JPH11335510A - 熱硬化性樹脂組成物 - Google Patents

熱硬化性樹脂組成物

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JPH11335510A
JPH11335510A JP10235548A JP23554898A JPH11335510A JP H11335510 A JPH11335510 A JP H11335510A JP 10235548 A JP10235548 A JP 10235548A JP 23554898 A JP23554898 A JP 23554898A JP H11335510 A JPH11335510 A JP H11335510A
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JP
Japan
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parts
group
copolymer
acid
ethylenically unsaturated
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Pending
Application number
JP10235548A
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English (en)
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Eiju Konno
英寿 今野
Naoyuki Seike
奈緒之 清家
Hidenori Ishikawa
英宣 石川
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DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Publication date
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    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
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Abstract

(57)【要約】 【課題】アルカリ洗浄性を有し、耐スパッタ性に優れ、
かつ優れた耐熱性、透明性、接着性等を有し、塗装作業
性や表面平滑性にも優れた硬化塗膜が容易に作成可能な
貯蔵安定性に優れる1液型熱硬化性樹脂組成物を提供す
る。 【解決手段】分子中に少なくとも1個のカルボキシシラ
ン基と少なくとも1個のグリシジル基を有する共重合体
と、さらにカップリング剤を含んでなる1液型熱硬化性
樹脂組成物に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新規にして有用なる
熱硬化性樹脂組成物に関し、さらに詳細には、液晶の表
示装置あるいは撮影素子に用いられるカラーフィルター
の保護膜に適する熱硬化樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示素子や固体撮影素子は、ガラス
やシリコンの基板上に駆動用の電気配線、スイッチング
素子、色分離のためのカラーフィルター、光電変換素子
などを積層して形成される。このような素子において
は、電気的に絶縁化したり、平坦化したり、また外的要
因による素子の物理的な破壊を防止する目的で保護膜と
呼ばれる有機塗膜層が形成される。
【0003】この保護膜に対しては、透明性、接着性、
平滑性、強靱性、耐熱性、耐光性、耐水性、耐薬品性お
よび該保護膜を均一に形成させるため、例えばスピンコ
ータによる回転塗布法を用いた場合の塗装適性等の性能
が要求されている。また該保護膜上に透明電極として酸
化インジウムと酸化スズとからなる薄膜(ITO)を高
温、高真空下でスパッタリング等により形成させること
もあり、この高温、高真空下に耐え得る、いわゆるIT
O形成時において優れた耐スパッタ性を有する保護膜が
要望されているが、通常このような保護膜は主剤と硬化
剤からなるいわゆる2液型の熱硬化型樹脂が用いられて
いる。
【0004】すなわち、該保護膜形成材料として、(メ
タ)アクリル系樹脂(例えば特開昭60−216307
号公報)、エポキシ系樹脂(例えば特開平4−9710
2号公報、特公平3−8652号公報)、ポリイミド系
樹脂(例えば特開平1−229203号公報)などが検
討されてきた。これらの樹脂のうち(メタ)アクリル系
樹脂は、接着性、耐スパッタ−性、耐熱性などの物性の
バランスをとることに若干問題点を有している。これら
の欠点を改良するために多くの提案がなされてきた。
【0005】例えば、前記特開昭60−216307号
公報および特開平4−97102号公報ではエポキシ基
含有ポリマーに多価カルボン酸無水物を混合し、加熱に
より架橋、硬化膜を形成する方法が開示されている。ま
た、特公平3−8652号公報ではエポキシ基含有ポリ
マーに多価カルボン酸無水物および/または多価カルボ
ン酸と官能性シランカップリング剤を混合し同様に加
熱、架橋せしめて硬化膜を形成させる方法も開示されて
いるが、いずれも主剤としてのエポキシ基含有ポリマー
と硬化剤としての多価カルボン酸無水物とを一定量配
合、混合した後、塗布するいわゆる2液型塗装剤であ
る。
【0006】しかしながら、2液型塗装剤は塗布前に主
剤と硬化剤とを配合・混合するため、配合ミスや秤量お
よび混合や脱法等作業性が煩雑であり、さらに、混合後
の主剤と硬化剤の反応の進行と共に、塗装剤の粘度の上
昇を生ずるため、配合後の塗装剤は速やかに使用しなけ
ればならない等の問題を有している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、エポキシ系
樹脂が本来有している優れた特性に加え、塗装作業性と
貯蔵安定性に優れると共に完全硬化前であればアルカリ
水溶液にて容易に可溶化、洗浄可能で、しかも光沢性、
基板との接着性、平坦性および表面平滑性に優れ、か
つ、高温、高真空下でのITO膜形成時においても優れ
た耐スパッタ性を有する硬化塗膜が容易に得られるよう
な1液型エポキシ系熱硬化性樹脂組成物を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するため鋭意検討を行った結果、特定のシラン基
とグリシジル基を有する共重合体からなる熱硬化性樹脂
組成物を用いることにより、前記保護膜の要求性能を満
たすことを見いだし、本発明を完成するに至った。
【0009】すなわち本発明は、分子中に少なくとも1
