JPH11335425A - 樹脂、耐熱塗料及び該塗料を用いた熱転写シ―ト - Google Patents

樹脂、耐熱塗料及び該塗料を用いた熱転写シ―ト

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JPH11335425A
JPH11335425A JP11082047A JP8204799A JPH11335425A JP H11335425 A JPH11335425 A JP H11335425A JP 11082047 A JP11082047 A JP 11082047A JP 8204799 A JP8204799 A JP 8204799A JP H11335425 A JPH11335425 A JP H11335425A
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典克 小野
Minoru Azagami
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱転写シート等の基材に、優れた耐熱性、被
膜性、柔軟性、スリップ性、サーマルヘッドの走行性及
び背面の汚染防止性等を与えることができる樹脂、該樹
脂を含む耐熱塗料及び該塗料を用いた熱転写シートを提
供すること。 【解決手段】 特定の構造式で表されることを特徴とす
るウレタン変性アクリル系樹脂、該樹脂を含む耐熱塗料
及び該塗料を用いた熱転写シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は樹脂、耐熱塗料及び
該塗料を用いた熱転写シートに関し、更に詳しくは耐熱
性及び柔軟性を同時に有する被膜形成が可能であるウレ
タン変性アクリル樹脂、該樹脂を含む耐熱塗料及び該塗
料を用いた熱転写シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、各種プラスチックフイルム、シー
ト、樹脂成形体の表面の保護のために、所謂プラスチッ
ク塗料が知られている。プラスチックフイルムの1つの
用途として熱転写シートがある。以下本発明の樹脂及び
塗料の用途の1例として熱転写シートを挙げて本発明を
説明する。該熱転写シートとしては、ポリエステルフイ
ルム等の一方の面に昇華性染料とバインダーとからなる
染料層を設けた昇華型熱転写シートと、該染料層の代わ
りに顔料とワックスとからなるインキ層を設けた熱溶融
型の熱転写シートが知られている。これらの熱転写シー
トはその背面からサーマルヘッドによって画像状に加熱
され、染料層の染料又はインキ層を被転写材に転写させ
画像を形成するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記熱転写シートによ
りサーマルヘッドで画像形成を行う場合、基材フイルム
がポリエステルフイルム等の熱可塑性フイルムである場
合には、サーマルヘッドの熱によってサーマルヘッドが
基材フイルムに融着して画像形成が困難であるという問
題がある。このような問題を解決する方法として、耐熱
性のある材料からなる耐熱滑性層を形成することが種々
提案されている。従来の優れた耐熱滑性層は、水酸基を
含有する熱可塑性樹脂とポリイソシアネートとからなる
架橋硬化した耐熱滑性層である。
【0004】上記のポリイソシアネートを架橋剤として
使用して耐熱滑性層を形成する方法は、通常の耐熱性の
ある熱可塑性樹脂から形成した耐熱滑性層に比べて、耐
熱性等の諸物性に優れているが、上記ポリイソシアネー
トを使用する方法では、ポリイソシアネートによる架橋
を十分にするために熟成処理(例えば、60℃のオーブ
ン中に5日間保持等)が要求され、熱転写シートの生産
計画、熟成中の熱転写シートの保管場所の確保等に問題
がある。又、これらの熱転写シートはロール状に巻かれ
て保管されるので、熱転写シートの色材層面とその裏面
が接するために、背面層側へ染料層又はインキ層の着色
剤が転移するという問題もある。
【0005】又、通常の紫外線及び電子線等の電離放射
線硬化性樹脂(エポキシ(メタ)アクリレート、ウレタ
ン(メタ)アクリレート、ポリエステル(メタ)アクリ
レート等)を用いて耐熱滑性層を形成した場合には、耐
熱滑性層の架橋密度が低いと耐熱性が劣り、一方、架橋
密度が高いと形成される層の柔軟性が劣るという欠点が
ある。又、上記と同様な理由で背面層側へ染料層又はイ
ンキ層の着色剤が転移するという問題もある。従って、
本発明の目的は、熱転写シート等の基材として用いられ
るプラスチックフイルム等に、優れた耐熱性、被膜性、
柔軟性、スリップ性、サーマルヘッドの走行性及び背面
の汚染防止性等を与えることができる樹脂、該樹脂を含
む耐熱塗料及び該塗料を用いた熱転写シートを提供する
ことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は以下の本発明
によって達成される。即ち、本発明は、下記構造式で表
されることを特徴とするウレタン変性アクリル系樹脂、
該樹脂を含む耐熱塗料及び該塗料を用いた熱転写シート
である。 (式中、Zは滑性付与基を表わし、6個のR1は夫々互
いに独立して水素原子又はメチル基を表わし、R2はC1
〜C16の炭化水素基を表わし、X及びYは直鎖状又は分
岐鎖状のアルキレン基を表わす。l(エル)とmとnと
o(オー)とpの合計を100とした場合に、lは20
〜90、mは5〜80、nは0〜50、oは10〜8
0、pは0〜40の整数である。)
【0007】本発明によれば、熱転写シート等のプラス
チックフイルム等に、優れた耐熱性、被膜性、柔軟性、
スリップ性、サーマルヘッドの走行性及び背面の汚染防
止性等を与えることができる耐熱性樹脂を提供すること
ができる。特に、熱転写シートの耐熱滑性層の形成にお
いては、形成される被膜の硬化手段として紫外線や電子
線等の電離放射線が使用できるために、層を形成した後
の熟成処理は不要となり、染料層やインク層からの着色
剤による背面の汚染がない耐熱滑性層を形成することが
できる。
【0008】
【発明の実施の形態】次に好ましい実施の形態を挙げて
本発明を更に詳しく説明する。本発明の耐熱性ウレタン
変性アクリル系樹脂は、メタクリル酸メチル20〜90
モルとステアリルアクリレート等の滑性付与基を有する
ビニルモノマー5〜80モルとメタクリル酸0〜50モ
ルと2−ヒドロキシエチルメタクリレート10〜80モ
ルを共重合して得られるアクリル共重合体であって、該
