JPH0914583A - ラチス梁体及びそれを用いた鉄道架線支持ビーム - Google Patents
ラチス梁体及びそれを用いた鉄道架線支持ビームInfo
- Publication number
- JPH0914583A JPH0914583A JP18497095A JP18497095A JPH0914583A JP H0914583 A JPH0914583 A JP H0914583A JP 18497095 A JP18497095 A JP 18497095A JP 18497095 A JP18497095 A JP 18497095A JP H0914583 A JPH0914583 A JP H0914583A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- members
- chord
- diagonal
- mounting
- horizontal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Rod-Shaped Construction Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 加工工数を少なくして取付け及び解体を容易
にし、また、軽量で支柱への固定を容易にし、かつ耐久
性の向上を図る。 【構成】 この発明のラチス梁体10は、四角形の各交
点に配設される互いに長手方向に平行な弦材11,12
と、水平面及び垂直面に対峙する弦材11,12間にト
ラス状に架設される複数の水平斜材13及び垂直斜材1
4とを具備する。斜材13,14はそれぞれ断面略H字
状に形成され、その取付端部に設けられた切欠を、弦材
11,12に設けられた狭隘開口状の取付溝16の開口
縁に係合して弦材に摺動可能に架設し、中間部における
少なくとも2つの斜材13,14の隣接側端部及び他端
部を、弦材11,12に止着される楔部材30にて固定
する。ラチス梁体10の弦材11,12を、支柱1の外
面に締着される分割形のバンド体24と、取付板26と
を具備する取付部材20を介して支柱1に固定して鉄道
架線支持ビームを構成する。
にし、また、軽量で支柱への固定を容易にし、かつ耐久
性の向上を図る。 【構成】 この発明のラチス梁体10は、四角形の各交
点に配設される互いに長手方向に平行な弦材11,12
と、水平面及び垂直面に対峙する弦材11,12間にト
ラス状に架設される複数の水平斜材13及び垂直斜材1
4とを具備する。斜材13,14はそれぞれ断面略H字
状に形成され、その取付端部に設けられた切欠を、弦材
11,12に設けられた狭隘開口状の取付溝16の開口
縁に係合して弦材に摺動可能に架設し、中間部における
少なくとも2つの斜材13,14の隣接側端部及び他端
部を、弦材11,12に止着される楔部材30にて固定
する。ラチス梁体10の弦材11,12を、支柱1の外
面に締着される分割形のバンド体24と、取付板26と
を具備する取付部材20を介して支柱1に固定して鉄道
架線支持ビームを構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ラチス梁体及びそれ
を用いた鉄道架線支持ビームに関するもので、更に詳細
には、例えば、鉄道架線支持用、仮設建設足場板取付け
用あるいは仮設建築物用等に適用されるラチス梁体及び
それを用いた鉄道架線支持ビームに関するものである。
を用いた鉄道架線支持ビームに関するもので、更に詳細
には、例えば、鉄道架線支持用、仮設建設足場板取付け
用あるいは仮設建築物用等に適用されるラチス梁体及び
それを用いた鉄道架線支持ビームに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、鉄道架線支持ビーム等に使用され
ているラチス梁体は、軽量安価にするものとして四角形
の交点に配設される互いに平行な鋼鉄製の4本の弦材
と、これら弦材に対してトラス状に架設される鋼鉄製の
斜材とを、リベットやボルト、ナット等で締結あるいは
溶接固定したいわゆるカゴ形に形成されているものがあ
る。このような骨組み構造とすることにより、曲げモー
メントに対する変形を小さくすることができる。
ているラチス梁体は、軽量安価にするものとして四角形
の交点に配設される互いに平行な鋼鉄製の4本の弦材
と、これら弦材に対してトラス状に架設される鋼鉄製の
斜材とを、リベットやボルト、ナット等で締結あるいは
溶接固定したいわゆるカゴ形に形成されているものがあ
る。このような骨組み構造とすることにより、曲げモー
メントに対する変形を小さくすることができる。
【0003】また、上記のように構成されるラチス梁体
を鉄道架線支持ビームとして使用する場合には、例えば
レールの両側に立設される支柱間に梁体を架設固定して
いる。
を鉄道架線支持ビームとして使用する場合には、例えば
レールの両側に立設される支柱間に梁体を架設固定して
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
この種のラチス梁体は、弦材に対して斜材を1本づつリ
ベットやボルト、ナットで締結するため、加工工数がか
かると共に、部品管理が煩わしいという問題があった。
また、リベットの場合には一旦固定すると、それを分解
することは殆どできないため、ラチス梁体を補修して再
利用することができなかった。
この種のラチス梁体は、弦材に対して斜材を1本づつリ
ベットやボルト、ナットで締結するため、加工工数がか
かると共に、部品管理が煩わしいという問題があった。
また、リベットの場合には一旦固定すると、それを分解
することは殆どできないため、ラチス梁体を補修して再
利用することができなかった。
【0005】更には、弦材及び斜材が鋼鉄製であるた
め、全体として高重量となり、そのため支柱と梁体の固
定も強固なものにする必要があった。また、耐用年数も
短いものであるなどの問題もあった。
