JPH0940305A - 原稿読取前処理装置 - Google Patents

原稿読取前処理装置

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JPH0940305A
JPH0940305A JP7215534A JP21553495A JPH0940305A JP H0940305 A JPH0940305 A JP H0940305A JP 7215534 A JP7215534 A JP 7215534A JP 21553495 A JP21553495 A JP 21553495A JP H0940305 A JPH0940305 A JP H0940305A
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JP7215534A
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Inventor
Kimiko Maruyama
王子 丸山
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】一台の原稿読取装置では読取条件の異なった複
数の原稿を同時に読み取ることができないので、原稿を
読取条件に応じて複数の原稿読取装置に搬送し複数の原
稿を同時に読み取ることにより大量の原稿を読み取るよ
うにした。 【解決手段】原稿を読取指示単位毎にスタッカ11aに
搬送して蓄積する。原稿を蓄積しているときに満杯検出
部19aがスタッカ11aが原稿で満杯になったことを
検出すると、残りの原稿を空いているスタッカ11b〜
11nに搬送し蓄積する。原稿読取指示の際に入力され
た原稿の読取条件と枚数及び蓄積された順番とを記憶
し、記憶した情報を基に各スタッカ11a〜11nに蓄
積した原稿を各原稿読取装置に搬送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は読取条件及び原稿
読取装置の状態にしたがって原稿を一時的に蓄積し又は
原稿読取装置に搬送する原稿読取前処理装置、特に原稿
蓄積の効率化に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ユーザの複写作業効率を高めるために、
複数のユーザがユーザ毎に随時原稿を分けて載置し複写
指示することができる原稿自動搬送装置を有する複写機
が、例えば特開昭62-123440号公報、特開昭62-1234
41号公報、特開昭62-123442号公報及び特開昭62-12
3443号公報等に開示されている。これらの原稿自動搬送
装置では、搬送する原稿を一時的に蓄積するトレイを複
数備え、トレイに蓄積された原稿を順に同一条件で複写
処理するようにしている。
【0003】一方、多種大量の原稿を複写する場所、例
えばコピーセンタでは異なった読取条件で大量の原稿を
迅速に読み取る必要がある。このため、このような多種
大量の原稿を複写する場所では、例えば上記原稿自動搬
送装置を備えた複写機を条件設定を変えて複数台併設し
て対応している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、複数の
異なった読取条件の原稿に対応できるように、条件設定
の異なった複数台の複写機を併設した場合は、人手によ
り原稿を各複写機に振り分ける必要があり効率的でな
い。
【0005】また、前記原稿自動搬送装置では原稿を一
台の複写機に順に搬送しているために、緊急に複写する
必要がある原稿が出た場合に、優先順位の設定等の作業
を再度行なわなければなない。
【0006】この発明はかかる短所を解消するためにな
されたものであり、原稿の蓄積及び搬送をする原稿読取
前処理装置を原稿読取装置と切り離して稿読取前処理装
置と原稿読取装置との組合せを自由に変更できるように
し、原稿読取前処理装置で原稿読取装置の設定等の状況
及び読取条件に応じて原稿を効率的に蓄積及び搬送する
ことにより、複写作業効率の向上を図ることを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る原稿読取
前処理装置は、複数のスタッカと満杯検出部と蓄積時搬
