JPH0565044U - 遮断器のネジレス端子構造 - Google Patents

遮断器のネジレス端子構造

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JPH0565044U
JPH0565044U JP1310892U JP1310892U JPH0565044U JP H0565044 U JPH0565044 U JP H0565044U JP 1310892 U JP1310892 U JP 1310892U JP 1310892 U JP1310892 U JP 1310892U JP H0565044 U JPH0565044 U JP H0565044U
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JP
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electric wire
wire insertion
insertion path
contact member
terminal
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Application number
JP1310892U
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English (en)
Inventor
通則 大杉
Original Assignee
河村電器産業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】電線が確実に接続されたことを表示すると共
に、挿脱容易なネジレス端子構造を提供すること。 【構成】電線挿入路1を挟んで固定端子8と鎖錠圧接金
具3が設けられ、鎖錠圧接金具3には逆止爪31と圧接
片32が上端を電線挿入路10内に突出するように形成
されている。固定端子8には当接部材5が電線先端の押
圧によって解除可能に係止され、解除時にスプリング6
によって上昇し、確認部材7を遮断器から突出させるよ
うになっている。また、噛合解除部材4の押し下げ作用
によって逆止爪が撓むと共に、当接部材が連動して押し
下げられ、電線の引き抜きと表示部材の原点復帰が可能
となる。 【効果】電線の接続不良による電路の遮断が一掃され
る。電線の挿脱を容易に行なうことができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は電線の接続にネジを使用しない遮断器のネジレス端子構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来は、図9に示すように電線12を電線挿入路10へ挿入し、逆止爪23の 噛合により固定端子24に接続していた。そして、接続を外す時は、押圧部20 をドライバーの先端等で押し、圧接バネ21と、押圧部20に連動する固定片2 2及び逆止爪23を押し曲げていた。 従って、電線が確実に端子奥まで入線されたか否かは、作業者の経験と勘に頼 っていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記のように従来の構造では、電線が確実に端子奥まで入線されたか否かの判 定ができないため、接続不良であってもそのまま遮断器を使用してしまい、後に 電線が外れ、電力の供給が停止する原因になる虞れがある。また、電線接続時に は、圧接バネばかりか逆止爪等も押し曲げなければならないため大きな力を必要 とする。 以上のように従来の端子構造には、遮断器の信頼面と配線作業面において解決 すべき課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前記従来の諸課題を解決するため、電線が端子に確実に接続された ことを表示すると共に、接続の解除を容易にする端子構造を提供するものでる。 即ち、その構成とは、電線挿入路の途中に圧接片を追加し、終端へ、電線挿入方 向と直交する方向に作用する反発力に抗して先端を電線挿入路内へ押し込むとそ の位置で係止固定され、電線の挿入によりその電線との接触動作で係止解除され て前記先端が電線挿入路内から離脱して基端が上昇する当接部材を設けると共に 、その当接部材の基端に確認部材を取付け、更に押圧操作で前記逆止爪と電線と の噛合を解除する噛合解除機構と、その噛合解除と同時に当接部材の押し込みを 行なう連動機構とを設けて成ることにある。
【0005】 また、前記逆止爪が前記電線挿入路に対して前記当接部材の離脱側に配置され 、前記噛合解除機構が、当接部材に形成された係止片を押圧操作すると共にカム を介して前記逆止爪の先端を電線挿入方向へ押し退け操作可能な押圧部材とした ことにある。
【0006】
【作用】