め、全体として高重量となり、そのため支柱と梁体の固
定も強固なものにする必要があった。また、耐用年数も
短いものであるなどの問題もあった。
【0006】この発明は上記事情に鑑みなされたもの
で、加工工数を少なくすることができると共に、取付け
及び解体を容易にし、また、軽量で支柱への固定を容易
にし、かつ耐久性の向上を図れるようにしたラチス梁体
及びそれを用いた鉄道架線支持ビームを提供することを
目的とするものである。
で、加工工数を少なくすることができると共に、取付け
及び解体を容易にし、また、軽量で支柱への固定を容易
にし、かつ耐久性の向上を図れるようにしたラチス梁体
及びそれを用いた鉄道架線支持ビームを提供することを
目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の第1のラチス梁体は、四角形の各交点に
配設される互いに長手方向に平行な弦材と、水平面に対
峙する上記左右の弦材間にトラス状に架設される複数の
水平斜材と、垂直面に対峙する上記上下の弦材間にトラ
ス状に架設される複数の垂直斜材とを具備し、上記弦材
は、二つの狭隘開口状の取付溝を直交状に設けた略L形
材からなり、上記水平斜材及び垂直斜材は、それぞれ断
面略H字状に形成され、その両端の取付端部に設けられ
た切欠をそれぞれ上記取付溝の開口縁に係合して弦材に
摺動可能に架設され、水平面及び垂直面の長手方向中間
部における少なくとも2つの上記水平斜材及び垂直斜材
の隣接側端部及び他端部を、上記弦材に止着される楔部
材にて固定してなることを特徴とするものである(請求
項1)。
に、この発明の第1のラチス梁体は、四角形の各交点に
配設される互いに長手方向に平行な弦材と、水平面に対
峙する上記左右の弦材間にトラス状に架設される複数の
水平斜材と、垂直面に対峙する上記上下の弦材間にトラ
ス状に架設される複数の垂直斜材とを具備し、上記弦材
は、二つの狭隘開口状の取付溝を直交状に設けた略L形
材からなり、上記水平斜材及び垂直斜材は、それぞれ断
面略H字状に形成され、その両端の取付端部に設けられ
た切欠をそれぞれ上記取付溝の開口縁に係合して弦材に
摺動可能に架設され、水平面及び垂直面の長手方向中間
部における少なくとも2つの上記水平斜材及び垂直斜材
の隣接側端部及び他端部を、上記弦材に止着される楔部
材にて固定してなることを特徴とするものである(請求
項1)。
【0008】また、この発明の第2のラチス梁体は、四
角形の各交点に配設される互いに長手方向に平行な弦材
と、水平面に対峙する上記左右の弦材間にトラス状に架
設される複数の水平斜材と、垂直面に対峙する上記上下
の弦材間にトラス状に架設される複数の垂直斜材とを具
備し、上記弦材は、二つの狭隘開口状の取付溝を直交状
に設けた略L形材からなり、上記水平斜材及び垂直斜材
は、それぞれ断面略H字状に形成され、その両端の取付
端部に設けられた切欠をそれぞれ上記取付溝の開口縁に
係合して弦材に摺動可能に架設され、水平面及び垂直面
の長手方向中間部における少なくとも2つの上記水平斜
材及び垂直斜材の隣接側端部及び他端部を、上記弦材に
止着される楔部材にて固定し、かつ、各弦材端部側及び
/又は中間部の上記水平斜材及び垂直斜材の端部を、上
記弦材に止着される固定部材にて固定してなることを特
徴とするものである(請求項2)。
角形の各交点に配設される互いに長手方向に平行な弦材
と、水平面に対峙する上記左右の弦材間にトラス状に架
設される複数の水平斜材と、垂直面に対峙する上記上下
の弦材間にトラス状に架設される複数の垂直斜材とを具
備し、上記弦材は、二つの狭隘開口状の取付溝を直交状
に設けた略L形材からなり、上記水平斜材及び垂直斜材
は、それぞれ断面略H字状に形成され、その両端の取付
端部に設けられた切欠をそれぞれ上記取付溝の開口縁に
係合して弦材に摺動可能に架設され、水平面及び垂直面
の長手方向中間部における少なくとも2つの上記水平斜
材及び垂直斜材の隣接側端部及び他端部を、上記弦材に
止着される楔部材にて固定し、かつ、各弦材端部側及び
/又は中間部の上記水平斜材及び垂直斜材の端部を、上
記弦材に止着される固定部材にて固定してなることを特
徴とするものである(請求項2)。
【0009】この発明において、上記楔部材は、水平面
及び垂直面の長手方向中間部における少なくとも2つの
水平斜材及び垂直斜材の隣接側端部及び他端部を固定す
べく弦材に止着されるものであれば任意の形状のもので
よいが、好ましくは、楔部材を、隣接する斜材間に係合
して取付溝に当接し、締結部材にて楔部材を弦材に止着
する方がよい(請求項3)。
及び垂直面の長手方向中間部における少なくとも2つの
水平斜材及び垂直斜材の隣接側端部及び他端部を固定す
べく弦材に止着されるものであれば任意の形状のもので
よいが、好ましくは、楔部材を、隣接する斜材間に係合
して取付溝に当接し、締結部材にて楔部材を弦材に止着
する方がよい(請求項3)。
【0010】また、上記固定部材は、端部側の水平斜材
及び垂直斜材の端部を固定すべく弦材に止着されるもの
であれば、その形態は任意のものでよいが、好ましくは
固定部材を、取付溝内に嵌合し、締結部材にて固定部材
を弦材に止着する方がよい(請求項4)。
及び垂直斜材の端部を固定すべく弦材に止着されるもの
であれば、その形態は任意のものでよいが、好ましくは
固定部材を、取付溝内に嵌合し、締結部材にて固定部材
を弦材に止着する方がよい(請求項4)。
【0011】また、上記弦材及び斜材をアルミニウム合
金製押出形材にて形成する方が好ましい(請求項5)。
金製押出形材にて形成する方が好ましい(請求項5)。
【0012】この発明の鉄道架線支持ビームは、請求項
1ないし5のいずれかに記載のラチス梁体と、このラチ
ス梁体を支持する支柱に上記梁体を固定する取付部材と
からなり、上記取付部材を、上記支柱の外面に締着され
る分割形のバンド体と、このバンド体に連結する取付板
とで構成し、上記梁体の弦材と取付部材の取付板を締結
部材にて締結してなることを特徴とするものである(請