共重合体中に存在している水酸基にメタクリロイルオキ
シエチルイソシアネート(2−イソシアネートエチルメ
タクリレート)を反応させて得られる樹脂である。
【0009】従って、上記メタクリロイルオキシエチル
イソシアネートが、共重合体中に存在している全ての水
酸基に反応している必要はなく、共重合体中の2−ヒド
ロキシエチルメタクリレート単位の水酸基の少なくとも
10モル%以上、好ましくは50モル%以上がメタクリ
ロイルオキシエチルイソシアネートと反応していればよ
い。上記の2−ヒドロキシエチルメタクリレートに代え
て又は併用して、N−メチロールアクリルアミド、N−
メチロールメタクリルアミド、2−ヒドロキシエチルア
クリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、2
−ヒドロキシプロピルメタクリレート、4−ヒドロキシ
ブチルアクリレート、4−ヒドロキシブチルメタクリレ
ート等の水酸基を有するモノマーも使用することができ
る。
【0010】以上の如く、従来の水酸基含有アクリル樹
脂中に存在している水酸基を利用して、分子中に多数の
メタクリロイル基を導入したウレタン変性アクリル系樹
脂によって、例えば、熱転写シートの耐熱滑性層を形成
する場合には、硬化手段として紫外線や電子線等の電離
放射線が使用できるために、層を形成した後の熟成処理
は不要となり、しかも高架橋密度でありながら柔軟性及
び耐熱性に優れた耐熱滑性層を形成することができる。
しかもこれらの共重合体は側鎖に滑性付与基を有してい
るので、耐熱性層を形成した場合に、外層は滑性を帯び
ており、従って熱転写シートをロール状に巻いて保管し
ておいても、この層の面に染料層やインキ層が接触して
もこれらの層の染料やインキが付着或は移行することが
なく、背面層が着色剤によって汚染されるという問題が
解決されている。
【0011】上記のウレタン変性アクリル系樹脂は、前
記共重合体を溶解可能な溶剤、例えば、ケトン、セロソ
ルブ、DMSO等に溶解させ、この溶液を撹拌しなが
ら、メタクリロイルオキシエチルイソシアネートを滴下
及び反応させることにより、イソシアネート基がアクリ
ル樹脂の水酸基と反応してウレタン結合を生じ、該ウレ
タン結合を介して樹脂中にメタリロイル基を導入するこ
とができる。この際使用するメタクリロイルオキシエチ
ルイソシアネートの使用量は、アクリル樹脂の水酸基と
イソシアネート基との比率で水酸基1モル当たりイソシ
アネート基0.1〜5モル、好ましくは0.5〜3モル
の範囲になる量である。尚、上記樹脂中の水酸基当量以
上のメタクリロイルオキシエチルイソシアネートを使用
する場合には、このメタクリロイルオキシエチルイソシ
アネートは樹脂中のカルボキシル基とも反応して−CO
NH−CH2CH2−の連結を生じることもあり得る。
【0012】以上の例は、前記構造式において、全ての
及びRがメチル基であり、X及びYがエチレン基
である場合であるが、本発明は、これらに限定されず、
6個のRは夫々独立して水素原子又はメチル基であっ
てもよく、更にRの具体例としては、例えば、メチル
基、エチル基、n−又はiso−プロピル基、n−、i
so−又はtert−ブチル基、置換又は未置換のフェ
ニル基、置換又は未置換のベンジル基等が挙げられ、X
及びYの具体例としては、エチレン基、プロピレン基、
ジエチレン基、ジプロピレン基等が挙げられる。このよ
うにして得られる本発明で使用するウレタン変性アクリ
ル系樹脂は全体の分子量としては、GPCで測定した、
標準ポリスチレン換算の分子量で1万〜20万、更に2
〜4万であることがより好ましい。尚、上記の滑性付与
基としては、例えば、ラウリル基、ステアリル基等の長
鎖アルキル基、プロピルトリメトキシシラン基、メトキ
シシラン基等の珪素含有基、トリフロロエチル基、ヘプ
タデカフルオロデシル基等のフルオロアルキル基等が挙
げられる。これらの基を有するビニルモノマーとして
は、ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル(メ
タ)アクリレート、γ−(メタ)アクリロキシプロピル
トリメトキシシラン、トリフルオロメチルビニルエーテ
ル、トリフルオロエチル(メタ)アクリレート等である
ことが好ましい。
【0013】次に本発明のウレタン変性アクリル系樹脂
の製造例を示す。 製造例1(AP−175) 冷却器、滴下ロート及び温度計付きの2リットルの四つ
口フラスコに、プロピレングリコールモノメチルエーテ
ルアセテート40g及びメチルエチルケトン(MEK)
40gを仕込み、2−ヒドロキシエチルメタクリレート
(HEMA)22.4g、メチルメタクリレート(MM
A)57.85g、メタクリル酸(MAA)7.4g、
ステアリルアクリレート(STA)16.2g、プロピ
レングリコールモノメチルエーテルアセテート30g及
びMEK30gの混合液を滴下ロートを経て、約2時間
かけて滴下させながら100〜110℃の温度下で8時
間反応させた後、室温まで冷却した。これに、2−イソ
シアネートエチルメタクリレート(昭和電工製、カレン
ズMOI)27.8g、プロピレングリコールモノメチ
ルエーテルアセテート30g及びMEK30gの混合液
を加えて付加反応させた。反応生成物のIR分析により
2200cm-1の吸収ピークの消失を確認し反応を終了
した。
【0014】製造例2(AP−175A) 冷却器、滴下ロート及び温度計付きの2リットルの四つ
口フラスコに、プロピレングリコールモノメチルエーテ
ルアセテート40g及びMEK40gを仕込み、HEM
A22.4g、MMA57.85g、MAA7.4g、
ラウリルメタクリレート(LAM)12.7g、プロピ
レングリコールモノメチルエーテルアセテート30g及
びMEK30gの混合液を滴下ロートを経て、約2時間
かけて滴下させながら100〜110℃の温度下で8時
間反応させた後、室温まで冷却した。これに、2−イソ
シアネートエチルメタクリレート(昭和電工製、カレン
ズMOI)27.8g、プロピレングリコールモノメチ
ルエーテルアセテート30g及びMEK30gの混合液
を加えて付加反応させた。反応生成物のIR分析により
2200cm-1の吸収ピークの消失を確認し反応を終了
した。
【0015】製造例3(AP−175B) 冷却器、滴下ロート及び温度計付きの2リットルの四つ
口フラスコに、プロピレングリコールモノメチルエーテ
ルアセテート40g及びMEK40gを仕込み、HEM