個のカルボキシシラン基及び少なくとも1個のグリシジ
ル基を含有する、数平均分子量が2000を越える共重
合体を含んでなる熱硬化性樹脂組成物であり、さらにカ
ップリング剤を含んでなる熱硬化性樹脂組成物ある。
【0010】また、共重合体が、少なくとも1個のカル
ボキシシラン基を有するエチレン性不飽和単量体と、グ
リシジル基含有エチレン性不飽和単量体とを共重合して
なる熱硬化性樹脂組成物であり、さらに、共重合体が、
カルボキシシラン基を有するエチレン性不飽和単量体
と、グリシジル基含有エチレン性不飽和単量体とが単量
体全体に対し20重量%以上含有する、数平均分子量熱
硬化性樹脂組成物ある。
【0011】さらに、カップリング剤が、共重合体10
0重量部当たり0.1〜30重量部含んでなる熱硬化性
樹脂組成物である。
【0012】
【発明の実施の形態】ここで、本発明に用いられる少な
くとも1個のカルボキシシラン基を有するエチレン性不
飽和単量体(A)としては、1分子中にエチレン性不飽
和基と少なくとも1個以上の次式で示されるカルボキシ
シラン基を含有するビニル系単量体である。
【0013】
【化1】
【0014】(但し、R1, R2及びR3はC1〜C18なる
アルキル基、フェニル基、アリル基又はHを示し、それ
ぞれ同一または異種でもよい。)
【0015】これらの少なくとも1個のカルボキシシラ
ン基を有するエチレン性不飽和単量体(A)は、たとえ
ばトリエチルアミンやピリジンの如き塩酸補足剤の存在
下でカルボキシル基を含有するエチレン性不飽和単量
体、たとえばアクリル酸、メタクリル酸、クマロン酸、
イタコン酸、マレイン酸もしくはフマル酸;マレイン酸
モノアルキルエステル、フマル酸モノアルキルエステル
もしくはイタコン酸モノアルキルエステル;または水酸
基を有するエチレン性不飽和単量体と無水コハク酸もし
くは無水トリメリット酸などの酸無水物との付加物の如
きカルボキシル基含有エチレン性不飽和単量体と、
【0016】トリメチルクロルシランの如きトリアルキ
ルクロルシランやジエチルクロルシランの如きジアルキ
ルクロルシランやトリフェニルクロルシランやトリアリ
ルクロルシランの如き一般式
【0017】
【化2】
【0018】(但し、R1, R2及びR3はC1〜C18なる
アルキル基、フェニル基、アリル基又はHを示し、それ
ぞれ同一または異種でもよい。)で表されるシラン化合
物などを反応させて得られるエチレン性不飽和単量体を
指称するものであるが、上記製法には何等制限されるも
のではない。
【0019】これらのカルボキシシラン基を有するエチ
レン性不飽和単量体(A)は、単独でも2種以上の混合
で用いても良い。
【0020】また、分子中に少なくとも1個のカルボキ
シシラン基を有するエチレン性不飽和単量体(A)と共
重合させる少なくとも1個のグリシジル基含有するエチ
レン性不飽和単量体(B)として代表的なものを挙げれ
ば、
【0021】a)アクリル酸グリシジル、メタクリル酸
グリシジル、α−エチルアクリル酸グリシジル、α−n
−プロピルアクリル酸グリシジル、α−n−ブチルアク
リル酸グリシジル、アクリル酸−3,4−エポキシブチ
ル、メタクリル酸−3,4−エポキシブチル、メタクリ
ル酸−4,5−エポキシペンチル、アクリル酸−6,7−
エポキシペンチル、メタクリル酸−6,7−エポキシペ
ンチル、α−エチルアクリル酸−6,7−エポキシペン
チル等;
【0022】b)アクリル酸−3,4−エポキシシクロ
ヘキシル、メタクリル酸−3,4−エポキシシクロヘキ
シル、ラクトン変性アクリル酸−3,4−エポキシシク
ロヘキシル、ラクトン変性メタクリル酸−3,4−エポ
キシシクロヘキシル、ビニルシクロヘキセンオキシド等
の脂環式エポキシ単量体および分子中に2個以上の脂環
エポキシ基を有する化合物と分子中に1個の重合性不飽
和二重結合と1個の脂環エポキシ基と反応性を有する基
とを合わせ持つ化合物とを反応せしめて得られるグリシ
ジル基含有エチレン性不飽和単量体;
【0023】c)下記で示されるグリシジル基含有エチ
レン性不飽和単量体であり、
【0024】
【化3】
【0025】(R1は水素または低級アルキル基であ
り、R2は低級アルキル基であり、nは1〜5の整数で
ある) 代表的なものを例記するに止めれば、R1の低級アルキ
ル基がメチル、プロピル、イソプロピル、イソブチル、
アミル等で、R2が水素またはメチル基であるアリルエ
ステルまたはメタクリル酸エステル等が挙げられる。
【0026】上記の分子中に少なくとも1個のカルボキ
シシラン基を有するエチレン性不飽和単量体(A)と分
子中に少なくとも1個のグリシジル基含有エチレン性不
飽和単量体(B)の使用量は両単量体の合計が単量体全
体に対し20重量%以上、好ましくは30%重量%以
上、さらに好ましくは50重量%以上含有するものであ
る。上記両単量体(A)および(B)の合計が20重量
%未満では望む塗膜物性は得られないし、さらに本発明
の特徴であるアルカリ可溶性が損なわれてしまう。ま
た、カルボキシシラン基とグリシジル基との割合は各種
塗膜性能およびアルカリ洗浄性の面から、0.5〜1.
5:1.0モルが好ましい。
【0027】上記エチレン性不飽和単量体(A)および
(B)は、該単量体と共重合可能な他のエチレン性不飽
和単量体と共重合して用いることができる。他のエチレ
ン性単量体として代表的なものを例記するに止めれば、 (1)アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル
酸プロピル、アクリル酸ブチル、アクリル酸ヘキシル、
アクリル酸ヘプシル、アクリル酸オクチル、アクリル酸
ノニル、アクリル酸デシル、アクリル酸ドデシル、アク
リル酸テトラデシル、アクリル酸ヘキサデシル、アクリ
ル酸ステアリル、アクリル酸オクタデシル、アクリル酸
ドコシルなどの炭素数1〜22のアルキル基を持つアク
リル酸エステル、または上記と同様のアルキル基を有す
るメタクリル酸エステル (2)アクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸イソボロ
ニル、アクリル酸ジシクロペンテニルオキシエチル等の
脂環式のアルキル基を有するアクリル酸エステル、また
は上記と同様の脂環式のアルキル基を有するメタクリル
酸エステル等や、テトラヒドロフルフリルアルコールと
εーカプロラクトン付加物のアクリル酸エステルまたは
メタクリル酸エステル等
【0028】(3)アクリル酸ヒドロキエチル、アクリ
ル酸ヒドロキシプロピル、アクリル酸グリセロールなど
のヒドロキシアルキル基を有するアクリル酸エステルま
たは上記と同様のヒドロキシアルキル基を有するメタク
リル酸エステルやラクトン変性アクリル酸ヒドロキシエ
チルまたはメタクリル酸レートヒドロキシエチル (4)アクリル酸ベンゾイルオキシエチル、アクリル酸
