JPH11334979A - 仕分け機能付きプリンタ - Google Patents

仕分け機能付きプリンタ

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JPH11334979A
JPH11334979A JP10147924A JP14792498A JPH11334979A JP H11334979 A JPH11334979 A JP H11334979A JP 10147924 A JP10147924 A JP 10147924A JP 14792498 A JP14792498 A JP 14792498A JP H11334979 A JPH11334979 A JP H11334979A
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JP
Japan
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paper
printer
sheet
discharge
roller
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Application number
JP10147924A
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English (en)
Inventor
Isao Saito
勲 斉藤
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 用紙排出部から搬送,排出される用紙の排出
方向を変える変更手段を備え、印刷済みの用紙を単一の
排出トレー上の異なる位置に排出させる。 【解決手段】 印刷済みの用紙1を排出トレー11上に
搬送,排出する用紙排出部を備えたページプリンタ10
において、用紙排出部の出口近傍に位置し、用紙1を下
面側でガイドする補助ローラ23bと、補助ローラ23
bを用紙1の下面に対して進退移動させて用紙1と摺接
又は離間させるローラ駆動部30を備え、用紙1の排出
トレー11上の排出位置を印刷データごとに交互に異な
らせる構成としてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷済みの用紙を
排出トレー上に搬送,排出する用紙排出部を備えたFA
Xやパーソナルコンピュータ等に用いられるプリンタに
関し、特に、用紙排出部から搬送,排出される用紙の排
出方向を変える変更手段を備えることによって、印刷済
みの用紙を単一の排出トレー上の異なる位置に排出させ
ることを可能とした仕分け機能付きプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、パーソナルコンピュータ等に接
続されて印刷データをページ単位で印刷,排出するペー
ジプリンタや、受信データ等を印刷,排出するFAX等
の記録装置(以下、単に「プリンタ」という)において
は、プリンタ装置内の記録部で印刷した印刷済みの用紙
を、用紙排出部を経由して排出トレー上に排出するよう
になっている。
【0003】ここで、この種の従来のプリンタの用紙排
出部について図6を参照して説明する。図6は、従来の
プリンタにおける用紙排出部を模式的に表した概略説明
図であり、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置が
接続されるページプリンタの場合を示している。同図に
示すように、従来のページプリンタ110では、用紙排
出部には、印刷済みの用紙101を搬送して排出する用
紙排出ローラ120と、排出された用紙1を受ける排出
トレー111を備えている。
【0004】用紙排出ローラ120は、図6に示すよう
に、対向する一対のローラ121,122...を用紙
排出方向に沿って複数配設したローラ群からなり、各ロ
ーラ121,122...は、駆動ローラ121a(1
22a)と補助ローラ121b(122b)から構成さ
れている。そして、この用紙排出ローラ120の用紙排
出方向側の外部に、排出された用紙を受ける排出トレー
111が設けられている。
【0005】このような構成からなる従来のページプリ
ンタ110においては、複数のローラ121,122の
各駆動ローラ及び補助ローラが、印刷済みの用紙1を摺
