JPH11336187A - 支柱と横架材の接続装置 - Google Patents

支柱と横架材の接続装置

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JPH11336187A
JPH11336187A JP14395898A JP14395898A JPH11336187A JP H11336187 A JPH11336187 A JP H11336187A JP 14395898 A JP14395898 A JP 14395898A JP 14395898 A JP14395898 A JP 14395898A JP H11336187 A JPH11336187 A JP H11336187A
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column
groove
horizontal
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JP14395898A
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English (en)
Inventor
Eiji Sugio
栄治 杉尾
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Showa Aluminum Can Corp
Original Assignee
Showa Aluminum Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所要数の支柱と横架材(水平材)とが組み合
わせられた平面よりみて三角形、方形、五角形、六角形
を有する建築用組合わせ柱、あるいはエントランスポー
ル、イベント会場の組合わせポール等について、支柱の
強度を劣化させることなく、かつ溶接に近い強度で支柱
と横架材とを固着することができ、しかも高さ方向の自
由な箇所に自由な形の横架材を組合わせて接続すること
ができて、デザインに自由度がある、支柱と横架材の接
続装置を提供する。 【解決手段】 各支柱1 の外周面に長手方向に伸びる複
数の内部拡大溝11が設けられ、各横架材2 の接続端部2a
に第1フック部21が設けられている。支柱1 同士の間に
渡された横架材2 の接続端部2aの第1フック部21が、支
柱1 の1つの内部拡大溝11a に嵌め入れられてその開口
一側部の内方凸部12に引っ掛けられ、第2フック部31を
有する連結具30、ボルト40、およびナット41により締結
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、支柱と横架材の
接続装置に関するものである。
【0002】なお、この発明による接続装置は、垂直方
向に配置される縦材としての支柱と水平方向に配置され
る横架材の接続装置の他に、例えば水平方向に設置され
る組立て梁のように、水平方向に配置される縦材として
の梁材と、梁材同士の間に渡されかつ垂直方向に配置さ
れる横架材としての腹材の接続装置にも、同様に適用さ
れるものである。
【0003】
【従来の技術】従来、中空押出形材製支柱と横架材の接
続方法としては、溶接による接続方法、ブラケット
金具による接続方法、およびボルトとナットによる接
続方法が知られていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
接続装置では、まず溶接による接続方法によれば、支
柱と横架材の接続に非常に手間がかゝるとともに、溶接
作業に熟練を要し、コスト高になるという問題があっ
た。またのブラケット金具による接続方法によれば、
従来より合理的な構造の金具が無く、耐力に問題がある
し、また支柱と横架材の接続による組合わせデザインに
自由度が無いという問題があった。さらにボルトとナ
ットによる接続方法によれば、支柱および横架材の接続
箇所に直接ボルト孔を設けるため、支柱の強度を劣化さ
せるとともに、支柱に応力集中箇所が発生し、耐久性が
劣るという問題があった。
【0005】この発明の目的は、上記の従来技術の問題
を解決し、支柱の強度を劣化させることなく、溶接に近
い強度で支柱と横架材とを固着することができ、しかも
支柱の自由な箇所に自由な形の横架材を組合わせて接続
することができて、デザインに自由度がある、支柱と横
架材の接続装置を提供しようとするにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明の請求項1記載の支柱と横架材の接続装
置は、複数本の中空押出形材製の支柱と、支柱同士の間
に渡される横架材とを接続する装置であって、各支柱の
外周面に長手方向に伸びかつ開口両側部に内方凸部を有
する複数の内部拡大溝が設けられ、各横架材の接続端部
の一側縁部に第1フック部が設けられ、支柱同士の間に
渡された横架材の接続端部の第1フック部が、支柱の1
つの内部拡大溝に嵌め入れられてその開口一側部の内方
凸部に引っ掛けられ、先端部に第2フック部を有する連
結具が、同横架材の接続端部の第1フック部と反対側の
側縁部に沿わせられるとともに該連結具の第2フック部
が支柱の他の内部拡大溝に嵌め入れられてその開口一側
部の内方凸部に引っ掛けられ、横架材の接続端部と連結
具とがこれらを貫通するボルトおよびナットにより締結
されていることを特徴としている。
【0007】また、この発明の請求項2記載の支柱と横
架材の接続装置は、少なくとも3本の中空押出形材製の
支柱と、支柱同士の間に渡されかつ1本の支柱に対して
相互に所定角度を保持した状態に取り付けられる一対の
横架材とを接続する装置であって、各支柱の外周面に長
手方向に伸びかつ開口両側部に内方凸部を有する少なく
とも3つの内部拡大溝が設けられ、第1横架材の接続端
部の左側縁部に第1フック部が設けられるとともに、同
右側縁部に支柱の外周面の一部に沿う張出部とこれの先
端より反支柱側に伸びる連結用突出部とよりなる平面よ
りみて略L字形の第1接続アーム部が設けられ、第2横
架材の接続端部の右側縁部に第2フック部が設けられる
とともに、同左側縁部に支柱の外周面の一部に沿う張出
部とこれの先端より反支柱側に伸びる連結用突出部とよ