A22.4g、MMA57.85g、MAA7.4g、
γ−メタクリロキシプロピルメトキシシラン(γ−MP
MS)8.65g、プロピレングリコールモノメチルエ
ーテルアセテート30g及びMEK30gの混合液を滴
下ロートを経て、約2時間かけて滴下させながら100
〜110℃の温度下で8時間反応させた後、室温まで冷
却した。これに、2−イソシアネートエチルメタクリレ
ート(昭和電工製、カレンズMOI)27.8g、プロ
ピレングリコールモノメチルエーテルアセテート30g
及びMEK30gの混合液を加えて付加反応させた。反
応生成物のIR分析により2200cm-1の吸収ピーク
の消失を確認し反応を終了した。以上で得られた本発明
のウレタン変性アクリル系樹脂のモノマー組成を表1
に、該樹脂の物性値を表2に示す。
【0016】
【0017】
【0018】本発明の耐熱塗料は、上記本発明のウレタ
ン変性アクリル系樹脂を被膜形成成分として、適当な有
機溶剤に溶解してなることを特徴とする。使用する有機
溶剤としては、上記したようなウレタン変性アクリル系
樹脂を溶解する有機溶剤であれば何れでもよいが、塗工
性や乾燥性を考慮すると、トルエン、キシレン等の芳香
族系溶剤、アセトン、MEK、メチルイソブチルケト
ン、シクロヘキサノン等のケトン系溶剤、メチルセロソ
ルブ、エチルセロソルブ等のセロソルブ系有機溶剤等が
挙げられ、特にこれらの溶剤からなる混合系溶剤が好ま
しく使用される。
【0019】上記塗料における前記ウレタン変性アクリ
ル系樹脂の固形分濃度は特に限定されないが、一般的に
は重量基準で約1〜50重量%の濃度が好ましい。本発
明の耐熱塗料は、その用途に従って各種の添加剤を含有
することができる。これらの添加剤は形成される被膜に
滑性、帯電防止性、更なる耐熱性等を付与する等の目的
で使用される。これらの添加剤については以下の熱転写
シートへの応用を代表例として更に詳しく説明する。以
上の本発明のウレタン変性アクリル系樹脂及び耐熱塗料
の使用方法を、熱転写シートの耐熱滑性層の形成に応用
する例を挙げて更に詳しく説明する。
【0020】熱転写シートで使用する基材シートとして
は、従来公知のある程度の耐熱性と強度を有するもので
あればいずれのものでもよく、例えば、0.5〜50μ
m、好ましくは2〜10μm程度の厚さの紙、各種加工
紙、ポリエステルフイルム、ポリスチレンフイルム、ポ
リプロピレンフイルム、アラミドフイルム、ポリカーボ
ネートフイルム、ポリビニルアルコールフイルム、セロ
ファン等であり、特に好ましいものはポリエステルフイ
ルムである。これらの基材シートは枚葉式であってもよ
いし、連続フイルムであってもよく特に限定されない。
これらの中で特に好ましいものはポリエチレンテレフタ
レートフイルムであり、又、必要に応じて該フイルムの
一方の面又は両面に夫々プライマー層や接着層を形成す
ることも好ましい。
【0021】本発明では、必要に応じて上記のプライマ
ー層や接着剤層を介して基材フイルムの表面に、前記耐
熱塗料を用いて耐熱滑性層を形成する。又、本発明では
上記の材料から耐熱滑性層を形成するに当たり、耐熱滑
性層のスリップ性を更に向上させる目的で、特にシリル
イソシアネート化合物又はそれらの縮合物、シラノール
変性シリコンオイル、燐酸エステル化合物及び少なくと
も1個のフリーのイソシアネート基を有するイソシアネ
ート変性シリコン化合物及びシリコン変性樹脂から選ば
れる少なくとも1種を前記耐熱塗料に添加して使用する
ことが好ましい。
【0022】これらのシリルイソシアネート化合物とし
ては、アルキルシリルイソシアネート系化合物:Rn
i(NCO)4-n、アルコキシシランイソシアネート系
化合物:(RO)nSi(NCO)4-n、及びテトライソ
シアネート系化合物:Si(NCO)4の3系列のシリ
ルイソシアネート化合物が挙げられる。これらの化合物
は、商品名「オルガチック−SI」で松本製薬工業から
入手して使用することができる。
【0023】これらのシリルイソシアネート化合物の具
体例としては、例えば、テトライソシアナトシラン〔S
i(NCO)4〕、メチルシリルトリイソシアネート
〔CH3 Si(NCO)3〕、フェニルシリルトリイソシ
アネート〔C65Si(NCO)3〕、ジメチルシリル
ジイソシアネート〔(CH32Si(NCO)2〕、ジ
フェニルシリルジイソシアネート〔(C652Si
(NCO)2〕、エチルシリルトリイソシアネート〔C
3CH2Si(NCO)3〕等が挙げられ、これらは一
般式RnSi(NCO)4-n(n=0、1、2、R=CH
3―、CH3CH2−、C65−等)で表される。
【0024】これらのシリルイソシアネート化合物は、
前記本発明のウレタン変性アクリル樹脂100重量部に
対して約1〜100重量部、好ましくは5〜50重量部
の範囲で使用する。これらのシリルイソシアネート化合
物は、形成される被膜の樹脂成分を架橋させるととも
に、基材フイルムに対する被膜の密着性を向上させ、更
に形成される被膜の滑性も向上させる作用がある。
【0025】又、形成される耐熱滑性層の滑性を向上さ
せる目的で、前記シリルイソシアネートとともにシラノ
ール変性シリコンオイルを併用することが好ましい。こ
のシラノール変性シリコンオイルは、下記式Aのように
分子の両末端に水酸基を有するジメチルシリコンオイ
ル、 下記式Bのように分子片末端に水酸基を有するジメチル
シリコンオイル、
【0026】下記式Cのように分子の末端に複数の水酸
基を有するジメチルシリコンオイル、 及び下記式Dのように分子の側鎖に複数の水酸基を有す
るジメチルシリコンオイル等のシラノール基含有シリコ
ンオイルが挙げられる。 上記式におけるn及びmは1以上の整数である。
【0027】これらのシラノール基含有シリコンオイル
は、前記本発明のウレタン変性アクリル樹脂100重量
部に対して約0.1〜20重量部、好ましくは0.5〜
10重量部の範囲で使用する。これらのシラノール基含
有シリコンオイルは、形成される被膜の被膜形成成分と
なるとともに、前記アクリル樹脂及び前記シリルイソシ
アネート化合物とも反応してブリードアウトしない滑剤
として被膜の滑性を向上させる作用がある。
【0028】上記のシリルイソシアネートとシラノール
基含有シリコンオイルの加水分解及び縮合触媒成分とし
て燐酸エステルを使用することが望ましい。燐酸エステ
ルは、特に、エチルアシッドホスフェート、プロピルア
シッドホスフェート、ブチルアシッドホスフェート、オ
クチルアシッドホスフェート、トリデシルアシッドホス