ベンジル、アクリル酸フェノキシエチル、アクリル酸フ
ェノキシジエチレングリコール、アクリル酸2−ヒドロ
キシ−3−フェノキシプロピル等の芳香環を有するアク
リル酸エステル、または上記と同様の芳香環を有するメ
タクリル酸エステル等
【0029】(5)アクリル酸ポリエチレングリコー
ル、アクリル酸ポリプロピレングリコールなどのポリア
ルキレングリコール基を有するアクリル酸エステルまた
は上記と同様のポリアレキレングリコール基を有するメ
タクリル酸エステル
【0030】(6)フマル酸ジメチル、フマル酸ジエチ
ル、フマル酸ジブチル、イタコン酸ジメチル、イタコン
酸ジブチル、フマル酸メチルエチル、フマル酸メチルブ
チル、イタコン酸メチルエチルなどの不飽和ジカルボン
酸エステル (7)スチレン、α−メチルスチレン、クロロスチレン
などのスチレン誘導体 (8)ブタジエン、イソプレン、ピペリレン、ジメチル
ブタジエンなどのジエン系化合物 (9)塩化ビニル、臭化ビニル、フッ化ビニル、フッ化
ビニリデンなどのハロゲン化ビニルやハロゲン化ビニリ
デン (10)メチルビニルケトン、ブチルビニルケトンなど
の不飽和ケトン (11)酢酸ビニル、酪酸ビニルなどのビニルエステル (12)メチルビニルエーテル、ブチルビニルエーテル
などのビニルエーテル (13)アクリロニトリル、メタクリロニトリル、シア
ン化ビニリデンなどのシアン化ビニル (14)アクリルアミドやそのアルキド置換アミド (15)N−フェニルマレイミド、N−シクロヘキシル
マレイミドなどのN−置換マレイミド (16)γーメタクリロキシプロピルトリメトキシシラ
ン、ビニルトリアセトキシシラン、ビニルトリメトキシ
シランなどのシリコンを有するアクリル酸またはメタク
リル酸エステルやビニルシラン (17)トリフロロエチルアクリレート、テトラフロロ
プロピルアクリレート、オクタフロロペンチルアクリレ
ート、ヘプタデカフロロデシルアクリレートなどのフッ
素を有するアクリル酸エステル、またはメタクリル酸エ
ステルなどが挙げられる。
【0031】これらエチレン性不飽和単量体(A)およ
び(B)と共重合可能なエチレン性不飽和単量体は、そ
れぞれ単独でも2つ以上の化合物を併用して使用するこ
とができる。
【0032】上記のエチレン性不飽和単量体(A)およ
び(B)で表される化合物を用いた共重合体の共重合形
態は特に制限されず、付加重合によるランダム共重合
体、ブロック共重合体等のいずれでもよく、また共重合
方法も溶液重合法、乳化重合法等のいずれでもよい。
【0033】上記の方法にて得られる重合体の分子量
は、本発明熱硬化性樹脂組成物を基体に均一な塗膜を形
成せしめ、さらに各種塗膜性能を付与するために、通常
ポリスチレン換算数平均分子量が2000を越えたもの
が必要であり、好ましくは3000以上、さらに好まし
くは5000以上であり、形成する塗膜の厚さ、塗布方
法等や塗膜形成の目的・条件に応じて適宜選択すること
ができる。数平均分子量が2000以下では期待するに
十分な塗膜性能が得られず、好ましくない。一方、に数
平均分子量が50000以上なると樹脂の粘度が高くな
り、塗装方法によっては塗装作業性等が悪くなる傾向に
あるが、使用目的および塗膜性能によって適宜選定すれ
ばよく、なんら上限を制限するものではない。
【0034】本発明の熱硬化性樹脂組成物は、カップリ
ング剤(C)を含有することが好ましい。ここで、カッ
プリング剤とは、無機材料と有機材料において、化学的
に両者を結び付ける、あるいは化学的反応を伴って親和
性を改善し、複合系材料の機能を高める化合物と定義す
るが、代表的なカップリング剤としては、シラン系化合
物、チタン系化合物、アルミニウム系化合物が挙げられ
る。それらのうちでも代表的なものを例記するに止めれ
ば、
【0035】シランカップリング剤としては(1)γ−
(2−アミノエチル)アミノプロピルトリメトキシシラ
ン、γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルメチルジ
メトキシシラン、(2)γ−メタクリロキシプロピルト
リメトキシシラン、(3)γ−グリシドキシプロピルト
リメトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキ
シル)エチルトリメトキシシラン、(4)γ−メルカプ
トプロピルトリメトキシシラン(5)ビニルトリアセト
キシシラン、ビニルトリメトキシシラン、(6)トリメ
トキシシリル安息香酸 (7)γ−イソシアナトプロピルトリエトキシシラン等
やこれらシランカップリング剤等からなるオリゴマーや
ポリマー類を挙げることができる。
【0036】チタンカップリング剤としては、テトラ−
i−プロポキシチタン、テトラ−n−ブトキシチタン、
テトラキス(2−エチルヘキソキシ)チタン、テトラス
テアロキシチタン、ジ−i−プロポキシ・ビス(アセチ
ルアセトナト)チタン、ジ−n−ブトキシ・ビス(トリ
エタノールアミナト)チタン、ジヒドロキシ・ビス(ラ
クタト)チタン、テトラキス(2−エチルヘキサンジオ
ラト)チタン、トリ−n−ブトキシチタンモノステアレ
ート、イソプロピルトリイソステアロイルチタネート、
イソプロピルトリドデシルベンゼンスルホニルチタネー
ト、イソプロピルトリス(ジオクチルパイロホスフェー
ト)チタネート、テトライソプロピルビス(ジオクチル
ホスファイト)チタネート、テトラオクチルビス(ジト
リデシルホスファイト)チタネート、テトラ(2,2−
ジアリルオキシメチル−1−ブチル)ビス(ジ−トリデ
シル)ホスファイトチタネート、ビス(ジオクチルパイ
ロホスフェート)オキシアセテートチタネート、ビス
(ジオクチルパイロホスフェート)エチレンチタネー
ト、イソプロピルトリオクタノルチタネート、イソプロ
ピルジメタクリルイソステアロイルチタネート、イソプ
ロピルイソステアロイルジアクリルチタネート、イソプ
ロピルトリ(ジオクチルホスフェート)チタネート、イ
ソプロピルトリクミルフェニルチタネート、イソプロピ
ルトリ(N−アミノエチル・アミノエチル)チタネー
ト、ジクミルフェニルオキシアセテートチタネート、ジ
イソステアロイルエチレンチタネート等が挙げることが
できる。
【0037】また、アルミニウムカップリング剤として
は、アルミニウムイソプロピレート、モノsec−ブト
キシアルミニウムジイソプロピレート、アルミニウムs
ec−ブチレート、アルミニウムエチレート、エチルア
セトアセテートアルミニウムジイソプロピレート、アル
ミニウムトリス(エチルアセトアセテート)、アルキル
アセトアセテートアルミニウムジイソプロピレート、ア
ルミニウムモノアセチルアセテートビス(エチルアセト
アセテート)、アルミニウムトリス(アセチルアセトネ
ート)、環状アルミニウムオキサイドイソプロピレート
等を挙げることができる。
【0038】中でも、種々の基体に対して特に優れた平