遮断器本体に外部から内方に向けて形成された電線挿入路の途中に設けられた 圧接片は電線を固定端子へ押し付けると共に、電線挿入路の終端へ導く作用をす る。電線挿入路の終端に設けられた当接部材は、その先端を電線挿入方向と直交 する方向に作用する反発力に抗して電線挿入路内へ押し込むと、その位置で係止 固定される。また、電線との接触動作で係止が解除され、前記反発力によって前 記先端が電線挿入路内から離脱すると、確認部材が取付けられた基端が上昇し、 電線が電線挿入路の終端まで挿入されたこと、即ち固定端子に確実に接続された ことが表示される。更に、噛合解除機構は押圧操作で前記逆止爪と電線との噛合 を解除する作用をし、それと連動した連動機構は、前記当接部材を押し込む作用 をする。従って、電線の接続解除を行なうと同時に確認部材を接続前の位置へ復 帰させることができる。
【0007】
【実施例】
図1〜図4は、本考案にかかる遮断器のネジレス端子構造(以下、端子構造と いう)の一実施例を示す説明図である。以下、これらの図面に基づいて本考案を 説明する。 図1は、端子構造を右側面から透視した説明図で、1は遮断器のカバー、2は 基台である。10は遮断器本体の外部から内方に向けて形成された電線挿入路で ある。3は電線挿入路10を挟んで固定端子8に対向する位置に設けられた、鎖 錠圧接金具で、上端を電線挿入路内に突出する逆止爪31及び圧接片32を備え ている。逆止爪31及び圧接片32はバネ性材料で形成されると共に、それらの 上端は電線挿入路内に突出し、逆止爪31上端断面の長手方向上端は直角形状で 電線の抜止めをできるようになっている。また、圧接片32の上端は丸く形成さ れ、電線を固定端子と挟んで通過し易いようになっている。図2中の82は後述 する当接部材5を係止するための係止部9が形成された挿通孔である。噛合解除 機構及び連動機構を構成する当接部材5の基端には表示部材7が取付けられ、先 端には電線挿入路の終端に突出した電線先端受け止め部(以下、受け止め部とい う)52が形成されている。受け止め部52の先端はV字状に折曲形成されたバ ネ片51の付勢力によって係止が解除されないようになっている。また、当接部 材5はコイルスプリング6を介して後述する噛合解除部材4と連結され、上方へ 付勢されている。噛合解除機構及び連動機構を構成する噛合解除部材4は、一端 が逆止爪31上端の係止片33に係止され、他端が当接部材5の係止片53へ係 止可能となっている。電線を挿入していない時は、図1及び図2に示すように当 接部材5は、固定端子8の係止部81に係止され、表示部材7はカバー1内部に 収容された状態となっている。
【0008】 次に実際に電線を接続する場合における本考案の端子構造の動作を説明する。 電線12を電線挿入路10へ挿入すると、電線は逆止爪31と圧接片32を内側 に撓ませながら、即ち固定端子8に押し付けられながら進み、受け止め部52に 接触する。そしてさらに進めると受け止め部52がバネ片51の復元力に抗して 押し曲げられ、当接部材5は係止が解除され、コイルスプリング6の復元力によ って上方へ押し上げられる。すると、図4に示すように当接部材5の基端に取付 けられた確認7がカバー1の表面から突出する。 従って、この表示部材の突出により電線が電線挿入路の終端まで挿入され、固 定端子に確実に接続されたことを肉眼で確認することができる。また、電線は逆 止爪31によって鎖錠されるため抜けることはない。而も、電線は逆止爪に加え て圧接片によっても固定端子に押し付けられるため、固定端子との電気的接続が 確実になる。
【0009】 次に電線の接続を外す場合について説明する。噛合解除部材4の上面を押し下 げると、逆止爪31が内側に撓んで電線と逆止爪間に間隙が形成され、電線の引 き抜きが可能となる。この時、噛合解除部材4の他端が当接部材5の係止片53 を押し下げるため、当接部材の先端はバネ片51の復元力により固定端子の係止 部81に係止され、基端の確認部材7はカバー1内へ戻る。 従って、逆止爪31を撓ませるだけの力で接続を解除することができると共に 、次回の接続体制を容易に整えることができる。
【0010】 次に図5〜図8は、本考案にかかる端子構造の変更実施例を示す。固定端子の 右端には側板193が、その手前には側板192が立設され、側板192には後 述する当接部材13を係止するための係止部191が形成されている。また、鎖 錠圧接金具14が、基台2に取付けられたフレーム16a,16bによって支持 されている。鎖錠圧接金具14には、逆止爪141及び圧接片142が夫々の上 端を電線挿入路内に突出するように設けられている。143は後述する噛合解除 部材17を押戻すための支持バネである。当接部材13は、その先端の切欠部1 34を係止部191に係止すると共に、バネ片131によって側板192側に付 勢され、係止が解除されないようになっている。また、噛合解除部材17とコイ ルスプリング6を介して連結され、基端には確認部材7が設けられている。噛合 解除部材17の略中央にはフレーム16bと一体成型された支持バー15が遊挿 されている。18は逆止爪141先端に取付けられたカムで、電線挿入側の面が テーパ形状となっており、その面に噛合解除部材17の下端が当接し、噛合解除 部材の押し下げ作用によって電線挿入方向へ退けられるようになっている。
【0011】 そして、電線の先端が受け止め部に接触すると、当接部材13の係止が解除さ れ、コイルスプリング6の復元力によって上方へ押し上げられ、図8に示すよう に確認部材7がカバー1の表面から突出する。 従って、電線が確実に接続されたことを確認することができる。