フェート等であり、一般式(RO) 2P=O(OH)、
ROP=O(OH) 2(R=−C 2 5、−C 3 7、−C 4
9、−C 8 17、−C 13 27等)で表されるもので、酸
性の燐酸エステルが好ましい。これらの酸性燐酸エステ
ルは、前記本発明のウレタン変性アクリル樹脂100重
量部に対して約0.05〜50重量部、好ましくは1〜
20重量部の範囲で使用する。
【0029】本発明において特に好ましい態様は、前記
シリルイソシアネートに対して、前記シラノール変性シ
リコンオイル及び/又は酸性燐酸エステルを併用する態
様であって、特に上記3者を併用することが好ましい。
併用する場合のこれらの成分の比率は、前記ウレタン変
性アクリル樹脂に対する使用割合に相当する。これらの
3成分を併用する場合には、これらの3成分を適当な溶
剤、例えば、イソシアネート基に対して不活性である、
エステル系、ケトン系、エーテル系、脂肪族系、塩素化
脂肪族系等の溶剤に約5〜30重量%程度の濃度に溶解
して使用することが好ましい。このような3成分を含む
溶液の濃度は約2.5〜25.0重量部であり、該溶液
は前記本発明のウレタン変性アクリル樹脂100重量部
に対して約50〜800重量部、好ましくは100〜6
50重量部の範囲で使用する。
【0030】又、本発明の別の好ましい実施形態では、
上記の如き滑剤に代えて、或いは併用してシロキサン変
性有機ポリイソシアネートを用いることができる。この
イソシアネート変性有機ポリイソシアネートは、例え
ば、トルエン−2,4−ジイソシアネート、4−メトキ
シ−1,3−フェニレンジイソシアネート等の公知のポ
リイソシアネートと、アミノ変性シリコンオイル、エポ
キシ変性シリコンオイル、アルコール変性シリコンオイ
ル、メルカプト変性シリコンオイル、カルボキシル変性
シリコンオイル等の如き反応性シリコンオイルとを、フ
リーのイソシアネート基が少なくとも1個残るように反
応させて得られる化合物である。このような化合物は、
例えば、大日精化工業株式会社から商品名「ダイアロマ
ーSP−901」等として入手して本発明で使用するこ
とができる。又、該化合物は特開平9−118084号
公報に記載の方法で製造し且つ本発明で使用することが
できる。
【0031】これらのシロキサン変性有機ポリイソシア
ネートは、前記本発明のウレタン変性アクリル樹脂10
0重量部に対して約1〜300重量部、好ましくは10
〜150重量部の範囲で使用することができる。これら
のシロキサン変性有機ポリイソシアネートは、形成され
る被膜の樹脂成分を架橋させるとともに、染料等に対す
る防汚性や基材フィルムに対する被膜の密着性を向上さ
せ、形成される被膜の滑性を向上させる作用がある。
【0032】上記の材料の他にも耐熱滑性層のスリップ
性を更に向上させる目的で、ワックス、高級脂肪酸アミ
ド、界面活性剤、硫酸エステル、脂肪酸エステル等のエ
ステル類等の熱離型剤や、シリコン或いはフッ素樹脂の
ような有機微粒子、シリカ、クレー、タルク、炭酸カル
シウム等の無機微粒子等を含有することも出来る。特
に、シリコン等の有機微粒子は、サーマルヘッド印加時
における熱転写シートの走行性を安定化させることがで
きるために好ましい。
【0033】又、界面活性剤としては、ステアリル硫酸
ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ミリスチル硫酸
ナトリウム、ステアリン酸ナトリウム、ラウリン酸ナト
リウム、ミリスチン酸ナトリウム、ステアリルスルホン
酸ナトリウム、ラウリルスルホン酸ナトリウム、ジオク
チルスルホコハク酸ナトリウム等の陰イオン界面活性
剤、ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド、ラ
ウリルピリジニウムクロライド等の陽イオン界面活性剤
が挙げられ、中でも特に固体の界面活性剤は、常温で固
体のためにベタツキがなく、ブロッキングや裏移りが防
止でき、それでいて、サーマルヘッドとの接触時にのみ
表面にブリードアウトして、効果的に表面に滑り性を付
与できるために好ましい。
【0034】又、前記シリコンオイルの他にも、アミノ
基、エポキシ基、カルボキシル基、カルビノール基、
(メタ)アクリル基、メルカプト基、フェノール基、ポ
リエーテル基等の反応性有機基やポリエーテル基、メチ
ルスチリル基、アルキル基、高級脂肪酸エステル基、ア
ルコキシ基等の非反応性有機基をポリシロキサンの側
鎖、両末端、片末端のいずれか/又は複数の部位に導入
した各種のシリコンオイルを必要に応じて用いることが
できる。
【0035】更に耐熱層の滑性を更に向上させるため
に、各種のシリコン変性樹脂も単独で或いは前記の各種
の滑剤と併用することができる。このようなシリコン変
性樹脂は、シリコンオイルによってポリウレタン樹脂、
アクリル樹脂、ポリエステル樹脂等を変性或いは反応性
シリコンオイルと各樹脂の原料とを共重合したものであ
って、例えば、新中村化学(商品名UVR−8等)、大
日精化工業(商品名ダイアロマーSP−2420等)、
東亜合成(商品名XS−4500等)等から入手して本
発明で使用することができる。これらのシリコン系化合
物は、前記本発明のウレタン変性アクリル樹脂100重
量部に対して約0.05〜100重量部、好ましくは1
〜50重量部の範囲で使用することができる。
【0036】又、最終的に得られる熱転写シートの帯電
を防止するために、カーボンブラック、酸化スズ、酸化
チタン等の金属酸化物、各種金属アルコキシド、ITO
粉末等の導電性フィラーやポリアニリン、ポリチオフェ
ン、ポリピロール等の有機導電性材料を包含することが
できる。更に得られる耐熱滑性層の柔軟性や架橋密度を
調整するために、通常の熱可塑性樹脂やアクリル系、そ
の他の単官能又は多官能のモノマー、オリゴマー等を包
含させることができる。
【0037】例えば、単官能ではテトラヒドロフルフリ
ル(メタ)アクリレート、ヒドロキシエチル(メタ)ア
クリレート、ビニルピロリドン、(メタ)アクリロイル
オキシエチルサクシネート、(メタ)アクリロイルオキ
シエチルフタレート等のモノ(メタ)アクリレート、2
官能以上では、骨格構造で分類するとポリオール(メ
タ)アクリレート(エポキシ変性ポリオール(メタ)ア
クリレート、ラクトン変性ポリオール(メタ)アクリレ
ート等)、ポリエステル(メタ)アクリレート、エポキ
シ(メタ)アクリレート、ウレタン(メタ)アクリレー