接状態で搬送していき、プリンタ外部に備えられた排出
トレー111上に排出して、図6に示すように、排出さ
れた印刷済み用紙101,101...が排出トレー1
11上に多数枚積み重ねられるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のプリンタでは、印刷済み用紙は排出トレー上
の同じ位置に排出されるので、複数の異なる印刷データ
が印刷された場合であっても、すべての印刷済みの用紙
が積み重なった状態で排出トレー上に積載されいくこと
になる。このため、印刷済みの用紙は、排出後に各印刷
データごとに仕分け作業を行わなければならず、印刷物
によっては他の印刷物との区切りの判断が困難な場合も
多く、仕分け作業が非常に煩雑となるという問題があっ
た。
【0007】特に近年は、単一のプリンタに複数の情報
処理装置が接続され、ネットワークによって一つのプリ
ンタを共有することも多くなっており、しかも、印刷す
るデータ量も増大する傾向にあることから、排出トレイ
上に貯まったデータ(印刷済み用紙)の中から、各自の
データをより分けたり分配する作業が必要となる従来の
プリンタでは、作業の能率化の面で大きな障害となって
いた。
【0008】なお、特開平5−75777号公報には、
各印刷データごとの一頁目の用紙を二頁目以降と異なる
色の用紙とすることによって仕分け作業を容易化しよう
とする「記録装置」が提案されている。しかし、この装
置では、色彩の異なる複数の用紙と、それらを収納する
複数の給紙トレイやカセットを設ける必要がある上に、
複数の用紙を同一の記録部及び用紙排出部に搬送させて
印刷,排出を行わなければならなかった。このため、用
紙等のコストが増大するとともに、記録装置自体も大型
かつ複雑,高価なものとなり、特に低コストかつ小型化
が要請される最近のプリンタに適用することは困難であ
った。
【0009】また、実開平5−48464号公報には、
各通信データごとに排出文書を異なる排出トレー上に排
出することによって仕分け作業を容易化する「ファクシ
ミリ装置」が提案されている。しかし、この装置では、
複数の排出トレー及び各トレーに用紙を排出する排出機
構が必要となり、上述の特開平5−75777号の場合
と同様、装置が複雑かつ大型化してしまう問題があっ
た。しかも、このような複数のトレーを設ける装置で
は、同時に複数のデータが排出される場合には、そのデ
ータ数に応じた排出トレーを設ける必要があり、外部か
ら多数の通信が頻繁に送信されるオフィス等で使用され
るファクシミリ装置や、ネットワークを介して多数の情
報処理装置が接続されるページプリンタについては、実
際上の対応は困難であった。
【0010】本発明は、このような従来の技術が有する
問題を解決するために提案されたものであり、用紙排出
部から搬送,排出される用紙の排出方向を変える変更手
段を備えることによって、印刷済みの用紙を単一の排出
トレー上の異なる位置に排出し、印刷物の仕分け等の作
業を容易,迅速に行うことができる、特に、パーソナル
コンピュータ等の情報処理装置が多数接続されて使用さ
れるページプリンタに好適な仕分け機能付きプリンタの
提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の請求項1記載の仕分け機能付きページプリンタ
は、印刷済みの用紙を排出トレー上に搬送,排出する用
紙排出部を備えたプリンタにおいて、前記用紙排出部の
出口近傍に配設され、排出される前記用紙の下面に摺接
及び離間して当該用紙の排出方向を変える用紙排出位置
変更手段を備えることによって、前記用紙の排出トレー
上の排出位置を異ならせる構成としてある。
【0012】そして、請求項2では、前記用紙排出位置
変更手段が、前記用紙排出部から排出される用紙をガイ
ドするガイド部材と、このガイド部材を用紙下面に対し
て進退移動させて、当該用紙下面と摺接又は離間させる
駆動部からなる構成としてある。特に、請求項3では、
前記ガイド部材を回転自在なローラにより構成し、ま
た、請求項4では、前記駆動部をピストンにより構成し
てある。
【0013】このような構成からなる本発明の仕分け機
能付きプリンタによれば、用紙排出部の出口側に位置す
るローラ等からなるガイド部材を進退移動させるのみ
で、用紙排出方向を変更して、単一のトレー上の異なる
位置に交互に用紙を排出させることができる。これによ