りなる平面よりみて略L字形の第2接続アーム部が設け
られており、第1支柱と第2支柱との間に渡された第1
横架材の接続端部の第1フック部が、第1支柱の3つの
内部拡大溝のうちの一側の内部拡大溝に嵌め入れられて
その開口一側部の内方凸部に引っ掛けられ、第1支柱と
第3支柱との間に渡された第2横架材の接続端部の第2
フック部が、第1支柱の他側の内部拡大溝に嵌め入れら
れてその開口一側部の内方凸部に引っ掛けられ、第1横
架材の接続端部の第1接続アーム部の連結用突出部とこ
れに対して略平行状に配置された第2横架材の接続端部
の第2接続アーム部の連結用突出部との間に、支柱側の
側縁部に差込み凸部を備えかつばね性を有する偏平中空
状の固着部材が介在されて、その差込み凸部が第1支柱
の中央の内部拡大溝に差し込まれ、第1横架材の第1接
続アーム部の連結用突出部と、第2横架材の第2接続ア
ーム部の連結用突出部と、偏平中空状の固着部材とが、
これらを貫通するボルトおよびナットにより締結されて
いることを特徴としている。
【0008】また、この発明の請求項3記載の支柱と横
架材の接続装置は、少なくとも3本の中空押出形材製の
支柱と、これらの支柱に渡される平面よりみて多角形状
の横架材とを接続する装置であって、各支柱の外周面に
長手方向に伸びかつ開口両側部に内方凸部を有する少な
くとも3つの内部拡大溝が設けられ、多角形状横架材の
各コーナー部に支柱の外周面の一部に沿う接触面部が設
けられるとともに、接触面部の中間部に支柱外周面の長
手方向に伸びる差込み凸部が設けられ、3本の支柱に渡
された多角形状横架材の各コーナー部の接触面部が各支
柱の外周面の一部に沿わせられるとともに、接触面部の
差込み凸部が、各支柱の3つの内部拡大溝のうち中央の
内部拡大溝に差し込まれ、先端部に第1フック部を有す
る第1連結具が、同横架材コーナー部の一側壁部に沿わ
せられるとともに第1フック部が上記3つの内部拡大溝
のうち一側の内部拡大溝に嵌め入れられてその開口一側
部の内方凸部に引っ掛けられ、第1連結具と同横架材コ
ーナー部の一側壁部とが、これらを貫通するボルトおよ
びナットにより締結され、先端部に第2フック部を有す
る第2連結具が、同横架材コーナー部の他側壁部に沿わ
せられるとともに第2フック部が上記3つの内部拡大溝
のうち他側の内部拡大溝に嵌め入れられてその開口一側
部の内方凸部に引っ掛けられ、第2連結具と同横架材コ
ーナー部の他側壁部とが、これらを貫通するボルトおよ
びナットにより締結されていることを特徴としている。
【0009】また、この発明の請求項4記載の支柱と横
架材の接続装置は、少なくとも3本の中空押出形材製の
支柱と、これらの支柱に渡されかつ1本の支柱に対して
相互に所定角度を保持した状態に取り付けられる一対の
横架材とを接続する装置であって、各支柱の外周面に長
手方向に伸びる少なくとも1つのタッピンネジねじ込み
用凹溝が設けられるとともに、ねじ込み用凹溝の両側に
横架材接続端部当接用第1および第2平坦部が相互に所
定角度を保持した状態に設けられ、第1平坦部の反ねじ
込み用凹溝側に第1側壁部が設けられるとともに、第1
側壁部の反平坦部側の側縁部にねじ込み用凹溝側に突出
した第1係合凸部が設けられ、第2平坦部の反ねじ込み
用凹溝側に第2側壁部が設けられるとともに、第2側壁
部の反平坦部側の側縁部にねじ込み用凹溝側に突出した
第2係合凸部が設けられ、第1および第2横架材の接続
端部の両側面に係合凹部がそれぞれ設けられ、略帯板状
の固定具の両側縁寄り部分に支柱の第1および第2平坦
部側に突出した突条がそれぞれ設けられ、第1支柱と第
2支柱との間に第1横架材が、第1支柱と第3支柱との
間に第2横架材がそれぞれ渡され、第1支柱と第2支柱
との間に渡された第1横架材の接続端部が、第1支柱の
第1平坦部の所要箇所に当接せしめられるとともに、第
1支柱と第3支柱との間に渡された第2横架材の接続端
部が、第1支柱の第2平坦部の所要箇所に当接せしめら
れ、第1支柱のねじ込み用凹溝の所要箇所に略帯板状の
固定具が被せられ、固定具を貫通するタッピンネジの先
端部がねじ込み用凹溝にねじ込まれて、ねじ込み用凹溝
の両側に形成された第1内部拡大溝と第2内部拡大溝内
に、第1横架材の接続端部と第2横架材の接続端部とが
それぞれ脱出不可能に収められかつ固定具により押え止
められていることを特徴としている。
【0010】さらに、この発明の請求項5記載の支柱と
横架材の接続装置は、少なくとも3本の中空押出形材製
の支柱と、これらの支柱に渡されかつ1本の支柱に対し
て相互に所定角度を保持した状態に取り付けられる一対
の横架材とを接続する装置であって、各支柱の外周面に
長手方向に伸びる少なくとも1つのタッピンネジねじ込
み用凹溝が設けられるとともに、ねじ込み用凹溝の両側
に横架材接続端部当接用第1および第2平坦部が相互に
所定角度を保持した状態に設けられ、第1平坦部の反ね
じ込み用凹溝側に第1側壁部が設けられるとともに、第
1側壁部の反平坦部側の側縁部にねじ込み用凹溝側に突
出した第1係合凸部が設けられ、第2平坦部の反ねじ込
み用凹溝側に第2側壁部が設けられるとともに、第2側
壁部の反平坦部側の側縁部にねじ込み用凹溝側に突出し
た第2係合凸部が設けられ、第1横架材の接続端部に第
1支柱の長手方向に伸びかつボルト孔を有するボルト取
付部が設けられるとともに、第2横架材の接続端部に第
2支柱の長手方向に伸びかつボルト孔を有するボルト取
付部が設けられ、略帯板状の固定具の両側縁寄り部分に
支柱の第1および第2平坦部側に突出した突条がそれぞ
れ設けられ、第1支柱と第2支柱との間に第1横架材
が、第1支柱と第3支柱との間に第2横架材がそれぞれ
渡され、第1支柱のねじ込み用凹溝の所要箇所に略帯板
状の固定具が被せられ、固定具を貫通するタッピンネジ
の先端部がねじ込み用凹溝にねじ込まれて、同支柱のね
じ込み用凹溝の両側に第1内部拡大溝と第2内部拡大溝
とが形成され、第1支柱と第2支柱との間に第1横架材
が渡されて、第1横架材の第1支柱側の接続端部のボル
ト取付部のボルト孔に挿通されたボルトの頭部が、ねじ
込み用凹溝一側の第1内部拡大溝内に脱出不可能に収め
られかつ同ボルトの雄ねじ部にナットがねじ合わせられ
ることにより、第1支柱と第1横架材の接続端部と固定