送制御部と原稿読取単位記憶部と読取時搬送制御部を備
え、各スタッカは原稿挿入台に載置された原稿を原稿の
読取指示単位に一時的に蓄積し、満杯検出部はスタッカ
毎にスタッカが原稿で満杯になったことを検出し、蓄積
時搬送制御部は原稿挿入台に載置された原稿をスタッカ
に搬送するものであり、一回の読取指示で指示された複
数の原稿をスタッカに蓄積しているときに満杯検出部が
原稿を蓄積したスタッカが原稿で満杯になったことを検
出すると原稿挿入台に載置された残りの原稿を空いてい
るスタッカに搬送し、原稿スタッカに蓄積できる枚数を
越えて原稿の蓄積が指示された場合でも蓄積処理を続行
し、原稿読取単位記憶部は原稿の読取指示の際に入力さ
れた原稿の読取条件と枚数及び原稿が蓄積された順番と
を記憶し、読取時搬送制御部は原稿読取単位記憶部に記
憶した情報を基に各スタッカに蓄積した原稿を原稿の読
取指示単位毎に各原稿読取装置に搬送する。
【0008】さらに、原稿読取単位記憶部に記憶した読
取条件を操作表示部から入力した又はジョブシートから
読み取った原稿の読取条件によって変更し又は消去し、
読取条件の変更などに対応できるようにする。
【0009】さらに、スタッカに蓄積された原稿に同一
読取条件の原稿を追加して蓄積し、一つの原稿の読取指
示単位の原稿に対して指定した読取条件と読取条件が同
じ原稿を一つにまとめる。
【0010】さらに、蓄積時搬送制御部は空のスタッカ
がない場合、満杯検出部の検出結果を基に原稿挿入台に
載置された原稿を満杯になっていないスタッカに搬送
し、各スタッカの蓄積容量を有効に使う。
【0011】
【発明の実施の形態】原稿読取前処理装置は、例えば大
量の原稿の複写を集中して行なうコピーセンタ等に設置
され、複数台の原稿読取装置で原稿を読取るシステムに
用いた装置であり、複写する原稿を一時的に蓄積する複
数のスタッカを備え、原稿を各原稿読取装置の状況及び
指定された読取条件に応じて一時的に蓄積し搬送する。
各原稿読取装置は設置場所の使用状況に応じて同一又は
異なった読取条件の原稿を同時に読み取るので、設置場
所の使用状況に応じて読取条件が設定されている。
【0012】原稿読取前処理装置は原稿挿入台に原稿
と、例えば原稿の読取条件等が記載されたジョブシート
が載置されると、原稿挿入台に載置された原稿を、例え
ばフォトセンサ等のセンサで検知する。原稿挿入台にお
ける原稿を検知すると、ジョブシートに記載された読取
条件に適合した原稿読取装置が原稿の読取可能であるか
否かを調べ、原稿読取が可能でない場合、蓄積時搬送制
御部は原稿挿入台に載置された原稿を空いているスタッ
カに順に搬送し、スタッカで一時的に蓄積する。原稿枚
数検知センサは蓄積時搬送制御部が搬送した原稿の枚数
を計数する。原稿をスタッカに蓄積しているときに、満
杯検出部が当該スタッカが満杯になったことを検出する
と、蓄積時搬送制御部は他のスタッカの空き状況を調
べ、空いているスタッカに原稿挿入台に載置された残り
の原稿を搬送する。原稿挿入台に載置された原稿が全て
搬送されると、原稿読取単位記憶部は原稿挿入台に載置
された原稿を一つの原稿の読取指示単位として、原稿読
取指示の際に入力された原稿の読取条件と原稿の枚数及
び原稿を蓄積した順番とを記憶する。なお、読取条件は
原稿の読取時間指定及び原稿サイズ等を含み、これによ
り読取指示単位毎の原稿の読取順及び原稿を搬送する原
稿読取装置等が指定される。
【0013】各スタッカに蓄積した原稿は読取時搬送制
御部によって原稿読取単位記憶部に記憶した原稿のサイ
ズ及び原稿読取装置の稼動状況などにあわせて原稿の読
取指示単位毎に各原稿読取装置に搬送される。
【0014】さらに、操作表示部からの入力又はジョブ
シートからの読み込み内容により原稿読取単位記憶部に
記憶した読取条件を変更し又は消去し、読取条件の変更
などに対応できるようにする。
【0015】さらに、スタッカに蓄積された原稿に同一
読取条件の原稿を追加して蓄積し、一つの原稿の読取指
示単位の原稿に対して指定した読取条件と読取条件が同
じ原稿を一つにまとめる。
【0016】さらに、蓄積時搬送制御部は空のスタッカ
がない場合、満杯検出部の検出結果を基に原稿挿入台に
載置された原稿を満杯になっていないスタッカに搬送
し、各スタッカの蓄積容量を有効に使う。