【0012】 次に電線を外す場合は、噛合解除部材17の上面を押し下げることにより、噛 合解除部材の先端がカム18のテーパ面を押圧し、カム18が挿入方向へ退けら れる。そして、逆止爪141が内側に撓んで鎖錠が解除される。この時、同時に 当接部材13の係止片133は噛合解除部材の他端によって押し下げられるため 、バネ片131の復元力によって再び係止部191に係止されると共に、確認部 材7はカバー1内に再び収容される。 従って、接続の解除と次回の接続準備を容易に行なうことができる。
【0013】 尚、逆止爪と圧接片は一体成型することなく別個に設けてもよく、その取付け 位置も使用状況に応じて変更可能である。また、電線の鎖錠力は、その直径に応 じて逆止爪や圧接片の上端が電線挿入路内へ突出する長さ、また、それらの材質 や板厚等を変えることにより適宜変更することができる。更に、当接部材を係止 する構造や上方へ付勢する構造、確認部材の上昇位置や形状等も本考案と同一の 効果を奏するものであれば、他の構造を用いることもできる。
【0014】
【考案の効果】
本考案にかかる遮断器のネジレス端子構造を用いれば、電線の接続不良を一掃 することができる。従って、接続不良によって電路が遮断されることが無くなり 、遮断器の信頼性が飛躍的に向上する。また、電線と固定端子との電気的接続が 確実になる。而も、小さな力で電線を外すことができる。 以上のように本考案は、遮断器の信頼性と配線作業効率を飛躍的に向上させる ことができる画期的なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる遮断器のネジレス端子構造の右
側面透視図である。
【図2】本考案にかかる遮断器のネジレス端子構造の斜
視図である。
【図3】本考案にかかる遮断器のネジレス端子構造の正
面透視図である。
【図4】電線を接続し、確認部材が突出した状態を示す
説明図である。
【図5】変更実施例の右側面透視図である。
【図6】変更実施例の斜視図である。
【図7】変更実施例の正面透視図である。
【図8】変更実施例の端子構造に電線を接続した状態を
示す説明図である。
【図9】従来の遮断器のネジレス端子構造の説明図であ
る。
【符号の説明】
1・・カバー、2・・基台、3,14・・鎖錠圧接金
具、4,17・・噛合解除部材、5,13・・当接部
材、6・・コイルスプリング、7・・確認部材、8,1
9,24・・固定端子、9・・押圧用穴、10・・電線
挿入路、12・・電線、15・・支持バー、16a,1
6b・・フレーム、18・・カム、20・・押圧部、2
1・・圧接バネ、22・・固定片、23,31,141
・・逆止爪、32,142・・圧接片、33,53,1
33・・係止片、51,131・・バネ片、52,13
2・・電線先端受け止め部、81,191・・係止部、
82・・挿入孔、134・・切欠部、143・・支持バ
ネ、192,193・・側板。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】遮断器本体に外部から内方に向けて形成さ
    れた電線挿入路の途中に固定端子と逆止爪とを対向して
    設け、それら固定端子と逆止爪との間に挿入された電線
    に前記逆止爪を噛合させて抜止めを図る接続端子であっ
    て、前記電線挿入路の途中に圧接片を追加し、終端へ、
    電線挿入方向と直交する方向に作用する反発力に抗して
    先端を電線挿入路内へ押し込むとその位置で係止固定さ
    れ、電線の挿入によりその電線との接触動作で係止解除
    されて前記先端が電線挿入路内から離脱して基端が上昇
    する当接部材を設けると共に、その当接部材の基端に確
    認部材を取付け、更に押圧操作で前記逆止爪と電線との
    噛合を解除する噛合解除機構と、その噛合解除と同時に
    当接部材の押し込みを行なう連動機構とを設けて成る遮
    断器のネジレス端子構造。
  2. 【請求項2】前記逆止爪及び圧接片が前記電線挿入路に
    対して前記当接部材の離脱側に配置され、前記噛合解除
    機構が、当接部材に形成された係止片を押圧操作すると
    共にカムを介して前記逆止爪の先端を電線挿入方向へ押
    し退け操作可能な押圧部材である遮断器のネジレス端子
    構造。
JP1310892U 1992-02-06 1992-02-06 遮断器のネジレス端子構造 Pending JPH0565044U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000048872A (ja) * 1998-07-27 2000-02-18 Jimbo Electric Co Ltd 速結端子の押圧鎖錠ばねユニット
JP2006012635A (ja) * 2004-06-25 2006-01-12 Matsushita Electric Works Ltd 速結端子装置
JP2006286375A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Kawamura Electric Inc 速結端子

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