JP2009126604A - シート搬送装置、シート積載装置及び画像形成装置 - Google Patents

シート搬送装置、シート積載装置及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】回転体対とシート搬送手段の駆動源が異なる場合においても、容易にジャムしたシートを除去することのできるシート搬送装置、シート積載装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】第2スタッカトレイ112bにシートSを排出する際、移動手段により、接離可能な排出ローラ対124Aを構成する延長コロ122aを、排出ローラ対124Aを構成する排紙ローラ124と当接する第1位置に移動させ、かつ延長コロ122aを第1位置に保持する。そして、排出ベルト114と排出ローラ対124Aとの間でシートSがジャムした場合には、移動手段の駆動を停止し、付勢ばね125により、延長コロ122aを第1位置から排紙ローラ124と離間する第2位置へ退避させる。
【選択図】図9

Description

本発明は、シート搬送装置、シート積載装置及び画像形成装置に関し、特に複数のシート積載部に選択的にシートを搬送するようにしたものに関する。
近年、シートに画像を形成する画像形成装置においては、技術の進歩により画像形成の高速化が図られており、このような画像形成の高速化に伴い画像形成装置本体から排出されるシートの排出速度も高速化している。そして、このように高速で排出されるシートを大量に整列、積載するため、従来の画像形成装置においては、シート積載装置として、例えば大容量スタッカ装置を備えたものがある(特許文献1参照)。
図13は、このような従来のスタッカ装置の構成を示す図であり、このスタッカ装置はシートを積載するシート積載部の一例であるスタック部3を備えている。そして、スタック部3に積載されるシートSのシート排出方向の長さが、スタック部3の長さLの1/2以下の場合には、切換えガイド爪16を上方へ回動させる。これにより、搬送されてきたシートは第1排紙コロ15により、スタック部3のシート排出方向上流側部分に排出積載される。
この後、順次、シートが排出され、スタック部3のシート排出方向上流側部分が満載となり、これを上限検知センサ19が検知すると、切換えガイド爪16を下方回動させる。これにより、この後、シートが中間排紙コロ17を通過し、第2排紙コロ18からスタック部3のシート排出方向下流側部分に排出される。なお、このような大容量スタッカ装置に設けられたシート搬送装置によるシート積載動作は、上面検知センサ20が満載検知を行うまで続けられる。
一方、積載されるシートのシート排出方向長さがスタック部3の長さLの1/2以上ある場合には、常に切換えガイド爪16を上方へ回動させ、常に第1排紙コロ15によりシートをスタック部3に排出積載する。
ところで、このような構成のスタッカ装置では、シートSをシート排出方向に2列並べて積載することが出来るため大量にシートSを積載することはできるが、スタック部3には突当て手段等がないため、シートSの積載精度が低下する。
そこで、この問題を解決するため、例えば図14に示すように、2つのスタッカトレイ700,701と、シートをスタッカトレイ上に案内して先端位置を整えながら積載するシート案内ユニット702とを備えたスタッカ装置がある。
そして、このような構成のスタッカ装置では、シート排出方向上流側に位置する第1スタッカトレイ701へシートを排出する場合は、まずシート案内ユニット702を第1スタッカトレイ701の上方に移動させる。次に、排出ベルト710により搬送されたシートをシート案内ユニット702により案内して先端ストッパ703に当接させることにより、シートを、先端位置を整えながら第1スタッカトレイ701に積載する。
また、シート排出方向下流側に位置する第2スタッカトレイ700へシートを排出する場合は、まずシート案内ユニット702を図15にように第2スタッカトレイ700の上方に移動させる。次に、シート搬送装置に設けられた延長コロ704,705を第2スタッカトレイ701の方向に移動する。
なお、延長コロ704が移動する際、延長コロ704は、その上面によりシート搬送パスを形成するリールフィルム706を引き出しながら移動し、これによりシート搬送パスが延長される。また、このように移動した延長コロ704は、排紙ローラ709に圧接し、排紙ローラ709と共に排出ローラ対を構成する。
次に、排出ベルト710によりシートを、引き出されたリールフィルム706の上面に沿って排紙ローラ709と延長コロ704とにより構成される排出ローラ対に搬送し、この後、排出ローラ対によりシートをシート案内ユニット702に搬送する。さらに、この後、シートを、シート案内ユニット702により案内して先端ストッパ703に当接させることにより、シートを、先端位置を整えながら第2スタッカトレイ700に積載する。
特開平9−255213号公報
ところで、このような従来のシート搬送装置を備えたシート積載装置(スタッカ装置)及び画像形成装置において、既述した図15に示すように第2スタッカトレイ700にシートを積載している最中にジャムが発生する場合がある。この場合、ジャムしたシートを取り除くために、シート搬送パスを開放するか、排出ローラ対に付随しているノブを回すようにする。
しかしながら、シートが延長コロ704により延長されたリールフィルム706の上に位置する場合がある。この場合、排出ベルト710及び排紙ローラ709をノブによって手動により回すことにより、シートを除去するが、延長コロ704と共に排出ローラ対(回転体対)を構成する排紙ローラ709と、排出ベルト710とは駆動源が異なっている。