求項6)。
1ないし5のいずれかに記載のラチス梁体と、このラチ
ス梁体を支持する支柱に上記梁体を固定する取付部材と
からなり、上記取付部材を、上記支柱の外面に締着され
る分割形のバンド体と、このバンド体に連結する取付板
とで構成し、上記梁体の弦材と取付部材の取付板を締結
部材にて締結してなることを特徴とするものである(請
求項6)。
【0013】
【作用】請求項1記載のラチス梁体によれば、弦材に狭
隘開口状の取付溝を二つ設け、断面略H字状に形成され
た水平斜材及び垂直斜材の取付端部に、取付溝の開口縁
に係合する切欠を設けることにより、切欠を介して斜材
を弦材に摺動可能に架設することができ、かつ四角形状
の梁体に組立てることができる。また、水平面及び垂直
面の中間部における少なくとも2つの水平斜材及び垂直
斜材の隣接側端部及び他端部を、弦材に止着される楔部
材にて固定することにより、斜材の長手方向の移動(振
動)を防止することができる。なおこの場合、所望の強
度に応じて斜材の長さや取付数を適宜選定することがで
きる。
隘開口状の取付溝を二つ設け、断面略H字状に形成され
た水平斜材及び垂直斜材の取付端部に、取付溝の開口縁
に係合する切欠を設けることにより、切欠を介して斜材
を弦材に摺動可能に架設することができ、かつ四角形状
の梁体に組立てることができる。また、水平面及び垂直
面の中間部における少なくとも2つの水平斜材及び垂直
斜材の隣接側端部及び他端部を、弦材に止着される楔部
材にて固定することにより、斜材の長手方向の移動(振
動)を防止することができる。なおこの場合、所望の強
度に応じて斜材の長さや取付数を適宜選定することがで
きる。
【0014】請求項2記載のラチス梁体によれば、請求
項1記載の梁体における端部側及び/又は中間部の水平
斜材及び垂直斜材の端部を、弦材に止着される固定部材
にて固定することにより、斜材の移動(振動)を中央部
だけでなく端部でも固定されるので更に確実に防止する
ことができる。
項1記載の梁体における端部側及び/又は中間部の水平
斜材及び垂直斜材の端部を、弦材に止着される固定部材
にて固定することにより、斜材の移動(振動)を中央部
だけでなく端部でも固定されるので更に確実に防止する
ことができる。
【0015】この場合、楔部材を、隣接する斜材間に係
合して取付溝に当接し、締結部材にて弦材に止着するこ
とにより、隣接する2つの斜材の固定を同時に行うこと
ができる(請求項3)。また、固定部材を、取付溝内に
嵌合し、締結部材にて弦材に止着することにより、外部
への突出部を少なくして外観上の美観の向上を図ること
ができると共に、強度を高めることができる(請求項
4)。更に、弦材及び斜材をアルミニウム合金製押出形
材にて形成することにより、全体の重量を軽減すること
ができると共に、耐食性の向上を図ることができる(請
求項5)。
合して取付溝に当接し、締結部材にて弦材に止着するこ
とにより、隣接する2つの斜材の固定を同時に行うこと
ができる(請求項3)。また、固定部材を、取付溝内に
嵌合し、締結部材にて弦材に止着することにより、外部
への突出部を少なくして外観上の美観の向上を図ること
ができると共に、強度を高めることができる(請求項
4)。更に、弦材及び斜材をアルミニウム合金製押出形
材にて形成することにより、全体の重量を軽減すること
ができると共に、耐食性の向上を図ることができる(請
求項5)。
【0016】請求項6記載の鉄道架線支持ビームによれ
ば、支柱に梁体を固定する取付部材を、支柱の外面に締
着される分割形のバンド体と、このバンド体に連結する
取付板とで構成し、梁体の弦材と取付部材の取付板を締
結部材にて締結することにより、鉄道架線支柱ビームと
して必要な強度を充足しながら梁体の弦材を利用して支
柱に梁体を固定することができると共に、強固な固定と
することができる。
ば、支柱に梁体を固定する取付部材を、支柱の外面に締
着される分割形のバンド体と、このバンド体に連結する
取付板とで構成し、梁体の弦材と取付部材の取付板を締
結部材にて締結することにより、鉄道架線支柱ビームと
して必要な強度を充足しながら梁体の弦材を利用して支
柱に梁体を固定することができると共に、強固な固定と
することができる。
【0017】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て詳述する。図1はこの発明のラチス梁体及びそれを用
いた鉄道架線支持ビームの一例の斜視図、図2は梁体の
要部の縦断面図、図3は梁体の中央部の平面図(a)及
びその側面図(b)、図4は梁体の端部の平面図(a)
及びその側面図(b)である。
て詳述する。図1はこの発明のラチス梁体及びそれを用
いた鉄道架線支持ビームの一例の斜視図、図2は梁体の
要部の縦断面図、図3は梁体の中央部の平面図(a)及
びその側面図(b)、図4は梁体の端部の平面図(a)
及びその側面図(b)である。
【0018】上記鉄道架線支持ビームは、対峙する一対
の例えばコンクリート製の支柱1(図面では片側の1本
のみ示す)と、これら支柱1に取付部材20を介して架
設固定されるラチス梁体10とで構成されている。
の例えばコンクリート製の支柱1(図面では片側の1本
のみ示す)と、これら支柱1に取付部材20を介して架
設固定されるラチス梁体10とで構成されている。
【0019】ラチス梁体10は、四角形の各交点に配設
される互いに長手方向に平行な2本の上部弦材11及び
2本の下部弦材12と、水平面に対峙する左右の上部弦
材11間にトラス状に架設される複数の水平斜材13
と、垂直面に対峙する上部弦材11と下部弦材12間に
トラス状に架設される複数の垂直斜材14とで主に構成
されている。
される互いに長手方向に平行な2本の上部弦材11及び
2本の下部弦材12と、水平面に対峙する左右の上部弦
材11間にトラス状に架設される複数の水平斜材13
と、垂直面に対峙する上部弦材11と下部弦材12間に
トラス状に架設される複数の垂直斜材14とで主に構成