滑性、接着性、耐水性および耐溶剤性を与える点で、γ
−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、β−
(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキ
シシラン等のエポキシ基を有するシランカップリング剤
が好ましい。これらのカップリング剤は、1種単独でも
2種以上の組み合わせで使用することができる。
【0039】本発明の樹脂組成物における、カップリン
グ剤(C)の配合量は、上記重合体100重量部当たり
0.1〜30重量部の範囲であり、好ましくは0.5〜2
0重量部であり、さらに好ましくは1.0〜10.0重量
部である。カップリング剤である(C)成分の配合量が
0.1重量部未満では、形成される塗膜の平滑性ならび
基体との接着性、耐水性および耐溶剤性が不十分であ
り、また30重量部を越えると接着性の向上はもはや望
めないばかりでなく、形成される塗膜の硬化性が低下す
るため好ましくない。
【0040】本発明の熱硬化性樹脂組成物は、重合体に
分子中に少なくとも1個のカルボキシシラン基および少
なくとも1個のグリシジル基を含有することにより、1
液型熱硬化型樹脂組成物として使用することができる。
【0041】すなわち、本発明の熱硬化性樹脂組成物は
大気中に暴露されると重合体分子中のカルボキシシラン
基と空気中の水分との加水分解反応によりカルボキシル
基を再生する。次に、このカルボキシル基と重合体分子
中のグリシジル基とが反応し架橋が生じ、強靱な塗膜を
形成する。
【0042】また、本発明の熱硬化性樹脂組成物は、上
記の如く空気中の水分によりカルボキシル基を再生する
ことから、再生したカルボキシル基とグリシジル基とが
反応する前であれば、炭酸ナトリウムや水酸化ナトリウ
ムのようなアルカリ水溶液で簡単に可溶化、洗浄するこ
ともできる。
【0043】また、本発明の熱硬化性樹脂組成物は、上
述したエチレン性単量体(A)及び(B)、又はエチレ
ン性単量体(A)、(B)及びシランカップリング剤
(C)を必須成分とするものであるが、必要に応じて多
価カルボン酸およびその酸無水物、エポキシ化合物、酸
化化防止剤、紫外線吸収剤等の安定剤やレベリング剤等
を透明性を損なわない程度に各種の添加剤を添加するこ
とができる。なお、塗膜の目的によって透明性が求めら
れない場合には、顔料、塗料、充填剤等を配合すること
もできる。
【0044】上述した多価カルボン酸およびその酸無水
物として代表的なものを例記すれば、 (1)コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ブタンテト
ラカルボン酸、マレイン酸、イタコン酸等の脂肪族多価
カルボン酸 (2)ヘキサヒドロフタル酸、1,2−シクロヘキサン
カルボン酸、1,2,4−シクロヘキサントリカルボン
酸、シクロペンタンテトラカルボン酸等の脂環式多価カ
ルボン酸およびフタル酸、イソフタル酸、テレフタル
酸、トリメリット酸、ピロメリット酸、1,4,5,8−
ナフタレンテトラカルボン酸、ベンゾフェノンテトラカ
ルボン酸等を挙げることができる。
【0045】また、多価カルボン酸無水物の代表的なも
のを例記すれば、 (1)無水フタル酸、無水イタコン酸、無水コハク酸、
無水シトラコン酸、無水ドデセニルコハク酸、無水トリ
カルバリル酸、無水マレイン酸、無水ヘキサヒドロフタ
ル酸、無水メチルテトラヒドロフタル酸、無水ハイミッ
ク酸等の脂肪酸ジカルボン酸無水物 (2)1,2,3,4−ブタンテトラカルボン酸二無水
物、シクロペンタンテトラカルボン酸二無水物等の脂肪
族多価カルボン酸二無水物 (3)無水ピロメリット酸、無水トリメリット酸、無水
ベンゾフェノンテトラカルボン酸無水物 (4)エチレングリコールビストリメリテイト、グリセ
リントリストリメテイト等のエステル基含有酸無水物等
を挙げることができる。
【0046】また、このカルボン酸無水物としては、市
販の無色の酸無水物からなるエポキシ樹脂硬化剤も好適
に用いることができる。具体例としては、アデカハード
ナーEH−700[商品名(以下同じ)旭電化工業
(株)製]、リカシッド−HH、同MH−700[新日本
理化(株)製]、エピキニ126、同YH−306、同
DX−126[油化シェルエポキシ(株)製]等を挙げ
ることができる。
【0047】さらに、多価カルボン酸およびその酸無水
物からなる群から選ばれる1種以上の化合物として、分
子中に2個以上のカルボキシル基またはその無水物を有
する樹脂でもよく、それ自体が公知であるようなものも
使用できる。それらのうちでも特に代表的なものを例示
すれば、例えばカルボキシル基を有する、ウレタン樹
脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ラクトン変性ポ
リエステル樹脂、ポリエステルアミド樹脂、アルキド樹
脂、ポリエーテル樹脂、変性ポリエーテル樹脂、ポリチ
オエーテル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアセター
ル樹脂、ポリオレフィン樹脂、エポキシ変性樹脂、シリ
コーン樹脂、またはフッ素樹脂などを挙げることができ
る。
【0048】上記に示した多価カルボン酸および多価カ
ルボン酸無水物は、1種単独でも2種以上の組み合わせ
で用いることができる。
【0049】また、上述したエポキシ樹脂としては、フ
ェノール・ノボラック型エポキシ樹脂、クレゾール・ノ
ボラック型エポキシ樹脂、ビスフェノールA型エポキシ
樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビスフェノー
ルA・ノボラック型エポキシ樹脂や各種グリコール、ア
ルキレンオキシド変性エポキシ樹脂などを挙げることが
で、1種単独でも2種以上の組み合わせで用いることが
できる。
【0050】さらに、本発明の熱硬化性樹脂組成物は、
上記諸成分を均一に混合することにより得られる。これ
らの成分を混合する方法としては、通常、これらの成分
を適当な溶媒に溶解、混合する溶剤混合法が好ましい。
溶剤混合に用いる溶媒としては、上記各成分を溶解し、
かつこれらの成分と反応しないものであれば、特に限定
されるものではなく、種々の溶媒を使用することがで
き、代表的なものを例記するに止めれば、
【0051】(1)アセトン、メチルエチルケトン、メ
チル−n−プロピルケトン、メチルイソプロピルケト
ン、メチル−n−ブチルケトン、メチルイソブチルケト
ン、メチル−n−アミルケトン、メチル−n−ヘキシル
ケトン、ジエチルケトン、エチル−n−ブチルケトン、
ジ−n−プロピルケトン、ジイソブチルケトン、シクロ
ヘキサノン、ホロン等のケトン系溶媒 (2)エチルエーテル、イソプロピルエーテル、n−ブ