このため、シートが排出ベルト710と排紙ローラ709に跨って位置する場合、排出ベルト用の不図示のノブと、排紙ローラ用の不図示のノブを同時に回す必要があり、ジャム処理が難しくなる。
そこで、本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、回転体対とシート搬送手段の駆動源が異なる場合においても、ジャムしたシートを容易に除去することのできるシート積載装置及び画像形成装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、シートを搬送する接離可能な搬送回転体対と、前記搬送回転体対を構成する一方の回転体を、前記搬送回転体対を構成する他方の回転体と当接する第1位置に移動させ、かつ前記一方の回転体を前記第1位置に保持する移動手段と、前記移動手段を駆動する駆動手段と、前記駆動手段による前記移動手段の駆動が停止された場合には、前記移動手段により前記第1位置に移動した前記一方の回転体を、前記他方の回転体と離間する第2位置に退避させる退避手段と、を備えたことを特徴とするものである。
本発明によれば、シート積載部にシートを排出する回転体対とシート搬送手段との間でシートがジャムした場合、退避手段により、回転体対を構成する一方の回転体を他方の回転体と離間する位置へ退避させることができる。これにより、回転体対とシート搬送手段の駆動源が異なる場合においても、ジャムしたシートを容易に除去することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面に基づき詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るシート積載装置を備えた画像形成装置の構成を示す図である。
図1において、900は画像形成装置、901は画像形成装置本体であり、画像形成装置本体901の上部には、スキャナユニット955及びイメージセンサ954を備えた画像読取装置951が設けられている。また、画像読取装置951の上面には、原稿をプラテンガラス952に給送する原稿給送装置950が設けられている。
さらに、画像形成装置本体901の中央部にはシートに画像を形成する画像形成部902、両面反転装置953が設けられている。画像形成部902には、円筒状の感光ドラム906、帯電器907、現像器909、クリーニング装置913等がそれぞれ備えられており、さらに画像形成部902の下流側には定着装置912、排出ローラ対914等が配設されている。
また、この画像形成装置本体901には、画像形成後、画像形成装置本体901から排出される画像形成後のシートを積載するシート積載装置であるスタッカ100が接続されている。なお、960は画像形成装置本体901及びスタッカ100の制御を司るコントローラである。
次に、このような構成の画像形成装置本体901の画像形成動作について説明する。
コントローラ960から画像形成信号が出力されると、まず原稿給送装置950によりプラテンガラス952上に原稿が載置され、この原稿画像が画像読取装置951により読み取られ、読み取られたデジタルデータは露光手段908に入力される。そして、露光手段908により、このデジタルデータに応じた光が感光ドラム906に照射される。
このとき、感光ドラム906の表面は帯電器907により一様に帯電されており、このように光が照射されると、感光ドラム表面に静電潜像が形成され、この静電潜像を現像器909により現像することにより、感光ドラム表面にトナー像が形成される。
一方、コントローラ960から給紙信号が出力されると、まずカセット902a〜902d及び給紙デッキ902eにセットされたシートSが給紙ローラ903a〜903e、搬送ローラ対904によってレジストローラ910まで搬送される。
次に、シートSは、レジストローラ910によってシート先端と感光ドラム906のトナー像の先端を合わせるようなタイミングで転写分離帯電器905を備えた転写部まで搬送される。そして、この転写部において、シートSに転写バイアスが転写分離帯電器905によって印加されることにより、感光ドラム906上のトナー像がシート側に転写される。
次に、トナー像が転写されたシートSは、搬送ベルト911によって定着装置912まで搬送された後、定着装置912の加熱ローラと加圧ローラに挟持搬送される際に、トナー像が熱定着される。この時、感光ドラム906上ではシートに転写されずに付着している残存トナー等の異物がクリーニング装置913のブレードにより掻き落とされており、この結果、感光ドラム906の表面がクリアーとなり、次の画像形成に備えることができる。
定着されたシートは、そのまま排出ローラ対914によりスタッカ100に搬送されるか、フラッパ915により両面反転装置953に搬送され、再度画像形成が行われることになる。
図2は、コントローラ960の構成を示すブロック図である。コントローラ960は、CPU回路部206を有し、CPU回路部206は、不図示のCPU、ROM207、RAM208を内蔵している。そして、ROM207に格納されている制御プログラムによりDF(原稿給紙)制御部202、操作部209、イメージリーダ制御部203、画像信号制御部204、プリンタ制御部205、スタッカ制御部210を総括的に制御する。RAM208は、制御データを一時的に保持し、また制御に伴う演算処理の作業領域として用いられる。