具との三者が結合されるとともに、第1支柱と第3支柱
との間に第2横架材が渡されて、第2横架材の第1支柱
側の接続端部のボルト取付部のボルト孔に挿通されたボ
ルトの頭部が、ねじ込み用凹溝他側の第2内部拡大溝内
に脱出不可能に収められかつ同ボルトの雄ねじ部にナッ
トがねじ合わせられることにより、第1支柱と第2横架
材の接続端部と固定具との三者が結合されていることを
特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の形態
を、図面を参照して説明する。
【0012】この明細書において、前後、左右は図1を
基準とし、前とは図1の下側、後とは同上側をいゝ、ま
た左とは同図左側、右とは同右側をいうものとする。
【0013】図1〜図3は、この発明の第1実施形態を
示すものである。
【0014】まず図1を参照すると、この発明の装置
は、所定間隔をおいて配置された2本の水平断面略円形
を有するアルミニウム中空押出形材製の支柱(1) と、支
柱(1)同士の間に渡されかつ水平断面略長方形を有する
アルミニウム中空押出形材製横架材(2) とを接続するも
のであり、建築現場等においては、これらの並列状の支
柱(1) と横架材(2) との接続が、垂直方向(高さ方向)
においてあるいは水平方向(横方向)において繰り返し
行なわれる。
【0015】各支柱(1) の外周面には、支柱(1) の長手
方向に伸びかつ開口両側部に内方凸部(12)(13)を有する
4つの内部拡大溝(11)が、平面よりみて相互に略90度
の角度に対応する間隔をおいて設けられている。
【0016】これに対し、この第1実施形態の横架材(2
A)は水平断面略長方形を有していて、前後両壁部(3)(4)
同士の間に多数の隔壁(5) が渡された水平断面ハーモニ
カ形状を有している。横架材(2A)の左右側壁部(6)(7)は
それぞれ支柱(1) の外周面の一部に沿う横断面凹弧状と
なされている。
【0017】そして、図2に示すように、横架材(2A)の
左側接続端部(2a)の前縁部に鉤形頭部(21a) を有する第
1フック部(21)が設けられ、同横架材(2A)の右側接続端
部(2a)の前縁部にも鉤形頭部(21a) を有する第1フック
部(21)が設けられて、横架材(2A)は、その長さの中央を
中心として左右対称となされている。
【0018】2本の支柱(1) 同士の間に渡された横架材
(2A)の左右両接続端部(2a)が、先端部に鉤形頭部(32)を
有する第2フック部(31)を備えた帯板状の連結具(30)
と、ボルト(40)およびナット(41)とによりそれぞれ固定
されている。
【0019】すなわち、図1に詳しく示すように、例え
ば横架材(2A)の左側接続端部(2a)の第1フック部(21)
が、同側の支柱(1) の1つの内部拡大溝(11a) に嵌め入
れられてその開口一側部の内方凸部(12)に引っ掛けられ
ている。そして、連結具(30)が、横架材(2A)の左側接続
端部(2a)の第1フック部(21)と反対側の側縁部に沿わせ
られるとともに、連結具(30)の鉤形頭部(32)付き第2フ
ック部(31)が、支柱(1)の他の内部拡大溝(11b) に嵌め
入れられてその開口一側部の内方凸部(13)に引っ掛けら
れ、この状態で、横架材(2A)の左側接続端部(2a)と連結
具(30)とがこれらを貫通するボルト(40)およびナット(4
1)により締結されている。なお、横架材(2A)の右側接続
端部(2a)も同様にして同側の支柱(1) に接続されてい
る。
【0020】この第1実施形態では、横架材(2) は水平
断面略長方形のハーモニカ形状を有するアルミニウム中
空押出形材製であるが、横架材(2) には、例えば図3に
示すような各種の形態がある。
【0021】すなわち、所定間隔をおいて配置された2
本の支柱(1) 同士の間に水平状に渡された正面よりみて
幅狭の長方形状の横架材(2A)、両支柱(1) 間に左方下向
きに傾斜状に渡された正面よりみて幅狭の平行四辺形状
の横架材(2X)、および両支柱(1) 間に水平状に渡された
正面よりみて幅広の長方形状の横架材(2Y)がある。
【0022】また、傾斜状に渡された正面よりみて幅狭
の平行四辺形状の横架材(2X)の左右両接続端部と、それ
ぞれ同側の支柱(1) との連結は、上記の場合と同様に、
先端部に第2フック部を有する帯板状の連結具(図示
略)と、1組のボルト(40)およびナット(41)とによりな
されている。なお、この場合の帯板状の連結具は、正面
よりみて幅狭平行四辺形状の横架材(2X)の左右両接続端
部の部分とほゞ同様に、正面よりみて幅狭でかつ短い平
行四辺形状を有している。
【0023】さらに、幅広の長方形状の横架材(2Y)の左
右両接続端部と、それぞれ同側の支柱(1) との連結は、
先端部に第2フック部を有しかつ正面よりみて横架材(2
Y)と略同じ幅広の長方形板状の連結具(図示略)と、2
組のボルト(40)およびナット(41)とによりなされてい
る。
【0024】このように、この発明によれば、各支柱
(1) の外周面に長手方向に伸びる4つの内部拡大溝(11)
が設けられていて、支柱(1) 自体にはねじ孔やボルト孔
があけられていないので、支柱(1) の強度を劣化させる
ことなく、また溶接に近い強度で支柱(1) と横架材(2)
とを固着することができる。しかも4つの内部拡大溝(1
1)は支柱(1) の外周面に長手方向に伸びるものであるか
ら、支柱(1) の高さ方向の自由な箇所に自由な形の横架
材(2) を組合わせて接続することができて、デザインに
自由度がある。
【0025】図4と図5は、この発明の第2実施形態を
示すものである。ここで、上記第1実施形態の場合と異
なる点は、所定間隔をおいてかつ平面よりみて三角形の
頂点に位置する3本の支柱(1) に対して、3つの横架材
(2B)が平面よりみて三角形状となるように渡し止められ
ている点にある。
【0026】ここで、各支柱(1) の外周面には、長手方
向に伸びかつ開口両側部に内方凸部(12)(13)を有する6
つの内部拡大溝(11)が、隣り合うもの同士相互に平面よ
りみて略60度の角度に対応する間隔をおいて設けられ
ている。
【0027】3つの横架材(2B)は、若干狭い前後幅を有
するものである点以外は、上記第1実施形態の横架材(2
