JPH0721249B2 - 鉄筋結束機 - Google Patents

鉄筋結束機

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JPH0721249B2
JPH0721249B2 JP18065090A JP18065090A JPH0721249B2 JP H0721249 B2 JPH0721249 B2 JP H0721249B2 JP 18065090 A JP18065090 A JP 18065090A JP 18065090 A JP18065090 A JP 18065090A JP H0721249 B2 JPH0721249 B2 JP H0721249B2
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JP18065090A
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Inventor
茂利隆 植村
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植村 シヅ子
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は鉄筋の交叉部を結束金具を用いて結束させる鉄
筋結束機に関する。
「従来の技術」 従来、鉄筋の交叉部を結束する場合には、鉄筋結束機を
該交叉部に押し当ててから把手部を押下げ、鉄筋の交叉
部に装着させた結束線を緊張させながら把手部を回転
し、回転機構によって結束線を巻回して締付けることに
より行っている(例えば、特公昭52−25182号公報参
照)。
「発明が解決しようとする課題」 従来の結束機は通常の結束線を使用するため、結束機内
に結束線を収容する機構と、結束線を緊張させる機構
と、緊張させた結束線を巻回して締付ける機構を必要と
し、把手部を押下げて結束線を緊張させる操作と、把手
部を回動させて結束線を捩って締付ける操作を必要とす
るため、結束機の構造が必然的に複雑となる欠点があっ
た。
鉄筋の交叉部を固定する結束作業は、同じ動作を繰返し
行うため、結束機が重いと疲れ易い上、足場の悪い作業
現場では作業者の疲れから事故が起り易く非常に危険で
あった。
本発明は、結束機の機構を簡略化し、把手部を押下げる
操作によって鉄筋の交叉部に結束金具を取付けて固定す
ることを目的とするものである。
「課題を解決するための手段」 上記目的を達成するために、本発明の鉄筋結束機におい
て、縦長をした複数の案内溝を左右に設けると共に、下
端中央に掛止溝を有して左右対称に形成した一対の基板
を上面板で連結し、上面板の面側から折曲げて形成した
本体内の下部に固定させた下部板と前記上面板との間に
固定した案内軸に可動片を上下動可能に挿通し、上面板
に設けた通孔を貫通させて本体の上方に位置させた把手
部と前記可動片を一対の連結軸で連結し、且つ、復帰用
のばねを連結軸に弾発させて装着し、本体の下方には先
端を前記掛止溝に対向させて進退動可能に夫々取付けた
押圧片に設けた掛止ピンと、該掛止ピンを係合する係合
孔を先端に設けて前記基板に支軸で枢動可能に軸支させ
た作動板の後端と長板の一端を枢着し、該長板と前記可
動片を連結したボルトを前記案内溝に上下動可能に係合
させてなるものである。
「作 用」 結束金具を鉄筋の交叉部に装着し、結束機を該結束金具
の上部から交叉部に載置させ、把手部を下方に押下げる
ことにより結束金具を圧着させて鉄筋の交叉部を固定す
る。
「実施例」 本考案の実施例を図面により説明すると、第1〜3図に
おいて、1は本体で、左右対称に形成した基板2a、2bの
上部を上面板3で連結して一体に形成し、上面板3の両
側から下方に折曲げて平行に形成した基板2a、2bの内部
に空間4を設ける。
本体1の基板2a、2bの各表面の両側には、縦長の案内溝
5を複数形成し、各基板の下部中央には下方を開放させ
た掛止溝6を夫々形成する。各基板2a、2bの下方内部
で、且つ、前記掛止溝6よりやや上方にコ字形に形成し
た下部板7を位置させて基板2a、2bに固定する。
本体1の上面板3の中央に孔8を設け、孔8の両側には
後記する連結軸15を挿通させる通孔9を形成する。10は
本体1の空間4内において、下端を下部板7に、又、上
端を上面板3の孔8に夫々固定させた案内軸で、上面板
3と下部板7との間の案内軸10に、可動片12を上下動可
能に挿通してある。
15は把手部14を上端に固着させた一対の連結軸で、連結
軸15の下端は上面板3に設けた通孔9に挿通させて可動
片12の上部に固定してある。ばね17は、把手部14と上面
板3との間に位置する連結軸15に弾発させて装着してあ
り、可動片12は基板1の空間4内に上下動可能に収容し
てある。
各基板2a、2bの表面下方に、夫々対をなして取付けた取
付部19によって押圧片18を夫々進退動可能に水平に取付
け、該押圧片の先端部は前記掛止溝6を挟んで向い合せ
に位置し、押圧片18の中間部の表面には掛止ピン20を固
着してある。
21は作動板で、先端をL字形に折曲げて形成した折曲部
22を各基板2a、2bの下部両側に取付けた支軸23に夫々枢
動可能に軸支し、折曲部22の先端に設けた係合孔24に、
前記掛止ピン20を夫々係合させてある。作動板21の後端
と、長板25の一端をピン26で枢着し、該長板25の他端は
前記案内軸10に上下動可能に取付けた可動片12の両側面
に、前記案内溝5を貫通させてボルト27で固定してあ
る。該ボルト27は案内溝5に係合しているので、案内軸
10に沿って可動片12を上下動させると、該ボルトは可動
片12と共に案内溝5内を上下動することができる。
29は結束機を持ち運ぶために、例えば、基板2aの上部に
取付けた取手で、取付ける場所は任意の位置でよいし、
また、その形状は任意の形状でも良いものである。
第7、8図において、本発明に係る結束機に使用する結
束金具について説明すると、鉄筋40、41を固着する結束
金具45は、鉄板をプレス加工によってH形の板片46に打
抜いて形成した後、プレス機(図示せず)によって中間