DF(原稿給紙)制御部202は、原稿給送装置950をCPU回路部206からの指示に基づき駆動制御するものである。イメージリーダ制御部203は、画像読取装置951に設けられたスキャナユニット955及びイメージセンサ954等に対する駆動制御を行い、イメージセンサ954から出力されたアナログ画像信号を画像信号制御部204に転送するものである。
画像信号制御部204は、イメージセンサ954からのアナログ画像信号をデジタル信号に変換した後に各処理を施し、このデジタル信号をビデオ信号に変換してプリンタ制御部205に出力するものである。
また、画像信号制御部204は、コンピュータ200、或は外部から外部I/F201を介して入力されたデジタル画像信号に対して各種処理を施すと共に、デジタル画像信号をビデオ信号に変換してプリンタ制御部205に出力するものである。なお、この画像信号制御部204による処理動作は、CPU回路部206により制御される。
プリンタ制御部205は、入力されたビデオ信号に基づいての不図示の露光制御部を介して露光手段908を駆動するものである。操作部209は、画像形成に関する各種機能を設定する複数のキー、設定状態を示す情報を表示するための表示部などを有している。そして、各キーの操作に対応するキー信号をCPU回路部206に出力すると共に、CPU回路部206からの信号に基づき対応する情報を表示部に表示するものである。
スタッカ制御部210はスタッカ100に搭載され、CPU回路部206と情報のやり取りを行うことによってスタッカ全体の駆動制御を行う。なお、このスタッカ制御部210は、昇降モータ129、第1スタッカトレイ昇降モータ152a、第2スタッカトレイ昇降モータ152b、駆動検知センサ132、ソレノイド137、タイミングセンサ111が接続される。
また、このスタッカ制御部210は、紙面検知センサ117、延長コロ駆動手段128、ジャムシート検知センサ126等が接続される。この制御内容については後述する。なお、スタッカ制御部210を画像形成装置本体901側のCPU回路部206に一体的に組み込み、画像形成装置本体901から直接スタッカ100を制御するようにしてもよい。
図3は、スタッカ100の構成を示す図である。スタッカ100は、その上面に画像形成装置本体901から排出されたシートを積載するためのトップトレイ106を備えている。また、装置を大型化させることなく大量にシートを積載することができるよう、2つのスタッカトレイ(以下、第1及び第2スタッカトレイという)112a,112bをシート排出方向に並設したシート積載部であるスタック部100Cを備えている。
そして、A4のようなスモールサイズのシートが排出される場合は、シートをそれぞれのスタッカトレイ112a,112bに積載できるようにすることで大容量化を図っている。なお、A3のようなラージサイズのシートを積載する場合は、シートをスタッカトレイ112a,112bに跨るように積載することにより、ラージサイズのシートの積載を可能としている。
ここで、第1及び第2スタッカトレイ112a,112bは、第1及び第2スタッカトレイ昇降モータ152a,152b(図2参照)により矢印C,D及び矢印E,Fに示す方向に独立で昇降可能に配置されている。
さらに、スタッカ100は、不図示のソレノイドにより駆動され、スタッカ内に搬送されたシートSを、他のシート積載部であるトップトレイ106又はスタック部100Cに向かわせる第1切換え部材103を備えている。なお、図3において、108は第2切換え部材であり、シート排出先が下流の不図示のシート処理装置(スタッカ装置)の場合は、不図示のソレノイドにより駆動され、実線で示す位置に移動する。
また、図3において、100Aは装置本体であるスタッカ本体、100Dはシート搬送装置である。115はシート搬送装置100Dに設けられ、後述する搬送ローラ対110Aにより排出されたシートをスタッカトレイ側に案内する案内手段であるシート案内ユニットである。このシート案内ユニット115は、時計回りに回転し、シートをスタッカトレイ上方に引込むための弾性を備えたローレットベルト116と、シートのシート排出方向の位置決めを行う突当て部である先端ストッパ121を具備している。
そして、シート案内ユニット115は、排出されたシートをローレットベルト116により、ローレットベルト116と第1スタッカトレイ112a(又は第2スタッカトレイ112b)との間に引き込んだ後、先端ストッパ121に突き当てるようになっている。これにより、排出したシートの先端をスタッカトレイ112a,112bに対して位置決めした状態で積載することができる。
なお、シート案内ユニット115はスライド軸118に沿って矢印A及びB方向に移動可能に取付けられており、不図示の案内ユニット駆動モータにより駆動され、シートサイズに応じた位置まで移動することができる。また、このシート案内ユニット115のフレームには、排出されたシートをローレットベルト116に案内するようテーパ部115aが形成されている。
117は、シート案内ユニット115とシート上面との距離を一定に保つために設けられた紙面検知センサであり、この紙面検知センサ117からの信号はスタッカ制御部210に入力される(図2参照)。なお、本実施の形態において、シート上面の位置は積載されたシートが上向きにカールしているときに、後続シートの先端が搬送ローラ対110Aに引っかからないように搬送ローラ対110Aよりも下方に設定されている。
113a、113bはホームポジションセンサであり、このホームポジションセンサ113a,113bは、初期動作時には第1及び第2スタッカトレイ112a,112bのホームポジションを検出する。