されている。
【0020】また、水平面及び垂直面の長手方向中間部
における2つの水平斜材13及び垂直斜材14の隣接側
端部及び他端部が、上部弦材11あるいは下部弦材12
に止着される楔部材30にて固定されている(図1及び
図3参照)。また、端部側の水平斜材13及び垂直斜材
14の端部が、上部弦材11あるいは下部弦材12に止
着される固定部材40にて固定されている(図1及び図
4参照)。
における2つの水平斜材13及び垂直斜材14の隣接側
端部及び他端部が、上部弦材11あるいは下部弦材12
に止着される楔部材30にて固定されている(図1及び
図3参照)。また、端部側の水平斜材13及び垂直斜材
14の端部が、上部弦材11あるいは下部弦材12に止
着される固定部材40にて固定されている(図1及び図
4参照)。
【0021】上記上部弦材11及び下部弦材12は、角
部に中空部15を有しその両端のそれぞれに狭隘開口状
の取付溝16a,16bを有する断面略L字状のアルミ
ニウム合金製押出形材にて形成されている。この場合、
上部弦材11は、逆L字状に配設され、垂直片の外側に
開口する取付溝16aが設けられ、更に水平片の下側に
開口する取付溝16bを直交状に設けてなる。また、下
部弦材12はL字状に配設され、垂直片の外側に開口す
る取付溝16aが設けられ、水平片の上側に開口する取
付溝16bを設けてなり、各弦材は同一形状で共用され
る。
部に中空部15を有しその両端のそれぞれに狭隘開口状
の取付溝16a,16bを有する断面略L字状のアルミ
ニウム合金製押出形材にて形成されている。この場合、
上部弦材11は、逆L字状に配設され、垂直片の外側に
開口する取付溝16aが設けられ、更に水平片の下側に
開口する取付溝16bを直交状に設けてなる。また、下
部弦材12はL字状に配設され、垂直片の外側に開口す
る取付溝16aが設けられ、水平片の上側に開口する取
付溝16bを設けてなり、各弦材は同一形状で共用され
る。
【0022】上記水平斜材13及び垂直斜材14は、断
面略H字状のアルミニウム合金製押出形材にて形成され
ており、その両端面はそれぞれ弦材11,12にトラス
状に架設されるために適宜角度の取付角度に応じた傾斜
角に切断され取付溝16a,16bに係合される。ま
た、斜材13,14の両端部のフランジ部17には取付
溝16の開口縁に摺動可能に係合する切欠18が設けら
れている(図5参照)。なお、水平斜材13の水平片の
両端部に水抜孔19を穿設しておく方が好ましい。この
ように斜材13,14を形成することにより、弦材1
1,12の取付溝16の開口縁に切欠18を係合させて
斜材13,14を弦材11,12の取付溝16に摺動さ
せてトラス状に架設することができる。
面略H字状のアルミニウム合金製押出形材にて形成され
ており、その両端面はそれぞれ弦材11,12にトラス
状に架設されるために適宜角度の取付角度に応じた傾斜
角に切断され取付溝16a,16bに係合される。ま
た、斜材13,14の両端部のフランジ部17には取付
溝16の開口縁に摺動可能に係合する切欠18が設けら
れている(図5参照)。なお、水平斜材13の水平片の
両端部に水抜孔19を穿設しておく方が好ましい。この
ように斜材13,14を形成することにより、弦材1
1,12の取付溝16の開口縁に切欠18を係合させて
斜材13,14を弦材11,12の取付溝16に摺動さ
せてトラス状に架設することができる。
【0023】上記のようにして、上部弦材11及び下部
弦材12と水平斜材13及び垂直斜材14を組み付けて
カゴ形の梁体を形成することができるが、この状態では
水平斜材13及び垂直斜材14が移動(振動)してしま
うので、少くとも中央部の2つの斜材13,14の隣接
部及びその反対側端部を楔部材30で固定すると共に、
端部側の斜材13,14の端部を固定部材40で固定す
る。
弦材12と水平斜材13及び垂直斜材14を組み付けて
カゴ形の梁体を形成することができるが、この状態では
水平斜材13及び垂直斜材14が移動(振動)してしま
うので、少くとも中央部の2つの斜材13,14の隣接
部及びその反対側端部を楔部材30で固定すると共に、
端部側の斜材13,14の端部を固定部材40で固定す
る。
【0024】この場合、楔部材30は、図3,図5及び
図6に示すように、隣接する斜材13,14に当接する
傾斜面31と、取付溝16の開口側表面に当接する平坦
面32とを具備する台形状に形成され、その中心部には
締結部材としてのボルト50の取付孔33(図6(c)
参照)が穿設されている。このように形成される楔部材
30を、隣接する斜材13,14間に係合し、取付孔3
3を介して貫通するボルト50を弦材11,12に貫通
し、その突出部にナット51をねじ結合して楔部材30
を弦材11,12に止着することにより、隣接する斜材
13,14を同時に固定することができる(図5及び図
6(a)参照)。
図6に示すように、隣接する斜材13,14に当接する
傾斜面31と、取付溝16の開口側表面に当接する平坦
面32とを具備する台形状に形成され、その中心部には
締結部材としてのボルト50の取付孔33(図6(c)
参照)が穿設されている。このように形成される楔部材
30を、隣接する斜材13,14間に係合し、取付孔3
3を介して貫通するボルト50を弦材11,12に貫通
し、その突出部にナット51をねじ結合して楔部材30
を弦材11,12に止着することにより、隣接する斜材
13,14を同時に固定することができる(図5及び図
6(a)参照)。
【0025】一方、ラチス梁体10の端部側及び/又は
中間部等の斜材13,14を固定する固定部材40は、
図8に示すように、取付溝16内に嵌合される大きさの
断面ハット形の基部41と、この基部41の両側下方か
ら突出する一対の脚部42とを有するアルミニウム合金
製押出形材にて形成されており、その両端又は一端部
に、トラス状に架設される斜材13,14の傾斜角に対
応する適宜角度θの傾斜面43が切断されている。な
お、固定部材40aは、中間部の斜材13,14におい