【0017】
【実施例】図1は原稿前処理装置1を用いた原稿の読み
込みから印字までを行なうシステム、例えば大量の原稿
の複写を集中して行なうコピーセンタにおける機器構成
図である。原稿前処理装置1は原稿読取装置2a〜2n
に連結し、原稿読取装置2a〜2nの設定等の状態及び
指定された読取条件により挿入された原稿を一時的に蓄
積し、蓄積した原稿及び読取条件を原稿読取装置2a〜
2nの状況等に応じて原稿読取装置2a〜2nに自動的
に搬送する。原稿読取装置2a〜2nはネットワークを
介してプリントサーバ3及びプリンタ4a〜4nに接続
し、読み込んだ原稿のデータをプリンタ4a〜4nに送
りプリンタ4a〜4nから印字出力する。プリントサー
バ3はハードディスク装置3aを備え、LAN5を介し
て接続したワークステーション6、スキャナ7及びファ
クシミリ装置ゲートウェイ8等から送られたデータをハ
ードディスク装置3aに記憶したりプリンタ4a〜4n
に送って印字したりする。
【0018】図2は原稿読取前処理装置1と原稿読取装
置2a〜2nの斜視図であり、図3は原稿読取前処理装
置1の側断面図である。原稿読取前処理装置1は、例え
ば複数直列に連結された原稿読取装置2a〜2nに原稿
読取条件にあわせて原稿を搬送するものであり、図2及
び図3に示すように原稿挿入台10、スタッカ11a〜
11n、操作表示部12、テンキー13、ジョブシート
返却排紙部14、引換票出力部15、引換票挿入部1
6、制御装置17、ジョブシート読取部18、満杯検知
部19a〜19n、ジョブシート印字部20及び引換票
印字部21を備える。原稿挿入台10は複写する原稿及
びジョブシートを載置する部分である。ここで、ジョブ
シートとは読取条件等を記載したもので読取条件の登
録、変更、追加又は消去の指定、ジョブナンバー、複写
部数、色指定、濃度、文字又は写真の別、納期、依頼者
の名前等を記載する。なお、ここでジョブとは原稿の読
取指示単位毎の原稿の蓄積から原稿読取装置2a〜2n
までの作業をいう。
【0019】引換票出力部15はジョブ終了時刻、ジョ
ブ受付ナンバー、請求金額などが記載された引換票を出
力する。なお、引換票は原稿及び複写紙を受け取るとき
に使われる。また、引換票を印字出力する代わりにジョ
ブシートに引換票を印字するようにしても良い。引換票
挿入部16は読取条件等の修正又は原稿の読取の中止時
に訂正又は中止する原稿のジョブシートを挿入する部分
である。制御装置17は、図4に示すように主制御部1
71、蓄積時搬送制御部172、読取時搬送制御部17
3、原稿読取単位記憶部174、ROM175及びRA
M176を有する。主制御部171はROM171に記
憶されたプログラム等を基に原稿読取前装置1全体の制
御を行なう。蓄積時搬送制御部172は原稿挿入台10
に載置された原稿の原稿挿入台10からスタッカ11a
〜11nまでの搬送を制御する。読取時搬送制御部17
3はスタッカ11a〜11nから原稿読取装置2a〜2
nまでの原稿の搬送を制御する。原稿読取単位記憶部1
74は原稿の読取指示単位に各スタッカ11a〜11n
に蓄積した原稿の順番と原稿の枚数と読取条件とを記憶
する。
【0020】ジョブシート読取部18は原稿挿入台10
から搬送されたジョブシートを読み取ったり、原稿挿入
台10から搬送された原稿の枚数を計数したりする。満
杯検知部19a〜19nは各スタッカ11a〜11nが
原稿で満杯になったことを検出するものであり、例えば
機械式のスイッチ又はフォトセンサ等からなる。
【0021】原稿読取装置2a〜2nは直列に連結し、
原稿読取前処理装置1から搬送された原稿を読み取るも
のである。原稿読取装置2a〜2nは、図5に示すよう
に連結搬送部23a,23b、スタッカ24、満杯検知
センサ25、読取部26及び原稿排紙部27a〜27n
を備え、連結搬送部23aに送られた原稿を連結搬送部
23bを介して次段の原稿読取装置2bに搬送し、次段
以後の原稿読取装置2b〜2nで読み取る。また、原稿
読取装置2a〜2nは搬送路23cに搬送された原稿を
内部のスタッカ24に一旦蓄積し、読取部26で読み取
った後に原稿排紙部27a〜27nに排出する。原稿読
取装置2a〜2nは原稿を次段以降の原稿読取装置2b
〜2nに搬送する連結搬送部23a,23bと、原稿を
