【0061】ところで、上記各実施例のU字状は、本発
明を実施する場合、L字状、V字状、コ字状とすること
ができるし、また、上記各実施例のL字状は、本発明を
実施する場合、略コ字状とすることもできる。
【0062】
【発明の効果】以上のように、請求項1にかかる棒状体
交差部の結束工具は、所要の長さを有する中空状のアウ
ターロッドと、前記アウターロッドの一端に配設したハ
ンドルと、前記アウターロッドの中空部に摺動自在に配
置したインナーロッドと、前記ハンドルに配設した支点
で回動自在とし、その一端が前記インナーロッドの端部
に連係させたレバーと、前記略直角に折曲した棒状体の
一方を引っ掛けて嵌合するフック部を端部に有する略L
字状外枠部と、前記略L字状外枠部の他端部には前記略
直角に折曲した棒状体の他の一方を挿入するための切欠
部と、前記略L字状外枠部の前記切欠部に対向する位置
に切欠部を設け、前記略L字状外枠部の内側に沿って移
動自在に配設し、その略中央部から前記略L字状外枠部
を貫通して前記インナーロッドに接続した略L字状内枠
部と、前記インナーロッドと前記アウターロッドとの間
に弾性力を付勢するスプリングとを具備し、略直角に折
曲した棒状体と直状棒状体を、前記略直角に折曲した棒
状体のコーナの内面で、前記直状棒状体を交差させて配
筋し、その交差状態でその交差部を結束するものであ
る。
【0063】したがって、結束具の棒状体交差部への装
着作業は、L字状の装着治具の切欠部を略直角に曲折し
た棒状体の一方に挿入し、略直角に折曲した棒状体の他
の一方をL字状外枠部に引っ掛けて、レバーを握る動作
で簡単に行うことができる。特に、従来にない結束を行
うことができる。また、棒状体のL字状交差部の結束作
業を行う作業員に対して、特に、熟練が要求されずに済
むとともに、単純で、確実、かつ、短時間で結束を行う
ことができる。
【0064】また、請求項2にかかる棒状体交差部の結
束工具は、所要の長さを有する中空状のアウターロッド
と、前記アウターロッドの一端に配設したハンドルと、
前記アウターロッドの中空部に摺動自在に配置したイン
ナーロッドと、前記ハンドルに配設した支点で回動自在
とし、その一端が前記インナーロッドの端部に連係させ
たレバーと、前記一方の棒状体の2個所を引っ掛けて嵌
合するフック部を両端部に有する略U字状外枠部と、前
記略U字状外枠部の内側に沿って移動自在に配設し、そ
の略中央部から前記略U字状外枠部を貫通して前記イン
ナーロッドに接続したU字状内枠部と、前記インナーロ
ッドと前記アウターロッドとの間に弾性力を付勢するス
プリングとを具備し、棒状体を略十字状に交差させて配
筋し、その交差状態でその交差部を結束するものであ
る。
【0065】したがって、結束具の棒状体交差部への装
着作業は、装着治具の切欠部を棒状体の両方に引っ掛け
て、レバーを握る動作で簡単に行うことができる。ま
た、棒状体のL字状交差部の結束作業を行う作業員に対
して、特に、熟練が要求されずに済むとともに、単純
で、確実、かつ、短時間で結束を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の実施の形態1の棒状体交差部
の結束工具に使用される結束具の正面図である。
【図2】 図2は図1の要部側面図である。
【図3】 図3は図2の切断線Z−ZによるZ−Z拡大
断面図である。
【図4】 図4は図2の切断線A−AによるA−A部分
拡大断面図である。
【図5】 図5は図1の要部平面図である。
【図6】 図6は本発明の実施の形態1の棒状体交差部
の結束工具の装着治具に結束具を装填した部分斜視図で
ある。
【図7】 図7は本発明の実施の形態1の棒状体交差部
の結束工具に結束具を装着作業中の部分斜視図である。
【図8】 図8は本発明の実施の形態1の棒状体交差部
の結束工具に使用される結束具の装着状態を示す斜視図
である。
【図9】 図9は本発明の実施の形態1である棒状体交
差部の結束工具の正面図である。
【図10】 図10は本発明の実施の形態1である棒状
体交差部の結束工具の下面図である。
【図11】 図11は本発明の実施の形態1である棒状
体交差部の結束工具の側面図である。
【図12】 図12は本発明の実施の形態1である棒状
体交差部の結束工具の要部縦断面図である。
【図13】 図13は本発明の実施の形態1である棒状
体交差部の結束工具の装着治具側の要部断面図である。
【図14】 図14は本発明の実施の形態1である棒状
体交差部の結束工具の装着治具の部分を拡大して示す要
部断面図である。
