JPH09175706A

JPH09175706A - 排紙装置

Info

Publication number: JPH09175706A
Application number: JP7354476A
Authority: JP
Inventors: Ryuta Takechi; 隆太武市; Hiroshi Tomita; 寛冨田; Katsunori Shoji; 勝則庄司; Masakazu Oshita; 政和大下; Shigeru Ninomiya; 滋二宮; Koji Matsumoto; 宏治松本; Kimiko Maruyama; 王子丸山
Original assignee: Ricoh Co Ltd
Current assignee: Ricoh Co Ltd
Priority date: 1995-12-27
Filing date: 1995-12-27
Publication date: 1997-07-08

Abstract

(57)【要約】【課題】接続される画像形成装置の用紙搬送速度が異
なっていても、画像形成装置から排紙装置内に送り込ま
れた転写紙を効率的に排出する。【解決手段】複数の画像形成装置６、７の排紙トレー
に接続され該複数の画像形成装置６、７からの転写紙を
丁合、ソート等して出力する排紙装置１１において、各
画像形成装置６、７に対応して設けられ、各画像形成装
置からの転写紙を一時的に保持する複数のスタック部１
３ａ、１３ｂと、各スタック部へ各画像形成装置６、７
からの転写紙を搬送する複数の搬入路１２ａ、１２ｂ
と、各スタック部の転写紙を一つの搬出口１５から搬出
させるよう合流させた複数の搬出路１４ａ、１４ｂとを
備え、搬出路の合流点１６から搬出口１５の間における
転写紙の搬送速度を、画像形成装置６、７の排紙速度の
うちの最速のものと同じかまたはそれ以上とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、複数の画像形成装
置の排紙トレーに接続され該複数の画像形成装置からの
転写紙を丁合、ソート等して出力する排紙装置に関す
る。

【０００２】

【従来の技術】従来、カラーデータ、テキストデータま
たはイメージデータなど異なる種類のデータパターンを
含む文書を、１つの画像形成装置によって印刷すること
は困難であった。例えば、カラー印字を可能とする画像
形成装置においては一般に印字速度が遅く、黒１色の画
像を出力するにはモノクロタイプの画像形成装置で印字
をするほうが効率が良い。そのため従来は、各データ形
態に合わせて画像形成装置を備え、これらの出力文書を
後に丁合、ソート等している（特公平４−６８１５３号
公報等参照）。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】一方で、近年のソフト
ウエア、ハードウエアの改良・進歩によりコンピュータ
上での画像編集は多岐にわたり、印字形態もより高度化
しており、一文書の中にも多種の情報が混在することと
なった。そこで本発明の目的は、これら多様化した出力
文書を効率的に処理することができる排紙装置を提供す
ることを目的としている。

【０００４】また、企業内のＯＡ化に伴い、一つのオフ
ィスには多種の画像形成装置が混在することがあるが、
これらの面像形成装置はそれぞれが独立して使用されて
いることが多く、効率的使用が行われることが少ない。
そこで本発明の目的は、それらの画像形成装置を有機的
に接続して効率的に利用することができる排紙装置を提
供することを目的としている。

【０００５】さらに、これら多種の画像形成装置におけ
る転写紙の搬送速度は一定しておらず、これら画像形成
装置から排紙される転写紙を一括して取り扱う場合に、
この搬送速度の違いから、丁合、ソート等の処理が効率
的に行えなかったり、転写紙の搬送ジャムが発生するこ
とがある。そこで本発明は、これら搬送速度の違いを吸
収して効率的に転写紙の処理を行い、また搬送ジャム等
の確率を最小限に抑えることができる排紙装置を提供す
ることを目的としている。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明の排紙装置のうち
請求項１に係るものは、複数の画像形成装置の排紙トレ
ーに接続され該複数の画像形成装置からの転写紙を丁
合、ソート等して出力する排紙装置において、上記各画
像形成装置に対応して設けられ、各画像形成装置からの
転写紙を一時的に保持する複数のスタック部と、該各ス
タック部へ上記各画像形成装置からの転写紙を搬送する
複数の搬入路と、上記各スタック部の転写紙を一つの搬
出口から搬出させるよう合流させた複数の搬出路とを備
え、上記搬出路の合流点から上記搬出口の間における転
写紙の搬送速度を、上記画像形成装置の排紙速度のうち
の最速のものと同じかまたはそれ以上としたことを特徴
とする。