ト、その他ポリブタジエン系、イソシアヌール酸系、ヒ
ダントイン系、メラミン系、リン酸系、イミド系、フォ
スファゼン系等の骨格を有するポリ(メタ)アクリレー
トであり、紫外線、電子線硬化性である様々なモノマ
ー、オリゴマー、ポリマーが利用できる。
【0038】更に得られる耐熱滑性層の柔軟性や架橋密
度を調整するために、通常の熱可塑性樹脂やアクリル
系、その他の単官能又は多官能のモノマー、オリゴマー
等を包含させることができる。例えば、単官能ではテト
ラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、ヒドロキシ
エチル(メタ)アクリレート、ビニルピロリドン、(メ
タ)アクリロイルオキシエチルサクシネート、(メタ)
アクリロイルオキシエチルフタレート等のモノ(メタ)
アクリレート、2官能以上では、骨格構造で分類すると
ポリオール(メタ)アクリレート(エポキシ変性ポリオ
ール(メタ)アクリレート、ラクトン変性ポリオール
(メタ)アクリレート等)、ポリエステル(メタ)アク
リレート、エポキシ(メタ)アクリレート、ウレタン
(メタ)アクリレート、その他ポリブタジエン系、イソ
シアヌール酸系、ヒダントイン系、メラミン系、リン酸
系、イミド系、フォスファゼン系等の骨格を有するポリ
(メタ)アクリレートであり、紫外線、電子線硬化性で
ある様々なモノマー、オリゴマー、ポリマーが利用でき
る。
【0039】更に詳しく述べると、2官能のモノマー、
オリゴマーとしてはポリエチレングリコールジ(メタ)
アクリレート、ポリプロピレングリコールジ(メタ)ア
クリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリ
レート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレ
ート等、3官能のモノマー、オリゴマー、ポリマーとし
てはトリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレー
ト、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、
脂肪族トリ(メタ)アクリレート等、4官能のモノマ
ー、オリゴマーとしてはペンタエリスリトールテトラ
(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンテト
ラ(メタ)アクリレート、脂肪族テトラ(メタ)アクリ
レート等が挙げられ、5官能以上のモノマー、オリゴマ
ーとしてはジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アク
リレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アク
リレート等の他、ポリエステル骨格、ウレタン骨格、フ
ォスファゼン骨格を有する(メタ)アクリレート等が挙
げられる。官能基数は特に限定されるものではないが、
官能基数が3より小さいと耐熱性が低下する傾向があ
り、又、20以上では柔軟性が低下する傾向があるた
め、特に官能基数が3〜20のものが好ましい。
【0040】耐熱滑性層を形成するには、上記の如き材
料をアセトン、MEK、トルエン、キシレン等の適当な
溶剤中に溶解又は分散させて塗工液を調製し、この塗工
液をグラビアコーター、ロールコーター、ワイヤーバー
等の慣用の塗工手段により塗工及び乾燥し、次いで紫外
線や電子線等の電離放射線を照射して架橋成膜処理する
ことによって形成される。その塗工量即ち耐熱滑性層の
厚みも重要であって、本発明では固形分基準で2.0g
/m2以下、好ましくは0.1〜1.0g/m2の厚みで
充分な性能を有する耐熱滑性層を形成することができ
る。厚みが0.1g/m2未満では耐熱滑性層としての
性能が不十分であり、一方、厚みが2.0g/m2を超
えると、サーマルヘッドから色材層への熱伝導性が低下
するので好ましくない。
【0041】上記基材シートの一方の面に形成する色材
層としては、昇華型熱転写シートの場合には昇華性の染
料を含む層を形成し、一方、熱溶融型の熱転写シートの
場合には顔料で着色したワックスインキ層を形成する。
以下昇華型熱転写シートの場合を代表例として説明する
が、本発明は昇華型熱転写シートにのみ限定されるもの
ではない。
【0042】染料層に使用する染料としては、従来公知
の熱転写シートに使用されている染料はいずれも本発明
に有効に使用可能であり特に限定されていない。例え
ば、幾つかの好ましい染料としては、赤色染料として、
MS Red G、Macrolex Red Violet R、CeresRed7B、Samar
on Red HBSL、Resolin Red F3BS等が挙げられ、又、黄
色の染料としては、ホロンブリリアントイエロー6G
L、PTY−52、マクロレックスイエロー6G等が挙
げられ、又、青色染料としては、カヤセットブルー71
4、ワクソリンブルーAP−FW、ホロンブリリアント
ブルーS−R、MSブルー100等が挙げられる。
【0043】上記の如き染料を担持するためのバインダ
ー樹脂として好ましいものを例示すれば、エチルセルロ
ース、ヒドロキシエチルセルロース、エチルヒドロキシ
セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセ
ルロース、酢酸セルロース、酢酪酸セルロース等のセル
ロース系樹脂、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニ
ル、ポリビニルブチラール、ポリビニルアセタール、ポ
リビニルピロリドン等のビニル系樹脂、ポリ(メタ)ア
クリレート、ポリ(メタ)アクリルアミド等のアクリル
系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリ
エステル系樹脂等が挙げられるが、これらの中では、セ
ルロース系、ビニル系、アクリル系、ポリウレタン系及
びポリエステル系等の樹脂が耐熱性、染料の移行性等の
点から好ましい。
【0044】染料層は、前記の基材シートの一方の面
に、以上の如き染料及びバインダーに必要に応じて添加
剤、例えば、離型剤等を加えたものを、適当な有機溶剤
に溶解したり或は有機溶剤や水に分散した分散体を、例
えば、グラビア印刷法、スクリーン印刷法、グラビア版
を用いたリバースロールコーティング法等の任意の形成
手段により塗布及び乾燥して形成することができる。