り、きわめて簡易かつ小型,軽量な構造のみによって、
印刷済みの用紙の仕分け作業を行うことができる。特
に、複数の人がネットワークでプリンタを共有している
ような場合にも、プリンタ等の装置が大型化,複雑化す
ることなく、排出トレーに貯まる印刷済みの用紙をデー
タごと,オペレータごと等に応じて位置をずらして排出
することができ、排出された印刷済み用紙の仕分けや配
布作業もきわめて容易かつ迅速に行うことができる。
【0014】そして、請求項5では、前記用紙排出位置
変更手段が、印刷データごとに前記用紙の下面と摺接又
は離間する構成としてある。
【0015】このように、印刷データごとに用紙排出位
置変更手段によって用紙排出方向を変更することによ
り、印刷済みの用紙は、排出トレー上で印刷データごと
に排出方向の前後に積み重ねられた状態となるので、複
数の印刷データが印刷されても、容易に仕分け作業を行
うことができる。特に、一つのプリンタに複数のパーソ
ナルコンピュータ等の装置が接続され、共有によりデー
タ印刷が行われるような場合でも、排出トレー上に貯ま
った印刷済みの用紙が各データごとに区分けされ、仕分
け,分配作業をきわめて容易に行うことができる。
【0016】また、請求項6では、前記用紙排出位置変
更手段が、用紙排出位置の変更要求信号に応じて前記用
紙の下面と摺接又は離間する構成としてある。
【0017】このように、用紙位置の変更要求信号に応
じて用紙位置変更手段により用紙排出方向を変更するこ
とで、異なる印刷データであっても、仕分けの必要のな
い文書等については、排出トレー上の同じ位置に排出す
ることができ、仕分け等の必要がある場合にだけ、用紙
の排出位置を異ならせることが可能となる。
【0018】さらに、請求項7では、前記プリンタに二
以上の情報処理装置が接続される場合において、この二
以上の情報処理装置のうち異なる装置から印刷データが
入力された場合に、前記用紙排出位置変更手段が、前記
用紙の下面と摺接又は離間する構成としてある。
【0019】このように、印刷データが出力される情報
処理装置のうち、異なる装置から印刷データが入力され
た場合にのみ用紙排出位置変更手段を駆動することによ
り、各装置ごと、すなわち印刷要求をした各オペレータ
ごとに用紙の排出位置を異ならせることができるので、
複数の印刷物を各オペレータごとに仕分けして分配する
ことが可能となり、特に多数の情報処理装置が接続され
て使用されるページプリンタに好適である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の仕分け機能付きプ
リンタの一実施形態について、図面を参照して説明す
る。図1は、本発明の一実施形態に係るプリンタの用紙
排出部を模式的に示す概略説明図で、用紙排出位置変更
ローラを前方に移動させた場合であり、図2は、同じく
用紙排出位置変更ローラを後方に移動させた場合であ
る。
【0021】図3は、本実施形態に係る仕分け機能付き
プリンタにより印刷データごとに仕分けして印刷済み用
紙を排出する場合のフローチャート図であり、図4は、
同様に、用紙排出方向の変更要求信号に応じて仕分けし
て用紙を排出する場合のフローチャート図である。さら
に、図5は、本実施形態に係るプリンタに接続される情
報処理装置装置が複数ある場合に、各装置ごとに仕分け
して用紙を排出する場合のフローチャート図である。
【0022】図1及び図2に示すように、本実施形態に
係るプリンタは、パーソナルコンピュータ等の情報処理
装置が接続されるページプリンタ10であり、用紙排出
部に、印刷済みの用紙1を搬送して排出する用紙排出ロ
ーラ20及び排出された用紙1を受ける排出トレー11
を備えている。
【0023】なお、図1及び図2では、ページプリンタ
の用紙排出機構を模式的に示し、ローラの駆動手段や用
紙の記録部等の図示を省略して用紙排出ローラ20及び
排出トレー11のみを表してあるが、実際には、各ロー
ラがページプリンタ10の筐体側に組み込まれており、
通常のページプリンタと同様の駆動手段や記録部を備え
るものである。
【0024】本実施形態の用紙排出ローラ20は、対向
する一対のローラ21,22,23...を用紙排出方
向に沿って複数配設したローラ群からなる。この用紙排
出ローラ20の各ローラ21,22,23は、それぞれ
用紙1の上下面に摺接して印刷済みの用紙1をトレー側
に搬送する一対の駆動ローラ21a,22a,23a及