A)とほゞ同様の構成を有している。
【0028】図4に詳しく示すように、各支柱(1) に横
架材(2B)の接続端部(2a)が帯板状の連結具(30)と、ボル
ト(40)およびナット(41)とにより固定されている点は、
上記第1実施形態の場合と同様であるが、1本の支柱
(1) には、2つの横架材(2B)の接続端部(2a)が相互に高
さ違いとなるように固定されている。
【0029】この第2実施形態のその他の点は上記第1
実施形態の場合と同様であるので、図面において同一の
ものには同一の符号を付した。
【0030】図6と図7は、この発明の第3実施形態を
示すものである。ここで、上記第1実施形態の場合と異
なる点は、所定間隔をおいてかつ平面よりみて四角形の
角部に位置するように配された4本の支柱(1) に対し
て、4つの横架材(2C)が平面よりみて四角形状となるよ
うに渡し止められている点にある。
【0031】ここで、各支柱(1) には、上記第1実施形
態の場合と同様に、外周面に長手方向に伸びかつ開口両
側部に内方凸部(12)(13)を有する4つの内部拡大溝(11)
が設けられている。
【0032】この第3実施形態の前後および左右の4つ
の横架材(2C)はいずれも同じ形状であり、水平断面略長
方形で、前後両壁部(3)(4)同士の間に多数の隔壁(5) が
渡された水平断面ハーモニカ形状を有している。横架材
(2C)の左右側壁部(6)(7)はそれぞれ支柱(1) の外周面の
一部に沿う横断面凹弧状となされている。
【0033】ここで、前後および左右の4つの横架材(2
C)のうち、前部横架材(2C)についてその構成を詳しく説
明すると、前部横架材(2C)は、これの左側接続端部(2c)
の前縁部に鉤形頭部(21a) を有する第1フック部(21)が
設けられるとともに、同後縁部に支柱(1) の外周面の一
部に沿う張出部(23a) とこれの先端より反支柱(1) 側に
伸びる連結用突出部(23b) とよりなる平面よりみて略L
字形の第1接続アーム部(23)が設けられている。また、
同横架材(2C)の右側接続端部(2c)の前縁部に第2フック
部(22)が設けられるとともに、同右側縁部に支柱(1) の
外周面の一部に沿う張出部(24a) とこれの先端より反支
柱(1) 側に伸びる連結用突出部(24b) とよりなる平面よ
りみて略L字形の第2接続アーム部(24)が設けられて、
横架材(2C)は、その長さの中央を中心として左右対称と
なされている。他の後側および左右両側の4つの横架材
(2C)も上記前部横架材(2C)と同じ構成であり、4本の支
柱(1) に対して、4つの横架材(2C)が平面よりみて四角
形状となるように渡されている。
【0034】図6を参照して、前部左側の第1支柱(1)
に対する2つの横架材(2C)の取付けについて説明する
と、第1支柱(1) と前部右側の第2支柱(1) との間に渡
された前部第1横架材(2C)の接続端部(2c)の第1フック
部(21)が、第1支柱(1) の3つの内部拡大溝(11)のうち
の一側の内部拡大溝(11a) に嵌め入れられてその開口一
側部の内方凸部(12)に引っ掛けられている。また第1支
柱(1) と後部左側の第3支柱(1) との間に渡された左側
部第2横架材(2C)の接続端部(2c)の第2フック部(22)
が、第1支柱(1) の他側の内部拡大溝(11c) に嵌め入れ
られてその開口一側部の内方凸部(12)に引っ掛けられて
いる。
【0035】また、前部第1横架材(2C)の接続端部(2c)
の第1接続アーム部(23)の連結用突出部(23b) とこれに
対して略平行状に配置された左側部第2横架材(2C)の接
続端部(2c)の第2接続アーム部(24)の連結用突出部(24
b) との間に、支柱(1) 側の側縁部に位置決め用兼補強
用差込み凸部(34)を備えかつばね性を有する偏平中空状
の固着部材(33)が介在されて、その差込み凸部(34)が第
1支柱(1) の中央の内部拡大溝(11b) に差し込まれてい
る。
【0036】そして、前部第1横架材(2C)の第1接続ア
ーム部(23)の連結用突出部(23b) と、左側部第2横架材
(2C)の第2接続アーム部(24)の連結用突出部(24b) と、
偏平中空状の固着部材(33)とが、これらを貫通するボル
ト(40)およびナット(41)により締結されている。
【0037】なお、上記の1組の横架材(2C)の締結構造
は、4本の支柱(1) についてすべて同じである。
【0038】図8は、この発明の第4実施形態を示すも
のである。ここで、上記第3実施形態の場合と異なる点
は、所定間隔をおいてかつ平面よりみて四角形の角部に
位置するように配された4本の支柱(1) に対して、平面
よりみて四角形の枠状の横架材(2D)が水平に渡し止めら
れている点にある。
【0039】ここで、各支柱(1) は、上記第3実施形態
の支柱(1) と同じ構成を有していて、支柱(1) の外周面
に長手方向に伸びかつ開口両側部に内方凸部(12)(13)を
有する4つの内部拡大溝(11)が設けられている。
【0040】この第4実施形態の横架材(2D)は、その四
角形枠状の4つのコーナー部(25)に支柱(1) の外周面の
一部に沿う接触面部(26)がそれぞれ設けられるととも
に、接触面部(26)の中間部に支柱(1) 外周面の長手方向
に伸びる差込み凸部(27)がそれぞれ設けられている。な
お、図8には、この第4実施形態の横架材(2D)の4つの
コーナー部(25)のうちの左側前部のコーナー部(25)が示
されており、横架材(2D)全体の図示は省略されている。
【0041】同図において、4本の支柱(1) に渡された
四角形状横架材(2D)の各コーナー部(25)の接触面部(26)
は、支柱(1) の外周面の一部に沿わせられるとともに、
接触面部(26)の差込み凸部(27)が、各支柱(1) の3つの
内部拡大溝(11)のうち中央の内部拡大溝(11b) に差し込
まれている。
【0042】そして、同図に示すように、鉤形頭部(32)
付き第1フック部(31)を有する第1連結具(30)が、同横
架材コーナー部(25)の左側前壁部(25a) に沿わせられる
とともに第1フック部(31)が3つの内部拡大溝(11)のう
ち同側の内部拡大溝(11a) に嵌め入れられてその開口一
側部の内方凸部(12)に引っ掛けられ、これら第1連結具