読み込むために搬送蓄積する搬送路23c及びスタッカ
24を備えるので、原稿読取中であっても次段以降の原
稿読取装置2b〜2nに原稿を搬送することができ、全
ての原稿読取装置2a〜2nで並列して原稿の読取動作
を行なうことができる。なお、原稿読取装置2a〜2n
の機能設定は、使用場所の状況に応じて設定する。例え
ば、異なったサイズ等の原稿を多く読み取る場所では、
各原稿読取装置の機能設定をそれぞれ変えるようにし
て、同一サイズなど読取条件が同じ原稿を多く読み取る
場合には各原稿読取装置の機能設定を同じにする。
【0022】上記構成の原稿読取前処理装置1の動作を
図6のフローチャートを参照して説明する。
【0023】ユーザが操作表示部12から読取条件等を
指定して、又は原稿挿入台10に原稿と共にジョブシー
トを載置して操作表示部12から原稿の読取を指示する
と(ステップS1)、主制御部171は操作表示部12
又はジョブシートにより入力された原稿の読取条件に適
合した原稿読取装置2a〜2nに原稿読取可能か否かを
問い合わせる。例えば原稿の読取条件に適合した原稿読
取装置2aが原稿の読取可能な場合は(ステップS
2)、主制御部171は蓄積時搬送制御部172及び読
取時搬送制御部173に原稿を原稿読取装置2aに搬送
するように指示する。主制御部171からの指示を受け
ると、蓄積時搬送制御部172は原稿挿入台10に載置
された原稿を一枚ずつ分離し、順に搬送路22a及び搬
送路22bを介して原稿読取装置2aに向けて搬送す
る。読取時搬送制御部173は蓄積時搬送制御部172
が搬送した原稿を搬送路22hを介して原稿読取装置2
aのスタッカ24に向けて搬送する(ステップS3)。
また、ジョブシート読取部18は原稿挿入台10から搬
送される原稿及びジョブシートを調べ、原稿が搬送され
た場合は搬送された原稿の枚数を計数し、ジョブシート
が搬送された場合にはジョブシートに記載された内容を
読み込む。なお、蓄積時搬送制御部172及び読取時搬
送制御部173は、例えば搬送路22a〜22h上にあ
る分岐爪を制御して、原稿の搬送路22a〜22hを切
り替え、搬送ころを回転して原稿を搬送する。図中、分
岐爪を三角印で示し、搬送ころを丸印で示す。
【0024】ジョブシート読取部18がジョブシートを
読み込むと、制御部171は蓄積時搬送制御部172に
ジョブシートを搬送路22dを介してジョブシート返却
排紙部14から排紙するように指示し、ジョブシートか
ら読み込んだ読取条件等を原稿読取装置2aに送る。原
稿読取装置2aは原稿が内部スタッカ24に搬送される
と、搬送された原稿から読取部26が読み取った内容を
読取条件と共にプリントサーバ3に送り、プリントサー
バ3は読取条件にしたがってプリンタ4a〜4nから印
字出力する。このように、原稿読取前処理装置1は原稿
読取条件に適合した原稿読取装置2a〜2nが空いてい
る場合は、挿入された原稿をただちに原稿読取装置2a
〜2nに搬送し、原稿読取装置2a〜2nで読み込んだ
原稿を読取条件にしたがってプリンタ4a〜4nから印
字出力するので、原稿読取装置2a〜2nが原稿読取中
でない時間を短くできる。なお、複数の原稿読取装置2
a〜2nが原稿読取可能な場合は、読取条件と原稿読取
速度又は解像度等の原稿読取装置の機能を比較し、最も
適した機能を備える原稿読取装置2a〜2nを選択し原
稿を搬送する。
【0025】これに対して、原稿読取条件に適合する全
ての原稿読取装置2a〜2nが原稿読取中であり原稿を
送っても直ちに読み取ることができない場合は、主制御
部171は原稿読取単位記憶部174を調べて、未使用
のスタッカ11a〜11nがあるか否かを調べる。例え
ば、スタッカ11aとスタッカ11bが未使用であった
場合(ステップS4)、主制御部171は蓄積時搬送制
御部172に原稿を、例えばスタッカ11aに搬送する
ように指示する。蓄積時搬送制御部172は主制御部1
71から指示を受けると、原稿挿入台10に載置された
原稿を一枚ずつ順に搬送路22a及び搬送路22eを介
してスタッカ11aに搬送し、スタッカ11aに原稿を
蓄積する(ステップS5)。原稿挿入台10に載置され
た原稿が全てスタッカ11aに蓄積される前に満杯検知
部19aがスタッカ11aが原稿で満杯になったことを