て、その隣接する斜材の端部に接して固定するものを示
し、固定部材40b及び40cは1つの斜材の端部に接
して固定するものであり、それぞれ取付角度に応じた切
断部を形成している。
中間部等の斜材13,14を固定する固定部材40は、
図8に示すように、取付溝16内に嵌合される大きさの
断面ハット形の基部41と、この基部41の両側下方か
ら突出する一対の脚部42とを有するアルミニウム合金
製押出形材にて形成されており、その両端又は一端部
に、トラス状に架設される斜材13,14の傾斜角に対
応する適宜角度θの傾斜面43が切断されている。な
お、固定部材40aは、中間部の斜材13,14におい
て、その隣接する斜材の端部に接して固定するものを示
し、固定部材40b及び40cは1つの斜材の端部に接
して固定するものであり、それぞれ取付角度に応じた切
断部を形成している。
【0026】このように形成される固定部材40は、端
部の斜材13,14が取付溝16内に取り付けられた
後、取付溝16内に嵌合されて斜材13,14に当接さ
れた状態で、固定部材40及び弦材11,12を貫通す
るボルト50とこのボルト50にねじ結合するナット5
1によって弦材11,12に固定部材40を止着するこ
とにより、端部の斜材13,14を固定することができ
る(図7参照)。
部の斜材13,14が取付溝16内に取り付けられた
後、取付溝16内に嵌合されて斜材13,14に当接さ
れた状態で、固定部材40及び弦材11,12を貫通す
るボルト50とこのボルト50にねじ結合するナット5
1によって弦材11,12に固定部材40を止着するこ
とにより、端部の斜材13,14を固定することができ
る(図7参照)。
【0027】なお、梁体10の長手方向の寸法は、1本
の弦材11,12の寸法の他複数の弦材11,12を継
ぎ合わせて適宜設定することができる。この場合、弦材
11,12を継ぎ合わせるためには、図6(b)に示す
ように、上記固定部材40と同様の断面に形成された連
結部材60を弦材11,12の連結側端部内に嵌合し
て、添接板61を介してボルト50とナット51をもっ
て締結すればよい。
の弦材11,12の寸法の他複数の弦材11,12を継
ぎ合わせて適宜設定することができる。この場合、弦材
11,12を継ぎ合わせるためには、図6(b)に示す
ように、上記固定部材40と同様の断面に形成された連
結部材60を弦材11,12の連結側端部内に嵌合し
て、添接板61を介してボルト50とナット51をもっ
て締結すればよい。
【0028】上記のように構成される梁体10を支柱1
に固定する取付部材20は、図9に示すように、両端に
フランジ部21を有する半円形の2つのバンド半体23
からなる分割形のバンド体24と、このバンド体24の
バンド半体23に例えば溶接Wによって固定される取付
脚25を介してバンド半体23に連結する取付板26と
で構成されている。
に固定する取付部材20は、図9に示すように、両端に
フランジ部21を有する半円形の2つのバンド半体23
からなる分割形のバンド体24と、このバンド体24の
バンド半体23に例えば溶接Wによって固定される取付
脚25を介してバンド半体23に連結する取付板26と
で構成されている。
【0029】このように構成される取付部材20を用い
て支柱1にラチス梁体10を固定するには、まず、支柱
1の適宜位置にバンド半体23を囲繞してフランジ部2
1同士を締結ボルト50aとナット51aとで締結して
バンド体24を締着する。このようにして2つのバンド
体24を適宜間隔すなわち上部弦材11と下部弦材12
の間の間隔に対応させて支柱1に締着した後、上部側の
取付部材20の取付板26に上部弦材11を当接し、締
結ボルト50とナット51をもって上部弦材11を固定
する。また、同様に下部側の取付部材20の取付板26
に下部弦材12を当接し、締結ボルト50とナット51
をもって下部弦材12を固定することにより、支柱1に
梁体10を固定して、鉄道架線支持ビームを組み立てる
ことができる。 なお、鉄道架線支持ビームを組み立て
る場合、予めラチス梁体10を組み立てた後に、上述し
たように、取付部材20を用いて支柱1にラチス梁体1
0を固定してもよく、あるいは、取付部材20を用いて
一方の支柱1に弦材11,12を固定した後、弦材1
1,12に斜材13,14をトラス状に架設した後、弦
材11,12を他方の支柱1に固定するようにしてもよ
い。
て支柱1にラチス梁体10を固定するには、まず、支柱
1の適宜位置にバンド半体23を囲繞してフランジ部2
1同士を締結ボルト50aとナット51aとで締結して
バンド体24を締着する。このようにして2つのバンド
体24を適宜間隔すなわち上部弦材11と下部弦材12
の間の間隔に対応させて支柱1に締着した後、上部側の
取付部材20の取付板26に上部弦材11を当接し、締
結ボルト50とナット51をもって上部弦材11を固定
する。また、同様に下部側の取付部材20の取付板26
に下部弦材12を当接し、締結ボルト50とナット51
をもって下部弦材12を固定することにより、支柱1に
梁体10を固定して、鉄道架線支持ビームを組み立てる
ことができる。 なお、鉄道架線支持ビームを組み立て
る場合、予めラチス梁体10を組み立てた後に、上述し
たように、取付部材20を用いて支柱1にラチス梁体1
0を固定してもよく、あるいは、取付部材20を用いて
一方の支柱1に弦材11,12を固定した後、弦材1
1,12に斜材13,14をトラス状に架設した後、弦
材11,12を他方の支柱1に固定するようにしてもよ
い。
【0030】上記実施例では、水平面及び垂直面におけ
るラチス梁体10の中央部の2つの斜材13,14の隣
接部間及びその反対側端部の3箇所を楔部材30を用い
て固定し、更に端部側の斜材13,14を固定部材40
を用いて固定する場合について説明したが、必ずしもこ
のような固定である必要はなく、少なくとも中央部の2
つの斜材13,14の隣接部間及びその反対側端部の3