なお、第1及び第2スタッカトレイ112a,112bは、シートが排出される際には、ホームポジションセンサ113a,113bにより、図3に示すようなシートの積載が可能なホームポジションに位置している。ここで、第1及び第2スタッカトレイ112a,112bがホームポジションにあるとき、そのシート積載面の位置は同位置である。
114はシート搬送装置100Dに設けられ、駆動ローラ114aと、従動ローラ114bに巻き付けられたシート搬送手段である排出ベルトであり、不図示の駆動ベルトモータにより反時計回り方向に回転可能になっている。そして、この排出ベルト114により、シートがスタッカトレイ112a,112bに排出され、積載される。なお、110は従動ローラであり、この従動ローラ110は、排出ベルト114に圧接し、搬送ローラ対110Aを構成している。
また、124はシート搬送装置100Dに設けられた排紙ローラである。122a、122bは、シート搬送装置100Dに設けられ、シート排出方向に移動可能な延長コロである。そして、シートを第2スタッカトレイ112bに排出する際には、この延長コロ122a,122bを延長コロ駆動手段128(図2参照)により後述する図7に示すように移動させる。
ここで、延長コロ122aが移動する際、延長コロ122aは、後述する図7に示す、シートが通過するシート搬送パス(シート搬送路)をその上面により形成するフィルム状の通路部材であるリールフィルム123を引き出しながら移動する。これによりシート搬送パスが延長される。また、このように移動した延長コロ122aは、後述する図7に示すように排紙ローラ124に圧接し、排紙ローラ124と共に搬送回転体対としての排出ローラ対を構成する。
次に、このような構成のスタッカ100のシート積載動作について図4に示すフローチャートを用いて説明する。
画像形成装置本体901から排出されると、シートは、まずスタッカ100の入口ローラ対101により内部に搬送され、第1切換え部材103まで搬送される。なお、スタッカ制御部210にはシートが搬送される前に、画像形成装置本体901のコントローラ960(のCPU回路部206)から予めシートの情報、例えばシートサイズ、紙種及びシートの排出先の情報等が送られて来ている。
ここで、スタッカ制御部210はコントローラ960から送られてきたシートの排出先がトップトレイ106か否かを判断する(S301)。シートの排出先がトップトレイ106の場合は(S301のY)、第1切換え部材103及び第2切換え部材108を図3に示す破線の位置に切り換える(S302)。これにより、シートは搬送ローラ対104に導かれ、この後、排出ローラ対105によりトップトレイ106へ排出され(S303)、積載される。
シートの排出先がトップトレイ106でない場合には(S301のN)、次にシート排出先がスタッカトレイ112a,112bか否かを判断する(S304)。ここで、排出先がスタッカトレイ112a,112bでないと判断した場合(S304のN)、例えばシートの排出先が下流の不図示のスタッカ装置と判断した場合、第1切換え部材103を破線の位置に切り換える。さらに、第2切換え部材108を図3の実線で示す位置に切り換える(S306)。
これにより、入口ローラ対101により搬送されてきたシートは、搬送ローラ対102により搬送されて、出口ローラ対109に導かれた後、下流の不図示のスタッカ装置に搬送される(S307)。
シート排出先がスタッカトレイ112a,112bの場合(S304のY)、第1切換え部材103を実線で示す位置に切り換える(S308)。これにより、シートは、第1切換え部材103に案内されながら搬送ローラ対110Aまで搬送され、この後、排出ベルト114及び搬送ローラ対110Aによりスタッカトレイ112a,112bに排紙され、積載される(S309)。
ところで、本実施の形態においては、既述したように、A4のようなスモールサイズのシートが排出される場合は、シートをスタッカトレイ112a,112bに積載するようにしている。
図5は、このようにスモールサイズのシートをスタッカトレイ112a,112bに積載する場合の動作を示すフローチャートである。なお、図5においては、第1スタッカトレイ112aをトレイA、第2スタッカトレイ112bをトレイBと簡略化して表記している。
スモールサイズのシートが装置に搬送されて来ると、スタッカ制御部210はシートをトレイA又はトレイBの何れかに積載するかを決定する(S100)。ここで、シートをトレイAに積載する場合(S100のY)、まずトレイA上のシートの有無を確認し(S101)、トレイA上にシートが無い場合には(S101のN)、トレイA上にシートを積載する(S103)。
また、トレイA上にシートが有る場合には(S101のY)、次に、積載されるシートのサイズがトレイAに既積載シートと同サイズで、かつシートが満載でないかを確認する(S102)。そして、積載されるシートのサイズがトレイAに既積載シートと同サイズで、かつシートが満載でない場合は(S102のY)、トレイA上にシートを積載する(S103)。なお、トレイAが満載、あるいは既積載シートと異なったサイズのシートを積載する場合は(S102のN)、トレイBに積載可能かどうか確認する。この部分に関しては、後述する。
次に、このトレイAに対するシートの積載を満載となるまで継続する。そして、シートが満載となると(S104のY)、別のトレイであるトレイBにシートを積載するようにする。なお、満載とならなくとも(S104のN)、ジョブが完了する場合があり、このようにジョブが完了した場合は(S105のY)、シート取出しが可能な状態で装置が一時停止する。