検出すると(ステップS6)、蓄積時搬送制御部172
は搬送路を切り替えて残りの原稿をスタッカ11bに搬
送する(ステップS4、S5)。蓄積時搬送制御部17
2は上記搬送動作(ステップS4〜S6)を繰り返し
て、スタッカ11aに原稿を搬送し(ステップS7)、
原稿の搬送が終了すると、主制御部171は原稿を蓄積
したスタッカ11a,11bと、各スタッカ11a,1
1bに蓄積した原稿の順番と、原稿の枚数と、読取条件
とを原稿読取単位記憶部174に記憶する。例えば、原
稿読取単位記憶部174は、図7の構成図に示すような
構造体ポインタを各スタッカ11a〜11nに対して記
憶し、各構造体ポインタは各スタッカ11a〜11nが
蓄積した読取条件等を記憶している記憶先を示す。
【0026】このように、スタッカ11a〜11nに空
きがある場合、原稿は原稿の読取指示単位毎に異なった
スタッカ11a〜11nに蓄積されるので、原稿の取り
出し及び管理が容易になる。また、一つのスタッカ、例
えばスタッカ11aに入らない大量の原稿が原稿挿入台
10に一度に載置された場合でも、自動的に複数のスタ
ッカ、例えばスタッカ11aとスタッカ11bに分けて
蓄積するので、原稿の搬送等を中断する必要がない。な
お、原稿読取単位記憶部174は原稿の読取指示単位毎
に原稿の順番と原稿の枚数と読取条件とを記憶するの
で、読取時搬送制御部173は原稿読取単位記憶部17
4に記憶した情報を基に各スタッカ11a〜11nに蓄
積した原稿を原稿の読取指示単位毎に原稿読取装置2a
〜2nに搬送することができる。例えば読取時搬送制御
部173は原稿読取装置2a〜2nに搬送する原稿のジ
ョブナンバーを基に、全スタッカ11a〜11nに蓄積
する原稿の情報を読み出し、該当する原稿の情報のスタ
ッカ内開始ページとスタッカ内終了ページと次ぎの原稿
を蓄積しているスタッカ11a〜11nを示す次ポイン
タを調べ、次ポインタが終了を意味するFFHとなるま
でページ番号順に各スタッカ11a〜11nから原稿を
取り出し搬送する。
【0027】原稿読取条件に適合する全ての原稿読取装
置2a〜2nが既に原稿読取中で、かつ、未使用のスタ
ッカ11a〜11nがない場合は(ステップS4)、主
制御部171は満杯検知部19a〜19nを調べて、満
杯でないスタッカ11a〜11nがあるか否かを調べ
る。例えばスタッカ11aが満杯でない場合は(ステッ
プS8)、蓄積時搬送制御部172は上記と同様に原稿
をスタッカ11aに搬送する(ステップS9〜S1
1)。また、主制御部171は原稿の搬送が終了する
と、前記説明と同様に原稿を蓄積したスタッカ11a〜
11nと、各スタッカ11a〜11nに蓄積した原稿の
順番と、原稿の枚数と、読取条件とを原稿読取単位記憶
部174に記憶する。このように、蓄積する原稿が多い
場合又は原稿の読取指示回数が多い場合でも、全てのス
タッカ11a〜11nが満杯になるまで、原稿を蓄積す
ることができるので、スタッカ数を節約することができ
る。なお、スタッカ11a〜11nに蓄積された原稿は
原稿読取条件に適合する原稿読取装置2a〜2nが空き
しだい、緊急度の高い順に原稿読取装置2a〜2nに搬
送される。
【0028】上記のようにスタッカ11a〜11nに蓄
積した原稿の読取条件等を変更するときは、ユーザは図
8に示すように変更を指示する部分をマークしたジョブ
シートを原稿挿入台10に置き、操作表示部12から読
取開始を指示する。上記実施例と同様にジョブシートが
搬送され、ジョブシート読取部18でジョブシートが読
み取られると、主制御部171はジョブシートに記載さ
れたジョブナンバーを基に、原稿読取単位記憶部174
の記憶内容を変更する。これにより、ユーザは複写部数
又は納期等を変更することができる。また、ジョブシー
トの消去を指示する部分がマークされている場合は主制
御部171は読取時搬送制御部173に指示し、該当す
る原稿をジョブシート返却排紙部14から排紙した後
に、原稿読取単位記憶部174に記憶した該当する情報
を消去する。
【0029】さらに、既にスタッカ11a〜11nに蓄
積した原稿に新たな原稿を追加する場合は、図9に示す
ように追加を指示する部分をマークしたジョブシートを
原稿挿入台10に置いた後に追加する原稿を原稿挿入台