箇所を楔部材30を用いて固定すればよい。また、固定
部材40を取付溝16内に嵌合させずに、楔部材30と
同様な形状にしてもよく、楔部材30を固定部材40と
同様に取付溝16内に嵌合させるようにしてもよい。
るラチス梁体10の中央部の2つの斜材13,14の隣
接部間及びその反対側端部の3箇所を楔部材30を用い
て固定し、更に端部側の斜材13,14を固定部材40
を用いて固定する場合について説明したが、必ずしもこ
のような固定である必要はなく、少なくとも中央部の2
つの斜材13,14の隣接部間及びその反対側端部の3
箇所を楔部材30を用いて固定すればよい。また、固定
部材40を取付溝16内に嵌合させずに、楔部材30と
同様な形状にしてもよく、楔部材30を固定部材40と
同様に取付溝16内に嵌合させるようにしてもよい。
【0031】また、締結部材は必しも楔部材30と弦材
11,12、固定部材40と弦材11,12とを貫通す
るボルト50とナット51とで構成する必要はなく、例
えば図10(a)に示すように、取付溝16内に頭部5
2aが嵌挿されるボルト52を取付溝16の開口及び楔
部材30の取付孔を貫通して突出させ、その突出部にナ
ット53をねじ結合して楔部材30を弦材11,12に
止着するようにしてもよい。また、図10(b)に示す
ように、固定部材40の両脚部42間にナット55を嵌
合し、固定部材40及び取付溝16の開口を貫通するボ
ルト54をナット55にねじ結合して固定部材40を弦
材11,12に止着するようにしてもよい。このように
締結部材を形成することにより、ボルトの突出部を少な
くして外観の体裁を良好にすることができる。更には、
予めボルト52,54とナット53,55とを緩くねじ
結合させておけば、取付溝16の開口に沿って移動させ
ることができるので、所定の止着位置まで移動させた
後、ボルト52,54とナット53,55とを締結し
て、楔部材30、固定部材40を弦材11,12に止着
することができる。
11,12、固定部材40と弦材11,12とを貫通す
るボルト50とナット51とで構成する必要はなく、例
えば図10(a)に示すように、取付溝16内に頭部5
2aが嵌挿されるボルト52を取付溝16の開口及び楔
部材30の取付孔を貫通して突出させ、その突出部にナ
ット53をねじ結合して楔部材30を弦材11,12に
止着するようにしてもよい。また、図10(b)に示す
ように、固定部材40の両脚部42間にナット55を嵌
合し、固定部材40及び取付溝16の開口を貫通するボ
ルト54をナット55にねじ結合して固定部材40を弦
材11,12に止着するようにしてもよい。このように
締結部材を形成することにより、ボルトの突出部を少な
くして外観の体裁を良好にすることができる。更には、
予めボルト52,54とナット53,55とを緩くねじ
結合させておけば、取付溝16の開口に沿って移動させ
ることができるので、所定の止着位置まで移動させた
後、ボルト52,54とナット53,55とを締結し
て、楔部材30、固定部材40を弦材11,12に止着
することができる。
【0032】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明によれ
ば、上述のように構成されているので、以下のような優
れた効果が得られる。
ば、上述のように構成されているので、以下のような優
れた効果が得られる。
【0033】1)請求項1記載のラチス梁体によれば、
切欠を介して斜材を弦材に摺動可能に架設することがで
き、水平面及び垂直面の中間部における少なくとも2つ
の斜材の隣接側端部及び他端部を、弦材に止着される楔
部材にて固定することにより、斜材の移動(振動)を防
止することができる。また少い部材点数で熟練を必要と
せずに組立を容易にすることができると共に、解体を可
能にすることができる。したがって、仮設建設足場取付
用、仮設建築物用等の梁体としても好適に適用できる。
切欠を介して斜材を弦材に摺動可能に架設することがで
き、水平面及び垂直面の中間部における少なくとも2つ
の斜材の隣接側端部及び他端部を、弦材に止着される楔
部材にて固定することにより、斜材の移動(振動)を防
止することができる。また少い部材点数で熟練を必要と
せずに組立を容易にすることができると共に、解体を可
能にすることができる。したがって、仮設建設足場取付
用、仮設建築物用等の梁体としても好適に適用できる。
【0034】2)請求項2記載のラチス梁体によれば、
請求項1記載の梁体における端部側の水平斜材及び垂直
斜材の端部を、弦材に止着される固定部材にて固定する
ので、上記1)に加えて斜材の移動(振動)を更に確実
に防止することができる。
請求項1記載の梁体における端部側の水平斜材及び垂直
斜材の端部を、弦材に止着される固定部材にて固定する
ので、上記1)に加えて斜材の移動(振動)を更に確実
に防止することができる。
【0035】3)請求項3記載のラチス梁体によれば、
隣接する斜材間に係合して取付溝に当接し、締結部材に
て弦材に止着するので、隣接する2つの斜材の固定を同
時に行うことができ、上記1)に加えて更に組立作業の
容易化を図ることができる。
隣接する斜材間に係合して取付溝に当接し、締結部材に
て弦材に止着するので、隣接する2つの斜材の固定を同
時に行うことができ、上記1)に加えて更に組立作業の
容易化を図ることができる。
【0036】4)請求項4記載のラチス梁体によれば、
固定部材を、取付溝内に嵌合し、締結部材にて弦材に止
着するので、上記1)に加えて外部への突出部を少なく
して外観上の美観の向上を図ることができると共に、更
に梁体の強度を高めることができる。
固定部材を、取付溝内に嵌合し、締結部材にて弦材に止
着するので、上記1)に加えて外部への突出部を少なく
して外観上の美観の向上を図ることができると共に、更
に梁体の強度を高めることができる。
【0037】5)請求項5記載のラチス梁体によれば、
弦材及び斜材をアルミニウム合金製押出形材にて形成す
るので、上記1)に加えて全体の重量を軽減することが