次に、トレイAが満載となり(S104のY)、トレイBに積載する場合、まずトレイB上のシートの有無を確認する(S111)。そして、トレイB上にシートが無い場合には(S111のN)、既述したようにリールフィルム123を引き出してシート搬送パスを延長した後、トレイB上にシートを積載する(S113)。なお、この動作は、スタッカ制御部210がシートをトレイBに積載すると決定した場合も(S100のN)、同様である。
また、トレイB上にシートが有る場合には(S101のY)、次に、積載されるシートのサイズがトレイBに既積載シートと同サイズで、かつシートが満載でないかを確認する(S112)。そして、積載されるシートのサイズがトレイAに既積載シートと同サイズで、かつシートが満載でない場合は(S112のY)、シート搬送パスを延長した後、トレイB上にシートを積載する(S113)。
次に、このトレイBに対するシートの積載を、満載となるまで継続する。そして、シートが満載となると(S114のY)、別のトレイであるトレイAにシートを積載するようにする。また、満載とならなくとも(S114のN)、ジョブが完了する場合があり、このようにジョブが完了した場合は(S115のY)、延長パスを縮めさせ(S116)、この後、シート取出しが可能な状態で装置が一時停止する。
なお、この図5ではトレイA→トレイBの順序でシートを積載しているが、トレイへの積載順序は特に無く、トレイB→トレイAの順序でシートを積載しても同様の効果を得ることが出来る。
次に、スタッカ100の、図5のフローチャートのS103におけるシート排出方向上流側に位置する第1スタッカトレイ112aにシートを積載する動作について説明する。この場合、スタッカ制御部210は、まず図6の(a)に示すように、予め送られて来ているシート情報の中のシートサイズ情報に基づき、シート案内ユニット115を第1スタッカトレイ上の所定の積載位置に移動させる。これにより、シートの積載準備が完了する。
次に、画像形成装置本体901から排出されたシートSが、入口ローラ対101、搬送ローラ対110Aを経て排出ベルト114により搬送されてシート案内ユニット115のテーパ部115aに当接する。そして、このテーパ部115aにより先端がスタッカトレイ側に案内されながら搬送され、ローレットベルト116に導かれる。
なお、排出ベルト114の上流にはタイミングセンサ111が配置されている。そして、タイミングセンサ111によりシート先端部が検知されると、この検知に基づき排出ベルト114は、シートSの後端が排出ベルト114を抜ける前までに減速する。これにより、シートSは安定してローレットベルト116に搬送されていく。なお、この排紙速度は、ローレットベルト搬送速度と略同じ速度である。
この後、シートSは、図6の(b)に示すようにローレットベルト116により、先端ストッパ121に確実に突当てられ、斜行が補正される。次に、整合板119aが幅方向にジョギング動作を行うことで、シートSの幅方向のずれ(横レジずれ)が補正され、第1スタッカトレイ112a上にシートSが高精度に積載されていく。なお、減速された排出ベルト114は、シートSを排出した後、加速され、後続シートが搬送されてくるまでに入口ローラ対101と同じ搬送速度に復帰する。
このようなシート積載シーケンスを繰返すことにより、シートSは順次、第1スタッカトレイ112a上に高精度に積載される。なお、シート積載中、紙面検知センサ117は積載されたシートの上面を常時監視している。そして、シート案内ユニット115と紙面の位置が所定量よりも狭くなった場合には、第1スタッカトレイ昇降モータ152a(図2参照)によりスタッカトレイ112aを所定量下降させ、シート案内ユニット115と紙面距離が一定になる様に制御する。これにより、シートSの案内力が一定に保たれ、高精度積載が可能になる。
また、第1スタッカトレイ上に積載されたシートSの満載検知は、通常は搬送ローラ対110Aから排出されたシートSの排紙枚数により検知するか、第1スタッカトレイ112aに積載されたシートの積載高さを検知する検知手段等により検知される。なお、シートが満載になった場合には、第1スタッカトレイ112aな自動的に下降し、図3に示すドリー120上に固定され、搬出可能な状態になる。
次に、スタッカ100の、図5のフローチャートのS113におけるシート排出方向下流側に位置する第2スタッカトレイ112bにシートを積載する動作について説明する。なお、本実施の形態において、第2スタッカトレイ112bにシートを積載するのは、例えば第1スタッカトレイ112aが満載か、若しくは新たに積載されるシートのサイズが第1スタッカトレイ112aに既積載のシートと異なる場合である。
そして、第1スタッカトレイ112aが満載か、若しくは新たに積載されるシートのサイズが第1スタッカトレイ112aに既積載のシートと異なる場合、スタッカ制御部210は、第2スタッカトレイ112bにシートを積載する制御を開始する。
この場合、まず第1及び第2スタッカトレイ昇降モータ152a,152bにより、図7に示すように第1及び第2スタッカトレイ112a,112bをシート案内ユニット115が移動可能な位置まで下降させる。次に、シート案内ユニット115を、不図示の駆動手段により矢印A方向に移動させ、第2スタッカトレイ112bの上方のシート積載位置で停止する。この後、第2スタッカトレイ112bにより第2スタッカトレイ112bをホームポジションセンサ113bが検知する位置まで上昇させる。
次に、駆動手段としての延長コロ駆動手段128により、リールフィルム123を不図示の収納部から引き出しながら延長コロ122a,122bが図中左方向に移動し、これによりシート搬送パスが延長される。なお、このシート搬送パスは、第2スタッカトレイ112bに安定してシートが排出される位置、即ち、延長コロ122aと第1スタッカトレイ112a、及び延長コロ112aと第2スタッカトレイ112bとの位置関係が略同一となる位置まで延長される。これらの動作が完了し、図7の状態になると第2スタッカトレイ112bにシートを積載する準備が完了する。