び補助ローラ21b,22b,23bからなっている。
【0025】駆動ローラ21a,22a,23aは、図
示しない駆動手段により回転駆動され、用紙1の上面に
摺接しつつ、用紙1を搬送するようになっている。一
方、補助ローラ21b,22b,23bは、駆動ローラ
21a,22a,23aの回転により搬送される用紙1
の下面に摺接しつつ回転し、用紙1の搬送を補助するよ
うになっている。
【0026】なお、この駆動ローラ及び補助ローラから
なる一対のローラ21,22,23は、本実施形態では
用紙排出方向に沿って三箇所に配設されたローラ群によ
り構成してあるが、特に三箇所に限定されるものではな
く、プリンタの大きさや排出する用紙の大きさ等に応じ
て適宜増減できるものであり、印刷済みの用紙1を確実
に搬送,排出できるものであればよい。また、複数のロ
ーラのうち、少なくとも一つのローラが駆動ローラであ
れば、用紙を排出可能であるので、三箇所すべてに駆動
ローラを備えなくてもよい。
【0027】この用紙排出ローラ20の用紙排出方向側
の外部には、排出された用紙1を受ける排出トレー11
が配設してある。この排出トレー11は、排出された用
紙1が自重により落下して積み重なるように、用紙排出
ローラ20の前方やや下側に位置するように配設してあ
る。また、この排出トレー11は、後述するように、用
紙1が少なくとも異なる二箇所の位置に排出されるの
で、この異なる位置に排出された用紙1を受けることが
できるように、用紙1の長さの1.5倍程度の大きさに
形成しておくことが好ましい。
【0028】そして、本実施形態では、これら複数のロ
ーラからなる用紙排出ローラ20のうち、用紙排出部の
出口側、すなわち最も排出トレー11側に配設された一
対のローラ23の、用紙下側に位置する補助ローラ23
bが、ローラ駆動部30によって駆動ローラ23aに対
して進退自在に移動するようになっており、用紙排出位
置変更手段を構成している。このように補助ローラ23
bを進退させることにより、補助ローラ23bが搬送さ
れてきた印刷済みの用紙1の下面と摺接及び離間し、用
紙1を排出トレー11上の異なる位置に排出することが
できる。
【0029】具体的には、補助ローラ23bは、伸縮自
在なピストンからなるローラ駆動部30により回転自在
に支持されており、ローラ駆動部30のピストンが伸縮
することによって、駆動ローラ23aに対して進退移動
するようになっている。そして、この補助ローラ23b
は、図1に示す用紙1を介して駆動ローラ23aと対向
する位置と、図2に示す駆動ローラ23aから離間して
用紙排出方向手前側の補助ローラ22bの位置まで後退
する二段階の位置で停止するようになっている。
【0030】これによって、補助ローラ23bが駆動ロ
ーラ23aと対向する位置にある場合には、図示しない
記録部を経由しローラ21,22によって搬送された印
刷済み用紙1は、下面に補助ローラ23bが摺接するこ
とによってガイドされ、駆動ローラ23a及び補助ロー
ラ23bによってさらに前方に搬送されて、図1に示す
ように、排出トレー11の奥側に排出されるようにな
る。一方、補助ローラ23bが駆動ローラ23aから離
間し、手前側の補助ローラ22bの位置まで後退する
と、図2に示すように、印刷済み用紙1は、補助ローラ
23bにガイド,搬送されず、自重によってローラ22
の位置から排出トレー11の手前側に落下,排出される
ようになる。
【0031】ここで、本実施形態における補助ローラ2
3bを移動させるローラ駆動部30のピストンとして
は、電磁式ピストン等、伸縮自在なピストンであればよ
い。また、ピストン以外にも、補助ローラ23bを駆動
ローラ23aに対して進退させることができる手段であ
れば、どのような構成のものであってもよい。
【0032】また、このピストン等からなるローラ駆動
部30の駆動制御は、ページプリンタ10に備えられた
図示しないプリンタ制御部(コントローラ)により行う
ことができる。そして、このプリンタ制御部において、
後述するように、ページプリンタ10に対する印刷要求
に応じて印刷データごとに駆動させることもでき、印刷
要求とは別のローラの位置変更要求により駆動させるこ
ともでき、さらには、ページプリンタ10に接続される
パーソナルコンピュータ等の装置ごとに駆動させること
もできる。
【0033】また、補助ローラ23bが移動して停止す