【０００７】同請求項２に係る排紙装置は、複数の画像
形成装置の排紙トレーに接続され該複数の画像形成装置
からの転写紙を丁合、ソート等して出力する排紙装置に
おいて、上記各画像形成装置に対応して設けられ、各画
像形成装置からの転写紙を一時的に保持する複数のスタ
ック部と、該各スタック部へ上記各画像形成装置からの
転写紙を搬送する複数の搬入路と、上記各スタック部の
転写紙を一つの搬出口から搬出させるよう合流させた複
数の搬出路とを備え、上記各搬入路における転写紙の搬
送速度を対応する画像形成装置の排紙速度と一致させ、
上記すべての搬出路における転写紙の搬送速度を同じに
したことを特徴とする。

【０００８】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
沿って説明する。図１は本発明に係る排紙装置を接続し
たシステム全体の概略図である。図１に示すように、本
システムはＬＡＮ(Local Area Network)を中心に構成さ
れ、ネットワーク上にワークステーション１、スキャナ
ー２、ファックス３、デジタル複写機４、サーバー５、
プリンタ６、７等を接続している。ワークステーション
１は、デジタル複写機４やプリンタ６、７に対する印字
命令、スキャナー２に対する画像読み取り命令等の制御
命令をネットワークを介して発信するとともに、スキャ
ナー２やファックス３からのデータをサーバー１のディ
スク８に蓄積し、または加工等する。スキャナー２はワ
ークステーション１からの命令に基づいて画像を取り込
むもので、幾つかのスキャナー２には原稿前処理装置１
０が接続され、原稿前処理装置１０によって前処理され
た原稿がスキャナー２によって読み込まれる。ファック
ス３はファックスゲートウェイ９を介してＬＡＮに接続
されており、ワークステーション１からの命令に基づい
てファックス受信及び送信を行う。

【０００９】ワークステーション１から発せられた印字
・画像形成命令は、オンラインでサーバ５に送られ、そ
こからプリンタ６、７に送られる。プリンタ６、７は異
なる画像データ（例えば、カラーとモノクロ）の印字を
行うものである。これらプリンタ６、７には、本発明に
係る排紙装置１１が接続されている。

【００１０】排紙装置１１は、プリンタ６、７による画
像形成後の用紙を一括し、ワークステーション１により
与えられた命令に基づいて丁合、ソート等の処理をして
出力するものである。図２に示すように、排紙装置１１
は、プリンタ６、７に対応してそれぞれ設けられた搬入
路１２ａ、１２ｂ、スタック部１３ａ、１３ｂ、及び搬
出路１４ａ、１４ｂを備えている。

【００１１】搬入路１２ａ、１２ｂは、プリンタ６、７
の排紙トレー６ａ、７ａに接続され、プリンタ６、７か
ら排紙された画像形成後の用紙を受け取り、排紙装置１
１内に搬入するためのものである。図３に搬入路１２
ａ、１２ｂと排紙トレー６ａ、７ａとの接続箇所を拡大
して示す。搬入路１２ａ、１２ｂの先端には、搬入ベル
ト１２ｃ及び搬入ローラ１２ｄが備えられ、同図（Ｂ）
のように搬入ベルト１２ｃは排紙トレー６ａ、７ａの凹
部６ｂ、７ｂ内に位置される。搬入ベルト１２ｃは、搬
入路１２ａ、１２ｂに対し回動自在に支持されており、
排紙トレー６、７の傾斜角に合わせてその角度を変える
ことができる。排紙トレー６ａ、７ａ上に排紙された用
紙は、搬入ベルト１２ｃ及び搬入ローラ１２ｄによって
搬入路１２ａ、１２ｂ上に運び込まれ、給紙ローラ１２
ｅによってスタック部１３ａ、１３ｂ内に送り込まれ
る。