10に置き、操作表示部12から開始を指示する。主制
御部171はジョブシートが原稿の追加を指示するもの
である場合は原稿読取単位記憶部174に記憶した該当
するジョブナンバーに対する次ポインタの終了マークを
消去した後に既に説明したと同様に原稿挿入台10上の
原稿をスタッカ11a〜11nに搬送する。このよう
に、外部から指示された読取指示単位の原稿に原稿挿入
台10に載置された他の読取指示単位の原稿を追加して
蓄積し、一つの原稿の読取指示単位の原稿に対して指定
した読取条件と読取条件が同じ原稿を一つにまとめるの
で、容易に原稿の追加をすることができる。なお、原稿
を追加する場合は読取条件は既に記憶されているので、
追加原稿のジョブシートに読取条件を記入する必要はな
い。さらに、追加原稿のジョブシートに読取条件等が記
入されている場合は、追加原稿のジョブシートに記入さ
れている読取条件などで、原稿読取単位記憶部174に
記憶した読取条件を置き換えるようにして、追加及び変
更作業を一回の操作で行なえるようにしても良い。
【0030】なお、上記実施例では同一サイズのスタッ
カ11a〜11nを用いているが、例えば1から5段目
をA4サイズ原稿用のスタッカとし、6段目から8段目
をA3サイズの原稿用のスタッカとして予め定め、ジョ
ブシート読取部21で原稿のサイズを判別して、判別し
た原稿のサイズにより原稿を蓄積するスタッカ11a〜
11nを定めるようにしても良い。
【0031】また、上記実施例では読取条件等を制御装
置17で記憶するようにしたが、例えばネットワーク等
を介して接続した外部記憶装置3aに記憶するようにし
ても良い。
【0032】また、原稿読取装置2a〜2nの機能設定
は、原稿読取単位記憶部174に記憶した原稿読取条件
を基に各原稿読取装置2a〜2nでそれぞれ設定するよ
うにしても良いし、プリントサーバ3で集中して設定す
るようにしても良い。
【0033】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、原稿の
搬送と読取を分離し、複数の原稿読取装置で読取条件の
異なった原稿を同時に処理できるようにしたので、原稿
の読取処理速度を速くできる。
【0034】また、一回の読取指示で指示された複数枚
の原稿を原稿挿入台から搬送してスタッカに蓄積してい
るときに、原稿を蓄積しているスタッカが原稿で満杯に
なったことを検出すると原稿挿入台に載置された残りの
原稿を空いているスタッカに搬送するので、原稿スタッ
カに蓄積できる枚数を越えて原稿の蓄積を指示した場合
でも蓄積処理を続行し、原稿の蓄積処理が中断されるこ
とを防止できる。
【0035】また、原稿の読取指示の際に入力された原
稿の読取条件と原稿の枚数及び原稿を蓄積した順番とを
記憶し、記憶した情報を基に各スタッカに蓄積した原稿
を原稿の読取指示単位毎に原稿読取装置に搬送するの
で、一つの読取指示単位の原稿が複数のスタッカに分か
れて蓄積された場合でも、原稿の順番等を換えることな
く原稿の読取指示単位毎に原稿読取装置に搬送できる。
【0036】さらに、操作表示部から入力された読取条
件又はジョブシートに記載された読取条件を基に既に記
憶した読取条件を変更し又は消去し、読取条件の変更な
どに対応するので、緊急に特定の原稿の複写が必要にな
った場合などに対応することができる。
【0037】さらに、既に蓄積した原稿に読取条件が同
一な原稿を追加して蓄積するのでので、容易に原稿の追
加をすることができるとともに、読取条件が同一の原稿
を同一スタッカに蓄積することができ、読取指示回数が
増えることによりスタッカの数が増加することを防止で
きる。
【0038】さらに、読取指示が入力されたときに全て
のスタッカが使用中である場合、原稿挿入台に載置され
た原稿を満杯になっていないスタッカに搬送し、各スタ
ッカの蓄積容量を有効に使うので、スタッカ数を少なく
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】原稿前処理装置を用いたシステムの機器構成図
である。
【図2】原稿読取前処理装置と原稿読取装置の斜視図で
ある。
【図3】原稿読取前処理装置の側断面図である。
【図4】制御装置の構成図である。
【図5】原稿読取装置の側断面図である。