る位置としては、本実施形態では、駆動ローラ23aと
対向する位置と離間する位置の二段階としてあるが、こ
れをさらに三段階以上とすることもできる。すなわち、
補助ローラ23bは、駆動ローラ23aと対向する位置
と離間する位置の少なくとも二段階に停止するものであ
ればよく、駆動ローラ23aから離間する距離を二段階
以上とすることもできる。このようにすると、用紙1が
排出トレー11上に排出される位置も、異なる三つ以上
の位置に分けることが可能となる。
【0034】なお、上述のように、本実施形態では、回
転自在な補助ローラ23bによって用紙排出位置変更手
段を構成してあるが、用紙排出部によって搬送されてき
た用紙1の排出方向を変えることができるガイド手段で
あれば、補助ローラに限定されるものではない。すなわ
ち、用紙排出位置変更手段は、用紙排出部の出口近傍に
配設されて、排出される用紙1の下面に摺接及び離間す
ることにより、用紙1の排出方向を変えるものであれ
ば、用紙1の排出トレー11上の排出位置を異ならせる
ことができる。
【0035】従って、本実施形態の補助ローラ23bに
限らず、用紙排出部から排出される用紙1をガイド可能
なガイド部材と、ガイド部材を用紙1の下面に対して進
退移動させて、ガイド部材を用紙下面と摺接又は離間さ
せる駆動部を備える手段であれば、どのような構成をと
ってもよい。
【0036】次に、このような構成からなる本実施形態
の仕分け機能付きページプリンタの動作について図3〜
図5に示すフローチャート図を参照して説明する。図3
に示すフローチャートでは、印刷データごとに補助ロー
ラ23bを移動させて用紙1と摺接,離間させる場合で
ある。
【0037】まず、ステップ31で印刷要求があると、
印刷データ信号がページプリンタ10内の図示しない制
御部に出力され、制御部によってローラ駆動部30が駆
動されて補助ローラ23bが移動する(ステップ3
2)。
【0038】このとき、まず補助ローラ23bが駆動ロ
ーラ23aと離間している場合には、図1に示すよう
に、ローラ駆動部30は補助ローラ23bを前進させ、
駆動ローラ23aと対向する位置まで補助ローラ23b
の位置を変更する。この状態で、ステップ33により印
刷が実行されて用紙1が排出されると、補助ローラ23
bが駆動ローラ23aと対向する位置にあるので、ロー
ラ21,22によって搬送された印刷済み用紙1は、補
助ローラ23bが摺接して排出方向前方にガイドされ、
駆動ローラ23a及び補助ローラ23bによってさらに
搬送されて、図1に示すように、排出トレー11の奥側
に落下,排出される。
【0039】一方、補助ローラ23bが駆動ローラ23
aと対向する位置にある場合には、図2に示すように、
ローラ駆動部30が補助ローラ23bを後退させて、駆
動ローラ23aと離間する位置まで補助ローラ23bの
位置を変更する。この状態で、印刷が実行され用紙1が
排出されると、補助ローラ23bが駆動ローラ23aか
ら離間しているので、印刷済み用紙1は、補助ローラ2
3bによってはガイドされず、従ってローラ23では搬
送されなくなり、図2に示すように、用紙1の自重によ
ってローラ22の位置から排出トレー11の手前側に落
下,排出される。
【0040】このように、印刷データごとに補助ローラ
23bを移動し位置を変更することにより、印刷済み用
紙1は、排出トレー11上で印刷データごとに排出方向
前後に積み重ねられた状態となるので、複数の印刷デー
タが印刷されても、容易に仕分け作業を行うことができ
る。特に、一つのページプリンタに複数のパーソナルコ
ンピュータ等の装置が接続されて共有によりデータ印刷
が行われる場合でも、排出トレイ上に貯まった印刷済み
用紙1は、各データごとに区分けされるので、印刷デー
タの仕分け,分配作業も容易,迅速に行うことが可能と
なる。
【0041】次に、図4に示すフローチャートでは、用
紙排出位置の変更要求信号に応じて補助ローラ23bを
移動させ用紙1の下面と摺接又は離間させる場合であ
る。まず、ステップ41で印刷要求があった場合には、
印刷データ信号とは別の用紙排出位置の変更要求信号、
すなわち補助ローラ23bの位置を変更する移動要求信
号の有無が判断される(ステップ42)。ここで、補助
ローラ23bの移動要求信号は、図示しないパーソナル
コンピュータ等の装置からプリンタ制御部に対して入力
できるようになっている。
【0042】そして、補助ローラ23bの位置変更要求