次に、画像形成装置本体901から排紙されたシートSが、入口ローラ対101、搬送ローラ対110Aを経て排出ベルト114により、引き出されたリールフィルム123の上面に沿って搬送される。
そして、この後、図8の(a)に示すように、一方の回転体である延長コロ122aと、他方の回転体である排紙ローラ124とにより構成される排出ローラ対(搬送回転体対)124Aにより、シートSをシート案内ユニット115に搬送する。
なお、タイミングセンサ111によりシート先端部が検知されると、この検知に基づき排出ベルト114はシートSの後端が延長コロ122aを抜ける前までに減速することで、シートSは安定してローレットベルト116に搬送されていく。
この後、シートは、図8の(b)に示すようにローレットベルト116により、先端ストッパ121に確実に突当てられ、斜行が補正される。この後、整合板119bが幅方向にジョギング動作を行うことで、シートの横レジずれが補正され、第2スタッカトレイ112b上にシートSが高精度に積載されていく。なお、減速された排出ベルト114は、シートSを排出した後、加速され、後続シートが搬送されてくるまでに入口ローラ対101と同じ搬送速度に復帰する。
このようなシート積載シーケンスを繰返すことにより、シートSは順次第2スタッカトレイ112b上に高精度に積載される。なお、シート積載中、紙面検知センサ117は積載されたシートの上面を常時監視している。そして、シート案内ユニット115と紙面の位置が所定量よりも狭くなった場合には、第2スタッカトレイ昇降モータ152b(図2参照)により第2スタッカトレイ112bを所定量下降させ、シート案内ユニット115と紙面距離が一定になる様に制御する。これにより、シートSの案内力が一定に保たれ、高精度積載が可能になる。
また、第2スタッカトレイ上に積載されたシートSの満載検知は、通常は搬送ローラ対110Aから排出されたシートSの排紙枚数により検知するか、第2スタッカトレイ112bに積載されたシートの積載高さを検知する検知手段等により検知される。なお、第2スタッカトレイ上のシートが満載になった場合には、第2スタッカトレイ112bが自動的に下降し、ドリー120上に固定され搬出可能な状態になる。
ところで、図9は、第2スタッカトレイ上にシートSを積載する際のスタッカ100の状態を示す図である。第2スタッカトレイ上にシートSを積載する際には、既述したように延長コロ122a,122bは、不図示のモータとベルト等を備えた延長コロ駆動手段128によりシート排出方向へ移動する。なお、図9において、122A、122Bは延長コロ122a,122bを保持する保持部であり、延長コロ駆動手段128は、この保持部122A,122Bと一体で延長コロ122a,122bを移動させる。
そして、この後、延長コロ122aは排紙ローラ124と当接してニップを形成する第1位置まで移動し、かつ延長コロ駆動手段128により、この第1位置に保持されている。つまり、第2スタッカトレイ上にシートSを積載する際、延長コロ122aは、移動手段である延長コロ駆動手段128により第1位置に移動し、かつ第1位置に保持される。
ここで、図9において、125は延長コロ122aをシート排出方向とは逆方向(以下、反シート排出方向という)に付勢する付勢手段である付勢ばねであり、この付勢ばね125は保持部122A,122Bに取り付けられている。
また、本実施の形態において、延長コロ122a,122bが移動する際、保持部122Bが所定位置に達した後は、保持部122Aのみが移動するようになっている。これにより、延長コロ122a(保持部122A)は、延長コロ駆動手段128により移動する際、付勢ばね125に抗しながら排紙ローラ124とニップを形成する第1位置まで移動する。
なお、このように第1位置まで移動した後、延長コロ122aは延長コロ駆動手段128の保持力により停止する。そして、第2スタッカトレイ上にシートを積載している間は、延長コロ駆動手段128には電流が流れるようになっているため、延長コロ122aは、付勢ばね125による付勢力に抗して第1位置に保持される。
一方、スタッカ100が紙詰まり(ジャム)等の何らかの原因で停止した場合、延長コロ駆動手段128に電流が流れなくなる。この結果、延長コロ駆動手段128が停止して延長コロ122aの保持を解除し、これにより延長コロ122aには付勢ばね125による反シート排出方向への付勢力のみが働くようになる。
これにより、延長コロ122aは、排紙ローラ124から離間し、付勢ばね125の反シート排出方向への付勢力が無くなる第2位置まで移動する。なお、本実施の形態において、延長コロ122aの静止位置(第2位置)は、シートの排出タイミング等を検知するためシートを検知するシート検知部であるジャムシート検知センサ126のシート検知範囲外の位置としている。この結果、ジャム処理後、ジャムシート検知センサ126が、リールフィルム123をジャムシートと誤検知するのを防ぐことができる。
そして、このようにスタッカ停止時に延長コロ122aが自動的に反シート排出方向に移動し、これに伴って排紙ローラ124から離間することにより、リールフィルム123によって作られるシート搬送パスが短縮される。この結果、排紙ローラ124とリールフィルム123との間にあるジャムシートの除去を容易に行うことができる。
次に、このような構成のスタッカ100の、第2スタッカトレイ上にシートを積載する際ジャムが発生した場合のジャム処理について図10に示すフローチャートを用いて説明する。