【図6】原稿読取前処理装置の動作を示すフローチャー
トである。
【図7】原稿読取単位記憶部の構成を説明する説明図で
ある。
【図8】複写条件等を変更する場合のジョブシートの構
成図である。
【図9】原稿を追加する場合のジョブシートの構成図で
ある。
【符号の説明】
1 原稿読取前処理装置 2 原稿読取装置 4 プリンタ 10 原稿挿入台 11 スタッカ 17 制御装置 19 満杯検知部 171 主制御部 172 蓄積時搬送制御部 173 原稿読取単位記憶部 174 読取時搬送制御部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数台の原稿読取装置に原稿を搬送する
    原稿読取前処理装置において、複数のスタッカと満杯検
    出部と蓄積時搬送制御部と原稿読取単位記憶部と読取時
    搬送制御部を備え、各スタッカは原稿挿入台に載置され
    た原稿を原稿の読取指示があった単位に分けて一時的に
    蓄積し、満杯検出部はスタッカ毎にスタッカが原稿で満
    杯になったことを検出し、蓄積時搬送制御部は原稿挿入
    台に載置された原稿をスタッカに搬送するものであり、
    一回の読取指示で指示された複数の原稿をスタッカに蓄
    積しているときに満杯検出部が原稿を蓄積しているスタ
    ッカが原稿で満杯になったことを検出すると原稿挿入台
    に載置された残りの原稿を空いているスタッカに搬送
    し、原稿読取単位記憶部は原稿の読取指示単位毎に原稿
    を蓄積したスタッカと各スタッカに蓄積した原稿の読取
    指示時に入力された記憶条件と枚数及び蓄積された順番
    とを記憶し、読取時搬送制御部は原稿読取単位記憶部に
    記憶した情報を基に各スタッカに蓄積した原稿を原稿の
    読取指示単位毎に各原稿読取装置に搬送することを特徴
    とする原稿読取前処理装置。
  2. 【請求項2】 原稿読取単位記憶部に記憶した読取条件
    を操作表示部から入力した又はジョブシートから読み取
    った原稿の読取条件によって変更し又は消去する請求項
    1記載の原稿読取前処理装置。
  3. 【請求項3】 スタッカに蓄積された原稿に同一読取条
    件の原稿を追加して蓄積する請求項1記載の原稿読取前
    処理装置。
  4. 【請求項4】 蓄積時搬送制御部は空のスタッカがない
    場合、満杯検出部の検出結果を基に原稿挿入台に載置さ
    れた原稿を満杯になっていないスタッカに搬送する請求
    項1記載の原稿読取前処理装置。
JP7215534A 1995-08-02 1995-08-02 原稿読取前処理装置 Pending JPH0940305A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6307650B1 (en) 1997-10-31 2001-10-23 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Image reading apparatus
US7006249B2 (en) 2001-01-18 2006-02-28 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming system
JP2018052741A (ja) * 2016-09-21 2018-04-05 デュプロ精工株式会社 加工処理装置及びスタッカ装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6307650B1 (en) 1997-10-31 2001-10-23 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Image reading apparatus
US7006249B2 (en) 2001-01-18 2006-02-28 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming system
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