があった場合には、図3における場合と同様に、補助ロ
ーラ23bが進退されて位置が変更されるとともに(ス
テップ43)、印刷が実行されて用紙1が排出される。
これにより、図1及び図2に示すように、用紙1の排出
位置が排出トレー11上で異なるようになる。一方、ス
テップ42でローラの位置変更要求がない場合には、補
助ローラ23bが移動することなく、そのまま印刷が実
行され用紙1が排出される。
【0043】このように、ローラの移動要求信号に応じ
て補助ローラ23bを移動し位置を変更すると、異なる
印刷データであっても仕分けの必要のない文書等につい
ては、補助ローラ23bを移動させることなく、用紙1
を排出トレー11上の同じ位置に排出することができ、
必要がある場合にだけ、用紙1の排出位置を異ならせる
ことができる。
【0044】さらに、図5に示すフローチャートでは、
ページプリンタ10にパーソナルコンピュータ等の情報
処理装置が二以上接続されている場合に、その複数の情
報処理装置のうち異なる装置から印刷データが入力され
た場合に、補助ローラ23bを進退移動させて用紙1の
下面と摺接,離間させる場合である。まず、ステップ5
1で印刷要求があった場合には、その印刷データ信号が
いずれの情報処理装置から入力されたものかがプリンタ
制御部において識別され、既に印刷が実行された前回の
印刷データと異なる装置からの信号か否かが判断される
(ステップ52)。
【0045】そして、印刷要求が前回実行した印刷デー
タと異なる装置から入力されたものである場合には、図
3及び図4における場合と同様に、補助ローラ23bが
進退移動されて位置が変更され(ステップ53)、印刷
の実行及び用紙1の排出が行われる。一方、ステップ5
2で、印刷データが前回と同じ装置から入力された場合
には、補助ローラ23bは移動せず、そのまま印刷が実
行され用紙1が排出される。
【0046】このように、印刷要求が出される装置ごと
に補助ローラ23bを移動して位置を変更すると、複数
の装置がある場合に、各装置ごと、すなわち、印刷要求
をした各オペレータごとに用紙1の排出位置を異ならせ
ることができるので、多数の印刷物を各オペレータごと
に仕分けして分配することが可能となり、特に多数の装
置が接続され使用されるページプリンタに好適である。
【0047】以上のように本実施形態の仕分け機能付き
ページプリンタによれば、用紙排出部の最も出口側に位
置する補助ローラ23bを駆動ローラ23aに対して進
退移動させるのみで、単一の排出トレー11上の異なる
位置に用紙1を排出させることができ、きわめて簡易か
つ小型,軽量な構造のみによって、印刷済み用紙1の仕
分けを実現することができる。これにより、特に複数の
人がネットワークでプリンタを共有している場合にも、
プリンタ装置が大型化,複雑化することなく、排出トレ
ー11に貯まる印刷済みの用紙1をデータごと,オペレ
ータごと等に応じて交互に位置をずらして排出すること
ができ、排出トレー11に貯まった印刷済み用紙1の仕
分けや配布作業がきわめて容易となる。
【0048】なお、上述した実施形態では、本発明が適
用されるプリンタとして、パーソナルコンピュータ等に
使用されるページプリンタを例にとって説明したが、特
にページプリンタのみに限定されるものではない。すな
わち、印刷済みの用紙を排出トレー上に搬送,排出する
用紙排出部を備えたプリンタであれば、FAXや複写
機、あるいはワードプロセッサ,パーソナルコンピュー
タ等の情報処理装置に使用されるすべてのプリンタに本
発明を適用することができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明の仕分け機能
付きページプリンタによれば、用紙排出部から搬送,排
出される用紙の排出方向を変える変更手段を備えること
によって、印刷済みの用紙を単一の排出トレー上の異な
る位置に排出させることができ、特に、パーソナルコン
ピュータ等の情報処理装置が接続されページ単位でデー
タを印刷するページプリンタに好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の仕分け機能付きプリンタの一実施形態
に係る用紙排出部を模式的に示す概略説明図で、用紙排
出位置変更ローラを前方に移動させた場合である。
【図2】本発明の仕分け機能付きプリンタの一実施形態