第2スタッカトレイ上に対するシートの積載がスタートされた後、ジャムが発生したことを不図示のセンサにより検知すると(S200のY)、延長コロ駆動手段128に電流が流れなくなって延長コロ駆動手段128が停止する。これにより、延長コロ122aには付勢ばね125による反シート排出方向への付勢力のみが働くこととなり、延長コロ122aは図9の実線に示す第1位置から破線に示す第2位置へ移動し、排紙ローラ124から離間する(S201)。
そして、このようにスタッカ停止時に延長コロ122aが自動的に反シート排出方向に移動し、これに伴って排紙ローラ124から離間することにより、リールフィルム123によって作られるシート搬送パスが短縮される。次に、この延長コロ122aの排紙ローラ124からの離間が完了すると、この後、ジャムシートの処理を行う(S202)。
なお、ジャムが発生しない場合には(S201のN)、ジョブが完了するまで(S203のN)、第2スタッカトレイ上にシートを積載し、ジョブが完了すると(S203のY)、第2スタッカトレイを下降させ、シート取出し可能状態で待機させる(S204)。
次に、このように延長コロ122aを排紙ローラ124から離間させ、リールフィルム123によって作られるシート搬送パスを短縮させた後、排紙ローラ124より上流側の排出ベルト114を不図示のノブによって回転させる。これにより、排紙ローラ124とリールフィルム123との間にあるジャムシートの除去を容易に行うことができる。
このように、装置停止時に延長コロ122aを移動させて排紙ローラ124から離間させ、リールフィルム123によって作られるシート搬送パスを短縮することにより、リールフィルム上にあるシートの除去を容易に行うことができる。
以上説明したように、排出ローラ対124Aと排出ベルト114との間でシートがジャムした場合、退避手段である付勢ばね125により、延長コロ122aを排紙ローラ124と離間する位置へ退避させることができる。これにより、排出ローラ対124Aと排出ベルト114との駆動源が異なる場合においても、排出ベルト114を不図示のノブによって回転させることにより、ジャムしたシートを容易に除去することができる。
なお、本実施の形態では、延長コロ122aが延長コロ駆動手段128によって移動する構成であるが、排紙ローラ124を延長コロ122aに対して接離可能に移動させるようにしても良い。さらに、排出ベルト114と延長コロ122aで搬送回転体対を構成し、延長コロ122aを排出ベルト114に対して接離可能に移動させるようにしても良い。
また、本実施の形態では、付勢ばね125の延長コロ122aに対する付勢力が反シート排出方向となっているが、付勢ばね125の延長コロ122aに対する付勢力の方向をシート搬送方向としても良い。この場合、第1位置に移動する際、延長コロ122aは付勢ばね125を縮ませながら移動するようになる。さらに、本実施の形態では延長コロ122aに対する付勢手段(退避手段)としてばねを用いているが、延長コロ122aに対し、付勢力を与え得るものであれば、ゴム、磁石等を用いても良い。
ところで、これまでの説明においては、シートがジャムした際、付勢手段を用いて延長コロ122aを移動(退避)させるようにした場合について述べてきたが、本発明は、これに限らない。例えば、延長コロ122aを手動で反シート排出方向に移動させて排紙ローラ124から離間させるようにしても良い。
次に、このように延長コロ122aを手動で反シート排出方向に移動させるようにした本発明の第2の実施の形態について説明する。
図11は、本実施の形態に係るスタッカ100(シート積載装置)の、第2スタッカトレイ上にシートを積載する際の状態を示す図である。なお、図11において、既述した図9と同一符号は、同一又は相当部分を示している。また、本実施の形態においては、延長コロ122aを付勢する付勢手段(付勢ばね125)を用いていないので、スタッカ100が停止した場合、延長コロ122aは排紙ローラ124に圧接している。
図11において、127は延長コロ122aを手動により排紙ローラ124から離間させ、ジャムシート検知センサ126の検知範囲外の位置まで移動させる延長コロ移動ノブである。ここで、スタッカ100が停止した際には、この延長コロ移動ノブ127を所定の方向に回すことにより、延長コロ122aを反シート排出方向に移動させ、第2位置に移動することができる。つまり、スタッカ100が停止した際には、退避手段である延長コロ移動ノブ127により、延長コロ122aを手動により第1位置から第2位置に移動(退避)させることができる。
そして、このように、装置停止後に延長コロ移動ノブ127によって、延長コロ122aを手動で反シート排出方向に移動させ、第2排紙ローラ124から離間させることにより、リールフィルム123によって作られるシート搬送パスを短縮することができる。これにより、排出ローラ対124Aと排出ベルト114との駆動源が異なる場合においても、排出ベルト114を不図示のノブによって回転させることにより、ジャムしたシートを容易に除去することができる。
なお、本実施の形態では延長コロ122aを延長コロ移動ノブ127によって移動するように構成しているが、排紙ローラ124を、ノブを回すことにより移動するように構成しても良い。また、本実施の形態ではジャムしたシートを除去する際、延長コロ122aを反シート排出方向に移動させているが、シート排出方向に移動可能な構成であれば、ジャムしたシートを除去する際、延長コロ122aをシート排出方向に移動させても良い。