【図15】 図15は図14の切断線C−CによるC−
C拡大端面図である。
【図16】 図16は図14の切断線B−BによるB−
B拡大端面図である。
【図17】 図17は本発明の実施の形態2の棒状体交
差部の結束工具で使用する結束具の正面図である。
【図18】 図18は本発明の実施の形態2の棒状体交
差部の結束工具で使用する結束具の側面図である。
【図19】 図19は本発明の実施の形態2である棒状
体交差部の結束工具の正面図である。
【図20】 図20は本発明の実施の形態2である棒状
体交差部の結束工具の下面図である。
【図21】 図21は本発明の実施の形態2である棒状
体交差部の結束工具の側面図である。
【図22】 図22は本発明の実施の形態2である棒状
体交差部の結束工具の装着治具の部分を拡大して示す要
部拡大断面図である。
【図23】 図23は本発明の実施の形態2の棒状体交
差部の結束工具で使用する装着治具に結束具を装填した
部分斜視図である。
【図24】 図24は本発明の実施の形態2の棒状体交
差部の結束工具で装着作業中の部分斜視図である。
【図25】 図25は本発明の実施の形態2の棒状体交
差部の結束工具による装着完了を示す斜視図である。
【図26】 図26は従来の棒状体交差部の結束具の斜
視図である。
【符号の説明】
1,2 結束具 10 本体部 30,40 装着治具 31 L字状外枠部 32 フック部 33 スプリング 37 L字状内枠部 39 切欠部 41 U字状外枠部 47 U字状内枠部 50 略直角に曲折した鉄筋 60 直状棒鉄筋 70 結束工具 73 アウターロッド 74 インナーロッド 76 レバー 77 ハンドル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略直角に折曲した棒状体と直状棒状体
    を、前記略直角に折曲した棒状体のコーナの内面で、前
    記直状棒状体を交差させて配筋し、その交差状態でその
    交差部を結束する棒状体交差部の結束工具において、 所要の長さを有する中空状のアウターロッドと、 前記アウターロッドの一端に配設したハンドルと、 前記アウターロッドの中空部に摺動自在に配置したイン
    ナーロッドと、 前記ハンドルに配設した支点で回動自在とし、その一端
    が前記インナーロッドの端部に連係させたレバーと、 前記略直角に折曲した棒状体の一方を引っ掛けて嵌合す
    るフック部を端部に有する略L字状外枠部と、 前記略L字状外枠部の他端部には前記略直角に折曲した
    棒状体の他の一方を挿入するための切欠部と、 前記略L字状外枠部の前記切欠部に対向する位置に切欠
    部を設け、前記略L字状外枠部の内側に沿って移動自在
    に配設し、その略中央部から前記略L字状外枠部を貫通
    して前記インナーロッドに接続した略L字状内枠部と、 前記インナーロッドと前記アウターロッドとの間に弾性
    力を付勢するスプリングとを具備することを特徴とする
    棒状体交差部の結束工具。
  2. 【請求項2】 棒状体を略十字状に交差させて配筋し、
    その交差状態でその交差部を結束する棒状体交差部の結
    束工具において、 所要の長さを有する中空状のアウターロッドと、 前記アウターロッドの一端に配設したハンドルと、 前記アウターロッドの中空部に摺動自在に配置したイン
    ナーロッドと、 前記ハンドルに配設した支点で回動自在とし、その一端
    が前記インナーロッドの端部に連係させたレバーと、 前記一方の棒状体の2個所を引っ掛けて嵌合するフック
    部を両端部に有する略U字状外枠部と、 前記略U字状外枠部の内側に沿って移動自在に配設し、
    その略中央部から前記略U字状外枠部を貫通して前記イ
    ンナーロッドに接続したU字状内枠部と、 前記インナーロッドと前記アウターロッドとの間に弾性
    力を付勢するスプリングとを具備することを特徴とする
    棒状体交差部の結束工具。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101988620B1 (ko) * 2018-08-01 2019-06-18 주식회사 스파이더케이 철근 결속클립용 치공구
CN110778122A (zh) * 2019-11-05 2020-02-11 中建八局轨道交通建设有限公司 拉结筋弯折工具及其使用方法

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