に係る用紙排出部を模式的に示す概略説明図で、用紙排
出位置変更ローラを後方に移動させた場合である。
【図3】本発明の仕分け機能付きプリンタの一実施形態
により印刷データごとに仕分けして印刷済み用紙を排出
する場合のフローチャート図である。
【図4】本発明の仕分け機能付きプリンタの一実施形態
により用紙排出方向の変更要求信号に応じて仕分けして
用紙を排出する場合のフローチャート図である。
【図5】本発明の仕分け機能付きプリンタの一実施形態
に係るプリンタに接続される複数の情報処理装置ごとに
仕分けして用紙を排出する場合のフローチャート図であ
る。
【図6】従来のプリンタの用紙排出部を模式的に示す概
略説明図である。
【符号の説明】
1 用紙 10 ページプリンタ 11 排出トレー 20 用紙排出ローラ 23a 駆動ローラ 23b 補助ローラ 30 ローラ駆動部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B65H 31/00 B65H 31/00 Z H04N 1/00 108 H04N 1/00 108L

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷済みの用紙を排出トレー上に搬送,
    排出する用紙排出部を備えたプリンタにおいて、 前記用紙排出部の出口近傍に配設され、排出される前記
    用紙の下面に摺接及び離間して当該用紙の排出方向を変
    える用紙排出位置変更手段を備えることにより、前記用
    紙の排出トレー上の排出位置を異ならせることを特徴と
    した仕分け機能付きプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記用紙排出位置変更手段が、 前記用紙排出部から排出される用紙をガイドするガイド
    部材と、 このガイド部材を用紙下面に対して進退移動させて、当
    該用紙下面と摺接又は離間させる駆動部からなる請求項
    1記載の仕分け機能付きプリンタ。
  3. 【請求項3】 前記ガイド部材を回転自在なローラによ
    り構成した請求項2記載の仕分け機能付きプリンタ。
  4. 【請求項4】 前記駆動部をピストンにより構成した請
    求項2又は3のいずれか一項記載の仕分け機能付きプリ
    ンタ。
  5. 【請求項5】 前記用紙排出位置変更手段が、印刷デー
    タごとに前記用紙の下面と摺接又は離間する請求項1,
    2,3又は4のいずれか一項記載の仕分け機能付きプリ
    ンタ。
  6. 【請求項6】 前記用紙排出位置変更手段が、用紙排出
    位置の変更要求信号に応じて前記用紙の下面と摺接又は
    離間する請求項1,2,3又は4のいずれか一項記載の
    仕分け機能付きプリンタ。
  7. 【請求項7】 前記プリンタに二以上の情報処理装置が
    接続される場合において、 この二以上の情報処理装置のうち異なる装置から印刷デ
    ータが入力された場合に、前記用紙排出位置変更手段
    が、前記用紙の下面と摺接又は離間する請求項1,2,
    3又は4のいずれか一項記載の仕分け機能付きプリン
    タ。
JP10147924A 1998-05-28 1998-05-28 仕分け機能付きプリンタ Pending JPH11334979A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7422319B2 (en) * 2002-01-31 2008-09-09 Seiko Epson Corporation Paper discharger and ink jet recording apparatus incorporating the same
JP2009126604A (ja) * 2007-11-20 2009-06-11 Canon Inc シート搬送装置、シート積載装置及び画像形成装置
US7905480B2 (en) 2007-01-31 2011-03-15 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Job separator and image recording apparatus having the same

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