(30)と同横架材コーナー部(25)の左側前壁部(25a) と
が、これらを貫通するボルト(40)およびナット(41)によ
り締結されている。同様に、鉤形頭部(32)付き第2フッ
ク部(31)を有する第2連結具(30)が、同横架材コーナー
部(25)の左側壁部(25b) に沿わせられるとともに第2フ
ック部(31)が3つの内部拡大溝(11)のうち同側の内部拡
大溝(11c) に嵌め入れられてその開口一側部の内方凸部
(13)に引っ掛けられ、これら第2連結具(30)と同横架材
コーナー部(25)の左側壁部(25b) とが、これらを貫通す
るボルト(40)およびナット(41)により締結されている。
【0043】なお、図示は省略したが、四角形枠状横架
材(2D)のその他のコーナー部(25)と支柱(1) との接続構
造は、上記の場合と全く同様である。
【0044】図9と図10は、この発明の第5実施形態
を示すものである。ここで、上記第3実施形態の場合と
異なる点は、所定間隔をおいてかつ平面よりみて四角形
の角部に位置するように配された4本の支柱(1) に対し
て、正面よりみてX形の4つの横架材(2E)がそれぞれ渡
し止められている点にある。
【0045】各支柱(1) はアルミニウム中空押出形材製
であり、その外周面に長手方向に伸びる少なくとも1つ
のタッピンネジねじ込み用凹溝(14)が設けられるととも
に、ねじ込み用凹溝(14)の両側に横架材接続端部当接用
第1および第2平坦部(16)(17)が平面よりみて相互に9
0度の角度を保持した状態に設けられている。第1平坦
部(16)の反ねじ込み用凹溝(14)側に第1側壁部(16a) が
設けられるとともに、第1側壁部(16a) の反平坦部(16)
側の側縁部にねじ込み用凹溝(14)側に突出した第1係合
凸部(18)が設けられている。第2平坦部(17)の反ねじ込
み用凹溝(14)側に第2側壁部(17a) が設けられるととも
に、第2側壁部(17a) の反平坦部(17)側の側縁部にねじ
込み用凹溝(14)側に突出した第2係合凸部(19)が設けら
れている。
【0046】なお図9には、4本の支柱(1) のうちの左
側前部の支柱(1) が示され、図10には、左側前部と右
側前部の2本の支柱(1) が示されており、4本の支柱
(1) 全体の図示は省略されている。
【0047】X形の横架材(2E)は、例えばアルミニウム
・ダイカスト製であり、4つの接続端部(2e)のそれぞれ
の両側面に係合凹部(28)(29)が設けられている。
【0048】各支柱(1) に対して取り付けられる一対の
略帯板状の固定具(35)は、アルミニウム押出形材製であ
り、その両側縁寄り部分に各支柱(1) の第1および第2
平坦部(16)(17)側に突出した突条(36)(36)がそれぞれ設
けられている。
【0049】図9に示す左側前部の支柱(1) には2つの
横架材(2E)が接続されている。すなわち、前部左右両側
の第1支柱(1) と第2支柱(1) との間に渡された第1横
架材(2E)の接続端部(2e)が、第1支柱(1) の第1平坦部
(16)の所要箇所に当接せしめられ、左部前後両側の第1
支柱(1) と第3支柱(1) との間に渡された第2横架材(2
E)の接続端部(2e)が、第1支柱(1) の第2平坦部(17)の
所要箇所に当接せしめられている。
【0050】そして、第1支柱(1) のねじ込み用凹溝(1
4)の所要箇所に略帯板状の固定具(35)が被せられて、固
定具(35)の幅中央部を貫通する所要数のタッピンネジ(4
2)の先端部がねじ込み用凹溝(14)にねじ込まれ、ねじ込
み用凹溝(14)の両側に形成された第1内部拡大溝(37)と
第2内部拡大溝(38)内に、第1横架材(2E)の接続端部(2
e)と第2横架材(2E)の接続端部(2e)とがそれぞれ脱出不
可能に収められかつ略帯板状の固定具(35)により押え止
められている。
【0051】図11と図12は、この発明の第6実施形
態を示すものである。ここで、上記第5実施形態の場合
と異なる点は、所定間隔をおいてかつ平面よりみて四角
形の角部に位置するように配された4本の支柱(1) に対
して渡し止められた正面よりみてX形の4つの横架材(2
F)の固定手段にある。
【0052】各支柱(1) は、アルミニウム中空押出形材
製であり、その外周面に長手方向に伸びる少なくとも1
つのタッピンネジねじ込み用凹溝(14)が設けられるとと
もに、ねじ込み用凹溝(14)の両側に横架材接続端部当接
用第1および第2平坦部(16)(17)が平面よりみて相互に
90度の角度を保持した状態に設けられている。そし
て、第1平坦部(16)の反ねじ込み用凹溝(14)側に第1側
壁部(16a) が設けられるとともに、第1側壁部(16a) の
反平坦部(16)側の側縁部にねじ込み用凹溝(14)側に突出
した第1係合凸部(18)が設けられている。第2平坦部(1
7)の反ねじ込み用凹溝(14)側に第2側壁部(17a) が設け
られるとともに、第2側壁部(17a) の反平坦部(17)側の
側縁部にねじ込み用凹溝(14)側に突出した第2係合凸部
(19)が設けられている。
【0053】正面よりみてX形の各横架材(2F)は、例え
ばアルミニウム・ダイカスト製であり、4つの接続端部
(2f)に支柱(1) の長手方向に伸びかつボルト孔(9) を有
するボルト取付部(8) がそれぞれ設けられている。
【0054】各支柱(1) に対して取り付けられる略帯板
状の固定具(45)は、アルミニウム押出形材製であり、そ
の両側縁寄り部分に支柱(1) の第1および第2平坦部(1
6)(17)側に突出した突条(46)(46)がそれぞれ設けられて
いる。
【0055】図11に示す左側前部の支柱(1) には2つ
の横架材(2F)が接続されている。すなわち、前部左右両
側の第1支柱(1) と第2支柱(1) との間に渡された第1
横架材(2F)の接続端部(2f)が、第1支柱(1) の第1平坦
部(16)の所要箇所に当接せしめられ、左部前後両側の第
1支柱(1) と第3支柱(1) との間に渡された第2横架材
(2F)の接続端部(2f)が、第1支柱(1) の第2平坦部(17)
の所要箇所に当接せしめられている。
【0056】そして、第1支柱(1) のねじ込み用凹溝(1