チルエーテル、ジイソアミルエーテル、エチレングリコ
ールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエ
ーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエ
チレングリコール、ジオキサン、テトラヒドロフラン等
のエーテル系溶媒 (3)ギ酸エチル、ギ酸プロピル、ギ酸−n−ブチル、
酢酸エチル、酢酸−n−プロピル、酢酸イソプロピル、
酢酸−nーブチル、酢酸−n−アミル、エチレングリコ
ールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコー
ルモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコー
ルモノメチルエーテルアセテート、ジエチレングリコー
ルモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコー
ルモノメチルエーテルアセテート等のエステル系溶媒を
挙げることができる。
【0052】本発明の熱硬化性樹脂組成物を溶媒混合に
より調製する場合の混合順序は特に限定するものではな
く、例えば全成分を同時に溶媒に溶解して本発明組成物
の溶液を調整してもよいし、必要に応じて各成分を別々
に同一または異種の溶媒に溶解して2つ以上の溶液と
し、これらの溶液を混合して本発明熱硬化性組成物の溶
液を調整してもよい。
【0053】本発明の熱硬化性樹脂組成物溶液の濃度
は、特に限定されるものではなく、使用目的に応じて適
宜選定することができるが、一般的には5〜50重量%
程度を使用する。
【0054】上記のようにして調製した本発明の樹脂組
成物の溶液を基体表面に塗布し、加熱により硬化させる
ことにより所望の塗膜を得ることができる。
【0055】本発明の熱硬化性樹脂組成物の溶液を基体
表面に塗布する方法は特に限定されず、例えばスプレー
法、ロールコート法、回転塗布法など各種の方法を用い
ることができ、本発明の熱硬化性樹脂組成物が回転塗布
法にも適している点は本発明の特徴の一つである
【0056】本発明の熱硬化性樹脂組成物の熱硬化条件
は、樹脂組成物の各成分の種類、配合割合等によって適
宜選択されるが、通常80〜250℃で15分〜10時
間程度である。
【0057】一方、本発明の熱硬化型樹脂組成物は前記
の如く空気中の水分によりカルボキシル基を再生するこ
とから、再生したカルボキシル基とグリシジル基とが反
応する前であれば、炭酸ナトリウムや水酸化ナトリウム
のようなアルカリ水溶液で簡単に可溶化、洗浄すること
もできる。
【0058】そこで、該熱硬化型樹脂組成物をスピンナ
ー等で塗布している最中、あるいは塗布後のセッティン
グ中および100℃以下で数分の予備乾燥中に、ハジ
キ、塗布ムラそして異物等の塗膜欠陥が生じた場合に
は、炭酸ナトリウムや水酸化ナトリウムのようなアルカ
リ水溶液を用いて簡単に可溶化・洗浄することができる
特徴を有している。この特徴により高価な基板等の再利
用が可能となり、資源の有効利用にも寄与することがで
きる。炭酸ナトリウムや水酸化ナトリウムの濃度は適宜
決定すればよく、通常、0.1〜5%の濃度のものを用
い、シャワーリングやディップ法により洗浄する。
【0059】本発明の熱硬化性樹脂組成物は1液型であ
るため、2液型のような主剤と硬化剤との配合や混合さ
らには脱泡等の作業が省かれるために作業性が優れると
共に、密栓状態では長期の貯蔵安定性に優れ、さらに、
100℃以下の予備乾燥等の比較的温和な条件下で処理
した塗布板は、アルカリ水溶液等で容易に洗浄でき、基
板の回収ができる特徴を有している。また、該熱硬化性
組成物から得られる塗膜は、紫外から可視の領域にわた
る広い範囲の波長域において高い光線透過率を有して透
明性に優れているほか、種々の基体に対して優れた接着
性を示す。基体としては、ガラス、金属、プラスチック
等が挙げられる。
【0060】またこの塗膜は平滑、強靱で、耐光性およ
び耐熱性に優れており、特に高温・高真空下における耐
スパッター性に優れ、さらに長期にわたる使用によって
も変色などの変質を起こすこともなく、耐水性、耐溶剤
性および耐汚染性にも優れたもので、かつ硬度の高いも
のである。
【0061】これらの特徴により、本発明の熱硬化性樹
脂組成物により形成される塗膜は、各種物品の基体表面
の保護塗膜として有用であるのみならず、色分離フィル
ターの防染保護層、表面保護層等として極めて好適であ
り、色の鮮明度や明るさに優れ、信頼性の高い色分離フ
ィルターを得ることができる。
【0062】
【実施例】次に実施例によって本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はこれら実施例により限定されるもの
ではない。なお、以下において、部および%は特に断り
のない限り、すべて重量基準であるものとする。
【0063】〔少なくとも1個のカルボキシシラン基を
有するエチレン性不飽和単量体の調整〕 合成例−1 温度計、環流冷却器、攪拌機および窒素ガス導入口を備
えた四つフラスコに、n−ヘキサンの320.0部、メ
タクリル酸の86.0部およびトリエチルアミンの11
1.0部を仕込み、氷水で冷却下、トリメチルクロルシ
ランの120.0部を発熱に注意しながら30℃以下に
保ちながら滴下し、30℃で1時間反応を続けた。その
後、トリエチルアミンの塩酸塩をろ過し、ろ液を減圧脱
溶剤にてn−ヘキサンを除去した後、減圧蒸留にて精製
し、目的とするカルボキシシラン基を有するエチレン性
不飽和単量体を得た。以後このエチレン性不飽和単量体
を〔M−1〕と略記する。
【0064】合成例−2〔同上〕 合成例−1と同様の反応器を用い、n−ヘキサンの30
3.0部、アクリル酸の72.0部およびトリエチルアミ
ン111.0部を仕込み、氷水で冷却下、トリメチルク
ロルシラン120.0部を発熱に注意しながら30℃以
下に保ちながら滴下し、30℃で1時間反応を続けた。
その後の処理は合成例1と同様に行い、目的とするカル
ボキシシラン基を有するエチレン性不飽和単量体を得
た。以後このエチレン性不飽和単量体を〔M−2〕と略
記する。
【0065】〔分子中に少なくとも1個のカルボキシシ
ラン基及び少なくとも1個のグリシジル基を含有する共
重合体の調整〕 製造例−1 合成例−1と同様の反応器に、プロピレングリコールモ
ノメチルエーテルアセテート(以後PGMAcと略記す
る)の100.0部を仕込み、攪拌しながら60℃まで
昇温したのち、エチレン性不飽和単量体〔M−1〕の2
7.0部、メタクリル酸グリシジル(以下GMAと略記
する)の30.0部、スチレン(以下Stと略記する)
の38.0部と2,2′−アゾビス−(2,4−ジメチル
バレロニトリル)(以下ABN−Vと略記する)の6.