【００１２】スタック部１３ａ、１３ｂは、搬入路１２
ａ、１２ｂの出力端に接続され、搬入路１２ａ、１２ｂ
に搬送されてきた用紙を一時的に保持する。スタック部
１３ａ、１３ｂに一時的に用紙を保持することによっ
て、用紙の排出のタイミングを調整し、両スタック部１
３ａ、１３ｂに送り込まれる用紙の丁合、ソート等を可
能とする。各スタック部１３ａ、１３ｂは、傾斜路１３
ｃ、１３ｄを介して搬出路１４ａ、１４ｂに接続されて
いる。

【００１３】スタック部１３ａ、１３ｂのそれぞれに接
続された搬出路１４ａ、１４ｂは、排紙装置１１の排出
口１５の手前で、合流している（合流部１６）。このた
め、各スタック部１３ａ、１３ｂから別々に搬出路１４
ａ、１４ｂに送られてきた用紙は、合流部１６で合流
し、一つの搬出口１５から外部のソータ１７に排出され
る。排出口１５には、用紙排出用に排紙ローラ１９が備
えられている。各搬出路１４ａ、１４ｂの入口側には、
再給紙ベルト１４ｃ及び給紙ローラ１４ｄが備えられ、
スタック部１３ａ、１３ｂの傾斜路１３ｃ、１３ｄ上に
ある用紙を搬出路１４ａ、１４ｂ内に引き込む。

【００１４】上記構成において、プリンタ６、７は異な
るタイプのものであり、用紙の搬送速度が異なってい
る。この場合に排紙ローラ１９は、プリンタ６、７の搬
送速度の速い方と同じかまたはそれ以上の搬送速度で用
紙が送れるように回転させられている。例えば、プリン
タ６の搬送速度Ｖ１がプリンタ７の搬送速度Ｖ２よりも
速ければ、搬送速度Ｖ１以上で用紙を搬送する。プリン
タ６の搬送速度Ｖ１で搬送された用紙は、その搬送速度
を緩めることなく排紙トレー６ａに排出される。排紙ト
レー６ａの用紙は、搬入ベルト１２ｃと搬入ローラ１２
ｄで、搬入路１２ａ内に引き込まれ、スタック部１３ａ
に搬入される。スタック部１３ａ内の用紙は、丁合、ス
タックをするためのタイミングで、再給紙ベルト１４ｃ
及び給紙ローラ１４ｄによって搬出路１４ａ上に送り込
まれる。用紙は合流部１６を経て搬出口１５からソータ
１７のトレイ１８上に排出される。この場合において、
用紙は、排紙ローラ１９によって速度Ｖ１以上で排出さ
れる。プリンタ７から搬送速度Ｖ２で排紙トレー７ａ上
に排出された用紙も、同様に、搬入路１２ｂ、スタック
部１３ｂ及び搬出路１４ｂを経て、排紙ローラ１９によ
って速度Ｖ１以上で排出される。これにより排紙装置１
１内において用紙をどこかに留めることなく効率的に排
紙が行われる。もし排出速度をプリンタ６の搬送速度Ｖ
１以下に設定した場合には、プリンタ６から順次排紙装
置１１に用紙が送り込まれず、従って連続プリントが不
可能となる。

【００１５】次に本発明の他の実施形態について説明す
る。本実施形態において排紙装置１１の機械的構成は、
先の実施例のものと同じであり、その説明を省略する。
プリンタ６、７の排紙速度が異なる場合、搬入路１２
ａ、１２ｂの用紙搬送速度が一定であると、一方のプリ
ンタの搬送速度と合わなくなり、給紙ジャムを引き起こ
すことがある。そこで、本実施形態においては、搬入路
１２ａにおける用紙の搬送速度をプリンタ６の搬送速度
Ｖ１と同じにし、搬入路１２ｂにおける用紙の搬送速度
をプリンタ７の搬送速度Ｖ２と同じにする。さらに、搬
送路１４ａと搬送路１４ｂの搬送速度を一致させる。各
プリンタ６、７の排紙トレー６ａ、７ａ上の用紙は、そ
れぞれの排紙速度Ｖ１またはＶ２で搬入路１２ａ、１２
ｂに搬入され、それによって用紙の搬入がスムーズに行
われ、給紙ジャム等が防止される。搬送速度Ｖ１または
Ｖ２で搬入された各用紙は、それぞれのスタック部１３
ａ、１３ｂに一時的に保持される。スタック部１３ａ、
１３ｂ内の用紙は、今度は、同じ搬送速度で搬出路１４
ａ、１４ｂ上を搬送され、合流部２２で合流し、排出口
１９からソータ１７へ排出される。このように用紙の搬
出速度が一定だと、丁合、ソート等がスムーズに行われ
る。