4)の所要箇所に略帯板状の固定具(45)が被せられて、固
定具(45)の幅中央部を貫通する所要数のタッピンネジ(4
2)の先端部がねじ込み用凹溝(14)にねじ込まれ、同支柱
(1) のねじ込み用凹溝(14)の両側に第1内部拡大溝(47)
と第2内部拡大溝(48)とが形成されている。
【0057】上記第1横架材(2F)の第1支柱(1) 側の接
続端部(2f)のボルト取付部(8) のボルト孔(9) に挿通さ
れたボルト(40)の頭部(40a) が、ねじ込み用凹溝(14)一
側の第1内部拡大溝(47)内に脱出不可能に収められかつ
同ボルト(40)の雄ねじ部(40b) にナット(41)がねじ合わ
せられることにより、第1支柱(1) と第1横架材(2F)の
接続端部(2f)と固定具(45)との三者が結合されるととも
に、上記第2横架材(2F)の第1支柱(1) 側の接続端部(2
f)のボルト取付部(8) のボルト孔(9) に挿通されたボル
ト(40)の頭部(40a) が、ねじ込み用凹溝(14)他側の第2
内部拡大溝(48)内に脱出不可能に収められ、かつ同ボル
ト(40)の雄ねじ部(40b) にナット(41)がねじ合わせられ
ることにより、第1支柱(1) と第2横架材横架材(2F)の
接続端部(2f)と固定具(45)との三者が結合されている。
【0058】なお、上記の実施形態においては、この発
明による接続装置を、垂直方向に配置される少なくとも
2本の長手方向の縦材としての支柱と、支柱同士の間に
水平方向に渡される横架材について説明したがこの発明
は、その他、組立て梁のように水平方向に配置される少
なくとも2本の長手方向の縦材としての梁材と、梁材同
士の間に渡される腹材(横架材)の接続装置にも、同様
に適用されるものである。従って、その場合には、上記
の実施形態における支柱を梁材と、横架材を腹材と読み
替えるものとする。
【0059】また、この発明による支柱と横架材の接続
装置は、具体的には、所要数本の支柱と水平材(横架
材)とが平面よりみて三角形、方形、五角形、六角形を
有する建築用組合わせ柱、あるいはエントランスポー
ル、イベント会場の組合わせポールおよび組合わせ梁、
各種モニュメントにおける組合わせポールおよび組合わ
せ梁に適用され、さらには、はしご、階段などにおける
側柱と踏み段(横架材)の接続装置にも適用されるもの
である。
【0060】
【発明の効果】この発明による支柱と横架材の接続装置
は、上述のように、各支柱の外周面に長手方向に伸びる
複数の内部拡大溝が設けられるか、または各支柱のタッ
ピンネジねじ込み用凹溝の両側に内部拡大溝が形成され
るようになされており、支柱自体にはねじ孔やボルト孔
をあけないものであるから、支柱の強度を劣化させるこ
となく、また溶接に近い強度で支柱と横架材とを固着す
ることができる。しかも支柱の高さ方向の自由な箇所に
自由な形の横架材を組合わせて接続することができ、デ
ザインに自由度があるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態の要部拡大水平断面図
で、第1支柱に対する横架材の取付状態を示している。
【図2】同部分側面図で、2本の支柱に各種横架材が渡
された状態を示している。
【図3】同水平断面図で、2本の支柱に横架材が渡され
た状態を示している。
【図4】この発明の第2実施形態の要部拡大水平断面図
で、第1支柱に対する2つの横架材の取付状態を示して
いる。
【図5】同水平断面図で、3本の支柱に3つの横架材が
渡された状態を示している。
【図6】この発明の第3実施形態の要部拡大水平断面図
で、第1支柱に対する2つの横架材の取付状態を示して
いる。
【図7】同水平断面図で、4本の支柱に4つの横架材が
渡された状態を示している。
【図8】この発明の第4実施形態の要部拡大水平断面図
で、第1支柱に対する平面よりみて四角形の横架材の1
つのコーナー部の取付状態を示している。
【図9】この発明の第5実施形態の要部拡大水平断面図
で、第1支柱に対する2つの横架材の取付状態を示して
いる。
【図10】同部分側面図で、2本の支柱に正面よりみて
X形の横架材が渡された状態を示している。
【図11】この発明の第6実施形態の要部拡大水平断面
図で、第1支柱に対する2つの横架材の取付状態を示し
ている。
【図12】同部分側面図で、2本の支柱に正面よりみて
X形の横架材が渡された状態を示している。
【符号の説明】
1 中空押出形材製支柱 2 横架材 2A〜2F 横架材 2a〜2f 接続端部 8 ボルト取付部 9 ボルト孔 11 内部拡大溝 11a 内部拡大溝 11b 内部拡大溝 11c 内部拡大溝 12 内方凸部 13 内方凸部 14 タッピンネジねじ込み用凹溝 16 第1平坦部 16a 第1側壁部 17 第2平坦部 17a 第2側壁部 18 第1係合凸部 19 第2係合凸部 21 第1フック部 21a 鉤形頭部 22 第2フック部 23 略L字形の第1接続アーム部 23a 張出部 23b 連結用突出部 24 略L字形の第2接続アーム部 24a 張出部 24b 連結用突出部 25 コーナー部 25a 一側壁部 25b 他側壁部 26 接触面部 27 差込み凸部 28 係合凹部 29 係合凹部 30 連結具 31 第1フック部 32 鉤形頭部 33 ばね性偏平中空状固着部材 34 差込み凸部 35 略帯板状の固定具 36 突条 37 第1内部拡大溝 38 第2内部拡大溝 40 ボルト 40a 頭部 40b 雄ねじ部 41 ナット 42 タッピンネジ 45 略帯板状の固定具 46 突条 47 第1内部拡大溝 48 第2内部拡大溝

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の中空押出形材製の支柱(1) と、
    支柱(1) 同士の間に渡される横架材(2) とを接続する装
    置であって、各支柱(1) の外周面に長手方向に伸びかつ
    開口両側部に内方凸部(12)(13)を有する複数の内部拡大
    溝(11)が設けられ、各横架材(2) の接続端部(2a)の一側
    縁部に第1フック部(21)が設けられ、支柱(1) 同士の間
    に渡された横架材(2) の接続端部(2a)の第1フック部(2
    1)が、支柱(1) の1つの内部拡大溝(11a) に嵌め入れら