0部との混合溶解物を1時間かけて滴下した。滴下後6
0℃にて1時間保持したのち、ABN−Vの0.08部
を加え、さらに同温度で6時間反応させた。得られた樹
脂溶液の不揮発分(150℃、1時間乾燥後の残留樹脂
重量%)は47.6%、ガードナー粘度はP−Qで溶液
の酸価(試料1g中に存在する酸分を規定の方法に基
き、中和するのに要した水酸化カリウムのミリグラム
数)は48、ポリスチレン換算の数平均分子量は110
00であった。以後この共重合体を〔P−1〕と略記す
る。
【0066】製造例−2〔同上〕 製造例−1において、PGMAcの100.0部をジエ
チレングリコールジメチルエーテル(以後DMDGと略
記する)の100.0部に、GMAの30.0部をメタク
リル酸メチルグリシジル(以後M−GMAと略記する)
の32.5部に、Stの38.0部を35.5部に、そし
てABN−Vの6.0部を9.0部に変更した以外は、製
造例1と同様にして、不揮発分が48.2%、ガードナ
ー粘度がF−G、溶液酸価が48、そして数平均分子量
が5000の樹脂溶液を得た。以後この共重合体を〔P
−2〕と略記する。
【0067】製造例−3〔同上〕 製造例−1において、GMAの30.0部をメタクリル
酸3,4−エポキシシクロヘキシル(以後ECHMAと
略記する)40.8部に、Stの38.0部を27.2部
に変更した以外は、製造例1と同様にして、不揮発分が
47.2%、ガードナー粘度がJ−K、溶液酸価が4
9、そして数平均分子量が10000の樹脂溶液を得
た。以後この共重合体を〔P−3〕と略記する。
【0068】製造例−4〔同上〕 製造例−1において、PGMAcの100.0部をジエ
チレングリコールモノエチルエーテルアセテート(以後
EDGAと略記する)の100.0部に、Stの38.0
部をメチルメタクリレート(以後MMAと略記する)3
8.0部に、そしてABN−Vの6.0部を4.0部に変
更した以外は、製造例1と同様にして、不揮発分が4
7.1%、ガードナー粘度がR−S、溶液酸価が48、
そして数平均分子量が20000の樹脂溶液を得た。以
後この共重合体を〔P−4〕と略記する。
【0069】製造例−5〔同上〕 製造例−1において、Stの38.0部をMMAの19.
0部とプラクセルFM−4(ダイセル化学工業株式会社
製ラクトン変性ヒドロキシエチルメタクリレート)の1
9.0部に変更した以外は、製造例1と同様にして、不
揮発分が47.3%、ガードナー粘度がN−O、溶液酸
価が48、そして数平均分子量が10000の樹脂溶液
を得た。以後この共重合体を〔P−5〕と略記する。
【0070】製造例−6〔同上〕 製造例−1において、エチレン性不飽和単量体〔M−
1〕の27.0部をエチレン性不飽和単量体〔M−2〕
の24.6部に、GMAの30.0部を29.6部に、S
tの38.0部を40.8部、そしてABN−Vの6.0
部を5.5部に変更した以外は、製造例1と同様にし
て、不揮発分が47.7%、ガードナー粘度が0−P、
溶液酸価が48、そして数平均分子量が11000の樹
脂溶液を得た。以後この共重合体を〔P−6〕と略記す
る。
【0071】製造例−7〔同上〕 製造例−1において、PGMAcの100.0部をDM
DGの100.0部に、エチレン性不飽和単量体〔M−
1〕の27.0部をエチレン性不飽和単量体〔M−2〕
の24.6部に、GMAの30.0部をECHMAの4
0.8部に、Stの38.0部をMMAの29.6部に、
そしてABN−Vの6.0部を7.0部に変更した以外
は、製造例1と同様にして、不揮発分が47.2%、ガ
ードナー粘度がM−N、溶液酸価が48、そして数平均
分子量が7000の樹脂溶液を得た。以後この共重合体
を〔P−7〕と略記する。
【0072】製造例−8〔同上〕 製造例−1において、エチレン性不飽和単量体〔M−
1〕の27.0部を34.0部に、GMAの30.0部を
36.6部に、Stの38.0部を24.4部、そしてA
BN−Vの6.0部を4.0部に変更した以外は、製造例
1と同様にして、不揮発分が47.0部、ガードナー粘
度がL−M、溶液酸価が60、そして数平均分子量が2
2000の樹脂溶液を得た。以後この共重合体を〔P−
8〕と略記する。
【0073】製造例−9〔同上〕 製造例−1において、エチレン性不飽和単量体〔M−
1〕の27.0部を16.9部に、GMAの30.0部を
18.2部に、そしてStの38.0部を59.9部に変
更した以外は、製造例1と同様にして、不揮発分が4
6.9部、ガードナー粘度がH−L、溶液酸価が30、
そして数平均分子量が9000の樹脂溶液を得た。以後
この共重合体を〔P−9〕と略記する。
【0074】製造例−10〔同上〕 製造例−1において、エチレン性不飽和単量体〔M−
1〕の27.0部を12.0部に、GMAの30.0部を
12.9部に、そしてStの38.0部を70.1部に変
更した以外は、製造例1と同様にして、不揮発分が4
6.7部、ガードナー粘度がI−J、溶液酸価が21、
そして数平均分子量が10000の樹脂溶液を得た。以
後この共重合体を〔P−10〕と略記する。
【0075】製造例−11〔同上〕 製造例−1において、ABN−Vの6部を1.0部に変
更した以外は、製造例1と同様にして、不揮発分が4
7.3部、ガードナー粘度がZ−Z1、溶液酸価が48、
そして数平均分子量が55000の樹脂溶液を得た。以
後この共重合体を〔P−11〕と略記する。
【0076】製造例−12〔同上〕 製造例−1において、ABN−Vの6部を9.5部に変
更した以外は、製造例1と同様にして、不揮発分が4
7.5部、ガードナー粘度がE−F、溶液酸価が48、
そして数平均分子量が4000の樹脂溶液を得た。以後
この共重合体を〔P−11〕と略記する。
【0077】製造例−13〔同上〕 製造例−1において、Stの38.0部をStの19.0
部とγ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン1
9.0部に変更した以外は、製造例1と同様にして、不
揮発分が47.2部、ガードナー粘度がL−M、溶液酸
価が48、そして数平均分子量が10000の樹脂溶液
を得た。以後この共重合体を〔P−13〕と略記する。
【0078】製造例−14〔同上〕 製造例−1において、Stの38.0部をStの37.0
部とヘプタデカフロロデシルメタクリレートの1.0部
に変更した以外は、製造例1と同様にして、不揮発分が
46.9部、ガードナー粘度がH−I、溶液酸価が4
8、そして数平均分子量が9000の樹脂溶液を得た。
以後この共重合体を〔P−14〕と略記する。
【0079】製造例−15〔同上〕 製造例−1において、Stの38.0部をイソボロニル
メタクリレートの38.0部に変更した以外は、製造例
1と同様にして、不揮発分が47.6部、ガードナー粘
度がN−O、溶液酸価が48、そして数平均分子量が1