帯片47の中央を上方に湾曲させて上係止部48を形成す
る。また、中間帯片47の両端部から夫々設けた各帯片49
を下方に湾曲させて逆U字形をした下係止部50を形成し
てある。
尚、作動板21の先端を軸支する支軸23は、基板2a、2bに
直接取付けてもよいが、基板2a、2bの外側に補強板30を
取付け、該補強板30に取付けてもよいものである。
次に、実施例の作用について説明すると、鉄筋40、41の
交叉部42を結束する場合は、第9図に示す如く、上方の
鉄筋40に結束金具45の上係止部48を掛止し、下係止部50
を下方の鉄筋41に係止する。
次いで、結束機の空間4内に上方の鉄筋40を収容し、基
板2a、2bの下部に夫々設けた掛止溝6内に下方の鉄筋41
を収容すると、上係止部48は空間4内に位置させた下部
板7によって下に押付けられ(第4図)、下係止部50の
外側には、押圧片18の各先端部をそれぞれ位置させてあ
る(第5図)。
把手部14をばね17の弾発力に抗して第2図に矢印で示す
ように下方へ押し下げると、連結軸15の下部に連結した
可動片12が案内軸10に案内されて降下する。この可動片
12の側面に取付けたボルト27は案内溝5内を下降し、ボ
ルト27に一端を軸支させた各長板25の他端はピン26を介
して作動板21に連結する。該作動板の先端に設けた折曲
部22が、支軸23を支点にして回動し、該折曲部22に設け
た係合孔24に係合した掛止ピン20を介して互いの押圧片
18を夫々前進させ、第6図に示すように結束金具45の各
下係止部50を互いに両側から押圧することによって下方
の鉄筋41を固定し、中間帯片47の中間に設けた上係止部
48によって上方の鉄筋40を固定して交差部42を結束する
ものである(第10図)。
第2図において、案内溝5内を移動するボルト27のスト
ロークMと、第5、6図において押圧片18に設けた掛止
ピン20が作動板21の先端に設けた折曲部22に設けた係合
孔24に係合して前後動するストロークmは、M>mの関
係に設定してあるため、梃子の原理により把手部14の押
下げによる小さな力は、押圧片18の大きな押圧力となっ
て鉄板で形成した結束金具45の下係止部50を互いに圧着
させることによって結束することができる。
結束金具45によって鉄筋40、41の交差部42を結束した
後、把手部14を握る手から力を抜いたり、または、把手
部14から手を放すと、ばね17の弾発力によって把手部14
は元の位置まで上昇し、該把手部14に連結軸15で連結し
た可動片12も上昇し、それと共に長板25、作動板21及び
押圧片18が夫々元の位置に復帰し、次の結束作業に備え
る。
尚、結束金具45は一定厚の鉄板を打ち抜いて形成したも
のであるから強度を有しており、多少の衝撃では変形せ
ず、鉄筋の交差部を結束させた後は、簡単に外れること
がない。
「発明の効果」 本発明は以下のような効果を有している 鉄筋の交叉部に結束金具を装着した後、結束機を設置
してから結束機の把手部を下方に押下げる操作によって
簡単に交差部を結束することができる。
結束機の本体は、左右対称に形成してあるため構造が
簡単で生産コストも安く、故障が少なくて安全である。
部品数が少なく構造も簡単であるから、小型軽量化が
はかれると共に、把手部を押し下げる操作のみでよいた
め、足場の悪い危険な作業現場での操作性を良好にし、
作業能率を一段と向上させることができる利点を有す
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示したもので、第1図は本発明
に係る鉄筋結束機の一部を破断した全体の正面図、第2
図は把手部を押下げた状態の正面図、第3図は第1図A
−A線断面図、第4図は全体の側面図、第5図は鉄筋の
交叉部へ結束機を装着させた状態の要部拡大図、第6図
は結束金具を圧着固定した状態の要部拡大図、第7図は
結束金具を形成するために鉄板を打ち抜いた板片の斜視
図、第8図は板片をプレス加工して形成した結束金具の
斜視図、第9図は結束金具を鉄筋の交叉部に取付けた状
態の斜視図、第10図は結束金具を圧着して鉄筋の交叉部
を結束した状態の一部破断した正面図である。 1……本体、2a、2b……基板、3……上面板、5……案
内溝、6……掛止溝、7……下部板、9……通孔、10…
…案内溝、12……可動片、14……把手部、15……連結
軸、17……ばね、18……押圧片、21……作動板、25……
長板。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】縦長をした複数の案内溝を左右に設けると
    共に、下端中央に掛止溝を有して左右対称に形成した一
    対の基板を上面板で連結し、上面板の面側から折曲げて
    形成した本体内の下部に固定させた下部板と前記上面板
    との間に固定した案内軸に可動片を上下動可能に挿通
    し、上面板に設けた通孔を貫通させて本体の上方に位置
    させた把手部と前記可動片とを一対の連結軸で連結し、
    且つ、復帰用のばねを連結軸に弾発させて装着し、本体
    の下方には先端を前記掛止溝に対向させて進退動可能に
    夫々取付けた押圧片に設けた掛止ピンと、該掛止ピンを
    係合する係合孔を先端に設けて前記基板に支軸で枢動可
    能に軸支させた作動板の後端と長板の一端を枢着し、該
    長板と前記可動片を連結したボルトを前記案内溝に上下
    動可能に係合し、把手部を上下させることにより押圧片
    を進退動させて結束金具を押圧することを特徴とする鉄
    筋結束機。
JP18065090A 1990-07-10 1990-07-10 鉄筋結束機 Expired - Lifetime JPH0721249B2 (ja)

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KR101154811B1 (ko) * 2010-02-23 2012-06-14 정진우 철근 결속기
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