【0045】このようにして形成する染料層は0.2〜
5.0μm、好ましくは0.4〜2.0μm程度の厚さ
であり、又、染料層中の昇華性染料は、染料層の重量の
5〜90重量%、好ましくは10〜70重量%の量で存
在する。形成する染料層は所望の画像がモノカラーであ
る場合は前記染料のうちから1色を選んで形成し、又、
所望の画像がフルカラー画像である場合には、例えば、
適当なシアン、マゼンタ及びイエロー(更に必要に応じ
てブラック)を選択して、イエロー、マゼンタ及びシア
ン(更に必要に応じてブラック)の染料層を形成する。
【0046】上記の如き熱転写シートを用いて、画像を
形成するために使用する受像シートは、その記録面が前
記の染料に対して染料受容性を有するものであればいか
なるものでもよく、又、染料受容性を有しない紙、金
属、ガラス、合成樹脂等である場合には、その少なくと
も一方の表面に染料受容層を形成すればよい。又、熱溶
融型の熱転写シートの場合には、被転写材は特に限定さ
れず、通常の紙やプラスチックフイルムであってもよ
い。上記の熱転写シート及び上記の如き受像シートを使
用して熱転写を行う際に使用するプリンターとしては公
知の熱転写プリンターがそのまま使用可能であり、特に
限定されない。
【0047】尚、以上の説明では、耐熱滑性層がプライ
マー層を介して基材シートに形成されている例を挙げて
本発明を説明したが、必要に応じて、上述した帯電防止
剤をプライマー層に添加しても、耐熱滑性層に添加して
も、又、両方に添加しても、いずれでも帯電防止性を付
与することができる。又、基材シートに易接着処理が施
されていたり、耐熱滑性層の基材に対する密着性が良好
である場合には、プライマー層はなくてもよく、この場
合は、必要に応じて耐熱滑性層に上述した帯電防止剤を
添加することで帯電防止性を付与することができる。
【0048】
【実施例】次に実施例及び比較例を挙げて本発明を更に
具体的に説明する。尚、文中、部又は%とあるのは特に
断りのない限り重量基準である。 実施例1 基材フイルムとして6μm厚のポリエチレンテレフタレ
ートフイルムに下記組成のプライマー層用塗工液Aを乾
燥時約0.1g/m2になるように塗布及び乾燥し、そ
のプライマー層の上に、下記組成の耐熱滑性層用塗工液
Aを乾燥時約1g/m2になるように塗布及び乾燥し
た。更に、電子線照射装置(日新ハイボルテージ製Cure
tron EBC-200-AA2)を用いて175kVで5Mrad照
射して、硬化処理を行ない、耐熱滑性層を形成した。基
材フイルムの他方の面に、下記組成の熱転写色材層用塗
工液Aを乾燥時約1.0g/m2になるように塗布及び
乾燥して熱転写色材層を形成し、本発明の実施例1の熱
転写シートを作製した。
【0049】プライマー用塗工液A : ポリエステル樹脂(ザ・インクテック製、Dアンカー改3) 1部 メチルエチルケトン(ザ・インクテック製) 6部 1,4−ジオキサン(大阪有機化学工業製、ジオキサン) 3部
【0050】耐熱滑性用塗工液A : 製造例1のウレタン変性ステアリル基修飾アクリル系樹脂(新中村化学製、 AP175)(固形分基準) 8.00部 ウレタンアクリレート(新中村化学製、NKオリゴU−15HA)1.30部 シリルイソシアネート組成物 (松本製薬工業株式会社製、オルガチックス SIC434*1) 20.00部 リン酸トリアクリレート(大阪有機化学工業製、ビスコート3PA) 0.72部 タルク(日本タルク製、ミクロエースL−1) 0.14部 タルク(日本タルク製、ミクロエースP−3) 0.34部 メチルエチルケトン(ザ・インクテック製) 47.42部 トルエン(ザ・インクテック製) 47.42部 1−メトキシ−2−プロパノール 0.30部 (*1:シリルイソシアネート/シラノール変性シリコンオイル/酸性燐酸エス テル(重量比20/1/1)の混合物の10%酢酸エチル溶液。)
【0051】熱転写色材層用塗工液A : MS−RED−G(三井東圧化学製、ディスパースレッド60) 2.00部 マクロレックスレッドバイオレットR(バイエル社製、ディスパースバイオレ ット26) 1.50部 ポリビニルアセタール樹脂(積水化学製、エスレックスKS−5)3.50部 メチルエチルケトン(ザ・インクテック製) 46.50部 トルエン(ザ・インクテック製) 46.50部
【0052】実施例2 実施例1の耐熱滑性層用塗工液Aに代えて下記の塗工液
Bを用いた以外は、実施例1と同様にして実施例2の熱
転写シートを得た。耐熱滑性用塗工液B : 製造例1のウレタン変性ステアリル基修飾アクリル系樹脂(新中村化学製、 AP175)(固形分基準) 8.00部 ウレタンアクリレート(新中村化学製、NKオリゴU−15HA)1.30部 リン酸トリアクリレート(大坂有機化学工業製、ビスコート3PA) 0.72部 ポリシロキサン/ポリイソシアネート化合物(大日精化工業製、ダイアロマー SP−901、固形分15%) 27.64部 ポリジメチルシロキサン含有アクリル樹脂(新中村化学製、UVR−8、固形 分50%) 2.33部 タルク(日本タルク製、ミクロエースL−1) 0.43部 タルク(日本タルク製、ミクロエースP−3) 1.00部 メチルエチルケトン(ザ・インクテック製) 58.58部
【0053】実施例3 実施例1の耐熱滑性層用塗工液Aに代えて下記の塗工液
Cを用いた以外は、実施例1と同様にして実施例3の熱
転写シートを得た。耐熱滑性用塗工液C : 製造例1のウレタン変性ステアリル基修飾アクリル系樹脂(新中村化学製、 AP175)(固形分基準) 8.00部 ウレタンアクリレート(新中村化学製、NKオリゴU−15HA)1.30部 リン酸トリアクリレート(大坂有機化学工業製、ビスコート3PA) 0.72部 ポリシロキサン/ポリイソシアネート化合物(大日精化工業製、ダイアロマー SP−901、固形分15%) 22.08部 ウレタンシリコンエラストマー(大日精化工業製、ダイアロマーSP-2420、固形 分20%) 12.96部 タルク(日本タルク製、ミクロエースL−1) 0.53部 タルク(日本タルク製、ミクロエースP−3) 1.25部 メチルエチルケトン(ザ・インクテック製) 53.16部
【0054】実施例4 実施例3のプライマー用塗工液Aに代えて下記のプライ
マー用塗工液Bを用いた以外は、実施例3と同様にして