できると共に、耐食性の向上を図ることができる。
弦材及び斜材をアルミニウム合金製押出形材にて形成す
るので、上記1)に加えて全体の重量を軽減することが
できると共に、耐食性の向上を図ることができる。
【0038】6)請求項6記載の鉄道架線支持ビームに
よれば、支柱に梁体を固定する取付部材を、支柱の外面
に締着される分割形のバンド体と、このバンド体に連結
する取付板とで構成し、梁体の弦材と取付部材の取付板
を締結部材にて締結するので、梁体の弦材を利用して支
柱に梁体を固定することができる。したがって、組立を
容易にすることができると共に、耐強度性に優れた鉄道
架線支持ビームを提供することができる。
よれば、支柱に梁体を固定する取付部材を、支柱の外面
に締着される分割形のバンド体と、このバンド体に連結
する取付板とで構成し、梁体の弦材と取付部材の取付板
を締結部材にて締結するので、梁体の弦材を利用して支
柱に梁体を固定することができる。したがって、組立を
容易にすることができると共に、耐強度性に優れた鉄道
架線支持ビームを提供することができる。
【図1】この発明の鉄道架線支持ビームの一例の斜視図
である。
である。
【図2】この発明のラチス梁体の要部を示す縦断面図で
ある。
ある。
【図3】梁体の中央部の平面図(a)及びその側面図
(b)である。
(b)である。
【図4】梁体の端部の平面図(a)及びその側面図
(b)である。
(b)である。
【図5】この発明における楔部材の取付状態を示す断面
斜視図である。
斜視図である。
【図6】図3のA−A断面図(a)及びB−B断面図
(b)並びに楔部材の斜視図(c)である。
(b)並びに楔部材の斜視図(c)である。
【図7】図4のC−C断面図である。
【図8】この発明における固定部材の断面図(a)、固
定部材の一例の側面図(b)、固定部材の別の形態の側
面図(c)及び固定部材の更に別の形態の側面図(d)
である。
定部材の一例の側面図(b)、固定部材の別の形態の側
面図(c)及び固定部材の更に別の形態の側面図(d)
である。
【図9】この発明における鉄道架線ビームの支柱への固
定状態を示す平面図(a)及びその側面図(b)であ
る。
定状態を示す平面図(a)及びその側面図(b)であ
る。
【図10】この発明における楔部材の別の止着状態を示
す断面図(a)及び固定部材の別の止着状態を示す断面
図(b)である。
す断面図(a)及び固定部材の別の止着状態を示す断面
図(b)である。
1 支柱 10 ラチス梁体 11 上部弦材 12 下部弦材 13 水平斜材 14 垂直斜材 20 取付部材 24 バンド体 26 取付板 30 楔部材 40,(40a,40b,40c) 固定部材 50,52,54 ボルト(締結部材) 51,53,55 ナット(締結部材)
Claims (6)
- 【請求項1】 四角形の各交点に配設される互いに長手
方向に平行な弦材と、水平面に対峙する上記左右の弦材
間にトラス状に架設される複数の水平斜材と、垂直面に
対峙する上記上下の弦材間にトラス状に架設される複数
の垂直斜材とを具備し、 上記弦材は、二つの狭隘開口状の取付溝を直交状に設け
た略L形材からなり、 上記水平斜材及び垂直斜材は、それぞれ断面略H字状に
形成され、その両端の取付端部に設けられた切欠をそれ
ぞれ上記取付溝の開口縁に係合して弦材に摺動可能に架
設され、 水平面及び垂直面の長手方向中間部における少なくとも
2つの上記水平斜材及び垂直斜材の隣接側端部及び他端
部を、上記弦材に止着される楔部材にて固定してなるこ
とを特徴とするラチス梁体。 - 【請求項2】 四角形の各交点に配設される互いに長手
方向に平行な弦材と、水平面に対峙する上記左右の弦材
間にトラス状に架設される複数の水平斜材と、垂直面に
対峙する上記上下の弦材間にトラス状に架設される複数
の垂直斜材とを具備し、 上記弦材は、二つの狭隘開口状の取付溝を直交状に設け
た略L形材からなり、 上記水平斜材及び垂直斜材は、それぞれ断面略H字状に
形成され、その両端の取付端部に設けられた切欠をそれ
ぞれ上記取付溝の開口縁に係合して弦材に摺動可能に架
設され、 水平面及び垂直面の長手方向中間部における少なくとも
2つの上記水平斜材及び垂直斜材の隣接側端部及び他端
部を、上記弦材に止着される楔部材にて固定し、かつ、
各弦材端部側及び/又は中間部の上記水平斜材及び垂直
斜材の端部を、上記弦材に止着される固定部材にて固定
してなることを特徴とするラチス梁体。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載のラチス梁体におい
て、 楔部材の固定が、隣接する斜材間に楔部材を係合して取
付溝に当接し、締結部材にて楔部材を弦材に止着してな
ることを特徴とするラチス梁体。 - 【請求項4】 請求項3記載のラチス梁体において、 固定部材を、取付溝内に嵌合し、締結部材にて固定部材
を弦材に止着してなることを特徴とするラチス梁体。 - 【請求項5】 請求項1又は2記載のラチス梁体におい
て、 弦材及び斜材をアルミニウム合金製押出形材にて形成し
てなることを特徴とするラチス梁体。 - 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載のラ
チス梁体と、このラチス梁体を支持する支柱に上記梁体
を固定する取付部材とからなり、 上記取付部材を、上記支柱の外面に締着される分割形の
バンド体と、このバンド体に連結する取付板とで構成
し、 上記梁体の弦材と取付部材の取付板を締結部材にて締結