    れてその開口一側部の内方凸部(12)に引っ掛けられ、先
    端部に第2フック部(31)を有する連結具(30)が、同横架
    材(2) の接続端部(2a)の第1フック部(21)と反対側の側
    縁部に沿わせられるとともに該連結具(30)の第2フック
    部(31)が支柱(1) の他の内部拡大溝(11b) に嵌め入れら
    れてその開口一側部の内方凸部(13)に引っ掛けられ、横
    架材(2) の接続端部(2a)と連結具(30)とがこれらを貫通
    するボルト(40)およびナット(41)により締結されてい
    る、支柱と横架材の接続装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも3本の中空押出形材製の支柱
    (1) と、支柱(1) 同士の間に渡されかつ1本の支柱(1)
    に対して相互に所定角度を保持した状態に取り付けられ
    る一対の横架材(2C)とを接続する装置であって、各支柱
    (1) の外周面に長手方向に伸びかつ開口両側部に内方凸
    部(12)(13)を有する少なくとも3つの内部拡大溝(11)が
    設けられ、第1横架材(2C)の接続端部(2c)の左側縁部に
    第1フック部(21)が設けられるとともに、同右側縁部に
    支柱(1) の外周面の一部に沿う張出部(23a) とこれの先
    端より反支柱(1) 側に伸びる連結用突出部(23b) とより
    なる平面よりみて略L字形の第1接続アーム部(23)が設
    けられ、第2横架材(2C)の接続端部(2c)の右側縁部に第
    2フック部(22)が設けられるとともに、同左側縁部に支
    柱(1) の外周面の一部に沿う張出部(24a) とこれの先端
    より反支柱(1) 側に伸びる連結用突出部(24b) とよりな
    る平面よりみて略L字形の第2接続アーム部(24)が設け
    られており、第1支柱(1) と第2支柱(1) との間に渡さ
    れた第1横架材(2C)の接続端部(2c)の第1フック部(21)
    が、第1支柱(1) の3つの内部拡大溝(11)のうちの一側
    の内部拡大溝(11)に嵌め入れられてその開口一側部の内
    方凸部(12)に引っ掛けられ、第1支柱(1) と第3支柱
    (1) との間に渡された第2横架材(2C)の接続端部(2c)の
    第2フック部(22)が、第1支柱(1) の他側の内部拡大溝
    (11)に嵌め入れられてその開口一側部の内方凸部(12)に
    引っ掛けられ、第1横架材(2C)の接続端部(2c)の第1接
    続アーム部(23)の連結用突出部(23b) とこれに対して略
    平行状に配置された第2横架材(2C)の接続端部(2c)の第
    2接続アーム部(24)の連結用突出部(24b) との間に、支
    柱(1) 側の側縁部に差込み凸部(34)を備えかつばね性を
    有する偏平中空状の固着部材(33)が介在されて、その差
    込み凸部(34)が第1支柱(1) の中央の内部拡大溝(11b)
    に差し込まれ、第1横架材(2C)の第1接続アーム部(23)
    の連結用突出部(23b) と、第2横架材(2C)の第2接続ア
    ーム部(24)の連結用突出部(24b) と、偏平中空状の固着
    部材(33)とが、これらを貫通するボルト(40)およびナッ
    ト(41)により締結されている、支柱と横架材の接続装
    置。
  3. 【請求項3】 少なくとも3本の中空押出形材製の支柱
    (1) と、これらの支柱(1) に渡される平面よりみて多角
    形状の横架材(2D)とを接続する装置であって、各支柱
    (1) の外周面に長手方向に伸びかつ開口両側部に内方凸
    部(12)(13)を有する少なくとも3つの内部拡大溝(11)が
    設けられ、多角形状横架材(2D)の各コーナー部(25)に支
    柱(1) の外周面の一部に沿う接触面部(26)が設けられる
    とともに、接触面部(26)の中間部に支柱(1) 外周面の長
    手方向に伸びる差込み凸部(27)が設けられ、3本の支柱
    (1) に渡された多角形状横架材(2D)の各コーナー部(25)
    の接触面部(26)が各支柱(1) の外周面の一部に沿わせら
    れるとともに、接触面部(26)の差込み凸部(27)が、各支
    柱(1) の3つの内部拡大溝(11)のうち中央の内部拡大溝
    (11b) に差し込まれ、先端部に第1フック部(31)を有す
    る第1連結具(30)が、同横架材コーナー部(25)の一側壁
    部(25a) に沿わせられるとともに第1フック部(31)が上
    記3つの内部拡大溝(11)のうち一側の内部拡大溝(11a)
    に嵌め入れられてその開口一側部の内方凸部(12)に引っ
    掛けられ、第1連結具(30)と同横架材コーナー部(25)の
    一側壁部(25a) とが、これらを貫通するボルト(40)およ
    びナット(41)により締結され、先端部に第2フック部(3
    1)を有する第2連結具(30)が、同横架材コーナー部(25)
    の他側壁部(25b) に沿わせられるとともに第2フック部
    (31)が上記3つの内部拡大溝(11)のうち他側の内部拡大
    溝(11c) に嵌め入れられてその開口一側部の内方凸部(1
    3)に引っ掛けられ、第2連結具(30)と同横架材コーナー
    部(25)の他側壁部(25b) とが、これらを貫通するボルト
    (40)およびナット(41)により締結されている、支柱と横
    架材の接続装置。
  4. 【請求項4】 少なくとも3本の中空押出形材製の支柱
    (1) と、これらの支柱(1) に渡されかつ1本の支柱(1)
    に対して相互に所定角度を保持した状態に取り付けられ
    る一対の横架材(2E)とを接続する装置であって、各支柱
    (1) の外周面に長手方向に伸びる少なくとも1つのタッ
    ピンネジねじ込み用凹溝(14)が設けられるとともに、ね
    じ込み用凹溝(14)の両側に横架材接続端部当接用第1お