実施例4の熱転写シートを得た。プライマー用塗工液B : スルホン化ポリアニリン(三菱レイヨン製、aquaPASS、固形分10%水溶液) 0.25部(固形分) ポリエステル樹脂(日本合成化学工業製、ポリエスターWR−961、固形分 30%) 4.75部(固形分) リン酸エステル系界面活性剤(第一工業製薬製、プライサーフA217E)0.2部 イソプロピルアルコール(IPA)(ザ・インクテック製) 40部 純水 54.8部
【0055】実施例5 実施例4の耐熱滑性層用塗工液Cに代えて下記の塗工液
Fを用いた以外は、実施例4と同様にして実施例5の熱
転写シートを得た。耐熱滑性用塗工液F : 製造例2のウレタン変性ラウリル基修飾アクリル系樹脂(新中村化学製、 AP175A)(固形分基準) 8部 15官能ウレタンアクリレート(新中村化学製、NKオリゴU-15HA)1.3部 リン酸トリアクリレート(大坂有機化学工業製、ビスコート3PA) 0.72部 ポリシロキサン/ポリイソシアネート化合物(大日精化工業製、ダイアロマー SP−901、固形分15%) 22.08部 ウレタンシリコンエラストマー(大日精化工業製、ダイアロマーSP-2420、固形 分20%) 12.96部 タルク(日本タルク製、ミクロエースL−1) 0.53部 タルク(日本タルク製、ミクロエースP−3) 1.25部 メチルエチルケトン(ザ・インクテック製) 53.16部
【0056】実施例6 実施例4の耐熱滑性層用塗工液Cに代えて下記の塗工液
Gを用いた以外は、実施例4と同様にして実施例6の熱
転写シートを得た。耐熱滑性用塗工液G : 製造例3のウレタン変性γ−メタクリロキシプロピルメトキシシラン基修飾ア クリル系樹脂(新中村化学製、AP175B)(固形分基準) 8部 15官能ウレタンアクリレート(新中村化学製、NKオリゴU-15HA)1.3部 リン酸トリアクリレート(大坂有機化学工業製、ビスコート3PA) 0.72部 ポリシロキサン/ポリイソシアネート化合物(大日精化工業製、ダイアロマー SP−901、固形分15%) 22.08部 ウレタンシリコンエラストマー(大日精化工業製、ダイアロマーSP-2420、固形 分20%) 12.96部 タルク(日本タルク製、ミクロエースL−1) 0.53部 タルク(日本タルク製、ミクロエースP−3) 1.25部 メチルエチルケトン(ザ・インクテック製) 53.16部
【0057】実施例7 実施例4の耐熱滑性層用塗工液Cに代えて下記の塗工液
Hを用いた以外は、実施例4と同様にして実施例7の熱
転写シートを得た。耐熱滑性用塗工液H : 製造例1のウレタン変性ステアリル基修飾アクリル系樹脂(新中村化学製、 AP175)(固形分基準) 10部 15官能ウレタンアクリレート(新中村化学製、NKオリゴU-15HA)6.8部 ポリシロキサン/ポリイソシアネート化合物(大日精化工業製、ダイアロマー SP−901、固形分15%) 34部 ウレタンシリコンエラストマー(大日精化工業製、ダイアロマーSP-2420、固形 分20%) 17.05部 シリコンレジンパウダー(信越化学工業製、KMP−590) 1.953部 メチルエチルケトン(ザ・インクテック製) 29.78部
【0058】実施例8 実施例4の耐熱滑性層用塗工液Cに代えて下記の塗工液
Iを用いた以外は、実施例4と同様にして実施例8の熱
転写シートを得た。耐熱滑性用塗工液I : 製造例1のウレタン変性ステアリル基修飾アクリル系樹脂(新中村化学製、 AP175)(固形分基準) 10部 15官能ウレタンアクリレート(新中村化学製、NKオリゴU-15HA)6.8部 ポリシロキサン/ポリイソシアネート化合物(大日精化工業製、ダイアロマー SP−901、固形分15%) 34部 ウレタンシリコンエラストマー(大日精化工業製、ダイアロマーSP-2420、固形 分20%) 17.02部 シリコンレジンパウダー(信越化学工業製、KMP−590) 1.95部 片末端アルキル変性シリコンオイル(信越化学工業製、KF-4917) 0.42部 メチルエチルケトン(ザ・インクテック製) 29.81部
【0059】実施例9 実施例4の耐熱滑性層用塗工液Cに代えて下記の塗工液
Jを用いた以外は、実施例4と同様にして実施例9の熱
転写シートを得た。耐熱滑性用塗工液J : 製造例1のウレタン変性ステアリル基修飾アクリル系樹脂(新中村化学製、 AP175)(固形分基準) 10部 15官能ウレタンアクリレート(新中村化学製、NKオリゴU-15HA)6.8部 ポリシロキサン/ポリイソシアネート化合物(大日精化工業製、ダイアロマー SP−901、固形分15%) 33部 ウレタンシリコンエラストマー(大日精化工業製、ダイアロマーSP-2420、固形 分20%) 16.35部 シリコンレジンパウダー(信越化学工業製、KMP−590) 1.876部 片末端メタアクリロキシプロピル基変性シリコンオイル(信越化学工業製、 X−22−174DX) 0.402部 メチルエチルケトン(ザ・インクテック製) 31.572部
【0060】実施例10 実施例4の耐熱滑性層用塗工液Cに代えて下記の塗工液
Kを用いた以外は、実施例4と同様にして実施例10の
熱転写シートを得た。耐熱滑性用塗工液K : 製造例1のウレタン変性ステアリル基修飾アクリル系樹脂(新中村化学製、 AP175)(固形分基準) 10部 15官能ウレタンアクリレート(新中村化学製、NKオリゴU-15HA) 4部 ポリシロキサン/ポリイソシアネート化合物(大日精化工業製、ダイアロマー SP−901、固形分15%) 21部 ポリジメチルシロキサン含有アクリル樹脂(新中村化学製、UVR-8、固形分50 %) 3.952部 シリコンレジンパウダー(信越化学工業製、KMP−590) 1.33部 メチルエチルケトン(ザ・インクテック製) 59.718部
【0061】実施例11 実施例4の耐熱滑性層用塗工液Cに代えて下記の塗工液
Lを用いた以外は、実施例4と同様にして実施例11の
熱転写シートを得た。耐熱滑性用塗工液L : 製造例1のウレタン変性ステアリル基修飾アクリル系樹脂(新中村化学製、 AP175)(固形分基準) 10部 15官能ウレタンアクリレート(新中村化学製、NKオリゴU-15HA)4.5部 ポリシロキサン/ポリイソシアネート化合物(大日精化工業製、ダイアロマー SP−901、固形分15%) 22.3部 シリコーングラフトアクリル樹脂(東亜合成製、XS−4500、固形分30 %) 10.58部 シリコンレジンパウダー(信越化学工業製、KMP−590) 1.33部 メチルエチルケトン(ザ・インクテック製) 51.29部
【0062】実施例12 実施例7のプライマー用塗工液Bに代えて、実施例1の