してなることを特徴とする鉄道架線支持ビーム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18497095A JPH0914583A (ja) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | ラチス梁体及びそれを用いた鉄道架線支持ビーム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18497095A JPH0914583A (ja) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | ラチス梁体及びそれを用いた鉄道架線支持ビーム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0914583A true JPH0914583A (ja) | 1997-01-17 |
Family
ID=16162546
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18497095A Withdrawn JPH0914583A (ja) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | ラチス梁体及びそれを用いた鉄道架線支持ビーム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0914583A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008240466A (ja) * | 2007-03-28 | 2008-10-09 | Nippon Steel Corp | 天井走行クレーンを有する建築構造物の補強構造 |
CN103348066A (zh) * | 2011-02-07 | 2013-10-09 | 正八技术有限公司 | 用于格栅支撑梁的机械接合装置 |
KR101458975B1 (ko) * | 2013-12-06 | 2014-11-07 | 이승우 | 래티스 선조립 철골조용 빔-거더 접합부 및 이를 이용한 래티스 선조립 철골조 |
JP2017503942A (ja) * | 2014-01-24 | 2017-02-02 | ▲謝▼英俊 | 双方向連続二重梁によって形成される三次元軽量鋼骨組 |
CN111114392A (zh) * | 2020-01-08 | 2020-05-08 | 河南鼎力杆塔股份有限公司 | 一种电气化铁路接触网预应力混凝土横腹杆式支柱 |
-
1995
- 1995-06-29 JP JP18497095A patent/JPH0914583A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008240466A (ja) * | 2007-03-28 | 2008-10-09 | Nippon Steel Corp | 天井走行クレーンを有する建築構造物の補強構造 |
CN103348066A (zh) * | 2011-02-07 | 2013-10-09 | 正八技术有限公司 | 用于格栅支撑梁的机械接合装置 |
KR101458975B1 (ko) * | 2013-12-06 | 2014-11-07 | 이승우 | 래티스 선조립 철골조용 빔-거더 접합부 및 이를 이용한 래티스 선조립 철골조 |
JP2017503942A (ja) * | 2014-01-24 | 2017-02-02 | ▲謝▼英俊 | 双方向連続二重梁によって形成される三次元軽量鋼骨組 |
CN111114392A (zh) * | 2020-01-08 | 2020-05-08 | 河南鼎力杆塔股份有限公司 | 一种电气化铁路接触网预应力混凝土横腹杆式支柱 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH09268655A (ja) | 軸組固定具及び軸組構造 | |
JPH0914583A (ja) | ラチス梁体及びそれを用いた鉄道架線支持ビーム | |
RU62622U1 (ru) | Сборная железобетонная каркасная конструкция многоэтажного здания, рамная конструкция каркаса, элемент перекрытия | |
JPH10266342A (ja) | 構造材の接続構造 | |
JP2813107B2 (ja) | 橋 梁 | |
JP7032051B2 (ja) | 床構造施工方法および床構造再利用方法 | |
JP2883655B2 (ja) | 建築用水平耐力部材 | |
JP3828641B2 (ja) | 柱と梁の結合構造 | |
JP2020111914A (ja) | 小屋組み構造 | |
JP2809430B2 (ja) | 木質建築軸組構造 | |
JP4656460B2 (ja) | 建物の補強構造 | |
JP3667392B2 (ja) | 上階床パネルの固定構造 | |
JP4797293B2 (ja) | 屋根トラス、及びその組立方法 | |
JPH11323839A (ja) | 吊構造物の桁連結方法 | |
KR200223787Y1 (ko) | H빔결합용 건축자재 | |
JPH0967940A (ja) | 既設建物の補強構造 | |
JPH11148213A (ja) | 曲がり階段の段板装置 | |
JP3241125B2 (ja) | 天井付き部屋ユニット | |
JP3550504B2 (ja) | 長尺材の接合部材とその連結構造 | |
JP2024126184A (ja) | 木造建築物用の張弦梁ユニット及び梁組構造 | |
JP2544914Y2 (ja) | プレキャストコンクリート製柱梁間接合構造 | |
JP2000179188A (ja) | 間口広さの拡縮可能な骨組膜構造物 | |
JP2762043B2 (ja) | 垂直荷重支持部材の接続支持構造 | |
JP3030004U (ja) | 接続及び補強金物 | |
JP2555085B2 (ja) | 建物の施工方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020903 |