    よび第2平坦部(16)(17)が相互に所定角度を保持した状
    態に設けられ、第1平坦部(16)の反ねじ込み用凹溝(14)
    側に第1側壁部(16a) が設けられるとともに、第1側壁
    部(16a) の反平坦部(16)側の側縁部にねじ込み用凹溝(1
    4)側に突出した第1係合凸部(18)が設けられ、第2平坦
    部(17)の反ねじ込み用凹溝(14)側に第2側壁部(17a) が
    設けられるとともに、第2側壁部(17a) の反平坦部(17)
    側の側縁部にねじ込み用凹溝(14)側に突出した第2係合
    凸部(19)が設けられ、第1および第2横架材(2E)の接続
    端部(2e)の両側面に係合凹部(28)(29)がそれぞれ設けら
    れ、略帯板状の固定具(35)の両側縁寄り部分に支柱(1)
    の第1および第2平坦部(16)(17)側に突出した突条(36)
    (36)がそれぞれ設けられ、第1支柱(1) と第2支柱(1)
    との間に第1横架材(2E)が、第1支柱(1) と第3支柱
    (1) との間に第2横架材(2E)がそれぞれ渡され、第1支
    柱(1) と第2支柱(1) との間に渡された第1横架材(2E)
    の接続端部(2e)が、第1支柱(1) の第1平坦部(16)の所
    要箇所に当接せしめられるとともに、第1支柱(1) と第
    3支柱(1) との間に渡された第2横架材(2E)の接続端部
    (2e)が、第1支柱(1) の第2平坦部(17)の所要箇所に当
    接せしめられ、第1支柱(1) のねじ込み用凹溝(14)の所
    要箇所に略帯板状の固定具(35)が被せられ、固定具(35)
    を貫通するタッピンネジ(42)の先端部がねじ込み用凹溝
    (14)にねじ込まれて、ねじ込み用凹溝(14)の両側に形成
    された第1内部拡大溝(37)と第2内部拡大溝(38)内に、
    第1横架材(2E)の接続端部(2e)と第2横架材(2E)の接続
    端部(2e)とがそれぞれ脱出不可能に収められかつ固定具
    (35)により押え止められている、支柱と横架材の接続装
    置。
  5. 【請求項5】 少なくとも3本の中空押出形材製の支柱
    (1) と、これらの支柱(1) に渡されかつ1本の支柱(1)
    に対して相互に所定角度を保持した状態に取り付けられ
    る一対の横架材(2F)とを接続する装置であって、各支柱
    (1) の外周面に長手方向に伸びる少なくとも1つのタッ
    ピンネジねじ込み用凹溝(14)が設けられるとともに、ね
    じ込み用凹溝(14)の両側に横架材接続端部当接用第1お
    よび第2平坦部(16)(17)が相互に所定角度を保持した状
    態に設けられ、第1平坦部(16)の反ねじ込み用凹溝(14)
    側に第1側壁部(16a) が設けられるとともに、第1側壁
    部(16a) の反平坦部(16)側の側縁部にねじ込み用凹溝(1
    4)側に突出した第1係合凸部(18)が設けられ、第2平坦
    部(17)の反ねじ込み用凹溝(14)側に第2側壁部(17a) が
    設けられるとともに、第2側壁部(17a) の反平坦部(17)
    側の側縁部にねじ込み用凹溝(14)側に突出した第2係合
    凸部(19)が設けられ、第1横架材(2F)の接続端部(2f)に
    第1支柱(1) の長手方向に伸びかつボルト孔(9) を有す
    るボルト取付部(8) が設けられるとともに、第2横架材
    (2F)の接続端部(2f)に第2支柱(1)の長手方向に伸びか
    つボルト孔(9) を有するボルト取付部(8) が設けられ、
    略帯板状の固定具(45)の両側縁寄り部分に支柱(1) の第
    1および第2平坦部(16)(17)側に突出した突条(46)(46)
    がそれぞれ設けられ、第1支柱(1) と第2支柱(1) との
    間に第1横架材(2F)が、第1支柱(1) と第3支柱(1) と
    の間に第2横架材(2F)がそれぞれ渡され、第1支柱(1)
    のねじ込み用凹溝(14)の所要箇所に略帯板状の固定具(4
    5)が被せられ、固定具(45)を貫通するタッピンネジ(42)
    の先端部がねじ込み用凹溝(14)にねじ込まれて、同支柱
    (1) のねじ込み用凹溝(14)の両側に第1内部拡大溝(47)
    と第2内部拡大溝(48)とが形成され、第1支柱(1) と第
    2支柱(1) との間に第1横架材(2F)が渡されて、第1横
    架材(2F)の第1支柱(1) 側の接続端部(2f)のボルト取付
    部(8) のボルト孔(9) に挿通されたボルト(40)の頭部(4
    0a) が、ねじ込み用凹溝(14)一側の第1内部拡大溝(47)
    内に脱出不可能に収められ かつ同ボルト(40)の雄ねじ
    部(40b) にナット(41)がねじ合わせられることにより、
    第1支柱(1) と第1横架材(2F)の接続端部(2f)と固定具
    (45)との三者が結合されるとともに、第1支柱(1) と第
    3支柱(1) との間に第2横架材(2F)が渡されて、第2横
    架材(2F)の第1支柱(1) 側の接続端部(2f)のボルト取付
    部(8) のボルト孔(9) に挿通されたボルト(40)の頭部(4
    0a) が、ねじ込み用凹溝(14)他側の第2内部拡大溝(48)
    内に脱出不可能に収められかつ同ボルト(40)の雄ねじ部
    (40b) にナット(41)がねじ合わせられることにより、第
    1支柱(1) と第2横架材(2F)の接続端部(2f)と固定具(4
    5)との三者が結合されている、支柱と横架材の接続装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101133065B1 (ko) 2011-12-19 2012-04-04 황양훈 조립식 구조물
CN111456987A (zh) * 2020-04-26 2020-07-28 广州粤齐复合材料有限公司 一种多向连接型材

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