プライマー用塗工液Aを用いた以外は、実施例7と同様
にして実施例12の熱転写シートを得た。 実施例13 実施例9のプライマー用塗工液Bに代えて、実施例1の
プライマー用塗工液Aを用いた以外は、実施例9と同様
にして実施例13の熱転写シートを得た。
【0063】比較例1 実施例1の耐熱滑性層用塗工液Aに代えて下記の塗工液
Dを用いた他は実施例1と同様にして比較例1の熱転写
シートを得た。耐熱滑性用塗工液D : スチレン骨格を有するウレタン変性アクリロイル基修飾アクリル系樹脂(St /MAA/HEMA←MOI=80部/10部/10部)(新中村化学製、 AP147)(固形分基準) 7.00部 ウレタンアクリレート(新中村化学製、NKオリゴU−15HA)2.30部 リン酸トリアクリレート(大阪有機化学工業製、ビスコート3PA) 0.72部 タルク(日本タルク製、ミクロエースL−1) 0.14部 タルク(日本タルク製、ミクロエースP−3) 0.34部 リン酸エステル(第一工業製薬製、プライサーフA−208S) 0.3部 メチルエチルケトン(ザ・インクテック製) 47.42部 トルエン(ザ・インクテック製) 47.42部
【0064】比較例2 実施例1の耐熱滑性層用塗工液Aに代えて下記の塗工液
Eを用い、且つ塗膜の硬化を60℃オーブン中で5日間
エージングして行った他は、実施例1と同様にして比較
例2の熱転写シートを得た。耐熱滑性用塗工液E: ポリビニルブチラール樹脂(積水化学製、BX−1) 5.07部 ポリイソシアネート硬化剤(大日本インキ製、バーノックD750)29.46部 油性ポリオール樹脂(三井東圧化学製、オレスターC1066) 1.48部 水酸化マグネシウム(協和化学製、キスマ5A) 0.36部 タルク(日本タルク製、ミクロエースL−1) 0.20部 タルク(日本タルク製、ミクロエースP−3) 0.70部 リン酸エステル(第一工業製薬製、プライサーフA−208S) 4.22部 メチルエチルケトン(ザ・インクテック製) 29.255部 トルエン(ザ・インクテック製) 29.255部
【0065】以上の実施例及び比較例のそれぞれの転写
シートの染料移行性及びサーマルヘッド走行性を下記の
方法で評価した。評価結果を表3に示す。評価方法 ・染料移行性:熱転写シートの耐熱滑性層と色材層とを
合わせ、20g/cm2の荷重をかけ、60℃のオーブ
ンに12時間放置した後、耐熱滑性層への染料の移行を
目視で判断し、染料移行の無いものを○とした。 ・サーマルヘッド走行性:熱転写シートの熱転写色材層
と従来より使用されている受像シートの受像面とを重
ね、サーマルヘッドとプラテンロールとの間に挟み、走
行させながら印画(サーマルヘッドに通電)した時の熱
転写シートのしわ及びスティッキングの発生及び受像シ
ートとの熱融着を評価し、しわ、スティッキング及び熱
融着のないものを○とした。
【0066】
【0067】
【発明の効果】本発明によれば、熱転写シート等のプラ
スチックフイルム等に、優れた耐熱性、被膜性、柔軟
性、スリップ性、及びサーマルヘッドの走行性等を与え
ることができる耐熱性樹脂を提供することができる。特
に、熱転写シートの耐熱滑性層の形成においては、形成
される被膜の硬化手段として紫外線や電子線等の電離放
射線が使用できるために、層を形成した後の熟成処理は
不要となり、しかも高架橋密度でありながら柔軟性及び
耐熱性に優れた耐熱滑性層を形成することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08F 220/10 C09D 4/06 220/36 133/02 C09D 4/06 133/04 133/02 183/06 133/04 B41M 5/26 G 183/06 101G (72)発明者 中條 茂樹 東京都新宿区市谷加賀町一丁1番1号 大 日本印刷株式会社内 (72)発明者 小野 典克 東京都新宿区市谷加賀町一丁1番1号 大 日本印刷株式会社内 (72)発明者 阿座上 実 東京都新宿区市谷加賀町一丁1番1号 大 日本印刷株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記構造式で表されることを特徴とする
    ウレタン変性アクリル系樹脂。 (式中、Zは滑性付与基を表わし、6個のR1は夫々互
    いに独立して水素原子又はメチル基を表わし、R2はC1
    〜C16の炭化水素基を表わし、X及びYは直鎖状又は分
    岐鎖状のアルキレン基を表わす。l(エル)とmとnと
    o(オー)とpの合計を100とした場合に、lは20
    〜90、mは5〜80、nは0〜50、oは10〜8
    0、pは0〜40の整数である。)
  2. 【請求項2】 分子量が1万〜20万である請求項1に
    記載のウレタン変性アクリル系樹脂。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の樹脂を被膜形成
    成分として含有することを特徴とする耐熱塗料。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2に記載の樹脂と、シリル
    イソシアネート化合物、シラノール変性シリコンオイ
    ル、燐酸エステル化合物、少なくとも1個のフリーのイ
    ソシアネート基を有するイソシアネート変性シリコン化
    合物及びシリコン変性樹脂から選ばれる少なくとも1種
    とを被膜形成成分として含有することを特徴とする耐熱
    塗料。
  5. 【請求項5】 無機及び/又は有機の微粒子を含む請求
    項3又は4に記載の耐熱塗料。
  6. 【請求項6】 有機の微粒子がシリコン樹脂微粒子であ
    る請求項5に記載の耐熱塗料。
  7. 【請求項7】 基材シートの一方の面に熱転写性色材層
    を形成し、他方の面に耐熱滑性層が形成されてなる熱転
    写シートにおいて、上記耐熱滑性層が請求項3〜6の何
    れか1項に記載の耐熱性塗料から形成されていることを
    特徴とする熱転写シート。
  8. 【請求項8】 耐熱滑性層の厚みが0.1〜2μmであ
    る請求項7に記載の熱転写シート。
  9. 【請求項9】 耐熱滑性層と基材との間に帯電防止剤を
    含有するプライマー層を有する請求項7又は8に記載の
    熱転写シート。
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