1000の樹脂溶液を得た。以後この共重合体を〔P−
15〕と略記する。
【0080】製造例−16〔同上〕 製造例−1において、Stの38.0部をベンジルメタ
クリレートの38.0部に変更した以外は、製造例1と
同様にして、不揮発分が47.5部、ガードナー粘度が
M−N、溶液酸価が48、そして数平均分子量が100
00の樹脂溶液を得た。以後この共重合体を〔P−1
6〕と略記する。
【0081】[比較参考用共重合体の調整] 比較参考用製造例−1 製造例−1において、ABN−Vの6部を15.0部に
変更した以外は、製造例1と同様にして、不揮発分が4
7.1部、ガードナー粘度がD−E、溶液酸価が48、
そして数平均分子量が1500の樹脂溶液を得た。以後
この共重合体を〔H−1〕と略記する。
【0082】比較参考用製造例−2 製造例−1において、エチレン性不飽和単量体〔M−
1〕の27.0部をメタクリル酸の16.9部に、GMA
の30.0部を34.5部に、そしてStの38.0部を
43.6に変更した以外は、製造例1と同様にして、反
応させたが60℃で約3時間反応中に増粘し、ゲル化し
た。このゲル化した共重合体を〔H−2〕と略記する。
【0083】実施例−1 製造例−1で得られた共重合体P−1の30.0部をガ
ラス容器に秤取りPGMAcの23.0部とγ−グルシ
ドキシプロピルトリメトキシシランの0.86部とを加
え、均一なるように希釈混合させた。かくして得られた
樹脂溶液の粘度は23mPa・sであった。このもの
を、孔径0.2μmのフィルターでろ過した後、スピン
コーターを用いてガラス板上に回転数1000rpmで
7秒間回転塗布した。塗布後、ガラス板を80℃で2分
間予備乾燥させ、その後230℃の恒温槽中にて30分
間熱処理し塗膜を硬化させた。得られた塗膜は表面が極
めて滑らかであり、膜厚は2.4μmであった。
【0084】以上のようにして作成した塗膜について、
以下の試験を行った。まず、上記の行程において80℃
で2分間予備乾燥した塗膜を、3時間静置した後、40
℃、1重量%の炭酸ナトリウム水溶液中に2分間浸積
し、その後流水で洗浄し、塗膜の剥離・溶解性を観察し
た。その結果、塗膜は完全に剥離・溶解しており、ガラ
ス板には樹脂等は観察されず、アルカリ可溶性が良好で
あることを確認した。
【0085】次に、上記の方法で塗布し硬化させたガラ
ス板の吸収スペクトルを、用いたガラス板そのものを基
準に測定した。350nm〜800nmの全領域におい
て光透過率は95%以上であった。
【0086】次に、上記塗布ガラス板上にITOスパッ
ター装置:ULVAC SH−450[日本真空技術
(株)製]を用い、ターゲットに二酸化珪素/酸化イン
ジュウムが5/95(wt%)を使用して、温度230
℃、真空度10ー5〜10ー6torr.で30分間ス
パッターを行い外観を観察した。その結果、白化やクラ
ック等は観察されず、耐スッパター性が良好であること
を確認した。
【0087】次に、このガラス板に塗布し硬化させた塗
膜の接着性を調べるためにセロハン粘着テープによる剥
離試験を行った。その結果、剥離は全く認められなかっ
た。また、このガラス板を100℃の沸騰水中に10分
間処理したのち、同様にして剥離試験を行ったが、剥離
は認められなかった。
【0088】また、上記ガラス板を40℃の10重量%
塩酸水溶液中に30分間処理したのちの剥離試験でも剥
離は認められなかった。また、上記ガラス板を40℃の
2重量%水酸化ナトリウム水溶液中に30分間処理した
のちの剥離試験でも剥離は認められなかった。また、上
記ガラス板を23℃のNーメチルー2ーピロリドン中で
30分間処理したのちでも、剥離は認められなかった。
【0089】さらに、上記で配合した樹脂溶液を25℃
で密栓1ケ月保存したが、ゲル化せず粘度の変化は初期
の23mPa・sから25mPa・sに上昇しただけで
あった。以上の結果から、本発明の樹脂組成物は貯蔵安
定性に優れ、かつ該樹脂組成物から得られる硬化塗膜は
表面が非常に滑らかで、透明性、耐スパッター性、接着
性、耐水性、耐酸性、耐アルカリ性および耐溶剤性に極
めて優れていることが明かである。
【0090】実施例−2 下掲する如き物質を使用するように変更した以外は実施
例−1と同様の操作を行い樹脂組成物を得た。
【0091】共重合体〔P−2〕の30.0部 γ−グルシドキシプロピルトリメトキシシランの0.8
7部 DMDGの24.0部 を用いて樹脂溶液を調整した。得られた樹脂溶液の粘度
は18mPa・sであった。
【0092】次いで実施例−1と同様にして回転塗布法
によりガラス板上に塗布し、予備乾燥後の塗膜のアルカ
リ可溶性を観察した。一方、硬化後の膜厚は2.5μm
で表面が極めて滑らかな塗膜であった。得られた塗膜に
ついて実施−1と同じ試験を行った結果を表−1に示し
た。
【0093】実施例−3 共重合体〔P−3〕の30.0部 γ−グルシドキシプロピルトリメトキシシランの1.4
部 PGMAcの22.0部 を用いて樹脂溶液を調整した。得られた樹脂溶液の粘度
は21mPa・sであった。
【0094】次いで実施例−1と同様にして回転塗布法
によりガラス板上に塗布し、予備乾燥後の塗膜のアルカ
リ可溶性を観察した。一方、硬化後の膜厚は2.2μm
で表面が極めて滑らかな塗膜であった。得られた塗膜に
ついて実施−1と同じ試験を行った結果を表−1に示し
た。
【0095】実施例−4 共重合体〔P−4〕の30.0部 γ−グルシドキシプロピルトリメトキシシランの0.8
7部 EDGAの22.0部 を用いて樹脂溶液を調整した。得られた樹脂溶液の粘度
は25mPa・sであった。
【0096】次いで実施例−1と同様にして回転塗布法
によりガラス板上に塗布し、予備乾燥後の塗膜のアルカ
リ可溶性を観察した。一方、硬化後の膜厚は2.3μm
で表面が極めて滑らかな塗膜であった。得られた塗膜に
ついて実施−1と同じ試験を行った結果を表−1に示し
た。
【0097】実施例−5 共重合体〔P−5〕の30.0部 γ−グルシドキシプロピルトリメトキシシランの0.5
7部 PGMAcの23.0部 を用いて樹脂溶液を調整した。得られた樹脂溶液の粘度
は22mPa・sであった。
【0098】次いで実施例−1と同様にして回転塗布法
によりガラス板上に塗布し、予備乾燥後の塗膜のアルカ
リ可溶性を観察した。一方、硬化後の膜厚は2.4μm
で表面が極めて滑らかな塗膜であった。得られた塗膜に
ついて実施−1と同じ試験を行った結果を表−1に示し
た。
【0099】実施例−6 共重合体〔P−6〕の30.0部 γ−グルシドキシプロピルトリメトキシシランの0.8
6部 PGMAcの23.0部 を用いて樹脂溶液を調整した。得られた樹脂溶液の粘度
は23mPa・sであった。
【0100】次いで実施例−1と同様にして回転塗布法
によりガラス板上に塗布し、予備乾燥後の塗膜のアルカ