さらに、これまで説明した第1及び第2の実施の形態において、シート搬送パスを延長する方法にとしては、延長コロ122a,122bと排出ベルト114を用いたものを例示していたが、本発明は、これに限らない。
即ち、シートをシート排出方向に並設されたスタッカトレイのうちのシート排出方向下流側に位置するスタッカトレイに搬送可能な構成で、かつ排出時にシート搬送速度を減速することができれば良い。このため、例えばシート搬送手段として、静電吸着ベルトや、エア吸着ベルトを用い、シートを吸着しながら搬送するようにしても良い。
更に、これまでの説明においては、図9に示すように付勢ばね125を保持部122A,122Bの中央部に取り付けた場合について説明したが、本発明は、これに限らない。例えば、図12に示すように付勢ばね125を保持部122A,122Bの上端部に取り付けるようにしても良い。なお、図12において、図9と同一符号は、同一又は相当部分を示している。
また、図12において、139は保持部122Aが固定されると共に、シート搬送方向に移動可能なベルト、138aはリールフィルム123を巻きつけるリールローラである。138bは保持部122Aと一体的に移動してリールフィルム123を引き出す引き出し部、141は所定位置に達した後、保持部122Bの移動を規制するストッパである。
本発明の第1の実施の形態に係るシート積載装置(スタッカ)を備えた画像形成装置の構成を示す図。 上記画像形成装置に設けられたコントローラの制御ブロック図。 上記スタッカの構成を示す図。 上記スタッカのシート積載動作を説明するフローチャート。 上記スタッカのスタッカトレイにスモールサイズのシートを積載する場合の動作を示すフローチャート。 上記スタッカのシート排出方向上流側に位置する第1スタッカトレイにシートを積載する動作を説明する図。 上記スタッカのシート排出方向下流側に位置する第2スタッカトレイにシートを積載する動作を説明する第1の図。 上記スタッカのシート排出方向下流側に位置する第2スタッカトレイにシートを積載する動作を説明する第2の図。 上記スタッカの、第2スタッカトレイ上にシートを積載する際の状態を示す図。 上記スタッカの、第2スタッカトレイ上にシートを積載する際にジャムが発生した場合のジャム処理を説明するフローチャート。 本発明の第2の実施の形態に係るスタッカ(シート積載装置)の第2スタッカトレイ上にシートを積載する際の状態を示す図。 上記スタッカのシート搬送装置に設けられた退避手段の他の構成を説明する斜視図。 従来のスタッカ装置の構成を示す図。 従来の他のスタッカ装置の構成を示す図。 上記従来の他のスタッカ装置のシート積載動作を説明する図。
符号の説明
100 スタッカ
100D シート搬送装置
112a 第1スタッカトレイ
112b 第2スタッカトレイ
114 排出ベルト
115 シート案内ユニット
122a 延長コロ
122b 延長コロ
123 リールフィルム
124 排紙ローラ
124A 排出ローラ対
125 付勢ばね
126 ジャムシート検知センサ
127 延長コロ移動ノブ
128 延長コロ駆動手段
206 CPU回路部
210 スタッカ制御部
900 画像形成装置
901 画像形成装置本体
902 画像形成部
S シート

Claims (7)

  1. シートを搬送する接離可能な搬送回転体対と、
    前記搬送回転体対を構成する一方の回転体を、前記搬送回転体対を構成する他方の回転体と当接する第1位置に移動させ、かつ前記一方の回転体を前記第1位置に保持する移動手段と、
    前記移動手段を駆動する駆動手段と、
    前記駆動手段による前記移動手段の駆動が停止された場合には、前記移動手段により前記第1位置に移動した前記一方の回転体を、前記他方の回転体と離間する第2位置に退避させる退避手段と、を備えたことを特徴とするシート搬送装置。
  2. 前記退避手段は、前記一方の回転体を前記第2位置の方向に付勢する付勢手段であり、前記移動手段の駆動が停止された場合、前記一方の回転体は前記付勢手段により前記第2位置に移動することを特徴とする請求項1記載のシート搬送装置。
  3. 前記退避手段は、前記一方の回転体を手動により前記第2位置に退避させるものであることを特徴とする請求項1記載のシート搬送装置。
  4. 前記請求項1ない3のいずれか1項に記載のシート搬送装置と、
    前記搬送回転体対にシートを搬送するシート搬送手段と、
    シート搬送方向に並設され、シートを積載するシート積載部と、を備え、
    前記搬送回転体対は前記シート搬送手段から搬送されたシートをシート排出方向下流側に位置する前記シート積載部に排出するものであることを特徴とするシート積載装置。
  5. 前記シート搬送手段により前記搬送回転体対に搬送されるシートが通過するシート搬送路を形成するフィルム状の通路部材を引き出し可能に備え、
    前記一方の回転体が前記第1位置に移動する際、前記一方の回転体と共に前記通路部材を引き出して前記シート搬送路を形成することを特徴とする請求項4記載のシート積載装置。
  6. シートの位置を検知するシート検知部を備え、
    前記第2位置は前記シート検知部のシート検知範囲外の位置であることを特徴とする請求項4又は5記載のシート積載装置。
  7. シートに画像を形成する画像形成部と、画像形成後、排出されるシートを積載するシート積載部を備えた請求項4ないし6のいずれか1項に記載のシート積載装置とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
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