【００１６】以上、本発明の実施形態を説明したが、本
発明排紙装置は上記実施形態に限定されずに種々の改
良、変更が可能である。例えば、上記実施形態では、プ
リンタの排紙トレーと排紙装置の搬入路との接続構造を
図３に示すような構成としたが、排紙トレー上の用紙を
排紙装置内に送り込む種々の構成を採用することができ
る。

【００１７】

【発明の効果】請求項１の排紙装置は以上説明してきた
ように、搬出路の合流点から搬出口の間における転写紙
の搬送速度を、画像形成装置の排紙速度のうちの最速の
ものと同じかまたはそれ以上としたことにより、接続さ
れる画像形成装置の用紙搬送速度が異なっていても、画
像形成装置から排紙装置内に送り込まれた転写紙を効率
的に排出できるという効果がある。

【００１８】請求項２の排紙装置は、各搬入路における
転写紙の搬送速度を対応する画像形成装置の排紙速度と
一致させ、かつすべての搬出路における転写紙の搬送速
度を同じにしたことにより、画像形成装置からの用紙の
受け渡しがスムーズに行われ、給紙ジャム等を引き起こ
す可能性を最小限に抑えることができるという効果があ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る排紙装置を接続したネットワーク
システムの一構成例を示す図である。

【図２】本発明の排紙装置の一実施形態に係る概略側面
図である。

【図３】画像形成装置の排紙トレーと本発明に係る排紙
装置の搬入路との接続構造の一例を示す斜視図である。

【符号の説明】

１ワークステーション２スキャナー３ファックス４デジタル複写機５サーバー６、７プリンタ８ディスク９ファックスゲートウェイ１０原稿前処理装置１１排紙装置１２ａ、１２ｂ搬入路１２ｃ搬入ベルト１２ｄ搬入ローラ１２ｅ給紙ローラ１３ａ、１３ｂスタック部１３ｃ、１３ｄ傾斜路１４ａ、１４ｂ搬出路１４ｃ再給紙ベルト１４ｄ給紙ローラ１５排出口１６合流部１７ソーター１８トレイ１９排紙ローラ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者大下政和東京都大田区中馬込１丁目３番６号株式会社リコー内 (72)発明者二宮滋東京都大田区中馬込１丁目３番６号株式会社リコー内 (72)発明者松本宏治東京都大田区中馬込１丁目３番６号株式会社リコー内 (72)発明者丸山王子東京都大田区中馬込１丁目３番６号株式会社リコー内

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】複数の画像形成装置の排紙トレーに接続
され該複数の画像形成装置からの転写紙を丁合、ソート
等して出力する排紙装置において、上記各画像形成装置
に対応して設けられ、各画像形成装置からの転写紙を一
時的に保持する複数のスタック部と、該各スタック部へ
上記各画像形成装置からの転写紙を搬送する複数の搬入
路と、上記各スタック部の転写紙を一つの搬出口から搬
出させるよう合流させた複数の搬出路とを備え、上記搬
出路の合流点から上記搬出口の間における転写紙の搬送
速度を、上記画像形成装置の排紙速度のうちの最速のも
のと同じかまたはそれ以上としたことを特徴とする排紙
装置。
【請求項２】複数の画像形成装置の排紙トレーに接続
され該複数の画像形成装置からの転写紙を丁合、ソート
等して出力する排紙装置において、上記各画像形成装置
に対応して設けられ、各画像形成装置からの転写紙を一
時的に保持する複数のスタック部と、該各スタック部へ
上記各画像形成装置からの転写紙を搬送する複数の搬入
路と、上記各スタック部の転写紙を一つの搬出口から搬
出させるよう合流させた複数の搬出路とを備え、上記各
搬入路における転写紙の搬送速度を対応する画像形成装
置の排紙速度と一致させ、上記すべての搬出路における
転写紙の搬送速度を同じにしたことを特徴とする排紙装
置。