リ可溶性を観察した。一方、硬化後の膜厚は2.2μm
で表面が極めて滑らかな塗膜であった。得られた塗膜に
ついて実施−1と同じ試験を行った結果を表−1に示し
た。
【0101】実施例−7 共重合体〔P−7〕の30.0部 γ−グルシドキシプロピルトリメトキシシランの0.8
5部 DMDGの22.0部 を用いて樹脂溶液を調整した。得られた樹脂溶液の粘度
は19mPa・sであった。
【0102】次いで実施例−1と同様にして回転塗布法
によりガラス板上に塗布し、予備乾燥後の塗膜のアルカ
リ可溶性を観察した。一方、硬化後の膜厚は2.3μm
で表面が極めて滑らかな塗膜であった。得られた塗膜に
ついて実施−1と同じ試験を行った結果を表−1に示し
た。
【0103】実施例−8 共重合体〔P−8〕の30.0部 γ−グルシドキシプロピルトリメトキシシランの0.8
5部 PGMAcの22.0部 を用いて樹脂溶液を調整した。得られた樹脂溶液の粘度
は25mPa・sであった。
【0104】次いで実施例−1と同様にして回転塗布法
によりガラス板上に塗布し、予備乾燥後の塗膜のアルカ
リ可溶性を観察した。一方、硬化後の膜厚は2.3μm
で表面が極めて滑らかな塗膜であった。得られた塗膜に
ついて実施−1と同じ試験を行った結果を表−1に示し
た。
【0105】実施例−9 共重合体〔P−9〕の30.0部 γ−グルシドキシプロピルトリメトキシシランの0.8
7部 PGMAcの22.0部 を用いて樹脂溶液を調整した。得られた樹脂溶液の粘度
は20mPa・sであった。
【0106】次いで実施例−1と同様にして回転塗布法
によりガラス板上に塗布し、予備乾燥後の塗膜のアルカ
リ可溶性を観察した。一方、硬化後の膜厚は2.2μm
で表面が極めて滑らかな塗膜であった。得られた塗膜に
ついて実施−1と同じ試験を行った結果を表−1に示し
た。
【0107】実施例−10 共重合体〔P−10〕の30.0部 γ−グルシドキシプロピルトリメトキシシランの0.8
7部 PGMAcの22.0部 を用いて樹脂溶液を調整した。得られた樹脂溶液の粘度
は22mPa・sであった。
【0108】次いで実施例−1と同様にして回転塗布法
によりガラス板上に塗布し、予備乾燥後の塗膜のアルカ
リ可溶性を観察した。一方、硬化後の膜厚は2.4μm
で表面が極めて滑らかな塗膜であった。得られた塗膜に
ついて実施−1と同じ試験を行った結果を表−1に示し
た。
【0109】実施例−11 共重合体〔P−11〕の30.0部 γ−グルシドキシプロピルトリメトキシシランの0.8
7部 PGMAcの23.0部 を用いて樹脂溶液を調整した。得られた樹脂溶液の粘度
は35mPa・sであった。
【0110】次いで実施例−1と同様にして回転塗布法
によりガラス板上に塗布し、予備乾燥後の塗膜のアルカ
リ可溶性を観察した。一方、硬化後の膜厚は3.6μm
で表面に塗布ムラが観察された。得られた塗膜について
実施−1と同じ試験を行った結果を表−1に示した。
【0111】実施例−12 共重合体〔P−12〕の30.0部 γ−グルシドキシプロピルトリメトキシシランの0.8
6部 PGMAcの23.0部 を用いて樹脂溶液を調整した。得られた樹脂溶液の粘度
は17mPa・sであった。
【0112】次いで実施例−1と同様にして回転塗布法
によりガラス板上に塗布し、予備乾燥後の塗膜のアルカ
リ可溶性を観察した。一方、硬化後の膜厚は2.0μm
で表面が極めて滑らかな塗膜であった。得られた塗膜に
ついて実施−1と同じ試験を行った結果を表−1に示し
た。
【0113】実施例−13 共重合体〔P−13〕の30.0部 γ−グルシドキシプロピルトリメトキシシランの0.8
6部 PGMAcの23.0部 を用いて樹脂溶液を調整した。得られた樹脂溶液の粘度
は17mPa・sであった。
【0114】次いで実施例−1と同様にして回転塗布法
によりガラス板上に塗布し、予備乾燥後の塗膜のアルカ
リ可溶性を観察した。一方、硬化後の膜厚は2.0μm
で表面が極めて滑らかな塗膜であった。得られた塗膜に
ついて実施−1と同じ試験を行った結果を表−1に示し
た。
【0115】比較例−1 共重合体〔H−1〕の30.0部 γ−グルシドキシプロピルトリメトキシシランの0.8
7部 PGMAcの22.0部 を用いて樹脂溶液を調整した。得られた樹脂溶液の粘度
は14mPa・sであった。
【0116】次いで実施例−1と同様にして回転塗布法
によりガラス板上に塗布し、予備乾燥後の塗膜のアルカ
リ可溶性を観察した。一方、硬化後の膜厚は2.0μm
で表面が極めて滑らかな塗膜であった。得られた塗膜に
ついて実施−1と同じ試験を行った結果を表−1に示し
た。
【0117】比較例−2 共重合体〔H−2〕は重合中にゲル化したため配合・試
験できなかった。
【0118】
【表1】
【0119】
【発明の効果】本発明は、特に予備乾燥後のアルカリ洗
浄性を有し、耐スパッタ性に優れ、かつ優れた耐熱性、
透明性、接着性、耐水性、耐アルカリ性、耐溶剤性を有
し、塗装作業性や表面平滑性にも優れた硬化塗膜が容易
に作成可能な、貯蔵安定性に優れた1液型熱硬化性樹脂
組成物を提供できる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】分子中に少なくとも1個のカルボキシシラ
    ン基及び少なくとも1個のグリシジル基を含有する数平
    均分子量が2000を越える共重合体を含んでなる熱硬
    化性樹脂組成物。
  2. 【請求項2】さらにカップリング剤を含んでなる請求項
    1記載の組成物。
  3. 【請求項3】共重合体が、少なくとも1個のカルボキシ
    シラン基を有するエチレン性不飽和単量体と、グリシジ
    ル基含有エチレン性不飽和単量体とを共重合してなる請
    求項1又は2記載の組成物。
  4. 【請求項4】共重合体が、カルボキシシラン基を有する
    エチレン性不飽和単量体と、グリシジル基含有エチレン
    性不飽和単量体とが単量体全体に対し20重量%以上含
    有する請求項1〜3のいずれか1項記載の組成物。
  5. 【請求項5】カップリング剤が、共重合体100重量部
    当たり0.1〜30重量部含んでなる請求項2〜4のい
    ずれか1項記載の組成物。
JP10235548A 1998-03-27 1998-08-21 熱硬化性樹脂組成物 Pending JPH11335510A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011068901A (ja) * 2010-11-24 2011-04-07 Dainippon Printing Co Ltd 透明保護膜用熱硬化樹脂組成物、透明保護膜及びカラーフィルタ

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